JP6966290B2 - 振動測定装置及び振動測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は振動測定装置及び振動測定方法に関する。
特許文献1や特許文献2に記載されているように、静止しているタイヤに対して入力(ハンマーで叩いて振動を与えることを「ハンマリング」あるいは「入力」と言う)を行って、その応答としての物体の振動を測定し振動特性を解析することが行われている。しかし、静止しているタイヤではなく回転(転動)しているタイヤの振動特性を解析したいという希望が以前からあった。
そのため、特許文献3に記載されているように、回転するタイヤをハンマリングすることも提案されていた。しかし、人の手でハンマリングを行うと、ハンマーが回転するタイヤに持って行かれてしまうおそれがあった。特に、ハンマーとタイヤとの接触時間が長いと、ハンマーが回転するタイヤに持って行かれてしまうおそれがあった。そのため出願人は回転するタイヤをハンマリングすることを控えていた。
また、非特許文献1に記載されているように、人の手でハンマーを用いてハンマリングするのではなく、回転するタイヤに対して錘を落下させて当てることにより、タイヤを振動させることも行われていた。しかし、この方法でも錘が回転するタイヤに持って行かれてしまうという問題が生じると予想され、また、下方に向かってしか錘を当てられないという制約があった。
また、静止している物体(例えばエンジンブロック)に対するハンマリング装置として、特許文献4や特許文献5に記載されているものが提案されていた。特許文献4ではハンマーと物体との接触時間を電気的に制御する装置が提案されていた。また、特許文献5では、装置に2つの弾性体を設け、一方の弾性体の弾性力でハンマーを入力方向(物体を叩く方向)に移動させ、他方の弾性体の弾性力でハンマーを反入力方向へ移動させることが提案されていた。特許文献4や特許文献5に記載されている装置は、多くの部品からなる複雑な構造のものであった。
特許第4893145号公報 特許第4312578号公報 特許第4431023号公報 特開2009−42099号公報 特開平10−197501号公報
公益社団法人自動車技術会 2015年秋季大会学術講演会講演予稿集 pp.483−487
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、回転するタイヤ又はホイールを人の手を使わずにハンマリングできる新たな振動測定装置及び振動測定方法を提供することを課題とする。
実施形態の振動測定装置は、タイヤ又はホイールに入力するハンマーと、前記ハンマーを入力動作させる駆動装置と、前記タイヤ、ホイール又は車軸の振動を測定する測定手段とを有する振動測定装置であって、前記駆動装置により入力方向及び反入力方向に動作する駆動部と、前記ハンマーと前記駆動部との間に設けられた弾性体とを有し、入力動作のとき、前記ハンマーが前記タイヤ又はホイールに到達する前に前記駆動部が停止し、前記ハンマーが、前記弾性体を弾性変形させながら慣性力により入力方向に動いて前記タイヤ又はホイールに入力し、前記弾性体の弾性力により反入力方向に戻る動作を行い、前記ハンマー又は前記弾性体の前記ハンマー側の部分に、反入力方向へ力を加え続ける引き戻し手段が設けられたことを特徴とする。
また、実施形態の振動測定方法は、駆動装置を用いてハンマーを移動させてタイヤ又はホイールに入力し、その応答としての前記タイヤ、ホイール又は車軸の振動を測定する振動測定方法であって、前記ハンマーと前記駆動装置の駆動部との間に弾性体を設け、前記入力の動作は、前記駆動装置を用いて前記ハンマーを入力方向へ移動させるステップと、前記ハンマーが前記タイヤ又はホイールに到達する前に前記駆動装置を停止させるステップと、前記駆動装置の停止後、前記ハンマーに働く慣性力により、前記弾性体を弾性変形させながら前記ハンマーを入力方向に移動させて前記タイヤ又はホイールに入力するステ
ップと、入力後の前記ハンマーを前記弾性体の弾性力により反入力方向に戻すステップとを有し、前記ハンマー又は前記弾性体の前記ハンマー側の部分に設けられた引き戻し手段が、反入力方向に力を加え続けることを特徴とする。
実施形態の振動測定装置及び振動測定方法によれば、上記の構成を有するために、回転するタイヤ又はホイールを人の手を使わずにハンマリングできる。
