JP6960823B2 - 音声解析装置、音声解析システム、音声解析方法及びプログラム - Google Patents

音声解析装置、音声解析システム、音声解析方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電気機器から出力された音声を解析する技術に関する。
電気機器が発する動作音、報知音等の音声を解析して、各種の情報を出力する技術が知られている。例えば、特許文献1には、電気機器から出力された音声が通知音Aである場合に、その旨をディスプレイに表示する発明について記載されている。特許文献2には、電気機器から出力された報知音から、当該電気機器の状態を特定する発明について記載されている。
特開2013−222113号公報 特開2016−076799号公報
特許文献1及び特許文献2に記載された発明では、電気機器が出力した音声から直接的に得ることができる情報(例えば、音声が警告音であれば警告の内容)を出力しているだけであり、電気機器が出力した音声を好適に用いてより有用な情報を発信しているとは言い難い。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、電気機器から出力された音声を好適に用いた情報の報知が可能な音声解析装置、音声解析システム、音声解析方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る音声解析装置は、
電気機器から出力される音声を取得する音声取得手段と、
前記音声取得手段が取得した音声の内容を判別する音声内容判別手段と、
前記音声取得手段が複数の異なる位置から取得した音声に基づいて、前記電気機器の位置を推定する位置推定手段と、
前記音声内容判別手段が判別した音声の内容と併せて前記位置推定手段が推定した前記電気機器の位置を報知する報知手段と、
を備える。
本発明によれば、電気機器から出力された音声を好適に用いた情報の報知が可能となる。
本発明の実施形態1に係る音声解析システムの全体構成を示す図 実施形態1の音声解析装置の構成を示すブロック図 実施形態1の音声DBを説明するための図 実施形態1の音声履歴DBを説明するための図 実施形態1の音声解析装置の機能構成を示すブロック図 実施形態1の音声解析処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施形態2に係る音声解析システムの全体構成を示す図 実施形態2の音声解析装置の構成を示すブロック図 実施形態2の音声解析装置の機能構成を示すブロック図 実施形態2の音声解析処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施形態3に係る音声解析システムの全体構成を示す図 実施形態3の音声解析装置の機能構成を示すブロック図 実施形態3の音声DBを説明するための図 実施形態3の音声解析処理の手順を示すフローチャート その他の実施形態の音声解析装置の機能構成を示すブロック図
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る音声解析システム1の全体構成を図1に示す。一般住宅のキッチン、リビング等である部屋100には、電気機器10A、10B、10Cが配置されている。電気機器10A、10B、10Cは、例えば、エアコン、IH調理器、炊飯器、冷蔵庫、掃除機、洗濯機等である。なお、電気機器10A、10B、10Cを区別しない場合は電気機器10とも表記する。電気機器10は、図示せぬリモコンや操作ボタンを介してユーザから受け付けた操作に対応した操作音、動作状態に応じた動作音、各種の情報を報知する報知音、異常状態を警告する警告音等といった様々な種類の音声を適宜出力する。音声解析システム1は、これらの音声を解析して、電気機器10の故障を予知するシステムである。音声解析システム1は、音声解析装置20と、端末装置30とを備える。
音声解析装置20は、電気機器10から出力される音声を好適に取得できるように部屋100のほぼ中央に配置されている。図2に示すように、音声解析装置20は、通信インタフェース21と、マイク22と、A/D変換回路23と、CPU(Central Processing Unit)24と、ROM(Read Only Memory)25と、RAM(Random Access Memory)26と、表示装置27と、二次記憶装置28と、を備える。これらの各構成は、バス29を介して相互に接続される。
通信インタフェース21は、端末装置30と無線通信ネットワークN1を介して接続し、通信するためのインタフェースである。
マイク22は、周囲の音声を集音する。A/D変換回路23は、マイク22が集音した音声をデジタルの音声信号に変換し、CPU24に出力する。
CPU24は、音声解析装置20を統括的に制御する。ROM25は、複数のファームウェアとこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータ等を記憶する。RAM26は、CPU24の作業領域として使用される。表示装置27は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であり、CPU24からの指示に基づいて各種の情報を表示する。
