JP6968733B2 - 改装サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、建物に設けられている既設窓を改装するための改装サッシに関する。
従来、既設の窓を改装する方法として、カバー工法が採用されている。このカバー工法によって改装された改装サッシでは、建物の開口部に取り付けられた既設枠に対して、その内周側を覆うように新設枠が取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−94771号公報
改装サッシには、既設枠の内周側に、新設枠を取り付ける際の取付け面を形成するベース材が取り付けられるものがある。ベース材は、既設上枠、既設下枠及び既設縦枠にそれぞれ取り付けられる。ベース材が既設上枠及び既設下枠に取り付けられる場合は、ベース材は、既設上枠及び既設下枠に元々設けられているガイドレール等の立壁部を利用して固定される。
ベース材を、既設上枠の立壁部に対して、屋内側から取付けねじを用いて固定する際は、図10に示すように、ベース材600の裏面に設けられる取付け部材602を立壁部111a、111bに装着し、これら取付け部材602及び立壁部111a、111bを貫通するように、取付けねじ601a、601bを屋内側から斜めにねじ込む必要がある。このとき、固定部位が屋内側に近接した位置にある場合、特に屋内側の取付けねじ601bが、既設上枠110の屋内側に配置される額縁部材500等と干渉してしまい、取り付けが困難である問題があった。
このような問題は、既設枠が建物の開口部の屋外側に取り付けられる外付けタイプである場合に特に顕著に見られる。外付けタイプにおいて、ベース材を取り付けるための既設上枠の立壁部の突出高さは、立壁部よりも屋内側に配置される額縁部材等よりも低いためである。また、外付けタイプではない場合でも、既設上枠の立壁部が、新設枠の取り付けに際して短く切断加工される場合には、上記同様の問題が発生し得る。
そこで、本発明は、既設上枠に新設上枠を取り付けるためのベース材を、既設上枠に対して屋内側から容易に取り付けることができる改装サッシを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る改装サッシは、建物の開口部(例えば、後述の開口部2)に取り付けられた既設上枠(例えば、後述の既設上枠110)の内周側に取り付けられるベース材(例えば、後述の上枠ベース材130)と、前記既設上枠の内周側を覆うように前記ベース材に取り付けられる新設上枠(例えば、後述の新設上枠120)と、を備える改装サッシ(例えば、後述の改装サッシ1)であって、前記既設上枠は、下方に向けて立設される立壁部(例えば、後述のガイドレール111a、111b)を有し、前記ベース材は、前記立壁部に取り付けられる取付け部材(例えば、後述の取付け部材132)を有し、前記取付け部材は、前記立壁部を屋内側及び屋外側から挟むように配置される屋内側挟持片(例えば、後述の屋内側挟持片132f)及び屋外側挟持片(例えば、後述の屋外側挟持片132g)を有し、前記立壁部と前記屋内側挟持片又は屋外側挟持片との間から前記立壁部の立設方向に沿って挿入された取付けねじ(例えば、後述の取付けねじ133a)と、前記屋外側挟持片又は前記屋内側挟持片と、の間で前記立壁部が挟持されることにより、前記立壁部に取り付けられている。
(2) (1)に記載の改装サッシにおいて、前記立壁部は、既設障子用のガイドレール(例えば、後述のガイドレール111a、111b)であることが好ましい。
