JP6964986B2 - 有価証券印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、複写などにより偽造又は変造等の行為が厳しく禁止されている商品券、地域振興券等の有価証券を印刷するための印刷システムに関する。
現在広く利用されている商品券は、特定の小売店、小売店の共同組合(商店街等)、商品券の発行会社などが、自店あるいは加盟店の販売の促進を目的として発行する有価証券の一つである。また、自治体等がその地域の店舗でのみ使用可能なプレミアム分を付けた地域振興券等も有価証券であり、これらの有価証券は、資金決済に関する法律(平成21年法律第59号)に規定する「前払式支払手段」に相当する。
本願において、「有価証券」とは、商品券、ギフトカード、図書券等の有価証券にとどまらず、手形、小切手、預り証券、地方債証券等の債権証券、質入証券等の物権証券、株券、投資証券等の社員証券、投資信託等の受益証券、収入印紙、郵便切手等の金券類、入場券等の一定の権利や価値を表象する証券類、及び、個人や個人の権限を識別するIDカード、アクセスカード等を含むものとする。さらに、製品の偽変造防止や偽製品の流通防止の為に用いられるブランドプロテクション証明書やブランドプロテクションカード、製品保証書、販売店証明書、未開封照明シール、未開封パッケージ等も本願においての「有価証券」に含めるものとする。
このような有価証券については、近年の高機能の複写機や高精細な画像読取機能を有するスキャナーやプリンタ等の電子機器の普及に伴い、複製、偽造、変造等の不正行為が行われ易い環境になっている。
有価証券の偽造は、刑法第162条等により厳しく罰せられる行為であるが、そのような偽造された有価証券が実際に利用される小売店等の利用現場において容易に見破られる技術が必要とされている。
商品券等の有価証券の不正な複製、偽造等に対処する技術としては、有価証券の券面にホログラム箔を施したり、印刷後に地紋エンボス加工をするなどして、単なる複写機等による複写だけでは偽造できないようにすることができる。
しかしながら、有価証券は、債権証書等とは異なり、一回で使い切るため保存されている期間が短く、券面にこのような特殊な加工を施すにはコストが掛りすぎるという欠点がある。
そのため、有価証券の真贋を見分ける技術として、ブラックライトで反応する特殊地紋を使用する蛍光インキによる隠し印刷などを利用する例がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−175067号公報
しかしながら、このような特殊印刷を施した有価証券の場合には、ブラックライト等で有価証券の真贋をチェックする作業が必要で手間が掛かり、また、有価証券をチェックするためのブラックライト等の機器を小売店等の各利用現場に予め装備しておかなければならないという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、コストアップを必要とするホログラムや透かし等の特別の偽造防止のための加工を有価証券の証書媒体の素材に施さずとも、偽造することが困難な有価証券を印刷する有価証券印刷システムを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の有価証券印刷システムは、有価証券の券面に彩紋を印刷する有価証券印刷システムであって、印刷する個々の有価証券にそれぞれ異なる複数の数字による列又は複数の文字による列若しくは文字と数字とを複数組み合わせて構成される列から成るID情報を付与するID管理部と、前記ID情報の全ての列又は複数の一部の列(以下、この列を対象列という)において、それぞれの前記対象列の一桁ごとに配される数字又は文字に対応して予め設定されている基本彩紋図形を格納している基本彩紋図形メモリと、前記ID管理部が印刷される前記有価証券ごとに付与する前記ID情報に基づき、前記対象列の一桁ごとに配される数字又は文字に対応する前記基本彩紋図形を前記基本彩紋図形メモリから読み取り、読み取った前記基本彩紋図形を組み合わせることで前記彩紋の模様を作成する彩紋作成部と、前記彩紋作成部が作成した前記彩紋と当該彩紋の模様の作成の基になった前記ID情報とを共に同じ前記有価証券に印刷するプリンタと、を備えたことを特徴としている。
