JP6968760B2 - 電柱劣化度推定方法、電柱劣化度推定装置、電柱、電柱荷重推定方法、及び、電柱荷重推定装置 - Google Patents

電柱劣化度推定方法、電柱劣化度推定装置、電柱、電柱荷重推定方法、及び、電柱荷重推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、電柱劣化度推定方法、電柱劣化度推定装置、電柱、電柱荷重推定方法、及び、電柱荷重推定装置に関する。
鉛直方向にて延在するように設置されるとともに、架線(例えば、電線、電話線、又は、通信ケーブル等)を空中にて支持する電柱として、鉄筋が埋設されたコンクリートにより構成されたコンクリート柱が知られている。電柱が支持する架線は、風を受ける。これにより、架線が、電柱の鉛直上方向における端部を水平方向にて引っ張るので、電柱には、一時的に大きな曲げ荷重が加えられることがある。
このような場合において、電柱が折損することを防止するため、電柱は、曲げ強度試験における破壊荷重が基準値以上であるように管理されることが多い。例えば、JIS(Japanese Industrial Standards) A5373において、破壊荷重が、ひび割れ試験荷重の2倍以上であることが定められている。なお、ひび割れ試験荷重は、設計荷重と呼ばれることがある。
ところで、鉄筋及びコンクリートは、時間の経過に伴って、強度が低下(換言すると、劣化)する。そこで、既設の電柱の劣化度(例えば、曲げ強度試験における破壊荷重)を非破壊で検出することが好適である。このため、例えば、特許文献1に記載の電柱劣化度推定方法においては、鉄筋のインピーダンスを検出し、検出されたインピーダンスに基づいて電柱の劣化度を推定する。
特開2002−345132号公報
しかしながら、例えば、鉄筋の劣化度とコンクリートの劣化度とが異なる場合等のように、鉄筋のインピーダンスが電柱の劣化度を高い精度にて反映しないこともある。このため、上記電柱劣化度推定方法においては、電柱の劣化度を高い精度にて推定できないことがあった。
本発明の目的の一つは、電柱の劣化度を高い精度にて推定することである。
一つの側面では、電柱劣化度推定方法は、
鉛直方向にて延在するように設置された電柱が撓むことに伴う塑性変形により生じた、上記電柱の水平方向における変位の量である残存撓み量を検出し、
上記電柱のうちの、上記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、
上記検出された残存撓み量と、上記検出されたクラックと、に基づいて、上記電柱の劣化度を推定する、ことを含む。
他の一つの側面では、電柱劣化度推定装置は、
鉛直方向にて延在するように設置された電柱が撓むことに伴う塑性変形により生じた、上記電柱の水平方向における変位の量であり且つ検出された残存撓み量と、上記電柱のうちの、上記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにて検出されたクラックと、に基づいて、上記電柱の劣化度を推定する推定部を備える。
他の一つの側面では、電柱は、鉛直方向にて延在するように設置される。
更に、この電柱は、
シート状であるとともに上記電柱の外周面に貼付され、且つ、上記外周面のうちの、貼付された領域にて生じたクラックに対応する部分にて変色するクラックセンサを複数備え、
上記複数のクラックセンサは、上記鉛直方向において互いに異なる複数の位置を有する。
他の一つの側面では、電柱荷重推定方法は、
鉛直方向にて延在するように設置された電柱のうちの、上記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、
上記検出されたクラックに基づいて、上記電柱に加えられた曲げ荷重を推定する、ことを含む。
他の一つの側面では、電柱荷重推定装置は、
鉛直方向にて延在するように設置された電柱のうちの、上記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにて検出されたクラックに基づいて、上記電柱に加えられた曲げ荷重を推定する推定部を備える。
電柱の劣化度を高い精度にて推定できる。
