JP6968232B2 - ストレッチャー分離型ベッド - Google Patents

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本発明は、ベッド本体から分離可能なストレッチャーを有するストレッチャー分離型ベッドに関するものである。
介護を要する被介護者に対するベッドから車椅子への移乗作業は作業者にとって負担が大きく、介護スタッフに対する負担軽減が今後の課題となっている。介護現場と同様に腎臓透析などの医療の現場においても介護が必要な透析患者に対するベッドから車椅子や透析ベッドへの移乗作業は医療スタッフにとって負担が大きく、医療スタッフに対する負担軽減が今後の課題となっている。また、透析患者に対しても、移乗作業は、日常生活のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)向上のため重要なものとなっている。
上記課題を解決するための移乗支援機器として、ベッド本体から分離可能な半ベッド部を有して、半ベッド部が車輪を備えて移動可能としたものが知られている(たとえば、特許文献1、2参照。)。図8は特許文献1に記載された従来の介護用ベッドを示す図である。図9は特許文献2に記載された従来の介護用ベッドを示す図である。
図8によれば、ベッド本体101から分離した半ベッド部102の座部付近に車輪103を設けて、移動可能としたものである。
また、図9によれば、ベッド本体111から分離した半ベッド部112は車椅子であって、車椅子112は、座面に、自在輪である前輪113、後輪とともに固定輪である走行輪114を備え、車椅子姿勢では走行輪114が下方となり、フラット姿勢では走行輪114が上方となる位置構成により移動可能としたものである。
特開2002−58709号 特許第5326047号
しかしながら、前記発明(特許文献1)の構成では、分離した半ベッド部102は車輪103が座部付近にのみ設けているために、半ベッド部102のうち、背部又は脚部に荷重が集中した場合に、半ベッド部102がバランスをくずして、転倒の恐れがあるという課題を有している。また、前記発明(特許文献2)の構成では、分離形態が車椅子112に限定した構成であり、かつフラット姿勢にした際に、車椅子112の前輪側のみ前方に移動して車輪間隔が広がる構成であるが、後輪114は固定のため、車椅子112の脚部に偏荷重がかかると、車椅子112がバランスをくずして転倒の恐れがあるという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡便な方法で転倒の恐れを抑制し、安全に移動させることができるストレッチャー分離型ベッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の1つの態様にかかるストレッチャー分離型ベッドは、ストレッチャーと、前記ストレッチャーが分離可能に結合してベッドを構成するベッド本体とを備え、
前記ストレッチャーは、ユーザの背中から脚までを支持する身体支持部と、前記身体支持部の座面付近を支持する基台部と、前記基台部を支持する移動部とを備え、
前記移動部は、前方に配置された一対の前輪と、前記一対の前輪を支持する前側車輪支持部材と、後方に配置された一対の後輪と、前記一対の後輪を支持する後側車輪支持部材と、前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材の少なくとも一方を前後方向に動作可能に連結されて前記基台部を支持する筐体と、前記筐体と、前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材の少なくとも一方との間に配置されかつ伸縮することにより前記筐体に対して前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材の前記少なくとも一方を進退させる伸縮装置とを備え、
前記ストレッチャーが前記ベッド本体に結合した状態と分離した状態とで、前記伸縮装置が伸縮することによって前記一対の前輪と前記一対の後輪との間隔が異なる
以上のように、本発明の前記態様にかかるストレッチャー分離型ベッドによれば、ベッド本体からストレッチャーが分離した状態では、移動部に搭載された前輪と後輪との間隔が拡大するため、ストレッチャー全体としてのバランスが安定し、ストレッチャーの長手方向に偏荷重を与えても転倒の恐れを抑制し、安全に移動させることが可能である。