本発明は、既設上枠に新設上枠を取り付けるためのベース材を、既設上枠に対して屋内側から容易に取り付けることができる改装サッシを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る改装サッシを屋外側から見た正面図である。 図1に示す改装サッシの縦断面図である。 図1に示す改装サッシの横断面図である。 図2に示す改装サッシの上枠部分の拡大縦断面図である。 図2に示す改装サッシの下枠部分の拡大縦断面図である。 図3に示す改装サッシの一方の縦枠部分の拡大横断面図である。 図3に示す改装サッシの他方の縦枠部分の拡大横断面図である。 上枠ベース材を下から見上げた状態を示す底面図である。 図8のA−A線に沿って上枠ベース材を分解して示す断面図である。 従来の上枠ベース材の取付け構造を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る改装サッシを屋外側から見た正面図であり、図2は、図1に示す改装サッシの縦断面図であり、図3は、図1に示す改装サッシの横断面図である。図4は、図2に示す改装サッシの上枠部分の拡大縦断面図であり、図5は、図2に示す改装サッシの下枠部分の拡大縦断面図である。図6は、図3に示す改装サッシの一方の縦枠部分の拡大横断面図であり、図7は、図3に示す改装サッシの他方の縦枠部分の拡大横断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に示す改装サッシ1は、建物の開口部2に納められる引違い窓タイプの改装サッシである。改装サッシ1は、上枠100と、下枠200と、左右一対の縦枠300、400により矩形に枠組みされた窓枠10と、この窓枠10にスライド可能に納められる引違い用の2枚の障子20、20と、障子20、20の屋外側において、窓枠10にスライド可能に納められる1枚の網戸30と、を備える。建物の開口部2の内周面には四周に亘って額縁部材500が設けられている。本実施形態に示す窓枠10は、開口部2の屋外側に取り付けられる外付けタイプの窓枠である。
なお、本実施形態では、上枠100側の額縁部材500は既設窓の鴨居501により構成される。下枠200側の額縁部材500は既設窓の敷居502により構成される。鴨居501及び敷居502の溝部は、予め木材等によって埋められている。縦枠300、400側の額縁部材500は、それぞれ既設窓の縦側に配置される柱材503、504により構成される。
各障子20は、図4、図5に示すように、屋外側及び屋内側に配置される2枚のガラス21、21と、これら2枚のガラス21、21で挟持されたスペーサ22と、を備える複層ガラスからなり、優れた断熱性を有する。
図2に示すように、上枠100は、既設上枠110と、新設上枠120と、上枠ベース材130と、を含んで構成される。
既設上枠110は、建物の開口部の上側部に取り付けられ、下方に向けて立設される立壁部である既設障子用のガイドレール111a、111bと、ガイドレール111a、111bよりも屋外側の端部に、下方に向けて延びる屋外側壁部112と、を有する。既設上枠110の屋内側は額縁部材500に固定されている。
新設上枠120は、上枠ベース材130を間に挟んで、既設上枠110の内周側に取り付けられる。図4に示すように、新設上枠120は、下方に向けて立設される引違いの2枚の障子20、20用のガイドレール121a、121bと、網戸30用のガイドレール121cとを有する。ガイドレール121a、121bには、障子20の上端部が係合している。ガイドレール121cには、網戸30の上端部が係合している。
新設上枠120は、屋外側の端部に、上方に向けて延びる屋外側壁部122を有する。屋外側壁部122は、既設上枠110の屋外側壁部112と略平行に延びており、屋外側壁部112の屋外側を覆い隠すように配置されている。
新設上枠120は、上枠ベース材130との間にスペーサ部材140を介して、取付けねじ123a、123bによって上枠ベース材130に固定される。屋外側に配置される取付けねじ123aは、新設上枠120からスペーサ部材140及び上枠ベース材130を貫通しているが、既設上枠110は貫通していない。屋内側に配置される取付けねじ123bは、新設上枠120からスペーサ部材140及び上枠ベース材130を貫通し、額縁部材500の内周面500aにねじ込まれている。