第1実施形態の電柱劣化度推定方法において劣化度が推定される対象である電柱の構成を表す図である。 第1実施形態の電柱劣化度推定装置の構成を表すブロック図である。 第1実施形態の電柱劣化度推定装置の機能を表すブロック図である。 第1実施形態の電柱劣化度推定方法における電柱の曲げ強度試験の説明図である。 曲げ荷重に対する、検出された最先位置の変化を表すグラフの一例である。 曲げ荷重に対する、検出された残存撓み量の変化を表すグラフの一例である。 電柱に加えられる曲げ荷重に対する残存撓み量の変化と、電柱の曲げ強度試験における破壊荷重と、の第2関係を表すグラフの一例である。 第1実施形態の電柱劣化度推定装置が第1特定情報を取得するための動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の電柱劣化度推定装置が第2特定情報を取得するための動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の電柱劣化度推定装置が劣化度を推定するための動作を表すフローチャートである。 第1実施形態の電柱劣化度推定方法において推定された推定値と、電柱の曲げ強度試験において測定された測定値と、の関係を表すグラフの一例である。 曲げ荷重に対する、検出されたクラック数の変化を表すグラフの一例である。 第3実施形態の電柱荷重推定装置の機能を表すブロック図である。
以下、本発明の、電柱劣化度推定方法、電柱劣化度推定装置、電柱、電柱荷重推定方法、及び、電柱荷重推定装置に関する各実施形態について図1乃至図13を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(概要)
第1実施形態の電柱劣化度推定方法は、鉛直方向にて延在するように設置された電柱が撓むことに伴う塑性変形により生じた、電柱の水平方向における変位の量である残存撓み量を検出し、電柱のうちの、鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、検出された残存撓み量と、検出されたクラックと、に基づいて、電柱の劣化度を推定する、ことを含む。
電柱のうちの、鉛直方向における複数の位置のそれぞれにおけるクラックの有無は、電柱に加えられた曲げ荷重と強い相関を有する。また、電柱に加えられた曲げ荷重に対する残存撓み量の変化は、電柱の劣化度と強い相関を有する。従って、電柱のうちの、鉛直方向における複数の位置のそれぞれにおけるクラックの有無と、残存撓み量と、電柱の劣化度と、は強い相関を有する。このため、上記電柱劣化度推定方法によれば、電柱の劣化度を高い精度にて推定できる。
次に、第1実施形態の電柱劣化度推定方法について、より詳細に説明する。
(構成)
図1に表されるように、x軸、y軸及びz軸を有する右手系の直交座標系を用いて、第1実施形態の電柱劣化度推定方法において劣化度が推定される対象である電柱1を説明する。本例では、z軸方向は、鉛直方向に一致する。
本例では、電柱1は、中心軸が鉛直方向にて延在する円錐台状である。電柱1の直径は、鉛直上方向へ向かうにつれて小さくなる。なお、電柱1は、円柱状であってもよい。例えば、電柱1は、遠心力鉄筋コンクリート管である。遠心力鉄筋コンクリート管は、コンクリートを遠心力によって締め固めることにより成形される。遠心力鉄筋コンクリート管は、ヒューム管と表されてもよい。
電柱1は、鉛直下方向における端部が地中に埋設されることにより、鉛直方向にて延在するように設置される。換言すると、電柱1は、地面GSよりも鉛直下方向に位置する部分(換言すると、地中に埋設される部分)である地中部11と、地面GSよりも鉛直上方向に位置する部分である地上部12と、を備える。電柱1のうちの、鉛直下方向における端REは、元口RE、又は、基端REと表されてもよい。また、電柱1のうちの、鉛直上方向における端LEは、末口LE、又は、先端LEと表されてもよい。
電柱1は、複数のクラックセンサ21を備える。各クラックセンサ21は、シート状である。各クラックセンサ21は、地上部12の外周面に貼付される。
各クラックセンサ21は、当該クラックセンサ21の表面に沿った方向にて所定の閾値力よりも大きい力が加えられた場合に不可逆的に変色する。本例では、各クラックセンサ21は、倉敷紡績株式会社製のKKクラックセンサ(登録商標)である。なお、各クラックセンサ21は、倉敷紡績株式会社製のKKクラックセンサ(登録商標)以外のクラックセンサであってもよい。
このような構成により、各クラックセンサ21は、地上部12の外周面のうちの、当該クラックセンサ21が貼付された領域にて、当該クラックセンサ21の貼付後にクラックが生じた場合には、当該生じたクラックに対応する部分にて変色する。
複数のクラックセンサ21は、鉛直方向において互いに異なる複数の位置を有する。本例では、複数のクラックセンサ21は、地上部12の外周面において、z軸方向に沿って延在する検出直線上に位置する。本例では、検出直線は、地上部12の外周面のうちの、y軸の負方向における端を構成する。
