JP6957970B2 - 洗浄便座装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄便座装置に関する。
従来、この種の洗浄便座装置としては、人体の局部に洗浄ノズルから高温水と低温水とを中央部がその周りよりも高温となるように同時に吐水するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この洗浄便座装置では、このようにすることにより、洗浄効果を上げるために吐水温度を上昇させても体感で熱く感じることがないとしている。
特開2000−160652号公報
こうした洗浄便座装置では、一般に、高温水の水量と洗浄感とが相関関係にあるとされている。このため、洗浄便座装置の消費電力の制限(例えば、家庭用で1500Wなど)により高温水の水量が制限されると、使用者に十分な洗浄感を与えられない場合が生じ得る。特に、洗浄水を加温するための熱交換装置として、瞬間式が用いられる場合、貯湯式が用いられる場合に比して、熱交換装置の消費電力が大きくなりやすいことから、この課題が生じやすい。これらのことから、使用者に与える洗浄感をどのように向上させるかが課題とされている。
本発明の洗浄便座装置は、使用者に与える洗浄感を向上させることを主目的とする。
本発明の洗浄便座装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の洗浄便座装置は、
使用者の局部に洗浄水として互いに温度の異なる高温水および低温水を高温水用噴射口および低温水用噴射口から同時に噴射する洗浄ノズルと、
前記洗浄ノズルに供給する前記低温水を脈動させる脈動装置と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の洗浄便座装置では、使用者の局部に洗浄水として互いに温度の異なる高温水および低温水を高温水用噴射口および低温水用噴射口から同時に噴射する洗浄ノズルと、洗浄ノズルに供給する低温水を脈動させる脈動装置と、を備える。したがって、脈動装置によって低温水を脈動させることにより、Thermal ReferralおよびThermal Grill illusionによって、洗浄水の温度を実際の温度よりも高く感じさせることができ、使用者に与える洗浄感を向上させることができる。ここで、“Thermal Referral”は、周辺に温刺激を付与し、中央に皮膚温と同程度の温度(熱いとも冷たいとも知覚しない温度)でも触刺激を付与すると、中央も温かいと知覚する錯覚現象である。また、“Thermal Grill illusion”は、近距離で温刺激と冷刺激とを同時に付与すると、温刺激の温度よりも高い温度と知覚する錯覚現象である。
こうした本発明の洗浄便座装置において、前記脈動装置は、人体機械受容器の反応周波数範囲内の周波数で前記低温水を脈動させるものとしてもよい。こうすれば、人体機械受容器を刺激して、使用者に与える洗浄感をより向上させることができる。
また、本発明の洗浄便座装置において、前記高温水用噴射口は、前記低温水用噴射口の周辺に形成されるものとしてもよい。こうすれば、Thermal Referralを誘起させやすい。
さらに、本発明の洗浄便座装置において、前記低温水用噴射口および前記高温水用噴射口は、並んで形成されるものとしてもよい。この場合でも、Thermal Referralを誘起可能である。
本発明の洗浄便座装置において、洗浄水を加温する熱交換装置と、給水管と前記高温水用噴射口とに接続されると共に前記熱交換装置が配置された第1流路と、前記第1流路における前記熱交換装置よりも上流側から分岐して前記低温水用噴射口に接続されると共に前記脈動装置が配置された第2流路と、前記第1流路における前記熱交換装置よりも下流側から分岐して前記第2流路における前記脈動装置よりも上流側に合流する第3流路と、を有する洗浄水流路と、を備えるものとしてもよい。こうすれば、給水管の水を高温水および低温水とするのに熱交換装置を1つ用いるだけでよい。