上枠ベース材130は、既設上枠110の内周側に配置され、既設上枠110と新設上枠120との間に介在される。上枠ベース材130は、既設上枠110の長さに比べて十分に短い長さに形成された金属製の板状部材からなり、上枠ベース材130の裏面に設けられる取付け部材132によって、既設上枠110のガイドレール111a、111bを利用して取り付けられる。上枠ベース材130は、既設上枠110の長さ方向に間隔をおいて複数取り付けられる。これにより、各上枠ベース材130は、既設上枠110の内周側(下側)に、新設上枠120のための略平坦な取付け面を形成する。新設上枠120は、この上枠ベース材130の表面(下面)に対して取り付けられる。なお、上枠ベース材130を既設上枠110に対して取り付けるための具体的構造については後述する。
下枠200は、既設下枠210と、新設下枠220と、下枠ベース材230と、を含んで構成される。
既設下枠210は、建物の開口部の下側部に取り付けられており、上方に向けて立設される既設障子用のガイドレール211a、211bと、既設下枠210の屋外側の端部に、上下方向に延びる屋外側壁部212と、を有する。既設下枠210の屋内側は、額縁部材500に固定されている。
新設下枠220は、下枠ベース材230を挟んで、既設下枠210の内周側に取り付けられる。新設下枠220は、上方に向けて立設される引違いの2枚の障子20、20用のガイドレール221a、221bと、網戸30用のガイドレール221cとを有する。ガイドレール221a、221bには、障子20の下端部が係合している。ガイドレール221cには、網戸30の下端部が係合している。
新設下枠220は、屋外側の端部に、下方に向けて延びる屋外側壁部222を有する。屋外側壁部222は、既設下枠210の屋外側壁部212と略平行に延びており、屋外側壁部212の屋外側を覆い隠すように配置されている。
新設下枠220は、取付けねじ223によって下枠ベース材230に固定される。取付けねじ223は、新設下枠220から下枠ベース材230を貫通しているが、既設下枠210は貫通していない。
下枠ベース材230は、既設下枠210の内周側に配置され、既設下枠210と新設下枠220との間に介在される。下枠ベース材230は、2枚の障子20、20の荷重を受けるため、下枠200の長さ方向に亘って延びる金属製の板状部材からなる。下枠ベース材230の屋外側は、既設下枠210の屋外側のガイドレール211a上に載置され、屋内側は、ブラケット231によって既設下枠210の屋内側のガイドレール211bに取り付けられている。これにより、下枠ベース材230は、既設下枠210の内周側(上側)に、新設下枠220のための略平坦な取付け面を形成する。新設下枠220は、この下枠ベース材230の表面(上面)に対して取り付けられる。
図3に示すように、左右の縦枠300、400は、既設縦枠310、410と、新設縦枠320、420と、縦枠ベース材330、430と、を含んで構成される。
既設縦枠310、410は、建物の開口部2の屋外側の左右縦側部にそれぞれ取り付けられている。既設縦枠310、410は、図6、図7に示すように、内側に向けて突出する複数のフィン311a、311b、411a、411b、411cを有する。既設縦枠310、410の屋内側は、額縁部材500に固定されている。
新設縦枠320、420は、縦枠ベース材330、430を間に挟んで、既設縦枠310、410の内周側に取り付けられる。新設縦枠320、420は、屋外側の端部に、左右の外側方に向けて延びる屋外側壁部321、421を有する。屋外側壁部321、421は、既設縦枠310、410の屋外側を覆い隠すように配置されている。
新設縦枠320、420は、スペーサ部材340、440を介して、取付けねじ322、422によって縦枠ベース材330、430に固定される。取付けねじ322、422は、新設縦枠320、420からスペーサ部材340、440及び縦枠ベース材330、430を貫通しているが、既設縦枠310、410は貫通していない。
縦枠ベース材330、430は、既設縦枠310、410の内周側に配置され、既設縦枠310、410と新設縦枠320、420との間に介在される。縦枠ベース材330、430は、それぞれ新設縦枠320、420の長さに比べて十分に短い長さに形成された金属製の板状部材からなる。縦枠ベース材330、430は、既設縦枠310、410の長さ方向に間隔をおいて、既設縦枠310、410の内周側に複数取り付けられる。これにより、各縦枠ベース材330、430は、既設縦枠310、410の内周側に、新設縦枠320、420のための略平坦な取付け面を形成する。新設縦枠320、420は、この縦枠ベース材330、430の表面に対して取り付けられる。
