JP6964493B2 - シャープペンシル用チャック及びシャープペンシル - Google Patents

シャープペンシル用チャック及びシャープペンシル Download PDF

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Description

本発明は、シャープペンシル用チャック及びシャープペンシルに関する。
シャープペンシルの芯を繰出し且つ保持するのに従来からチャックが使用されてきた。加工し易く、長期間使用しても芯の保持力が低下することなく確実に芯を保持することを目的として、芯保持部内面にピッチの異なる2種類のネジ溝を形成したチャックが特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載のチャックを製造するには、まずチャックの前部に芯保持部内面を形成するために、チャック本体に対して、保持する芯の外径と略同等の孔をキリにより形成する。次いで、第1ネジ溝を1次タップ加工でネジ切りを行って形成する。次いで、第2ネジ溝を2次タップ加工でネジ切りを行って形成する。その後、芯保持部を含むチャックの前部及び中間部を前端からカッターでスリ割りし、2分割して構成することによって製造される。
特開2013−43287号公報
特許文献1に記載のチャックは、芯保持部、特に芯を保持するのに最も重要である、平坦な分割面、すなわち嵌合面と芯保持部との境界である縁部において、ネジ切りされずに残った平坦部が多数存在する。平坦部が多ければ多いほど芯の保持力が低下し、筆記時の押圧力によって意図せず芯が後退してしまう虞がある。さらに、特許文献1に記載のチャックの製造のために、孔の形成及び2回のタップ加工、さらにはスリ割りが必要であることから、製造工程が多くなり、その結果、製造コストも高くなる。
本発明は、確実に芯を保持可能なシャープペンシル用チャック及びシャープペンシルを提供することを目的とする。また、高性能且つ安価なチャックを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、複数のチャック片を具備するシャープペンシル用チャックであって、前記チャック片の各々が、嵌合面と、芯が保持される芯保持溝とを有し、前記嵌合面と前記芯保持溝との境界に、頂部を有する複数の凸部が形成され、該複数の凸部のみで芯が保持されるように構成されていることを特徴とするシャープペンシル用チャックが提供される。
また、別の態様によれば、当該シャープペンシル用チャックは、鍛造で成形される。
また、別の態様によれば、前記芯保持溝の底面には前記複数の凸部が形成されていない。
また、別の態様によれば、前記複数の凸部が、同一螺旋軌道上にない。
また、別の態様によれば、前記複数の凸部が、第1凹部と、該第1凹部によって画成された山部の頂部に形成された、前記第1凹部よりも小さい第2凹部とによって画成される。
また、別の態様によれば、前記第2凹部の断面形状が台形である。
また、別の態様によれば、上記シャープペンシル用チャックを具備するシャープペンシルが提供される。
本発明の態様によれば、確実に芯を保持可能なシャープペンシル用チャック及びシャープペンシルを提供するという共通の効果を奏する。
本発明に係るシャープペンシルの縦断面図である。 図1のチャック機構の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係るチャックの斜視図である。 第1凹部を成形する溝成形工具の正面図である。 図4の溝成形工具の側面図である。 図5の線A−Aにおける断面図である。 図5のB部の拡大図である。 第2凹部を成形する溝成形工具における図7に相当する拡大図である。 図3のチャックの第1凹部の成形後の芯保持溝の正面部分拡大図である。 図3のチャックの第2凹部の成形後の芯保持溝の正面部分拡大図である。 図10の芯保持溝を別の角度から見た部分拡大図である。 芯を保持した状態のチャックのチャック片の図10の線C−Cにおける断面図である。 芯を保持した状態のチャックのチャック片の図10の線D−Dにおける断面図である。 本発明の第2実施形態に係るチャックにおける第1凹部の成形後の芯保持溝の正面部分拡大図である。 図14のチャックの第2凹部の成形後の芯保持溝の正面部分拡大図である。 図15の第2凹部の成形後の芯保持溝を別の角度から見た部分拡大図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1及び図2を参照して、シャープペンシル100において、芯10が繰り出される仕組みについて簡単に説明する。図1は、本発明に係るシャープペンシル100の縦断面図であり、図2は、図1のチャック機構の縦断面図である。
シャープペンシル100は、芯10を繰り出すための構成として、チャック1、ノック部11、芯ケース12、円筒体13、締め具14、ボール15、スプリング16及び保持体17を備える。図2は、チャック1、締め具14、ボール15及びスプリング16から成る図1のチャック機構の拡大図である。なお、図2に示されるように、本明細書において、芯10がチャック1によって保持される側をチャック1の「前」側と定義し、チャック1の長手方向に沿って、芯10がチャック1によって保持される側とは反対側をチャック1の「後」側と定義する。