本例では、複数のクラックセンサ21は、検出直線に沿った方向にて互いに隣接する。なお、複数のクラックセンサ21は、一体であってもよい。また、複数のクラックセンサ21は、検出直線に沿った方向にて互いに隔てられていてもよい。
また、複数のクラックセンサ21は、互いに異なる複数の検出直線上に位置していてもよい。例えば、複数のクラックセンサ21は、地上部12の外周面のうちの、y軸の正方向における端を構成する第1検出直線と、地上部12の外周面のうちの、y軸の負方向における端を構成する第2検出直線と、からなる2つの検出直線上に位置していてもよい。また、複数のクラックセンサ21が位置する検出直線の数は、3以上であってもよい。
また、複数のクラックセンサ21は、地上部12の外周面において、螺旋状に位置していてもよい。
本例では、電柱1と、電柱1以外の図示されない電柱と、の間には、x軸方向にて延在する架線31が架設されている。例えば、架線31は、電線、電話線、又は、通信ケーブル等である。電柱1は、電柱1のうちの、鉛直上方向における端部にて架線31を支持する。
図2に表されるように、電柱劣化度推定装置5は、バスBUを介して互いに接続された、処理装置51、記憶装置52、入力装置53、及び、出力装置54を備える。
処理装置51は、記憶装置52に記憶されているプログラムを実行することにより、記憶装置52、入力装置53、及び、出力装置54を制御する。これにより、処理装置51は、後述する機能を実現する。
本例では、処理装置51は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、処理装置51は、CPUに代えて、又は、CPUに加えて、MPU(Micro Processing Unit)、又は、DSP(Digital Signal Processor)を含んでもよい。
本例では、記憶装置52は、揮発性メモリと不揮発性メモリとを含む。例えば、記憶装置52は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、半導体メモリ、有機メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、及び、SSD(Solid State Drive)の少なくとも1つを含む。
入力装置53は、電柱劣化度推定装置5の外部から情報を入力する。本例では、入力装置53は、キーボード及びマウスを備える。なお、入力装置53は、マイクロフォンを備えてもよい。
出力装置54は、電柱劣化度推定装置5の外部に情報を出力する。本例では、出力装置54は、ディスプレイを備える。なお、出力装置54は、スピーカを備えてもよい。
(機能)
図3に表されるように、電柱劣化度推定装置5の機能は、特定情報取得部501と、特定情報記憶部502と、残存撓み量取得部503と、クラック情報取得部504と、劣化度推定部505と、を含む。
特定情報取得部501は、第1特定情報と、第2特定情報と、を取得する。
第1特定情報は、電柱1に加えられる曲げ荷重と、電柱1に生じるクラックと、の第1関係を特定する情報である。第2特定情報は、電柱1に加えられる曲げ荷重に対する残存撓み量の変化と、電柱1の曲げ強度試験における破壊荷重と、の第2関係を特定する情報である。
本例では、電柱1の曲げ強度試験が行われることにより、第1特定情報、及び、第2特定情報が取得される基となる情報が取得される。本例では、電柱1の曲げ強度試験は、JIS A5373に従って、下記のように行われる。
図4に表されるように、x軸、y軸及びz軸を有する右手系の直交座標系を用いて、電柱1の曲げ強度試験を説明する。本例では、z軸方向は、鉛直方向に一致する。
本例では、電柱1は、x軸方向にて延在するように支持される。電柱1のうちの、元口RE側の端部(本例では、電柱1のうちの、電柱1が設置された場合における地中部11に対応する部分)は、地面に対して固定された固定台BFにより固定される。
複数のクラックセンサ21は、電柱1のうちの、固定台BFにより固定される部分以外の部分(本例では、電柱1のうちの、電柱1が設置された場合における地上部12に対応する部分)の外周面において、x軸方向に沿って延在する検出直線上に位置する。検出直線は、電柱1のうちの、固定台BFにより固定される部分以外の部分の外周面のうちの、y軸の負方向における端を構成する。複数のクラックセンサ21は、検出直線に沿った方向にて互いに隣接する。
電柱1は、電柱1のうちの、末口LE側の端部における荷重点PFにて、水平方向のうちの、電柱1が延在する方向に直交する方向(本例では、y軸の正方向)へ、曲げ荷重FCにて引っ張られる。
