JP6960311B2 - 鉄道車両 - Google Patents

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本発明は、鉄道車両に関し、詳しくは、展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室を備えた鉄道車両において、展望席室における前面窓に近い第1列席及び側窓に近い窓側席の温熱環境を向上させ得る鉄道車両に関する。
一般に、展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室を備えた鉄道車両においては、展望用の前面窓及び側窓から、夏季であれば日差しなどの熱が室内に入り、また、冬季であれば冷気が室内に入ることによって、展望用の前面窓に隣接する第1列席や側窓に隣接する窓側席における温熱環境が低下しやすい傾向にある。そのため、従来から展望席室における温熱環境を改善するための工夫が求められていた。
ところが、図13に示すように、従来の展望席室101を備えた鉄道車両100は、展望席室101の上部に運転席室102を設ける必要から、展望席室101の上部に空調機を設置することが困難であり、また、展望席室101の天井裏スペースが狭いこと等の理由から、展望席室101の天井裏に空調ダクトを配設していない場合が多かった。そのため、展望席室101の空調は、例えば、隣接する一般席室103から流れてくる風と、前面窓104の下方に設けたボンネット部105内に設置した空調機105aによって自動車のデフロスタ装置106(特許文献1を参照)のように前面窓104の下部から天井に向けて吹き出す風による方式が採用されていた。
特開2016−78683号公報
しかしながら、図13に示すように、展望席室101における展望用の前面窓104及び側窓107は、上下方向及び左右方向並びに前後方向に連続して広く形成されているので、隣接する一般席室103から流れてくる風と、前面窓104の下方に設けたボンネット部105に設置したデフロスタ装置106からの風では、風量が足りず、展望席室101全体に行き渡りにくいという問題があった。特に、広く形成された展望用の前面窓104や側窓107は、面積が大きい分、熱の出入りが激しく、展望用の前面窓104に隣接する第1列席101aや側窓107に隣接する窓側席101bにおける温熱環境の快適性を確保することは難しい状況であった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室と、当該展望席室の上部に設けた運転席室とを備えた鉄道車両において、展望席室における温熱環境を向上させ得る鉄道車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る鉄道車両は、以下の構成を備えている。
(1)展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室と、前記展望席室の上部に設けた運転席室と、前記展望席室と隣接して設けた一般席室と、前記一般席室の屋根構体上に設置し調和空気を供給する空調機とを備えた鉄道車両であって、
前記一般席室における天井裏に車両前後方向へ配設され前記空調機と連結された第1空調ダクトと、前記第1空調ダクトと連結され前記運転席室における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ前記展望席室の前記前面窓の近傍まで車両前後方向へ配設された第2空調ダクトとを備え、
前記展望席室における天井部には、前記第2空調ダクトから分岐され前記展望席室内へ前記調和空気を吹き出す複数の吹出口を、前記展望席室の側窓に沿って連続状に設けたことを特徴とする。
本発明においては、一般席室における天井裏に車両前後方向へ配設され空調機と連結された第1空調ダクトと、第1空調ダクトと連結され運転席室における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ展望席室の前面窓の近傍まで車両前後方向へ配設された第2空調ダクトとを備え、展望席室における天井部には、第2空調ダクトから分岐され展望席室内へ調和空気を吹き出す複数の吹出口を、展望席室の側窓に沿って連続状に設けたので、一般席室の屋根構体上に設置した空調機から送風する調和空気を、第1空調ダクト及び第2空調ダクトを経由して複数の吹出口から展望席室内に供給することができる。そのため、調和空気を展望席室全体に行き渡らせて、展望席室における温熱環境を向上させることができる。
また、第2空調ダクトは、運転席室における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ展望席室の前面窓の近傍まで車両前後方向へ配設されたので、第2空調ダクトを展望席室の狭い天井裏スペースに通す必要がない。そのため、展望席室の室内空間を狭くさせることなく、第2空調ダクトの開口断面積を必要な大きさに形成して、必要な量の調和空気を展望席室に供給することができ、温熱環境を向上させることができる。