ノック部11が押圧されていないとき、チャック1はスプリング16によってノック部11側に付勢される。このとき、図2からよく分かるように、チャック1のボール受け部18に配置されたボール15は締め具14内の斜面19に押し付けられる。このとき、ボール15が締め具14の斜面19から径方向の分力を受けるので、この力によって芯10が保持される。
一方、ノック部11が押圧されると、この押圧力が芯ケース12及び円筒体13を介してチャック1に伝達される。押圧力がスプリング16の付勢力よりも大きければ、チャック1は芯10を保持したまま前進する。その後、ノック部11が離されると、チャック1がスプリング16の付勢力によって後退するが、このとき、芯10は保持体17によって保持されるので後退しない。ノック部11の押圧を繰り返すことによって、芯10がペン先から順次繰り出される。
次に、本発明に係るチャック1について説明する。
図2からよく分かるように、チャック1は複数のチャック片20、具体的には対称的な2つのチャック片20a、20bから成り且つ二つ割りの形状を有する。本明細書において、二つ割りとは、少なくともチャック1の前端部が2つに分割されていることを意味する。チャック1の具体的な形状については後述する。
チャック1は鍛造(熱間鍛造又は冷間鍛造)で成形される。鍛造加工では、典型的には、材料として金属の丸棒やブロック材が用いられる。
チャック1は、より好ましくは、材料として金属の板材を用いる板鍛造で成形される。板鍛造とは、冷間鍛造と板金成形とを組み合わせた加工方法である。板鍛造では、板材が金型に順に送られて複数のプレス工程において順次加工されていく。すなわち、いわゆる順送金型によって、肉厚の異なる部分を有する部品が板材から成形される。
チャック1を鍛造で成形すると、寸法精度が要求される芯保持部や切削加工が困難なボール受け部18を容易に形成することができる。このことによって、チャック1の迅速な大量生産が可能となり且つ品質ばらつきも低減される。このことはチャック1の性能を高め且つ加工費を減少させる。
さらに、鍛造加工では、鉛を含有する快削材料を使用する必要がないため、環境に配慮した鉛フリー(鉛含有量が0.05%以下)の材料からチャック1を製造することができる。典型的には、鍛造加工の場合、チャック1は冷間圧延鋼板(SPCC)、ステンレス鋼(SUS)又は七三黄銅(C2680)等の金属から製造される。冷間圧延鋼板及びステンレス鋼は鉛を含まない。また、JIS規格によれば七三黄銅(C2680)の鉛成分は0.05%以下である。
次に、本発明に係るチャック1の製造方法及び形状的な特徴について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るチャック1の斜視図である。上述したように、チャック1は対称的な2つのチャック片20a、20bから成り且つ二つ割りの形状を有する。各チャック片20a、20bは、略半円筒形状であり、長手方向に延びる本体21と、本体21から突出するように本体21の一部に設けられたスプリング当接部22とを備える。スプリング当接部22は、各チャック片20a、20bの高さ方向において円柱の一部が切り取られた形状を有する。このことによって、スプリング当接部22は、各チャック片20a、20bの高さ方向において、本体21の高さと略等しい高さを有する。図2に示されるように、2つのチャック片20a、20bは、これらの嵌合面23が対向するように互いに組み立てられる。組立後、スプリング当接部22にはスプリング16が当接する。本体21には、ボール15を回転可能に収容するためのボール受け部18が形成される。ボール受け部18は楕円状の凹部として形成される。
各チャック片20a、20bの内部には、長手方向に延びる芯挿通溝24及び芯保持溝25が形成される。芯挿通溝24と芯保持溝25とは互いに連通する。芯保持溝25は芯挿通溝24よりも小さな径を有する。より具体的には、芯保持溝25は芯10よりも僅かばかり小さい径を有し、芯挿通溝24は芯10よりも大きな径を有する。
芯挿通溝24の径方向の両側の嵌合面23には、相補的な凸部26及び凹部27が形成される。凸部26及び凹部27は2つのチャック片20a、20bを組み立てるときの位置決めに使用される。より具体的には、組立時に、上側チャック片20aの凸部26が下側チャック片20bの凹部27に挿入され、下側チャック片20bの凸部26が上側チャック片20aの凹部27に挿入される。
芯保持溝25の縁部、すなわち嵌合面23と芯保持溝25との境界には、芯10の保持性を高めるべく、稜線、すなわち尖った頂部を有する複数の微細な凸部が形成されている。複数の凸部は、後述するように、第1凹部と第1凹部よりも小さい第2凹部とによって画成される。以下、複数の凸部について、成形方法を説明しながら、構造について説明する。
図4は、第1凹部を成形する溝成形工具30の正面図であり、図5は、図4の溝成形工具30の側面図であり、図6は、図5の線A−Aにおける断面図であり、図7は、図5のB部の拡大図である。
