本発明に係る照明装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
以下に説明する実施形態1、2の照明装置1は、高層ビルや大型商業施設などの建物に設置され、当該建物に設置されている非常用電源から電源供給を受けて非常時照明を行う、いわゆる電源別置形非常時用照明器具である。なお、照明装置1は、建物内の天井材に直付けされて天井に設置される。
[実施形態1]
実施形態1の照明装置1は、図1及び図2に示すように、光源ブロック10と、点灯装置2と、光源ブロック10及び点灯装置2を内部に収容する筐体4と、筐体4を収容するカバー7とを備えている。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、図1において矢印で示す前後、左右、上下の向きを照明装置1の前後、左右、上下の向きとみなす。
光源ブロック10は、光源であるLED(Light Emitting Diode)11と、LED11を支持するLEDホルダ12と、レンズ13と、レンズ13を支持するレンズホルダ14と、取付板15と、放熱シート16とを有している(図3参照)。LED11は、例えば、パッケージ型の照明用白色LEDである。ただし、光源は、LEDに限定されず、有機エレクトロルミネセンス素子などのLED以外の固体発光素子であってもかまわない。
取付板15は、多角形状(例えば、八角形状)の平板部150と、一対の固定部151とを有している。ただし、平板部150と一対の固定部151とは、例えば、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の板材によって一体に形成されている。
一対の固定部151は四角形状であって、平板部150の複数の辺のうちの隣り合わない2つの辺から各々下向きに突出するように形成されている(図2参照)。また、各固定部151には、ねじ孔(不図示)が各固定部151の厚み方向に貫通している(図2及び図3参照)。
平板部150の下面(取付板15の第1面)に、LED11を支持するLEDホルダ12が取り付けられる。ただし、LED11と平板部150との間には放熱シート16が配置される(図3参照)。したがって、LED11の発する熱が放熱シート16を介して取付板15に伝導される。
レンズ13は、LED11から放射される光の配光を制御する。レンズ13は、LED11を覆うようにレンズホルダ14によって取付板15の平板部150の下面に取り付けられる。レンズホルダ14は、ねじ止めによって平板部150に固定される(図3参照)。
点灯装置2は、点灯回路ブロック20、点灯回路ブロック20を収容するケース22、電源端子台25などを備えている。電源端子台25は、例えば、ねじなし端子台で構成されている。この種のねじなし端子台(速結端子台とも呼ばれる。)は、直方体形状に形成され、2対の1次側(電源側)の差込孔250と、2対の2次側(負荷側)の差込孔251とを一面(前面)に有している。つまり、電源端子台25は、それぞれの差込孔250、251に導体(例えば、銅製の単線)を差し込むだけで導体との電気的な接続を完了させることができる。電源端子台25の2次側の差込孔251には、点灯回路ブロック20に電気的に接続される、2次側の2本の電線(不図示)の各導体が1つずつ差し込まれる。電源端子台25の1次側の2対の差込孔250には、非常用電源からの給電が行われる一対の電線(不図示)の導体と、送り配線用の一対の電線(不図示)の導体とが各々1つずつ差し込まれる。
点灯回路ブロック20は、両面プリント配線板からなる回路基板21と、回路基板21に実装されている種々の回路部品200とを有している(図3参照)。点灯回路ブロック20は、非常用電源から供給される電源電圧(交流電圧又は直流電圧)を無極性化するための整流回路、整流回路から入力する入力電圧を昇圧又は降圧するコンバータ回路、コンバータ回路を制御する制御回路などを備えている。点灯回路ブロック20は、コンバータ回路からLED11に電流を流してLED11を点灯させる。
ケース22は、図1及び図3に示すように、ケースボディ23と、ケースカバー24とを有している。ケース22は、ケースボディ23とケースカバー24が上下方向に結合されることによって、おおよそ中空の角筒状に形成されている。なお、ケースボディ23及びケースカバー24は、電気絶縁性を有する材料、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレートなどの合成樹脂材料によって形成されることが好ましい。
ケースボディ23は、多角形状(例えば、八角形状)の底壁230と、底壁230の周縁から上向きに立ち上がる周壁231とを有している(図3参照)。ケースボディ23内に点灯回路ブロック20が収容されている。点灯回路ブロック20とケースボディ23の内底面(底壁230の上面)の間の空間には、電気絶縁性を有する合成樹脂(例えば、ウレタン樹脂)が充填されることが好ましい。