これにより、電柱1の外周面には、クラックが生じる。本例では、複数のクラックセンサ21を用いて、電柱1の外周面に生じたクラックが検出される。更に、検出されたクラックの位置に基づいて最先位置が検出される。最先位置は、クラックが検出された位置のうちの、末口LEに最も近い位置である。
また、電柱1は、撓むことに伴って塑性変形する。この塑性変形により生じた残存撓み量が検出される。本例では、残存撓み量は、電柱1が撓むことに伴う塑性変形により生じた、電柱1の末口LEの水平方向(本例では、y軸の正方向)における変位の量である。
このようにして、電柱1の曲げ強度試験が行われる。
本例では、互いに異なる複数の曲げ荷重のそれぞれに対して、電柱1の曲げ強度試験が行われる。
図5は、曲げ荷重に対する、検出された最先位置の変化を表すグラフの一例である。図5において、黒丸は、電柱1の曲げ強度試験において検出された値(換言すると、検出値)を表す。
特定情報取得部501は、電柱1の曲げ強度試験における検出値に基づいて、第1特定情報を取得する。
本例では、第1関係は、曲げ荷重Fと、最先位置Pと、の関係を定める数式1により表される。
Figure 0006968760
数式1において、fは、曲げ荷重Fを表す、最先位置Pの関数を表す。数式1において、α、β、及び、γのそれぞれは、第1関係を特定するパラメータである。換言すると、α、β、及び、γは、第1特定情報を構成する。本例では、特定情報取得部501は、最小二乗法を用いて第1特定情報を取得する。なお、特定情報取得部501は、最小二乗法以外の方法(例えば、最尤推定法等)を用いて第1特定情報を取得してもよい。
なお、第1関係は、数式1以外の数式により表されてもよい。
また、第1特定情報は、曲げ荷重Fと、最先位置Pと、からなるデータを複数含むデータ群であってもよい。この場合、データ群に含まれる複数のデータに基づいて補間(例えば、線形補間)されることにより第1関係が特定されてもよい。
更に、本例では、互いに異なる複数の破壊荷重をそれぞれ有する複数(本例では、2本)の電柱1から選択される電柱1と、互いに異なる複数の曲げ荷重から選択される曲げ荷重と、の互いに異なる複数の組み合わせのそれぞれに対して、電柱1の曲げ強度試験が行われる。例えば、電柱1の一部を欠損させることにより、当該電柱1の破壊荷重を変化させてよい。
図6は、曲げ荷重に対する、検出された残存撓み量の変化を表すグラフの一例である。図6において、黒丸は、第1破壊荷重を有する電柱1の曲げ強度試験における検出値を表す。図6において、黒四角は、第1破壊荷重よりも大きい第2破壊荷重を有する電柱1の曲げ強度試験における検出値を表す。
特定情報取得部501は、電柱1の曲げ強度試験における検出値に基づいて、第2特定情報を取得する。
本例では、第2関係は、第1破壊荷重を有する電柱1に対する、曲げ荷重Fと、残存撓み量Dと、の関係を定める数式2と、第2破壊荷重を有する電柱1に対する、曲げ荷重Fと、残存撓み量Dと、の関係を定める数式3と、により表される。
Figure 0006968760
Figure 0006968760
数式2において、gは、第1破壊荷重を有する電柱1に対する、曲げ荷重Fを表す、残存撓み量Dの関数を表す。数式3において、gは、第2破壊荷重を有する電柱1に対する、曲げ荷重Fを表す、残存撓み量Dの関数を表す。
数式2及び数式3において、κ、λ、κ、及び、λのそれぞれは、第2関係を特定するパラメータである。換言すると、κ、λ、κ、及び、λは、第2特定情報を構成する。本例では、特定情報取得部501は、最小二乗法を用いて第2特定情報を取得する。なお、特定情報取得部501は、最小二乗法以外の方法(例えば、最尤推定法等)を用いて第2特定情報を取得してもよい。
本例では、図7に表されるように、第2関係は、第1破壊荷重と第2破壊荷重との間の破壊荷重に対する、曲げ荷重Fと、残存撓み量Dと、の関係が、数式2により定められる関係と、数式3により定められる関係と、に基づいて補間(本例では、線形補間)される。
なお、第2関係は、3つ以上の破壊荷重のそれぞれに対する、曲げ荷重Fと、残存撓み量Dと、の関係を定める数式により表されてもよい。
また、第2関係は、数式2及び数式3以外の数式により表されてもよい。
また、第2特定情報は、破壊荷重と、曲げ荷重Fと、残存撓み量Dと、からなるデータを複数含むデータ群であってもよい。この場合、データ群に含まれる複数のデータに基づいて補間(例えば、線形補間)されることにより第2関係が特定されてもよい。
特定情報記憶部502は、特定情報取得部501により取得された、第1特定情報及び第2特定情報を記憶装置52に記憶させる。