複数の凸部は、芯保持溝25に対して溝成形工具を押し当てることによって成形される。溝成形工具30の一方の面には、複数の平行な山部31と、隣接する山部31によって画成される、複数の平行な谷部32とが形成されている。図6の断面図には、谷部32の断面と共に隣接する山部31の側面が示されている。また、図6に示されるように、山部31の各々の両端には、湾曲部33が形成され、谷部32の各々の両端には、湾曲部34が形成されている。さらに、図7に示されるように、山部31は、その頂部、すなわち稜線が面取りされたような帯部35が形成されている。また、谷部32は、山部31に対して連続的に接続された円筒面の一部のような湾曲面状に形成されている。
第2凹部を成形する溝成形工具の基本的な構造は、図4乃至図6に示される第1凹部成形用の溝成形工具30と略同一であり、山部及び谷部の形状のみ異なる。第2凹部を成形する溝成形工具について、図8を参照しながら説明する。
図8は、第2凹部を成形する溝成形工具40における図7に相当する拡大図である。溝成形工具40の一方の面には、複数の平行な山部41と、隣接する山部41によって画成される、複数の平行な谷部42とが形成されている。図示しないが、第1凹部成形用の溝成形工具30と同様に、山部41及び谷部42の両端には湾曲部が形成されている。第2凹部成形用の溝成形工具40の山部41間のピッチ、すなわち谷部42間のピッチは、第1凹部成形用の溝成形工具30の山部31間のピッチ、すなわち谷部32間のピッチと同一である。山部41は、その頂部が面取りされたような帯部45が形成されている。また、谷部42は、略台形状に画成されている。
図9は、図3のチャック1の第1凹部50の成形後の芯保持溝25の正面部分拡大図であり、図10は、図3のチャック1の第2凹部60の成形後の芯保持溝25の正面部分拡大図であり、図11は、図10の芯保持溝25を別の角度から見た部分拡大図である。
まず、複数のプレス工程における上流の工程において形成された芯保持溝25に対して、溝成形工具30を用いてプレスを行うことによって、第1凹部50が成形される。すなわち、芯保持溝25に対して溝成形工具30を押し当てると、溝成形工具30の山部31によって第1凹部50が成形される。一方、第1凹部50が成形される際に押し潰された材料が塑性流動によって移動して溝成形工具30の谷部32に入り込むことによって、第1凸部51が成形される。図9に示されるように、第1凹部50及び第1凸部51は、芯保持溝25の縁部にのみ成形され、底面には成形されていない。言い換えると、第1凹部50及び第1凸部51が、芯保持溝25の縁部にのみ成形されるように、溝成形工具30の山部31及び谷部32の形状、具体的には、図6に示される断面形状が決定される。
次いで、芯保持溝25に対して第1凹部50が成形された後、溝成形工具40を用いてプレスを行う。このとき、溝成形工具40の山部41の頂部、すなわち帯部45が、第1凸部51の頂部に配置されるように、半ピッチずらして溝成形工具40が配置される。その結果、溝成形工具40の山部41によって、第1凸部51の頂部に、第1凹部50よりも小さい第2凹部60が成形される。第2凹部60の断面形状は台形である。第1凸部51に第2凹部60が成形された結果、1つの第1凸部51に対して、尖った頂部を有する2つの第2凸部61が画成される。したがって、全体として、芯保持溝25の縁部に、複数の第2凸部61が形成される。溝成形工具30及び溝成形工具40の構造及びこれらを用いた製造工程からも明らかなように、芯保持溝25に形成された複数の第2凸部61は、同一螺旋軌道上にはない。
図12は、芯10を保持した状態のチャック1のチャック片20の図10の線C−Cにおける断面図であり、図13は、芯10を保持した状態のチャック1のチャック片20の図10の線D−Dにおける断面図である。図12及び図13に示されるように、チャック1では、芯10は、芯保持溝25において、尖った頂部を有する複数の第2凸部61によってのみ保持される。
次に、嵌合面23と芯保持溝25との境界に形成された、尖った頂部を有する複数の微細な凸部を有する本発明の第2実施形態に係るチャック2について説明する。
図14は、本発明の第2実施形態に係るチャック2における第1凹部70の成形後の芯保持溝25の正面部分拡大図であり、図15は、図14のチャック2の第2凹部80の成形後の芯保持溝25の正面部分拡大図であり、図16は、図15の第2凹部80の成形後の芯保持溝25を別の角度から見た部分拡大図である。
チャック2では、詳細な説明は省略するが、第1凹部50を成形する溝成形工具30及び第2凹部60を成形する溝成形工具40とは異なる山部及び谷部を有する単一の溝成形工具を用いて、芯保持溝25における複数の凸部が成形される。