よって、展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室と、当該展望席室の上部に設けた運転席室とを備えた鉄道車両において、展望席室における温熱環境を向上させ得る鉄道車両を提供することができる。
(2)(1)に記載された鉄道車両において、
前記吹出口には、前記展望席室の先頭方向斜め下方へ向けて前記調和空気を吹き出す側窓用吹出口を備えたことを特徴とする。
本発明においては、吹出口には、展望席室の先頭方向斜め下方へ向けて調和空気を吹き出す側窓用吹出口を備えたので、広く形成された展望用の側窓から出入りする熱や冷気を効果的に遮断するエアーカーテンを形成しつつ、より多く熱や冷気が蓄積される前面窓の近傍へ、より多くの調和空気を送り込むことができる。そのため、展望用の前面窓に隣接する第1列席や側窓に隣接する窓側席における温熱環境の快適性をより一層向上させることができる。
(3)(2)に記載された鉄道車両において、
前記側窓用吹出口は、前記第2空調ダクトの下端から下方へ分岐された複数の分岐ダクトの先端部に形成され、
前記分岐ダクトは、車両前後方向に長い偏平な長方形断面に形成されていることを特徴とする。
本発明においては、側窓用吹出口は、第2空調ダクトの下端から下方へ分岐された複数の分岐ダクトの先端部に形成され、分岐ダクトは、車両前後方向に長い偏平な長方形断面に形成され、第2空調ダクト内を先頭方向へ向けて流れる調和空気は、分岐ダクトへ分岐して流れる際に、先頭方向の流速が減速するので、先頭方向へ慣性力が働く。このため、流れの方向が真下方向ではなく、先頭方向斜め下方へ変更される。そのため、側窓用吹出口から吹き出す調和空気の方向は、特別の整流板を第2空調ダクトや分岐ダクト等に設けることなく上記形状の分岐ダクトを介して先頭方向斜め下方へ設定することができる。その結果、第2空調ダクト、分岐ダクト及び側窓用吹出口の構造を簡素化しつつ、展望用の前面窓に隣接する第1列席や側窓に隣接する窓側席における温熱環境の快適性を向上させることができる。
(4)(2)又は(3)に記載された鉄道車両において、
前記展望席室における天井部には、車両中央部に配置された天井中央板と、前記天井中央板より高い位置に形成された前記側窓用吹出口から側窓上端部に向けて傾斜する傾斜案内板と、前記天井中央板に反射させて間接照明する照明灯具とを備え、
前記照明灯具の下方が前記傾斜案内板によって遮蔽されていることを特徴とする。
本発明においては、展望席室における天井部には、車両中央部に配置された天井中央板と、天井中央板より高い位置に形成された側窓用吹出口から側窓上端部に向けて傾斜する傾斜案内板とを備えたので、側窓用吹出口から吹き出す調和空気を傾斜案内板に沿わせて側窓へ案内することができ、側窓に対するエアーカーテンをより確実に形成させることができる。また、展望席室における天井部には、天井中央板に反射させて間接照明する照明灯具を備え、照明灯具の下方が傾斜案内板によって遮蔽されているので、空調用の傾斜案内板を照明灯具の遮蔽板として兼用することができ、展望席室の機能的なデザイン性を高めつつ、温熱環境をより一層向上させることができる。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載された鉄道車両において、
前記吹出口には、前記第2空調ダクトの前記第1空調ダクトと対向する先頭部で前記展望席室の車両中央側へ向けて前記調和空気を吹き出す前面窓用吹出口を備えたことを特徴とする。
本発明においては、吹出口には、第2空調ダクトの第1空調ダクトと対向する先頭部で展望席室の車両中央側へ向けて調和空気を吹き出す前面窓用吹出口を備えたので、広く形成された展望用の前面窓から出入りする熱や冷気を効果的に遮断するエアーカーテンを形成しつつ、より多く熱や冷気が蓄積される前面窓の上部近傍へ、より一層多くの調和空気を送り込むことができる。そのため、展望用の前面窓に隣接する第1列席等における温熱環境の快適性をより一層向上させることができる。
(6)(1)乃至(5)のいずれか1つに記載された鉄道車両において、
前記第1空調ダクトと前記第2空調ダクトとを連結する連結部には、前記第1空調ダクトから前記第2空調ダクトへ送風する送風機を備えたことを特徴とする。
本発明においては、第1空調ダクトと第2空調ダクトとを連結する連結部には、第1空調ダクトから第2空調ダクトへ送風する送風機を備えたので、季節や天候に応じて必要な量の調和空気を展望席室の天井部に設けた吹出口から展望席室に供給することができる。そのため、例えば、空調機に帰還する空気の温度に基づいて送風機を作動させ、天候等で変化する熱や冷気の量に迅速に対応しつつ、必要な量の調和空気を展望席室全体に行き渡らせて、展望席室における温熱環境をより一層快適に向上させることができる。