本発明の実施の形態1におけるストレッチャー分離型ベッドの外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1におけるストレッチャーの外観を示す斜視図 本発明の実施の形態1におけるストレッチャー移動部の構成を示す正面図 本発明の実施の形態1におけるストレッチャー移動部の構成を示す上面図 本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー移動部が分離された状態での一例を示す正面図 本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー移動部が分離された状態での一例を示す上面図 本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャーが結合されるベッド本体の部位の一例を示す上面図 本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャーがベッド本体に結合された状態の一例を示す上面図 本発明の実施の形態2におけるストレッチャー移動部が分離された状態での一例を示す正面図 本発明の実施の形態2におけるストレッチャー移動部が分離された状態での一例を示す上面図 本発明の実施の形態2におけるストレッチャーが結合されるベッド本体の部位の一例を示す上面図 本発明の実施の形態2におけるストレッチャーがベッド本体に結合された状態の一例を示す上面図 本発明の実施の形態1の変形例において、係合凹部を係合位置決め部に設けた例を示す上面図 図5Aの変形例において、係合凹部を係合位置決め部に設けた例でストレッチャーがベッド本体に結合して位置決めされた状態の一例を示す上面図 本発明の実施の形態1の変形例において、ストレッチャーが結合されるベッド本体の部位の一例を示す上面図 図6Aの変形例において、ストレッチャー移動部が分離された状態での一例を示す正面図 図6Aの変形例において、ストレッチャー移動部が分離された状態での一例を示す上面図 本発明の実施の形態2の変形例において、プランジャによるロック機構のうちのプランジャの一部切欠き説明図 図7Aの変形例において、プランジャによるロック機構によるガイドロッド部の係止前の状態を説明する図 図7Aの変形例において、プランジャによるロック機構によるガイドロッド部の係止時の状態を説明する図 特許文献1に記載された従来の介護用ベッドを示す図 特許文献2に記載された従来の介護用ベッドを示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
(基本構成)
図1Aは、本発明の実施の形態1におけるストレッチャー分離型ベッド1の外観を示す斜視図である。
図1Aにおいて、ストレッチャー分離型ベッド1は、上面にマットなどを有するベッド本体2とストレッチャー3とに分離可能に結合して構成される。ベッド本体2から分離されたストレッチャー3は、単体のストレッチャーとして、移動可能に利用される。
図1Bは、本発明の実施の形態1におけるストレッチャー3の外観を示す斜視図である。
図1A及び図1Bにおいて、ストレッチャー3は、ユーザ、例えば被介護者の身体の背中から脚までを支えかつ上面にマットなどを有する身体支持部4と、身体支持部4を下方から支えて身体支持部4の座面4a付近に位置する基台部5と、を有する。一例として、図1Aでは、身体支持部4とベッド本体2との上面のマット部分は同じような大きさとしているが、これに限られるものではない。ストレッチャー3としては、おおよそ、ストレッチャー分離型ベッド1の平面の半分程度の面積をこの実施の形態1では有している。
基台部5の下方には、ストレッチャー3を移動可能とするための車輪で構成されたストレッチャー移動部6を有する。
また、基台部5には、身体支持部4の高さを調節するための昇降装置を有する場合もある。
(ストレッチャー移動部の構成)
図2Aは、本発明の実施の形態1におけるストレッチャー移動部6の構成を示す正面図である。図2Bは、本発明の実施の形態1におけるストレッチャー移動部6の構成を示す上面図である。図2A及び図2Bにおいて、図1A及び図1Bと同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図2A及び図2Bにおいて、ストレッチャー移動部6は、基台部5の下方に配置されている。移動部6は、一対の前輪8と、一対の後輪9と、伸縮装置10a、10bと、筐体11とで構成されている。一対の前輪8は、筐体11の前側に前側車輪支持部材7aを介して回転自在に配置されている。一対の後輪9は、筐体11の後側に後側車輪支持部材7bを介して回転自在に配置されている。前側と後側のそれぞれの伸縮装置10a、10bの基端は筐体11の前後の中央部にそれぞれ連結されているとともに、伸縮装置10a、10bの先端は前側車輪支持部材7aの中央部と後側車輪支持部材7bの中央部に連結されている。筐体11はその上部が基台部5に固定されている。ここで、前輪8及び後輪9のどちらも、方向を自由に変えることができるように自在輪としている。
