本発明の実施形態はSRSに対してビームフォーミングを実装するための情報伝送方法およびデバイスを提供する。
前述の目的を達成するべく、本発明の実施形態は、以下の技術的解決法を使用する。
第1態様によれば、本発明の実施形態は、情報伝送方法を提供し、当該方法は、基地局が、UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定する段階であって、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、段階と、基地局が、第1指示情報をUEへ送信する段階であって、第1指示情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され、ビームはアップリンク送信ビーム、または、ダウンリンク受信ビーム、または、ダウンリンク送信ビーム、または、アップリンク受信ビームである、段階とを備える。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、基地局は、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定し、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
第1態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、ビームは、ポート、プリコーディングマトリックス、および空間特性パラメータのうち少なくとも1つを使用することによって識別され得る、または、ビームは空間フィルタ(spatial filtering)であり得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースとビームとの間の対応関係は、以下の異なる方式で示され得る。
方式1:第1指示情報が、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号とを含み得る。
方式2:第1指示情報が、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号とを含み得る。
方式3:第1指示情報が、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号とを含み得て、ビームグループは、少なくとも1つのビームを含む(異なるリソースサブグループは、同一のビームグループに対応し得る)。
方式4:第1指示情報が、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号とを含み得る(異なるリソースサブグループの識別子は同一のビームグループの番号に対応し得る)。
方式5:第1指示情報は、ビームグループにおける各ビームの番号を含み得る。
方式6:第1指示情報は、ビームグループの番号を含み得る。
方式7:第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲とを含み得る。
方式8:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号とを含み得る。
方式9:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号とを含み得て、ビームグループは少なくとも1つのビームを含む(異なる第1リソースは同一のビームグループに対応し得る)。
方式10:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームグループの番号とを含み得る(異なる第1リソースの識別子は、同一のビームグループの番号に対応し得る)。
方式11:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの任意選択範囲とを含み得る。
方式1において、基地局は、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、UEが異なる送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要があることを示す。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、基地局は、同一の受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
方式2から方式6において、基地局は、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEが同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要があることを示す。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
方式2において、ビームがダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームである場合、ユーザ機器は、各サブリソース上で、ダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームと対になったアップリンク送信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
任意選択で、第1指示情報は設定情報であり得る。設定情報は上位層シグナリングにおいて搬送され得る。
代替的に、第1指示情報は設定情報または設定指示であり得る。設定情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され(設定情報は複数の設定を含み得る)、設定情報は、上位層シグナリングにおいて搬送され得る。設定指示は、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するとき、複数の設定のうちどの設定が使用されるかを示すために使用され、設定指示は、ダウンリンク制御インジケータ(Downlink Control Indicator、DCI)において搬送され得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が第1指示情報をUEへ送信する前に、情報伝送方法は更に、基地局が、ビームとビームの番号との間の対応関係を示すために使用される設定情報をUEへ送信する段階であって、ビームの番号は基地局によって選択されるビームのシーケンス番号であり得る、段階を備え得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が第1指示情報をUEへ送信する前に、情報伝送方法は更に、基地局が、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報をUEへ送信する段階を備え得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局がUEの能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能にするべく、基地局が少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定する前に、情報伝送方法は更に、基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信する段階であって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、段階を備え得て、これに対応して、基地局が少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定することは、具体的には、基地局が能力指示情報に基づいて少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定することを含み得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第1態様および前述の可能な実装に関連して、ビームはまた、空間フィルタ、プリコーディングまたは空間加重であり得る。
第2態様によれば、本発明の実施形態は情報伝送方法を提供し、当該方法は、基地局が、少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定する段階であって、第1リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される、段階と、基地局が、第1指示情報をUEへ送信する段階であって、第1指示情報は第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係は、疑似コロケーションQCL関係が目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間に存在すること、目標チャネルおよび/または信号が、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号と同一のビームを使用することによって送信されること、ならびに、目標チャネルおよび/または信号が、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号と同一の空間フィルタを使用することによって送信されることのうち少なくとも1つを含み得る、段階とを備える。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、基地局は、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定し、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソース、第1指示情報および第2リソースに基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定でき、または、その結果、UEは、第1指示情報および第2リソースに基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定でき、または、その結果、UEは、第2リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を受信するために基地局によって使用されるビームを決定でき、それにより、目標チャネルおよび/または信号を受信するために基地局によって使用されるビームに基づいて、UEによって目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを更に決定する。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
第2態様に関連して、可能な実装において、ビームはまた、空間フィルタ、プリコーディングまたは空間加重であり得る。
第2態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するためにUEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る、または、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。第2リソースは、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号、主同期信号、副同期信号、同期信号ブロック、物理ブロードキャストチャネルの復調参照信号、CSI−RS、トラッキング参照信号(Tracking reference signal、TRS)、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT−RS)、物理ダウンリンク制御チャネルの復調参照信号、および、物理ダウンリンク共有チャネルの復調参照信号のうち少なくとも1つのチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるリソースであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク制御チャネルは、制御リソースセット(CORESET、control resource set)であり得る、または、ランダムアクセス応答またはシステム情報の制御情報を搬送する物理ダウンリンク制御チャネルであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク共有チャネルは、システム情報を搬送する物理ダウンリンク共有チャネルであり得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
基地局は、第1指示情報を使用して、リソースサブグループにおける第1リソースが、異なる第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、UEは、異なる送信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、基地局は、同一の受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子とを含み得る、または、第1指示情報は具体的には、疑似コロケーション(Quasi Co−Location、QCL)関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含む。任意選択で、第1指示情報が各第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含むとき、第1指示情報は、1または複数の第2リソースの識別子を含み得て、第2リソースの識別子の数は、第1リソースの数と同一であり、第1指示情報によって示される第1リソースと、第2リソースの各々との間の対応関係は、事前定義され得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
基地局は、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループに対応する第2リソースの識別子を含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースグループとの間の対応関係を含み得て、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。基地局は、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は、第2リソースグループの識別子を含み得る。任意選択で、第1指示情報が第2リソースグループの識別子を含むとき、第2リソースグループにおける第2リソースの数は、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループの数と同一であり、かつ、第1指示情報において示されるような、第2リソースグループにおける第2リソースと、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループとの間の対応関係は事前定義される。基地局は、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係において、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースグループは1または複数の第2リソースを含む。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、QCL関係が存在するということは、同一のアンテナポートパラメータを有することを意味する。
代替的に、QCL関係が存在するということは、アンテナポートに対応する参照信号に同一のパラメータが存在することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、ユーザ機器が、あるアンテナポートのパラメータに基づいて、当該アンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートのパラメータを決定し得ることを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートが同一のパラメータを有することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートのパラメータの間の差が閾値未満であることを意味する。パラメータは、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、平均利得、到着角度(Angle of arrival、AOA)、平均AOA、AOAスプレッド、発射角度(Angle of Departure、AOD)、平均発射角度AOD、AODスプレッド、受信アンテナ空間相関パラメータ、送信アンテナ空間相関パラメータ、送信ビーム、受信ビーム、リソース識別子、送信側電力方位角スペクトル(PAS、Power Azimuth Spectrum)、受信側PASおよびPASのうち少なくとも1つであり得る。ビームは、プリコーディング、加重シーケンス番号、ビームシーケンス番号および空間フィルタのうち少なくとも1つを含む。方位角は、異なる次元の分解値、または、異なる次元の分解値の組み合わせであり得る。アンテナポートは、異なるアンテナポート番号を有するアンテナポート、および/または、同一のアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポート、および/または、異なるアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポートである。リソース識別子は、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI−RS)のリソース識別子、または、リソース上のビームを示すために使用されるSRSのリソース識別子、または、同期信号もしくは同期信号ブロックのリソース識別子、または、PRACH上で送信されるプリアンブルシーケンスのリソース識別子、または、リソース上のビームを示すために使用されるDMRSのリソース識別子を含む。例えば、ダウンリンク信号のためのポートと、ダウンリンク信号のための別のポートとの間、または、アップリンク信号のためのポートと、アップリンク信号のための別のポートとの間の空間QCL関係は、2つの信号が同一のAOAまたはAODを有し得ることであり得て、2つの信号が同一の受信ビームまたは送信ビームを有することを示すために使用される。別の例として、ダウンリンク信号とアップリンク信号との間、または、アップリンク信号のためのポートと、ダウンリンク信号のためのポートとの間のQCL関係は、2つの信号のうち一方の信号のAOAと、他方の信号とのAODとの間に対応関係が存在すること、または、2つの信号のうち一方の信号のAODと、他方の信号のAOAとの間に対応関係が存在することであり得る。言い換えれば、ビーム対応関係を使用することによって、アップリンク送信ビームは、ダウンリンク受信ビームに基づいて決定され得る、または、ダウンリンク受信ビームは、アップリンク送信ビームに基づいて決定され得る。
QCL関係を有するポート上で送信された信号はまた、対応するビームを有するものとして理解され得て、対応するビームは、同一の受信ビーム、同一の送信ビーム、受信ビームに対応する送信ビーム(レシプロシティシナリオに対応する)、送信ビームに対応する受信ビーム(レシプロシティシナリオに対応する)のうち少なくとも1つを含む。
QCL関係を有するポート上で送信される信号はまた、同一の空間フィルタ(spatial filter)を使用することによって受信または送信された信号として理解され得る。空間フィルタは、プリコーディング、アンテナポートの加重、アンテナポートの位相偏向、および、アンテナポートの振幅利得のうち少なくとも1つであり得る。
QCL関係を有するポート上で送信される信号はまた、対応するビーム対リンク(BPL、beam pair link)を有するものとして理解され得て、対応するBPLは、同一のダウンリンクBPL、同一のアップリンクBPL、ダウンリンクBPLに対応するアップリンクBPL、および、アップリンクBPLに対応するダウンリンクBPLのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、QCL関係は、技術的本質を変更することなく別の名前を有し得て、例えば、空間QCL関係またはレシプロシティQCL関係とも称され得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は設定情報であり得る。設定情報は、上位層シグナリングにおいて搬送され得る。
代替的に、第1指示情報は設定情報または設定指示であり得る。設定情報は、第1リソースと、ビームまたは第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され(設定情報は複数の設定を同時に含み得る)、設定情報は上位層シグナリングにおいて搬送され得る。設定指示は、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するとき、複数の設定のうちどの設定が使用されるかを示すために使用され、設定指示は、DCIにおいて搬送され得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報を搬送するチャネルが位置する時間単位と、第2リソースとの間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第3設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは正の値、負の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースと第2リソースとの間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第3設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは正の値、負の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースと、第1指示情報を搬送するチャネルが位置する時間単位との間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第4設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは、正の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースと第1リソースとの間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第3設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは正の値、負の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が第1指示情報をUEへ送信する前に、情報伝送方法は更に、基地局が、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報をUEへ送信する段階を備え得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局がUEの能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能にするべく、基地局が少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定する前に、情報伝送方法は更に、基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信する段階であって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、段階を備え得て、これに対応して、基地局が少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定することは、具体的には、基地局が能力指示情報に基づいて少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定することを含み得る。