ケースカバー24は、ケースボディ23の周囲を部分的に囲む周壁240と、周壁240の上端と繋がる第1上壁241と、周壁240の内周面と繋がる第2上壁242とを有している。第1上壁241は、上下方向から見て、底壁240に相似する形状(八角形状)を前後方向に2等分した場合の後ろ側の形状と等しい形状に形成されている。また、第2上壁242は、上下方向から見て、底壁240に相似する形状(八角形状)を前後方向に2等分した場合の前側の形状と等しい形状に形成されている。
第2上壁242は第1上壁241よりも下に位置しており、第1上壁241の前端と第2上壁242の後端とが上下方向に沿った縦壁243を介して繋がっている。縦壁243の左右両端は周壁240と繋がっている。なお、周壁240は、第2上壁242の左端及び右端よりも上には存在しない。つまり、ケースカバー24は、第2上壁242の上方向と左右方向とに開放されている。ケースカバー24がケースボディ23に結合されることでケース22が構成されている。
筐体4は、第1筐体5と第2筐体6とを有している。第1筐体5は、第1側板51、第2側板52、第3側板53及び第4側板54を有する角筒形状に形成されている(図1参照)。第1側板51は第1筐体5の左側の壁(第1の側壁)を構成している。第2側板52は第1筐体5の右側の壁(第1の側壁)を構成している。第3側板53は第1筐体5の後側の壁(第2の側壁)を構成している。第4側板54は第1筐体5の前側の壁を構成している。第1〜第3側板51〜53は一つの金属板から一体に形成されている。第4側板54は、第1側板51及び第2側板52に対して着脱可能に構成されている。
第1側板51は、上下方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第1側板51の下端部にねじ挿通孔511が貫通している。第1側板51のねじ挿通孔511の上に第1突片510が設けられている。第1突片510は、第1側板51に対して切絞り加工(「ブリッジ加工」とも呼ばれる。)が施されることにより、ブリッジ状に形成されている。第1突片510は、第1側板51の右側面から右向き(第2側板52に近付く向き)に突出している。また、第1側板51には、第1突片510と同じ構造を有する突片(以下、第1突片512と呼ぶ。)が第1突片510の上方に設けられている。
また、第1側板51の上端部における後端に雌ねじ513が設けられている(図2参照)。第1側板51の上端部における前後方向のほぼ中央に突起514が設けられている。突起514は、切曲げ加工(「切り起こし加工」とも呼ばれる。)によって第1側板51と一体に形成されている。突起514は、第1側板51の左側面から左向き(第2側板52から離れる向き)に突出している。
さらに、第1側板51の前端部には、ねじ挿通孔515と嵌合爪516が設けられている。ねじ挿通孔515は、第1側板51の前端部における上下方向のほぼ中央を貫通している。嵌合爪516は、第1側板51の前端部におけるねじ挿通孔515の上方に設けられている。嵌合爪516は、切絞り加工によって第1側板51と一体に形成されている。嵌合爪516は、第1側板51の右側面から右向きに突出している。
第1側板51の下端部における前端に、取付片517が設けられている。取付片517は、第1側板51の下端部から右向きに突出している。取付片517には、下向きに突出する突起518が設けられている(図2参照)。
第2側板52は、上下方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第2側板52の下端部にねじ挿通孔(不図示)が貫通している。第2側板52のねじ挿通孔の上に第1突片520が設けられている。第1突片520は、切絞り加工によってブリッジ状に形成されている。第1突片520は、第2側板52の左側面から左向き(第1側板51に近付く向き)に突出している。また、第2側板52には、第1突片520と同じ構造を有する突片(以下、第1突片522と呼ぶ。)が第1突片520の上方に設けられている。
また、第2側板52の上端部における前端に雌ねじ523が設けられている(図1及び図2参照)。第2側板52の上端部における前後方向のほぼ中央に突起524が設けられている。突起524は、切曲げ加工によって第2側板52と一体に形成されている。突起524は、第2側板52の右側面から右向き(第1側板51から離れる向き)に突出している。
さらに、第2側板52の前端部には、ねじ挿通孔525と嵌合爪526が設けられている。ねじ挿通孔525は、第2側板52の前端部における上下方向のほぼ中央を貫通している。嵌合爪526は、第2側板52の前端部におけるねじ挿通孔525の上方に設けられている。嵌合爪526は、切絞り加工によって第2側板52と一体に形成されている。嵌合爪526は、第2側板52の左側面から左向きに突出している。
第2側板52の下端部における前端に、取付片527が設けられている。取付片527は、第2側板52の下端部から左向きに突出している。取付片527には、下向きに突出する突起528が設けられている(図1及び図2参照)。
