JP6965520B2 - 車載用表示方法及び車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示方法及び車載用表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両の乗員へ提供する画像を制御する、車載用表示方法及び車載用表示装置に関する。
従来、車両の乗員へ提供する画像を制御する技術として、例えば、特許文献1に記載されている技術がある。特許文献1に記載されている技術では、ディスプレイにナビゲーション画像として表示している情報量が相対的に少なく、且つ画面変化も相対的に少ないときに、ナビゲーション画像に代えて、情報を提供する画像をディスプレイに表示する。
特開2005−009991号公報
しかしながら、ディスプレイに表示する情報量は、運転負荷等によって見やすさが変わる。このため、特許文献1に記載されている技術では、乗員の状態によっては情報が煩雑になり、利便性が低下する場合があるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、利便性の低下を抑制することが可能な、車載用表示方法及び車載用表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、車両の乗員が視認可能なディスプレイに画像を表示しているときに検出した乗員の脳活動から、乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイに表示している画像を変更する。
本発明によれば、ディスプレイに表示している画像に対して乗員の違和感が有ると、ディスプレイに表示している画像を変更することで、利便性の低下を抑制することが可能な、車載用表示方法及び車載用表示装置を提供することが可能となる。
本発明の第一実施形態の車載用表示装置の構成を表すブロック図である。 脳波測定の一例を表す説明図である。 眼球近くの皮膚に置いた電極で測定した電位の変化を表す図である。 情報量を減少させる処理を行う前の画像を表す図である。 図4Aに表す画像に対して、情報量を減少させる処理を行った画像を表す図である。 本発明の第一実施形態の表示制御処理を表すフローチャートである。 本発明の第一実施形態の変形例を表す図であり、情報量を減少させる処理を行う前の画像を表す図である。 本発明の第一実施形態の変形例を表す図であり、図6Aに表す画像に対して、情報量を減少させる処理を行った画像を表す図である。 本発明の第二実施形態の車載用表示装置の構成を表すブロック図である。 本発明の第二実施形態の表示制御処理を表すフローチャートである。 本発明の第三実施形態の表示制御処理を表すフローチャートである。 視認性調整処理を表すフローチャートである。 情報量調整処理を表すフローチャートである。 表示内容調整処理を表すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付与している。ただし、図面は模式的なものである。また、図面相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(車載用表示装置の構成)
図1から図4を用いて、車載用表示装置1の構成について説明する。
車載用表示装置1は、車両に搭載されており、図1に表すように、周囲状況センサ2と、運転状態センサ4と、生体情報センサ6と、ディスプレイDPと、スピーカSPと、コントローラ10と、を備える。
周囲状況センサ2は、車両の周囲状況を検出し、検出した周囲状況を示す情報を、逐次、コントローラ10に出力する。周囲状況センサ2は、例えば、車両の周囲状況の情報をそれぞれ取得する複数のセンサを備える。第一実施形態では、一例として、周囲状況センサ2が、地図データベース20と、GPS受信機22と、通信機24と、を備える場合について説明する。
地図データベース20は、地図データを格納する記憶装置である。地図データベース20は、例えば、半導体メモリやディスクメディア等の記憶媒体から構成される。地図データベース20は、曲率や幅を含む道路形状、道路種別、車線数等の一般的なカーナビゲーション装置における地図データに加えて、車線境界線の位置、通行帯区分、道路周辺の地物の位置及び形状等に関する情報を含む高精細な地図データを格納する。
GPS受信機22は、人工衛星から受信する電波に基づいて、車両の緯度、経度及び高度を算出し、地図データベース20に格納される地図データと整合させることにより、地図データにおける車両の現在位置を取得する。すなわち、GPS受信機22は、地図データベース20と共に、地図データにおける車両の現在位置を検出する測位装置を構成する。
通信機24は、無線通信により、外部から車両の周囲状況を取得する通信インターフェースである。通信機24は、例えば、車線単位の渋滞情報、交通規制情報等の交通情報や、天気情報等をリアルタイムに送信する高度道路交通システム(ITS)から、種々の情報を受信し得る。ITSは、車々間通信、路車間通信、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)、テレマティクス等を含む。通信機24は、例えば、車々間通信により、車両の周囲の他車両の加減速度や、車両に対する相対位置等を検出する。
運転状態センサ4は、車両の運転状態を検出し、検出した運転状態を示す情報を、逐次、コントローラ10に出力する。運転状態センサ4は、例えば、車両の運転状態の情報をそれぞれ取得する複数のセンサから構成される。第一実施形態では、一例として、運転状態センサ4が、アクセル開度センサ40と、ブレーキスイッチ42と、ステアリング操作量センサ44と、を備える場合について説明する。
アクセル開度センサ40は、例えば車両のアクセルペダルの踏み込み量から、車両のアクセル開度を検出する。ブレーキスイッチ42は、運転者による車両のブレーキの操作状態、すなわち、ブレーキの作動状態を検出する。ステアリング操作量センサ44は、車両のステアリングホイールの操作角、または、操向輪の操舵角を検出する。
生体情報センサ6は、車両の乗員(運転者)の生体情報を検出し、検出した生体情報を、逐次、コントローラ10に出力する。乗員の生体情報は、脳の活動情報を含み、乗員が感じる違和感を推定可能な生体情報である。なお、乗員の生体情報は、乗員の脳波、脳血流、心拍数、呼吸、発汗量及び顔画像のうち少なくとも一つに基づいて、検出することが可能である。これらの生体情報のうち、脳波や脳血流より乗員の脳活動を検出する。第一実施形態では、一例として、生体情報センサ6が、脳波センサ60と、カメラ62と、心拍センサ64と、を備える場合について説明する。
脳波センサ60は、乗員の脳波を、車両の運転中にリアルタイムで検出するセンサである。また、脳波センサ60は、乗員の頭部に取り付ける複数の電極を備える。複数の電極は、例えば、国際10−20法に準拠し、図2中に表すように、乗員の頭頂部のうち、認知機能に関わる位置である、Fz,Fcz,Cz,CPzに配置する。図2中では、Fz,Fcz,Cz,CPzに配置した電極8を、それぞれ、電極8Fz,電極8Fcz,電極8Cz,電極8CPzと表す。なお、複数の電極8は、乗員の頭部に配置しやすいように、例えば、装着型の電極帽子やヘッドホンで形成してもよく、また、ヘッドレストに設けられた複数の電極で形成してもよい。
カメラ62は、車両Pの車室内において、乗員(運転者)の顔を正面から撮影する位置に配置され、例えば、CCDカメラや、近赤外LEDと赤外線カメラとの組み合わせ等を用いることが可能である。カメラ62は、乗員の視線、表情、動作等を検出するために、乗員の画像を撮像する。
心拍センサ64は、心拍数センサは、乗員の心拍数を、車両の運転中にリアルタイムで測定するセンサであり、車両が備えるステアリングや座席に取り付ける電極を備える。また、心拍センサ64は、車両の乗員に対し、乗員(運転者)が受ける運転負荷(運転ワークロード)を推定可能な生体情報として、乗員の心拍数を測定する。