本発明によれば、展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室と、当該展望席室の上部に設けた運転席室とを備えた鉄道車両において、展望席室における温熱環境を向上させ得る鉄道車両を提供することができる。
本発明の実施形態に係る鉄道車両の縦断面図である。 図1に示すA−A断面図である。 図2に示す第2空調ダクトのB矢視図である。 図3に示すC矢視図である。 図3に示すD−D断面図である。 図2に示すE部詳細断面図である。 図5に示すF矢視図である。 図7に示すG−G断面図である。 図3に示すH−H断面図である。 図9に示すI矢視図である。 図4に示す第2空調ダクトの側窓用吹出口から調和空気を鉛直下方へ吹き出した場合の展望席室内の温度分布のシミュレーション結果を表す温度分布図であって、(A)は先頭部に近い第1列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(B)は第2列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(C)は第3列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(D)は第4列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示す。 図4に示す第2空調ダクトの側窓用吹出口から調和空気を先頭方向斜め45度下方へ吹き出した場合の展望席室内の温度分布のシミュレーション結果を表す温度分布図であって、(A)は先頭部に近い第1列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(B)は第2列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(C)は第3列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(D)は第4列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示す。 従来の展望席室を備えた鉄道車両の縦断面図である。
<本鉄道車両の空調に関する車両構成>
次に、本実施形態に係る鉄道車両の空調に関する車両構成について、図1〜図10を用いて詳細に説明する。図1に、本発明の実施形態に係る鉄道車両の縦断面図を示す。図2に、図1に示すA−A断面図を示す。A−A断面は、左右対称であるので、左側のみ示す。図3に、図2に示す第2空調ダクトのB矢視図を示す。第2空調ダクトは、左右対称であるので、右側のみ示す。図4に、図3に示すC矢視図を示す。図5に、図3に示すD−D断面図を示す。図6に、図2に示すE部詳細断面図を示す。図7に、図5に示すF矢視図を示す。図8に、図7に示すG−G断面図を示す。図9に、図3に示すH−H断面図を示す。図10に、図9に示すI矢視図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る鉄道車両10は、展望用の前面窓11と側窓12とを有する展望席室1と、展望席室1の上部に設けた運転席室2と、展望席室1と隣接して設けた一般席室3と、一般席室3の屋根構体上に設置し調和空気TKを供給する空調機31とを備えた鉄道車両である。展望用の前面窓11と側窓12は、展望視界を確保するため、上下方向の大きさが通常車両の側窓より2〜3割程度大きく形成されている。また、展望席室1と一般席室3とは、車両中央通路を介して連通され、各室の床には車両中央通路を挟んで通路側席13と窓側席14とが、車両前後方向に複数列設置されている。
また、図1〜図5に示すように、本鉄道車両10には、一般席室3における天井裏に車両前後方向へ配設され空調機31と連結された第1空調ダクト32と、第1空調ダクト32と連結され運転席室2における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ展望席室1の前面窓11の近傍まで車両前後方向へ配設された第2空調ダクト21とを備えている。第1空調ダクト32は、第2空調ダクト21より高い位置で且つ車両中央寄りで、左右対称に配設されている。左右の第1空調ダクト32の車両先頭寄りに形成された連結部33にて、左右の第2空調ダクト21と連結されている。
また、第1空調ダクト32と第2空調ダクト21とを連結する連結部33には、第1空調ダクト32から第2空調ダクト21へ送風する送風機8を備えていることが好ましい。送風機8は、送風量等を制御可能なブースターファンなどが、更に好ましい。例えば、空調機31に帰還する空気の温度に基づいて作動させ、天候等で変化する熱や冷気の量に迅速に対応しつつ、必要な量の調和空気TKを展望席室1全体に行き渡らせて、展望席室1における温熱環境をより一層快適に向上させることができる。
