JP6965293B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は食品や飲料水等を冷蔵或いは冷凍して貯留する冷蔵庫に関するものである。
最近では核家族化や共働き夫婦の増加等の家庭環境の変化により、冷凍室での冷凍保存法が多様化する傾向にある。家庭での冷凍室の使い方には、冷凍温度帯で販売されていた食品を購入して貯蔵するこれまでの使い方の他に、買い溜めした食品、例えば肉類の急速冷凍保存、或いは調理した料理の急速冷凍保存といった急速冷凍モードを主体とする使い方が提案されている。
このような冷凍室の使い方として、例えば、特許文献1においては、調理した温度の高い食品が、冷凍室に収納されたのを温度検知手段で検出すると、圧縮機を駆動して急速に冷却し、食品が所定温度まで冷却されたのを温度検知手段で検出すると、圧縮機による急速冷凍運転を停止する冷凍方法が示されている。
ここで、特許文献1の段落0031には「赤外線センサ126は、冷凍室103の天井面の上部断熱仕切板104に埋設され、食品125や蓄冷材124などから放射される赤外線の放射量により、被測定物の温度を測定するものである。」との記載があり、温度検知手段が赤外線センサであると説明されている。
特開2010−25532号公報
上記特許文献1に記載の冷蔵庫は、下部冷凍室の上側に隣設される上部冷凍室に、温度の高い食品を収納して急速冷凍するものである。ここで、上部冷凍室の冷却能力を高めると、その上方に位置する冷蔵室が冷え過ぎる可能性があるので、上部冷凍室と冷蔵室との間に、断熱性能を強化した断熱仕切壁が必要となる
本発明の目的は、冷凍室の内容積を確保しつつ、食品が収納されたことを素早く検出し自動的に冷凍できる冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵室と、この冷蔵室の下方にある冷凍室および製氷室と、前記冷蔵室と前記冷凍室とを仕切る断熱仕切壁と、前記冷凍室の温度を測定する温度検知手段と、を備え、前記断熱仕切壁は前記冷凍室側の面に、前記温度検知手段が収納される第一の凹部と、前記第一の凹部よりも広い領域に形成された第二の凹部と、が設けられ、前記温度検知手段の下端が、前記第一の凹部の下端よりも下方に位置するとともに、前記第二の凹部の下端よりも上方に位置する
本発明によれば、冷凍室の内容積を確保しつつ、食品が収納されたら自動的に冷凍できる冷蔵庫を提供することが可能となる。
本発明が適用される冷蔵庫の正面外観図である。 図1のA−A線断面である。 図1に示す冷蔵庫の背面内部の構成を示す正面図である。 図2に示す冷凍室4の要部拡大図である。 図4に示す冷凍室温度センサ42近傍の拡大図である。 図2のB−B線断面。冷凍室容器4bを除いた状態の冷凍室4を示す。 図6に示す冷凍室温度センサ42の近傍の拡大図である。 センサカバー56を下方から見た平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明に関する冷蔵庫の実施例について説明する。図1は実施例1に係わる冷蔵庫の正面図、図2は図1のA−A断面図である。
図1に示すように、冷蔵庫1の箱体10は、上方から冷蔵室2、左右に併設された製氷室3と冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の順番で貯蔵室を有している。冷蔵庫1はそれぞれの貯蔵室の開口を開閉するドアを備えている。これらのドアは、冷蔵室2の開口を開閉する、左右に分割された回転式の冷蔵室ドア2a、2bと、製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の開口をそれぞれ開閉する引き出し式の製氷室ドア3a、冷凍室ドア4a、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aである。これら複数のドアの内部材料は主にウレタンで構成されている。
ドア2aには表示部201を設けている。ドア2a、2bを冷蔵庫1に固定するために、ドアヒンジ(図示せず)が冷蔵室2上部及び下部に設けてあり、上部のドアヒンジはドアヒンジカバー16で覆われている。