第2態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第3態様によれば、本発明の実施形態は情報伝送方法を提供し、当該方法は、UEが、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得する段階であって、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、段階と、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する段階であって、第1指示情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され、ビームはアップリンク送信ビーム、または、ダウンリンク受信ビーム、または、ダウンリンク送信ビーム、または、アップリンク受信ビームである、段階とを備える。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、UEは、UEのために基地局によって設定された、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースを取得し、基地局によって送信された、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報を受信する。従って、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定でき、第1リソース上、および、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信できる。目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信し、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
第3態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信した後に、情報伝送方法は更に、UEが第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号、すなわち、アップリンク送信ビームを送信するために必要なビームを決定する段階と、第1リソース上およびアップリンク送信ビーム上で目標チャネルおよび/または信号を送信する段階とを備え得る。
ビームがアップリンク送信ビームであるとき、UEは、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、アップリンク送信ビームを直接決定し得る。ビームがダウンリンク受信ビームであるとき、UEはまず、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、ダウンリンク受信ビームを決定してから、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク受信ビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る(アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係は、アップリンクおよびダウンリンクチャネルのレシプロシティから取得され得る)。または、ビームがダウンリンク送信ビームであるとき、UEはまず、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、ダウンリンク送信ビームを決定してから、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク送信ビームに基づいてダウンリンク受信ビームを決定し、最後に、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク受信ビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号を含み得て、これに対応して、UEが第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定することは、具体的には、UEが、第1リソースの識別子に対応するビームの番号を決定してから、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定することであり得る。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号を含み得て、これに対応して、UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定することは、具体的には、UEが、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号を決定してから、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定することであり得る。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を含み得て、ビームグループは少なくとも1つのビームを含み、これに対応して、UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定することは、具体的には、UEが、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を決定してから、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定することであり得る。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号を含み得て、これに対応して、UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定することは、具体的には、UEが、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号を決定してから、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定することであり得る。
または、第1指示情報は、ビームグループにおける各ビームの番号を含み得る、または、第1指示情報は、ビームグループの番号を含み得て、これに対応して、UEが第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定することは、具体的には、UEが、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定することであり得て、第1リソースが属するリソースサブグループはビームに対応する。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲を含み得て、これに対応して、UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定することは、具体的には、UEが、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲を決定してから、ビームの任意選択範囲に基づいてアップリンク送信ビームを決定することであり得る。
または、第1指示情報は各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号を含み得る。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を含み得て、ビームグループは少なくとも1つのビームを含む。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームグループの番号を含み得る。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの任意選択範囲を含み得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する前に、情報伝送方法は、基地局によって送信された、ビームとビームの番号との間の対応関係を示すために使用される設定情報をUEが受信する段階を更に備え得る。これに対応して、UEが第1指示情報に基づいてビームの番号を決定するとき、UEは、設定情報に基づいて、番号に対応するビームを決定し得て、ビームの番号は、基地局によって選択されたビームのシーケンス番号であり得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する前に、情報伝送方法は更に、UEが、基地局によって送信された、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報を受信し、第2指示情報に基づいてリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割する段階を備え得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局がUEの能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能するべく、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースをUEが取得する前に、情報伝送方法は更に、UEが、能力指示情報を基地局へ送信する段階であって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、段階を備え得る。
第3態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプはビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含む。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第4態様によれば、本発明の実施形態は、情報伝送方法を提供し、当該方法は、UEが、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得する段階であって、第1リソースは目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、段階と、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する段階であって、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係は、疑似コロケーションQCL関係が目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間に存在すること、目標チャネルおよび/または信号が、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号と同一のビームを使用することによって送信されること、ならびに、目標チャネルおよび/または信号が、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号と同一の空間フィルタを使用することによって送信されることのうち少なくとも1つを含み得る、段階とを備える。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、UEは、UEのために基地局によって設定された、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースを取得し、基地局によって送信された、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報を受信する。従って、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる、または、第1指示情報および第2リソースに基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定でき、第1リソース上で、ならびに、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信できる。目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信し、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
第4態様に関連して、可能な実装において、ビームはまた、空間フィルタ、プリコーディングまたは空間加重であり得る。
第4態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信した後に、情報伝送方法は更に、UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて第2リソースを決定し、第2リソースに対応するビームに基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビーム、すなわちアップリンク送信ビームを決定し、UEが、第1リソース上およびアップリンク送信ビーム上で目標チャネルおよび/または信号を送信する段階を備え得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するためにUEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る、または、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第2リソースは、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号、主同期信号、副同期信号、同期信号ブロック、物理ブロードキャストチャネルの復調参照信号、CSI−RS、トラッキング参照信号(Tracking reference signal、TRS)、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT−RS)、物理ダウンリンク制御チャネルの復調参照信号、および、物理ダウンリンク共有チャネルの復調参照信号のうち少なくとも1つのチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるリソースであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク制御チャネルは、制御リソースセット(CORESET、control resource set)であり得る、または、ランダムアクセス応答またはシステム情報の制御情報を搬送する物理ダウンリンク制御チャネルであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク共有チャネルは、システム情報を搬送する物理ダウンリンク共有チャネルであり得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子とを含み得る、または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含む。任意選択で、第1指示情報が各第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含むとき、第1指示情報は、1または複数の第2リソースの識別子を含み得て、第2リソースの識別子の数は、第1リソースの数と同一であり、第1指示情報によって示される第1リソースと、第2リソースの各々との間の対応関係は、事前定義され得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループに対応する第2リソースの識別子を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースグループとの間の対応関係を含み得て、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は、第2リソースグループの識別子を含み得る。任意選択で、第1指示情報が第2リソースグループの識別子を含むとき、第2リソースグループにおける第2リソースの数は、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループの数と同一であり、かつ、第1指示情報において示されるような、第2リソースグループにおける第2リソースと、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループとの間の対応関係は事前定義される。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係において、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースグループは1または複数の第2リソースを含む。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、QCL関係が存在するということは、同一のアンテナポートパラメータを有することを意味する。
代替的に、QCL関係が存在するということは、アンテナポートに対応する参照信号に同一のパラメータが存在することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、ユーザ機器が、あるアンテナポートのパラメータに基づいて、当該アンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートのパラメータを決定し得ることを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートが同一のパラメータを有することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートのパラメータの間の差が閾値未満であることを意味する。パラメータは、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、平均利得、到着角度(Angle of arrival、AOA)、平均AOA、AOAスプレッド、発射角度(Angle of Departure、AOD)、平均発射角度AOD、AODスプレッド、受信アンテナ空間相関パラメータ、送信アンテナ空間相関パラメータ、送信ビーム、受信ビーム、リソース識別子、送信側電力方位角スペクトル(PAS、Power Azimuth Spectrum)、受信側PASおよびPASのうち少なくとも1つであり得る。ビームは、プリコーディング、加重シーケンス番号、ビームシーケンス番号および空間フィルタのうち少なくとも1つを含む。方位角は、異なる次元の分解値、または、異なる次元の分解値の組み合わせであり得る。アンテナポートは、異なるアンテナポート番号を有するアンテナポート、および/または、同一のアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポート、および/または、異なるアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポートである。リソース識別子は、CSI−RSのリソース識別子、または、リソース上のビームを示すために使用されるSRSのリソース識別子、または、同期信号もしくは同期信号ブロックのリソース識別子、または、PRACH上で送信されるプリアンブルシーケンスのリソース識別子、または、リソース上のビームを示すために使用されるDMRSのリソース識別子を含む。例えば、ダウンリンク信号のためのポートと、ダウンリンク信号のための別のポートとの間、または、アップリンク信号のためのポートと、アップリンク信号のための別のポートとの間の空間QCL関係は、2つの信号が同一のAOAまたはAODを有し得ることであり得て、2つの信号が同一の受信ビームまたは送信ビームを有することを示すために使用される。別の例として、ダウンリンク信号とアップリンク信号との間、または、アップリンク信号のためのポートと、ダウンリンク信号のためのポートとの間のQCL関係は、2つの信号のうち一方の信号のAOAと、他方の信号とのAODとの間に対応関係が存在すること、または、2つの信号のうち一方の信号のAODと、他方の信号のAOAとの間に対応関係が存在することであり得る。言い換えれば、ビーム対応関係を使用することによって、アップリンク送信ビームは、ダウンリンク受信ビームに基づいて決定され得る、または、ダウンリンク受信ビームは、アップリンク送信ビームに基づいて決定され得る。
空間QCL関係を有するポート上で送信された信号はまた、対応するビームを有するものとして理解され得て、対応するビームは、同一の受信ビーム、同一の送信ビーム、受信ビームに対応する送信ビーム(レシプロシティシナリオに対応する)、および、送信ビームに対応する受信ビーム(レシプロシティシナリオに対応する)のうち少なくとも1つを含む。
空間QCL関係を有するポート上で送信される信号はまた、同一の空間フィルタ(spatial filter)を使用することによって受信または送信された信号として理解され得る。空間フィルタは、プリコーディング、アンテナポートの加重、アンテナポートの位相偏向、および、アンテナポートの振幅利得のうち少なくとも1つであり得る。
空間QCL関係を有するポート上で送信される信号はまた、対応するビーム対リンク(BPL、beam pair link)を有するものとして理解され得て、対応するBPLは、同一のダウンリンクBPL、同一のアップリンクBPL、ダウンリンクBPLに対応するアップリンクBPL、および、アップリンクBPLに対応するダウンリンクBPLのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、QCL関係は、技術的本質を変更することなく別の名前を有し得て、例えば、空間QCL関係またはレシプロシティQCL関係とも称され得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する前に、情報伝送方法は更に、UEが、基地局によって送信された、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報を受信し、第2指示情報に基づいてリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割する段階を備え得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局がUEの能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能するべく、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースをUEが取得する前に、情報伝送方法は更に、UEが、能力指示情報を基地局へ送信する段階であって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、段階を備え得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報を搬送するチャネルが位置する時間単位と、第2リソースとの間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第3設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは正の値、負の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースと第2リソースとの間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第3設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは正の値、負の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースと、第1指示情報を搬送するチャネルが位置する時間単位との間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第4設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは、正の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第4態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースと第1リソースとの間の時間オフセットは事前定義される、または、基地局の第3設定情報に基づいて決定される。任意選択で、時間オフセットは正の値、負の値または0であり得る。時間単位は、タイムスロット、サブフレーム、シンボルまたはミニタイムスロットであり得る。