なお、特定情報記憶部502は、第1特定情報及び第2特定情報を予め記憶装置52に記憶させていてもよい。この場合、電柱劣化度推定装置5の機能は、特定情報取得部501を含まなくてもよい。
また、特定情報記憶部502は、入力装置53を介して入力された、第1特定情報及び第2特定情報を記憶装置52に記憶させてもよい。この場合、電柱劣化度推定装置5の機能は、特定情報取得部501を含まなくてもよい。
残存撓み量取得部503は、残存撓み量を取得する。残存撓み量は、鉛直方向にて延在するように設置された電柱1が撓むことに伴う塑性変形により生じた、電柱1の末口LEの水平方向における変位の量である。本例では、残存撓み量取得部503は、入力装置53を介して残存撓み量を表す情報が入力されることにより、残存撓み量を取得する。なお、残存撓み量取得部503は、電柱1が撮影された画像が入力されるとともに、入力された画像に基づいて残存撓み量を取得してもよい。
クラック情報取得部504は、クラック情報を取得する。本例では、クラック情報は、最先位置を表す。本例では、クラック情報取得部504は、入力装置53を介して最先位置を表す情報が入力されることにより、クラック情報を取得する。なお、クラック情報取得部504は、電柱1に貼付された複数のクラックセンサ21が撮影された画像が入力されるとともに、入力された画像に基づいてクラック情報を取得してもよい。
劣化度推定部505は、特定情報記憶部502に記憶されている、第1特定情報及び第2特定情報と、残存撓み量取得部503により取得された残存撓み量と、クラック情報取得部504により取得されたクラック情報と、に基づいて、電柱1の劣化度を推定する。本例では、劣化度は、電柱1の曲げ強度試験における破壊荷重を表す。
本例では、劣化度推定部505は、数式4に基づいて、電柱1の劣化度を推定する。
Figure 0006968760
数式4において、ΔCは、破壊荷重変化量を表す。破壊荷重変化量は、電柱1の破壊荷重から第2破壊荷重を減じた値(換言すると、第2破壊荷重に対する、電柱1の破壊荷重の変化量)である。C、及び、Cは、第1破壊荷重、及び、第2破壊荷重をそれぞれ表す。Aは、残存撓み量取得部503により取得された残存撓み量を表す。Bは、クラック情報取得部504により取得されたクラック情報により表される最先位置を表す。
劣化度推定部505は、推定された電柱1の劣化度を、出力装置54を介して出力する。本例では、劣化度推定部505は、破壊荷重変化量ΔCに、第2破壊荷重Cを加えた値を、電柱1の劣化度として出力する。なお、本例では、劣化度推定部505は、破壊荷重変化量ΔCを、電柱1の劣化度として出力してもよい。
(動作)
次に、電柱劣化度推定装置5の動作について、図8乃至図10を参照しながら説明する。
先ず、互いに異なる複数の曲げ荷重のそれぞれに対して、電柱1の曲げ強度試験が行われることにより、電柱1に生じるクラックの最先位置が検出される(図8のステップS101)。次いで、電柱劣化度推定装置5は、検出された最先位置に基づいて、第1特定情報を取得する(図8のステップS102)。次いで、電柱劣化度推定装置5は、取得された第1特定情報を記憶する(図8のステップS103)。
また、互いに異なる複数の破壊荷重をそれぞれ有する複数の電柱1から選択される電柱1と、互いに異なる複数の曲げ荷重から選択される曲げ荷重と、の互いに異なる複数の組み合わせのそれぞれに対して、電柱1の曲げ強度試験が行われることにより、残存撓み量が検出される(図9のステップS201)。次いで、電柱劣化度推定装置5は、検出された残存撓み量に基づいて、第2特定情報を取得する(図9のステップS202)。次いで、電柱劣化度推定装置5は、取得された第2特定情報を記憶する(図9のステップS203)。
その後、鉛直方向にて延在するように設置された電柱1の残存撓み量が検出される。電柱劣化度推定装置5のユーザは、検出された残存撓み量を表す情報を、入力装置53を介して入力する。これにより、電柱劣化度推定装置5は、残存撓み量を取得する(図10のステップS301)。
また、鉛直方向にて延在するように設置された電柱1の最先位置が検出される。電柱劣化度推定装置5のユーザは、検出された最先位置を表す情報を、入力装置53を介して入力する。これにより、電柱劣化度推定装置5は、クラック情報を取得する(図10のステップS302)。
次いで、電柱劣化度推定装置5は、記憶されている、第1特定情報及び第2特定情報と、取得された残存撓み量と、取得されたクラック情報と、に基づいて、電柱1の劣化度を推定する(図10のステップS303)。
なお、第1特定情報の取得と、第2特定情報の取得と、は、上述した順序と逆の順序にて行われてもよい。