ここで、ID管理部が付与するID情報は、有価証券別に異なって印刷されている情報を平文のまま使用する。例えば、一連の同種の有価証券の券面に通し番号で割り振られている記番号はID情報として最適である。この場合、前記基本彩紋図形メモリは、記番号の全ての列又は複数の一部の列(以下、この列を対象列という)の数字に対応する基本彩紋図形を予め格納させる。
また、平文に限らずそれを一定のロジックで暗号化して生成される文字や数字も本願における「ID情報」となる。
そして、当該有価証券に表記されている前記ID情報は、文字又は数字であっても良いが、それを一意に特定できるバーコード、QRコード(登録商標)等のコード類でも本願における「ID情報」となる。
また、前記彩紋作成部が作成した前記彩紋と当該彩紋の模様の作成の基になった前記ID情報とを共に同じ前記有価証券に印刷する場合に、券面上に別々に表記してもよいが、記番号の文字又は数字のフォントのフォルムの中を前記彩紋模様で構成することで、一体に表記することもできる。さらに、文字又は数字のフォントのフォルムの中の彩紋模様は、その文字又は数字が、どの列に位置するか等の付帯的属性により、容易に識別可能な組み合わせとして構成されてもよい。
そして、前記有価証券に印刷されている前記基本彩紋図形を用いて前記彩紋をパターン認識することで、前記彩紋から前記基本彩紋図形を抽出し、抽出した前記基本彩紋図形から前記ID情報の前記対象列の文字又は数字を解析する解析部を備えることで、解析した前記対象列の文字又は数字と、当該有価証券に表記されている前記ID情報の前記対象列の文字又は数字との一致を判別することにより、当該有価証券の真贋を鑑別することができる。
有価証券の真贋を鑑別する別の実施形態としては、センサで前記有価証券に印刷されている前記彩紋の走査方向でのパターンを検出し、検出したパターンを予め適正な彩紋の前記走査方向でのパターンを基準パターンと比較することで彩紋の適性を判別することで有価証券の真贋を判別することができる。
そして、彩紋を決定して有価証券に印刷する装置とは物理的に異なる検証装置の中に有価証券の真贋を鑑別する上記のロジックを共有することで、真贋鑑別を別の主体が実施する構成としてもよい。
本発明に係る有価証券印刷システムによれば、印刷する一連の有価証券に個別に付与した数字列又は文字列若しくは文字と数字の組み合わせた列から成るID情報を付与すると共に、その列の文字又は数字に対応して予め設定している基本彩紋図形を組み合わせることで、個々の有価証券で独自の彩紋を作成して印刷することができる。よって、同種の一連の有価証券であっても、それぞれ印刷している彩紋が異なるために、同じ彩紋を複製して大量の有価証券を偽造するような不正を効果的に見抜くことが可能な有価証券印刷システムを提供することができる。
特定の彩紋の記番号に応じた特徴を、あらかじめ、有価証券を取り扱う商店等の窓口に通知しておくことで、何らの特別の装置を用いずに、目視において、偽造、変造を識別できる有価証券を提供しても良いし、複数の有価証券の記番号が異なっているにもかかわらず、彩紋が全く同一であるといった特徴だけに着目して、偽造、変造の可能性を見抜ける有価証券冊子を提供しても良い。
また、画像認識では判別できなくとも、拡大鏡などを用いた詳細な目視解析を通じて、彩紋の特徴を分析することで、偽造や変造を確定できるような構成を含めても良い。
本発明に係る有価証券印刷システムの全体構成の説明図を示す。 有価証券を例示する説明図を示す。 本発明に係る有価証券印刷システムを構成する印刷制御部の具体的な構成をブロック図で示す。 有価証券等に表記される彩紋図形の例を示し、有価証券に表記される通し番号の下1桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示す。 有価証券等に表記される彩紋図形の例を示し、通し番号の下2桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示す。 有価証券等に表記される彩紋図形の例を示し、通し番号の下3桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示す。 有価証券等に表記される彩紋図形の例を示し、通し番号の下4桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示す。 図2の有価証券に印刷されている彩紋を拡大して示す。 印刷制御部による有価証券9の印刷を制御する動作を説明するフローチャートを示す。 サーバを用いて本発明に係る有価証券印刷システムを構成した実施例の説明図を示す。 有価証券の券面に印刷する彩紋と記番号とを組み合わせた例を示す。 彩紋のパターンの検出によって有価証券の真贋を鑑別する構成をブロック図で示す。 (a)は彩紋のパターン検出を模式的な説明図を示し、(b),(c),(d)は3通りの走査ラインで検出される彩紋のパターンの検出信号の模式図を示す。