製氷室3及び冷凍室4は、庫内を冷凍温度帯(0℃未満)の例えば平均的に−18℃程度にした冷凍貯蔵室であり、冷蔵室2は庫内を冷蔵温度帯(0℃以上)の例えば平均的に4℃程度にした冷蔵貯蔵室である。第一切替室5、及び第二切替室6は冷凍温度帯もしくは冷蔵温度帯に設定可能な切替貯蔵室で、例えば、平均的に4℃程度にする冷蔵モードと、平均的に−20℃程度にする冷凍モードとを切り替えられる。本実施例の冷蔵庫1では、さらに冷蔵モードと冷凍モードの間の温度となる強冷蔵モードや弱冷凍モード、また冷蔵モードよりも高温にする弱冷蔵モード、冷凍モードよりも低温にする強冷凍モードといった、複数の運転モードを設けており、これらの運転モードは,冷蔵室2内に設けた操作部200を操作することで選択できる。
図2に示すように、冷蔵庫1は、鋼板製の外箱10aと合成樹脂製の内箱10bとの間に発泡断熱材(例えば発泡ウレタン)を充填して形成される箱体10により、庫外と庫内は隔てられて構成されている。箱体10には発泡断熱材に加えて、比較的熱伝導率の低い真空断熱材25を外箱10aと内箱10bとの間に実装することで、食品収納容積を低下させることなく断熱性能を高めている。ここで、真空断熱材は、グラスウールやウレタン等の芯材を、外包材で包んで構成される。外包材はガスバリア性を確保するために金属層(例えばアルミニウム)を含む。また、真空断熱材は製造性から一般的に各面形状が平面で形成される。
本実施例では、箱体10の背面と下部に真空断熱材25e、25fを、箱体10の両側部に真空断熱材25g(図示せず)を設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。
冷蔵室2と、製氷室3及び冷蔵室4は断熱仕切壁28によって隔てられている。また、製氷室3及び冷凍室4と、第一切替室5は断熱仕切壁29によって隔てられ、第一切替室5と第二切替室6は断熱仕切壁30によって隔てられている。また,第一切替室5の後方には後述するF蒸発器14b及びその周辺風路(F蒸発器室8b、冷凍室風路12、及び冷凍室戻り風路12d)が設けられ,第一切替室5とF蒸発器14b及びその周辺風路の間には断熱仕切壁27が設けられている。
冷蔵室ドア2a、2bの庫内側には複数のドアポケット(図示せず)を設け、また複数の棚(図示せず)を設けることで、冷蔵室2内は複数の貯蔵スペースに区画されている。製氷室ドア3a、冷凍室ドア4a、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aには、一体に引き出される製氷室容器3b、冷凍室容器4b、第一切替室容器5b、第二切替室容器6bを備えている。
冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の庫内背面側には、それぞれ冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ(図示せず)、第二切替室温度センサ(図示せず)を設け、R蒸発器14aの上部にはR蒸発器温度センサ40a、F蒸発器14bの上部にはF蒸発器温度センサ40bを設け、これらのセンサにより、冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6、R蒸発器14a、及びF蒸発器14bの温度を検知している。また、冷蔵庫1の天井部のドアヒンジカバー16の内部には、外気温度センサ46と外気湿度センサ47を設け、外気(庫外空気)の温度と湿度を検知している。その他にも、ドアセンサ(図示せず)を設けることで、ドア2a、2b、3a、4a、5a、6aの開閉状態をそれぞれ検知している。
冷蔵庫1の上部には、制御装置の一部であるCPU、ROMやRAM等のメモリ、インターフェース回路等を搭載した制御基板31を配置している。また、制御基板31は、外気温度センサ46、外気湿度センサ47、冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ、第二切替室温度センサ、R蒸発器温度センサ40a、F蒸発器温度センサ40b等と電気配線(図示せず)で接続されている。
制御基板31では、各センサの出力値や操作部200の設定、ROMに予め記録されたプログラム等を基に、後述する圧縮機58やRファン9a、Fファン9b、各ダンパ(図示せず)、冷媒制御弁(図示せず),表示部201の制御を行っている。
図3は、図1のドア、容器、後述する吐出口を外した(省略した)状態の正面図である。