二次記憶装置28は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)若しくはフラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ又はHDD(Hard Disk Drive)等を含んで構成される。なお、SDカード、USBメモリ等の取り外し可能な記憶装置によって二次記憶装置28を構成してもよい。二次記憶装置28には、音声DB281と音声履歴DB282とを記憶する。この他にも、二次記憶装置28には、様々なプログラムと、それらのプログラムの実行時に使用されるデータが記憶される。
音声DB281は、本発明に係る音声記憶手段の一例である。音声DB281には、電気機器から出力された音声の内容を判別するための情報が記憶される。具体的には、図3に示すように、音声DB281には、音声特定情報と音声内容情報とを対応付けたレコードが電気機器10毎に記憶されている。また、音声DB281には、電気機器10毎に有効フラグ情報も併せて記憶されている。
音声特定情報は、電気機器10から出力される音声を特定するための情報である。音声特定情報には、リズム、周波数、時間長等といった音声の特徴を表す情報が含まれる。
音声内容情報は、電気機器10から出力された音声の内容を示す情報である。例えば、音声が操作音であれば操作の内容を示す情報、警告音であれば警告の内容を示す情報、動作音であれば動作の内容を示す情報が音声内容情報に相当する。
有効フラグ情報は、後述する音声解析処理で電気機器10から出力される音声の内容を判別するか否かを示す。有効フラグ情報「有効」は、この電気機器10から出力される音声の内容を判別することを意味する。有効フラグ情報「無効」は、この電気機器10から出力される音声の内容を判別しない(無視する)ことを意味する。なお、電気機器10毎ではなく、音声特定情報と音声内容情報との組毎に有効フラグ情報を設定してもよい。
なお、ユーザは、端末装置30を操作して指示を送信することで、音声DB281に格納されている情報を適宜変更することが可能である。
音声履歴DB282には、図4に示すように、電気機器10から出力された音声の内容の履歴が電気機器10毎に記録される。
図1に戻り、端末装置30は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、スマートグラスやスマートウォッチのようなウェアラブル端末等である。端末装置30は、図示せぬCPU、ROM、RAM、二次記憶装置、通信インタフェース、タッチパネル、表示装置等を備える。端末装置30は、LAN(Local Area Network)、WIFI等の無線通信ネットワークN1を介して、音声解析装置20に接続されている。端末装置30は、後述する音声解析処理において、電気機器10の故障を予知した結果が表示される。
続いて、音声解析装置20の機能について説明する。音声解析装置20は、機能的には、図5に示すように、音声取得部201と、音声内容判別部202と、故障予知部203と、報知部204と、を備える。
音声取得部201の機能は、CPU24とマイク22とA/D変換回路23とにより実現される。音声取得部201は、本発明に係る音声取得手段の一例である。音声取得部201は、電気機器10から出力される音声を取得する。音声取得部201の処理の詳細については後述する。
音声内容判別部202の機能は、CPU24により実現される。音声内容判別部202は、本発明に係る音声内容判別手段の一例である。音声内容判別部202は、音声DB281を参照して音声取得部201が取得した音声の内容を判別し、音声履歴DB282を更新する。音声内容判別部202の処理の詳細については後述する。
故障予知部203の機能は、CPU24により実現される。故障予知部203は、本発明に係る故障予知手段の一例である。故障予知部203は、音声履歴DB282に記憶されている電気機器10から出力された音声の内容の履歴を参照して、電気機器10の故障を予知する。なお、ここでいう「予知」とは、電気機器10が故障するまでの期間を推定することを意味する。故障予知部203の処理の詳細については後述する。
報知部204の機能は、CPU24と表示装置27とにより実現される。報知部204は、本発明に係る報知手段の一例である。報知部204は、音声内容判別部202が判別した音声の内容や故障予知部203が予知した結果を報知する。報知部204の処理の詳細については後述する。
続いて、音声解析装置20によって実行される音声解析処理の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