ディスプレイDPは、コントローラ10に接続されており、乗員が視認可能となるように、車室内のコンソール等に配置されている。なお、ディスプレイDPとしては、例えば、ナビゲーションシステムが備えるディスプレイや、インストルメントパネルに配置されたディスプレイを用いる。また、ディスプレイDPは、コントローラ10から出力画像信号(後述)の入力を受けると、出力画像信号が含む画像(ナビゲーション画像等)を表示する。
スピーカSPは、コントローラ10に接続されており、車室内のコンソール等に配置されている。また、スピーカSPは、出力画像信号が含む画像(ナビゲーション画像等)に応じた音声を出力する。
コントローラ10は、例えば、マイクロコンピュータで構成する。マイクロコンピュータは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えた構成である。
なお、図1にはコントローラ10の機能構成例を示す。コントローラ10は、ROMに格納されたコンピュータプログラムをCPUで実現することにより、脳情報取得部10Aと、注意状態取得部10Bと、違和感データベース10Cと、違和感判定部10Dと、表示状態取得部10Eと、情報量判定部10Fと、画像制御部10Gの機能を実現する。
脳情報取得部10Aは、生体情報センサ6から入力を受けた生体情報を用いて、乗員の脳情報を取得する。乗員の脳情報を取得した脳情報取得部10Aは、取得した脳情報を含む情報信号(以降の説明では、「脳情報信号」と記載する場合がある)を、違和感判定部10Dへ出力する。第一実施形態では、乗員の生体情報として、複数の電極8で測定した、乗員の脳波のパターンを取得する場合について説明する。したがって、脳情報信号は、複数の電極8で測定した脳波のパターンを含む。
注意状態取得部10Bは、乗員の注意状態を測定する。乗員の注意状態を測定した注意状態取得部10Bは、測定した注意状態を含む情報信号(以降の説明では、「注意状態信号」と記載する場合がある)を、違和感判定部10Dへ出力する。乗員の注意状態は、乗員の注意がディスプレイDPの画面へ向いたことを推定可能な生体情報である。また、乗員の注意状態は、乗員の脳波に応じた眼電図及び顔画像のうち少なくとも一方を用いて、検出することが可能である。
眼電図は、眼球前後間で発生する定常電位の記録や、眼球運動に相関する電位の変化を表す図であり、眼球近くの皮膚に配置した電極(例えば、図2中で位置Fzに配置した電極8Fz)で測定する。第一実施形態では、一例として、注意状態取得部10Bの構成を、脳波センサ60により検出した脳波に応じた眼電図を用いて、乗員の注意状態を測定する構成とした場合を説明する。眼電図を用いて注意状態を測定する際には、例えば、図3中に表すように、電極8Fzで測定した電位Vの変化を計測し、混入する眼電図の動きから、眼球が停留していることを表す電位Vを検出する。なお、図3中には、眼球が停留していることを表す電位Vを検出した時点を、符号PTで表す。
違和感データベース10Cには、乗員の違和感を検出するために使用される脳波パターンが記憶されている。違和感データベース10Cに記憶されている脳波パターンは、過去に乗員の違和感が有ると判定したときの脳波パターンである。すなわち、違和感データベース10Cには、過去に違和感が有ると判定したときの脳活動を蓄積しておく。
違和感判定部10Dは、脳情報信号と注意状態信号の入力を受ける。そして、時点PTの注意状態を含む注意状態信号の入力を受けたタイミングで、脳情報信号が含む脳波のパターン、すなわち、リアルタイムで測定された脳波のパターンのうち、時点PTにおける脳波のパターンを参照する。さらに、時点PTにおける脳波のパターンを、違和感データベース10Cに記憶されている脳波パターンに照合することで、乗員が受ける違和感の有無(違和感を覚えているか否か)を判定する。違和感の有無を判定した違和感判定部10Dは、判定結果を含む情報信号(以降の説明では、「違和感判定信号」と記載する場合がある)を、情報量判定部10Fと画像制御部10Gへ出力する。なお、違和感判定部10Dは、例えば、時点PTにおける脳波のパターンと、違和感データベース10Cに記憶されている脳波パターンとの合致度が、予め設定した合致度閾値よりも高い場合に、違和感が有ると判定する。
すなわち、違和感データベース10Cには、過去に違和感が有ると判定したときの脳活動を蓄積しておく。そして、違和感判定部10Dは、脳情報取得部10Aで検出した脳情報と違和感データベース10Cに蓄積している脳情報との比較に応じて、違和感の有無を判定する。
表示状態取得部10Eは、ディスプレイDPに表示されている画像の表示状態を取得する。表示状態を取得した表示状態取得部10Eは、取得した表示状態を含む情報信号(以降の説明では、「表示状態信号」と記載する場合がある)を、情報量判定部10Fへ出力する。第一実施形態では、一例として、表示状態取得部10Eが取得する表示状態を、ディスプレイDPに表示されている画像が含む文字数とした場合について説明する。
情報量判定部10Fは、予め設定した情報量閾値α1を記憶している。第一実施形態では、表示状態を文字数とするため、情報量閾値α1は、予め設定した文字数である。また、情報量判定部10Fは、違和感判定結果信号と表示状態信号の入力を受ける。そして、違和感判定結果信号が、違和感が有るとの判定結果を含む場合、表示状態信号が含む文字数が、情報量閾値α1を超えているか否かを判定する。文字数が情報量閾値α1を超えているか否かを判定した情報量判定部10Fは、判定結果を含む情報信号(以降の説明では、「情報量判定信号」と記載する場合がある)を、画像制御部10Gへ出力する。
なお、情報量閾値α1の設定は、例えば、以下の手順で行う。
当初(出荷時等)は、一般的に表示される全国平均のデータ等の情報量(文字数)を設定しておく。そして、違和感が有るとの判定結果を取得した時点で、その時点の情報量(文字数)に情報量閾値α1を加算した値の平均値を、次回以降に情報量判定部10Fで用いる情報量閾値α1として設定(更新)する。
画像制御部10Gは、違和感判定信号と情報量判定信号の入力を受け、入力装置IFから指令信号の入力を受ける。そして、違和感判定信号、情報量判定信号、指令信号に応じて出力画像信号を生成し、生成した出力画像信号を、ディスプレイDPに出力する。
入力装置IFは、例えば、ナビゲーションシステムのタッチパネル(ディスプレイDPと兼用)である。また、入力装置IFとしては、例えば、リモコン等を用いることも可能である。指令信号は、例えば、乗員が目的地を入力した場合に、現在地から目的地へのナビゲーション画像をディスプレイDPに出力させるための信号である。
出力画像信号の生成は、以下の手順で行う。
違和感判定結果信号が、違和感が無いとの判定結果を含む場合、指令信号に応じて、例えば、ナビゲーション画像等をディスプレイDPに表示させるための出力画像信号を生成する。
違和感判定結果信号が、違和感が有るとの判定結果を含む場合、情報量判定信号に応じて、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を制御するための出力画像信号を生成する。具体的には、情報量判定信号が、表示状態信号が含む文字数が情報量閾値α1を超えているとの判定結果を含む場合、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる出力画像信号を生成する。第一実施形態では、表示状態を文字数とするため、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる処理は、例えば、図4中に表すように、ディスプレイDPに表示されている画像が含む文字数を減少させる処理である。なお、図4Aは、情報量を減少させる処理を行う前の画像(処理前の画像)を表す図である。また、図4Bは、図4Aに表す画像に対して、情報量を減少させる処理を行った画像(処理後の画像)を表す図である。一方、情報量判定信号が、表示状態信号が含む文字数が情報量閾値α1以下であるとの判定結果を含む場合、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させる出力画像信号を生成する。第一実施形態では、表示状態を文字数とするため、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させる処理は、ディスプレイDPに表示されている画像が含む文字数を増加させる処理である。