図1は、本発明の実施形態に係る有価証券印刷システム10の構成の一例を示す図である。有価証券印刷システム10は、有価証券を印刷するためのデジタルプリンタ1と、処理装置2と、イメージスキャナー5とを備える。
デジタルプリンタ1は、プリント・オン・デマンド(Print
On Demand)を実現するプリンタであり、インクジェットやレーザー、電子写真(トナー)、昇華転写、熱溶融転写又はデジタルオフセットなどの各方式による周知のプリンタが使用される。
処理装置2は、メモリ7を備える汎用のコンピュータで構成されて、所定のプログラムを実行することで、デジタルプリンタ1に有価証券の券面に印刷するための画像情報を供給する印刷制御部3と、イメージスキャナー5が有価証券から取得した画像情報に基づき当該有価証券の真偽を判別する解析部4の各機能を実現する。イメージスキャナー5と解析部4は、処理装置2とは異なる別の装置に格納されてもよい。また、有価証券から画像情報を取得するには、カメラ等の撮像装置を用いてもよい。また、別の実施例としては、処理装置2を印刷制御部3を有する第1の処理装置と、解析部4を有する第2の処理装置とに分割することも可能である。その場合、メモリ7は、第1及び第2の処理装置の何れからも参照可能な構成となる。
図2は、デジタルプリンタ1が印刷する有価証券9、例えば商品券の一例を示している。この有価証券9は、彩紋8が印刷されると共に、「○○商店街共通」に使用できること、「¥1,000」の価値を有する券であること、記番号が「010123」であることなどの有価証券情報が印刷されている。記番号は同じ種類の有価証券9毎に割り振る通し番号である。したがって、この実施形態では、記番号が個々の有価証券9毎のID情報としている。
彩紋8は、線、または図形で構成される波状線・弧・円などの幾何学的模様を組み合わせた精細な模様である。尚、本願において彩紋とは、円状、楕円状、直線状といった形状を問わず、幾何学模様を組み合わせたものを含むものとする。このような彩紋が印刷されている有価証券9は容易に作成することができず、偽造することが極めて困難となる。そして、解像度の高いコピー機でもこの有価証券9を複写したときには、彩紋模様が潰れたり、掠れたりして正確に複製できず、複写された有価証券9であることが容易に識別できる。また、彩紋に、透明インキや、金色、銀色等の金属光沢を持った特色インキを追加的に用いることで、コピー機、スキャナーカメラによる画像複製に対して、再現を困難として、目視でも真贋が判別できるような要素を含めても良い。
彩紋8は、各有価証券9の記番号の数値に基づいてその模様が決定される。すなわち、一連の通し番号が割り振られた同種の有価証券9であっても、通し番号全体の各列の数値又は通し番号の中でも数字が異なる範囲での各列の数値に基づいて彩紋8の模様を決定することで、同じ模様の彩紋8が印刷されている有価証券9は存在しないことになる。記番号に基づいて、各有価証券9の券面上にそれぞれ異なる独自の彩紋模様を作成する仕組みについては、後に明らかとなる。
有価証券9の券面フォーマット、すなわち彩紋8や有価証券情報の券面上での配置箇所、及びこれら有価証券情報を示す具体的な文字や数字は、事前に決定されて、その図形や文字、配置箇所などを表わすコマンドデータを集合させたデジタル文書6で入力されて印刷制御部3に送られる。
図3は、印刷制御部3の機能構成をブロック図で示しており、印刷制御部3は、彩紋作成部11と、印刷する各有価証券9の記番号を管理するID管理部12と、レイヤ13と、ラスターイメージプロセッサRIP(Raster Image Processor)14と、画像メモリ15とを有する。
彩紋作成部11は、前述したように、印刷する各有価証券9の記番号の数字に基づいて彩紋8の模様を作成するが、本例では、6桁(列)の記番号のうちの例えば下4桁を対象桁として、この各桁にそれぞれ0から9までの10通りの基本彩紋図形を予め設定している。
