JP6967130B2 - 賦形成形型及び賦形成形方法 - Google Patents

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本発明は、強化繊維とマトリクス樹脂とからなり、例えば、自動車や航空機などの繊維強化樹脂製部材を賦形型を使用して3次元形状に賦形する賦形成形型及び賦形成形方法に関する。
炭素繊維層に、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を付加したシートを、積層して、金型に投入して圧縮する賦形成形型について、複数型を階層的に配置(スタック)することで、1ヶ取りの成形圧力にて、複数個の同時成形が可能となる。この様な金型の配置は積層金型(stack mold)として知られている。
特許文献1には、第1の組のプレートと、上記第1の組のプレートに連結されるとともに、上記固定プラテン及び可動プラテンにそれぞれ連結されてなる主機構手段と、第2の組のプレートと、上記第2の組のプレートに連結されるとともに上記第1の組プレートに連結された第1の従機構手段と、を備え、上記可動プラテンの動作によって、上記主機構手段が上記第1の組のプレートに対し相対的に動いて該プレートを移動させるとともに、上記第1の組のプレートを上記プラテンから等距離に保持し、上記第1の組のプレートの動作と上記可動プラテンの動作によって上記従機構手段が上記第2の組のプレートを移動させるように動作し、それぞれの動作によって少なくとも2個の金型ステーションを同時に開閉させることができるように構成されて、金型の保守を容易にし、かつ複数の金型ステーションを精密かつ、同一のストロークで開閉させる射出成形機が開示された。
特許文献2には下型と上型との間に水平移動可能な中間型を備えた型装置を用いるスタック成形において、射出成形機の射出ノズル位置を移動させて溶融樹脂を射出し、一次成形品の射出成形および成形された一次成形品同士の溶着を行うことによって樹脂漏れなどの不具合を生じることなく1基の汎用の射出成形機によって比較的大型の中空樹脂部品を成形することができるスタック成形方法およびスタック成形装置が開示された。
特開平08-039624号公報 特開平11-198183号公報
以上の特許文献1に開示された射出成形機及び特許文献2に開示されたスタック成形方法およびスタック成形装置は、何れもラック&ピニオン機構を適用するものであり、このようなラック&ピニオン機構を適用するものでは中間型にラックの収納型厚が必要であり、型を薄くして積層を増やすことはできなかった。
また特許文献1に開示された射出成形機及び特許文献2に開示されたスタック成形方法およびスタック成形装置は、何れも製品形状が平面など単純形状の場合は、複数個分の成形材料を、ステンレス板等をセパレタとして材料とともに積層すれば、同時に複数個の成形品を、成形することも可能ではある。
しかしその場合には、ステンレス板を用いることに起因する工数が必要になり、またステンレス板等をセパレタとして材料とともに積層するため、成形不良の原因にもなりやすい。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑み、型を薄くして積層を増やすことが可能で高効率高精度な成形が可能な賦形成形型及び賦形成形方法を提供することを目的とする。
すなわち本発明の賦形成形型は、3以上の複数型を積層して配置してなり、第二の型を第一の型と第三の型の中間に配置して拘束するリンク機構を有し、前記第一の型と前記第二の型との間及び前記第二の型と前記第三の型との間各々に被成形材が配置されるキャビティが形成されることを特徴とする。
また本発明の賦形成形方法は、複数本の強化繊維束を含む織物基材に熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂材料が付着された成形原反材を裁断し積層した積層成形材を成形型に投入配置し、加圧、加熱して複数本の強化繊維束を含む織物基材に付着している樹脂材料を溶融して繊維間及び成形原反材の層間を接着する賦形成形方法において、第一の型と第三の型とからなる成形型を溶融温度に昇温する工程と、積層成形材を成形型へ投入配置して型締めする予熱工程と、成形型を型締加圧する工程と、成形型を固化温度に冷却して型を開き離型する工程とを有し、前記成形型は3以上の複数型を積層して配置してなり、第二の型を第一の型と第三の型の中間に配置して拘束するリンク機構を有し、前記第一の型と前記第二の型との間及び前記第二の型と前記第三の型との間各々に形成されるキャビティに被成形材を配置して成形することを特徴とする。