また、伸縮装置10a、10bは、ストレッチャー3の長手方向に移動可能となるように、筐体11の中心軸沿いに配置されている。各伸縮装置10a、10bは、例えば、大径の円筒50と中径の円筒51と小径の円筒52とそれぞれの円筒同士の連結部分に縮装した図示しないバネとで構成されている。すなわち、大径の円筒50の中に中径の円筒51が、図示しないバネを介して組み込まれ、かつ、中径の円筒51内に小径の円筒52が、図示しないバネを介して組み込まれて、外力が無い状態では、それぞれ、バネの付勢力で、大径の円筒50から中径の円筒51が最大限突き出た状態としかつ中径の円筒51から小径の円筒52が最大限突き出た状態となる。一方、外力が作用したときには、バネの付勢力に抗して、大径の円筒50内に中径の円筒51が入り込みかつ中径の円筒51中にも小径の円筒52が入り込む状態となる。ここでの外力とは、例えば、前側車輪支持部材7a又は後側車輪支持部材7bから伸縮装置10a、10bに作用する力である。
また、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとは、それぞれ、筐体11の長手方向沿いの中心軸の両側に大略等間隔で配置された前側と後側との左右一対のガイドロッド部14a、14bで筐体11と摺動可能に連結されて前側と後側とのスライドガイド部を構成している。よって、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとが、筐体11に対して、それぞれ一対の前側と後側とのガイドロッド部14a、14bに沿って、長手方向沿いに平行移動により円滑に進退するようにしている。
また、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとは、それぞれの前後の外面でかつ結合時に中央側となる部分の近傍に、上下方向沿いの回転軸を有するガイドローラ13a、13bを回転自在に支持している。
一方、ベッド本体2には、その一側部(例えば図1Aの左側部)の中央部に、ストレッチャー3を結合した場合にストレッチャー3の移動部6が入り込む凹部55の空間を有する。凹部55内の内側の前後の端面には、図1A及び図3C及び図3Dに示すように、ガイドローラ13a、13bがそれぞれ当接可能でかつ上面から見て直角台形板状の前側と後側の案内部56をそれぞれ有している。直角台形の案内部56は、直角台形の斜辺に相当して凹部外部から凹部内部へ移動部6を案内する傾斜部16a、16bと、傾斜部16a、16bに続いて直角台形の上辺に相当して凹部内部で移動部6を位置決めして停止させる係合位置決め部15a、15bとで構成されている。よって、傾斜部16a、16bは、ストレッチャー3が凹部55から分離する方向に広がるテーパー状の案内面で構成されている。傾斜部16a、16bの傾斜角度は、一例として15度〜45度程度である。
なお、ここでは一例として、直角台形の案内部56が配置されているが、案内部56は、この形状に限られるものではなく、傾斜部16a、16bと係合位置決め部15a、15bとがあれば、任意の形状でもよい。
また、係合位置決め部15a、15bにおいて、より確実に位置決めするとともに位置決め後に移動部6が凹部55から不用意に飛び出さないようにするため、図5A及び図5Bに示すように、係合凹部15cを係合位置決め部15a、15bに設けて、係合凹部15c内にガイドローラ13a、13bが入り込んで一時的に係合させて位置決めするようにしてもよい。一時的な係合を解除する場合には、移動部6を凹部55から抜き出すときに、ガイドローラ13a、13bを係合凹部15cから抜き出す程度の外力を移動部6に加えればよい。
また、このような係合凹部15cを係合位置決め部15a、15bに設ける代わりに、別の位置決め機構を設けても良い。例えば、図1Aに示すように、ベッド本体2の凹部55内に突出した突起15fに係合部(例えば係合穴)15dを設け、この係合部(例えば係合穴)に係合可能な係合部(例えば係合突起)を、ストレッチャー3の係合側(図1Aの奥側)の肘置き部3dの下端に設けても良い。このように構成すれば、ストレッチャー3の移動部6がベッド本体2の凹部55に入り込んで位置決めされたのち、ストレッチャー3の肘置き部3dの下端の係合部(例えば係合突起)を下降させて、ベッド本体2の突起15fの係合部(例えば係合穴)15dに係合して、前記位置決め効果及び飛び出し防止効果を奏するようにしてもよい。係合を解除するときには、ストレッチャー3の肘置き部3dの下端の係合部(例えば係合突起)を上昇させて、ベッド本体2の突起15fの係合部(例えば係合穴)15dから上方に抜き出せばよい。