図4A乃至図4Dは基本彩紋図形を例示しており、図4Aは下1桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示し、図4Bは下2桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示し、図4Cは下3桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示し、図4Dは下4桁目の0から9までの各数字に対応している基本彩紋図形を示している。このように4桁の各0から9までの数字に対応する40通りの基本彩紋図形は、メモリ7内に予め確保されている基本彩紋図形メモリ16に格納されている。
印刷制御部3は、有価証券印刷開始の印刷要求が入力されて有価証券9の印刷を開始する。そして、ID管理部12は、有価証券9が印刷される度に記番号を1ずつカウントして付与することで、ID情報である各有価証券の6桁の記番号を管理する。ID管理部12は、印刷される度にカウントする機能ではなく、あらかじめ決められたルールに基づき、記番号の大量のデータを作成しておき、それをレイヤ13に順次送り込む機能を持っていてもよい。
彩紋作成部11は、ID管理部12がカウントした記番号の下4桁の各数字に応じた基本彩紋図形を基本彩紋図形メモリ16から抽出し、抽出した基本彩紋図形を組み合わせることで彩紋8を作成する。例えば、記番号が「010123」の有価証券9の場合には、下4桁の数値「0123」に対応している、図4A乃至図4Dにおいて、それぞれ四角の枠で囲って示す4つの基本彩紋図形を選択し、これらを一つの図形に組み合わせることで図5に示す模様の彩紋8を作成する。
このように、4桁の各桁それぞれで10通りの基本彩紋図形を設定することで1万通りの彩紋模様が作成することができる。
基本彩紋図形メモリ16には複数のファイル25乃至25nが格納されており、彩紋作成部11は、基本彩紋図形メモリ16に格納しているファイル25乃至25nから一つのファイルを選択して、このファイルから各桁の数字に対応している基本彩紋図形を読み出す。図4A乃至図4Dに示されている4桁の0から9までの数字に対応している40通りの基本彩紋図形は、この中の一つのファイル25kに格納されている。
別の例として、記番号における対象桁を5桁以上に設定して、各桁の0から9までの数字にそれぞれ対応する基本彩紋図形を設定しておけば、1つのファイルによっても、1万枚以上の同一種類の有価証券9を印刷することができる。
基本彩紋図形は、それ自体が波状線・弧・円などの幾何学的模様を組み合わせた複雑な模様であるが、これらを組み合わせて成る彩紋8の模様はより精緻な模様となって複写や複製が困難となる。各基本彩紋図形は形状が異なるだけでなく、線の太さ、色彩でも区別することができる。図4Cで示す2桁目の0から9までの数値に対応する基本彩紋図形は同一模様で示されているが、実際はそれぞれ異なる色彩で表すことができる。
レイヤ13は、ID管理部12が有価証券9の印刷毎に管理している記番号やその記番号に基づき彩紋作成部11で作成される彩紋8を表わすコマンドデータを、印刷する有価証券9の券面フォーマットが示されているデジタル文書6と重ねてラスターイメージプロセッサ14へと送る。デジタル文書6は、券面フォーマットに応じて予め複数設定されており、レイヤ13はこの中から指定のデジタル文書6を選択して上記コマンドデータを重ねる。
ソフトウエアであるラスターイメージプロセッサ14は、上記コマンドデータが重ねられたデジタル文書6に表現されている文字、図形などと、記番号に対応し構成された彩紋画像の組み合わせたものを実際にプリンタ出力するための2次元のビットマップイメージへと展開する。
画像メモリ15は、展開されたビットマップイメージを一時的に格納することで画像データに変換してデジタルプリンタ1へ受け渡す。
解析部4は、イメージスキャナー5で読み取った有価証券9の彩紋8の画像を基本彩紋図形メモリ16に格納している各基本彩紋図形とパターンマッチング処理によるパターン認識処理を行うことで、彩紋8を読み取った有価証券9の真贋及び印字画像の正確性を判別する。上記したように、解析部4は、必ずしも処理装置2に組み込まれるものではなく、別の検証装置に組み込まれて、彩紋の構成に関するロジックを共有することで、真贋鑑別を別の主体が実施するよう構成してもよい。
上記構成の有価証券印刷システム10において、印刷制御部3による有価証券9の印刷を制御する動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