図2および図3に示すように、冷蔵用蒸発器であるR蒸発器14aは、冷蔵室2の背部にあるR蒸発器室8aの内部に設けてある。R蒸発器14aと熱交換して低温になった空気(冷気)は、R蒸発器14aの上方に設けた冷蔵用ファンであるRファン9aにより、冷蔵室風路11、冷蔵室吐出口11aを介して冷蔵室2に送風され、冷蔵室2内を冷却する。ここで、Rファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファンとしている。冷蔵室2に送風された空気は冷蔵室戻り口15a(図2参照)及び冷蔵室戻り口15b(図3参照)からR蒸発器室8aへと戻り、再びR蒸発器14aにより冷却される。
冷蔵室2の冷蔵室吐出口11aは冷蔵室2の上部に設けており、本実施例では最上段の棚と上から二段目の棚の上方に空気が吐出するように設けている。また冷蔵室戻り口15a、15bは冷蔵室2の下部に設けており、本実施例では冷蔵室戻り口15bは冷蔵室2の下から二段目に設け、冷蔵室戻り口15aは冷蔵室2の最下段の間接冷却室36の略背部に設けている。
以上のような構成の冷蔵庫において、食品の収納の有無を正確に検出できる適切な位置に温度センサを配置して食品の収納状態を検出することが要請されている。次に本発明の実施形態について図4乃至図8を用いて説明する。
図4は、図1のA−A線断面であり、上部冷凍室4の要部拡大断面図を示している。図5は、図4に示す冷凍室温度センサ42の近傍(破線部P)の拡大図である。図6は、図4のB−B線断面であり、冷凍室容器4bを除いた状態の上段冷凍室4を示している。図7は、図6に示す冷凍室温度センサ42の近傍の拡大図である。図8は、センサカバー56を下方から見た平面図である。
図4に示すように、冷蔵室2と上部冷凍室4とを上下に仕切る断熱仕切壁28の奥行き方向の後部側に、サーミスタを用いた冷凍室温度センサ42が取り付けられている。
この冷凍室温度センサ42は、上部冷凍室50内の食品温度に左右される空間の温度を測定するものである。従って、冷凍室温度センサ42の出力信号の変動状態から、上部冷凍室4に冷凍室温度より高い温度の食品が収納されたかどうかを判断するものである。
尚、冷凍室温度センサ42にサーミスタを採用することで、視野範囲内しか検知できない赤外線センサを採用した場合に比べ広範囲の食品温度を検知することができ、冷凍室への食品の収納をより素早く、正確に検出することができる。
本実施例における冷凍室温度センサ42は、図4に示しているとおり、断熱仕切壁28の奥行き方向の後部側で、冷気の吹き出し口12bの近傍に設けられている。
図5に示すように、断熱仕切壁28は、上ケース45と下ケース46との間の空間に断熱材(発泡断熱材、真空断熱材、スチロフォーム等からなる成形断熱材等)を配置することで、冷蔵室2と上部冷凍室4とで冷熱の移動を抑制する。下ケース46の奥行き方向の後部側に凹部55が設けられ、この凹部55を下側から覆うようにセンサカバー56が設けられる。これら凹部55とセンサカバー56との間の収納部57に冷凍室温度センサ42が設けられる。
冷凍室温度センサ42は、サーミスタ42a、コネクタ42c、および、両者を繋ぐ信号線42bからなる。サーミスタ42aは、センサカバー56に設けられた嵌合部56aにより固定される。コネクタ42cは、制御コネクタ42d及び制御信号線42eを介して制御装置に接続されるため、制御装置はサーミスタ42aからの信号に基づき、圧縮機12、送風ファン20、冷凍室ダンパ24などを制御することができる。
サーミスタ42aとコネクタ42c及び制御コネクタ42dとは上下方向に位置している。このとき、サーミスタ42aは冷蔵庫1の幅方向に対して横長に取り付けられ、また、サーミスタ42aの上方にコネクタ42c(制御コネクタ42d)が位置する。
嵌合部56aは、サーミスタ42aの長手方向に対して垂直方向に対向するように複数設けられ、サーミスタ42aを両側から挟むように位置している。このとき、図5に示すように、サーミスタ42aを介して対向する嵌合部56a同士の間の寸法D1は、コネクタ42c(制御コネクタ42d)の前後方向の寸法D2よりも小さくした。これにより、コネクタ42c及び制御コネクタ42dを収納部57の内壁に固定や位置決めをしなくとも、サーミスタ42aとの接触を抑制できるとともに、組み立て作業性を向上することができる。