(車載用表示装置1が行う処理)
図1から図4を参照しつつ、図5を用いて、車載用表示装置1が行う処理の一例を説明する。なお、以降の説明では、車載用表示装置1が行う処理を、「表示制御処理」と記載する場合がある。
図2中に表すように、表示制御処理を開始(START)すると、まず、ステップS100の処理を行う。
ステップS100では、乗員が要求する情報を提供するために、ディスプレイDPに、ナビゲーション画像等を表示する処理(図に表す「ディスプレイ表示」)を行う。ステップS100の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS102へ移行する。ステップS102では、違和感の有無を判定するために、違和感判定部10Dにより、ディスプレイDPに表示されている画像に対して、乗員が違和感を受けているか否かを判定する処理(図に表す「表示中に違和感有り」)を行う。
ステップS102において、乗員が違和感を受けている(図に表す「Yes」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS104へ移行する。一方、ステップS102において、乗員が違和感を受けていない(図に表す「No」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS100へ移行する。
ステップS104では、画像を変更するためのパラメータを取得するために、表示状態取得部10Eにより、ディスプレイDPに表示されている画像に対し、情報量を取得する処理(図に表す「情報量を取得」)を行う。ステップS104の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS106へ移行する。ステップS106では、画像を変更するためのパラメータを取得するために、情報量判定部10Fにより、ステップS104で取得した文字数である情報量が、情報量閾値α1を超えているか否かを判定する処理(図に表す「情報量>情報量閾値α1」)を行う。
ステップS106において、情報量が情報量閾値α1を超えている(図に表す「Yes」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS108へ移行する。一方、ステップS106において、情報量が情報量閾値α1以下である(図に表す「No」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS110へ移行する。
ステップS108では、画像制御部10Gにより、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる処理(図に表す「情報量を減少」)を行う(例えば、図4Aの状態から図4Bの状態へ移行)。これにより、ステップS108では、乗員に提供する情報が煩雑となることを抑制する。ステップS108の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS100の処理へ復帰(RETURN)する。
ステップS110では、画像制御部10Gにより、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させる処理(図に表す「情報量を増加」)を行う(例えば、図4Bの状態から図4Aの状態へ移行)。これにより、ステップS110では、運転中の情報取得における利便性を向上させることが可能となる。ステップS110の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS100の処理へ復帰(RETURN)する。
(動作)
図1から図5を参照して、第一実施形態の車載用表示装置1を用いて行なう動作の一例を説明する。
車両の走行時には、脳波センサ60により、乗員の脳波を測定する。これに加え、車両の走行時には、例えば、乗員による入力装置IFの操作に応じて、現在地から目的地までの移動経路を表すナビゲーション画像を、ディスプレイDPに表示する。ディスプレイDPに画像が表示されている状態で、電極8Fzが、眼球が停留していることを表す電位Vを検出すると、違和感判定部10Dが、ディスプレイDPに表示されている画像に対して、乗員が違和感を受けているか否かを判定する。なお、ディスプレイDPに表示する画像は、乗員による入力装置IFの操作に応じた、手動で提供する画像に限定するものではなく、例えば、観光施設の情報を表す画像等、地図データと車両の現在位置に応じて自動的に提供される画像であってもよい。
そして、違和感判定部10Dが、乗員が違和感を受けていると判定すると、情報量判定部10Fが、表示状態取得部10Eが取得した情報量が情報量閾値α1を超えているか否かを判定する。情報量判定部10Fが、表示状態取得部10Eが取得した情報量が情報量閾値α1を超えていると判定すると、画像制御部10Gが、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる処理(図4A、図4Bを参照)を行う。
すなわち、第一実施形態の車載用表示装置1では、コントローラ10により、ディスプレイDPに画像を表示しているときに脳波センサ60が検出した脳活動から乗員の違和感の有無を判定し、違和感が有ると判定すると、表示している画像を変更する。
したがって、第一実施形態の車載用表示装置1であれば、ディスプレイDPに表示されている画像に対し、運転者等の乗員が違和感を受けていると判定すると、乗員が違和感を受けている画像を変更することが可能となる。なお、上述した脳波センサ60は、乗員の脳活動を検出するセンサに対応する。
また、上述したように、第一実施形態の車載用表示装置1の動作で実施する車載用表示方法では、ディスプレイDPに画像を表示しているときに乗員の脳活動を検出し、検出した脳活動から乗員の違和感の有無を判定する。そして、違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。
また、第一実施形態の車載用表示方法では、乗員の注意状態を検出し、ディスプレイDPに表示している画像に対する注意状態を検出した時点で、違和感の有無を判定する。
さらに、第一実施形態の車載用表示方法では、ディスプレイDPに表示している画像の表示状態(文字数)を変更(減少、増加)することで、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。
また、第一実施形態の車載用表示方法では、過去に違和感が有ると判定したときの脳活動を蓄積しておき、検出した脳活動と蓄積している脳活動との比較に応じて、違和感の有無を判定する。
なお、上述した第一実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第一実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(第一実施形態の効果)
第一実施形態の車載用表示装置1を用いた車載用表示方法であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)ディスプレイDPに画像を表示しているときに乗員の脳活動を検出し、検出した脳活動から乗員の違和感の有無を判定し、違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。
このため、ディスプレイDPに表示している画像に対して乗員の違和感が有ると、ディスプレイDPに表示している画像を変更することで、乗員の状態に応じた画像を、ディスプレイDPに表示することが可能となる。その結果、乗員に提供する情報が煩雑となることを抑制することが可能となり、利便性の低下を抑制することが可能な、車載用表示方法を提供することが可能となる。