本実施形態としての洗浄便座装置10および便器1の外観を示す外観図である。 便座装置本体20の構成の概略を示す構成図である。 おしり洗浄ノズル40およびビデ洗浄ノズル44を上面から見た上面図である。 図3のA−A断面を示す断面図である。 おしり洗浄ノズル40Aおよびビデ洗浄ノズル44Aを上面から見た上面図である。 おしり洗浄ノズル40Bおよびビデ洗浄ノズル44Bを上面から見た上面図である。 便座装置本体120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本実施形態としての洗浄便座装置10および便器1の外観を示す外観図であり、図2は、便座装置本体20の構成の概略を示す構成図であり、図3は、おしり洗浄ノズル40およびビデ洗浄ノズル44を上面から見た上面図であり、図4は、図3のA−A断面を示す断面図である。
本実施形態の洗浄便座装置10は、図1に示すように、便器1の上面に設置され、便座装置本体20と、便座装置本体20に対して開閉可能に支持された便座12と、便座12と同様に便座装置本体20に対して開閉可能に支持された便蓋14と、各種操作が可能な操作パネル16と、を備える。
操作パネル16には、例えば、図2に示すように、洗浄水により使用者のおしりを洗浄するためのおしり洗浄スイッチ16aや、ビデとして用いられるビデ洗浄スイッチ16b、おしり洗浄やビデ洗浄の洗浄強さを調節するための洗浄強さ調節スイッチ16c、洗浄水の温度を調節するための温水温度調節スイッチ16d、おしり洗浄やビデ洗浄を停止させるための停止スイッチ16eなどが設けられている。
便座装置本体20は、図2に示すように、給水管(水道管)2に接続された洗浄水流路21と、給水管2から洗浄水流路21への水(洗浄水)の供給を司る止水電磁弁22と、熱交換ユニット26と脈動ポンプ28と流量調整バルブ30,32,34と切替バルブ36,38とおしり洗浄ノズル40およびビデ洗浄ノズル44とを有する洗浄ユニット24と、装置全体をコントロールする制御装置50と、を備える。
洗浄水流路21は、給水管2に接続されると共に熱交換ユニット26や流量調整バルブ30を経由して切替バルブ36に接続される第1流路21aと、第1流路21aにおける熱交換ユニット26よりも上流側の点P1から分岐して脈動ポンプ28や流量調整バルブ32を経由して切替バルブ38に接続される第2流路21bと、第1流路21aにおける熱交換ユニット26と流量調整バルブ30との間の点P2から分岐して流量調整バルブ34を経由して第2流路21bにおける脈動ポンプ28よりも上流側の点P3に合流する第3流路21cと、を有する。ここで、第1流路21aにおける熱交換ユニット26よりも上流側には、温度センサ21tが取り付けられている。第3流路21cには、点P2から点P3の向きの洗浄水の流れを許容すると共に反対向きの水の流れを禁止する図示しない逆止弁が設けられている。
熱交換ユニット26は、第1流路21aを流れる洗浄水を瞬間的に温水にする温水ヒータ27を有すると共に定格消費電力が1200W程度のいわゆる瞬間式の熱交換器として構成されている。この熱交換ユニット26には、温度センサ26tが取り付けられている。この熱交換ユニット26により加温された洗浄水は、第1流路21aを通って切替バルブ36に流れると共に、点P2で第1流路21aから分流して第3流路21cを通って点P3で第2流路21bにおける加温されていない洗浄水(点P1で第1流路21aから分流した洗浄水)に合流して切替バルブ38に流れる。したがって、切替バルブ38に流れる洗浄水の温度は、切替バルブ36に流れる洗浄水の温度よりも温度よりも低くなる。以下、切替バルブ38に流れる洗浄水を「低温水」といい、切替バルブ36に流れる洗浄水を「高温水」ということがある。
脈動ポンプ28は、例えばダイヤフラムポンプとして構成されており、第2流路21bにおける点P3よりも下流側を流れる洗浄水(低温水)を脈動させる。流量調整バルブ30は、開度の変更により、第1流路21aにおいて切替バルブ36に供給する洗浄水(高温水)の流量を調整する。流量調整バルブ32は、開度の変更により、第2流路21bにおいて切替バルブ38に供給する洗浄水(低温水)の流量を調整する。流量調整バルブ34は、開度の変更により、第3流路21cの洗浄水の流量を調整する。
切替バルブ36は、供給される洗浄水(高温水)の供給先をおしり洗浄ノズル40とビデ洗浄ノズル44とから選択的に切り替える。切替バルブ38は、供給される洗浄水(低温水)の供給先をおしり洗浄ノズル40とビデ洗浄ノズル44とから選択的に切り替える。