縦枠ベース材330、430の取付け構造について更に説明する。
先ず、縦枠ベース材330、430の屋外側は、既設縦枠310、410に設けられた最も屋外側のフィン311a、411aを利用して既設縦枠310、410に取り付けられる。即ち、縦枠ベース材330、430の屋外側の裏面には、これらのフィン311a、411aを挟むように平行に立設される一対の取付け片331、431を有する。
取付け片331、431の間には、フィン311a、411aを挟んだ状態で、縦枠ベース材330、430の表面側から、フィン311a、411a及び取付け片331、431の立設方向に沿って取付けねじ332、432がねじ込まれている。これにより、取付け片331、431(本実施形態では取付け片331、431の屋外側の取付け片の内面)と取付けねじ332、432との間でフィン311a、411aが挟持され、縦枠ベース材330、430の屋外側が既設縦枠310、410に固定される。
一方、縦枠ベース材330、430の屋内側は、ブラケット333、433によって既設縦枠310、410の内周面に固定される。
以上の構成を備える窓枠10は、上枠100、下枠200及び左右の縦枠300、400により矩形に枠組みされる。これにより、改装サッシ1の新設枠(新設上枠120、新設下枠220及び新設縦枠320、420)は、各ベース材130、230、330、430を介して、既設枠(既設上枠110、既設下枠210及び既設縦枠310、410)の内周側を覆うように取り付けられる。
本実施形態に示す窓枠10において、新設上枠120、新設下枠220及び新設縦枠320、420は、アルミ等の金属材からなるが、これら新設上枠120、新設下枠220及び新設縦枠320、420の屋内側に、それぞれ樹脂アングル部材150、250、350、450を有する。これにより、窓枠10は断熱性を有する。
樹脂アングル部材150、250、350、450は、それぞれ額縁部材500との間に間隔を有して配置され、それぞれアングルカバー151、251、351、451が装着されている。また、アングルカバー151、251、351、451と額縁部材500の内周面500aとの境目は、額縁部材500に固定されるL型の見切り材152、252、352、452によって遮蔽されている。
次に、上枠ベース材130を既設上枠110に対して取り付けるための具体的構造について、図4、図8、図9を参照して説明する。図8は、上枠ベース材130を下から見上げた状態を示す底面図であり、図9は、図8のA−A線に沿って上枠ベース材130を分解して示す断面図である。図4に示すように、上枠ベース材130は、既設上枠110の内周側を屋内外方向に亘って覆うベース材本体131と、ベース材本体131の裏面(既設上枠110側の面)にベース材本体131と別体に設けられる取付け部材132と、を有する。
図9に示すように、ベース材本体131は、ベース材本体131の屋外側の端部から既設上枠110に向けて立ち上がる立ち上り片131aを一体に有する。立ち上り片131aの上端には、屋内側に向けてベース材本体131と略平行に延び、取付け部材132が取り付けられる取付け片131bを一体に有する。また、ベース材本体131には、取付け部材132をねじ留めするための屋内外方向に長い一対の長穴131fを有する。
取付け片131bの幅(屋内外方向の長さ)は、既設上枠110のガイドレール111a、111b間の幅よりも小さく形成されている。取付け片131bには、屋内外方向に長い長穴131cが形成されている。
立ち上り片131aの途中には、屋外側に向けてL型に張り出す溝部131dを有する。溝部131dは、上方(既設上枠110側)に向けて開放する形状を有し、図4に示すように、既設上枠110の屋外側のガイドレール111aの下端部を収容し得るように形成されている。
