JP6964949B2 - 車両構造 - Google Patents

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本発明は、少なくともエンジンの下方を覆うアンダーカバーを備える車両構造に関する。
特許文献1,2などには、少なくともエンジンの下方を覆うアンダーカバーに走行風を取り込む導入口を形成した車両構造が開示されている。アンダーカバーは、エンジンを飛び石や泥跳ねなどから保護する部材である。このアンダーカバーに形成された導入口によってエンジンの発熱部に冷却風を当てることができ、エンジンが高温となり過ぎることを抑制できる。
特開2011−126498号公報 特開2013−139179号公報
従来のアンダーカバーは、車両前方からの走行風を取り込む構成となっている。エンジンの負荷が高い場合、エンジンが高温となってエンジンの性能が低下する恐れがある。そのため、より多くの冷却風をエンジンに当てて、エンジンを効果的に冷却したいというニーズがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、アンダーカバーで覆われるエンジンの発熱部を効果的に冷却できる車両構造を提供することにある。
本発明の一態様に係る車両構造は、
少なくともエンジンの下方を覆うアンダーカバーを備える車両構造であって、
前記アンダーカバーは、走行風が車両の構成部材に当たることで生じる剥離風を、前記アンダーカバーの内部に受け入れるカバー開口部を備える。
本発明に係る車両構造はカバー開口部を備えるため、車両の前方から直線的に流れる走行風だけでなく、走行風が車両の構成部材に当たって生じる剥離風を積極的にアンダーカバーの内部に導入できる。その結果、エンジンの発熱部を効率的に冷却できるので、エンジンの性能の安定化を図ることができる。また、エンジンの冷却性能を向上させるに当たり、アンダーカバー本体の形状を工夫するだけで良いため、コスト低減になる。
図1は、実施形態1に示す車両の一部を示す概略側面図である。 図2は、実施形態1に示す車両の一部を下方から見た概略斜視図である。 図3は、図2に示すコーナー凹部の部分拡大図である。 図4は、実施形態1におけるエンジンとアンダーカバーの位置関係を示す模式図である。
以下、本発明に係る車両構造の実施形態を図面に基づいて説明する。図面における同一符号は同一名称物を示す。図中の矢印で示す『FR』は車両前方、『RR』は車両後方、『UP』は車両上方、『LWR』は車両下方、『LH』は車両左方、『RH』は車両右方を示す。また、図中では、車両の走行時の風の流れを白抜きのアローヘッドを有する太線で例示する。なお、本発明は、実施形態の例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
≪全体構成≫
図1に示す車両100は、エンジン2の上に覆い被さるキャブ9(運転台)を備えるキャブオーバ型のトラックである。図1では、車両100のキャビン近傍の一部のみを図示している。キャブオーバ型の車両100としては、トラックの他にバスやワンボックスカーなどが挙げられる。本例の車両100は、少なくともエンジン2の下方を覆うアンダーカバー3を備える車両構造1を有している。この車両構造1の特徴の一つとして、アンダーカバー3が剥離風6を受け入れるカバー開口部4を備える点を挙げることができる。以下、始めに剥離風6の定義について説明し、次いで本例の車両構造1の各構成を詳細に説明する。
≪剥離風≫
剥離風6とは、走行風5が車両の構成部材に当たることで生じる風のことである。車両100が走行したとき、車両100は車両前方から走行風5を受ける。走行風5は、車両100の構成部材に当たって当該構成部材に沿って流れた後、構成部材から剥離する。この剥離した風が剥離風6である。走行風5は車両前方から吹いているので、走行風5が当たる構成部材は、車両前方にある前方部材、例えばタイヤ7やバンパー8などである。
≪エンジン≫
キャブオーバー型の車両100では、図4の模式図に示すように、アンダーカバー3の上にエンジン2が設けられている。エンジン2は、シリンダブロックなどを含む本体部20と、エギゾーストマニホールドを含む排気系統部21と、エンジンオイルを貯めるオイルパン22とを備える。本例では、オイルパン22が車両右方における運転席の下側に配置されており、本体部20は車両左方に向って傾いて配置されている。排気系統部21は、本体部20の下側で車両左方に配置されている。
≪アンダーカバー≫
アンダーカバー3は主として、飛び石や泥はねなどの路面からの物理的な入力からエンジン2を保護する役割を果たす。また、車両100の下方を流れる走行風を整流して、車両100の空気抵抗を低減する役割を果たす。本例のアンダーカバー3は、図2の下方斜視図に示すように複数のカバー部材3A,3B,3C,3D,3Eを組み合わせてなり、バンパー8の近傍からエンジン2にかけて車両100の下方を覆う。なお、図2では、タイヤ7を支持する車軸など、本発明の構成にあまり関係の無い部材については図示を省略している。
≪カバー開口部≫