音声取得部201は、常時、部屋100内の音声を取得(集音)している。そして、音声取得部201が予め定めた閾値以上の大きさの音声を取得すると(ステップS101;Yes)、音声内容判別部202は、当該音声を公知の手法を用いて解析してリズム、周波数、時間長等の当該音声を特定する情報(音声特定情報)を取得する(ステップS102)。そして、音声内容判別部202は、取得した音声特定情報を音声DB281に記憶されている有効フラグ「有効」に設定されている電気機器の音声特定情報と比較することで、この音声の内容を判別する(ステップS103)。
ステップS103で音声の内容を判別できなかった場合(ステップS104;No)、ステップS101で取得された音声は電気機器10から出力された音声とは無関係の音声、若しくは音声DB281で有効フラグ「無効」に設定されている電気機器10から出力された音声であり、処理はステップS101に戻る。
一方、音声の内容を判別できた場合(ステップS104;Yes)、報知部204は、当該音声の内容を報知する(ステップS105)。具体的には、報知部204は、判別した音声の内容を表す「エアコンの運転が開始されました」等のメッセージを表示装置27に表示させる。若しくは、報知部204は、無線通信ネットワークN1を介して、端末装置30に音声の内容を表すメッセージを送信し、端末装置30が当該メッセージを表示する。
続いて、音声内容判別部202は、音声履歴DB282を更新する(ステップS106)。即ち、音声内容判別部202は、ステップS101で取得した音声の取得日時を示す情報とステップS103で判別した音声の内容を示す音声内容情報とを対応付けたレコードを音声履歴DB282に格納する。
続いて、故障予知部203は、音声履歴DB282に記憶されている音声内容の履歴に基づいて、電気機器10の故障を予知する(ステップS107)。
例えば、故障予知部203は、音声履歴DB282に記憶されている電気機器10が起動したことを示す音声内容の履歴と停止したことを示す音声内容の履歴とに基づいて、電気機器の総運転時間を算出する。そして、故障予知部203は、算出した総運転時間を予め記憶してある電気機器10の製品寿命と比較することで、電気機器10が故障するまでの期間を推定(予知)すればよい。
若しくは、故障予知部203は、音声履歴DB282に記憶されている電気機器10で異常が発生したことを示す音声内容の履歴に基づいて、電気機器10で異常が発生した頻度を求める。なお、故障予知部203は、直近から予め定めた期間(例えば直近1週間)において異常が発生した頻度や、直近から予め定めた回数分(例えば直近5回分)の異常が発生した頻度を求めてもよい。そして、故障予知部203は、求めた異常発生の頻度を、予め定めた基準と比較することで電気機器10が故障するまでの期間を推定(予知)してもよい。
若しくは、故障予知部203は、音声履歴DB282に記憶されている音声内容の履歴から、電気機器10(エアコン)のフィルタ掃除を報知する等の特定の報知音が出力された回数を求め、予め定めた基準と比較することで電気機器10が故障するまでの期間を推定(予知)してもよい。
続いて、報知部204は、ステップS107で予知した結果を報知する(ステップS108)。具体的には、報知部204は、「エアコンは1週間後に故障する可能性が高いです」、「炊飯器が故障している可能性が高いです」等のメッセージを表示装置27に表示させる。若しくは、報知部204は、無線通信ネットワークN1を介してこのようなメッセージを端末装置30に送信し、端末装置30が受信したメッセージを表示してもよい。なお、電気機器10が当面(例えば、今後1年間)は故障しないと予知した場合には、報知部204は、ステップS108の処理を行わなくてもよい。また、同じ内容を既に報知している場合も、報知部204は、ステップS108の処理を行わなくてもよい。ステップS108の処理が終了した後、処理はステップS101に戻る。
以上説明したように、実施形態1に係る音声解析システム1では、電気機器10から出力された音声の内容が判別され、その履歴が記録される。そして、記録された音声の内容の履歴に基づいて電気機器10の故障が予知され、予知した結果が報知される。従って、実施形態1に係る音声解析システムでは、電気機器10が出力した音声から直接的に得ることができる情報を報知するだけの従来技術と比較して、電気機器10から出力された音声を好適に用いた情報の報知が可能となる。
また、本実施形態では、音声DB281には、電気機器10毎に有効フラグ情報が記憶されている。そして、有効フラグ情報で有効に設定されている電気機器10から出力された音声の内容が判別され、無効に設定されている電気機器10から出力された音声の判別は行われずに無視される。そのため、部屋100に実際にある電気機器10の有効フラグ情報を有効、それ以外の電気機器10の有効フラグ情報を無効に設定しておけば、音声内容の判別精度を向上させることができる。また、部屋100に新たに電気機器10を設置した際に、当該電気機器10の有効フラグ情報を有効に変更するだけで、当該電気機器10から出力される音声の内容を容易に判別して故障を検知することが可能となる。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2について説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、実施形態2に係る音声解析システム1Aの全体構成を示す図である。図8は、実施形態2に係る音声解析装置20Aの構成を示す図である。