さらに本発明の賦形成形方法は、複数本の強化繊維束を含む織物基材に熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂材料が付着された成形原反材を裁断し積層した積層成形材を成形型に投入配置し、加圧、加熱して複数本の強化繊維束を含む織物基材に付着している樹脂材料を溶融して繊維間及び成形原反材の層間を接着する賦形成形方法において、第一の型と第三の型とからなる成形型を硬化温度に昇温する工程と、積層成形材を成形型へ投入配置して型締めする予熱工程と、成形型を型締加圧する工程と、織物基材の熱硬化性樹脂が熱硬化した後、型を開き離型する工程とを有し、前記成形型は3以上の複数型を積層して配置してなり、第二の型を第一の型と第三の型の中間に配置して拘束するリンク機構を有し、前記第一の型と前記第二の型との間及び前記第二の型と前記第三の型との間各々に形成されるキャビティに被成形材を配置して成形することを特徴とする。
本発明に係る炭素繊維と樹脂材複合材のスタック成形法によれば、型を薄くして積層を増やすことが可能で高効率高精度な成形が可能となる。
本発明の第一の実施の形態の賦形成形型の概念図である。 図1の賦形成形型の部分拡大斜視図である。 図1の賦形成形型の動作状態を示す概念図である。 図1の賦形成形型の動作状態を示す他の概念図である。 (a)本発明の賦形成形方法で用いる成形原反材の概念図である。(b)図1(a)に示す成形原反材を構成する織物基材の概念図である。 本発明の第一の実施の形態の賦形成形方法で用いる賦形成形装置の説明図である。 本発明の第二の実施の形態の賦形成形型の概念図である。 本発明の第三の実施の形態の賦形成形型の概念図である。
以下に本発明の第一の実施の形態の賦形成形型を図1〜図4を参照して説明する。
本実施の形態の賦形成形型1は、第一の型である上型2と第二の型である中型3と第三の型である下型4とを積層して配置してなる。上型2と中型3との間にはキャビティ5aが形成され、中型3と下型4との間にはキャビティ5bが形成される。
上型2と下型4との間にはその両側部に一対の第1の2等辺リンク6が取り付けられる。第1の2等辺リンク6の辺6aと辺6bとは等しい長さとされて、上型2に辺6aの基端が回動自在に取り付けられ、一方、下型4に辺6bの基端が回動自在に取り付けられる。また各辺6a、6bの先端は相互に回動自在に組み付けられて頂部7を形成する。これによって各辺6a、6bの基端がそれぞれ上型2又は下型4に取り付けられた第1の2等辺リンク6が形成される。
さらに中型3にはその両側部に一対の第2リンクである第2の2等辺リンク8が取り付けられる。第2の2等辺リンク8の辺8aと辺8bとは等しい長さとされ、第1の2等辺リンク6の辺6aに辺8aの基端が回動自在に取り付けられ、一方、第1の2等辺リンク6の辺6bに辺8bの基端が回動自在に取り付けられる。第2の2等辺リンク8の辺8a、8bの基端の、第1の2等辺リンク6の辺6a、6bに対する取り付け位置は、辺6a、6bの基端と先端の中間点とされる。
また第2の2等辺リンク8の辺8a、8bそれぞれの先端は中型3の側部に回動自在に取り付けられて第2の2等辺リンク8の頂部9を形成する。
したがって第1の2等辺リンク6は頂部7が上型2と下型4の両側外方に突出する態様で辺6aの基端と辺6bの基端とを結ぶ底辺と頂部7とによって形成される2等辺3角形状に設けられる。
これに対して第2の2等辺リンク8は、辺8a、8bの基端を結ぶ底辺と中型3の側部に位置する頂部9によって形成される2等辺3角形状に設けられる。
その結果、第1の2等辺リンク6と第2の2等辺リンク8とは各々の頂部が逆方向に位置する関係で設けられ、かつ第2の2等辺リンク8が第1の2等辺リンク6の側部内側方に位置する関係となる。
図2に示されるように上型2に対する辺6aの基端の取り付け部等の各回動可能な取り付け部分は上型2及び辺6aの基端に設けられた孔部10に頭部を有する平滑軸11を挿通し、その先端をE型止め輪12によって係止することによって行われる。