取付け片131bと溝部131dとの連結部位は、溝部131dから取付け片131bにかけて屋内側に向けて斜めに傾斜している。この連結部位には、ベース材本体131を既設上枠110の屋外側のガイドレール111aに対して屋内側から斜め上方に向けてねじ留めするためのねじ穴131eが形成されている。
なお、図8に示すように、ベース材本体131において、溝部131dから上側の部位は、ベース材本体131の長さ(図8の上下方向の長さ)よりも長尺に形成されており、ベース材本体131の長さ方向の両端部からそれぞれ張り出している。長穴131c及びねじ穴131eは、ベース材本体131の両端部から張り出した部位にそれぞれ配置されている。
取付け部材132は、ベース材本体131の立ち上り片131aよりも屋内側に配置される。ベース材本体131の裏面に取り付けられる脚部132aと、脚部132aの上端部から屋外側に向けて、ベース材本体131の取付け片131bと略平行に延びる取付け板部132bと、を有する。
脚部132aの下端部は屋内側に向けて延び、ベース材本体131の裏面に当接する当接部132cを一体に有する。当接部132cには、ベース材本体131に形成される各長穴131fに一致する位置に、それぞれねじ穴132dが形成されている。
取付け板部132bの幅(屋内外方向の長さ)は、既設上枠110のガイドレール111a、111b間の幅よりも小さく形成されている。取付け板部132bには、ベース材本体131の取付け片131bの長穴131cに対応するように、ねじ穴132eが形成されている。
取付け部材132は、既設上枠110の屋内側のガイドレール111bを屋内側及び屋外側から挟むように配置される屋内側挟持片132fと屋外側挟持片132gとを有する。
屋内側挟持片132fは、脚部132aの途中から屋内側にL型に張り出すように配置され、既設上枠110のガイドレール111bの立設方向に沿って上方(既設上枠110側)に向けて延びている。これにより、脚部132aの屋内側に、上方に向けて開放する形状の溝が形成される。屋内側挟持片132fの下端部と脚部132aとを接続する溝底部132hには、ねじ穴132iが形成されている。
屋外側挟持片132gは、取付け板部132bの屋内側の端部から、既設上枠110のガイドレール111bの立設方向に沿って上方(既設上枠110側)に向けて延びている。本実施形態では、取付け部材132の脚部132aと取付け板部132bとの連結部位は、脚部132aから取付け板部132bにかけて屋外側に向けて斜めに傾斜しているが、屋外側挟持片132gの屋内側の側面は、脚部132aの屋内側の側面と同一面とされている。従って、屋外側挟持片132gは、脚部132aから一体に連続して延びるように形成されてもよい。屋外側挟持片132gが、脚部132aから一体に連続して延びるように形成される場合は、必ずしも取付け板部132bから上方に突出していなくてもよい。
なお、図8に示すように、取付け部材132において、屋内側挟持片132fから上側の部位は、ベース材本体131の長さ(図8の上下方向の長さ)よりも長尺に形成されており、ベース材本体131の長さ方向の両端部からそれぞれ張り出している。ねじ穴132e、132iは、ベース材本体131の両端部から張り出した部位にそれぞれ配置されている。
かかる構成を有する上枠ベース材130を既設上枠110に取り付ける際は、先ず、取付け部材132が既設上枠110に取り付けられる。具体的には、取付け部材132の取付け板部132bが、既設上枠110のガイドレール111a、111bの間に挿入されると共に、屋内側挟持片132fと屋外側挟持片132gとの間に既設上枠110の屋内側のガイドレール111bの下端部が挟まれるように収容される。このとき、ガイドレール111bは、屋外側挟持片132gと接するように配置されている。この状態で、溝底部132hのねじ穴132iに対して、図4に示すように、略垂直方向の下方から取付けねじ133aがねじ込まれる。