振動測定装置10の正面図。 振動測定装置10の平面図(図1の矢印A方向から見た図)。 振動測定装置10の側面図(図1の矢印B方向から見た図)。 入力装置20の正面図。 入力装置20の平面図(図4の矢印C方向から見た図)。ただしダンパー60及び延長部材63は省略してある。 入力装置20の側面図(図4及び図5の矢印D方向から見た図)。ただしダンパー60及び延長部材63は省略してある。 ハンマリングの様子を示す図。(a)はハンマー34が待機位置にあるときの図。(b)は回転軸28及びセットカラー30が停止した時の図。(c)はハンマー34が入力を行っている時の図。(d)はハンマー34が反入力方向へ振れた時の図。
実施形態について図面に基づき説明する。なお、実施形態は一例に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更されたものについては、本発明の範囲に含まれるものとする。また図面は、説明のために、大きさや形状等が誇張されて描かれたり、模式的に描かれたりする場合がある。しかしこのような図面はあくまでも一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
1.実施形態の振動測定装置10の全体構造及び振動測定方法
実施形態の振動測定装置10は、空気入りタイヤT(以下、「タイヤT」)に対して入力(ハンマーで叩いて振動を与えることを「ハンマリング」あるいは「入力」と言う)して、その応答としてのタイヤTの振動を測定する装置である。図1〜図3に示すように、振動測定装置10は、タイヤTに入力する入力装置20(後述するようにクランプ59に固定される)と、タイヤTの振動を測定する測定手段12と、測定手段12による測定データを解析する振動解析装置14と、タイヤTを回転させるドラム16とを有する。ここで、測定手段12として、加速度計、速度計、変位計、軸力計等を用いることができる。振動測定装置10全体が安全柵で囲われている。
タイヤTは不図示のホイールに装着され回転自在に保持される。また、タイヤTはそのトレッド部がドラム16の外周面に接触するように保持される。そして、ドラム16が回転すると、ドラム16の回転方向と逆方向にタイヤTが回転する。
回転しているタイヤTに対して入力装置20が入力を行うと、タイヤTが振動する。その振動を、タイヤTに取り付けられた測定手段12が測定する。測定手段12による測定データが振動解析装置14へ送信され、振動解析装置14が解析を行う。
2.入力装置20の構造
(1)入力装置20の構造
図4〜図6に示すように、入力装置20は、プレート状の固定台24と、固定台24の片面側に設けられた駆動装置としてのロータリーアクチュエータ26とを有する。ロータリーアクチュエータ26の動力としては電気、空気圧、油圧等が挙げられる。ロータリーアクチュエータ26の回転軸28の外周には、円環状のセットカラー30が固定されている。セットカラー30は、ロータリーアクチュエータ26が駆動したときに動作する駆動部である。
図4に示すようにセットカラー30には平面部35が形成されており、その平面部35に弾性体としての板ばね32の一端側がボルト等の固定手段31で固定されている。この板ばね32の他端側には、ハンマー34の柄36がボルト等の固定手段33で固定されている。従って、駆動部としてのセットカラー30とハンマー34との間に、弾性体としての板ばね32が設けられていることになる。なお、板ばね32の代わりに、コイルばねやゴム板等の他の弾性体が設けられても良い。
このような構造のため、ロータリーアクチュエータ26が駆動して回転軸28及びセットカラー30が回転すると、板ばね32とハンマー34とが、ロータリーアクチュエータ26の回転軸28を中心に、入力方向又は反入力方向へ動作する。なお、入力方向はタイヤTを叩く(ハンマリングする)方向であり、反入力方向はタイヤTから離れる方向である。
また、セットカラー30が入力方向へ回転した後停止すると、ハンマー34に入力方向への慣性力が働くため、板ばね32が弾性変形して、ハンマー34がセットカラー30停止時の位置よりも入力方向へさらに動く。その後、板ばね32の弾性力(復元力)が働くため、ハンマー34が反入力方向へ戻る。