また、サーミスタ50の上方投影内にコネクタ42c(制御コネクタ42d)を配置できるため、センサカバー56を小型化でき、上部冷凍室4の収納スペースを有効活用できる。
また、サーミスタ42aを固定するための嵌合部56aは、断熱仕切壁28側ではなく、センサカバー56側に設けられている。これにより、サービス作業者がセンサカバー56を外すことで、センサカバー56に固定されたサーミスタ42aとともに、収納部57内で固定されていない信号線42b、コネクタ42c(制御コネクタ42d)等も一緒に引き出すことができ、冷凍室温度センサ42のサービス作業性を向上できる。
また、図7に示すように、制御コネクタ42dと制御信号線42eとの結線部42fと、制御信号線42eの信号線引き出し部42gとは、互いに対向しないように設けられている。これにより、制御信号線42eに曲げ部42e1が形成される。これと同様に、サーミスタ42aと信号線42bとの結線部(図示せず)と、信号線42bとコネクタ42cとの結線部(図示せず)とは互いに対向しないように設けられ、信号線42bに曲げ部(図示せず)が形成される。これら曲げ部42e1等が形成されることで、信号線42b及び制御信号線42eの寸法を長くすることができ、サービス作業時に、コネクタ42c及び制御コネクタ42dを断熱仕切壁28よりも外側に引き出すことができ、作業性を向上できる。
図4及び図6に示すとおり、上部冷凍室4の天井壁面を構成する下ケース46には、下ケース下端部(第一の底面部)46aと、その下ケース下端部46aよりも冷蔵室2側に凹んだ第二の凹部(第二の底面部)46bが形成される。この第二の凹部46bの奥行き方向の後部側で且つ、上部冷凍室4の幅方向の略中央に、第二の凹部46bよりも狭い領域の第一の凹部55が形成される。そして、図5及び図7に示すとおり、第一の凹部55とセンサカバー56とで形成された収納空間57に、冷凍室温度センサ42が収納される。
このとき、サーミスタ42aの下端は、第二の凹部46bの下端よりも上方に位置している。また、コネクタ42c及び制御コネクタ42dは、第二の凹部46b上端よりも上方に位置している。これにより、サーミスタ50が上部冷凍室4の内部の冷気と触れ易くなり、温度検知の精度を向上できる。
また、サーミスタ42aの下端は、第一の凹部55下端よりも下方であって、第二の凹部46b上端よりも下方に位置している一方で、ケース下端部46aよりは上方に位置している。更に、ケース下端部46aすなわち第二の凹部46b下端は、冷気の吹き出し口12bよりも上方に形成されるため、吹き出し口12bからの冷気がサーミスタ42aに直接吹き付けられることを抑制し、温度検知の精度をより向上している。
一般的に、サーミスタには直接吹き付けられた冷気の影響を大きく受けるという特性があり、吹き出し口近傍にサーミスタを露出配置すると、冷気の影響により冷凍庫内を正確に測定できないという問題が発生する。これに対し、本実施例では、サーミスタ42aを、センサカバー56内部であり、断熱仕切壁28の下面を構成する下ケース46の上方の凹んだ領域に設けているので、サーミスタ42aには冷気が直接吹き付けられることはなく、冷凍庫内の温度を正確に測定することができる。
本実施例のように温度検知手段としてサーミスタを用いる場合、赤外線センサを用いる場合と違って、食品に近い位置にあった方が、検知精度が高い。したがって、サーミスタの一部を下方に出張らせることによって、検知精度が高められている。ただし、サーミスタが出張ると、容器を出し入れしたときに、食品がサーミスタと接触し易くなる。しかし、本実施例では、サーミスタの下端が、ケース下端部46aよりは上方に位置しているので、食品とサーミスタとが接触し難くなっている。
また、図7及び図8に示すとおり、サーミスタ42aは、センサカバー56に設けられた格子状のスリット70を介して冷凍室の温度を測定している。サーミスタ42aがスリット70を介して冷凍室の温度を測定する構成としたのは、電気用品安全法の要請に応え、サーミスタ42aと使用者が触れうる部分との間に十分な沿面距離(1mm以上)を確保するためである。