また、左右の第2空調ダクト21は、下方へ傾斜しつつハの字状に開いた連結ダクト213を介して、第1空調ダクト32との連結部33と接続されている。運転席室2には、屋根部材22と側構体4との間に側窓23が形成され、側窓下部に室内側へ張り出す室内壁24が床板25に連結するように形成されている。第2空調ダクト21は、室内壁24と側構体4との隙間に略水平状に配置され、底辺及び上辺が水平の略矩形状断面に形成されている。左右の第2空調ダクト21は、略同量の調和空気TKが通過できるように、ダクト内面積は略同一に形成されている。
また、展望席室1における天井部5には、第2空調ダクト21から分岐され展望席室1内へ調和空気TKを吹き出す複数の吹出口6(61、62)が、展望席室1の側窓12に沿って連続状に設置されている。吹出口6には、展望席室1の先頭方向斜め下方へ向けて調和空気TK1を吹き出す側窓用吹出口61を備えている。側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1の垂直方向に対する傾斜角度θは、30〜60度程度が好ましく、45度程度が更に好ましい。
また、側窓用吹出口61は、第2空調ダクト21の下端から下方へ分岐された複数の分岐ダクト211の先端部に形成され、分岐ダクト211は、車両前後方向に長い偏平な長方形断面に形成され、その左右幅寸法w2が第2空調ダクト21の左右幅寸法w3より短く形成されている。
具体的には、側窓用吹出口61は、第2空調ダクト21の下端から下方へ分岐された複数の分岐ダクト211の先端部に形成されている。側窓用吹出口61は、車両前後方向に沿って略等間隔に配置されている。分岐ダクト211は、運転席室2の床横梁部材26の間に分割されて挿入され、車両前後方向へ一列状に配置されている。また、分岐ダクト211は、前後幅寸法w1が左右幅寸法w2より長い、すなわち、車両前後方向に偏平な長方形断面に形成されている。
また、第2空調ダクト21内を先頭方向へ向けて流れる調和空気TKは、分岐ダクト211へ分岐して流れる際に、先頭方向の流速が減速するので、先頭方向へ慣性力が働く。このため、流れの方向が真下方向ではなく、先頭方向斜め下方へ変更される。したがって、側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1の方向は、特別の整流板を分岐ダクト211内へ設けることなく、上記形状の分岐ダクト211を介して先頭方向斜め下方へ設定することができる。
なお、第2空調ダクト21の左右幅寸法w3に対する分岐ダクト211の左右幅寸法w2の比率(w2/w3)を調整することによって、側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1の垂直方向に対する傾斜角度θを調整することができる。例えば、第2空調ダクト21の左右幅寸法w3を変更せずに、分岐ダクト211の左右幅寸法w2を短くすれば、側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1の垂直方向に対する傾斜角度θは小さくなる。
また、図2、図6に示すように、展望席室1における天井部5には、車両中央部に配置された天井中央板51と、天井中央板51より高い位置に形成された側窓用吹出口61から側窓上端部121に向けて傾斜する傾斜案内板52と、側窓用吹出口61が装着された天井側板53とを備えている。また、天井中央板51は、水平状に形成された中央板51bと、中央板51bの左右端から天井側板53に向けて斜め上方へ傾斜して形成された側斜板51aとを備え、略船底断面状に形成されている。
また、展望席室1における天井部5には、天井中央板51に反射させて間接照明する照明灯具7を備え、照明灯具7の下方が傾斜案内板52によって遮蔽されている。照明灯具7は、側窓上端部121から上方へ延設された金具521に固定され、例えば、車両前後方向に細長く形成されたLED照明灯具であって、照明灯具7から放射される光Qは、天井中央板51の側斜板51aに反射して展望席室1の室内を照射する。傾斜案内板52は、車両前後方向へ延設され、側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1の側窓12への案内板と、照明灯具7を乗客から見えないようにする遮蔽板とを、兼用するように形成されている。
また、図5、図7、図8に示すように、側窓用吹出口61(6)は、左右一対のL字状断面のモール部材63を介して天井中央板51の側斜板51aと天井側板53とに接続されている。また、モール部材63は、側窓用吹出口61が形成されていない箇所を含めて、天井中央板51の側斜板51aの端縁と天井側板53の端縁とを隠すべく、所定の幅で車両前後方向に沿って連続状に延設されている。
また、側窓用吹出口61には、装飾用のルーバ611が所定のピッチで形成されている。ルーバ611は、上下寸法が短いので調和空気TK1の流れに与える影響が少ないので、成形上等の理由から鉛直下方へ向けて配置されているが、調和空気TK1の流れ方向に合わせて先頭方向斜め下方へ向けて傾斜状に配置してもよい。側窓用吹出口61が形成されていない箇所には、モール部材63間の隙間を塞ぐ底板614と、底板614の下部に配置され側窓用吹出口61用のルーバ611と略同角度で略同ピッチで形成された装飾用のルーバ612、613とが、装着されている。なお、各ルーバ611、612、613は、左右のモール部材63と直交するように配置されている。