印刷制御部3は、印刷要求を受信すると、彩紋作成部11は、基本彩紋図形メモリ16に格納されている基本彩紋図形のファイル25乃至ファイル25nの内から一つのファイルを選択する(ステップS1)。ここでは、印刷制御部3によって、図4A乃至図4Dに示されている基本彩紋図形を格納しているファイル25kが選択されたものとする。
そして、彩紋作成部11は、基本彩紋図形のファイルの選択後、ID管理部12のカウント値から印刷する有価証券9の枚数が1万枚未満か否かを判別する(ステップS2)。すなわち、カウント値の下4桁の数値が「9999」未満であるか否かを判定する。そして、「YES」で1万枚未満のときには、ID管理部12は「1」を加算して記番号をカウントする(ステップS4)。但し、最初の1枚目の有価証券9の印刷時のステップS4の処理では、ID管理部12には初期値の「010000」がセットされるものとする。
彩紋作成部11は、ID管理部12で記番号がカウントされると、カウントした記番号に基づき彩紋8の模様を決定する。この場合、最初の1枚目の有価証券9のときは、記番号の下4桁は「0000」であるから、ステップS1で選択した基本彩紋図形ファイル25kから各桁「0」の基本彩紋図形を抽出して、この4通りの基本彩紋図形を組み合わせることで彩紋8の模様を作成する(ステップS5)。
印刷制御部3は、彩紋作成部11で彩紋模様が作成されると、レイヤ13によって、入力された券面フォーマットを表わすデジタル文書6に、この彩紋模様とID管理部12がカウントしている記番号「010000」を表わすコマンドデータを重ねてラスターイメージプロセッサ14へと送る(ステップS6)。
ラスターイメージプロセッサ14は、デジタル文書をビットマップイメージに展開する(ステップS7)。画像メモリ15は、ビットマップイメージを一時的に格納することで画像データに変換してプリンタ5へ受け渡す(ステップS8)。これにより、プリンタ5は画像データを印刷する。
印刷制御部3は、こうして1枚の有価証券9の印刷を終了すると、ID管理部12のカウント値から有価証券9の印刷枚数が指定枚数に到達したかを判別し(ステップS9)、達していないときにはステップS2の処理に戻る。一方、有価証券9の印刷枚数が指定枚数に到達していると、印刷制御部3は有価証券9の印刷を終了する。
ステップS2の処理に戻り、ID管理部12のカウント値から印刷した商品券の枚数が1万枚未満であることを判別すると、ID管理部12には1が加算されて記番号「010001」をカウントする(ステップS4)。このとき、記番号の下4桁の数値は「0001」となるため、彩紋作成部11は、4桁目から2桁目まではそれぞれ「0」、1桁目は「1」に対応している基本彩紋図形を基本彩紋図形ファイル25kから抽出して、この4通りの基本彩紋図形を組み合わせることで彩紋8の模様を作成する(ステップS5)。そして、レイヤ13は、この彩紋模様とID管理部12による記番号「010001」とをデジタル文書に重ねて(ステップS6)、ラスターイメージプロセッサ3へ出力することで、ビットマップイメージに展開されて(ステップS7)、画像メモリ15で画像データに変換されて(ステップS8)、有価証券9が印刷される。
このようにして、印刷制御部3は、依頼者からの有価証券9の印刷指定枚数に未到達の間は、ステップS2からステップS9までの処理を繰り返し、ID管理部12がカウントした記番号の下4桁の各数字に対応する基本彩紋図形を組み合わせて彩紋模様を作成し、記番号及びこの彩紋模様を重ねたデジタル文書をラスターイメージプロセッサ14へ出力してビットマップイメージに展開し、さらに画像メモリ15により画像データに変換することで、有価証券9の印刷が行われる。この間、123枚目の記番号が「010123」の有価証券9には、図5に示す模様の彩紋8が印刷される。
有価証券9の印刷指定枚数が1万枚以上の場合には、ステップS2からステップS9までの処理が繰り返されることで、ステップS4において、ID管理部12は、「010000」から記番号を1ずつ加算していく。そして、1万枚の有価証券9が印刷されたとき記番号は「019999」となり、印刷制御部3は、ステップS2の処理からステップS3の処理となって、彩紋作成部11は、基本彩紋図形メモリ16の中からファイル25kとは別のファイルを選択する。