第3側板53は、上下方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第3側板53の上下方向のほぼ中央に第2突片530が設けられている(図2及び図3参照)。第2突片530は、切絞り加工によってブリッジ状に形成されている。第2突片530は、第3側板53の前面から前向きに突出している。
また、第3側板53の上端から固定片531が上向きに突出している(図1及び図3参照)。固定片531は台形状に形成されている。固定片531の上下方向のほぼ中央にねじ挿通孔532が貫通している。固定片531の前面に電源端子台25が取り付けられる。電源端子台25は、固定片531のねじ挿通孔532に挿通される固定ねじ533によって固定片531にねじ止めされる(図3参照)。
第4側板54は、上下方向を長手方向とする長方形状に形成されている。第4側板54は、一対の第1固定部541と、一対の第2固定部542とを一体に有している(図1参照)。一対の第1固定部541は、それぞれ幅の狭い長方形状に形成され、第4側板54の左端及び右端から後方へ突出している。第1固定部541の上端部には、矩形の嵌合孔543が貫通している。また、第1固定部541の上下方向のほぼ中央には雌ねじ544が設けられている。一対の第2固定部542は、第4側板54の下端における左右両端からそれぞれ後方へ突出している。一対の第2固定部542には矩形の孔545が貫通している(図1参照)。左側の第1固定部541の嵌合孔543に第1側板51の嵌合爪516がはめ合わされる。右側の第1固定部541の嵌合孔543に第2側板52の嵌合爪526がはめ合わされる(図3参照)。左側の第2固定部542の孔545に第1側板51の取付片517の突起518がはめ合わされる。右側の第2固定部542の孔545に第2側板52の取付片527の突起528がはめ合わされる。第1側板51のねじ挿通孔515に挿通されるねじ(不図示)が左側の第1固定部541の雌ねじ544にねじ込まれる。第2側板52のねじ挿通孔525に挿通されるねじ(不図示)が右側の第1固定部541の雌ねじ544にねじ込まれる。つまり、第4側板54は、2本のねじ(不図示)によって第1側板51及び第2側板52にねじ止めされる。
第2筐体6は、天板60、一対の脚片61及び一対の固定片62を有している。天板60と一対の脚片61と一対の固定片62とは、鋼板などの金属板によって一体に形成されている。
天板60は、四辺のうちの対向する二辺が弧状である四辺形状に形成されている(図1及び図5参照)。天板60の後端部には、だるま孔600が設けられている。天板60の前端部には、円形のねじ挿通孔601が設けられている。天板60のだるま孔600とねじ挿通孔601の間に、電線(不図示)が挿通される電線挿通口602が貫通している。また、だるま孔600とねじ挿通孔601の間に四辺形状の電線挿通口602が貫通している。
一対の脚片61は、U字形状に形成されている。一対の脚片61は、天板60の左端及び右端から下向きに垂れ下がっている。一対の脚片61の下端部には第1切欠611と第2切欠612とがそれぞれ一つずつ設けられている。第1切欠611は、各脚片61の下端部における前後方向のほぼ中央に設けられている。第1切欠611は、下端が開放された矩形状に形成されている。左側の脚片61の第2切欠612は、脚片61の下端部における後端に設けられている。一方、右側の脚片61の第2切欠612は、脚片61の下端部における前端に設けられている。第2切欠612は、下端が開放された長円形状に形成されている。
また、脚片61には引掛部613が設けられている。引掛部613は、V字状に形成されている(図2参照)。左側の脚片61の引掛部613は、脚片61の後端から後方へ突出している。右側の脚片61の引掛部613は、脚片61の前端から前方へ突出している。
一対の固定片62は、鈎形に形成されている。左側の固定片62は、天板60の左端における前後方向の中央から左向きに突出している。右側の固定片62は、天板60の右端における前後方向の中央から右向きに突出している(図1参照)。一対の固定片62の先端部分(下向きに垂れ下がっている部分)には、雌ねじ部620と2つの突部621とが設けられている。雌ねじ部620は、円筒形の雌ねじ622と、円錐台形状のガイド部623とを有している。左側の固定片62のガイド部623は、固定片62の右側面から右向きに突出している。右側の固定片62のガイド部623は、固定片62の左側面から左向きに突出している。雌ねじ622は、ガイド部623の先端と繋がっている。左側の固定片62の2つの突部621は、固定片62の左側面においてガイド部623の上下両側から左向きに突出している。右側の固定片62の2つの突部621は、固定片62の右側面においてガイド部623の上下両側から右向きに突出している(図2参照)。