おしり洗浄ノズル40およびビデ洗浄ノズル44は、使用者の局部に洗浄水を噴射するノズルであり、図3および図4に示すように、互いに同一形状(棒状)に形成されており、それぞれの先端部の上面(使用者の局部と対向可能な面)には、切替バルブ38からの洗浄水(低温水)を噴射するための低温水用噴射口41,45および切替バルブ36からの洗浄水(高温水)を噴射するための高温水用噴射口42,46が形成されている。低温水用噴射口41,45は、円状に形成されており、高温水用噴射口42,46は、低温水用噴射口41,45の周辺に(低温水用噴射口41,45を包囲するように)環状に形成されている。したがって、おしり洗浄ノズル40やビデ洗浄ノズル44の先端部の上面の中央(内周側)から低温水を噴射し、その周辺(外周側)から高温水を噴射する。
制御装置50は、CPU52やROM54、RAM56を備えるマイクロプロセッサとして構成されている。制御装置50には、操作パネル16の各操作スイッチ16a〜16eからの操作信号や、温度センサ21tからの洗浄水の温度Twno、温度センサ26tからの洗浄水の温度Twht、使用者の便座12への着座を検知する着座センサ17からの検知信号などが入力されている。制御装置50からは、止水電磁弁22への駆動信号や、熱交換ユニット26への駆動信号、脈動ポンプ28への駆動信号、流量調整バルブ30,32,34への駆動信号、切替バルブ36,38への駆動信号などが出力されている。
こうして構成された洗浄便座装置10では、使用者により洗浄スイッチ(おしり洗浄スイッチ16aまたはビデ洗浄スイッチ16b)が操作されると、制御装置50は、止水電磁弁22を開弁すると共に、操作された洗浄スイッチに対応する洗浄ノズル(おしり洗浄ノズル40またはビデ洗浄ノズル44)に洗浄水が供給されるように切替バルブ36,38を制御する。また、制御装置50は、熱交換ユニット26や脈動ポンプ28、流量調整バルブ30,32,34を制御して、使用者の局部に洗浄ノズルから洗浄水として高温水および低温水を同時に噴射する。この際には、洗浄ノズルの先端部の上面の中央(内周側)から低温水を噴射し、その周辺(外周側)から高温水を噴射する。
熱交換ユニット26の制御は、制御装置50により、温度センサ26tからの熱交換ユニット26内の洗浄水の温度Twhtが目標温度Twht*となるように温水ヒータ27がデューティ駆動される(温水ヒータ27に直列に接続された図示しないヒータスイッチがスイッチング制御される)ことにより行なわれる。ここで、目標温度Twht*は、温水温度調節スイッチ16dからの操作信号に基づいて、使用者の局部(皮膚)への到達時の洗浄水の温度が34℃〜40℃程度になるように定められる。
脈動ポンプ28の制御は、制御装置50により、洗浄水(低温水)が人体機械受容器の反応周波数範囲内の目標周波数f*で脈動するように脈動ポンプ28が駆動されることにより行なわれる。ここで、人体機械受容器の反応周波数範囲は、例えば、2〜300Hz程度の範囲として定めることができる。これは、文献Aなどを参考に、人体機械受容器において、マイスナー小体の反応周波数が20〜40Hz程度(反応がピークとなるピーク周波数f1が30Hz程度)、メルケル盤の反応周波数が2〜8Hz程度(ピーク周波数f2が5Hz程度)、パチニ小体の反応周波数が200〜300Hz程度(ピーク周波数f3が240Hz程度)であることを考慮したものである。目標周波数f*は、例えば、ピーク周波数f1〜f3のうちの何れかの周波数(特定の周波数)を用いることができる。
文献A:渡辺亮,大原淳,國安裕生,佐藤未知,福嶋政期,梶本裕之,「指先における振動刺激提示部位への温度感覚の誘導 −温度誘導効果の振動周波数依存性−」,第12回システムインテグレーション部門講演会(SI2011),2011年12月23日〜25日,京都,p.0681−0684
流量調整バルブ30の制御は、制御装置50により、洗浄強さ調節スイッチ16cからの操作信号に基づいて洗浄水(高温水)の目標流量Fwhi*が設定され、切替バルブ36に供給される洗浄水(高温水)の流量が目標流量Fwhi*となるように流量調整バルブ30の開度が調節されることにより行なわれる。流量調整バルブ32の制御は、制御装置50により、洗浄強さ調節スイッチ16cからの操作信号に基づいて洗浄水(低温水)の目標流量Fwlo*が設定され、切替バルブ38に供給される洗浄水(低温水)の流量が目標流量Fwlo*となるように流量調整バルブ32の開度が調節されることにより行なわれる。ここで、目標流量Fwhi*,Fwlo*は、例えば、洗浄強さ調節スイッチ16cからの操作信号に基づく洗浄ノズルから噴射すべきトータル目標流量Fwsum*に係数k1,k2(k1+k2=1)を乗じて設定することができる。係数k1,k2は、適宜設定することができる。