また、図6A〜図6Cに示すように、ガイドローラ13a、13bは、ストレッチャー3側に配置するものに限らず、案内部56の傾斜部16a、16bと係合位置決め部15a、15bに複数のガイドローラ15eを配置して、これらのガイドローラ15eにより、前側車輪支持部材7aの外面と後側車輪支持部材7bの外面とを案内するようにしても、同様な効果を奏することができる。
(伸縮装置10a、10bの変形例として、バネなどの付勢部材を備えた機構による構成)
本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー分離型ベッドは、伸縮装置10a、10bの別の例として、バネなどの付勢部材12a、12bで構成するようにしてもよい。
図3Aは、本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー移動部6が分離された状態での一例を示す正面図である。図3Bは、本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー移動部6が分離された状態での一例を示す上面図である。図3Cは、本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー3が結合されるベッド本体2の部位の一例を示す上面図である。図3Dは、本発明の実施の形態1の変形例におけるストレッチャー3がベッド本体2に結合された状態の一例を示す上面図である。
図3A及び図3Bにおいて、前記の移動可能な伸縮装置10a、10bの別の例として、前輪8及び後輪9を保持する車輪支持部材7a、7bにコイルバネのようなバネなどの付勢部材12a、12bを備えて、ストレッチャー3の長手方向に伸縮可能な構成としてもよい。
また、ストレッチャー3には、実施の形態1と同様に、ベッド本体2との分離及び結合時にベッド本体2の案内部56、56と当接するガイドローラ13a、13bと、前側と後側との左右一対のガイドロッド部14a、14bと前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとを備えている。
また、図3Cにおいて、ベッド本体2には、実施の形態1と同様に、ストレッチャー3のガイドローラ13a、13bと当接するための案内部56、56を備えている。
なお、ストレッチャー3がベッド本体2から分離後、前輪8及び後輪9が最も伸長した状態で、位置が拘束されることが望ましい。例えば、伸縮装置12a、12bの傍に設けられたガイドロッド部14a、14bをねじ締結又はプランジャによるロック機構とする方法がある。ここで、ねじ締結とは、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとのガイドロッド部14a、14bに対する軸方向の移動のうちの少なくともいずれか1つの軸方向の移動を、軸方向とは交差する方向にねじをねじ込んだねじ締めにより、規制して一時的にロックすることを意味している。ねじを緩めれば、一時的なロックが解除され、前側車輪支持部材7a又は後側車輪支持部材7b軸方向の移動が許容される。プランジャによるロック機構については、後述する。
(動作)
このような構成のストレッチャー分離型ベッド1において、まず、ストレッチャー3とベッド本体2とが結合する場合について説明する。
最初に、ストレッチャー3は、図1Aに示すように、ベッド本体2から分離した状態となっており、ベッド本体2の凹部55の側にストレッチャー3を位置決めする。
次いで、ストレッチャー3を幅方向にベッド本体2に接近する方向に移動させて、移動部6を凹部55内に挿入する。このように凹部55内に移動部6が入り込むとき、ストレッチャー3の前後一対のガイドローラ13a、13bが案内部56の前後の傾斜部16a、16bに接触して傾斜部16a、16bに沿って転動することにより、前後の伸縮装置10a、10bがそれぞれ収縮する。前後の伸縮装置10a、10bがそれぞれ収縮すると、ガイドローラ13a、13b間、言い換えれば、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとの間の間隔が徐々に収縮する。
次いで、図3Bに示すように、ガイドローラ13a、13bが案内部56の前後の係合位置決め部15a、15bに到達すると、ガイドローラ13a、13b間、言い換えれば、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとの間の間隔が最も収縮する位置、すなわち収縮状態となる。この結果、前輪8及び後輪9は、ストレッチャー3がベッド本体2に結合された状態では、ストレッチャー3の長手方向には伸縮装置10a、10bの収縮により、凹部55内に収縮格納された状態となる。なお、ストレッチャー3が凹部55内に収縮格納された状態のとき、ベッド本体2側からは、図示しない支持部材によりストレッチャー3の前部及び後部がそれぞれ下から支持されるため、ベッド1として使用するときにストレッチャー3の部分が不安定になることはない。