また、図10に表される処理において、残存撓み量の取得と、クラック情報の取得と、は、上述した順序と逆の順序にて行われてもよい。
以上、説明したように、第1実施形態の電柱劣化度推定方法は、鉛直方向にて延在するように設置された電柱1が撓むことに伴う塑性変形により生じた、電柱1の水平方向における変位の量である残存撓み量を検出し、電柱1のうちの、鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、検出された残存撓み量と、検出されたクラックと、に基づいて、電柱1の劣化度を推定する、ことを含む。
電柱1のうちの、鉛直方向における複数の位置のそれぞれにおけるクラックの有無は、電柱1に加えられた曲げ荷重と強い相関を有する。また、電柱1に加えられた曲げ荷重に対する残存撓み量の変化は、電柱1の劣化度と強い相関を有する。従って、電柱1のうちの、鉛直方向における複数の位置のそれぞれにおけるクラックの有無と、残存撓み量と、電柱1の劣化度と、は強い相関を有する。このため、第1実施形態の電柱劣化度推定方法によれば、電柱1の劣化度を高い精度にて推定できる。
更に、第1実施形態の電柱劣化度推定方法において、劣化度は、電柱1の曲げ強度試験における破壊荷重を表す。加えて、電柱劣化度推定方法は、電柱1に加えられる曲げ荷重と当該電柱1に生じるクラックとの第1関係を特定する第1特定情報と、電柱1に加えられる曲げ荷重に対する上記残存撓み量の変化と当該電柱1の曲げ強度試験における破壊荷重との第2関係を特定する第2特定情報と、検出された残存撓み量と、検出されたクラックと、に基づいて上記推定を行う。
これによれば、電柱1の曲げ強度試験における破壊強度を高い精度にて推定できる。
更に、第1実施形態の電柱劣化度推定方法は、上記クラックが検出された位置のうちの、電柱1の先端LE(換言すると、末口LE)に最も近い位置である最先位置に基づいて上記推定を行う。
最先位置と、電柱1に加えられた曲げ荷重と、は強い相関を有する。従って、第1実施形態の電柱劣化度推定方法によれば、電柱1の劣化度を高い精度にて推定できる。
更に、第1実施形態の電柱劣化度推定方法において、上記クラックの検出は、シート状であるとともに電柱1の外周面に貼付され、且つ、当該外周面のうちの、貼付された領域にて生じたクラックに対応する部分にて変色するクラックセンサ21を用いて行われる。
これによれば、クラックの有無を容易に認識できる。従って、第1実施形態の電柱劣化度推定方法によれば、電柱1の劣化度を容易に推定できる。
図11は、破壊荷重変化量の、電柱劣化度推定装置5により推定された推定値と、電柱1の曲げ強度試験において測定された測定値(換言すると、検出値)と、の関係を表すグラフの一例である。図11に表されるように、第1実施形態の電柱劣化度推定装置5によれば、電柱1の劣化度を高い精度にて推定できる。
なお、第1特定情報及び第2特定情報を取得するために行われる、電柱1の曲げ強度試験において用いられる電柱1と、劣化度が推定され対象である電柱1と、は、同一の製造方法により製造される、互いに異なる電柱1であってよい。
また、第1特定情報及び第2特定情報を取得するために行われる、電柱1の曲げ強度試験において用いられる電柱1と、劣化度が推定され対象である電柱1と、は、同一の形状を有する、互いに異なる電柱1であってよい。
また、第1実施形態の電柱劣化度推定方法において、クラックの検出は、クラックセンサ21を用いずに行われてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の電柱劣化度推定方法について説明する。第2実施形態の電柱劣化度推定方法は、第1実施形態の電柱劣化度推定方法に対して、最先位置に代えて、クラック数に基づいて劣化度を推定する点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
本例では、電柱1の曲げ強度試験において、電柱1の外周面に生じたクラックが検出され、検出されたクラックの位置に基づいてクラック数が検出される。クラック数は、クラックが検出された位置の総数である。
図12は、曲げ荷重に対する、検出されたクラック数の変化を表すグラフの一例である。図12において、黒丸は、電柱1の曲げ強度試験において検出された値(換言すると、検出値)を表す。
特定情報取得部501は、電柱1の曲げ強度試験における検出値に基づいて、第1特定情報を取得する。
本例では、第1関係は、曲げ荷重Fと、クラック数Nと、の関係を定める数式5により表される。
Figure 0006968760
