JP6959060B2 - エアーコンプレッサ - Google Patents
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圧縮機で生成した圧縮エアーを貯留するためのエアータンクと、
エアータンク内の圧縮エアー及びドレンを排出するためのドレン排出装置と、を有し、
前記ドレン排出装置は、
圧縮エアー及びドレン排出用の流路を開閉するためのドレンコックと、
流路を通じて排出される圧縮エアー及びドレンを、エアーコンプレッサの底面側にガイドするためのドレンガイド手段と、
前記ドレンガイド手段の先端に設けられたドレン吐出口と、
を有することを特徴とするエアーコンプレッサによって達成される。
エアータンクは、並設された一対のエアータンクで構成され、
ドレンガイド手段は、その先端のドレン吐出口が、エアーコンプレッサの底面側であって、並設された一対のエアータンクの間に位置するように設けられている。
エアーコンプレッサの底面側であって、並設された一対のエアータンクの間には、エアーコンプレッサを保護するためのアンダーガードが設けられ、
アンダーガードには、ドレン吐出口から吐出される圧縮エアー及びドレンを受けるドレン受け空間が設けられ、
ドレンガイド手段は、その先端のドレン吐出口が、前記アンダーガードのドレン受け空間内に位置するように設けられている。
アンダーガードには、ドレン受け空間を覆うカバーが設けられ、
そのカバーは、ドレン受け空間に吐出されたドレンを、該ドレン受け空間の外部に排出できるように例えば隙間を空けて設けられている。
これにより、エアータンクからの圧縮エアー及びドレンは、(大気に放出される前に)ドレンガイド手段によりエアーコンプレッサの底面側までガイドされ、この底面側において吐出(大気へ放出)される。
このように、圧縮エアー及びドレンをエアーコンプレッサの底面側までガイドすることで、エアーコンプレッサとその設置面の間のスペースで大気中に放出されることになる。そして、上下方向でエアーコンプレッサとその設置面に挟まれた狭小スペース(上下方向を挟まれたスペース)でドレン排出を行うことで、消音効果が発揮されるので、ドレン排出時の騒音を低減することが可能になる。
双胴のエアータンクの間には必然的に隙間が生じるので、本発明によれば、このタンク間の隙間をドレンガイド手段配設用の空間(ドレンを大気に放出するための空間)として有効活用することができる。そのため、双胴のエアータンクのレイアウトを変更する必要がなく、ドレン排出に係る部分を除けば、原則として設計変更が不要である。
そして、圧縮エアー及びドレンを双胴のタンク間の隙間までガイドして吐出させることで、(上下にあるエアーコンプレッサと設置面の消音作用に加えて)横方向にある双胴のタンクによる消音作用が期待できる。つまり、圧縮エアー及びドレンが吐出される位置が、上下方向ではエアーコンプレッサと設置面に挟まれ、横方向では双胴のタンクに挟まれているので、ドレン排出時の騒音を効果的に低減することができる。
このように、アンダーガードに形成したドレン受け空間の内側まで圧縮エアー及びドレンをガイドしてそこで大気へ放出することで、更なる消音効果が発揮される。
また、本発明では、アンダーガードをドレン受け手段としても活用するので、ドレン受け専用の部材(例えばドレン受け専用のケーシングなど)を設ける必要がなく、ドレン排出装置の工夫によって製造コストが高くなるのを回避できる。
また、このカバーは、ドレン受け空間を完全に密閉するのではなく、ドレン受け空間で吐出されたドレンを、該ドレン受け空間の外部に排出できるように、隙間を空けて取り付けられている。これにより、ドレン受け空間へのドレンの滞留を防止することができる。
このような消音壁(障壁)をドレン受け空間の内部に設けることで、ドレン受け空間の消音機能を高めることができ、また、ドレン受け空間からのドレンの噴出(排出される勢い)を抑制することが可能になる。
ドレン受け空間で勢いよく吐出された圧縮エアー及びドレンは、ドレン受け部にぶつかってそのエネルギーが減衰するので、圧縮エアー及びドレンの飛散を防止できる。
これにより、圧縮エアーやドレンがドレンコックを操作する作業者(エアーコンプレッサのユーザ)に向かって飛散するのを防止できるので、ドレン飛散による作業者への被害を低減することができる。
また、作業者は、ドレン排出操作の際に圧縮エアーやドレンを直接浴びないように注意を払う必要が無くなるので、ドレン排出作業が楽になる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るエアーコンプレッサの構成について説明する。
・樹脂製の本体カバー3と、
・この本体カバー3によって覆われた圧縮機と、
・圧縮機で生成した圧縮エアーを貯留するための一対のエアータンク5,6と、
・圧縮機が具備するモータを制御するためのコントローラ9(図6参照)と、
・エアータンク内の圧縮エアー及びドレンを排出するためのドレン排出装置13と、
・持ち運び用の一対のハンドル(把手)15,16を
有している。
次に、添付図面に基づいて、エアーコンプレッサが具備するドレン排出装置の構成について説明する。
・エアータンク5,6内の圧縮エアー及びドレンをドレンコック31まで導く流路と、
・圧縮エアー及びドレンを導く流路を開閉するためのドレンコック31と、