また回動自在に組み付けられてなる辺6a、6bの先端頂部7は、辺6a先端に形成される凹部13に辺6bの先端に形成される凸部14を配置し、辺6a及び凸部14の先端に形成される孔部15に頭部を有する平滑軸11を挿通し、その先端をE型止め輪12によって係止することによって形成される。
第2の2等辺リンク8の辺8a、8bの基端の、第1の2等辺リンク6の辺6a、6bに対する取り付け部分は第1の2等辺リンク6の辺6a、6bの中間部及び第2の2等辺リンク8の辺8a、8bの基端に設けられた孔部16に頭部を有する平滑軸11を挿通し、その先端をE型止め輪12によって係止することによって行われる。
また回動自在に組み付けられてなる辺8a、8bの先端頂部9は、辺8b先端に形成される凹部17に辺8aの先端に形成される凸部18を組み付け、その組み付けた状態で中型3及び辺8a、8bの先端に形成される一連の孔部19に頭部を有する平滑軸11を挿通し、その先端をE型止め輪12によって係止することによって形成される。
以上の実施の形態の賦形成形型1によれば、ガイドピンを無くして型へ材料を投入する際のスペースを確保し、初期型締めで被成形材料を型で加熱するとき、中型3が常に上下型の中間位置に有るようにすることができ、温度を同一とし、初期の圧縮距離を同一にできる。すなわち図3に示す様に第1の2等辺リンク6の辺6a、6b及び第2の2等辺リンク8の辺8a、8bを全開にした状態で上型2と中型3との間のキャビティ5a及び中型3と下型4との間のキャビティ5bに被成形材を作業性よく配置することができる。キャビティ5a及びキャビティ5bに被成形材を配置した後、図1の状態からさらに図4に示す状態に型合わせすることによってキャビティ5a及びキャビティ5bに配置した被成形材は均等に加圧されて成型される。
以下に本発明の第一の実施の形態の賦形成形方法を詳述する。
本発明の賦形成形方法は、図5(a)に示す成形原反材20を用いて行う。図5(a)に示すように、成形原反材20は、複数本の強化繊維束21を含む織物基材22の少なくとも一方の表面に熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂材料23が付着してなる。
織物基材22は、図5(b)に示すように互いに平行となるよう一方向に引き揃えられた複数本の強化繊維束21を直交する二方向に織成してなる二方向性織物である。二方向性織物は、強化繊維束21間の相対位置の変化による変形がしやすく立体形状に変形しやすいこと、少ない枚数で力学的に擬似等方性を有する積層成形材を得やすい利点がある。
強化繊維束21を用いることにより、最終製品である繊維強化樹脂成形品の力学特性を高いものとすることができる。
強化繊維束21は、炭素繊維束、黒鉛繊維束、ガラス繊維束、または、アラミド繊維束などを用いることができ、炭素繊維束であることが好ましい。炭素繊維束を用いることにより、最終製品である繊維強化樹脂成形品の力学特性を高いものとすることができる。
織物基材22の表面に付着している樹脂材料23は、織物基材22の層間を接着する作用を得ることができる熱可塑性樹脂を主成分とする。樹脂材料23が熱可塑性樹脂を主成分とするものとすることによって成形原反材20を積層して、立体形状へと変形させた後に織物基材22の層間を接着させる場合の取り扱い性が向上し、生産性が向上する。なお、主成分とは樹脂材料23を構成する成分の中で、その割合が最も多い成分である。
先ず成形原反材20を積層し、予備積層成形型(図示せず)で予備圧縮成形した積層成形材24を予備加熱型25で予備加熱する。
予備加熱にあたっては上部より近赤外線放射装置26によって近赤外線で予備加熱型25内の熱盤27上に載置された積層成形材24を加熱する。遠赤外線温度センサ−(図示せず)で積層成形材24の温度を検知し、近赤外線放射装置26による近赤外線の強度を調整し所定の温度に積層成形材24を昇温させる。
一方、賦形成形型1を予熱して成形原反材20の溶融温度に昇温する。次に積層成形材24を予熱された賦形成形型1のキャビティ5a及びキャビティ5bに収納し、賦形成形型1によって積層成形材24を圧縮する。これによって織物基材22に付着している樹脂材料23を軟化して積層成形材24の層間を接着し、形状を保持させる。