また、図3、図4、図9、図10に示すように、吹出口6には、第2空調ダクト21の第1空調ダクト32と対向する先頭部212で展望席室1の車両中央側へ向けて調和空気TK2を吹き出す前面窓用吹出口62を備えている。先頭部212の左右幅は、第2空調ダクト21の一般部の左右幅より狭く形成されている。前面窓用吹出口62は、第2空調ダクト21の先頭部212下端から下方へ延び、更に水平方向へ屈曲して形成された分岐ダクト214の先端部に形成されている。前面窓用吹出口62から吹き出す調和空気TK2は、前面窓11の上部近傍で天井部5と略平行に流れることができる。
また、前面窓用吹出口62は、車両前後方向に長く上下方向に短い偏平矩形状断面に形成されている。また、前面窓用吹出口62の上下寸法は、先頭側へ行くにつれて徐々に短く形成されている。したがって、前面窓用吹出口62から吹き出す調和空気TK2に対して、前面窓側でその風速を速めることができる。その結果、前面窓用吹出口62から吹き出す調和空気TK2は、前面窓11の上部近傍に蓄積された熱や冷気を効果的に排除して、第1列席の温熱環境を向上させることができる。なお、前面窓用吹出口62には、上下方向に延びる複数のルーバ621が前後方向で等間隔に装着されている。ルーバ621の前端は、側窓上端部121に向けて傾斜する傾斜案内板52の裏面側に略当接するように形成されている。
<展望席室内の温度分布のシミュレーション結果>
次に、本実施形態に係る鉄道車両における展望席室内の調和空気の流体解析(CFD:Computational Fluid Dynamics)に基づく温度分布のシミュレーション結果について、図11、図12を用いて説明する。図11に、図4に示す第2空調ダクトの側窓用吹出口から調和空気を鉛直下方へ吹き出した場合の展望席室内の温度分布のシミュレーション結果を示し、(A)は先頭部に近い第1列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(B)は第2列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(C)は第3列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(D)は第4列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示す。また、図12に、図4に示す第2空調ダクトの側窓用吹出口から調和空気を先頭方向斜め45度下方へ吹き出した場合の展望席室内の温度分布のシミュレーション結果を示し、(A)は先頭部に近い第1列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(B)は第2列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(C)は第3列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示し、(D)は第4列席での枕木方向(左右方向)断面の温度分布図を示す。なお、側窓用吹出口から吹き出す調和空気は、夏季・強冷時の条件に設定した。また、各温度分布図の上下方向の中間位置に示す点線Tの高さは、床面上1.1メートルの高さを示し、乗客が着座したときの頭部の位置に略相当する。
図11(A)〜(D)に示すように、第2空調ダクトの側窓用吹出口61から調和空気を鉛直下方へ吹き出したことによって、側窓12に沿って上下方向へエアーカーテンが形成されている様子が伺える。このエアーカーテンが形成されたことにより、第1列席から第4列席まで、天井部5付近を除き、上下方向及び左右方向において温度分布の均一化が図られている。ただし、第1列席では、車両中央通路を挟んで左右に位置する通路側席13及び窓側席14において、乗客付近の温度が僅かに高い傾向にある。また、第2列席でも、図面左側の通路側席13及び窓側席14において、乗客付近の温度が僅かに高い傾向にある。
一方、 図12(A)〜(D)に示すように、第2空調ダクトの側窓用吹出口61から調和空気を先頭方向斜め45度下方へ吹き出したことによって、側窓12に沿って上下方向へエアーカーテンが形成されると同時に全体的に調和空気が拡散されている様子が伺える。このエアーカーテン及び調和空気の全体的な拡散により、第1列席から第4列席まで、天井部5付近を含めて、上下方向及び左右方向において温度分布のより一層の均一化が図られている。ただし、第4列席では、車両中央通路を挟んで左右に位置する通路側席13及び窓側席14の上方で天井部5に近づくにつれて、温度が僅かに上昇する傾向にある。これは、第4列席の後方から供給される調和空気の量が減少することに基づくものと推定される。