一方、ストレッチャー3とベッド本体2とが分離する場合について説明する。
最初に、ストレッチャー3は、図3Dに示すように、ベッド本体2の凹部55嵌合している状態から、幅方向の手前側にベッド本体2から遠ざかる方向に移動させて、移動部6を凹部55内から取り外す。このように凹部55内から移動部6を取り外すとき、ストレッチャー3の前後一対のガイドローラ13a、13bが案内部56の前後の係合位置決め部15a、15bから前後の傾斜部16a、16bに沿って転動することにより、前後の伸縮装置10a、10bがそれぞれ伸長する。前後の伸縮装置10a、10bがそれぞれ伸長すると、ガイドローラ13a、13b間、言い換えれば、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとの間の間隔が徐々に伸長する。
次いで、図3Bに示すように、ガイドローラ13a、13bが案内部56の前後の傾斜部16a、16bから外れると、ガイドローラ13a、13b間、言い換えれば、前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとの間の間隔が最も伸長する位置、すなわち伸長状態となる。
一例として、ストレッチャー3の全長に対する前輪8と後輪9との間の間隔寸法の比率は、ストレッチャー3が単体のとき(ベッド本体2から分離状態のとき)は3:2であり、ストレッチャー3がベッド本体2に結合されたときは3:1である。よって、前輪8と後輪9との間の間隔寸法の比率は、ストレッチャー3が単体のとき(ベッド本体2から分離状態のとき):ストレッチャー3がベッド本体2に結合されたとき=2:1であり、このような比率又はこれに近い比率の構成にすれば、ストレッチャー3全体としてのバランスを安定させることができる。
なお、ストレッチャー3がベッド本体2から分離した後、前輪8及び後輪9が最も伸長した伸長状態においては、伸縮装置10a、10bがロックされて、ストレッチャー3の長手方向の自由度が拘束されていることが望ましい。伸縮装置10a、10bのロックは、一例として、前述又は後述する、ガイドロッド部14a、14bのロックにより行うことができる。
(効果)
以上の構成により、ベッド本体2から、ストレッチャー3が分離された後、ストレッチャー単体の状態では、伸縮装置10a、10b又は12a、12bの伸長動作により前輪8及び後輪9ともに長手方向に最大限伸長して、前後輪8、9の間隔が前後に拡大するため、ストレッチャー3全体としてのバランスが安定し、ストレッチャー3の長手方向に偏荷重を与えても転倒の恐れを抑制し、安全に移動させることが可能である。また、ベッド本体2からストレッチャー3の状態で分離されるため、ユーザの姿勢を変えることなくかつベッドから、ベッドとは別構成のストレッチャーに移乗させることなく、ストレッチャー3での目的地への移動が可能となる。
特に、伸縮装置12a、12bがバネなどの付勢部材で構成する場合、移動部6は伸縮装置12a、12bによって、ベッド本体2からストレッチャー3が分離された直後から、前輪8及び後輪9が伸長するため、分離後の転倒の恐れをより確実に抑制し、安全に移動させることが可能である。
また、伸縮装置12a、12bがバネなどの付勢部材で構成する場合、ばねなどの簡素な構造を用いており、比較的安価に実現することができる。さらに、ベッド本体2からストレッチャー3を分離又は結合した時の前輪8及び後輪9の伸縮動作を手間をかけることなく簡便に行うことができる。
(実施の形態2)
(結合・分離検知装置と駆動装置を備えた機構による構成)
本発明の実施の形態2におけるストレッチャー分離型ベッドは、伸縮装置10a、10bのさらに別の例として、直動の駆動装置17a、17bで構成するようにしてもよい。
図4Aは、本発明の実施の形態2におけるストレッチャー移動部6がベッド本体2から分離された状態での一例を示す正面図である。図4Bは、本発明の実施の形態2におけるストレッチャー移動部6がベッド本体2から分離された状態での一例を示す上面図である。図4Cは、本発明の実施の形態2におけるストレッチャー3が結合されるベッド本体2の部位の一例を示す上面図である。図4Dは、本発明の実施3の形態2におけるストレッチャー3がベッド本体2に結合された状態の一例を示す上面図である。
図4A及び図4Bにおいて、前記移動可能な伸縮装置10a、10bのさらに別の例として、前輪8及び後輪9を前後に進退させる直動の駆動装置17a、17bで構成して、ストレッチャー3の長手方向に伸縮可能な構成としてもよい。直動の駆動装置17a、17bの具体的な例としては、電動又は空圧等の方式のアクチュエータが望ましい。