左側の脚片61の第1切欠611の上端に、第1側板51の突起514が引っ掛けられる。また、左側の脚片61の第2切欠612の上端に、第1側板51の雌ねじ513にねじ込まれた雄ねじ63のねじ部が引っ掛けられる。さらに、右側の脚片61の第1切欠611の上端に、第2側板52の突起524が引っ掛けられる。また、右側の脚片61の第2切欠612の上端に、第2側板52の雌ねじ523にねじ込まれた雄ねじ63のねじ部が引っ掛けられる。そして、これら2本の雄ねじ63が雌ねじ513、523にそれぞれ締め込まれることにより、第2筐体6が第1筐体5と結合されて筐体4が組み立てられている(図2参照)。
光源ブロック10は、取付板15の第2面(上面)を第1側板51の第1突片510と第2側板52の第1突片520に当て、第1筐体5の下側の開口からレンズ13を突出させるようにして第1筐体5内の下部に収容される(図2参照)。そして、取付板15は、一対の固定部151が第1側板51と第2側板52にねじ止めされることによって第1筐体5に取り付けられている。具体的には、第1側板51のねじ挿通孔511に挿通された固定ねじ561が左側の固定部151のねじ孔にねじ込まれ、第2側板52のねじ挿通孔に挿通された固定ねじ562が右側の固定部151のねじ孔にねじ込まれている(図2参照)。つまり、光源であるLED11は、取付板15を介して筐体4の第1の側壁(第1筐体5の第1側板51及び第2側板52)と熱的に結合されている。したがって、LED11が発する熱は、取付板15から第1側板51及び第2側板52に伝導されて放熱される。
一方、点灯装置2は、支持部材3に支持された状態で第1筐体5内に収容される。支持部材3は、第3側板53に固定される第1固定片31と、第1固定片31と一体に形成されて点灯装置2が固定される第2固定片32とを有している。支持部材3は、溶融亜鉛めっき鋼板などの金属板で形成されている。
第1固定片31及び第2固定片32は、各々四角形状に形成されている。第2固定片32の上面に点灯装置2が載せられ、点灯装置2のケース22が第2固定片32にねじ止めされている(図2及び図3参照)。第1固定片31は、第2固定片32の後端から上向きに起立している。第1固定片31の下端部と上端部にそれぞれ雌ねじ310が一つずつ設けられている(図3参照)。点灯装置2は、第2固定片32の下面を第1側板51の第1突片512と第2側板52の第1突片522と第3側板53の第2突片530にそれぞれ当て、第1固定片31の後面を第3側板53の前面に当てて第1筐体5内に収容される(図2及び図3参照)。そして、支持部材3は、第1固定片31が第3側板53にねじ止めされることによって第1筐体5に取り付けられている。具体的には、第3側板53に設けられている2つのねじ挿通孔(不図示)に1本ずつ挿通された2本の固定ねじ563が第1固定片31の2つの雌ねじ310にねじ込まれている(図3参照)。つまり、点灯装置2は、支持部材3を介して第3側板53と機械的かつ熱的に結合されている。したがって、点灯装置2が発する熱は、支持部材3から第3側板53に伝導されて放熱される。
カバー7は、円形の底壁70と、底壁70の周縁から上向きに突出する円筒形の周壁71とを有している(図1及び図3参照)。なお、底壁70と周壁71は、鋼板などの金属板が絞り加工されることで一体に形成されている。底壁70の中央に円形の窓700が開口している。周壁71の上部に、一対のねじ挿通孔710が貫通している。ただし、一対のねじ挿通孔710は、周壁71の径方向に対向する位置に設けられている(図3参照)。
また、カバー7の内周面における上部には、一対の仮止め金具72が取り付けられている。仮止め金具72は、弧状に湾曲した板状の主片720と、主片720の長手方向の一端から主片720の厚み方向に起立したガイド片721とを有している。また、仮止め金具72には、主片720の一端部とガイド片721に跨がる、四角形状の孔722が貫通している(図1及び図3参照)。なお、一対の仮止め金具72は、スポット溶接などの適宜の方法により、周壁71の内周面上部において周壁71の径方向に対向する位置に取り付けられている(図3参照)。
次に、照明装置1を天井に設置する施工作業について簡単に説明する。まず、施工作業を行う作業者は、第1筐体5から第2筐体6を取り外す。作業者は、天井材から導出されている電源線(不図示)を第2筐体6の天板60の電線挿通口602に挿通した後、天板60のだるま孔600及びねじ挿通孔601に木ねじからなるねじ(不図示)を1本ずつ挿通する。作業者は、各ねじを天井材にねじ込むことにより、天板60を天井材の下面(天井面)に当てた状態で第2筐体6を天井材に固定する。
続いて、作業者は、第2筐体6の一対の脚片61の第1切欠611の上端に、第1側板51の突起514及び第2側板52の突起524をそれぞれ引っ掛ける。また、作業者は、一対の脚片61の第2切欠612の上端に、第1側板51の雌ねじ513にねじ込まれた雄ねじ63のねじ部及び第2側板52の雌ねじ523にねじ込まれた雄ねじ63のねじ部を引っ掛ける。そして、作業者は、これら2本の雄ねじ63を雌ねじ513、523にそれぞれ締め込むことにより、第2筐体6を第1筐体5に結合して筐体4を組み立てる(図2参照)。