そして、ファイルの選択後、ステップS4でID管理部12が1を加算すると、記番号のカウント値は「020000」となる。したがって、彩紋作成部11は、新たに選択したファイルから記番号の下4桁「0000」の各数字に対応する基本彩紋図形を読み出して彩紋模様を作成する。レイヤ13は、デジタル文書にこの彩紋模様とID管理部12による記番号「010000」と重ねてラスターイメージプロセッサ3に出力してビットマップイメージに展開し、さらに画像メモリ15により画像データに変換することで、有価証券9の印刷が行われる。
以後、同様に、依頼者からの有価証券9の印刷指定枚数に未到達の間は、ID管理部12が「020000」から「029999」までの記番号をカウントする間は、新たに選択したこのファイルから記番号の下4桁の各数字に対応する基本彩紋図形を読み出す。そして、これら図形を組み合わせて彩紋8の模様が作成される。
この間に、印刷枚数が指定枚数に到達したときは、有価証券9の印刷が終了するが、指定枚数に到達していなければ、同様に、記憶部25から次の基本彩紋図形メモリ16の中からさらに別のファイルをランダムに選択して、ID管理部12が「030000」から「039998」までの記番号をカウントする間、その記番号の下4桁の彩紋8の模様が作成されて、記番号と共に有価証券9に印刷される。
記番号に応じた彩紋を作成する仕組みは、上記のように、印刷が必要とされる枚数に応じて作成していく方法を取ることもできるし、あらかじめ、必要な印刷枚数に対応する彩紋を作成して一旦メモリに格納しておいて、それをデジタル文書6に対応させて、順次レイヤに送り込むことで実現する方法を取ることもできる。
このように、各有価証券9に印刷されている彩紋8の模様は、それぞれに記載されているID情報である記番号の数字に関連して決定される。よって、印刷後の有価証券9の彩紋の模様が作成されるのと逆のプロセスを実行すれば、解析した4桁の数字は、当該有価証券9に記載されている記番号の下4桁の数字と等しいことになる。これを利用して、有価証券9の真贋を鑑別することができる。
有価証券9の真贋を鑑別するには、鑑別する有価証券9の彩紋の画像をイメージスキャナー5やカメラ等の撮像装置で読みとる。そして、読み取った画像を解析部4に送ることで、解析部4は、送られてきた彩紋の画像を基本彩紋図形メモリ16に格納している各基本彩紋図形とパターン認識処理を行うことで、彩紋の模様を基本彩紋図形に分解する。そして、基本彩紋図形に分解できない場合は、その時点で被鑑別有価証券は贋であることを判別できる。
一方、基本彩紋図形に分解できた場合には、解析部4は、分解により抽出した各基本彩紋図形が下4桁の各桁の何れの数字に対応しているかを検出して、下4桁の数値を割り出す。そして、この数値が鑑別対象の当該有価証券に記載の記番号の下4桁と一致しないときは、贋であると判別する。
この判別において、解析部4は、印刷制御部3は表示装置23に割り出した数字を表示することで、人が鑑別する有価証券に記載の記番号と突き合わせて真贋を判定してもよいし、又は印刷制御部3が送られてきた鑑別を行う有価証券の画像から記番号の数値を認識して、解析部4が解析した数値と照合することで、鑑別結果を報知するようにしてもよい。尚、解析部4は、基本彩紋図形を参照する場合に、解析するたびに基本彩紋図形メモリ16から読み取ってもよいし、予め基本彩紋図形メモリ16から読み取って内部メモリに保持している基本彩紋図形を参照してよい。
真贋判別の解析部4は、処理装置2とは別の装置に格納され、スマートフォン、タブレット端末等からインターネット経由で、解析部に送られた画像データから、真贋を判別し、鑑別結果を、スマートフォン、タブレット端末等へ返送する仕組みとしてもよい。例えば、図1で示されているように、有価証券の真贋判定を行う事業者が運営するアプリケーションプロバイダ(ASP)センターにて、鑑別すべき有価証券の画像データをスマートフォン、タブレット端末等からインターネット経由で受けて、ASPセンターで解析するシステムも可能である。
本発明でのID情報に関して、上記の実施形態では、印刷する個々の有価証券9に割り振る記番号をID情報としているが、記番号は通し番号による数字列に限らず、アルファベットや仮名文字等による文字の列或いは文字と数字との列によって構成されることもある。例えば、「キハ01234」のような場合である。このような文字を含む記番号をID情報とする場合には、数字列の場合と同様に、全列又は一部の複数列を対象列として、これらの列に表記される文字又は数字にそれぞれ対応させた基本彩紋図形を基本彩紋図形メモリ16に予め格納しておく。