また、ストレッチャー3には、実施の形態1と同様に、ベッド本体2との分離又は結合時にベッド本体2の案内部56と当接するガイドローラ13a、13bを備えている。
また、図4Cにおいて、ベッド本体2にも、実施の形態1と同様に、ストレッチャー3のガイドローラ13a、13bと当接するための案内部56を備えている。
また、この実施の形態2では、ベッド本体2に対するストレッチャー3の分離完了及び結合開始を検知する検知装置18を有する。この検知装置18は、ベッド本体2の案内部56の開口部付近に設置することで、ベッド本体2に対するストレッチャー3の分離完了及び結合開始が検知できるものとする。また、検知装置18の例としては、リミットスイッチなどの接触式センサ又は光電式センサなどの非接触式センサを用いることが望ましい。検知装置18でストレッチャー3の分離完了を検知すると、分離完了の検知信号が直動の駆動装置17a、17bに入力されて、直動の駆動装置17a、17bの駆動を開始して、筐体11に対して前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとを前後方向(長手方向)に遠ざかる方向に進ませて、前輪8及び後輪9の間隔を拡張させる。一方、検知装置18でストレッチャー3の結合開始を検知すると、結合開始の検知信号が直動の駆動装置17a、17bに入力されて、直動の駆動装置17a、17bの逆駆動を開始して、筐体11に対して前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとを前後方向(長手方向)において接近させて前輪8及び後輪9の間隔を縮小させる。
また、検知装置18をベッド本体2に設置した例を示しているが、ベッド本体2からストレッチャー3の分離完了及び結合開始を検知できる位置であれば、ベッド本体2又はストレッチャー3のいずれに設置してもかまわない。
本構成によれば、ベッド本体2からストレッチャー3を分離するときに検知装置18が分離完了を検知することにより、検知信号が直動の駆動装置17a、17bに入力されて直動の駆動装置17a、17bが駆動開始される。その結果、前輪8及び後輪9が長手方向に伸長して、前後輪の間隔を拡大させることが可能となる。
一方、ベッド本体2にストレッチャー3を結合する時に検知装置18が結合開始を検知することにより、検知信号が直動の駆動装置17a、17bに入力されて直動の駆動装置17a、17bが逆駆動開始される。その結果、前輪8及び後輪9が長手方向に収縮して、前後輪の間隔を縮小させることが可能となる(図4D参照)。
なお、ストレッチャー3がベッド本体2から分離した後、前輪8及び後輪9が最も伸長した状態で、位置が拘束されることが望ましい。例えば、伸縮装置17a、17bの傍に設けられたガイドロッド部14a、14bを前記実施形態と同様にねじ締結又はプランジャによるロック機構とする方法がある。ここで、図7A〜図7Cにプランジャ30によるロック機構を示す。プランジャ30によるロック機構としては、例えば、以下の構成のものがある。先がすぼまった円筒状のプランジャケース31内に、ケース31内で移動可能なボール又はピンなどの係止突起32とバネ33とを内蔵し、バネ33の付勢力で係止突起32をケース31内で軸方向の先端側に向けて付勢しかつ抜け止め保持するとともに、ケース31の先端開口31aから係止突起32の先端の一部が突出可能とする。一方、ロック機構が配置される、プランジャ30を有するガイドブッシュ34は、例えば、一対の前側と後側とのガイドロッド部14a、14bの両方又はいずれか一方に対して、筐体11に設けられる。ロック機構が配置されるガイドロッド部14a、14bにはV字状の係止溝36が形成されている。よって、図7B及び図7Cに示すように、プランジャ30では、バネ33の付勢力により、常時、係止突起32がガイドロッド部14a、14bに接触しており、係止溝36がガイドブッシュ34のプランジャ30に対向する位置に位置すると、係止突起32が係止溝36内に係止して、ガイドロッド部14a、14bが筐体11に対して一時的に移動規制される。一方、係止突起32が係止溝36から抜け出す程度の外力をさらにガイドロッド部14a、14bを介して加えると、係止突起32が係止溝36から抜け出て、筐体11によるガイドロッド部14a、14bに対する一時的な移動規制が解除される。