第5態様によれば、本発明の実施形態は、基地局を提供し、当該基地局は、UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定するよう構成される設定ユニットであって、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、設定ユニットと、第1指示情報をUEへ送信するよう構成される送信ユニットであって、第1指示情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され、ビームは、アップリンク送信ビーム、または、ダウンリンク受信ビーム、または、ダウンリンク送信ビーム、または、アップリンク受信ビームである、送信ユニットとを備える。
第5態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースとビームとの間の対応関係は、以下の異なる方式で示され得る。
方式1:第1指示情報が、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号とを含み得る。
方式2:第1指示情報が、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号とを含み得る。
方式3:第1指示情報が、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号とを含み得て、ビームグループは、少なくとも1つのビームを含む(異なるリソースサブグループは、同一のビームグループに対応し得る)。
方式4:第1指示情報が、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号とを含み得る(異なるリソースサブグループの識別子は同一のビームグループの番号に対応し得る)。
方式5:第1指示情報は、ビームグループにおける各ビームの番号を含み得る。
方式6:第1指示情報は、ビームグループの番号を含み得る。
方式7:第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲とを含み得る。
方式8:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号とを含み得る。
方式9:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号とを含み得て、ビームグループは少なくとも1つのビームを含む(異なる第1リソースは同一のビームグループに対応し得る)。
方式10:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームグループの番号とを含み得る(異なる第1リソースの識別子は、同一のビームグループの番号に対応し得る)。
方式11:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの任意選択範囲とを含み得る。
方式1において、送信ユニットは、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、UEが異なる送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要があることを示す。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、基地局は、同一の受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
方式2から方式6において、送信ユニットは、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEが同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要があることを示す。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
方式2において、ビームがダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームである場合、ユーザ機器は、各サブリソース上で、ダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームと対になったアップリンク送信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
任意選択で、第1指示情報は設定情報であり得る。設定情報は、上位層シグナリングにおいて搬送され得る。
代替的に、第1指示情報は設定情報または設定指示であり得る。設定情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され(設定情報は複数の設定を同時に含み得る)、設定情報は、上位層シグナリングにおいて搬送され得る。設定指示は、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するとき、複数の設定のうちどの設定が使用されるかを示すために使用され、設定指示は、DCIにおいて搬送され得る。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、送信ユニットは更に、ビームとビームの番号との間の対応関係を示すために使用される設定情報をUEへ送信するよう構成され、ビームの番号は、基地局によって選択されるビームのシーケンス番号であり得る。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、送信ユニットは更に、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報をUEへ送信するよう構成される。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が、UEの能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能にするべく、基地局は更に、UEによって送信された能力指示情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、受信ユニットを備え得て、これに対応して、設定ユニットは具体的には、受信ユニットによって受信された能力指示情報に基づいて、UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定するよう構成される。
第5態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第6態様によれば、本発明の実施形態は基地局を提供し、当該基地局は、UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定するよう構成される設定ユニットであって、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、設定ユニットと、第1指示情報をUEへ送信するよう構成される送信ユニットであって、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される、送信ユニットとを備える。
第6態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するためにUEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る、または、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
送信ユニットは、第1指示情報を使用して、リソースサブグループにおける第1リソースが異なる第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、UEは、異なる送信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、基地局は、同一の受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
送信ユニットは、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る、または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースグループとの間の対応関係を含み得て、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。送信ユニットは、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は、第2リソースグループの識別子を含み得る。送信ユニットは、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係において、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、QCL関係が存在するということは、同一のアンテナポートパラメータを有することを意味する。
代替的に、QCL関係が存在するということは、アンテナポートに対応する参照信号に同一のパラメータが存在することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、ユーザ機器が、あるアンテナポートのパラメータに基づいて、当該アンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートのパラメータを決定し得ることを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートが同一のパラメータを有することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートのパラメータの間の差が閾値未満であることを意味する。パラメータは、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、平均利得、AOA、平均AOA、AOAスプレッド、AOD、平均発射角度AOD、AODスプレッド、受信アンテナ空間相関パラメータ、送信ビーム、受信ビームおよびリソース識別子のうち少なくとも1つであり得る。ビームは、プリコーディング、加重シーケンス番号およびビームシーケンス番号のうち少なくとも1つを含む。方位角は、異なる次元の分解値、または、異なる次元の分解値の組み合わせであり得る。アンテナポートは、異なるアンテナポート番号を有するアンテナポート、および/または、同一のアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポート、および/または、異なるアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポートである。リソース識別子は、CSI−RSのリソース識別子、または、SRSのリソース識別子を含む。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は設定情報であり得る。設定情報は、上位層シグナリングにおいて搬送され得る。
代替的に、第1指示情報は設定情報または設定指示であり得る。設定情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され(設定情報は複数の設定を同時に含み得る)、設定情報は、上位層シグナリングにおいて搬送され得る。設定指示は、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するとき、複数の設定のうちどの設定が使用されるかを示すために使用され、設定指示は、DCIにおいて搬送され得る。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、送信ユニットは更に、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報をUEへ送信するよう構成される。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が、UEの能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能にするべく、基地局は更に、UEによって送信された能力指示情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、受信ユニットを備え得て、これに対応して、設定ユニットは具体的には、受信ユニットによって受信された能力指示情報に基づいて、UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定するよう構成される。
第6態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第7態様によれば、本発明の実施形態は、UEを提供し、UEは、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得するよう構成される取得ユニットであって、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、取得ユニットと、基地局によって送信された第1指示情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、第1指示情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用され、ビームは、アップリンク送信ビーム、または、ダウンリンク受信ビーム、または、ダウンリンク送信ビーム、または、アップリンク受信ビームである、受信ユニットとを備える。
第7態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEは更に、取得ユニットによって取得された第1リソース、および、受信ユニットによって受信された第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビーム、すなわちアップリンク送信ビームを決定するよう構成される決定ユニットと、第1リソース上、および、決定ユニットによって決定されたアップリンク送信ビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信するよう構成される送信ユニットとを備え得る。
ビームがアップリンク送信ビームであるとき、決定ユニットは、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、アップリンク送信ビームを直接決定し得る。ビームがダウンリンク受信ビームであるとき、決定ユニットはまず、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、ダウンリンク受信ビームを決定してから、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク受信ビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る(アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係は、アップリンクおよびダウンリンクチャネルのレシプロシティから取得され得る)。または、ビームがダウンリンク送信ビームであるとき、決定ユニットはまず、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、ダウンリンク送信ビームを決定してから、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク送信ビームに基づいてダウンリンク受信ビームを決定し、最後に、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク受信ビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号を含み得て、これに対応して、決定ユニットは具体的には、第1リソースの識別子に対応するビームの番号を決定してから、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定するよう構成される。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号を含み得て、これに対応して、決定ユニットは具体的には、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号を決定してから、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定するよう構成される。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を含み得て、ビームグループは、少なくとも1つのビームを含み、これに対応して、決定ユニットは具体的には、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を決定してから、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定するよう構成される。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号を含み得て、これに対応して、決定ユニットは具体的には、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号を決定してから、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定するよう構成される。
または、第1指示情報は、ビームグループにおける各ビームの番号を含み得る、または、第1指示情報は、ビームグループの番号を含み得て、これに対応して、決定ユニットは具体的には、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定するよう構成され、第1リソースが属するリソースサブグループはビームに対応する。
または、第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲を含み得て、これに対応して、決定ユニットは具体的には、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲を決定してから、ビームの任意選択範囲に基づいてアップリンク送信ビームを決定するよう構成される。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号を含み得る。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を含み得て、ビームグループは少なくとも1つのビームを含む。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームグループの番号を含み得る。
または、第1指示情報は、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの任意選択範囲を含み得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、受信ユニットは更に、基地局によって送信された、ビームとビームの番号との間の対応関係を示すために使用される設定情報を受信するよう構成される。これに対応して、決定ユニットが第1指示情報に基づいてビームの番号を決定するとき、決定ユニットは、受信ユニットによって受信された設定情報に基づいて、番号に対応するビームを決定し得て、ビームの番号は、基地局によって選択されるビームのシーケンス番号であり得る。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、受信ユニットは更に、基地局によって送信された、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報を受信し、第2指示情報に基づいてリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するよう構成される。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が、UEの能力に基づいて、UEのためにリソースを設定することを可能にするべく、送信ユニットは更に、能力指示情報を基地局へ送信するよう構成され、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む。
第7態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプはビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含む。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第8態様によれば、本発明の実施形態はUEを提供し、当該UEは、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得するよう構成される取得ユニットであって、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、取得ユニットと、基地局によって送信された第1指示情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される、受信ユニットとを含む。