そして、彩紋作成部11は、ID管理部12が印刷する有価証券9毎に割り振ったID情報の対象列の文字又は数字に対応している基本彩紋図形を抽出し、これらを組み合わせて彩紋8を作成する。この場合も、基本彩紋図形メモリ16に格納している各基本彩紋図形とパターン認識処理を行うことで、対象桁の文字又は数字を認識して、当該有価証券9に表記されているID情報とを比較することで、その真贋を鑑別することができる。
また、各彩紋に対応するID情報としては暗号化された情報であってもよい。例えば、通し番号の「010123」を所定の暗号キーを用いて暗号化すれば、暗号化した文字又は数字或いは文字と数字もID情報となる。そうすることで、記番号と彩紋との関連性を解析することが一層困難となり、偽造防止の確実性が高まる。さらには、記番号だけでなく、有価証券の表面に印刷されている文字や数字の情報、図2では「○○商店街共通」や「¥1,000」とを組み合わせた文章をデータ圧縮し、圧縮したデータを暗号化キーで暗号化したものをID情報としてもよい。
図7は、本発明の実施形態に係る有価証券印刷システム10の具体的な構成例を示すもので、処理装置2をインターネット等の通信回線24により相互に接続されるサーバ20により構成している。サーバ20は、有価証券印刷システム10を運営する印刷業者が管理しており、クライアント装置21からの印刷要求を受けて、サーバ20がデジタルプリンタ1を制御して印刷処理を実行することでオンデマンド印刷を実現している。尚、サーバ20は、印刷業者とは異なる主体を持つサービス事業者が管理して、有価証券印刷システム10を運営する印刷業者からの要請によりデジタルプリンタ1を制御してもよい。
サーバ20は、印刷を依頼される有価証券毎のデジタル文書6をデータベース22に格納しており、クライアント装置21からの印刷要求に応じて、指定の有価証券9に対応するデジタル文書を読み出す。そして、サーバ20は、読み出したデジタル文書に、印刷毎に別の彩紋模様と記番号とを重ねた後にビットマップイメージに展開し、さらにビットマップイメージを画像データに変換し、そして、デジタルプリンタ1に出力して有価証券9の印刷を行う。これら一連の処理は、前述したのと同様の処理である。
また、サーバ20は、イメージスキャナー5で読みとった鑑別する有価証券9の彩紋8の画像を、データベース22に確保してある基本彩紋図形メモリ16に格納されている各基本彩紋図形とパターン認識処理を行うことで、やはり前述した通りの当該有価証券の真偽を判別する処理を行う。尚、真偽判定を行う実施者は、有価証券印刷システムを運営する印刷業者であってもよいし、異なる主体を持つサービス事業者であってもよい。
加えて、サーバ20は、クライアント装置21又はスマートフォンなどの携帯端末機23から送られてくる有価証券9の画像から、当該有価証券9の真偽を判別する。この場合、サーバ20は、有価証券9の画像の彩紋模様を基本彩紋図形でパターン認識処理を行うことで記番号の数値を認識し、そしてこの画像から認識した記番号の数値が一致するか否かで当該有価証券9の真偽を判別し、画像を送信してきたクライアント装置21又は携帯端末機23にこの判別結果を返信する。よって、発行された有価証券9が使用された又は使用される現場では、速やかにその有価証券9の真偽を検知することができる。
そして、上記実施形態においては、彩紋が印刷された有価証券の真贋の解析を、彩紋を基本彩紋図形に分解して記番号にリバースすることで行っている。これ以外にも、真贋判定する彩紋のパターンを検出することでも行なえる。図9は彩紋のパターンを検出することで有価証券の真贋を鑑別する構成をブロック図で示している。同図において、センサ30は彩紋の模様からその反射光や透過光などから光学的なパターンを検出して検出信号を出力するものであって、LEDやホトトランジスタ、ホトダイオードなどの光電変換素子等による検出素子により構成されている。
図10(a)に示すような模様の彩紋8Aが印刷されている有価証券40の真贋を鑑別する場合に、センサ30は、彩紋8Aの副走査方向に沿った所定の3カ所に検出素子30a,30b,30cをそれぞれ配置した構成となっている。これにより、有価証券40とセンサ30とを主走査方向に相対移動させたとき、検出素子30a,30b,30cは彩紋8Aの走査ラインSL1,SL2,SL3に沿って、それぞれ図10の(b),(c),(d)で示す3通りの検出信号を出力する。これらの検出信号は、走査ラインSL1,SL2,SL3上での彩紋模様の線の太さや、線と線の間隔やピッチ、線の色による出力パターンを示し、本例では3通りの検出信号を一組にして、センサ30が出力する彩紋8Aの検出パターンとしている。