(2)乗員の注意状態を検出し、ディスプレイDPに表示している画像に対する注意状態を検出した時点で、違和感の有無を判定する。その結果、ディスプレイDPに表示している画像に対する乗員の違和感の有無を、適切なタイミングで判定することが可能となり、違和感の有無を判定する精度を向上させることが可能となる。
(3)ディスプレイDPに表示している画像の表示状態を変更することで、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。その結果、複雑な処理を必要とせずに、乗員の状態に応じた画像を、ディスプレイDPに表示することが可能となる。
(4)過去に違和感が有ると判定したときの脳活動を蓄積しておき、検出した脳活動と蓄積している脳活動との比較に応じて、違和感の有無を判定する。その結果、過去に判定した実績の有るデータと、現時点で検出したデータとの比較により、違和感の有無を判定することが可能となり、違和感の有無を判定する精度を向上させることが可能となる。
また、第一実施形態の車載用表示装置1であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(5)乗員が視認可能なディスプレイDPに画像を表示しているときに、乗員の脳活動を検出する脳波センサ60が検出した脳活動から乗員の違和感の有無を判定する。そして、違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更するコントローラ10を備える。
このため、ディスプレイDPに表示している画像に対して乗員の違和感が有ると、ディスプレイDPに表示している画像を変更することで、乗員の状態に応じた画像を、ディスプレイDPに表示することが可能となる。その結果、乗員に提供する情報が煩雑となることを抑制することが可能となり、利便性の低下を抑制することが可能な、車載用表示装置1を提供することが可能となる。
(第一実施形態の変形例)
(1)第一実施形態では、ディスプレイDPに表示している画像の表示状態を変更することで、ディスプレイDPに表示している画像を変更したが、これに限定するものではない。すなわち、ディスプレイDPに表示している画像の視認性を変更することで、ディスプレイDPに表示している画像を変更してもよい。また、ディスプレイDPに表示している画像の表示内容を変更することで、ディスプレイDPに表示している画像を変更してもよい。したがって、ディスプレイDPに表示している画像の視認性、表示状態及び表示内容のうち少なくとも一つを変更することで、ディスプレイDPに表示している画像を変更する構成であればよい。
(2)第一実施形態では、ディスプレイDPに表示している画像に対して乗員の違和感が有ると、乗員の違和感が有ると判定したタイミングで、ディスプレイDPに表示している画像を変更したが、これに限定するものではない。すなわち、ディスプレイDPに表示している画像を変更した時点で乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更するタイミングを変化させる構成としてもよい。なお、ディスプレイDPに表示している画像を変更した時点とは、例えば、図4A中に表す、情報量を減少させる処理を行う前の画像から、図4B中に表す、図4Aに表す画像に対して、情報量を減少させる処理を行った画像に変更した時点である。
この場合、ディスプレイDPに表示している画像を変更するタイミングを、乗員の違和感が有ると判定したタイミングよりも遅らせることで、違和感を受けた画像が含む情報を乗員が視認する時間を確保することが可能となる。
(3)第一実施形態では、表示状態を文字数とし、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を変化させる処理を、画像が含む文字数を変化させる処理としたが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、図6中に表すように、画像の情報量を変化させる処理を、ナビゲーション画像が含む地図の拡大率を変化させる処理としてもよい。なお、図6Aは、情報量を減少させる処理を行う前の画像(処理前の画像)を表す図である。また、図6Bは、図6Aに表す画像に対して、情報量を減少させる処理を行った画像(処理後の画像)を表す図である。
この場合、情報量閾値α1は、予め設定した地図の拡大率や、予め設定した地図上に表示されているアイコンの数等としてもよい。
(4)第一実施形態では、注意状態取得部10Bの構成を、脳波センサ60により検出した脳波に応じた眼電図を用いて、乗員の注意状態を測定する構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、注意状態取得部10Bの構成を、カメラ62により撮影した乗員の顔画像から、乗員の視線を検出することで、乗員の注意がディスプレイDPの画面へ向いたことを推定し、乗員の注意状態を測定する構成としてもよい。
(5)第一実施形態では、ディスプレイDPに表示されている画像の表示状態(画像が含む文字数)が、情報量閾値α1未満である場合、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させるが、これに限定するものではない。すなわち、ディスプレイDPに表示されている画像の表示状態が情報量閾値α1未満である場合に、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を維持してもよい。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(車載用表示装置の構成)
図1から図6を参照しつつ、図7を用いて、第二実施形態の構成を説明する。なお、図中及び以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成について、同一の符合を付して示す。また、以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
図7に表すように、車載用表示装置1は、周囲状況センサ2と、運転状態センサ4と、生体情報センサ6と、ディスプレイDPと、スピーカSPと、コントローラ10と、を備える。なお、コントローラ10以外の構成は、上述した第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
コントローラ10は、脳情報取得部10Aと、注意状態取得部10Bと、違和感データベース10Cと、違和感判定部10Dと、表示状態取得部10Eと、運転負荷検出部10Hと、画像制御部10Gと、を備える。なお、脳情報取得部10Aと、注意状態取得部10Bと、違和感データベース10Cの構成は、上述した第一実施形態と同様である。
違和感判定部10Dは、脳情報信号と、注意状態信号と、出力画像信号の入力を受ける。そして、出力画像信号の入力を受けたタイミングで、脳情報信号が含む脳波のパターンを参照する。さらに、出力画像信号の入力を受けたタイミングにおける脳波のパターンを、違和感データベース10Cに記憶されている脳波パターンに照合することで、乗員が受ける違和感の有無を判定する。違和感の有無を判定した違和感判定部10Dは、違和感判定信号を、運転負荷検出部10Hと画像制御部10Gへ出力する。なお、出力画像信号の入力を受けたタイミングとは、例えば、乗員が入力装置IFを用いて目的地を入力し、現在地から目的地へのナビゲーション画像をディスプレイDPに出力させるための出力画像信号の入力を受けたタイミングである。
表示状態取得部10Eは、ディスプレイDPに表示されている画像の表示状態を取得し、表示状態信号を、画像制御部10Gへ出力する。
運転負荷検出部10Hは、違和感判定結果信号の入力を受ける。そして、違和感判定結果信号が、違和感が有るとの判定結果を含む場合、乗員(運転者)による車両の運転状態を取得する。さらに、取得した運転状態を用いて、乗員(運転者)が受ける運転負荷を検出する。運転負荷を検出した運転負荷検出部10Hは、検出した運転負荷を含む情報信号(以降の説明では、「運転負荷信号」と記載する場合がある)を、画像制御部10Gへ出力する。