数式5において、hは、曲げ荷重Fを表す、クラック数Nの関数を表す。数式5において、η、μ、及び、ξのそれぞれは、第1関係を特定するパラメータである。換言すると、η、μ、及び、ξは、第1特定情報を構成する。本例では、特定情報取得部501は、最小二乗法を用いて第1特定情報を取得する。なお、特定情報取得部501は、最小二乗法以外の方法(例えば、最尤推定法等)を用いて第1特定情報を取得してもよい。
なお、第1関係は、数式5以外の数式により表されてもよい。
また、第1特定情報は、曲げ荷重Fと、クラック数Nと、からなるデータを複数含むデータ群であってもよい。この場合、データ群に含まれる複数のデータに基づいて補間(例えば、線形補間)されることにより第1関係が特定されてもよい。
本例では、クラック情報取得部504は、最先位置に代えて、クラック数を表すクラック情報を取得する。
本例では、劣化度推定部505は、数式4に代えて、数式6に基づいて、電柱1の劣化度を推定する。
Figure 0006968760
数式6において、Mは、クラック情報取得部504により取得されたクラック情報により表されるクラック数を表す。
以上、説明したように、第2実施形態の電柱劣化度推定方法によっても、第1実施形態の電柱劣化度推定方法と同様の作用及び効果が奏される。
また、第2実施形態の電柱劣化度推定方法は、クラックが検出された位置の総数であるクラック数に基づいて劣化度の推定を行う。
クラック数と、電柱1に加えられた曲げ荷重と、は強い相関を有する。従って、第2実施形態の電柱劣化度推定方法によれば、電柱1の劣化度を高い精度にて推定できる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の電柱荷重推定方法について説明する。第3実施形態の電柱荷重推定方法は、第1実施形態の電柱劣化度推定方法に対して、劣化度に代えて、電柱に加えられた曲げ荷重を推定する点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
上述のように、第1実施形態及び第2実施形態の電柱劣化度推定方法は、電柱1の劣化度を推定する。例えば、電柱1の劣化度は、電柱1の建替えの要否を判断するために用いられる。
ところで、既設の電柱1には、電柱1が支持する架線の重さ、及び、当該架線が風を受けることにより、曲げ荷重が加えられる。この曲げ荷重は、電柱1が設置される位置に応じて、比較的大きく異なりやすい。このため、電柱1に実際に加えられる曲げ荷重に応じて、電柱1の形状及び構造が決定されることが好適である。
そこで、第3実施形態の電柱荷重推定方法は、電柱1に加えられた曲げ荷重を推定する。これにより、例えば、推定された曲げ荷重に基づいて、電柱1が設置された位置に適切な電柱1の形状及び構造を決定できる。
第3実施形態の電柱荷重推定装置は、第1実施形態の電柱劣化度推定装置5と同様の構成を有する。
図13に表されるように、電柱荷重推定装置6の機能は、特定情報取得部601と、特定情報記憶部602と、クラック情報取得部603と、荷重推定部604と、を含む。
特定情報取得部601は、第2取得情報を取得しない点を除いて、第1実施形態の特定情報取得部501と同様の機能を有する。
特定情報記憶部602は、第2取得情報を記憶しない点を除いて、第1実施形態の特定情報記憶部502と同様の機能を有する。
クラック情報取得部603は、第1実施形態のクラック情報取得部504と同様の機能を有する。本例では、クラック情報取得部603は、最先位置を表すクラック情報を取得する。
荷重推定部604は、特定情報記憶部602に記憶されている第1特定情報と、クラック情報取得部603により取得されたクラック情報と、に基づいて、電柱1に加えられた曲げ荷重を推定する。本例では、荷重推定部604は、数式1に基づいて、電柱1に加えられた曲げ荷重を推定する。
以上、説明したように、第3実施形態の電柱荷重推定方法は、鉛直方向にて延在するように設置された電柱1のうちの、鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、検出されたクラックに基づいて、電柱1に加えられた曲げ荷重を推定する、ことを含む。
電柱1のうちの、鉛直方向における複数の位置のそれぞれにおけるクラックの有無は、電柱1に加えられた曲げ荷重と強い相関を有する。このため、第3実施形態の電柱荷重推定方法によれば、電柱1に加えられた曲げ荷重を高い精度にて推定できる。
なお、第2実施形態の電柱荷重推定方法において、最先位置に代えて、クラック数に基づいて、電柱1に加えられた曲げ荷重が推定されてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において当業者が理解し得る様々な変更が加えられてよい。