また、図4に示すように、板ばね32のハンマー34側(前記「他端側」)の部分とセットカラー30とは、ダンパー60で接続されている。具体的には、ダンパー60の外筒61が延長部材63を介してセットカラー30に固定され、ダンパー60のピストン62が板ばね32のハンマー34側の部分に固定されている。ダンパー60のピストン62には常に収縮する方向の弱い力が加わっている。そのため、ダンパー60は、ハンマー34が上記の慣性力に従って入力方向へ動いたときに、ハンマー34を反入力方向へ引き戻そうとする引き戻し手段として機能する。なお、ダンパー60の代わりに、ハンマー34を反入力方向へ引っ張るコイルばね、ゴム部材、又は磁石等の他の物が、引き戻し手段として設けられても良い。
図5及び図6に示すように固定台24上には回転台21が設けられている。そして、ロータリーアクチュエータ26が回転台21にボルト等の固定手段23で固定されている。固定台24と回転台21とには、固定台24及び回転台21の面に垂直な1本の支点ピン38が通っている。また、固定台24には、回転台21を固定台24に対して固定する不図示のクランプも設けられている。そして、クランプが緩められた状態では、回転台21及びロータリーアクチュエータ26は、一体となって、支点ピン38を回転軸として固定台24の上で回転できる。また、ロータリーアクチュエータ26が固定台24の上で回転すると、これと一体となってハンマー34も回転する。なお回転軸である支点ピン38はロータリーアクチュエータ26の回転軸28と直交している。また、回転台21と固定台24とがクランプで固定されると、回転台21及びロータリーアクチュエータ26が固定台24に対して回転できなくなる。この、ロータリーアクチュエータ26やハンマー34を固定台24に対して回転させる機構を第1回転機構とする。
固定台24におけるロータリーアクチュエータ26とは反対側の面には、その面に接する回転板41が設けられている。この回転板41には円環状の2つのセットカラー40が固定されている。2つのセットカラー40は、それぞれ固定台24及び回転板41の面に対して垂直に立ち上がり、平行に並んでいる。2つのセットカラー40には断面円形の1本のパイプアーム46が挿入されている。
固定台24及び回転板41には、固定台24の面に垂直な1本の支点ピン42が通っている。また、固定台24には、回転板41を固定台24に対して固定する不図示のクランプも設けられている。そして、クランプが緩められた状態では、回転板41は、支点ピン42を回転軸として固定台24に対して回転できる。なお、この支点ピン42は、ロータリーアクチュエータ26側の支点ピン38と平行になっている。また、回転板41と固定台24とがクランプで固定されると、回転板41が固定台24に対して回転できなくなる。この、回転板41を固定台24に対して回転させる機構を第2回転機構とする。
セットカラー40には締め付けクランプ48が設けられており、締め付けクランプ48を緩めると、セットカラー40、回転板41、固定台24、その他固定台24に対して固定されている構造物が、一体となってパイプアーム46を回転軸に回転可能となる。なおパイプアーム46はロータリーアクチュエータ26の回転軸28と平行になっている。また、締め付けクランプ48を締めると、セットカラー40、回転板41、固定台24、その他固定台24に対して固定されている構造物が、パイプアーム46に対して回転不能に固定される。この、セットカラー40や回転板41等をパイプアーム46に対して回転させる機構を第3回転機構とする。
第1〜3回転機構は、ハンマー34の入力方向を変化させる方向変更手段である。具体的には、パイプアーム46が後述するレールユニット50の任意の位置に固定されるが、第1〜3回転機構の操作によりハンマー34の入力方向を変化させることができる。
(2)レールユニット50の構造
入力装置20は、以下に説明する移動手段としてのレールユニット50に沿って移動可能で、レールユニット50の任意の位置に固定される。
レールユニット50は、上下方向(図1〜図3のz方向)に伸びるz方向レール52と、水平方向(図1〜図3のx方向)に延びるx方向レール54と、水平方向かつx方向レール54と直交する方向(図1〜図3のy方向)に延びるy方向レール56とからなる。x方向レール54、y方向レール56、及びz方向レール52は互いに直交する方向へ延びている。
y方向レール56は、x方向レール54に沿って移動可能で、x方向レール54の任意の位置でクランプ57によって固定可能となっている。また、x方向レール54は、z方向レール52に沿って移動可能で、z方向レール52の任意の位置でクランプ55によって固定可能となっている。