続いて、作業者は、電源端子台25の差込孔250に電源線の導体を差し込んで電源線を電源端子台25と電気的に接続する。
最後に、作業者は、筐体4の下方からカバー7を筐体4に被せてカバー7の内部に筐体4を収容する。このとき、作業者4は、カバー7を反時計回りに回転させ、一対の仮止め金具72のガイド片721を通して、第2筐体6の一対の引掛部613を仮止め金具72の孔722に一つずつ挿入する。そして、作業者は、カバー7の周壁71に設けられている一対のねじ挿通孔710に固定ねじ73を1本ずつ挿通し、一対の固定片62の雌ねじ622に固定ねじ73を1本ずつねじ込むことによってカバー7を筐体4に取り付ける(図4及び図5参照)。なお、カバー7が筐体4に取り付けられた状態では、筐体4の下部に取り付けられている光源ブロック10のレンズ13がカバー7の底壁70の窓700を通してカバー7の外に露出する。以上のようにして、照明装置1の施工作業が完了する。
ところで、作業者がカバー7を筐体4に取り付ける際に誤ってカバー7から手を離しても、筐体4の一対の引掛部613が一対の仮止め金具72の孔722の縁に引っ掛かることにより、カバー7が筐体4に仮止めされる。その結果、カバー7の不用意な落下が防止される。
上述のように照明装置1では、点灯装置2は、取付板15の第2面(上面)と対向し、かつ、第2面(上面)から所定距離D1だけ離れた状態で筐体4に直接的又は間接的に支持されている(図3参照)。つまり、LED11を含む光源ブロック10と点灯装置2が距離D1だけ離れた状態で筐体4内に収容されているので、LED11と点灯装置2の間で熱が伝わりにくくなる。しかも、照明装置1では、取付板15と点灯装置2が上下方向に重なるように筐体4内に収容されているので、特許文献1記載の従来例に比べて、前後及び左右の方向(水平方向)における小型化を図ることができる。ゆえに、照明装置1は、放熱性の向上を図りつつ小型化を図ることができる。ここで、照明装置1において、光源ブロック10と点灯装置2の距離D1は、約30mmに設定されている。ただし、距離D1は実施形態1の寸法に限定されず、例えば、切絞り加工で形成されている第1突片510、520の幅寸法以上の寸法であることが好ましい。なお、切絞り加工で形成されている第1突片510、520の各々の幅寸法は、少なくとも2mm以上であればよく、4mm以上が好ましい。
また、照明装置1において、取付板15が第1筐体5の第1側板51及び第2側板52と機械的かつ熱的に結合され、点灯装置2が支持部材3を介して第1筐体5の第3側板53と機械的かつ熱的に結合されている。そのため、LED11の発する熱が筐体4に伝導される経路と、点灯装置2の発する熱が筐体4に伝導される経路とが異なる。その結果、照明装置1は、LED11の発する熱と点灯装置2の発する熱が筐体4に伝導される経路が同じである場合と比較して、筐体4を介した放熱性の向上を図ることができる。
ここで、筐体4は、第1側板51及び第2側板52から突出して取付板15の第2面(上面)に接触する第1突片510、520と、第3側板53から突出し、点灯装置2を支持している支持部材3の第2固定片32に接触する第2突片530とを有している。つまり、照明装置1では、第1突片510、520及び第2突片530により、取付板15及び点灯装置2を筐体4に対して位置決めすることができる。そのため、照明装置1は、LED11と点灯装置2の距離D1を一定に保つことができる。
また、照明装置1は、第3側板53に固定される第1固定片31と、点灯装置2が固定される第2固定片32とを有する支持部材3を備えている。つまり、照明装置1は、支持部材3を介して間接的に点灯装置2を筐体4に支持させている。そのため、照明装置1は、点灯装置2を直接的に筐体4に支持させる場合と比較して、筐体4が点灯装置2を支持する強度の向上を図りやすくなる。なお、取付板15を形成する金属材料と異なる金属材料で支持部材3が形成されていれば、点灯装置2の放熱量に応じた適切な金属材料で支持部材3を形成することができる。例えば、点灯装置2の発熱量がLED11の発熱量に比べて十分に小さい場合、取付板15をアルミ又はアルミ合金で形成し、支持部材3を溶融亜鉛めっき鋼板で形成すれば、支持部材3の材料費を抑えつつ必要十分な放熱性を確保することができる。ただし、支持部材3と取付板15が各々異なる金属材料で形成される場合、支持部材3を形成する金属材料は、取付板15を形成する金属材料よりも熱伝導率が低いことが好ましい。支持部材3を形成する金属材料の熱伝導率が取付板15を形成する金属材料の熱伝導率よりも低ければ、LED11で発生した熱が支持部材3を介して点灯装置2に伝わることが抑制できる。