その後賦形成形型1を固化温度に急冷して型を開き離型する。以上の各工程によって成形原反材20を積層して3次元形状に賦形する。
以上のように予熱工程が、溶融温度に昇温過程の積層成形材24を昇温した賦形成形型1へ投入配置して近赤外線放射装置26によって近赤外線で加熱し、遠赤外線温度センサ−で温度を検知し、近赤外線の強度を調整し所定の温度に昇温させる工程とすることによって、近赤外線で、予熱対象の分子を加熱し中芯まで加熱できる。また遠赤外線センサ−によって非接触で正確な温度を検知することができる。しかも溶融温度に昇温過程の積層成形材24を昇温した賦形成形型1へ投入配置することによって効率よく時間短縮して予熱することができる。
積層成形材24を加熱する温度は、樹脂材料23が軟化して積層成形材24の層間を接着させる温度である。積層成形材24が加圧されながら加熱されることで、積層成形材24を構成する複数本の強化繊維束21を含む織物基材22が互いに強く押付けられ、軟化した樹脂材料23が対向する複数本の強化繊維束を含む織物基材を構成する強化繊維束の単糸の間に浸透する。次いで積層成形材24が冷却されることにより、樹脂材料23は対向する複数本の強化繊維束を含む織物基材に付着し、積層成形材24の層間を接着する。
この様に積層成形材24を立体形状に変形させ層間を接着することにより、シワが無い立体形状の成形体を製造することができる。またこの成形体は積層成形材24の層間が接着されているために、剛性が高く形状保持性に優れており、取り扱いが効率よく行える。
しかも以上の実施の形態の賦形成形方法によれば、図3に示す様に賦形成形型1の第1の2等辺リンク6の辺6a、6b及び第2の2等辺リンク8の辺8a、8bを全開にした状態で上型2と中型3との間のキャビティ5a及び中型3と下型4との間のキャビティ5bに積層成形材24を作業性よく配置することができるので、効率の良い生産が可能となる。
さらに、キャビティ5a及びキャビティ5bに積層成形材24を配置した後、図1の状態からさらに図4に示す状態に型合わせすることによってキャビティ5a及びキャビティ5bに配置した積層成形材24を均等に加圧して成型することができ、さらに効率の良い生産が可能となる。
以上の実施の形態の賦形成形では、熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂材料を用いたが実施の態様によっては熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂材料を用いることもできる。係る実施の形態について以下に説明する。
賦形成形型1を予熱して熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂材料を用いてなる成形原反材20の硬化温度に昇温する。次に積層成形材24を賦形成形型1のキャビティ5a及びキャビティ5bに収納し、賦形成形型1によって積層成形材24を加熱して圧縮する。これによって織物基材22に付着している樹脂材料23を硬化して積層成形材24の層間を接着し、形状を保持させる。
その後賦形成形型1を急冷して型を開き離型する。以上の各工程によって成形原反材20を積層して3次元形状に賦形する。
この実施の形態でも前述の熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂材料を用いる場合と同様に、図3に示す様に賦形成形型1の第1の2等辺リンク6の辺6a、6b及び第2の2等辺リンク8の辺8a、8bを全開にした状態で上型2と中型3との間のキャビティ5a及び中型3と下型4との間のキャビティ5bに積層成形材24を作業性よく配置することができるので、効率の良い生産が可能となる。
さらに、キャビティ5a及びキャビティ5bに積層成形材24を配置した後、図1の状態からさらに図4に示す状態に型合わせすることによってキャビティ5a及びキャビティ5bに配置した積層成形材24を均等に加圧して成型することができ、さらに効率の良い生産が可能となる。
本発明の第二の実施の形態の賦形成形型を図7に示す。図に示すようにこの実施の形態では上型2と下型4との間には中型3a及び中型3bが配置され、上型2と中型3a間にはキャビティ5aが形成され、中型3aと中型3b間にはキャビティ5cが形成され、中型3bと下型4との間にはキャビティ5bが形成される。したがってキャビティ5a、キャビティ5b及びキャビティ5cに積層成形材24を配置した後、型合わせすることによってキャビティ5a、キャビティ5b及びキャビティ5cに配置した積層成形材24を均等に加圧して成型することができ、さらに効率の良い生産が可能となる。