第8態様に関連して、可能な実装において、少なくとも1つの第1リソースは、リソースグループに含まれ得て、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、UEは更に、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて第2リソースを決定し、第2リソースに対応するビームに基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビーム、すなわち、アップリンク送信ビームを決定するよう構成される決定ユニットと、第1リソース上およびアップリンク送信ビーム上で目標チャネルおよび/または信号を送信するよう構成される送信ユニットとを備え得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第2リソースは、送信ユニットが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するために送信ユニットによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る、または、第2リソースは、送信ユニットが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る、または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースグループとの間の対応関係を含み得て、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は、第2リソースグループの識別子を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係において、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含み得る。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を更に含み得る。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、QCL関係が存在するということは、同一のアンテナポートパラメータを有することを意味する。
代替的に、QCL関係が存在するということは、アンテナポートに対応する参照信号に同一のパラメータが存在することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、ユーザ機器が、あるアンテナポートのパラメータに基づいて、当該アンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートのパラメータを決定し得ることを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートが同一のパラメータを有することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートのパラメータの間の差が閾値未満であることを意味する。パラメータは、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、平均利得、到着角度AOA、平均AOA、AOAスプレッド、発射角度AOD、平均発射角度AOD、AODスプレッド、受信アンテナ空間相関パラメータ、送信ビーム、受信ビーム、およびリソース識別子のうち少なくとも1つであり得る。ビームは、プリコーディング、加重シーケンス番号およびビームシーケンス番号のうち少なくとも1つを含む。方位角は、異なる次元の分解値、または、異なる次元の分解値の組み合わせであり得る。アンテナポートは、異なるアンテナポート番号を有するアンテナポート、および/または、同一のアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポート、および/または、異なるアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポートである。リソース識別子は、CSI−RSのリソース識別子、または、SRSのリソース識別子を含む。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、受信ユニットは更に、基地局によって送信された、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報を受信し、第2指示情報に基づいてリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するよう構成される。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、基地局が、UEの能力に基づいて、UEのためにリソースを設定することを可能にするべく、送信ユニットは更に、能力指示情報を基地局へ送信するよう構成され、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む。
第8態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第9態様によれば、本発明の実施形態は、能力報告方法を提供し、当該方法は、UEが、能力タイプに基づいて能力指示情報を基地局へ送信する段階であって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、段階を備える。
本発明の本実施形態によって提供される能力報告方法において、UEは、能力タイプに基づいて、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数、または、ビームの最大数の量子化値を含む能力指示情報を基地局へ送信し、その結果、基地局は、UEの能力指示情報に基づいて、第1リソースをUEに割り当てることができる。これにより、過剰なリソースをUEに割り当てることにより発生するリソースの無駄、または、不十分な第1リソースをUEに割り当てることにより発生する不完全なビーム探索の問題を回避する。
第9態様に関連して、可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み、ビームはポートまたはプリコーディングである。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第10態様によれば、本発明の実施形態は、能力報告方法を提供し、当該方法は、基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信する段階であって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、段階を備える。
本発明の本実施形態によって提供される能力報告方法において、基地局は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数、または、ビームの最大数の量子化値を含む、UEによって送信された能力指示情報を受信し、それにより、UEの能力指示情報に基づいて、第1リソースをUEに割り当てる。これにより、過剰なリソースをUEに割り当てることにより発生するリソースの無駄、または、不十分な第1リソースをUEに割り当てることにより発生する不完全なビーム探索の問題を回避する。
第10態様に関連して、可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み、ビームはポートまたはプリコーディングである。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第11態様によれば、本発明の実施形態は、UEを提供し、当該UEは、能力タイプに基づいて能力指示情報を基地局へ送信するよう構成される送信ユニットであって、能力指示情報はUEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、送信ユニットを備える。
第11態様に関連して、可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み、ビームはポートまたはプリコーディングである。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第12態様によれば、本発明の実施形態は基地局を提供し、当該基地局は、UEによって送信された能力指示情報を受信するよう構成された受信ユニットであって、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む、受信ユニットを備える。
第12態様に関連して、可能な実装において、能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み、ビームはポートまたはプリコーディングである。能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
第13態様によれば、本発明の実施形態は、リソース指示方法を提供し、当該方法は、基地局が、指示情報をUEへ送信する段階であって、指示情報は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子、または、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む、段階を備える。
本発明の本実施形態によって提供されるリソース指示方法において、基地局は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子を含む指示情報をUEへ送信する、または、基地局は、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、指示情報に基づいて、情報を送信するために必要なビーム、または、ビームの候補セットを決定し、決定されたビームを使用することによって情報を送信し、それにより、ビームフォーミングを実装する。基地局は、いくつかのリソース識別子のみに番号を付け得て、それにより、基地局がビームの番号またはリソースの番号を示すときのシグナリングオーバーヘッドが減少する。
第13態様に関連して、可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第13態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第14態様によれば、本発明の実施形態は、リソース指示方法を提供し、当該方法は、UEが、基地局によって送信された指示情報を受信する段階であって、指示情報は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子、または、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む、段階を備える。
本発明の本実施形態によって提供されるリソース指示方法において、UEは、基地局によって送信された指示情報を受信し、指示情報は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子、または、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含み、その結果、UEは、指示情報に基づいて、情報を送信するために必要なビームまたはビームの候補セットを決定し、決定されたビームを使用することによって情報を送信でき、それにより、ビームフォーミングを実装する。基地局は、いくつかのリソース識別子のみに番号を付け得て、それにより、基地局がビームの番号またはリソースの番号を示すときのシグナリングオーバーヘッドが減少する。
第14態様に関連して、可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第14態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第15態様によれば、本発明の実施形態は基地局を提供し、当該基地局は、指示情報をUEへ送信するよう構成される送信ユニットであって、指示情報は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子、または、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む、送信ユニットを備える。
第15態様に関連して、可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第15態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第16態様によれば、本発明の実施形態はUEを提供し、当該UEは、基地局によって送信された指示情報を受信するよう構成される受信ユニットであって、指示情報は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子、または、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む、受信ユニットを備える。
第16態様に関連して、可能な実装において、ビームはポートであり得る、または、プリコーディングであり得る。
第16態様および前述の可能な実装に関連して、別の可能な実装において、リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
第17態様によれば、本発明の実施形態は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含む基地局を提供し、メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するよう構成され、基地局が動作するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、基地局は、第1態様、および、第1態様の可能な実装のいずれか1つにおける情報伝送方法を実行する、または、第2態様、および、第2態様の可能な実装のいずれか1つにおける情報伝送方法を実行する、または、第10態様、または、第10態様の可能な実装における能力報告方法を実行する、または、第13態様、および、第13態様の可能な実装のいずれか1つにおけるリソース指示伝送方法を実行する。
第18態様によれば、本発明の実施形態は、プロセッサ、メモリおよび送受信機を含むUEを提供し、メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するよう構成され、UEが動作するとき、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、その結果、UEは、第3態様、および、第3態様の可能な実装のいずれか1つにおける情報伝送方法を実行する、または、第4態様、および、第4態様の可能な実装のいずれか1つにおける情報伝送方法を実行する、または、第9態様、または、第9態様の可能な実装の能力報告方法を実行する、または、第14態様、および、第14態様の可能な実装のいずれか1つにおけるリソース指示伝送方法を実行する。
第19態様によれば、本発明の実施形態は、基地局が、ユーザ機器UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定する段階であって、第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、段階と、
基地局が、第1指示情報をUEへ送信する段階であって、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される、段階と、
基地局が、第2アンテナポート上でUEによって送信された第2チャネルおよび/または信号を第2リソース上で受信し、基地局が、第1アンテナポート上でUEによって送信された第1チャネルおよび/または信号を受信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が第1アンテナポートと第2アンテナポートとの間に存在する、または、UEによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、UEによって第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、段階、または、
基地局が、第2リソースおよび第3アンテナポート上で第3チャネルおよび/または信号をUEへ送信し、基地局が、第1アンテナポート上でUEによって送信された第1チャネルおよび/または信号を受信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が第1アンテナポートと第3アンテナポートとの間に存在する、または、UEによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、UEによって第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、段階と
を備える情報伝送方法を提供する。
第20態様によれば、本発明の実施形態は、ユーザ機器UEが、基地局によってUEのために設定される少なくとも1つの第1リソースを取得する段階であって、第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、段階と、
UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する段階であって、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される、段階と、
UEが、第2リソースおよび第2アンテナポート上で第2チャネルおよび/または信号を基地局へ送信し、UEが、第1アンテナポート上で、第1チャネルおよび/または信号を基地局へ送信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が、第1アンテナポートと第2アンテナポートとの間に存在する、または、UEによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、UEによって第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、段階、または、
UEが、第2リソースおよび第3アンテナポート上で基地局によって送信された第3チャネルおよび/または信号を受信し、UEが、第1アンテナポート上で、第1チャネルおよび/または信号を基地局へ送信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が第1アンテナポートと第3アンテナポートとの間に存在する、または、UEによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームが、UEによって第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、段階と
を備える情報伝送方法を提供する。
第21態様によれば、本発明の実施形態は、設定ユニットと、送信ユニットと、受信ユニットとを備える基地局であって、
設定ユニットは、ユーザ機器UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定するよう構成され、第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用され、
送信ユニットは、第1指示情報をUEへ送信するよう構成され、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され、
受信ユニットは、第2アンテナポート上でUEによって送信された第2チャネルおよび/または信号を第2リソース上で受信するよう構成され、受信ユニットは更に、第1アンテナポート上でUEによって送信された第1チャネルおよび/または信号を受信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が第1アンテナポートと第2アンテナポートとの間に存在する、または、UEによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームが、UEによって第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、または、
送信ユニットが、第2リソースおよび第3アンテナポート上で第3チャネルおよび/または信号をUEへ送信するよう構成され、受信ユニットは更に、第1アンテナポート上でUEによって送信された第1チャネルおよび/または信号を受信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が、第1アンテナポートと第3アンテナポートとの間に存在する、または、UEによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームが、UEによって第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、
基地局を提供する。
第22態様によれば、本発明の実施形態は、取得ユニット、受信ユニットおよび送信ユニットを備えるユーザ機器UEであって、
取得ユニットは、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得するよう構成され、第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用され、
受信ユニットは、基地局によって送信された第1指示情報を受信するよう構成され、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され、
送信ユニットは、第2リソースおよび第2アンテナポート上で第2チャネルおよび/または信号を基地局へ送信するよう構成され、送信ユニットは更に、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を基地局へ送信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が第1アンテナポートと第2アンテナポートとの間に存在する、または、送信ユニットによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、送信ユニットによって第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、または、
受信ユニットは、第2リソースおよび第3アンテナポート上で基地局によって送信された第3チャネルおよび/または信号を受信するよう構成され、送信ユニットは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を基地局へ送信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が、第1アンテナポートと第3アンテナポートとの間に存在する、または、送信ユニットによって第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、受信ユニットによって第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、
UEを提供する。
第23態様によれば、本発明の実施形態は、前述の基地局によって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するよう構成されるコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータソフトウェア命令は、前述の情報伝送方法、能力報告方法、または、リソース指示方法を実行するために使用されるプログラムを含む。
第24態様によれば、本発明の実施形態は、前述のUEによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するよう構成されるコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータソフトウェア命令は、前述の情報伝送方法、能力報告方法、または、リソース指示方法を実行するために使用されるプログラムを含む。
SRSに対するビームフォーミングを実装するべく、本発明の実施形態は情報伝送方法を提供する。当該方法の基本原理は以下の通りである。基地局がUEのために少なくとも1つの第1リソースを設定し、第1リソースは目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用され、基地局は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される、または、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