ドラム16に接触したタイヤTの回転軸の方向は前記y方向と一致する。また、ドラム16に接触したタイヤTは、前記y方向にはy方向レール56が延びている範囲内に収まり、前記z方向にはz方向レール52が延びている範囲内に収まる。また、タイヤTのドラム16とは反対側のトレッド部は、前記x方向に、x方向レール54が延びている範囲内に収まる。
レールユニット50がこのような構造であるため、x方向レール54をz方向レール52の任意の位置で固定し、y方向レール56をx方向レール54の任意の位置で固定し、x方向レール54又はy方向レール56の任意の位置に入力装置20のパイプアーム46をクランプ59で固定することにより、入力装置20をタイヤTの周囲の任意の位置に配置することができる。
さらに、方向変更手段としての上記の第1〜3回転機構をそれぞれ回転させて任意の回転位置で固定することにより、ハンマー34の入力方向を任意の方向に設定することができる。これにより、タイヤTの任意の場所を、その場所に垂直な方向に、ハンマー34で入力できるように設定することができる。
3.タイヤTに対する入力方法
以上の構造の振動測定装置10を用いたタイヤTに対する入力方法について説明する。まず、タイヤTの所定の場所をその場所に垂直な方向に入力できるように、ハンマー34の位置及び向きが設定される。そして、図7(a)に示すように、ハンマー34がタイヤTから離れた待機位置に保持される。
次に、ドラム16の回転が開始し、それに伴ってタイヤTの回転も開始する。なお、本実施形態では、回転するタイヤTのトレッド部の速度が50km/h(一般的な市街地での走行速度)であっても、そのタイヤTに対して入力することができる。
次に、ロータリーアクチュエータ26が駆動し、回転軸28及びセットカラー30が回転し、ハンマー34が回転軸28を中心にして入力方向へ移動する。そして、図7(b)に示すように、ハンマー34がタイヤTよりも入力方向手前の所定位置に到達した時に、ロータリーアクチュエータ26が停止し、回転軸28及びセットカラー30の回転も停止する。
ロータリーアクチュエータ26が停止しても、ハンマー34には入力方向への慣性力が働く。そのため、ハンマー34は、板ばね32を弾性変形させながら慣性力に従って入力方向へ移動し続け、図7(c)に示すようにタイヤTを叩いて入力を行う。
弾性変形した板ばね32には元に戻ろうとする弾性力が働く。そのため、ハンマー34はタイヤTに短時間だけ接触し、すぐに板ばね32の弾性力に従って反入力方向へ戻る。ハンマー34とタイヤTとの接触時間は、3ms(3/1000秒)以上100ms以下であり、板ばね32のばね定数次第で3ms以上9ms以下とすることも可能である。
ハンマー34は、図7(d)に示すように一度待機位置よりも反入力方向へ振れた(移動した)後、再び入力方向へ振れる。しかし、板ばね32が減衰振動をするため、ハンマー34が再び入力方向へ振れてもタイヤTに接触しない。また、図7には示していないが、板ばね32のハンマー34側の部分に接続されたダンパー60が反入力方向へ力を加え続けていることも影響して、ハンマー34が再び入力方向へ振れてもタイヤTに接触しない。
4.実施形態の効果
以上のように、本実施形態の振動測定装置10及びそれを利用した振動測定方法によれば、回転するタイヤTに対して人の手を使わずに入力できる。
また、本実施形態によれば、ハンマー34の入力動作のとき、ハンマー34がタイヤTに到達する前にロータリーアクチュエータ26が停止する。すると、ハンマー34が、板ばね32を弾性変形させながら慣性力により入力方向に動いてタイヤTに入力し、その後、板ばね32の弾性力により反入力方向に戻る。ハンマー34がこのように振れる(移動する)ため、ハンマー34とタイヤTとの接触時間が短くなり、ハンマー34が回転するタイヤTに持って行かれることを防ぐことができる。
そして、本実施形態では、ロータリーアクチュエータ26に固定された駆動部としてのセットカラー30とハンマー34との間に板ばね32を設けたという単純な構成により、このような効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、ロータリーアクチュエータ26の動作から生じる慣性力により入力が行われるが、ロータリーアクチュエータ26の動作及び板ばね32の弾性変形の仕方が安定しているため、タイヤTに対する入力の力の大きさが安定している。そのため、タイヤTに対して複数回入力を行う場合には、測定結果の再現性が良くなる。また、入力のために重力が必要ないため、タイヤTに対して様々な方向から入力することができる。