乗員による運転状態は、例えば、ステアリングの操舵角、乗員の心拍数、乗員の脳波のうち少なくとも一つを用いて取得することが可能である。
ステアリングの操舵角を用いて運転負荷を検出する場合には、操作状態信号が含む操舵角と、ステアリングのふらつきを定量化したステアリングエントロピー(例えば、特開平11−227491号公報を参照)等を用いる。この場合、ステアリング操作(操舵角)の滑らかさから運転者の不安定度を算出するステアリングエントロピー法を用いて、運転負荷の高低を検出する。
乗員の心拍数を用いて運転負荷を検出する場合には、心拍数信号が含む心拍数を参照し、心拍数の増加や減少によって、運転負荷を検出する。この場合、心拍数が増加すると運転負荷が高いと検出し、心拍数が減少すると運転負荷が低いと検出する。
乗員の脳波を用いて運転負荷を検出する場合には、脳波信号が含む脳波の周波数分析を行う。そして、β波の出現頻度が高いほど、運転に集中しており、運転負荷が高いと検出する。一方、β波の出現頻度が低いほど、運転に集中する必要性が低く、運転負荷が低いと検出する。
第二実施形態では、一例として、運転負荷検出部10Hの構成を、予め設定した運転負荷閾値α2を記憶しており、取得した運転状態と運転負荷閾値α2との比較により、運転負荷の高低を検出する場合について説明する。したがって、第二実施形態では、運転負荷閾値α2を、舵角エントロピー(例えば、特開平11−227491号公報を参照)、予め設定した心拍数、予め設定したβ波の出現頻度とする。そして、取得した運転状態に応じて、対応する運転負荷閾値α2を用いる。
画像制御部10Gは、違和感判定信号と、運転負荷信号と、表示状態信号の入力を受け、入力装置IFから指令信号の入力を受ける。そして、違和感判定信号、運転負荷信号、表示状態信号、指令信号に応じて出力画像信号を生成し、生成した出力画像信号を、違和感判定部10DとディスプレイDPに出力する。なお、入力装置IFの構成は、上述した第一実施形態と同様である。
出力画像信号の生成は、以下の手順で行う。
違和感判定結果信号が、違和感が無いとの判定結果を含む場合、指令信号に応じて、例えば、ナビゲーション画像等をディスプレイDPに表示させるための出力画像信号を生成する。
違和感判定結果信号が、違和感が有るとの判定結果を含む場合、運転負荷信号と表示状態信号に応じて、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を制御するための出力画像信号を生成する。具体的には、運転負荷信号が、取得した運転負荷が運転負荷閾値α2を超えているとの判定結果を含む場合、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる出力画像信号を生成する(例えば、図4A及び図4B、図6A及び図6Bを参照)。一方、運転負荷信号が、取得した運転負荷が運転負荷閾値α2以下であるとの判定結果を含む場合、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させる出力画像信号を生成する(例えば、図4A及び図4B、図6A及び図6Bを参照)。
(車載用表示装置1が行う処理)
図1から図7を参照しつつ、図8を用いて、車載用表示装置1が行う表示制御処理の一例を説明する。
図8中に表すように、表示制御処理を開始(START)すると、まず、ステップS200の処理を行う。ステップS200からステップS204の処理は、上述した第一実施形態におけるステップS100からステップS104の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS206では、運転負荷を検出するためのパラメータを取得するために、運転負荷検出部10Hにより、運転者による車両の運転状態を取得する処理(図に表す「運転状態を取得」)を行う。ステップS206の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS208へ移行する。ステップS208では、運転負荷検出部10Hにより、ステップS206で取得した運転状態を用いて検出した運転負荷が、運転負荷閾値α2を超えているか否かを判定する処理(図に表す「運転負荷>運転負荷閾値α2」)を行う。
ステップS208において、運転負荷が運転負荷閾値α2を超えている(図に表す「Yes」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS210へ移行する。一方、ステップS208において、運転負荷が運転負荷閾値α2以下である(図に表す「No」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS212へ移行する。
ステップS210では、画像制御部10Gにより、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる処理(図に表す「情報量を減少」)を行う(例えば、図4Aの状態から図4Bの状態へ移行)。これにより、ステップS210では、乗員に提供する情報が煩雑となることを抑制する。ステップS210の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS200の処理へ復帰(RETURN)する。
ステップS212では、画像制御部10Gにより、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させる処理(図に表す「情報量を増加」)を行う(例えば、図4Bの状態から図4Aの状態へ移行)。これにより、ステップS212では、運転中の情報取得における利便性を向上させることが可能となる。ステップS212の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS200の処理へ復帰(RETURN)する。
(動作)
図1から図8を参照して、第二実施形態の車載用表示装置1を用いて行なう動作の一例を説明する。
車両の走行時には、脳波センサ60により、乗員の脳波を測定する。これに加え、車両の走行時には、例えば、乗員による入力装置IFの操作に応じて、現在地から目的地までの移動経路を表すナビゲーション画像を、ディスプレイDPに表示する。ディスプレイDPにナビゲーション画像が表示されたタイミングで、違和感判定部10Dが、ディスプレイDPに表示されている画像に対して、乗員が違和感を受けているか否かを判定する。
そして、違和感判定部10Dが、乗員が違和感を受けていると判定すると、運転負荷検出部10Hが、運転者による車両の運転状態を取得し、さらに、運転者の運転負荷を検出する。これに加え、検出した運転負荷が運転負荷閾値α2を超えているか否かを判定する。
運転負荷検出部10Hが、運転負荷が運転負荷閾値α2を超えていると判定すると、画像制御部10Gが、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を減少させる処理(図4A、図4Bを参照)を行う。これにより、運転負荷が高く、運転操作が忙しい状況であっても、ディスプレイDPに表示される情報を見やすくすることが可能となる。一方、運転負荷検出部10Hが、運転負荷が運転負荷閾値α2以下であると判定すると、画像制御部10Gが、ディスプレイDPに表示されている画像の情報量を増加させる処理(図4A、図4Bを参照)を行う。これにより、運転負荷が低い状況では、運転中の情報取得における利便性を向上させることが可能となる。
すなわち、第二実施形態の車載用表示装置1では、コントローラ10により、ディスプレイDPに画像を表示しているときに脳波センサ60が検出した脳活動から、乗員の違和感の有無を判定する。そして、違和感が有ると判定すると、乗員が受ける運転負荷に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。