本実施形態に係る音声解析装置20Aは、図2に示す実施形態1に係る音声解析装置20が備えるマイク22、A/D変換回路23の代わりに、マイク22A〜22D、A/D変換回路23A〜23Dを備える。図7に示すように、マイク22A〜22Dは、それぞれ、部屋100の四隅に配置され、周囲の音声を取得(集音)する。A/D変換回路23A〜23Dは、それぞれ、マイク22A〜22Dが集音した音声をデジタルの音声信号に変換し、CPU24に出力する。なお、二次記憶装置28には、部屋100内における各マイク22A〜22Dの位置を示す情報も予め記憶されている。
続いて、実施形態2に係る音声解析装置20Aの機能的な構成を図9に示す。本実施形態の音声取得部201は、CPU24とマイク22A〜22DとA/D変換回路23A〜23Dとにより実現される。
また、音声解析装置20Aは、位置推定部205を新たに備える。位置推定部205は、音声取得部201が取得した音声に基づいて、当該音声を発している電気機器10の位置を推定する。具体的には、位置推定部205は、各マイク22A〜22Dが検出した音声の検出時間の時間差と、各マイク22A〜22Dの位置とに基づいて、電気機器10の位置を推定する。位置推定部205は、本発明に係る位置推定手段の一例である。
続いて、音声解析装置20Aで実行される音声解析処理の動作について図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図6に示す音声解析処理と実質的に同じステップについては、同じ符号を付し、説明を適宜簡略化する。
音声取得部201が予め定めた閾値以上の大きさの音声を取得すると(ステップS101;Yes)、音声内容判別部202は、当該音声を解析して音声特定情報を取得し(ステップS102)、音声DB281を参照してこの音声の内容を判別する(ステップS103)。なお、ステップS101では、マイク22A〜22Dのうちの少なくとも1つから閾値以上の音声が取得された場合にYesと判定される。
続いて、ステップS103で音声の内容を判別できた場合(ステップS104;Yes)、位置推定部205は、ステップS101で取得した音声のマイク22A〜22D間での時間差に基づいて、当該音声を発した電気機器10の位置を推定する(ステップS201)。
そして、報知部204は、ステップS103で判別した音声の内容を、ステップS201で推定した位置とともに報知する(ステップS202)。具体的には、報知部204は、「部屋の右上にあるエアコンの運転が開始されました」等のメッセージを表示装置に表示させる。若しくは、報知部204は、無線通信ネットワークN1を介して、端末装置30に同様のメッセージを送信し、端末装置30が当該メッセージを表示する。
続いて、音声内容判別部202は、音声履歴DB282を更新する(ステップS106)。なお、部屋100内に同一種類の電気機器10が複数配置されており、これらの電気機器10のうちの1つから音声が出力された場合、音声内容判別部202は、ステップS201で推定した位置に基づいて、音声が出力された電気機器10をこれらの中から特定し、特定した電気機器10から音声が発生されたものとして音声履歴DB282を更新する。
以下は、実施形態1と同様に、故障予知部203が、音声履歴DB282に記憶されている音声の内容の履歴から電気機器10の故障を予知し(ステップS107)、報知部204が予知した結果を報知し(ステップS108)、ステップS101に処理は戻る。
このように本実施形態によれば、電気機器10から出力された音声の内容と併せて電気機器10の位置も報知される。そのため、部屋100内に複数配置されている同じ種類の電気機器10の1つから警告音が出力された場合にも、当該警告音がどの電気機器10から発生されたものであるかをユーザは容易に知ることが可能となる。
なお、音声解析装置20Aは4台のマイク22A〜22Dを備えるものとして説明した。しかしながら、少なくとも3台の異なる位置に設置されたマイクがあれば電気機器10の位置を判別できるため、音声解析装置20Aが備えるマイクの数は3以上の任意の数が採用可能である。
(実施形態3)
続いて、本発明の実施形態3について説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と共通する構成要素等については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11は、実施形態3に係る音声解析システム1Bの全体構成を示す図である。本実施形態に係る音声解析システム1Bは、音声解析装置20Bが、LAN、インターネット等である通信ネットワークN2を介して、外部機器40と通信可能に接続されている。外部機器40は、電気機器10の動作に連動して動作するように制御される機器であり、例えば換気扇である。