また、直動の駆動装置17a、17bは、可逆的な動きができないように、例えば電動方式のアクチュエータの場合には、モータと駆動部材(例えば前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとに連結される部材)との間に、複数の歯車による減速機構又はねじなどの伝達機構を備えて、駆動部材からの伸縮動作の際の逆駆動の力が、減速機構又は伝達機構で規制されて、モータに伝達されないようにすることにより、逆駆動できずに駆動部材(例えば前側車輪支持部材7aと後側車輪支持部材7bとに連結される部材)の位置が拘束されるようにすることができる。
以上の構成により、移動部6は伸縮装置17a、17bによって、ベッド本体2からストレッチャー3が分離された直後から、前輪8及び後輪9が伸長するため、分離後の転倒の恐れを抑制し、安全に移動させることが可能である。また、この方法は検知装置18による分離開始と結合完了に基づいて自動的に伸縮動作が行われるため、手間をほとんどかけることなく簡便に行うことができる。
前記実施形態1〜2によれば、ベッド本体2からストレッチャー3が分離した状態では、移動部6に搭載された前後輪8,9の間隔が拡大するため、ストレッチャー3全体としてのバランスが安定し、ストレッチャー3の長手方向に偏荷重を与えても転倒の恐れを抑制し、安全に移動させることが可能である。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかるストレッチャー分離型ベッドは、ベッド本体から分離可能なストレッチャーが分離時に簡便な方法で、ストレッチャーの長手方向に前輪と後輪との間隔が伸長して、ストレッチャー全体としてのバランスが安定し、転倒の恐れを抑制し、安全に移動させることができるストレッチャー分離型ベッドに応用できる。
1 ストレッチャー分離型ベッド
2 ベッド本体
3 ストレッチャー
3d 肘置き部
4 身体支持部
4a 座面
5 基台部
6 移動部
7a、7b 車輪支持部材
8 前輪
9 後輪
10a、10b 伸縮装置
11 筐体
12a、12b 付勢部材
13a、13b ガイドローラ
14a、14b ガイドロッド部
15a、15b 係合位置決め部
15c 係合凹部
15d 係合穴
15e ガイドローラ
15f 突起
16a、16b テーパー状の案内機構
17a、17b 駆動装置
18 検知装置
30 プランジャ
31 プランジャケース
31a ケースの先端開口
32 係止突起
33 バネ
34 ガイドブッシュ
36 係止溝
50 大径の円筒
51 中径の円筒
52 小径の円筒
55 凹部
56 案内部

Claims (3)

  1. ストレッチャーと、前記ストレッチャーが分離可能に結合してベッドを構成するベッド本体とを備え、
    前記ストレッチャーは、ユーザの背中から脚までを支持する身体支持部と、前記身体支持部の座面付近を支持する基台部と、前記基台部を支持する移動部とを備え、
    前記移動部は、前方に配置された一対の前輪と、前記一対の前輪を支持する前側車輪支持部材と、後方に配置された一対の後輪と、前記一対の後輪を支持する後側車輪支持部材と、前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材の少なくとも一方を前後方向に動作可能に連結されて前記基台部を支持する筐体と、前記筐体と、前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材の少なくとも一方との間に配置されかつ伸縮することにより前記筐体に対して前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材の前記少なくとも一方を進退させる伸縮装置とを備え、
    前記ストレッチャーが前記ベッド本体に結合した状態と分離した状態とで、前記伸縮装置が伸縮することによって前記一対の前輪と前記一対の後輪との間隔が異なることを特徴とするストレッチャー分離型ベッド。
  2. 前記一対の前輪と前記一対の後輪との間隔は、前記ストレッチャーが前記ベッド本体から分離した状態よりも結合した状態の方が小さいことを特徴とする請求項1に記載のストレッチャー分離型ベッド。
  3. 前記ベッド本体は、前記ストレッチャーを結合した場合に前記ストレッチャーの前記移動部が入り込む凹部を備え、
    前記凹部内に前記移動部が入り込むとき前記移動部と当接することにより前記移動部の前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材との少なくとも一方を案内して、前記前側車輪支持部材と前記後側車輪支持部材一方を所定の位置に移動させる案内部を備えることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のストレッチャー分離型ベッド。
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