カバー部材3D(アンダーカバー3)は、底部30と左右の側壁部31とを有する。上記カバー部材3Dは、車両100の外側から剥離風6を受け入れるカバー開口部4を備える。カバー開口部4の奥(車両後方側)にはエンジン2の排気系統部21が配置されている。そのため、カバー開口部4からアンダーカバー3の内部に導入された剥離風6によって排気系統部21を効果的に冷却できる。
上記カバー開口部4は、コーナー凹部32に形成されている。コーナー凹部32は、カバー部材3Dにおける車両左方側の前端部において、底部30と側壁部31とが繋がる角部がカバー部材3Dの内方側に凹むことで形成されている。図3の部分拡大図を参照してコーナー凹部32をより詳細に説明する。コーナー凹部32は、天面部32aと壁面部32bとを備える。天面部32aは、底部30にほぼ平行で、底部30よりも車両上方に配置される。天面部32aは、車両前方から車両後方に向って徐々に広くなった三角州形状になっている。天面部32aの車両左方側の部分は、側壁部31に繋がっている。一方、壁面部32bは、天面部32aと底部30とを繋いでいる。そのため、壁面部32bは、天面部32aの車両右方側の輪郭線に沿って湾曲し、車両後方側に向うに従って車幅方向の中心側(車両右方側)に折れ曲がっている。このコーナー凹部32における車両後方側の部分にカバー開口部4が形成されている。カバー開口部4には、天面部32aと底部30とを繋ぐ支持部32cが形成されている。支持部32cによってカバー部材3Dにおけるカバー開口部4近傍の機械的強度が確保されている。この支持部32cは、導風機能を有する形状、例えば板状であることが好ましい。板状の支持部32cは、車両後方又は冷却対象(本例では排気系統部21)に向けて延伸する構成とすることが好ましく、そうすることで導風機能をより効果的に得られる。
本例のカバー開口部4に受け入れられる剥離風6は、図2に示すように、走行風5が左前輪7Lに当たって生じ、車幅方向の中央側に流れて来たものである。カバー開口部4は、その剥離風6を効率的に受け入れることができる位置に設けられている。また、カバー開口部4の開口軸の向きは、剥離風6の流れに沿った向きとなっている。そのため、カバー開口部4は、剥離風6を効率的に受け入れることができる。このカバー開口部4の位置及び向きは、風洞実験などで求めることができる。車両100を見たときにアンダーカバー3に複数の開口部が形成されている場合、どの開口部が本例におけるカバー開口部4に相当するかは、風洞実験をすることで確かめることができる。
本例のカバー部材3Dは更に、底部30にもカバー開口部40を備える。カバー開口部40については主に図3を参照して説明する。図3に示すように、本例のカバー部材3Dでは、底部30の前端側の一部が、車両後方に向うに従って車両上方側に上がる傾斜面部30aとなっている。そのため、傾斜面部30aの後端部の位置にカバー開口部40が形成される。カバー開口部40には支持部30bが形成されており、底部30におけるカバー開口部40近傍の機械的強度が確保されている。支持部30bは、カバー開口部40から車両前方に向うに従って細くなる三角板状に形成されており、剥離風6をガイドする機能も持っている。
カバー開口部40は、図2に示すように、走行風5がバンパー8に当たって生じた剥離風6を受け入れる。カバー開口部40の車両後方側にはエンジン2のオイルパン22が配置されている。そのため、カバー開口部40からアンダーカバー3の内部に導入された剥離風6によってオイルパン22を効果的に冷却できる。即ち、オイルパン22の内部にあるエンジンオイルを効果的に冷却できる。
≪効果≫
本例の車両構造1によれば、エンジン2の排気系統部21とオイルパン22を効率的に冷却できる。エンジン2の下方を覆うアンダーカバー3にカバー開口部4,40を備えるため、車両100の前方から直線的に流れる走行風5だけでなく、走行風5が車両100の構成部材7,8に当たって生じる剥離風6を積極的にアンダーカバー3の内部に導入できるからである。エンジン2を効率的に冷却できることで、エンジン2の性能の安定化を図ることができる。
<その他の実施形態>
本例の車両構造は、キャブオーバ型の車両の車両構造に限定されるわけではない。例えば、フロントエンジンの車両やリアエンジンの車両のアンダーカバーに剥離風を受け入れるカバー開口部を形成することもできる。
100 車両
1 車両構造
2 エンジン 20 本体部 21 排気系統部 22 オイルパン
3 アンダーカバー
3A,3B,3C,3D,3E カバー部材
30 底部 30a 傾斜面部 30b 支持部
31 側壁部
32 コーナー凹部 32a 天面部 32b 壁面部 32c 支持部
4,40 カバー開口部
5 走行風
6 剥離風
7 タイヤ(車両の構成部材) 7L 左前輪
8 バンパー(車両の構成部材)
9 キャブ

Claims (1)

  1. キャブオーバー型の車両における少なくともエンジンの下方を覆うアンダーカバーを備える車両構造であって、
    前記アンダーカバーは、剥離風を前記アンダーカバーの内部に受け入れるカバー開口部を備え、
    前記カバー開口部は前記車両の前方に向かって開口し、
    前記カバー開口部の奥には前記エンジンが配置されており、
    前記剥離風は、走行風が車両の前輪に当たって車幅方向の中央側に流れてきた風である車両構造。
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