流量調整バルブ34の制御は、制御装置50により、温度センサ21tからの洗浄水の温度Twnoと温度センサ26tからの洗浄水の温度Twhtとに基づいて第2流路21bにおける点P3よりも下流側の洗浄水(低温水)の温度が目標温度Twlo*となるように流量調整バルブ34の開度が調節されることにより行なわれる。ここで、目標温度Twlo*は、使用者の局部(皮膚)への到達時の洗浄水の温度が30℃〜33℃程度になるように定められる。
本実施形態では、洗浄ノズルの先端部の上面の中央(内周側)から低温水(局部への到達時に30℃〜33℃程度となる洗浄水)を噴射し、その周辺(外周側)から高温水(局部への到達時に34℃〜40℃程度となる洗浄水)を噴射することにより、Thermal Referralを誘起させやすい。ここで、“Thermal Referral”は、周辺に温刺激を付与し、中央に皮膚温と同程度の温度(熱いとも冷たいとも知覚しない温度)でも触刺激を付与すると、中央も温かいと知覚する錯覚現象である。また、低温水の温度を、局部への到達時に33℃程度以下(TRPM8領域内の温度)になるようにすることにより、Thermal Grill illusionを誘起させやすい。ここで、“TRPM8”は、25℃〜28℃程度以下で特に活性化する冷刺激受容器であり、“Thermal Grill illusion”は、近距離で温刺激と冷刺激とを同時に付与すると、温刺激の温度よりも高い温度と知覚する錯覚現象である。そして、洗浄ノズルから噴射する低温水を脈動させることにより、Thermal ReferralおよびThermal Grill illusionによって、洗浄水の温度を実際の温度よりも高く感じさせることができ、使用者に与える洗浄感を向上させることができる。しかも、洗浄ノズルから噴射する低温水の脈動周波数を人体機械受容器の反応周波数範囲内の周波数とすることにより、人体機械受容器を刺激して、使用者に与える洗浄感をより向上させることができる。
以上説明した実施形態の洗浄便座装置10では、温水洗浄(おしり洗浄またはビデ洗浄)が指示されると、洗浄ノズル(おしり洗浄ノズル40またはビデ洗浄ノズル44)から洗浄水として高温水および低温水を同時に噴射し、低温水については脈動させる。これにより、Thermal ReferralおよびThermal Grill illusionによって、洗浄水の温度を実際の温度よりも高く感じさせることができ、使用者に与える洗浄感を向上させることができる。しかも、洗浄ノズルから噴射する低温水の脈動周波数を人体機械受容器の反応周波数範囲内の周波数とする。これにより、人体機械受容器を刺激して、使用者に与える洗浄感をより向上させることができる。
本実施形態では、おしり洗浄ノズル40およびビデ洗浄ノズル44の先端部の上面には、円状の低温水用噴射口41,45が形成されると共に低温水用噴射口41,45を包囲するように環状の高温水用噴射口42,46が形成されるものとした。しかし、高温水用噴射口42,46が低温水用噴射口41,45の周辺に形成されるものであればよい。例えば、図5に示すように、おしり洗浄ノズル40Aおよびビデ洗浄ノズル44Aの先端部の先端部の上面には、矩形状の低温水用噴射口41A,45Aが形成されると共にその両側に矩形状の高温水用噴射口42A,46Aが低温水用噴射口41A,45Aと平行に延びるように形成されるものとしてもよい。この場合でも、Thermal Referralを誘起させやすい。
本実施形態では、おしり洗浄ノズル40およびビデ洗浄ノズル44の先端部の上面には、高温水用噴射口42,46が低温水用噴射口41,45の周辺に形成されるものとした。しかし、図6に示すように、おしり洗浄ノズル40Bおよびビデ洗浄ノズル44Bの先端部の上面には、矩形状の低温水用噴射口41B,45Bと矩形状の高温水用噴射口42B,46Bとが互いに平行に延びるように並んで形成されるものとしてもよい。この場合でも、Thermal Referralを誘起可能である。