すなわち本実施の形態の賦形成形型は、第一の型である上型2と、第2の型である中型3aと、第3の型である中型3bを含み、また第一の型である中型3aと、第2の型である中型3bと、第3の型である下型4を含んで構成される。
本発明の第三の実施の形態の賦形成形型を図8に示す。図に示すようにこの実施の形態では上型2と下型4との間には中型3a、中型3b、中型3c及び中型3dが配置され、キャビティ5a〜5eを有する。したがってキャビティ5a〜5eに積層成形材24を配置した後、型合わせすることによってキャビティ5a〜5eに配置した積層成形材24を均等に加圧して成型することができ、さらに効率の良い生産が可能となる。
1・・・賦形成形型、2・・・上型、3・・・中型、4・・・下型、6・・・第1の2等辺リンク、6a、6b・・・第1の2等辺リンクの辺、8・・・第2の2等辺リンク、8a、8b・・・第2の2等辺リンクの辺、、5a〜5e・・・キャビティ。

Claims (6)

  1. 3以上の複数型を積層して配置してなり、第二の型を第一の型と第三の型の中間に配置して拘束するリンク機構を有し、前記第一の型と前記第二の型との間及び前記第二の型と前記第三の型との間各々に被成形材が配置されるキャビティが形成され、前記リンク機構は前記第一の型と第三の型との間に設けられる一対の第1の2等辺リンクと前記第二の型の両側部に設けられる一対の第2の2等辺リンクとよりなり、前記第1の2等辺リンクは頂部が前記第一の型と前記第三の型の両側外方に突出する態様で設けられると共に前記第1の2等辺リンクと前記第2の2等辺リンクとは各々の頂部が逆方向に位置する関係で設けられ、かつ前記第2の2等辺リンクが前記第1の2等辺リンクの側部内側方に位置する関係に配置されてなることを特徴とする賦形成形型。
  2. 前記第1の2等辺リンクは等しい長さの一対の辺を有し、前記第一の型に前記第1の2等辺リンクの一方の辺の基端が回動自在に取り付けられると共に、前記第三の型に前記第1の2等辺リンクの他方の辺の基端が回動自在に取り付けられ、かつその第1の2等辺リンクの各辺の先端は相互に回動自在に組み付けられる請求項1記載の賦形成形型。
  3. 前記第2の2等辺リンクの各辺のうち一方の辺は、前記第1の2等辺リンクの一方の辺に回動自在に取り付けられ、他方の辺は、前記第1の2等辺リンクの他方の辺に回動自在に取り付けられる請求項2記載の賦形成形型。
  4. 3以上の複数型を積層して配置してなり、第二の型を第一の型と第三の型の中間に配置して拘束するリンク機構を有し、前記第一の型と前記第二の型との間及び前記第二の型と前記第三の型との間各々に被成形材が配置されるキャビティが形成され、前記第一の型が上型であり、前記第二の型が中型であり、前記第三の型が下型であり、前記リンク機構は前記上型と下型との間に設けられる一対の第1の2等辺リンクと前記中型の両側部に設けられる一対の第2の2等辺リンクとよりなり、前記第1の2等辺リンクは頂部が前記上型と前記下型の両側外方に突出する態様で設けられると共に前記第1の2等辺リンクと前記第2の2等辺リンクとは各々の頂部が逆方向に位置する関係で設けられ、かつ前記第2の2等辺リンクが前記第1の2等辺リンクの側部内側方に位置する関係に配置されてなることを特徴とする賦形成形型。
  5. 前記第1の2等辺リンクは等しい長さの一対の辺を有し、前記上型に前記第1の2等辺リンクの一方の辺の基端が回動自在に取り付けられると共に、前記下型に前記第1の2等辺リンクの他方の辺の基端が回動自在に取り付けられ、かつその第1の2等辺リンクの各辺の先端は相互に回動自在に組み付けられる請求項4記載の賦形成形型。、
  6. 前記第2の2等辺リンクの各辺のうち一方の辺の基端は、前記第1の2等辺リンクの一方の辺に回動自在に取り付けられ、他方の辺の基端は、前記第1の2等辺リンクの他方の辺に回動自在に取り付けられる請求項5記載の賦形成形型。
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