ビームは、ポート、プリコーディングマトリックスおよび空間特性パラメータのうち少なくとも1つを使用することによって識別され得て、または、ビームは、空間フィルタ(spatial filtering)であり得る。
任意選択で、ビームは、空間リソースとしても理解され得て、エネルギー伝送方向を有する送信または受信プリコーディングベクトルであり得る。加えて、送信または受信プリコーディングベクトルは、インデックス情報を使用することによって識別されることができる。エネルギー伝送方向は、空間位置において受信された、プリコーディングベクトルを使用することによってプリコーディング処理を受けた信号が、比較的良好な受信電力を有すること、例えば、受信復調信号対雑音比を満たすことを示し得る。また、エネルギー伝送方向は、異なる空間位置から送信された、プリコーディングベクトルを使用することによって受信された同じ信号が、異なる受信電力を有することを示し得る。
任意選択で、同一の通信デバイス(端末デバイスまたはネットワークデバイスなど)は、異なるプリコーディングベクトルを有し得て、異なるデバイスはまた、異なるビームに対応する異なるプリコーディングベクトルを有し得る。
通信デバイスの設定または能力に関して、通信デバイスは、異なるプリコーディングベクトルのうち1または複数を同時に使用し得る。言い換えれば、1または複数のビームは同時に形成され得る。ビーム情報はインデックス情報を使用することによって識別され得る。任意選択で、インデックス情報は、UEのために設定されたリソース識別子(identity、ID)に対応し得る。例えば、インデックス情報は、チャネル状態情報参照信号(Channel status information Reference Signal、CSI−RS)の設定されたIDまたはリソースに対応し得る、または、アップリンクサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)の設定されたIDまたはリソースに対応し得る。代替的に、任意選択で、インデックス情報は、ビーム上で搬送される信号またはチャネルによって明示的または黙示的に搬送されるインデックス情報であり得る。例えば、インデックス情報は、ビームを使用することによって送信される同期信号またはブロードキャストチャネルによって示されるビームのインデックス情報であり得る。
ビーム対は、送信側の送信ビーム、および、受信側の受信ビームを含み得て、アップリンクビームまたはダウンリンクビームとも称される。例えば、ビーム対は、基地局の送信ビームもしくはUEの受信ビーム、または、UEの送信ビームもしくは基地局の受信ビームを含み得る。
本発明の本実施形態における目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号、および、アップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含み得る。サウンディング参照信号は、チャネル品質情報を取得するために使用される、および/または、ビームマネジメントのために使用される。PRACHは、アップリンクアクセスに使用される。PUSCHは、少なくともアップリンクデータ伝送に使用される。PUCCHは、少なくともアップリンク制御情報伝送に使用される。アップリンク復調参照信号は、アップリンクチャネルの復調に使用される。アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号およびアップリンクモビリティ参照信号は、ビームマネジメントおよび/または無線リソース管理(Radio Resource Management、RRM)測定に使用される。アップリンク位相トラッキング参照信号は位相トラッキングに使用される。
本発明の本実施形態における疑似コロケーション(quasi co−located、QCL)関係は以下の意味を有し得る。
QCL関係が存在するということは、同一のアンテナポートパラメータを有することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、アンテナポートに対応する参照信号に同一のパラメータが存在することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、ユーザ機器が、あるアンテナポートのパラメータに基づいて、当該アンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートのパラメータを決定し得ることを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートが同一のパラメータを有することを意味する。または、QCL関係が存在するということは、2つのアンテナポートのパラメータの間の差が閾値未満であることを意味する。パラメータは、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、平均利得、到着角度(Angle of arrival、AOA)、平均AOA、AOAスプレッド、発射角度(Angle of Departure、AOD)、平均発射角度AOD、AODスプレッド、受信アンテナ空間相関パラメータ、送信アンテナ空間相関パラメータ、送信ビーム、受信ビーム、リソース識別子、送信側電力方位角スペクトル(PAS、Power Azimuth Spectrum)、受信側PASおよびPASのうち少なくとも1つであり得る。ビームは、プリコーディング、加重シーケンス番号、ビームシーケンス番号および空間フィルタのうち少なくとも1つを含む。方位角は、異なる次元の分解値、または、異なる次元の分解値の組み合わせであり得る。アンテナポートは、異なるアンテナポート番号を有するアンテナポート、および/または、同一のアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポート、および/または、異なるアンテナポート番号を有し、異なる時間および/または周波数および/または符号領域リソース上で情報を送信または受信するアンテナポートである。リソース識別子は、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI−RS)のリソース識別子、または、リソース上のビームを示すために使用されるSRSのリソース識別子、または、同期信号もしくは同期信号ブロックのリソース識別子、または、PRACH上で送信されるプリアンブルシーケンスのリソース識別子、または、リソース上のビームを示すために使用されるDMRSのリソース識別子を含む。例えば、ダウンリンク信号のためのポートと、ダウンリンク信号のための別のポートとの間、または、アップリンク信号のためのポートと、アップリンク信号のための別のポートとの間の空間QCL関係は、2つの信号が同一のAOAまたはAODを有し得ることであり得て、2つの信号が同一の受信ビームまたは送信ビームを有することを示すために使用される。別の例として、ダウンリンク信号とアップリンク信号との間、または、アップリンク信号のためのポートと、ダウンリンク信号のためのポートとの間のQCL関係は、2つの信号のうち一方の信号のAOAと、他方の信号とのAODとの間に対応関係が存在すること、または、2つの信号のうち一方の信号のAODと、他方の信号のAOAとの間に対応関係が存在することであり得る。言い換えれば、ビーム対応関係を使用することによって、アップリンク送信ビームは、ダウンリンク受信ビームに基づいて決定され得る、または、ダウンリンク受信ビームは、アップリンク送信ビームに基づいて決定され得る。
QCL関係を有するポート上で送信された信号はまた、対応するビームを有するものとして理解され得て、対応するビームは、同一の受信ビーム、同一の送信ビーム、受信ビームに対応する送信ビーム(レシプロシティシナリオに対応する)、送信ビームに対応する受信ビーム(レシプロシティシナリオに対応する)のうち少なくとも1つを含む。
QCL関係を有するポート上で送信された信号はまた、同一の空間フィルタ(spatial filter)を使用することによって受信または送信された信号として理解され得る。空間フィルタは、プリコーディング、アンテナポートの加重、アンテナポートの位相偏向、および、アンテナポートの振幅利得のうち少なくとも1つであり得る。
QCL関係を有するポート上で送信される信号はまた、対応するビーム対リンク(BPL、beam pair link)を有するものとして理解され得て、対応するBPLは、同一のダウンリンクBPL、同一のアップリンクBPL、ダウンリンクBPLに対応するアップリンクBPL、および、アップリンクBPLに対応するダウンリンクBPLのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、QCL関係は、技術的本質を変更することなく別の名前を有し得て、例えば、空間QCL関係またはレシプロシティQCL関係とも称され得る。
本発明の本実施形態における第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
本発明の本実施形態における第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するためにUEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る、または、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。
任意選択で、本発明の本実施形態における第2リソースは、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号、主同期信号、副同期信号、同期信号ブロック、物理ブロードキャストチャネルの復調参照信号、CSI−RS、トラッキング参照信号(Tracking reference signal、TRS)、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT−RS)、物理ダウンリンク制御チャネルの復調参照信号、および、物理ダウンリンク共有チャネルの復調参照信号のうち少なくとも1つのチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるリソースであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク制御チャネルは、制御リソースセット(CORESET、control resource set)であり得る、または、ランダムアクセス応答またはシステム情報の制御情報を搬送する物理ダウンリンク制御チャネルであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク共有チャネルは、システム情報を搬送する物理ダウンリンク共有チャネルであり得る。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態が適用され得る通信システムの簡略化された概略図である。図1に示されるように、通信システムは基地局11およびUE12を含み得る。
通信システムは、LTEシステム、LTEシステムから進化した将来のシステム、ワイヤレス・フィディリティ(Wireless Fidelity、Wi−Fi)システム、マイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティ(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)システム、3GPP関連セルラシステム、または同様のものであり得る。
基地局11は、無線通信基地局(Base Station、BS)、基地局コントローラ、伝送受信ポイント(Transmission Reception point、TRP)、gNB、または同様のものであり得る。基地局11は、無線アクセスネットワークにデプロイされてUE12のための無線通信機能を提供する機器である。基地局11の主な機能は、無線リソース管理を実行すること、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)ヘッダを圧縮すること、ユーザ機器のデータストリームを暗号化すること、UE12がアタッチされたときモビリティマネジメントエンティティ(Mobile Management Entity、MME)を選択すること、ユーザプレーンデータをサービングゲートウェイ(Service Gateway、SGW)へルーティングすること、ページングメッセージを編成および送信すること、ブロードキャストメッセージを編成および送信すること、モビリティまたはスケジューリングの目的で測定および測定報告設定を実行することなどである。基地局11は、さまざまな形態のマクロ基地局、ミクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどを含み得る。異なる無線アクセス技術を使用するシステムにおいて、基地局の機能を有するデバイスの名称は異なり得る。例えば、そのようなデバイスは、LTEシステムにおいて進化型ノードB(evolved NodeB、eNB or eNodeB)と称され、または、第3世代遠隔通信(The 3rd Generation Telecommunications、3G)システムにおいてノードB(Node B)と称されるなどである。通信技術の進化に伴い、「基地局」という名称は変化し得る。加えて、別の可能な場合において、基地局11は、無線通信機能をUE12に提供する別の機器であり得る。説明を簡単にするべく、本発明の本実施形態において、無線通信機能をUE12に提供する機器は、基地局11と称される。
UE12は、無線通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス(携帯電話、インテリジェント端末、マルチメディアデバイスまたはメディアストリーミングデバイスなど)、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、または、無線モデムに接続された別の処理デバイス、さまざまな形態の移動局(Mobile Station、MS)または端末デバイス(terminal device)などを含み得る。説明を簡単にするべく、前述のデバイスはUE12と総称される。
図2は本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。図2に示すように、基地局はプロセッサ21、メモリ22および送受信機23を含み得る。
以下では、基地局の各コンポーネントを図2を参照して詳細に説明する。
プロセッサ21は、1つのプロセッサであり得る、または、複数の処理要素の総称であり得る。例えば、プロセッサ21は、汎用中央演算処理装置(Central Processing Unit、CPU)、特定用途向け集積回路(Application−Specific Integrated Circuit、ASIC)、または、本発明の解決法におけるプログラム実行を制御するための1または複数の集積回路、例えば、1または複数のマイクロプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、または、1または複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)であり得る。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたソフトウェアプログラムを動作させる、または、実行すること、および、メモリ22に記憶されたデータを呼び出すことによって、端末の様々な機能を実行し得る。
特定の実装では、実施形態において、プロセッサ21は1または複数のCPUを含み得る。例えば、図2に示されるように、プロセッサ21はCPU0およびCPU1を含む。
特定の実装では、実施形態において、基地局は複数のプロセッサを含み得る。例えば、図2に示されるように、基地局は、プロセッサ21およびプロセッサ25を含む。プロセッサの各々は、シングルCPU(single−CPU)プロセッサであり得る、または、マルチCPU(multi−CPU)プロセッサであり得る。本明細書のプロセッサは、データ(例えばコンピュータプログラム命令)を処理するために使用される1または複数のデバイス、回路、および/または、プロセッシングコアであり得る。
メモリ22は、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、または、静的な情報および命令を記憶可能な別のタイプの静的ストレージデバイス、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、または、情報および命令を記憶可能な別のタイプの動的ストレージデバイスであり得る、または、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory、EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(Compact Disc Read−Only Memory、CD−ROM)、または他のコンパクトディスクストレージまたは光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、Blue−ray光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体、または、別の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを保持または記憶可能で、コンピュータからアクセス可能な任意の他の媒体であり得るが、これらに限定されるものではない。メモリは独立して存在し得て、バスを使用することによってプロセッサに接続される。メモリはまた、プロセッサと統合され得る。
メモリ22は、本発明の解決法を実行するために使用されるアプリケーションプログラムコードを記憶するよう構成され、アプリケーションプログラムコードは、プロセッサ21の制御下で実行される。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するよう構成される。
送受信機23は、イーサネット(登録商標)、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)、または、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)など、別のデバイスまたは通信ネットワークと通信するよう構成される。本発明の本実施形態において、送受信機23は、ベースバンドプロセッサの一部または全部を含み得て、任意選択で、無線周波数(Radio Frequency、RF)プロセッサを更に含み得る。RFプロセッサはRF信号を送信および受信するよう構成される。ベースバンドプロセッサは、RF信号から変換されたベースバンド信号の処理、または、RF信号に変換される予定のベースバンド信号の処理を実装するよう構成される。
図3は、本発明の一実施形態に係るUEの概略構造図である。図3に示されるように、UEは、プロセッサ31、メモリ32および送受信機33を含み得る。
以下では、UEの各コンポーネントを、図3を参照して詳細に説明する。
プロセッサ31は、1つのプロセッサであり得る、または、複数の処理要素の総称であり得る。例えば、プロセッサ31は、本発明の解決法において実行されるプログラムを制御するための汎用CPU、ASIC、または1または複数の集積回路、例えば、1または複数のDSP、または、1または複数のFPGAであり得る。プロセッサ31は、メモリ32に記憶されたソフトウェアプログラムを動作させる、または、実行すること、および、メモリ32に記憶されたデータを呼び出すことによって、端末の様々な機能を実行し得る。
特定の実装では、実施形態において、プロセッサ31は1または複数のCPUを含み得る。例えば、図3に示すように、プロセッサ31はCPU0およびCPU1を含む。
特定の実装では、実施形態において、UEは複数のプロセッサを含み得る。例えば、図3に示されるように、UEは、プロセッサ31およびプロセッサ35を含む。プロセッサの各々はシングルCPUプロセッサであり得る、または、マルチCPUプロセッサであり得る。本明細書のプロセッサは、データ(例えばコンピュータプログラム命令)を処理するために使用される1または複数のデバイス、回路、および/または、プロセッシングコアであり得る。
メモリ32は、ROM、または、静的な情報および命令を記憶可能な別のタイプの静的ストレージデバイス、または、RAM、または、情報および命令を記憶可能な別のタイプの動的ストレージデバイスであり得る、または、EEPROM、CD−ROM、または、他のコンパクトディスクストレージまたは光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、Blu−ray(登録商標)ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体、または別の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを保持もしくは記憶可能で、コンピュータからアクセス可能な任意の他の媒体であり得るが、これらに限定されるものではない。メモリは独立して存在し得て、バスを使用することによってプロセッサに接続される。メモリはまた、プロセッサと統合され得る。
送受信機33は、別のデバイスまたは通信ネットワーク、例えばイーサネット(登録商標)、RANまたはWLANなどと通信するよう構成される。送受信機33は、受信機能を実装するための受信ユニット、および、送信機能を実装するための送信ユニットを含み得る。
図3に示されるデバイスの構造は、UEに対する限定を設定するものではない。含まれるコンポーネントの数は、図に示されるものより大きくてよく、または、より小さくてよく、または、いくつかのコンポーネントは組み合わされる、または、コンポーネントの配置は異なる。示されてはいないが、UEは、バッテリ、カメラ、Bluetooth(登録商標)モジュール、GPSモジュールおよびディスプレイなどを更に含み得る。ここでは詳細を説明しない。
図4は、本発明の一実施形態に係る情報伝送方法のフローチャートである。図4に示すように、当該方法は以下の段階を備え得る。
401.基地局がUEのために少なくとも1つの第1リソースを設定する。
第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される。目標チャネルおよび/または信号(例えばSRS)に対するビームフォーミングを実装するために、基地局は、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するための少なくとも1つの第1リソース(例えば、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち1または複数)を設定し得る。
少なくとも1つの第1リソースはリソースグループを形成し、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
任意選択で、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースは、同一の周波数領域リソース、または、同一の符号領域リソースであり得る。