図12に、実施形態3に係る音声解析装置20Bの機能的な構成を示す。音声解析装置20Bは、実施形態1の音声DB281の代わりに音声DB281Bを備える。音声DB281Bでは、図13に示すように、連動制御情報がさらに記憶されている。
連動制御情報は、対応する音声内容情報が示す音声内容の音声が電気機器10から出力された際に外部機器40で連動して動作させる制御の内容を示す情報である。なお、図13において、連動制御情報「無」は、対応する音声が出力されても外部機器40を制御しない(連動制御しない)ことを示す。
図12に戻り、音声解析装置20Bは、連動制御部206を新たに備える。連動制御部206は、通信インタフェース21とCPU24とにより実現される。連動制御部206は、本発明に係る連動制御手段の一例である。連動制御部206は、音声内容判別部202が電気機器10から出力された音声の内容を判別した際に、音声DB281Bを参照して、連動して動作させる外部機器40の制御内容を判別する。そして、連動制御部206は、判別した制御内容で動作するように指示する制御コマンドを外部機器40に送信する。
続いて、音声解析装置20Bで実行される音声解析処理の動作について図14のフローチャートを用いて説明する。なお、図6に示す実施形態1における音声解析処理と実質的に同じステップについては、同じ符号を付し、説明を省略する。
音声解析処理が開始され、報知部204が電気機器10から出力された音声の内容を報知した後(ステップS105)、連動制御部206は、音声DB281Bを参照して、当該音声に連動して動作させる外部機器40の連動制御内容を特定する(ステップS301)。例えば、図13に示すような情報が音声DB281Bに格納されており、ステップS105で報知した音声内容がIH調理器の「加熱開始」である場合、連動制御部206は、連動制御情報「換気扇運転開始」を特定する。
続いて、ステップS301で連動制御内容を特定できた場合(ステップS302;Yes)、連動制御部206は、判別した連動制御内容で動作させるための制御コマンドを外部機器40に送信して外部機器40の動作を制御(連動制御)する(ステップS303)。以降は、処理はステップS106に移り、実施形態1と同様の処理が実行される。
一方、ステップS301で連動制御内容を特定できなかった場合(ステップS302;No)、今回出力された音声に連動して外部機器40を連携して動作させる必要はないため、ステップS303の処理は実施されずに、処理はステップS106に移る。
このように、本実施形態によれば、インターネット、LAN等のネットワークに接続できない電気機器10であっても、電気機器10から出力された音声を用いて、外部機器40を連動して動作させることが可能となる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、音声DB281、281Bにどのように情報を登録、変更するかは任意である。例えば、電気機器10のメーカ等が管理する図示せぬサーバから、インターネットを介して、定期的に音声DB281に記憶されている情報の最新版を受信して、音声DB281に記憶されている情報を更新してもよい。
また、図15に示すように、音声解析装置20が学習部207を備えてもよい。学習部207は、CPU24により実現される。学習部207は、本発明に係る学習手段の一例である。学習部207は、電気機器10から出力される音声と該音声が示す内容との関係を学習し、学習の結果に基づいて音声DB281を更新する。
例えば、学習部207は、音声取得部201が音声「A」を検出した直後に、これまで検出されなかった電気機器10の動作音が検出された場合に、音声「A」の音声特定情報と音声内容情報「電源ON」とを対応付けたレコードを音声DB281に登録してもよい。また、学習部207は、音声取得部201が音声「B」を検出した直後に、これまで検出されていた電気機器10の動作音が検出されなくなった場合に、音声「B」の音声特定情報と音声内容情報「電源OFF」とを対応付けたレコードを音声DB281に登録してもよい。若しくは、学習部207は、音声取得部201が特定の音声を検出してから予め定めた時間以内に、当該音声の内容を示す情報を端末装置30を介してユーザから取得することで学習を行ってもよい。
また、上記各実施形態では、部屋100内に3台の電気機器10A〜10Cが配置されているものとして説明したが(図1、図7、図11参照)、電気機器10の数は任意であり、1台の電気機器10のみが部屋100内に配置されていてもよいし、より多くの電気機器10が部屋100内に配置されていてもよい。
また、音声解析装置20は、電気機器10の近傍に設置された外部のマイクから、通信インタフェース21を介して、音声を取得してもよい。この場合は、音声解析装置20がマイク22を備えなくてもよい。
また、音声解析装置20がスピーカを備える場合は、スピーカから音声を出力させることで音声内容及び予知結果の報知(例えば、図6のステップS105、S108)を行ってもよい。