また、上述のとおり、サーミスタ42aとコネクタ42c(制御コネクタ42d)とは上下方向に並んで配置されているため、収納部57の上下方向の寸法を確保することが必要となる。しかし、断熱仕切壁28は、冷蔵室2や上部冷凍室4の内容積を確保するため、断熱厚さは小さく形成されている。そこで、本実施例では、サーミスタ42aの少なくとも一部が、第二の凹部46b上端よりも下方(すなわち、断熱仕切壁28の外部)に位置するため、収納部57上端と上ケース45との間を、必要最低限の断熱性能を確保した壁厚さ寸法に設定できる。
尚、上ケース45と収納部57上端との間は、断熱厚さが小さくなる箇所であるため、発泡断熱材が充填され難い等、十分な断熱性能を得られない虞がある。そこで、当該間に図5に示すようなヒータや冷媒管等からなる加熱手段60を配置することで、上部冷凍室4から伝わる冷凍温度帯の冷気の影響により、冷蔵温度帯である上ケース45側に結露が生じることを抑制できる。
尚、本実施例において、上ケース45とケース下端部46aとの間の寸法は約30.5mm、上ケース45と第二の凹部46bとの間の寸法は約16.5mm、上ケース45と収納部57上端との間の寸法は約3.5mmとしている。
以上のとおり、本実施例において、冷凍室温度センサ42の温度検知の精度の向上できるとともに、断熱仕切壁28の断熱性能の低下を抑制することができる。
図4及び図6に示すとおり、断熱仕切壁28の上部冷凍室4側を構成する下ケース46には、第二の凹部46bが形成されている。この第二の凹部46bの面積は、上部冷凍室4の上壁面の面積に対して70%以上としている。これにより、第二の凹部46bの面積と冷凍室容器4bの上部開口部の面積とがほぼ同等の大きさにできる。冷凍室ドア4aを前後方向に摺動させたとき、冷凍室容器4bに収納した食品が、断熱仕切壁28の天井面(すなわち、下ケース46)やセンサカバー56と接触することを抑制するとともに、サーミスタ50aと食品との間の距離を十部に確保することができ、上部冷凍室4の温度測定の精度を向上できる。
図5及び図7に示すとおり、センサカバー56の下端は、ケース下端部46aよりも上方に位置している。これにより、冷凍室ドア4aを前後方向に摺動させたとき、冷凍貯蔵容器41に収納した食品が、センサカバー56と接触することを抑制するとともに、サーミスタ50aと食品との間の距離を十部に確保することができ、上部冷凍室4の温度測定の精度を向上できる。
1…冷蔵庫、2…冷蔵室、3…製氷室(左側冷凍室)、4…冷凍室(右側冷凍室)、4a…冷凍室ドア、4b…冷凍室容器、5…第一の切替室、6…第二の切替室、8a…R蒸発器室、8b…F蒸発器室、10…冷蔵庫本体、12b…吹き出し口、14a…R蒸発器、14b…F蒸発器、28…断熱仕切壁、29…断熱仕切壁、30…断熱仕切壁、36…間接冷却室、42…温度センサ、42a…サーミスタ、42b…信号線、42c…コネクタ、42d…制御装置コネクタ、42e…制御信号線、42e1…曲げ部、42f…結線部、42g…信号線引き出し部、45…上ケース、46…下ケース、46a…ケース下端部(第一の底面部)、46b…第二の凹部(第二の底面部)、51…背面壁、53…縦仕切部、55…凹部(第一の凹部)、56…センサカバー、56a…嵌合部、57…収納部、58…圧縮機、60…加熱手段、70…スリット

Claims (3)

  1. 冷蔵室と、この冷蔵室の下方にある冷凍室および製氷室と、
    前記冷蔵室と前記冷凍室とを仕切る断熱仕切壁と、
    前記冷凍室の温度を測定する温度検知手段と、を備え、
    前記断熱仕切壁は前記冷凍室側の面に、前記温度検知手段が収納される第一の凹部と、前記第一の凹部よりも広い領域に形成された第二の凹部と、が設けられ、
    前記温度検知手段の下端が、前記第一の凹部の下端よりも下方に位置するとともに、前記第二の凹部の下端よりも上方に位置する、ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、
    前記第二の凹部の上端は、前記第一の凹部の上端よりも下方に位置しており、
    前記第二の凹部が形成される領域は、前記断熱仕切壁の面積の70%以上を占める、ことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1または2において、
    前記温度検知手段は、カバー部材で覆われている、ことを特徴とする冷蔵庫。
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