更に、任意選択で、基地局は更に、特定のリソースグループ使用方式をUEのために設定し得る。例えば、UEのために設定された特定のリソースグループ使用方式は、設定されたリソースグループを周期的に使用して目標チャネルおよび/または信号を送信する、または、設定されたリソースグループを周期的に使用して目標チャネルおよび/または信号を送信する代わりに、基地局によって送信されたDCIを受信した後に、設定されたリソースグループを使用して目標チャネルおよび/または信号を送信する、または、設定されたリソースグループを半永久的(semi−persistent)に使用して目標チャネルおよび/または信号を送信することであり得る。言い換えれば、アクティブ化(activate)は、DCIまたはMAC CEを使用することによってトリガされ得て、非アクティブ化(deactivate)は、DCIまたはMAC CEを使用することによってトリガされ得る。または、アクティブ化(activate)は、DCIまたはMAC CEを使用することによってトリガされ得て、非アクティブ化は、一定期間後にトリガされ、一定期間は、(基地局によって設定されることなく、または、ローカルに予め記憶される、もしくは、事前設定されることなく)プロトコルによって規定され得る、または、基地局によって設定され得る。または、アクティブ化は、設定情報が受信されたとき、一定期間後にトリガされ得て、非アクティブ化は、DCIまたはMAC CEを使用することによってトリガされる、または、非アクティブ化は、一定期間後にトリガされ、設定情報の受信とアクティブ化との間の一定期間は、(基地局によって設定されることなく、または、ローカルに予め記憶される、もしくは事前設定されることなく)プロトコルによって規定され得る、または、基地局によって設定され得て、アクティブ化と非アクティブ化との間の一定期間もまた、(基地局によって設定されることなく、または、ローカルに予め記憶される、もしくは事前設定されることなく)プロトコルによって規定され得る、または、基地局によって設定され得る。
更に、任意選択で、基地局は更に、設定されたリソースグループのグループ化方式をUEに示し得て、すなわち、設定されたリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するグループ化方式をUEに示す。
402.UEが、基地局によってUEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得する。
403.基地局が第1指示情報をUEへ送信し、第1指示情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される。
ビームは、アップリンク送信ビーム、ダウンリンク受信ビーム、ダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームである。基地局によってUEのために設定されたリソースグループに基づいて、基地局は、リソースグループに含まれる第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEに送信し得る。
404.UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する。
405.UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定する。
UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信した後に、UEが、第1指示情報に含まれる対応関係、および、設定されたリソースグループに含まれる第1リソースに基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビーム、すなわちアップリンク送信ビームを決定し得る。
例えば、対応関係におけるビームがアップリンク送信ビームであるとき、UEは、第1リソースに対応するビームをアップリンク送信ビームとして直接決定し得る。対応関係におけるビームがダウンリンク受信ビームであるとき、UEはまず、第1リソースに対応するダウンリンク受信ビームを取得してから、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク受信ビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る、または、ビームがダウンリンク送信ビームであるとき、UEはまず、第1リソース、および、第1リソースとビームとの間の対応関係に基づいて、ダウンリンク送信ビームを決定してから、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク送信ビームに基づいて、ダウンリンク受信ビームを決定し、最後に、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、ダウンリンク受信ビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る。
406.UEが、第1リソースおよびアップリンク送信ビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
UEがアップリンク送信ビームを決定した後に、UEは、第1リソースおよび決定されたアップリンク送信ビーム上で目標チャネルおよび/または信号を送信し得て、それにより、目標チャネルおよび/または信号に対するビームフォーミングを実装する。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、基地局は、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定し、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
図5は、本発明の一実施形態に係る別の情報伝送方法のフローチャートである。図5に示されるように、当該方法は以下の段階を備え得る。
501.基地局がUEのために少なくとも1つの第1リソースを設定する。
第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される、または、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を受信するためにUEによって使用される。
目標チャネルおよび/または信号(例えばSRS)に対するビームフォーミングを実装するために、基地局は、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するためのうち少なくとも1つの第1リソース(例えば、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち1または複数)を設定し得る。
少なくとも1つの第1リソースはリソースグループを形成し、リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含み得る。
任意選択で、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースは、同一の周波数領域リソース、または、同一の符号領域リソースであり得る。
任意選択で、基地局は、リソースグループ使用方式をUEのために更に設定し得る。例えば、使用方式は、設定されたリソースグループを周期的に使用して、目標チャネルおよび/または信号を送信すること、または、設定されたリソースグループを周期的に使用して、目標チャネルおよび/または信号を送信する代わりに、基地局によって送信されたDCIを受信後、設定されたリソースグループを使用して、目標チャネルおよび/または信号を送信すること、または、設定されたリソースグループを半永久的(semi−persistent)に使用して目標チャネルおよび/または信号を送信すること、すなわち、基地局によって送信されたDCIまたはMAC CEを受信後、設定されたリソースグループを周期的に使用して、目標チャネルおよび/または信号を送信し、基地局によって送信された新しいDCIまたは新しいMAC CEを受信後に伝送を停止することであり得る。
任意選択で、基地局は更に、設定されたリソースグループのグループ化方式をUEに示し得て、すなわち、設定されたリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するグループ化方式をUEに示す。
502.UEが、基地局によってUEのために設定される少なくとも1つの第1リソースを取得する。
基地局は、シグナリングによって第1リソースをUEに通知し得る。
503.基地局が第1指示情報をUEへ送信し、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される。
UEが目標チャネルおよび/または信号を基地局へ送信する前に、UEは、第2リソースおよび第2リソースに対応するビームを使用することによって、他の情報を基地局へ送信する、または、UEが目標チャネルおよび/または信号を基地局へ送信する前に、基地局は、第2リソースおよび第2リソースに対応するビームを使用することによって、他の情報をUEへ送信する。言い換えれば、第2リソースとビームとの間の対応関係は知られており、これに基づいて、基地局は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し得て、その結果、UEは、第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するためのビームを決定する、または、第1リソース上で目標チャネルおよび/または信号を受信するために基地局によって使用されるビームを決定する。
UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するときにビームフォーミングを実装できるようにするべく、基地局は、第1指示情報を使用することによって、UEのために設定されたリソースグループにおける第1リソースと、第2リソースとの間の対応関係をUEに示す。第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するためにUEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、または、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む。任意選択で、本発明の本実施形態における第2リソースは、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号、主同期信号、副同期信号、同期信号ブロック、物理ブロードキャストチャネルの復調参照信号、CSI−RS、トラッキング参照信号(Tracking reference signal、TRS)、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT−RS)、および、物理ダウンリンク制御チャネルの復調参照信号、および、物理ダウンリンク共有チャネルの復調参照信号のうち少なくとも1つのチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるリソースであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク制御チャネルは、制御リソースセット(CORESET、control resource set)であり得る、または、ランダムアクセス応答またはシステム情報の制御情報を搬送する物理ダウンリンク制御チャネルであり得る。任意選択で、物理ダウンリンク共有チャネルは、システム情報を搬送する物理ダウンリンク共有チャネルであり得る。
言い換えれば、基地局は、ビームと対応関係にあることが知られている第2リソースと第1リソースとの間の対応関係をUEへ送信し得て、その結果、UEは必要なビームを決定する。
特定の実装において、基地局は、以下の異なる方式で、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースと、第2リソースとの間の対応関係をUEに示し得る。任意選択で、以下の実装において、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係は、疑似コロケーションQCL関係が目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間に存在すること、目標チャネルおよび/または信号のために使用される送信ビームが、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号に使用される送信ビームと同一であること、目標チャネルおよび/または信号に使用される送信ビームが、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号に使用される受信ビームに対応すること、および、目標チャネルおよび/または信号に使用される空間フィルタが、第2リソース上で送信されるチャネルおよび/または信号に使用される空間フィルタと同一であることのうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、第2リソースの識別子と第2リソースとの間の対応関係は事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。例えば、第2リソースがSRSを送信するために使用されるとき、第2リソースの識別子は、SRI(SRSリソースインジケータ、SRS resource indicator)であり得る、または、第2リソースの識別子と、SRIまたはSRSリソースとの間の対応関係は、基地局によって設定または事前定義され、その結果、第2リソースの識別子は、いくつかのSRSリソースまたはSRIに対応し得て、これにより、第2リソースインジケータのオーバーヘッドを低減する。別の例として、第2リソースがCSI−RSであるとき、第2リソースの識別子はCRI(CSI−RSリソースインジケータ、CSI−RS resource indicator)であり得る、または、基地局は、第2リソースの識別子と、CRIまたはCSI−RSリソースまたはユーザ機器によって報告されるCRIとの間の対応関係を設定または事前定義し得る。例えば、第2リソースの識別子は、低オーバーヘッドインジケータ(LOI、low overhead indicator)であり得て、その結果、第2リソースの識別子は、いくつかのCSI−RSリソースまたはCRIに対応し、これにより、第2リソースインジケータのオーバーヘッドを低減する。
方式1:第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含む。
以下の方式は、リソースサブグループにおける各第1リソースと、第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上で送信される目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含む。
任意選択で、第1指示情報が、各第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含むとき、第1指示情報は、第2リソースの1または複数の識別子を含み得る。任意選択で、第2リソースの識別子の数は第1リソースの数と同一である。任意選択で、第1指示情報によって示される第2リソースの各々と、第1リソースとの間の対応関係は、事前定義され得る。例えば、第1指示情報によって示される第2リソースの各々は、順番に第1リソースに対応する。
加えて、更に、方式1に基づいて、第1指示情報は更に、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含む。
方式2:第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を含む。
以下の方式は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループに対応する第2リソースの識別子を含み得る。
基地局は、第1指示情報を使用して、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソースが同一の第2リソースに対応することを示す。言い換えれば、同一のリソースサブグループにおけるすべての第1リソース上で、UEは、同一の送信ビームを使用することによって目標チャネルおよび/または信号を送信する必要がある。この場合、これに対応して、事前定義または事前設定方式が使用され得て、その結果、同一のリソースサブグループにおける第1リソース上で、基地局は、異なる受信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を受信する。
方式3:第1指示情報は、各リソースサブグループと、第2リソースグループとの間の対応関係を含み、第2リソースグループは1または複数の第2リソースを含む。以下の方式は、リソースサブグループと第2リソースグループとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、リソースサブグループの識別子、および、リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループにおける第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、リソースサブグループの識別子、および、リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含む。
方式4:第1指示情報は、リソースサブグループに対応する第2リソースグループにおける第2リソースの識別子を含む。
方式5:第1指示情報は、リソースグループに対応する第2リソースグループの識別子を含む。
任意選択で、方式3から方式5において、第2リソースグループにおける第2リソースの数は、リソースグループにおけるリソースサブグループの数と同一である。
任意選択で、方式3から方式5において、対応関係、例えば、第2リソースグループにおける第2リソースと、リソースグループにおけるリソースサブグループとの間の順次的な対応関係は事前定義され得る。
任意選択で、例えば、第2リソースはSRSリソースである。別の例として、第2リソースはCSI−RSリソースである。別の例として、第1リソースはSRSリソースにおけるポートであり、第1リソースサブグループは、1または複数のSRSポートを含むSRSリソースであり、第1リソースグループは、1または複数のSRSリソースを含むSRSリソースグループである。
任意選択で、第1指示情報を送信するための方法は、基地局が、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって、複数の第2リソースグループ候補を設定してから、基地局が、MAC CEシグナリングまたはDCIシグナリングを使用することによって、第2リソースグループ候補の1つを第2リソースグループとして示す段階を備え得る。
更に任意選択で、1または複数の第2リソースグループ候補は、第2リソースグループ候補のセットを形成する。基地局は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって、第2リソースグループ候補の1または複数のセットを設定し、次に、基地局は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどのシグナリングを使用することによって、第2リソースグループ候補のセットの1つを示し、次に、基地局は、MAC CEまたはDCIシグナリングを使用することによって、第2リソースグループ候補の示されたセットにおけるある第2リソースグループ候補を第2リソースグループとして示す。
更に任意選択で、第2リソースグループ候補の同一セットに含まれる第2リソースグループにおける第2リソースの数は同一であり、第2リソースグループ候補の異なるセットに含まれる第2リソースグループにおける第2リソースの数は異なり得る。
更に任意選択で、UEは、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループの数に基づいて、第2リソースグループ候補のセットを決定し得る。例えば、第2リソースグループ候補の決定されたセットにおける第2リソースグループにおける第2リソースの数は、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループの数に等しい。実現可能な実施形態が表1に提供される。UEは、第1リソースグループにおける第1リソースサブグループの数に基づいて、表における列を決定する。言い換えれば、UEは、第2リソースグループ候補のセットを決定する。例えば、リソースグループが1つの第1リソースサブグループを含む場合、第2リソースグループ候補のセット0が選択され、第2リソースグループ候補のセット0における各第2リソースグループは1つの第2リソースを含む。この場合、第2リソースグループは、1つの第2リソースのみを含むので、ビームインジケータは、第2リソースの識別子を直接示し得る。別の例として、リソースグループが2つの第1リソースサブグループを含むと想定すると、第2リソースグループ候補のセット1が選択され、第2リソースグループ候補のセット1における各第2リソースグループは2つの第2リソースを含む。別の例として、リソースグループが4つの第1リソースサブグループを含むと想定すると、第2リソースグループ候補のセット2が選択され、第2リソースグループ候補のセット2における各第2リソースグループは4つの第2リソースを含む。この事前定義された対応関係によれば、第1リソースサブグループが確実に第2リソースに対応し得る。加えて、基地局は、MAC CEまたはDCIインジケータテーブルにおけるビームインジケータを使用することによって、表における行を決定する。例えば、MAC CEまたはDCIにおける対応するフィールドにおけるビットが「00」である場合、リソースグループ0が選択される。以下の表における行および列は単に例であり、交換可能であり得て、行および/または列の数も増加または減少し得る、または、別の表の一部でもあり得ることに留意すべきである。以下の表におけるフィールドの値は2進数である、または、小数、8進数もしくは16進数によって示され得る。表において、MAC CEまたはDCIにおける、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドと第2リソースグループの識別子との間の対応関係、または、MAC CEまたはDCIにおける、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドと第2リソースの識別子との間の対応関係は、リスト(list)、式、文字列、アレイ、コードセグメントまたは同様のものの形式で反映され得る。表において、第1列における第1リソースサブグループの数は、別の数値でもあり得て、ここでは単に例として使用される。
[表1]
更に、第2リソースがSRSリソースまたはCSI−RSリソースであり、第1リソースサブグループがSRSリソースであると想定すると、表1は、以下の表2に変更され得る。SRS/CSI−RSリソースの識別子は、SRIまたはCRIであり得る、または、基地局は、SRIまたはCRIと、SRS/CSI−RSリソースの識別子との間の対応関係を設定または事前定義し得る。
以下の表におけるフィールドの値は2進数である、または、小数、8進数もしくは16進数によって示され得る。表において、MAC CEまたはDCIにおける、SRSリソースとSRS/CSI−RSリソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドとSRS/CSI−RSリソースグループの識別子との間の対応関係、または、MAC CEまたはDCIにおける、SRSリソースとSRS/CSI−RSリソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドとSRS/CSI−RSリソースの識別子との間の対応関係は、リスト(list)、式、文字列、アレイ、および、コードセグメントなどの形式で反映され得る。表において、第1列におけるSRSリソースの数は、別の数値でもあり得て、ここでは単に例として使用される。
[表2]
加えて、更に、方式2から方式5に基づいて、第1指示情報は更に、各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含む。