ところで、LED11の発する熱が対流によって点灯装置2に伝わり、点灯装置2の温度が上昇する可能性がある。そこで、対流によるLED11から点灯装置2への熱伝導を抑制するため、筐体4の内部において、LED11と点灯装置2との間に断熱部材17が配置されることが好ましい(図7参照)。断熱部材17は、例えば、比較的に熱伝導率の低い合成樹脂などで平板状に形成されることが好ましい。断熱部材17は、一対の第1突片510、520の上に載せられるようにして筐体4内に収容される。このように筐体4の内部において、LED11と点灯装置2との間に断熱部材17が配置されることにより、対流によるLED11から点灯装置2への熱伝導の抑制を図ることができる。また、筐体4は、断熱部材17を支持する支持片として第1突片510、520を有している。つまり、照明装置1は、第1突片510、520に断熱部材17を支持させることにより、断熱部材17と取付板15及び点灯装置2との距離を一定に保つことができる。
[実施形態2]
実施形態2の照明装置1は、図8及び図9に示すように、光源ブロック10と、点灯装置2と、光源ブロック10及び点灯装置2を内部に収容する筐体4と、筐体4を収容するカバー7とを備えている。ただし、実施形態2の照明装置1の構成要素において、実施形態1の照明装置1の構成要素と機能的に共通する構成要素については、形状等が異なっていても同一の符号を付して適宜説明を省略する。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、図9において矢印で示す前後、左右、上下の向きを照明装置1の前後、左右、上下の向きとみなす。
筐体4は、上下両端の開口と繋がったスリット400を前面に有する筒状の周壁40と、周壁40の天面を覆う天板41とを有している。周壁40の左右両端には、それぞれ2つのねじ挿通孔(不図示)が上下方向に間隔を空けて貫通している。下側の2つのねじ挿通孔に1本ずつ挿通された2本の固定ねじ561、562が、取付板15の一対の固定部151の雌ねじ(不図示)に1本ずつねじ込まれることにより、取付板15が筐体4の周壁40と機械的かつ熱的に結合される。したがって、実施形態2の照明装置1においても、LED11が発する熱は、取付板15から筐体4に伝導されて放熱される。
実施形態2の照明装置1における点灯装置2は、光源ブロック10の取付板15と同一形状及び同一寸法に形成された支持部材3によって筐体4に取り付けられている。支持部材3は、多角形状(例えば、八角形状)の平板部33と、一対の固定部34とを有している。ただし、平板部33と一対の固定部34とは、例えば、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の板材によって一体に形成されている。一対の固定部34は四角形状であって、平板部33の複数の辺のうちの隣り合わない2つの辺から各々下向きに突出するように形成されている。また、各固定部34には、ねじ孔(不図示)が各固定部34の厚み方向に貫通している。平板部33の上面に、点灯装置2のケース22が取り付けられる。周壁40の上側の2つのねじ挿通孔に1本ずつ挿通された2本の固定ねじ564が、支持部材3の一対の固定部34の雌ねじ(不図示)に1本ずつねじ込まれることにより、支持部材3が筐体4の周壁40と機械的かつ熱的に結合される。したがって、実施形態2の照明装置1においても、点灯装置2が発する熱は、支持部材3から筐体4に伝導されて放熱される。実施形態2の照明装置1は、支持部材3が光源ブロック10の取付板15と同一形状及び同一寸法に形成されているので、1種類の部品を取付板15と支持部材3とに兼用して製造コストの削減を図ることができる。
ここで、実施形態2の照明装置1においても、点灯装置2は、取付板15の第2面(上面)と対向し、かつ、第2面(上面)から所定距離D1だけ離れた状態で筐体4に直接的又は間接的に支持されている(図9参照)。したがって、実施形態2の照明装置1は、実施形態1の照明装置1と同様に、放熱性の向上を図りつつ小型化を図ることができる。
また、実施形態2の照明装置1は、筐体4の周壁40にスリット400が設けられているので、LED11の発する熱及び点灯装置2の発する熱で生じる対流をスリット400を通して筐体4の外に逃がすことができる。その結果、実施形態2の照明装置1は、筐体4の周壁40にスリット400がない場合と比較して、放熱性の向上を図ることができる。
天板41の両端にだるま孔410及びねじ挿通孔411が設けられている。天板41のだるま孔410とねじ挿通孔411の間に、電線(不図示)が挿通される電線挿通口412が貫通している。また、天板41は、一対の固定片42を有している。天板41と一対の固定片42とは、鋼板などの金属板によって一体に形成されている。一対の固定片42は、鈎形に形成されている。一対の固定片42の先端部分(下向きに垂れ下がっている部分)に、円筒形の雌ねじ420と、円錐台形状のガイド部421とが設けられている。なお、雌ねじ420は、ガイド部421の先端と繋がっている。