以上のシミュレーション結果から、展望席室1における天井部5には、第2空調ダクト21から分岐され展望席室1内へ調和空気TKを吹き出す複数の吹出口6(61、62)が、展望席室1の側窓12に沿って連続状に設置されていることによって、展望席室1における温熱環境を向上できることを確認でき、また、吹出口6には、展望席室1の先頭方向斜め下方へ向けて調和空気TK1を吹き出す側窓用吹出口61を備えたことによって、展望席室1における温熱環境を更に一層向上できることを確認できた。
<作用効果>
以上、詳細に説明した本実施形態に係る鉄道車両10によれば、一般席室3における天井裏に車両前後方向へ配設され空調機31と連結された第1空調ダクト32と、第1空調ダクト32と連結され運転席室2における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ展望席室1の前面窓11の近傍まで車両前後方向へ配設された第2空調ダクト21とを備え、展望席室1における天井部5には、第2空調ダクト21から分岐され展望席室1内へ調和空気TKを吹き出す複数の吹出口6を、展望席室1の側窓12に沿って連続状に設けたので、一般席室3の屋根構体上に設置した空調機31から送風する調和空気TKを、第1空調ダクト32及び第2空調ダクト21を経由して複数の吹出口6から展望席室1内に供給することができる。そのため、調和空気TKを展望席室1全体に行き渡らせて、展望席室1における温熱環境を向上させることができる。
また、第2空調ダクト21は、運転席室2における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ展望席室1の前面窓11の近傍まで車両前後方向へ配設されたので、第2空調ダクト21を展望席室1の狭い天井裏スペースに通す必要がない。そのため、展望席室1の室内空間を狭くさせることなく、第2空調ダクト21の開口断面積を必要な大きさに形成して、必要な量の調和空気TKを展望席室1に供給することができ、温熱環境を向上させることができる。
よって、本実施形態によれば、展望用の前面窓11と側窓12とを有する展望席室1と、当該展望席室1の上部に設けた運転席室2とを備えた鉄道車両10において、展望席室1における温熱環境を向上させ得る鉄道車両10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、吹出口6には、展望席室1の先頭方向斜め下方へ向けて調和空気TK1を吹き出す側窓用吹出口61を備えたので、広く形成された展望用の側窓12から出入りする熱や冷気を効果的に遮断するエアーカーテンを形成しつつ、より多く熱や冷気が蓄積される前面窓11の近傍へ、より多くの調和空気TK1を送り込むことができる。そのため、展望用の前面窓11に隣接する第1列席や側窓12に隣接する窓側席14における温熱環境の快適性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態によれば、側窓用吹出口61は、第2空調ダクト21の下端から下方へ分岐された複数の分岐ダクト211の先端部に形成され、分岐ダクト211は、車両前後方向に長い偏平な長方形断面に形成され、第2空調ダクト21内を先頭方向へ向けて流れる調和空気TKは、分岐ダクト211へ分岐して流れる際に、先頭方向の流速が減速するので、先頭方向へ慣性力が働く。このため、流れの方向が真下方向ではなく、先頭方向斜め下方へ変更される。そのため、側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1の方向は、特別の整流板を第2空調ダクト21や分岐ダクト211等に設けることなく、上記形状の分岐ダクト211を介して先頭方向斜め下方へ設定することができる。その結果、第2空調ダクト21、分岐ダクト211及び側窓用吹出口61の構造を簡素化しつつ、展望用の前面窓11に隣接する第1列席や側窓12に隣接する窓側席14における温熱環境の快適性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、展望席室1における天井部5には、車両中央部に配置された天井中央板51と、天井中央板51より高い位置に形成された側窓用吹出口61から側窓上端部121に向けて傾斜する傾斜案内板52とを備えたので、側窓用吹出口61から吹き出す調和空気TK1を傾斜案内板52に沿わせて側窓12へ案内することができ、側窓12に対するエアーカーテンをより確実に形成させることができる。また、展望席室1における天井部5には、天井中央板51に反射させて間接照明する照明灯具7を備え、照明灯具7の下方が傾斜案内板52によって遮蔽されているので、空調用の傾斜案内板52を照明灯具7の遮蔽板として兼用することができ、展望席室1の機能的なデザイン性を高めつつ、温熱環境をより一層向上させることができる。