方式6:第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含む。
以下の方式は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。または、第1指示情報は、第1リソースに対応する第2リソースの識別子を含む。
方式7:第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係を含み、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
以下の方式は、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。または、第1指示情報は具体的には、第1リソースに対応する第2リソースグループの識別子を含む。
方式8:第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含む。
任意選択で、前述の方式1から8において、第1指示情報は、同一のシグナリングにおいて搬送され得る、または、異なるシグナリングにおいて搬送され得る。例えば、第1指示情報が異なるシグナリングにおいて搬送されるとき、第1リソースの識別子、または、第1リソースサブグループの識別子は、シグナリング1において搬送され得て、前述の実装における第1指示情報における第1リソースの識別子および第1リソースサブグループの識別子以外の情報はシグナリング2において搬送され得る。別の例として、第1シグナリングがDCIにおいて搬送されるとき、DCIは、第1リソースの識別子、または、第1リソースサブグループの識別子、または、第1リソースグループの識別子を含まないことがあり得る。または、第1シグナリングがMAC CEにおいて搬送されるとき、第1MAC CEは、第1リソースの識別子、または、第1リソースサブグループの識別子、または、第1リソースグループの識別子、および、対応する第2リソースの識別子もしくは第2リソースグループの識別子を含み得る。任意選択で、前述の実装1から8において、第1指示情報は更に、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号のための送信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号との間でQCL関係を有する信号を選択することを示すために使用され得る。
任意選択で、前述の実装1から8において、第1指示情報は更に、既に使用された第k回目の送信ビームが目標チャネルおよび/または信号のために使用されること、または、第1リソースが、第k回目で既に示された第2リソースに対応することを示すために使用され得て、kは、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、k=1またはk=2である。例えば、方式5における表1のMAC CEまたはDCIにおける、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドは更に、既に使用された第k回目の送信ビームが、目標チャネルおよび/または信号に使用されること、または、第2リソースが、第k回目で既に示された第2リソースであることを示すために使用され得る。または、方式5における表2のMAC CEまたはDCIにおける、SRSリソースとSRS/CSI−RSリソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドは更に、既に使用された第k回目の送信ビームが、目標チャネルおよび/または信号のために使用されること、または、SRS/CSI−RSリソースが、第k回目で既に示されたSRS/CSI−RSリソースであることを示すために使用され得る。
任意選択で、前述の実装1から8において、第1指示情報は更に、目標チャネルおよび/または信号に使用される送信ビームが、UE自体によって決定されること、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとの間でQCL関係を有するアンテナポートが限定されないことを示すために使用され得る。例えば、方式5における表1のMAC CEまたはDCIにおける第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドは更に、目標チャネルおよび/または信号に使用される送信ビームが、UE自体によって決定されること、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートは限定されないことを示すために使用され得る。または、方式5における表2のMAC CEまたはDCIにおける、SRSリソースとSRS/CSI−RSリソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドは更に、目標チャネルおよび/または信号に使用される送信ビームがUE自体によって決定されること、または、SRSに使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートが限定されないことを示すために使用され得る。
任意選択で、前述の実装1から8において、基地局は、第1指示情報が存在するかどうか、または、第1指示情報が第2リソースの識別子、もしくは、第2リソースグループの識別子を含むかどうかを示すために使用される第3指示情報を送信し得て、それにより、ビームを示す必要が無いときのシグナリングオーバーヘッドを低減する。
任意選択で、前述の実装1から8において、第2リソースと、第3リソースまたは第1リソースとの間の時間領域間隔は、基地局によって事前定義される、または、設定される。第3リソースは、第1指示情報を送信するためのリソースの一部または全部である。
例えば、第1指示情報は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングにおいて搬送される、または、第1指示情報における、第2リソースの識別子、もしくは、第2リソースグループの識別子は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングにおいて搬送され、この場合、第3リソースは、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングを搬送するPDSCHが位置するタイムスロットまたはサブフレームまたはシンボルまたはミニタイムスロットであり得る。タイムスロットが、本実施形態において、例として使用される。別の例として、第1指示情報は、DCIにおいて搬送される、または、第1指示情報における、第2リソースの識別子、もしくは、第2リソースグループの識別子は、DCIにおいて搬送され、この場合、第3リソースは、DCIを搬送するPDCCHが位置するタイムスロットまたはサブフレームまたはシンボルまたはミニタイムスロットであり得る。タイムスロットが、本実施形態において、例として使用される。
任意選択で、第2リソースが非周期的SRSまたは非周期的CSI−RSなどの非周期的信号を搬送する場合、事前定義された第2リソースは、非周期的信号を送信するためのリソースであり、第2リソースと第3リソースまたは第1リソースとの間の時間領域間隔は、非周期的信号が位置するタイムスロットと、第3リソースまたは第1リソースのタイムスロットとの間の間隔である。
任意選択で、第2リソースが、周期的または半永続的SRSまたはCSI−RSなどの、周期的信号または半永続的信号を搬送する場合、基地局は、信号を周期的に送信するプロセスにおいてシグナリングを使用することによって、種々のビームを設定し得る。従って、第2リソースは、周期的に送信される予定の対応する信号を送信する特定の時間において占有されるリソースとして定義される必要がある。
具体的には、第1指示情報は、第2リソース上で送信される第2信号のためのリソースインジケータを示すために使用される。例えば、第2信号は、SRSまたはCSI−RSであり、第2信号のためのリソースインジケータは、SRIまたはCRIまたはそれらの識別子である。第2リソースは、第2リソースグループに含まれ得て、指示方法は、前述の方式1から8における指示方法であり得る。第2リソースと第3リソースまたは第1リソースとの間の時間領域間隔は、以下の実装方法において、基地局によって事前定義または設定される。
実装方法1:第2リソースは、第3リソースのa1個前のタイムスロットよりa2回前に送信された第2信号のためのリソースであり得る。例えば、第3リソースがタイムスロットnである場合、または、第3リソースが位置するタイムスロットがタイムスロットnである場合、第2リソースは、図5−1に示すように、タイムスロットn−a1よりa2回前に送信される第2信号のためのリソースである。a1は基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a1=0またはa1=1である。a2もまた、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a2=1である。a1は、正の値、負の値または0であり得て、a1=0はまた、「a1が定義されていない」ことであると理解され得る。すなわち、第2リソースは、第3リソースよりa2回前に送信される第2信号のためのリソースであり得る。
実装方法2:第2リソースは、第3リソースよりa1個前のタイムスロットよりa2回前の、第3リソースのビームとは異なるビーム上にある、または、第3リソース上の信号との非QCL関係を有する、第2信号のためのリソースであり得る。例えば、第3リソースがタイムスロットnである場合、または、第3リソースが位置するタイムスロットがタイムスロットnである場合、第2リソースは、図5−2に示すように、タイムスロットn−a1よりa2回前の、第3リソースのビームとは異なるビーム上にある、または、第3リソース上の信号との非QCL関係を有する、第2信号のためのリソースである。異なるビームは更に、異なる空間フィルタとして、または、非QCL関係を有するものとして理解され得る。a1は基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a1=0またはa1=1である。a2もまた、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a2=1である。a1は、正の値、負の値または0であり得て、a1=0は、「a1は定義されていない」こととしても理解され得る。すなわち、第2リソースは、第3リソースよりa2回前の、異なるビーム上の第2信号のためのリソースであり得る。実装方法1と比較して、実装方法2では、複数のa2の値は同一のビームに対応し得る。従って、a2を示すためのオーバーヘッドを低減できる。
実装方法3:第2リソースは、第1リソースよりa1個前のタイムスロットよりa2回前に送信される第2信号のためのリソースであり得る。例えば、第1リソースが位置するタイムスロットがタイムスロットnである場合、第2リソースは、図5−3に示すように、タイムスロットn−a1よりa2回前に送信される第2信号のためのリソースである。a1は、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a1=0、または、a1=1である。a2はまた、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a2=1である。a1は、正の値、負の値または0であり得て、a1=0は、「a1が定義されていない」ものとして理解され得る。すなわち、第2リソースは、第1リソースよりa2回前に送信される第2信号のためのリソースであり得る。
実装方法4:第2リソースは、第1リソースよりa1個前のタイムスロットよりa2回前の、第1リソースのビームとは異なるビーム上にある第2信号のためのリソースであり得る。例えば、第1リソースが位置するタイムスロットが、タイムスロットnである場合、第2リソースは、図5−4に示すように、タイムスロットn−a1よりa2回前の、第1リソースのビームとは異なるビーム上にある、または、第1リソース上の信号との非QCL関係を有する、第2信号のためのリソースである。異なるビームは更に、異なる空間フィルタとして、または、非QCL関係を有するものとして理解され得る。a1は基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a1=0またはa1=1である。a2はまた、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、a2=1である。a1は、正の値、負の値または0であり得て、a1=0はまた、「a1は定義されていない」こととして理解され得る。すなわち、第2リソースは、第1リソースよりa2回前の、異なるビーム上の第2信号のためのリソースであり得る。実装方法3と比較して、実装方法4では、複数のa2の値は同一のビームに対応し得る。従って、a2を示すためのオーバーヘッドを減少できる。
任意選択で、前述の実装1から8において、第1リソースと第3リソースまたは第2リソースとの間の時間領域間隔は、基地局によって事前定義または設定される。第3リソースは、第1指示情報を送信するためのリソースの一部または全部である。例えば、第1指示情報は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングにおいて搬送される、または、第1指示情報における、第2リソースの識別子、もしくは、第2リソースグループの識別子は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングにおいて搬送され、この場合、第3リソースは、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングを搬送するPDSCHが位置するタイムスロットまたはサブフレームまたはシンボルまたはミニタイムスロットであり得る。タイムスロットが、本実施形態において、例として使用される。別の例として、第1指示情報は、DCIにおいて搬送される、または、第1指示情報における、第2リソースの識別子、もしくは、第2リソースグループの識別子は、DCIにおいて搬送され、この場合、第3リソースは、DCIを搬送するPDCCHが位置するタイムスロットまたはサブフレームまたはシンボルまたはミニタイムスロットであり得る。タイムスロットが、本実施形態において、例として使用される。
任意選択で、第1リソースが非周期的SRSまたは非周期的CSI−RSなどの非周期的目標チャネルおよび/または信号を搬送する場合、事前定義された第1リソースは、非周期的目標チャネルおよび/または信号を送信するためのリソースであり、第1リソースと第3リソースまたは第2リソースとの間の時間領域間隔は、非周期的目標チャネルおよび/または信号が位置するタイムスロットと、第3リソースまたは第2リソースのタイムスロットとの間の間隔である。
任意選択で、第1リソースが、周期的または半永続的SRSまたはCSI−RSなどの周期的信号または半永続的目標チャネルおよび/または信号を搬送する場合、第1指示情報のための有効な遅延またはファジー時間が存在すると想定すると、第1指示情報の具体的な有効時間が規定される必要がある。
具体的には、第1指示情報は、第1リソースに対応する第2リソース、または、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される。例えば、目標チャネルまたは信号、またはその両方はSRSである。第1リソースは、第1リソースグループまたは第1リソースサブグループに含まれ得て、指示方法は、前述の方式1から8における指示方法であり得る。第1リソースと第3リソースまたは第2リソースとの間の時間領域間隔は、以下の実装方法において基地局によって事前定義または設定される。
実装方法1:第1リソースは第3リソースのb1個後のタイムスロットのb2回後に送信される目標チャネルおよび/または信号のためのリソースであり得る、または、第1指示情報は、目標チャネルおよび/または信号が、第3リソースのb1個後のタイムスロットのb2回後に送信されるときに有効になり始める。例えば、第3リソースがタイムスロットnである場合、または、第3リソースが位置するタイムスロットがタイムスロットnである場合、第1リソースは、タイムスロットn+b1のb2回後に送信される目標チャネルおよび/または信号のためのリソースである、または、第1指示情報は、図5−5に示すように、目標チャネルおよび/または信号が、タイムスロットn+b1のb2回後に送信されるときに有効になる。b1は、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、b1=0またはb1=1である。b2もまた、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、b2=1である。b1=0は、「b1は定義されていない」ものとしても理解され得る。すなわち、第1リソースは、第3リソースのb2回後に送信される目標チャネルおよび/または信号のためのリソースであり得る、または、第1指示情報は、目標チャネルおよび/または信号が、第3リソースのb2回後に送信されるときに有効になり始める。
実装方法2:第1リソースは第2リソースのb1個後のタイムスロットのb2回後に送信される目標チャネルおよび/または信号のためのリソースであり得る、または、第1指示情報は、目標チャネルおよび/または信号が、第2リソースのa1個後のタイムスロットのb2回後に送信されるときに有効になり始める。例えば、第2リソースがタイムスロットnである場合、または、第2リソースが位置するタイムスロットがタイムスロットnである場合、第1リソースは、タイムスロットn+b1のb2回後に送信される目標チャネルおよび/または信号のためのリソースである、または、第1指示情報は、図5−6に示すように、目標チャネルおよび/または信号が、タイムスロットn+b1のb2回後に送信されるときに有効になる。b1は、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、b1=0またはb1=1である。b2もまた、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、b2=1である。b1=0は、「b1は定義されていない」ものとしても理解され得る。すなわち、第1リソースは、第2リソースのb2回後に送信される目標チャネルおよび/または信号のためのリソースであり得る、または、第1指示情報は、目標チャネルおよび/または信号が、第2リソースのb2回後に送信されるときに有効になり始める。
本実施形態の別の実装方法において、第1指示情報における、第2リソースまたは第2リソースグループを示すために使用される情報は、第1DCIにおいて搬送され得る。第1DCIは、1より多くの周波数領域リソース部分上で目標チャネルおよび/または信号の伝送をトリガするために使用され得る。周波数領域リソース部分は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP、bandwidth part)であり得る。BWPは、基地局によってUEのために設定された帯域幅であり得て、一意のサブキャリア間隔およびCPタイプを有し、データの送信に使用され得る。本実施形態において、例えば、目標チャネルまたは信号、またはその両方はSRSである。この場合、第1リソースまたは第1リソースサブグループまたは第1リソースグループは、複数の周波数領域リソース部分を含む。各第1リソースは、周波数領域リソース部分に位置すること、または、各第1リソースサブグループは周波数領域リソース部分に位置すること、または、第1リソースは複数の周波数領域リソース部分に位置することが理解され得る。周波数領域リソース部分のいくつかは、PUSCH伝送が実行されない、または、PUSCH伝送およびPUCCH伝送が実行されない周波数領域リソース部分である。この場合、第1指示情報は、複数の周波数領域リソース部分上のビームまたは対応する第2リソースまたは第2リソースグループを示すために使用される。
具体的には、第1DCIは1または複数のブロックを含む。例えば、第1DCIは、ブロック1、ブロック2、...ブロックCを含み得て、Cは正の整数である。第1DCIにおけるC個のブロックのうち1または複数は、第1指示情報における、第2リソースまたは第2リソースグループを示すために使用される情報を搬送するために使用され得る。任意選択で、C個のブロックが第1DCIにおけるいくつかのビットである場合、第1DCIにおける別のブロックまたはより多くのブロックは、他のUEの第1指示情報を搬送するために使用され得る。この場合、第1DCIは、異なるユーザ機器のSRS伝送を示すために使用される。この場合、第1DCIにおけるC個のブロックの1つは、b1個の第2リソースおよびb2個の電力伝送電力制御(TPC、Transmission Power Control)パラメータを示すために使用され、b1>1、b2>1である。例えば、第1DCIにおけるC個のブロックの1つは、b1個の第2リソースの識別子を含む、または、b1個の第2リソースの第2リソースグループのうち1または複数の識別子を含む。具体的には、第1DCIにおけるC個のブロックの1つ(例えば、第1DCIにおけるブロックであり得る)のビット数および具体的な意味は、以下の方式を有する。
方式1:b2は、b1、キャリアの数、および、各キャリアにおけるBWPの数に基づいて決定される。例えば、b2=b1×キャリアの数×各キャリアにおけるBWPの数である。この場合、b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る。例えば、TPCはソートされ、b1個のグループに分類され、各グループは、1つの第2リソースに対応し、例えば順次に対応する。従って、各リソース、および、各ビームについて、TPCが決定され、閉ループ電力制御の調整が実行される。この場合、C=1である。
この方式において、各ブロック(block)は、1つのユーザ機器に対応し、ユーザ機器のための以下のビットを含む。
(1)┌log2(b1)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b1)┐個のビットを使用することによって、ブロックに対応するキャリアにおけるBWPにおいてユーザ機器によって使用される、第2リソースの識別子、または、第2リソースの1または複数の第2リソースグループの識別子を示す。
(2)┌log2(b2)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b2)┐個のビットを使用することによって、ユーザ機器の電力制御コマンドを示し、電力制御コマンドはTPCであり得る。b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る、または、事前定義され得る。
方式2:b2はb1に基づいて決定される。例えばb2=b1である。この場合、b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る、または、事前定義され得る。例えば、一対一の対応関係が、ソートされたTPCと、示されたソートされた第2リソースとの間に存在する。従って、TPCは、各ビームについて決定され、閉ループ電力制御の調整が実行される。更に、この場合、C>1である。第1DCIにおけるC個のブロックの各々は、キャリアにおけるBPに対応する。例えば、Cは、キャリアの数、および、各キャリアにおけるBWPの数に基づいて決定され得る。例えば、C=キャリアの数×各キャリアにおけるBWPの数である。
この方式において、各ブロック(block)は、キャリアにおけるBWPに対応し、キャリアにおけるBWPのための以下のビットを含む。
(1)┌log2(b1)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b1)┐個のビットを使用することによって、キャリアにおけるBWPにおいてユーザ機器によって使用される、第2リソースの識別子、または、第2リソースの1または複数の第2リソースグループの識別子を示す。