1 電柱
11 地中部
12 地上部
21 クラックセンサ
31 架線
5 電柱劣化度推定装置
51 処理装置
52 記憶装置
53 入力装置
54 出力装置
501 特定情報取得部
502 特定情報記憶部
503 残存撓み量取得部
504 クラック情報取得部
505 劣化度推定部
6 電柱荷重推定装置
601 特定情報取得部
602 特定情報記憶部
603 クラック情報取得部
604 荷重推定部
BF 固定台
BU バス
GS 地面
LE 末口
RE 元口

Claims (10)

  1. 鉛直方向にて延在するように設置された電柱が撓むことに伴う塑性変形により生じた、前記電柱の水平方向における変位の量である残存撓み量を検出し、
    前記電柱のうちの、前記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、
    前記検出された残存撓み量と、前記検出されたクラックと、に基づいて、前記電柱の劣化度を推定する、
    ことを含む、電柱劣化度推定方法。
  2. 請求項1に記載の電柱劣化度推定方法であって、
    前記劣化度は、前記電柱の曲げ強度試験における破壊荷重を表し、
    電柱に加えられる曲げ荷重と当該電柱に生じるクラックとの第1関係を特定する第1特定情報と、電柱に加えられる曲げ荷重に対する前記残存撓み量の変化と当該電柱の曲げ強度試験における破壊荷重との第2関係を特定する第2特定情報と、前記検出された残存撓み量と、前記検出されたクラックと、に基づいて前記推定を行う、電柱劣化度推定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電柱劣化度推定方法であって、
    前記クラックが検出された位置のうちの、前記電柱の先端に最も近い位置である最先位置に基づいて前記推定を行う、電柱劣化度推定方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電柱劣化度推定方法であって、
    前記クラックが検出された位置の総数であるクラック数に基づいて前記推定を行う、電柱劣化度推定方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電柱劣化度推定方法であって、
    前記クラックの検出は、シート状であるとともに前記電柱の外周面に貼付され、且つ、前記外周面のうちの、貼付された領域にて生じたクラックに対応する部分にて変色するクラックセンサを用いて行われる、電柱劣化度推定方法。
  6. 鉛直方向にて延在するように設置された電柱が撓むことに伴う塑性変形により生じた、前記電柱の水平方向における変位の量であり且つ検出された残存撓み量と、前記電柱のうちの、前記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにて検出されたクラックと、に基づいて、前記電柱の劣化度を推定する推定部を備える、電柱劣化度推定装置。
  7. 鉛直方向にて延在するように設置された電柱のうちの、前記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、
    前記クラックが検出された位置のうちの、前記電柱の先端に最も近い位置である最先位置に基づいて、前記電柱に加えられた曲げ荷重の値を推定する、
    ことを含む、電柱荷重推定方法。
  8. 鉛直方向にて延在するように設置された電柱のうちの、前記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにて検出されたクラックの位置の中で前記電柱の先端に最も近い位置である最先位置に基づいて、前記電柱に加えられた曲げ荷重の値を推定する推定部を備える、電柱荷重推定装置。
  9. 鉛直方向にて延在するように設置された電柱のうちの、前記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにてクラックを検出し、
    前記クラックが検出された位置の総数であるクラック数に基づいて、前記電柱に加えられた曲げ荷重の値を推定する、
    ことを含む、電柱荷重推定方法。
  10. 鉛直方向にて延在するように設置された電柱のうちの、前記鉛直方向において互いに異なる複数の位置のそれぞれにて検出されたクラックの位置の総数であるクラック数に基づいて、前記電柱に加えられた曲げ荷重の値を推定する推定部を備える、電柱荷重推定装置。
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