また、本実施形態によれば、吹出口6には、第2空調ダクト21の第1空調ダクト32と対向する先頭部212で展望席室1の車両中央側へ向けて調和空気TK2を吹き出す前面窓用吹出口62を備えたので、広く形成された展望用の前面窓11から出入りする熱や冷気を効果的に遮断するエアーカーテンを形成しつつ、より多く熱や冷気が蓄積される前面窓11の上部近傍へ、より一層多くの調和空気TK2を送り込むことができる。そのため、展望用の前面窓11に隣接する第1列席等における温熱環境の快適性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第1空調ダクト32と第2空調ダクト21とを連結する連結部33には、第1空調ダクト32から第2空調ダクト21へ送風する送風機8を備えたので、季節や天候に応じて必要な量の調和空気TKを展望席室1の天井部5に設けた吹出口6(61、62)から展望席室1に供給することができる。そのため、例えば、空調機31に帰還する空気の温度に基づいて送風機8を作動させ、天候等で変化する熱や冷気の量に迅速に対応しつつ、必要な量の調和空気TKを展望席室1全体に行き渡らせて、展望席室1における温熱環境をより一層快適に向上させることができる。
<変形例>
以上、本実施形態の鉄道車両10を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、本実施形態の鉄道車両10は、吹出口6には、展望席室1の先頭方向斜め下方へ向けて調和空気TK1を吹き出す側窓用吹出口61を備えている。また、側窓用吹出口61は、略同一の傾斜角度θで調和空気TK1を吹き出すように設定されている。しかし、これに限定される必要はなく、例えば、展望席室1の後部に位置する第4列席の上方では、側窓用吹出口61から調和空気TK1を略垂直下方へ吹き出すように設定してもよい。
本発明は、例えば、展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室を備えた鉄道車両において、展望席室における前面窓に近い第1列席及び側窓に近い窓側席の温熱環境を向上させ得る鉄道車両として利用できる。
1 展望席室
2 運転席室
3 一般席室
4 側構体
5 天井部
6 吹出口
7 照明灯具
8 送風機
10 鉄道車両
11 前面窓
12 側窓
21 第2空調ダクト
31 空調機
32 第1空調ダクト
51 天井中央板
52 傾斜案内板
61 側窓用吹出口
62 前面窓用吹出口
121 側窓上端部
211 分岐ダクト
TK、TK1、TK2 調和空気
w2、w3 左右幅寸法

Claims (6)

  1. 展望用の前面窓と側窓とを有する展望席室と、前記展望席室の上部に設けた運転席室と、前記展望席室と隣接して設けた一般席室と、前記一般席室の屋根構体上に設置し調和空気を供給する空調機とを備えた鉄道車両であって、
    前記一般席室における天井裏に車両前後方向へ配設され前記空調機と連結された第1空調ダクトと、前記第1空調ダクトと連結され前記運転席室における側窓下部の側構体寄りに配設され且つ前記展望席室の前記前面窓の近傍まで車両前後方向へ配設された第2空調ダクトとを備え、
    前記展望席室における天井部には、前記第2空調ダクトから分岐され前記展望席室内へ前記調和空気を吹き出す複数の吹出口を、前記展望席室の側窓に沿って連続状に設けたことを特徴とする鉄道車両。
  2. 請求項1に記載された鉄道車両において、
    前記吹出口には、前記展望席室の先頭方向斜め下方へ向けて前記調和空気を吹き出す側窓用吹出口を備えたことを特徴とする鉄道車両。
  3. 請求項2に記載された鉄道車両において、
    前記側窓用吹出口は、前記第2空調ダクトの下端から下方へ分岐された複数の分岐ダクトの先端部に形成され、
    前記分岐ダクトは、車両前後方向に長い偏平な長方形断面に形成されていることを特徴とする鉄道車両。
  4. 請求項2又は請求項3に記載された鉄道車両において、
    前記展望席室における天井部には、車両中央部に配置された天井中央板と、前記天井中央板より高い位置に形成された前記側窓用吹出口から側窓上端部に向けて傾斜する傾斜案内板と、前記天井中央板に反射させて間接照明する照明灯具とを備え、
    前記照明灯具の下方が前記傾斜案内板によって遮蔽されていることを特徴とする鉄道車両。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された鉄道車両において、
    前記吹出口には、前記第2空調ダクトの前記第1空調ダクトと対向する先頭部で前記展望席室の車両中央側へ向けて前記調和空気を吹き出す前面窓用吹出口を備えたことを特徴とする鉄道車両。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された鉄道車両において、
    前記第1空調ダクトと前記第2空調ダクトとを連結する連結部には、前記第1空調ダクトから前記第2空調ダクトへ送風する送風機を備えたことを特徴とする鉄道車両。
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