・ドレンコック31の出口側に接続されたドレンガイド手段33と、
・ドレンガイド手段33の先端に位置するドレン吐出口39と、
を有している。
次に、図3〜図6に基づいて、エアーコンプレッサが具備するアンダーガードの構成について説明する。
上述したとおり、本実施形態のエアーコンプレッサは、双胴のエアータンク5,6の間にアンダーガード21を具備することを前提としており、このアンダーガード21にドレン受け空間23(圧縮エアー及びドレンを吐出するための空間)を形成している。そして、ドレンガイド手段33は、このドレン受け空間23まで圧縮エアー及びドレンをガイドして当該空間の内側で吐出するようになっている。
このように、アンダーガード21に形成したドレン受け空間23の内側まで圧縮エアー及びドレンをガイドしてそこで大気へ放出することで、消音効果と飛散抑制効果が発揮される。
また本実施形態では、アンダーガード21をドレン受け手段としても活用するので、ドレン受け専用の部材(例えばドレン受け専用のケーシングなど)を設ける必要がなく、ドレン排出装置の工夫によって製造コストが高くなるのを回避できる。
本発明で利用可能なアンダーガードの変形例を図7に示す。
5 エアータンク
6 エアータンク
9 コントローラ(制御装置)
13 ドレン排出装置
15 ハンドル(把手)
16 ハンドル(把手)
21 アンダーガード(保護部材)
23 ドレン受け空間(ドレン受け室/圧縮エアー及びドレンを受ける空間/消音及び飛散防止の空間)
25 仕切り(ドレン受け部)
26 消音壁(障壁)
27 ドレンパイプカバー(カバー)
29 ドレン排出用の隙間(圧縮エアー及びドレンを外部に排出するための隙間)
31 ドレンコック
33 ドレンガイド手段(ガイド手段/圧縮エアー及びドレンをガイドする手段)
35 継手
37 ドレンパイプ(圧縮エアー及びドレンをガイドするパイプ)
39 ドレン吐出口(圧縮エアー及びドレンの吐出口)
91 ドレン吐出口(圧縮エアー及びドレンの吐出口)
93 ドレンコック
Claims (6)
- 圧縮機で生成した圧縮エアーを貯留するためのエアータンクと、
エアータンク内の圧縮エアー及びドレンを排出するためのドレン排出装置と、を有し、
前記ドレン排出装置は、
圧縮エアー及びドレン排出用の流路を開閉するためのドレンコックと、
流路を通じて排出される圧縮エアー及びドレンを、エアーコンプレッサの底面とその接地面との間のスペースにガイドするためのドレンガイド手段と、
前記ドレンガイド手段の先端に設けられ、上下方向でエアーコンプレッサとその接地面に挟まれたスペースで圧縮エアー及びドレンを大気へ放出するドレン吐出口と、を有しており、
前記ドレンガイド手段は、その先端のドレン吐出口からの吐出方向がエアーコンプレッサの設置面に対してほぼ平行になるように、かつ、ドレン吐出口が前記ドレンコックを操作する作業者とは反対方向を向くように、設けられていることを特徴とするエアーコンプレッサ。 - 前記エアータンクは、並設された一対のエアータンクで構成され、
前記ドレンガイド手段は、その先端のドレン吐出口が、エアーコンプレッサの底面側であって、並設された一対のエアータンクの間に位置するように設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のエアーコンプレッサ。 - エアーコンプレッサの底面側であって、並設された一対のエアータンクの間には、エアーコンプレッサを保護するためのアンダーガードが設けられ、
前記アンダーガードには、ドレン吐出口から吐出される圧縮エアー及びドレンを受けるドレン受け空間が設けられ、
前記ドレンガイド手段は、その先端のドレン吐出口が、前記アンダーガードのドレン受け空間内に位置するように設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のエアーコンプレッサ。 - 前記アンダーガードには、ドレン受け空間を覆うカバーが設けられ、
前記カバーは、ドレン受け空間に吐出されたドレンを、該ドレン受け空間の外部に排出できるように設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載のエアーコンプレッサ。 - 前記アンダーガードのドレン受け空間には、
ドレン排出時の騒音を緩和するための消音壁が少なくとも1つ設けられている、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のエアーコンプレッサ。 - 前記アンダーガードのドレン受け空間には、
ドレンを伴って吐出された圧縮エアーの勢いを減衰させるための障壁が少なくとも1つ設けられている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のエアーコンプレッサ。
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Family Applications (1)
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JP2017142360A Active JP6959060B2 (ja) | 2017-07-24 | 2017-07-24 | エアーコンプレッサ |
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