筐体4は、天井材から導出されている電源線(不図示)が天板41の電線挿通口412に挿通され、天板41のだるま孔410及びねじ挿通孔411に1本ずつ挿通されたねじによって天井材にねじ止めされる。このように、筐体4の上端に天板41が設けられているため、天板41が天井材に固定されることで筐体4を天井に取り付けることができる。
カバー7は、下方から筐体4に被せられて内部に筐体4を収容する。そして、カバー7の周壁71に設けられている一対のねじ挿通孔(不図示)に固定ねじ73が1本ずつ挿通され、一対の固定片42の雌ねじ402に固定ねじ73が1本ずつねじ込まれることによってカバー7が筐体4に取り付けられる(図8参照)。なお、カバー7が筐体4に取り付けられた状態では、筐体4の下部に取り付けられている光源ブロック10のレンズ13がカバー7の底壁70の窓700を通してカバー7の外に露出する。
このように筐体4がカバー7に収容されることで筐体4をカバー7で保護することができる。特に、実施形態1、2の照明装置1は電源別置形非常時用照明器具であるから、火災に伴う炎や煙などから筐体4及び筐体4内に収容されているLED11及び点灯装置2を保護することができる。しかも、カバー7の底壁70に設けられた窓700を通してLED11の光をカバー7の外に照射するので、カバー7によってLED11の光の照射範囲が狭められにくい。
上述のように本発明の第1の態様に係る照明装置(1)は、光源(LED11)と、厚み方向の第1面に光源(LED11)が取り付けられる取付板(15)と、光源(LED11)を点灯させる点灯装置(2)と、を備える。照明装置(1)は、一端に開口を有する筒状に形成されて点灯装置(2)を内部に収容する筐体(4)を備える。取付板(15)は、光源(LED11)を開口から露出させた状態で筐体(4)に取り付けられている。点灯装置(2)は、第1面と反対側の取付板(15)の第2面と対向し、かつ、第2面から所定距離(D1)だけ離れた状態で筐体(4)に直接的又は間接的に支持されている。
本発明の第1の態様に係る照明装置(1)は、取付板(15)と点灯装置(2)を取付板(15)の厚み方向に対向させた状態で筐体(4)内に収容するため、従来例に比べて、取付板(15)の厚み方向と交差する方向の小型化を図ることができる。さらに、第1の態様に係る照明装置(1)は、筐体(4)内において取付板(15)と点灯装置(2)を所定距離(D1)だけ離しているため、光源(LED11)と点灯装置(2)との間で熱が伝わりにくい。その結果、第1の態様に係る照明装置(1)は、放熱性の向上を図りつつ小型化を図ることができる。
本発明の第2の態様に係る照明装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、開口を囲む複数の側壁を有することが好ましい。複数の側壁は、取付板(15)と機械的かつ熱的に結合される第1の側壁(第1側板51;第2側板52)と、点灯装置(2)と機械的かつ熱的に結合される第2の側壁(第3側板53)とを含むことが好ましい。
第2の態様に係る照明装置(1)は、光源(LED11)の発する熱が筐体(4)に伝導される経路と、点灯装置(2)の発する熱が筐体(4)に伝導される経路とが異なる。その結果、第2の態様に係る照明装置(1)は、光源(LED11)の発する熱と点灯装置(2)の発する熱が筐体(4)に伝導される経路が同じである場合と比較して、筐体(4)を介した放熱性の向上を図ることができる。
本発明の第3の態様に係る照明装置(1)は、第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、第1の側壁(第1側板51;第2側板52)から突出して取付板(15)の第2面に接触する第1突片(510;520)を有することが好ましい。
第3の態様に係る照明装置(1)は、第1突片(510;520)によって取付板(15)を筐体(4)に対して位置決めすることができる。
本発明の第4の態様に係る照明装置(1)は、第2又は第3の態様との組合せにより実現され得る。第4の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、第2の側壁(第3側板53)から突出して点灯装置(2)に直接的又は間接的に接触する第2突片(530)を有することが好ましい。
第4の態様に係る照明装置(1)は、第2突片(530)によって点灯装置(2)を筐体(4)に対して位置決めすることができる。
本発明の第5の態様に係る照明装置(1)は、第2〜第4の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第5の態様に係る照明装置(1)において、点灯装置(2)を筐体(4)に支持させる支持部材(3)を備えることが好ましい。支持部材(3)は、第2の側壁(第3側板53)に固定される第1固定片(31)と、第1固定片(31)と一体に形成されて点灯装置(2)が固定される第2固定片(32)とを有することが好ましい。