本実施形態では、洗浄ノズル(おしり洗浄ノズル40またはビデ洗浄ノズル44)から噴射する低温水の温度を、局部への到達時に33℃程度以下(TRPM8領域内の温度)になるようにするものとしたが、高温水よりも低温であれば、局部への到達時にTRPM8領域よりも若干高い温度となるようにするものとしてもよい。
本実施形態では、洗浄ノズル(おしり洗浄ノズル40またはビデ洗浄ノズル44)から噴射する低温水の脈動周波数を、人体機械受容器の反応周波数範囲内の周波数としたが、人体機械受容器の反応周波数範囲外の周波数としてもよい。
本実施形態では、便座装置本体20は、洗浄水流路21と止水電磁弁22と洗浄ユニット24とを備えるものとした。しかし、図7の便座装置本体120に示すように、洗浄水流路121と止水電磁弁22と洗浄ユニット124とを備えるものとしてもよい。便座装置本体120は、便座装置本体20から洗浄水流路21の第3流路21cおよび流量調整バルブ34を除くと共に熱交換ユニット126を加えたものに相当する。熱交換ユニット126は、第2流路21bにおける脈動ポンプ28よりも上流側に設けられると共に第2流路21bを流れる洗浄水を温水にする温水ヒータ127を有すると共に定格消費電力が200W程度のいわゆる貯湯式の熱交換器として構成されている。この熱交換ユニット126には、温度センサ126tが取り付けられている。熱交換ユニット126の制御は、制御装置50により、温度センサ126tからの熱交換ユニット126内の洗浄水の温度Twloが上述の目標温度Twlo*となるように温水ヒータ127がデューティ駆動される(温水ヒータ127に直列に接続された図示しないヒータスイッチがスイッチング制御される)ことにより行なわれる。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、おしり洗浄ノズル40やビデ洗浄ノズル44が「洗浄ノズル」に相当し、脈動ポンプ28が「脈動装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、洗浄便座装置の製造産業などに利用可能である。
1 便器、2 給水管、10 洗浄便座装置、12 便座、14 便蓋、16 操作パネル、16a おしり洗浄スイッチ、16b ビデ洗浄スイッチ、16c 洗浄強さ調節スイッチ、16d 温水温度調節スイッチ、16e 停止スイッチ、17 着座センサ、20,120 便座装置本体、21,121 洗浄水流路、21a 第1流路、21b 第2流路、21c 第3流路、21t 温度センサ、22 止水電磁弁、24,124 洗浄ユニット、26,126 熱交換ユニット、26t,126t 温度センサ、27,127 温水ヒータ、28 脈動ポンプ、30,32,34 流量調整バルブ、36,38 切替バルブ、40,40A,40B おしり洗浄ノズル、41,41A,41B,45,45A,45B 低温水用噴射口、42,42A,42B,46,46A,46B 高温水用噴射口、44,44A,44B ビデ洗浄ノズル、50 制御装置、52 CPU、54 ROM、56 RAM。

Claims (4)

  1. 使用者の局部に洗浄水として互いに温度の異なる高温水および低温水を高温水用噴射口および低温水用噴射口から同時に噴射する洗浄ノズルと、
    前記洗浄ノズルに供給する前記低温水を脈動させる脈動装置と、
    洗浄水を加温する熱交換装置と、
    給水管と前記高温水用噴射口とに接続されると共に前記熱交換装置が配置された第1流路と、前記第1流路における前記熱交換装置よりも上流側から分岐して前記低温水用噴射口に接続されると共に前記脈動装置が配置された第2流路と、前記第1流路における前記熱交換装置よりも下流側から分岐して前記第2流路における前記脈動装置よりも上流側に合流する第3流路と、を有する洗浄水流路と、
    を備える洗浄便座装置。
  2. 請求項1記載の洗浄便座装置であって、
    前記脈動装置は、人体機械受容器の反応周波数範囲内の周波数で前記低温水を脈動させる、
    洗浄便座装置。
  3. 請求項1または2記載の洗浄便座装置であって、
    前記高温水用噴射口は、前記低温水用噴射口の周辺に形成される、
    洗浄便座装置。
  4. 請求項1または2記載の洗浄便座装置であって、
    前記低温水用噴射口および前記高温水用噴射口は、並んで形成される、
    洗浄便座装置。
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