上述したように、第二実施形態の車載用表示装置1の動作で実施する車載用表示方法では、ディスプレイDPに画像を表示しているときに乗員の違和感が有ると判定すると、乗員が受ける運転負荷に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。
また、第二実施形態の車載用表示方法では、ディスプレイDPに表示した画像の情報量を検出し、ディスプレイDPに画像を表示したタイミングで乗員の違和感が有ると判定すると、検出した情報量に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。
なお、上述した第二実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第二実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(第二実施形態の効果)
第一実施形態の車載用表示装置1を用いた車載用表示方法であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)ディスプレイDPに表示した画像の情報量を検出し、ディスプレイDPに画像を表示したタイミングで、乗員の違和感が有ると判定すると、検出した情報量に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。その結果、乗員がディスプレイDPに表示した画像を視認している可能性がある状況において、乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示した画像の情報量に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更することが可能となる。
(2)乗員(運転者)が受ける運転負荷を検出し、検出した運転負荷に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更する。その結果、運転負荷によって変わる見やすさに応じて、ディスプレイDPに表示している画像を変更するため、ディスプレイDPに表示される情報を見やすくすることが可能となるとともに、運転中の情報取得における利便性を向上させることが可能となる。
(第二実施形態の変形例)
(1)第二実施形態では、ディスプレイDPに画像を表示したタイミングで、乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更したが、これに限定するものではない。すなわち、ディスプレイDPに画像を表示してから予め設定した閾値時間が経過した後に、乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更する構成としてもよい。
この場合、乗員がディスプレイDPに表示した画像を視認している可能性がある時間が、閾値時間まで経過した状況において、乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像を変更することが可能となる。なお、ディスプレイDPに表示している画像の変更には、ディスプレイDPに表示している画像の消去も含む。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(車載用表示装置の構成)
図1から図8を参照して、第三実施形態の構成を説明する。なお、以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成について、同一の符合を付して示す。また、以降の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
第三実施形態の車載用表示装置1は、画像制御部10Gの構成を除き、上述した第一実施形態と同様である。このため、画像制御部10G以外の構成については、説明を省略する。
画像制御部10Gは、違和感判定信号と、情報量判定信号と、指令信号の入力を受ける。そして、違和感判定信号、情報量判定信号、指令信号に応じて出力画像信号を生成し、生成した出力画像信号を、ディスプレイDPに出力する。また、画像制御部10Gは、輝度、彩度、色相、拡大率、文字数、フォントサイズのパラメータを、数段階で設定することが可能である。また、画像制御部10Gは、違和感判定信号に応じて、画像の内容に係らず、ディスプレイDPに表示されている画像の視認性、ディスプレイDPに表示されている画像の表示状態、ディスプレイDPに表示されている画像の表示内容を調整する。
なお、以降の説明では、画像の視認性を調整する処理を、「視認性調整処理」と記載する場合がある。また、画像の表示状態を調整する処理を、「表示状態調整処理」と記載する場合がある。さらに、画像の表示内容を調整する処理を、「表示内容調整処理」と記載する場合がある。
(視認性調整処理)
視認性調整処理では、まず、輝度のパラメータを、現在の輝度値から明るくなるように段階を上げる。輝度のパラメータの段階を上げた状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、輝度のパラメータを、現在の輝度値から暗くなるように段階を下げる。輝度のパラメータの段階を上げた状態でも、輝度のパラメータの段階を下げた状態でも、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受ける場合には、輝度値を最初の状態に戻し、次に、彩度の調整を行う。
彩度の調整は、まず、画像の鮮やかさを増加させる方向に調整する。そして、画像の鮮やかさを増加させる方向に彩度を調整した状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、彩度を、画像の鮮やかさを減少させる方向に調整する。画像の鮮やかさを増加させる方向に彩度を調整した状態でも、画像の鮮やかさを減少させる方向に彩度を調整した状態でも、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受ける場合には、彩度を最初の状態に戻し、次に、色相の調整を行う。
色相の調整は、まず、画像を暖色系とする方向に調整する。そして、画像を暖色系とする方向に色相を調整した状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、色相を、画像を寒色系とする方向に調整する。画像を暖色系とする方向に色相を調整した状態でも、画像を寒色系とする方向に色相を調整した状態でも、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受ける場合には、色相を最初の状態に戻し、視認性調整処理を終了する。
すなわち、輝度、彩度、色相のパラメータを調整した状況であっても、乗員の違和感が有ると判定される状態では、視認性には違和感が無いと判断し、視認性調整処理を終了して、表示状態調整処理へ移行する。
(表示状態調整処理)
表示状態調整処理では、まず、画像の拡大率を、現在の拡大率から大きくする。現在の拡大率から大きくした状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、画像の拡大率を、現在の拡大率から小さくする。画像の拡大率を現在の拡大率から大きくした状態でも、画像の拡大率を現在の拡大率から小さくした状態でも、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受ける場合には、画像の拡大率を最初の状態に戻し、次に、文字数の調整を行う。
文字数の調整は、まず、文字数を減少させる方向に調整する。そして、文字数を減少させる方向に彩度を調整した状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、文字数を増加させる方向に調整する。文字数を減少させる方向に調整した状態でも、文字数を増加させる方向に調整した状態でも、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受ける場合には、文字数を最初の状態に戻し、次に、フォントサイズの調整を行う。