また、上記各実施形態において、音声解析装置20、20A、20Bが実行するプログラムを、既存のコンピュータに適用することで、当該コンピュータを本発明に係る音声解析装置20として機能させることも可能である。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1,1A,1B 音声解析システム、10(10A,10B,10C) 電気機器、20,20A,20B 音声解析装置、30 端末装置、40 外部機器、100 部屋、21 通信インタフェース、22,22A,22B,22C,22D マイク、23,23A,23B,23C,23D A/D変換回路、24 CPU、25 ROM、26 RAM、27 表示装置、28 二次記憶装置、281,281B 音声DB、282 音声履歴DB、29 バス、201 音声取得部、202 音声内容判別部、203 故障予知部、204 報知部、205 位置推定部、206 連動制御部、207 学習部、N1 無線通信ネットワーク、N2 通信ネットワーク

Claims (12)

  1. 電気機器から出力される音声を取得する音声取得手段と、
    前記音声取得手段が取得した音声の内容を判別する音声内容判別手段と、
    前記音声取得手段が複数の異なる位置から取得した音声に基づいて、前記電気機器の位置を推定する位置推定手段と、
    前記音声内容判別手段が判別した音声の内容と併せて前記位置推定手段が推定した前記電気機器の位置を報知する報知手段と、
    を備える音声解析装置。
  2. 前記音声内容判別手段が判別した音声の内容の履歴に基づいて、前記電気機器の故障を予知する故障予知手段をさらに備え、
    前記報知手段は、前記故障予知手段が予知した結果を報知する、
    請求項1に記載の音声解析装置。
  3. 前記故障予知手段は、前記音声内容判別手段が判別した音声の内容の履歴から求めた前記電気機器の総運転時間に基づいて、前記電気機器の故障を予知する、
    請求項に記載の音声解析装置。
  4. 前記故障予知手段は、前記音声内容判別手段が判別した音声の内容の履歴から求めた前記電気機器で発生した異常の頻度に基づいて、前記電気機器の故障を予知する、
    請求項に記載の音声解析装置。
  5. 前記故障予知手段は、前記音声内容判別手段が判別した音声の内容の履歴から求めた前記電気機器で発生した特定の警告の回数に基づいて、前記電気機器の故障を予知する、
    請求項に記載の音声解析装置。
  6. 前記音声内容判別手段が判別した音声の内容に応じた動作を外部機器に実行させる連動制御手段を備える、
    請求項1からの何れか1項に記載の音声解析装置。
  7. 電気機器毎に電気機器から出力される音声を特定する音声特定情報と該音声の内容を示す音声内容情報とを対応付けて記憶する音声記憶手段をさらに備え、
    前記音声内容判別手段は、前記音声取得手段が取得した音声の音声特定情報と前記音声記憶手段に記憶されている音声特定情報とを比較することで音声の内容を判別する、
    請求項1からの何れか1項に記載の音声解析装置。
  8. 前記音声記憶手段には、電気機器毎に有効フラグ情報が記憶されており、
    前記音声内容判別手段は、前記音声記憶手段に記憶されている音声特定情報のうち前記有効フラグ情報で有効に設定されている電気機器の音声特定情報のみを用いて音声の内容を判別する、
    請求項に記載の音声解析装置。
  9. 電気機器から出力される音声と該音声が示す内容との関係を学習し、該学習の結果に基づいて前記音声記憶手段を更新する学習手段をさらに備える、
    請求項又はに記載の音声解析装置。
  10. 音声解析装置と端末装置とを備えた音声解析システムであって、
    前記音声解析装置は、
    電気機器から出力される音声を取得する音声取得手段と、
    前記音声取得手段が取得した音声の内容を判別する音声内容判別手段と、
    前記音声取得手段が複数の異なる位置から取得した音声に基づいて、前記電気機器の位置を推定する位置推定手段と、
    前記音声内容判別手段が判別した音声の内容を示す情報と併せて前記位置推定手段が推定した前記電気機器の位置を示す情報を前記端末装置に送信する報知手段と、を備え、
    前記端末装置は、前記音声解析装置から受信した情報を出力する、
    音声解析システム。
  11. 音声解析装置による音声解析方法であって、前記音声解析装置が、
    電気機器から出力される音声を取得し、
    取得した音声の内容を判別し、
    複数の異なる位置から取得した音声に基づいて、前記電気機器の位置を推定し、
    判別した音声の内容と併せて推定した前記電気機器の位置を報知する、
    音声解析方法。
  12. コンピュータを、
    電気機器から出力された音声の内容を判別する音声内容判別手段、
    複数の異なる位置から取得した音声に基づいて、前記電気機器の位置を推定する位置推定手段、
    前記音声内容判別手段が判別した音声の内容と併せて前記位置推定手段が推定した前記電気機器の位置を報知する報知手段、
    として機能させるプログラム。
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