ここで、屋内側挟持片132fと屋外側挟持片132gとの間隔は、ガイドレール111bの厚みと取付けねじ133aのねじ山部分の外径とを足した寸法よりも僅かに狭く設定されている。従って、取付けねじ133aがガイドレール111bと屋内側挟持片132fとの間にねじ込まれると、ガイドレール111bは、屋外側挟持片132gと取付けねじ133aとの間で挟着される。このとき、取付けねじ133aのねじ山は、ガイドレール111bと屋内側挟持片132fにそれぞれ食い込むので、取付けねじ133aが抜け落ちることはなく、取付け部材132をガイドレール111bにしっかりと固定することができる。
また、この取付けねじ133aは、ねじ穴132iに対して、ガイドレール111bの立設方向に沿って、下方から略垂直上向きにねじ込むことができるため、従来のように額縁部材500等が取り付けの支障となることはなく、取付け部材132を屋内側から容易に取り付けることができる。
このようにして取付け部材132が既設上枠110に取り付けられた後、既設上枠110の屋外側のガイドレール111aに対してベース材本体131が取り付けられる。具体的には、ベース材本体131の取付け片131bが、既設上枠110のガイドレール111a、111bの間に挿入される。取付け片131bが取付け部材132の取付け板部132bと重ねられると共に、ベース材本体131が、取付け部材132の脚部132aの当接部132cと当接する。このとき、溝部131d内に、既設上枠110の屋外側のガイドレール111aの下端部が収容される。
この状態で、屋内側から斜め上方に向けてベース材本体131のねじ穴131eに取付けねじ133bが挿入される。取付けねじ133bは、溝部131dに収容されるガイドレール111bに対してねじ込まれる。これにより、ベース材本体131の屋外側がガイドレール111bに固定される。
次いで、図4に示すように、重ねられた取付け片131bの長穴131cと取付け板部132bのねじ穴132eとに亘って、取付けねじ133cがねじ込まれ、ベース材本体131と取付け部材132とが固定される。また、ベース材本体131の長穴131fと取付け部材132のねじ穴132dとに亘って、取付けねじ133dがねじ込まれ、ベース材本体131と取付け部材132とが固定される。更に、ベース材本体131の屋内側の端部に形成されたねじ穴131gに、取付けねじ133eがねじ込まれ、額縁部材500に固定される。これにより、上枠ベース材130が既設上枠110に取り付けられる。
本実施形態では、上枠ベース材130は、既設上枠110の既設障子用のガイドレール111a、111bを利用して取り付けられるように構成されている。これにより、既設障子用のガイドレール111a、111bをそのまま利用して、上枠ベース材130を容易に取り付けることができるが、上枠ベース材130が取り付けられる部位は、既設上枠110から下方に向けて立設される立壁部であればよく、既設障子用のガイドレールに限定されない。
また、本実施形態では、開口部2の屋外側に配置される外付けタイプの窓枠10を例示したが、本発明における窓枠は必ずしも外付けタイプに限定されない。
1 改装サッシ
2 開口部
110 既設上枠
111a、111b ガイドレール(立壁部)
120 新設上枠
130 上枠ベース材(ベース材)
132 取付け部材
132f 屋内側挟持片
132g 屋外側挟持片
133a 取付けねじ

Claims (2)

  1. 建物の開口部に取り付けられた既設上枠の内周側に取り付けられるベース材と、前記既設上枠の内周側を覆うように前記ベース材に取り付けられる新設上枠と、を備える改装サッシであって、
    前記既設上枠は、下方に向けて立設される立壁部を有し、
    前記ベース材は、前記立壁部に取り付けられる取付け部材を有し、
    前記取付け部材は、前記立壁部を屋内側及び屋外側から挟むように配置される屋内側挟持片及び屋外側挟持片を有し、前記立壁部と前記屋内側挟持片又は屋外側挟持片との間から前記立壁部の立設方向に沿って挿入された取付けねじと、前記屋外側挟持片又は前記屋内側挟持片と、の間で前記立壁部が挟持されることにより、前記立壁部に取り付けられている、改装サッシ。
  2. 前記立壁部は、既設障子用のガイドレールである、請求項1に記載の改装サッシ。
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