フォントサイズの調整は、まず、フォントサイズを大きくする方向に調整する。そして、フォントサイズを大きくする方向に調整した状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、フォントサイズを小さくする方向に調整する。フォントサイズを大きく方向に調整した状態でも、フォントサイズを小さくする方向に調整した状態でも、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受ける場合には、フォントサイズを最初の状態に戻し、表示状態調整処理を終了する。
すなわち、拡大率、文字数、フォントサイズのパラメータを調整した状況であっても、乗員の違和感が有ると判定される状態では、表示状態には違和感が無いと判断し、表示状態調整処理を終了して、表示内容調整処理へ移行する。
(表示内容調整処理)
表示内容調整処理では、まず、表示内容を蓄積しているデータベース(図示せず)から取得した画像をディスプレイDPに表示することで、表示内容を調整する。データベースから取得した画像をディスプレイDPに表示する際には、例えば、一般的に人気の高い表示を順番に提示する。また、例えば、カテゴリー毎に分類された情報の内容を表す画像を順番に提示することで、違和感のない情報を確定し、類似情報を提示してもよい。データベースから取得した画像をディスプレイDPに表示している状態で、違和感が有るとの判定結果を含む違和感判定結果信号の入力を受けると、画像の表示を停止し、表示内容調整処理を終了する。
(車載用表示装置1が行う処理)
図1から図8を参照しつつ、図9から図12を用いて、車載用表示装置1が行う表示制御処理の一例を説明する。
図9中に表すように、表示制御処理を開始(START)すると、まず、ステップS300の処理を行う。
ステップS300では、乗員が要求する情報を提供するために、ディスプレイDPに、ナビゲーション画像等を表示する処理(図に表す「ディスプレイ表示」)を行う。ステップS100の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS400へ移行する。ステップS400では、違和感の有無を判定するために、違和感判定部10Dにより、ディスプレイDPに表示されている画像に対して、乗員が違和感を受けているか否かを判定する処理(図に表す「表示中に違和感有り」)を行う。
ステップS400において、乗員が違和感を受けている(図に表す「Yes」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS500へ移行する。一方、ステップS400において、乗員が違和感を受けていない(図に表す「No」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS300へ移行する。
ステップS500では、画像制御部10Gにより、視認性調整処理(図に表す「視認性調整処理」)を行う。ステップS500の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS600へ移行する。
図10中に表すように、視認性調整処理を開始(START)すると、まず、ステップS510の処理を行う。
ステップS510では、ディスプレイDPに表示されている画像の輝度を変更するために、輝度のパラメータを調整する処理(図に表す「輝度調整」)を行う。ステップS510の処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定した場合、視認性調整処理は、ステップS520へ移行する。ステップS520では、ディスプレイDPに表示されている画像の彩度を変更するために、彩度のパラメータを調整する処理(図に表す「彩度調整」)を行う。ステップS520の処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定した場合、視認性調整処理は、ステップS530へ移行する。ステップS530では、ディスプレイDPに表示されている画像の色相を変更するために、色相のパラメータを調整する処理(図に表す「色相調整」)を行う。ステップS530の処理を行うと、視認性調整処理を終了(END)する。
ステップS600では、ステップS400と同様の処理(図に表す「表示中に違和感有り」)を行う。ステップS600において、乗員が違和感を受けている(図に表す「Yes」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS700へ移行する。一方、ステップS600において、乗員が違和感を受けていない(図に表す「No」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS300へ移行する。
ステップS700では、画像制御部10Gにより、表示状態調整処理(図に表す「表示状態調整処理」)を行う。ステップS700の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS800へ移行する。
図11中に表すように、表示状態調整処理を開始(START)すると、まず、ステップS710の処理を行う。
ステップS710では、ディスプレイDPに表示されている画像の拡大率を変更するために、画像の拡大率を調整する処理(図に表す「拡大率調整」)を行う。ステップS710の処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定した場合、表示状態調整処理は、ステップS720へ移行する。ステップS720では、ディスプレイDPに表示されている画像の文字数を変更するために、画像が含む文字数を調整する処理(図に表す「文字数調整」)を行う。ステップS720の処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定した場合、表示状態調整処理は、ステップS730へ移行する。ステップS730では、ディスプレイDPに表示されている画像が含む文字のフォントサイズを変更するために、画像が含む文字のフォントサイズを調整する処理(図に表す「フォントサイズ調整」)を行う。ステップS730の処理を行うと、表示状態調整処理を終了(END)する。
ステップS800では、ステップS400と同様の処理(図に表す「表示中に違和感有り」)を行う。ステップS800において、乗員が違和感を受けている(図に表す「Yes」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS900へ移行する。一方、ステップS800において、乗員が違和感を受けていない(図に表す「No」)と判定した場合、表示制御処理は、ステップS300へ移行する。
ステップS900では、画像制御部10Gにより、表示内容調整処理(図に表す「表示内容調整処理」)を行う。ステップS900の処理を行うと、表示制御処理は、ステップS300の処理へ復帰(RETURN)する。
図12中に表すように、表示内容調整処理を開始(START)すると、まず、ステップS910の処理を行う。
ステップS910では、需要の高い画像を提供するために、ディスプレイDPへ、データベースから取得した画像のうち、一般的に人気の高い表示を順番に表示する処理(図に表す「人気の高い画像を表示」)を行う。ステップS910の処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定した場合、表示内容調整処理は、ステップS920へ移行する。ステップS920では、乗員の違和感を解消するために、ディスプレイDPへの画像の表示を停止する処理(図に表す「表示の停止」)を行う。ステップS920の処理を行うと、表示内容調整処理を終了(END)する。
(動作)
図1から図12を参照して、第三実施形態の車載用表示装置1を用いて行なう動作の一例を説明する。