基準パターン記憶部31には、有価証券の発行時に各券面に印刷したそれぞれの彩紋(すなわち、適正な彩紋)のセンサ30による検出パターンが、予め基準パターンデータとして記憶されている。判別部32は、センサ30が真贋を判別する有価証券40に印刷されている彩紋8Aの検出パターンが出力されると、検出パターンが基準パターン記憶部31に記憶されている各基準パターンデータと比較して、何れかの基準パターンデータとの一致が取れると当該有価証券40を適正であることを示す鑑別信号を出力する。
本発明に係わる有価証券印刷システム10は、印刷する個々の有価証券の記番号に応じた彩紋模様を当該有価証券の券面に印刷するものである。したがって、有価証券のID情報である記番号に応じて異なる模様の彩紋が印刷されるために、同じ彩紋模様を偽造できたとしても、その彩紋模様で記番号がそれぞれ異なる大量の偽有価証券を偽造することができず、有価証券の偽造対策に大いに効果を発揮できる。そして、記番号の数値に応じて、複数の基本彩紋図形を組み合わせることで精緻な模様の彩紋となるために、複写では容易に再現できず複写の対策にも有効な有価証券印刷システムとなる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その技術的範囲内において、様々な変形又は変更を加えて実施することができる。例えば、実施形態では、記番号と彩紋とを有価証券の券面上に別々に印刷した例で説明しているが、図8に示すように、記番号の文字又は数字のフォントのフォルムの中を、彩紋作成部が作成した彩紋で構成して印刷してもよい。
1 プリンタ
4 解析部
8、8A 彩紋
9、40 有価証券
10 有価証券印刷システム
11 彩紋作成部
12 ID管理部
16 基本彩紋図形メモリ

Claims (6)

  1. 有価証券の券面に彩紋を印刷する有価証券印刷システムであって、
    印刷する個々の有価証券にそれぞれ異なる複数の数字による列又は複数の文字による列若しくは文字と数字とを複数組み合わせて構成される列から成るID情報を付与するID管理部と、
    前記ID情報の全ての列又は複数の一部の列(以下、この列を対象列という)において、それぞれの前記対象列の一桁ごとに配される数字又は文字に対応して予め設定されている基本彩紋図形を格納している基本彩紋図形メモリと、
    前記ID管理部が印刷される前記有価証券ごとに付与する前記ID情報に基づき、前記対象列の一桁ごとに配される数字又は文字に対応する前記基本彩紋図形を前記基本彩紋図形メモリから読み取り、読み取った前記基本彩紋図形を組み合わせることで前記彩紋の模様を作成する彩紋作成部と、
    前記彩紋作成部が作成した前記彩紋と当該彩紋の模様の作成の基になった前記ID情報とを共に同じ前記有価証券に印刷するプリンタと、
    を備えたことを特徴とする有価証券印刷システム。
  2. 前記有価証券に印刷されている前記基本彩紋図形を用いて前記彩紋をパターン認識することで、前記彩紋から前記基本彩紋図形を抽出し、抽出した前記基本彩紋図形から前記ID情報の前記対象列の文字又は数字を解析する解析部を備え、さらに、
    解析した前記対象列の文字又は数字と、当該有価証券に表記されている前記ID情報の前記対象列の文字又は数字との一致を判別することにより、当該有価証券の真贋を鑑別可能にしたことを特徴とする認証機能を有する請求項1に記載の有価証券印刷システム。
  3. 前記有価証券に印刷されている前記彩紋の走査方向でのパターンを検出するセンサと、予め適正な彩紋の前記走査方向でのパターンを基準パターンとして記憶している基準パターン記憶部と、前記センサによる検出パターンと前記基準パターンと比較することで前記彩紋が印刷されている前記有価証券の真贋を鑑別可能にしたことを特徴とする認証機能を有する請求項1に記載の有価証券印刷システム。
  4. 記番号の文字又は数字のフォントのフォルムの中を前記彩紋模様で構成することを特徴とする請求項1に記載の有価証券印刷システム。
  5. 前記ID情報は、前記有価証券に記載する通し番号による記番号であることを特徴とする請求項1に記載の有価証券印刷システム。
  6. 前記ID情報は、個々の有価証券に印刷する文字や数字の記載内容を暗号化した数字であることを特徴とする請求項1に記載の有価証券印刷システム。
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