第5の態様に係る照明装置(1)は、点灯装置(2)を直接的に筐体(4)に支持させる場合と比較して、筐体(4)が点灯装置(2)を支持する強度の向上を図りやすくなる。
本発明の第6の態様に係る照明装置(1)は、第5の態様との組合せにより実現され得る。第6の態様に係る照明装置(1)において、支持部材(3)は、取付板(15)を形成する金属材料と異なる金属材料で形成されていることが好ましい。
第6の態様に係る照明装置(1)は、点灯装置(2)の放熱量に応じた適切な金属材料で支持部材(3)を形成することができる。
本発明の第7の態様に係る照明装置(1)は、第6の態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係る照明装置(1)において、支持部材(3)を形成する金属材料は、取付板(15)を形成する金属材料よりも熱伝導率が低いことが好ましい。
第7の態様に係る照明装置(1)は、光源(LED11)で発生した熱が支持部材(3)を介して点灯装置(2)に伝わることが抑制できる。
本発明の第8の態様に係る照明装置(1)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第8の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)の内部において、光源(LED11)と点灯装置(2)との間に配置される断熱部材(17)を備えることが好ましい。
第8の態様に係る照明装置(1)は、断熱部材(17)と取付板(15)及び点灯装置(2)との距離を一定に保つことができる。
本発明の第9の態様に係る照明装置(1)は、第8の態様との組合せにより実現され得る。第9の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、断熱部材(17)を支持する支持片(第1突片510;520)を有していることが好ましい。
第9の態様に係る照明装置(1)は、断熱部材(17)と取付板(15)及び点灯装置(3)との距離を一定に保つことができる。
本発明の第10の態様に係る照明装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第10の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、開口と繋がったスリット(400)を側面(周壁40)に有していることが好ましい。
第10の態様に係る照明装置(1)は、筐体(4)の周壁(40)にスリット(400)がない場合と比較して、放熱性の向上を図ることができる。
本発明の第11の態様に係る照明装置(1)は、第10の態様との組合せにより実現され得る。第11の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、開口を囲み、かつ、スリット(400)が設けられた側壁(周壁40)を有していることが好ましい。側壁(周壁40)は、取付板(15)及び点灯装置(2)と機械的かつ熱的に結合されていることが好ましい。
第11の態様に係る照明装置(1)は、光源(LED11)の発する熱と点灯装置(2)の発する熱を筐体(4)の側壁(周壁40)に伝えて放熱性の向上を図ることができる。
本発明の第12の態様に係る照明装置(1)は、第10又は第11の態様との組合せにより実現され得る。第12の態様に係る照明装置(1)において、点灯装置(2)を筐体(4)に支持させる支持部材(3)を備えることが好ましい。支持部材(3)は、取付板(15)と同一形状及び同一寸法に形成されていることが好ましい。
第12の態様に係る照明装置(1)は、1種類の部品を取付板(15)と支持部材(3)とに兼用して製造コストの削減を図ることができる。
本発明の第13の態様に係る照明装置(1)は、第1〜第12の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第13の態様に係る照明装置(1)において、筐体(4)は、開口を有する一端と反対の他端に天板(41)を有していることが好ましい。
第13の態様に係る照明装置(1)は、天井材などの造営材に天板(41)が固定されることにより、筐体(4)を造営面に取り付けることができる。
本発明の第14の態様に係る照明装置(1)は、第1〜第13の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第14の態様に係る照明装置(1)において、有底筒状に形成されて筐体(4)を収容するカバー(7)を備えることが好ましい。光源(LED11)の光を通過させる窓(700)がカバー(7)の底面(底壁70)に設けられていることが好ましい。
第14の態様に係る照明装置(1)は、筐体(4)がカバー(7)に収容されることで筐体(4)をカバー(7)で保護することができる。しかも、カバー(7)の底面(底壁70)に設けられた窓(700)を通して光源(LED11)の光がカバー(7)の外に照射されるので、カバー(7)によって光源(LED11)の光の照射範囲が狭められにくい。