まず、複数のプレス工程における上流の工程において形成された芯保持溝25に対して、溝成形工具を用いてプレスを行うことによって、図14に示されるように、第1凹部70が成形される。すなわち、芯保持溝25に対して溝成形工具を押し当てると、溝成形工具の山部によって第1凹部70が成形される。一方、溝成形工具が当たらなかった芯保持溝25の縁部は、平坦部71のままである。第1凹部70は、芯保持溝25の縁部にのみ成形され、底面には成形されていない。言い換えると、第1凹部70が、芯保持溝25の縁部にのみ成形されるように、溝成形工具の山部及び谷部の形状が決定される。
次いで、芯保持溝25に対して第1凹部70が成形された後、同一の溝成形工具を用いてプレスを行う。このとき、溝成形工具の山部の頂部が平坦部71の中央に配置されるように、半ピッチずらして溝成形工具が配置される。その結果、溝成形工具の山部によって、平坦部71に第2凹部80が成形される。第2凹部80は、第1凹部70と同一形状である。第1凹部70及び第2凹部80が成形された結果、これら凹部間に、尖った頂部を有する複数の凸部90が画成される。チャック2では、芯10は、芯保持溝25において、尖った頂部を有する複数の凸部90によってのみ保持される。
上述した実施形態によれば、チャックの芯保持溝には、特許文献1について上述したように芯の保持力を低下させるような平坦部が存在せず、頂部を有する複数の凸部によってのみ芯が保持されることから、より確実に芯を保持することが可能となる。さらに、鍛造によってチャックを製造することから、切削加工によってチャックを製造する場合に比べ、高性能且つ安価なチャックを提供することが可能となる。
また、上述した実施形態によれば、芯保持溝の底面には複数の凸部が形成されておらず、滑らかであることから、鍛造におけるプレス加工時の金型の破損を防止することができる。さらに、芯保持溝の底面には複数の凸部が形成されていないことから、芯保持溝の底面の部分の肉厚を他の部分に比べて薄くすることができる。その結果、チャックを包囲して配置される締め具14(図2)の径を小さくすることができ、全体として細いシャープペンシルを得ることができる。
以上、本発明に係るいくつかの好適な実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内で様々な修正及び変更を施すことができる。例えば、チャックは、いわゆるボールチャックではなく、チャックの外面が締め具の内径部に直接押し付けられるタイプのチャックであってもよい。また、チャックは、2つに分割された、二つ割りでなく、3つ以上に分割されたチャックであってもよい。1つ目の工具を芯保持溝に押し当てて凹部を成形し、隣接する凹部間の山部又は平坦部に対して2つ目又は3つ目以上の工具を押し当てて尖った頂部を有する複数の凸部を形成する限り、上述した実施形態と異なる凸部の形状、溝成形工具及び製造方法であってもよい。より確実に芯を保持することが可能なチャックを製造するためであれば、鍛造ではなく、NC旋盤等を使用した切削加工によってチャックを製造してもよい。また、芯保持溝の底面に複数の凸部が形成されていてもよい。
1 チャック
10 芯
11 ノック部
12 芯ケース
13 円筒体
14 締め具
15 ボール
16 スプリング
17 保持体
18 ボール受け部
19 斜面
20 チャック片
21 本体
22 スプリング当接部
23 嵌合面
24 芯挿通溝
25 芯保持溝
26 凸部
27 凹部
30 溝成形工具
31 山部
32 谷部
33 湾曲部
34 湾曲部
35 帯部
40 溝成形工具
41 山部
42 谷部
45 帯部
50 第1凹部
51 第1凸部
60 第2凹部
61 第2凸部
100 シャープペンシル

Claims (6)

  1. 複数のチャック片を具備するシャープペンシル用チャックであって、
    前記チャック片の各々が、嵌合面と、芯が保持される芯保持溝とを有し、
    前記嵌合面と前記芯保持溝との境界に、頂部を有する複数の凸部が形成され、該複数の凸部のみで芯が保持されるように構成されており、
    前記複数の凸部が、第1凹部と、該第1凹部によって画成された山部の頂部に形成された、前記第1凹部よりも小さい第2凹部とによって画成されており、
    前記第1凹部及び前記第2凹部が平行に延びていることを特徴とするシャープペンシル用チャック。
  2. 鍛造で成形されたことを特徴とする請求項1に記載のシャープペンシル用チャック。
  3. 前記芯保持溝の底面には前記複数の凸部が形成されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャープペンシル用チャック。
  4. 前記複数の凸部が、同一螺旋軌道上にないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシャープペンシル用チャック。
  5. 前記第2凹部の断面形状が台形であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシャープペンシル用チャック。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のシャープペンシル用チャックを具備するシャープペンシル。
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