車両の走行時には、脳波センサ60により、乗員の脳波を測定する。これに加え、車両の走行時には、例えば、乗員による入力装置IFの操作に応じて、現在地から目的地までの移動経路を表すナビゲーション画像を、ディスプレイDPに表示する。ディスプレイDPにナビゲーション画像が表示されている状態で、違和感判定部10Dが、ディスプレイDPに表示されている画像に対して、乗員が違和感を受けているか否かを判定する。
そして、違和感判定部10Dが、乗員が違和感を受けていると判定すると、画像制御部10Gが、画像の内容に係らず、視認性調整処理を行う。視認性調整処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定すると、画像制御部10Gが、画像の内容に係らず、表示状態調整処理を行う。表示状態調整処理を行った状態で、乗員が違和感を受けていると判定すると、画像制御部10Gが、画像の内容に係らず、表示内容調整処理を行う。
すなわち、第三実施形態の車載用表示装置1では、コントローラ10により、ディスプレイDPに画像を表示しているときに脳波センサ60が検出した脳活動から、乗員の違和感の有無を判定する。そして、違和感が有ると判定すると、画像制御部10Gが、画像の内容に係らず、違和感が有るか否かの判定結果に応じて、視認性調整処理、表示状態調整処理、表示内容調整処理を順番に行う。
上述したように、第三実施形態の車載用表示装置1の動作で実施する車載用表示方法では、乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像の視認性を調整する。そして、画像の視認性を調整した後に乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像の表示状態を調整する。さらに、画像の表示状態を調整した後に乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像の表示内容を調整する。
なお、上述した第三実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、上述した第三実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(第三実施形態の効果)
第三実施形態の車載用表示装置1を用いた車載用表示方法であれば、以下に記載する効果を奏することが可能となる。
(1)ディスプレイDPに画像を表示しているときに乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像の視認性を調整する。そして、画像の視認性を調整した後に乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像の表示状態を調整する。さらに、画像の表示状態を調整した後に乗員の違和感が有ると判定すると、ディスプレイDPに表示している画像の表示内容を調整する。
このため、ディスプレイDPに画像を表示しているときに乗員の違和感が有ると判定すると、画像の内容に係らず、違和感が有るか否かの判定結果に応じて、ディスプレイDPに表示している画像を、乗員の違和感の有無に応じて調整することが可能となる。その結果、乗員が違和感を受けている画像に対し、視認性、表示状態、表示内容を順番に調整することで、乗員が受けている違和感を低減させることが可能となり、利便性の低下を抑制することが可能な、車載用表示方法を提供することが可能となる。
(第三実施形態の変形例)
(1)第三実施形態では、視認性調整処理において、輝度、彩度、色相のパラメータを調整したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、ディスプレイDPの構成が、角度を変化させることが可能な構成である場合、ディスプレイDPの角度を調整可能な装置等を用いて、視認性調整処理を行ってもよい。なお、ディスプレイDPの角度を調整可能な装置としては、例えば、特開平7−319398号公報に開示されているように、ステップモータ等を備える構成を用いることが可能である。
以上説明したように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…車載用表示装置、2…周囲状況センサ、4…運転状態センサ、6…生体情報センサ、8…電極、10…コントローラ、10A…脳情報取得部、10B…注意状態取得部、10C…違和感データベース、10D…違和感判定部、10E…表示状態取得部、10F…情報量判定部、10G…画像制御部、10H…運転負荷検出部、20…地図データベース、22…GPS受信機22…通信機、40…アクセル開度センサ、42…ブレーキスイッチ、44…ステアリング操作量センサ、60…脳波センサ、62…カメラ、64…心拍センサ、DP…ディスプレイ、SP…スピーカ、IF…入力装置

Claims (8)

  1. 車両の乗員が視認可能なディスプレイに画像を表示しているときに、前記乗員の注意が前記ディスプレイの画面に向いていると推定可能な注意状態を検出し、且つ前記乗員の脳活動を検出し、
    前記注意状態を検出した時点で、前記検出した脳活動から前記乗員の違和感の有無を判定し、
    前記違和感が有ると判定すると、前記表示している画像の情報量を減少させる処理を行い、前記違和感が無いと判定すると、前記表示している画像の出力を続ける処理を行うことを特徴とする車載用表示方法。
  2. 前記表示している画像の情報量が予め設定した情報量閾値を超えている場合に、前記表示している画像の情報量を減少させる処理を行うことを特徴とする請求項1に記載した車載用表示方法。
  3. 前記乗員が受ける運転負荷を検出し、
    前記検出した運転負荷が予め設定した運転負荷閾値を超えている場合に、前記表示している画像の情報量を減少させる処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した車載用表示方法。
  4. 前記表示している画像の情報量を減少させる処理は、ナビゲーション画像を含む地図を拡大する処理であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した車載用表示方法。
  5. 車両の乗員が視認可能なディスプレイに画像を表示しているときに前記乗員の脳活動を検出し、
    前記検出した脳活動から前記乗員の違和感の有無を判定し、
    前記違和感が有ると判定すると、前記表示している画像の視認性として、前記画像の輝度、前記画像の彩度、前記画像の色相及び前記ディスプレイの角度のうち少なくとも一つを調整し、
    前記視認性を調整した後に前記違和感が有ると判定すると前記表示している画像の表示状態を調整し、
    前記表示状態を調整した後に前記違和感が有ると判定すると前記表示している画像の表示内容を調整することを特徴とする車載用表示方法。
  6. 前記ディスプレイに画像を表示してから予め設定した閾値時間が経過した後に前記違和感が有ると判定すると、前記表示している画像を変更することを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載した車載用表示方法。
  7. 前記表示している画像を変更した時点で前記違和感が有ると判定すると、前記表示している画像を変更するタイミングを変化させることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載した車載用表示方法。
  8. 乗員の脳活動を検出するセンサと、
    前記乗員が視認可能なディスプレイと、
    前記ディスプレイに画像を表示しているときに、前記乗員の注意が前記ディスプレイの画面に向いていると推定可能な注意状態を検出し、且つ前記注意状態を検出した時点で前記センサが検出した脳活動から前記乗員の違和感の有無を判定し、前記違和感が有ると判定すると前記表示している画像の情報量を減少させる処理を行い、前記違和感が無いと判定すると前記表示している画像の出力を続ける処理を行うコントローラと、を備えることを特徴とする車載用表示装置。
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