また、板ばね32が一度タイヤTに入力した後は減衰振動するため、ハンマー34がタイヤTを2回叩いてしまういわゆるダブルハンマリングが生じにくい。また、板ばね32のハンマー34側の部分にダンパー60が接続され、ダンパー60がハンマー34に対して反入力方向へ力を加え続けているので、さらにダブルハンマリングが生じにくい。
また、ハンマー34をタイヤTの周囲において移動させる移動手段としてのレールユニット50と、ハンマー34の入力方向を変化させる方向変更手段としての第1〜3回転機構とが設けられているので、タイヤTの様々な場所を、その場所に垂直な方向に、ハンマー34で入力することができる。また、ハンマー34が、固定された位置から決められた方向へ入力できるため、タイヤTに対して複数回入力を行う場合には、測定結果の再現性が良くなる。
5.変更例
上記の実施形態に対して、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変更を行うことができる。
例えば、ハンマー34を入力方向及び反入力方向に移動させる駆動装置として、ロータリーアクチュエータ26以外のものを用いることもできる。また、駆動装置により入力方向及び反入力方向に動作する駆動部として、セットカラー30以外のものを用いることもできる。
また、上記実施形態の装置及び方法は、ホイール単体又はタイヤTが装着されたホイールに入力する場合にも適用することができる。また、測定手段12は、タイヤTではなく、ホイール単体、タイヤTが装着されたホイール、又は車軸の振動を測定するものであっても良い。
T…タイヤ、10…振動測定装置、12…測定手段、14…振動解析装置、16…ドラム、20…入力装置、21…回転台、23…固定手段、24…固定台、26…ロータリーアクチュエータ、28…回転軸、30…セットカラー、31…固定手段、32…板ばね、33…固定手段、34…ハンマー、35…平面部、36…柄、38…支点ピン、40…セットカラー、41…回転板、42…支点ピン、46…パイプアーム、48…締め付けクランプ、50…レールユニット、52…z方向レール、54…x方向レール、55…クランプ、56…y方向レール、57…クランプ、59…クランプ、60…ダンパー、61…外筒、62…ピストン、63…延長部材

Claims (3)

  1. タイヤ又はホイールに入力するハンマーと、前記ハンマーを入力動作させる駆動装置と、前記タイヤ、ホイール、又は車軸の振動を測定する測定手段とを有する振動測定装置において、
    前記駆動装置により入力方向及び反入力方向に動作する駆動部と、前記ハンマーと前記駆動部との間に設けられた弾性体とを有し、
    入力動作のとき、前記ハンマーが前記タイヤ又はホイールに到達する前に前記駆動部が停止し、前記ハンマーが、前記弾性体を弾性変形させながら慣性力により入力方向に動いて前記タイヤ又はホイールに入力し、前記弾性体の弾性力により反入力方向に戻る動作を行い、
    前記ハンマー又は前記弾性体の前記ハンマー側の部分に、反入力方向へ力を加え続ける引き戻し手段が設けられた、振動測定装置。
  2. 前記ハンマーを前記タイヤ又はホイールの周囲において移動させる移動手段と、前記ハンマーの入力方向を変化させる方向変更手段とが設けられた、請求項に記載の振動測定装置。
  3. 駆動装置を用いてハンマーを移動させてタイヤ又はホイールに入力し、その応答としての前記タイヤ、ホイール、又は車軸の振動を測定する振動測定方法において、
    前記ハンマーと前記駆動装置の駆動部との間に弾性体を設け、
    前記入力の動作は、
    前記駆動装置を用いて前記ハンマーを入力方向へ移動させるステップと、
    前記ハンマーが前記タイヤ又はホイールに到達する前に前記駆動装置を停止させるステップと、
    前記駆動装置の停止後、前記ハンマーに働く慣性力により、前記弾性体を弾性変形させながら前記ハンマーを入力方向に移動させて前記タイヤ又はホイールに入力するステップと、
    入力後の前記ハンマーを前記弾性体の弾性力により反入力方向に戻すステップとを有し、
    前記ハンマー又は前記弾性体の前記ハンマー側の部分に設けられた引き戻し手段が、反入力方向に力を加え続ける、振動測定方法。
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