(2)┌log2(b2)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b2)┐個のビットを使用することによって、キャリアにおけるBWPにおけるユーザ機器の電力制御コマンドを示し、電力制御コマンドはTPCであり得る。b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る、または、事前定義され得る。
この場合、ユーザ機器は、1または複数のブロック(block)に対応し得る。言い換えれば、基地局は、第1DCIにおける1または複数のブロック(block)を使用することによって、ユーザ機器によって使用される、第2リソースの識別子、または、第2リソースの1または複数の第2リソースグループの識別子を示し得る。
方式3:b2は、b1およびキャリアの数に基づいて決定される、または、b1およびBWPの数に基づいて決定される。例えば、b2=b1×キャリアの数、または、b2=b1×BWPの数である。この場合、b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る。例えば、TPCはソートされ、b1個のグループに分類され、各グループは、1つの第2リソースに対応し、例えば順次に対応する。従って、各リソース、および、各ビームについて、TPCが決定され、閉ループ電力制御の調整が実行される。この場合、C=1である。
この方式において、各ブロック(block)は、1つのユーザ機器に対応し、ユーザ機器のための以下のビットを含む。
(1)┌log2(b1)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b1)┐個のビットを使用することによって、ブロック(block)に対応するキャリアまたはBWPにおいてユーザ機器によって使用される、第2リソースの識別子、または、第2リソースの1または複数の第2リソースグループの識別子を示す。
(2)┌log2(b2)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b2)┐個のビットを使用することによって、ユーザ機器の電力制御コマンドを示し、電力制御コマンドはTPCであり得る。b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る、または、事前定義され得る。
方式4:b2はb1に基づいて決定される。例えばb2=b1である。この場合、b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る、または、事前定義され得る。例えば、一対一の対応関係が、ソートされたTPCと、示されたソートされた第2リソースとの間に存在する。従って、TPCは、各ビームについて決定され、閉ループ電力制御の調整が実行される。更に、この場合、C>1である。第1DCIにおけるC個のブロックの各々は、キャリアにおけるBPに対応する。例えば、Cは、キャリアの数、または、BWPの数に基づいて決定され得る。例えば、C=キャリアの数、または、C=BWPの数である。
この方式において、各ブロック(block)は、キャリアまたはBWPに対応し、キャリアまたはBWPのための以下のビットを含む。
(1)┌log2(b1)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b1)┐個のビットを使用することによって、キャリアまたはBWPにおいてユーザ機器によって使用される、第2リソースの識別子、または、第2リソースの1または複数の第2リソースグループの識別子を示す。
(2)┌log2(b2)┐個のビット、ここで、┌・┐は切り上げを表し、基地局は、第1DCIのブロック(block)における┌log2(b2)┐個のビットを使用することによって、キャリアまたはBWPのためのユーザ機器の電力制御コマンドを示し、電力制御コマンドはTPCであり得る。b1個の第2リソースとb2個のTPCとの間の対応関係は、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定され得る、または、事前定義され得る。
この場合、ユーザ機器は、1または複数のブロック(block)に対応し得る。言い換えれば、基地局は、第1DCIにおける1または複数のブロック(block)を使用することによって、ユーザ機器によって使用される、第2リソースの識別子、または、第2リソースの1または複数の第2リソースグループの識別子を示し得る。
任意選択で、ユーザ機器は、b1、キャリアの数、および、各キャリアにおけるBWPの数に基づいて、実装方法1または実装方法2を使用することを決定する。例えば、b1、キャリアの数、および、各キャリアにおけるBWPの数を乗算した積が、Lより大きい、または、L以上であるとき、実装方法1が使用され、そうでない場合、実装方法2が使用される。Lは事前設定される、または、プロトコルによって規定される、または、基地局によって設定される。例えば、基地局は、RRCシグナリングを使用することによってLの値を設定し得る。
任意選択で、ユーザ機器は、b1およびキャリアの数に基づいて、実装方法3または実装方法4を使用することを決定する。代替的に、ユーザ機器は、b1およびBWPの数に基づいて、実装方法3または実装方法4を使用することを決定する。例えば、b1とキャリアの数とを乗算した積がLより大きい、または、L以上であるとき、実装方法3が使用され、そうでない場合、実装方法4が使用される。代替的に、例えば、b1とBWPの数とを乗算した積がLより大きい、または、L以上であるとき、実装方法3が使用され、そうでない場合、実装方法4が使用される。Lは事前設定される、または、プロトコルによって規定される、または、基地局によって設定される。例えば、基地局は、RRCシグナリングを使用することによってLの値を設定し得る。
任意選択で、前述の実装方法において、同一のキャリアにおける異なるBWPが同一の第2リソースまたは第2リソースグループに対応することが、基地局によって事前定義または示される。
任意選択で、前述の実装方法において、キャリアはコンポーネントキャリア(CC、component carrier)である。
任意選択で、前述の実装方法において、第1DCIにおけるC個のブロックは更に、SRS伝送をトリガするために使用される情報を含み得る。例えば、第1DCIにおけるC個のブロックの1つは、SRSトリガシグナリングを含み、SRSトリガシグナリングは、基地局がRRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングなどの上位層シグナリングを使用することによって設定するSRS伝送をトリガするために使用され得る。
本発明の拡張において、情報伝送方法は更に、ダウンリンク方向に拡張され得る。この場合、基地局は、目標チャネルおよび/または信号をUEへ送信し、第1リソースは、ダウンリンク送信リソースである。この場合、目標チャネルおよび/または信号は、主同期信号、副同期信号、同期信号ブロック、物理ブロードキャストチャネル、CSI−RS、トラッキング参照信号(Tracking reference signal、TRS)、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT−RS)、復調参照信号(DMRS、Demodulation reference signal)、物理ダウンリンク制御チャネル、物理ダウンリンク共有チャネルおよび制御リソースセットCORESETのうち少なくとも1つであり得る。
前述の第1指示情報設定方法が、ダウンリンク送信において目標チャネルおよび/または信号を示すために使用されるとき、基地局は第1指示情報をUEへ送信し、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される。
基地局が目標チャネルおよび/または信号をUEへ送信する前に、UEは、第2リソースおよび対応するビームを使用することによって、他の情報を基地局へ送信する、または、基地局が目標チャネルおよび/または信号をUEへ送信する前に、基地局は、第2リソースおよび対応するビームを使用することによって、他の情報をUEへ送信し、UEは、対応する受信ビームを使用することによって、第2リソース上で送信された信号を受信する。言い換えれば、UEはすでに、第2リソースと受信ビームとの間の対応関係を認識し、基地局は、これに基づいて、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し得て、その結果、UEは、第1指示情報に基づいて、第1リソース上で目標チャネルおよび/または信号を受信するためにUEが必要とするビームを決定する、または、第1リソース上で目標チャネルおよび/または信号を送信するために基地局によって使用されるビームを決定する。例えば、UEは、第1指示情報に基づいて、第1リソース上で目標チャネルおよび/または信号を受信するためにUEが必要とするビームが、第2リソース上で送信される信号をUEが受信する受信ビームであると決定する、または、UEは、第1指示情報に基づいて、QCL関係が、目標チャネルおよび/または信号を送信するためのアンテナポートと、第2リソース上で信号を送信するためのアンテナポートとの間に存在すると決定する。具体的には、第1指示情報を送信するための方法は、前述の方式のいずれか1つ、または、組み合わせであり得る。
任意選択で、前述の実装において、第1指示情報は更に、既に使用された第k回目の受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のために使用されること、または、第1リソースが、第k回目で既に示された第2リソースに対応することを示すために使用され得て、kは、基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、k=1またはk=2である。例えば、方式5における表1のMAC CEまたはDCIにおける、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドは更に、既に使用された第k回目の受信ビームが、目標チャネルおよび/または信号に使用されること、または、第2リソースが、第k回目で既に示された第2リソースであることを示すために使用され得る。
任意選択で、前述の実装において、第1指示情報は更に、目標チャネルおよび/または信号に使用される受信ビームが、UE自体によって決定されること、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートが限定されないことを示すために使用され得る。例えば、方式5における表1のMAC CEまたはDCIにおける第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用されるフィールドは更に、目標チャネルおよび/または信号に使用される受信ビームが、UE自体によって決定されること、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートは限定されないことを示すために使用され得る。
504:UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する。
505.UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、第2リソースを決定し、第2リソースに対応するビームに基づいて、アップリンク送信ビームまたはダウンリンク受信ビームを決定する。
任意選択で、第2リソースに対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定することは更に、アップリンク受信ビームを決定することであり得る。例えば、第2リソース上でチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるアップリンク受信ビームは、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク受信ビームとして決定され得る、または、第2リソース上でチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるアップリンク受信ビームは、第2リソース上でチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のために使用されるアンテナポートとの間のQCL関係に基づいて、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク受信ビームとして決定される。別の例として、第2リソース上でのチャネルおよび/または信号のダウンリンク送信に使用される空間フィルタは、目標チャネルおよび/または信号のアップリンク受信に使用される空間フィルタとして決定され得る、または、第2リソース上でのチャネルおよび/または信号のダウンリンク送信に使用されるダウンリンク送信ビームに対応するアップリンク受信ビームは、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク受信ビームとして決定され得る、または、第2リソース上でチャネルおよび/または信号を送信するために使用されるアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のために使用されるアンテナポートとの間のQCL関係に基づいて、第2リソース上でのチャネルおよび/または信号のダウンリンク送信に使用される空間フィルタは、目標チャネルおよび/または信号のアップリンク受信に使用される空間フィルタとして決定され得る、または、第2リソース上でのチャネルおよび/または信号のダウンリンク送信に使用されるダウンリンク送信ビームに対応するアップリンク受信ビームは、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク受信ビームとして決定される。
UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信した後に、UEはまず、第1指示情報に含まれる対応関係と、設定されたリソースグループに含まれる第1リソースとに基づいて、第1リソースに対応する第2リソースを決定し、次に、第2リソースとビームとの間の知られている対応関係と、第2リソースに対応するビームとに基づいて、目標チャネルおよび/または信号についてのアップリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームを決定し得る。
例えば、UEが第2リソースおよび対応するビーム上で他の情報を送信するとき、第2リソースとアップリンク送信ビームとの間の対応関係は知られており、この場合、第2リソースに対応するビームは、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク送信ビームとして直接決定され得る、または、第2リソースに対応する受信ビームは、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク受信ビームとして直接決定される。基地局が第2リソースおよび対応するビーム上で他の情報を送信するとき、第2リソースとダウンリンク受信ビームとの間の対応関係は知られており、この場合、目標チャネルおよび/または信号のためのアップリンク送信ビームは、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって第2リソースに対応するビームに基づいて決定され得る。任意選択で、ビームは、空間フィルタでもあり得る、または、QCL関係が、第2リソース上で送信される信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間に存在する。
任意選択で、解決するための別の実装において、前述の段階および実施形態において、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無い場合、第1リソースと、第1リソースの前の目標チャネルおよび/または信号の送信のために占有されたリソースとの間に対応関係が存在することが事前定義される。例えば、前回の目標チャネルおよび/または信号を送信するためのビームまたは空間フィルタが、今回の目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される、または、例えば、QCL関係が、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、前回のチャネルおよび/または信号を送信するためのアンテナポートとの間に存在する。任意選択で、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無い場合、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号のために使用される送信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号を決定することが事前定義される。任意選択で、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無く、かつ、目標チャネルおよび/または信号が初めて送信された場合、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号に使用される送信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号を決定すること、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号が限定されないことが事前定義される。
任意選択で、既に使用された第k回目の送信ビームが目標チャネルおよび/または信号のために使用されること、または、第1リソースが、既に示された第k回目の第2リソースに対応することを示すために第1指示情報が使用される場合(ここで、kは基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、k=1またはk=2)、UEは、既に使用された第k回目の送信ビームを使用する、または、既に示された第k回目の第1リソースと第2リソースとの間の対応関係に基づいて、アップリンク送信ビームまたは受信ビームを決定する、または、既に示された第k回目の第1リソースと第2リソースとの間の対応関係に基づいて、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートと、第2リソース上で送信される信号のために使用されるアンテナポートとの間にQCL関係が存在すると決定する。具体的には、本発明の本実施形態における、送信ビームまたは受信ビーム、または、QCL関係を決定するための方法が使用され得る。
任意選択で、第1指示情報は、目標チャネルおよび/または信号に使用される送信ビームがUE自体によって決定されること、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートが限定されないと示すために使用される場合、UE自体が、目標チャネルおよび/または信号のための送信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートが限定されないことを決定する。
任意選択で、前述の段階または実施形態において、目標チャネルおよび/または信号によって占有されるシンボルの一部または全部で、UEが第3チャネルおよび/または信号を送信する場合、UEは、第3チャネルおよび/または信号のための送信ビームまたは受信ビームが、目標チャネルおよび/または信号のものと同一であるかどうかを決定する必要がある、または、UEは、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在するかどうかを決定する必要がある。任意選択で、本発明における、目標チャネルおよび/または信号を示すための方法が、第3チャネルおよび/または信号を示す、例えば、第3チャネルおよび/または信号と第4リソースとの間の対応関係を示す、または、第3チャネルおよび/または信号とビームまたは空間フィルタとの間の対応関係、または、第3チャネルおよび/または信号のためのポートと、第4リソース上で送信される信号のためのポートとの間にQCL関係が存在するかどうかを示すために使用され得る。この場合、UEは、第2リソースが第4リソースと同一であるかどうかに基づいて、第3チャネルおよび/または信号のための送信ビームまたは受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のためのものと同一であるかどうかを決定し得る(ビームは、空間フィルタであり得る)、または、UEは、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在するかどうかを決定する必要がある。
任意選択で、第3チャネルおよび/または信号は、サウンディング参照信号SRS、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つであり得る。
任意選択で、第3チャネルおよび/または信号のための送信ビームまたは受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のものと同一であるとUEが決定した場合、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在するとUEが決定する必要がある場合、UEは、目標チャネルおよび/または信号、および、第3チャネルおよび/または信号を送信する。第3チャネルおよび/または信号のための送信ビームまたは受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のものと異なるとUEが決定した場合、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在しないとUEが決定した場合、以下の実装方法が利用可能である。
実装方法1:UEは、事前定義された優先度に基づいて、目標チャネルおよび/または信号、ならびに、第3チャネルおよび/または信号のうちの1つをシンボル上で送信することを決定する。例えば、事前定義された優先度は、PUSCHの優先度がSRSより低いこと、および、PUCCHの優先度がSRSより高いことであり得る。この場合、例えば、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がPUSCHである場合、PUSCHはSRSのシンボルにマッピングされず、レートマッチングが実行される。別の例として、目標チャネルおよび/または信号がPUCCHであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がSRSである場合、SRSはPUCCHのシンボルにマッピングされない。加えて、例えば、PUSCH上でアップリンク制御情報を搬送する、または、DMRSを搬送するシンボルの優先度は、SRSのものより高いこと、または、PUSCH上の前方配置DMRS(front−loaded DMRS)のシンボルの優先度は、SRSのものより高く、PUSCH上の追加のDMRS(additional DMRS)の優先度がSRSのものより低い、または、より高いことが更に定義され得る。別の例として、CSIを搬送するPUCCHの優先度はSRSのものより低いことが定義され得る。例えば、目標チャネルおよび/または信号がPUCCHであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がSRSである場合、PUCCHはSRSのシンボルにマッピングされない。任意選択で、シンボルの数、フォーマット、占有された周波数領域リソースの数、または、PUCCHの占有されたRBの数は、事前定義された方式で調整され得て、その結果、PUCCHはSRSのシンボルにマッピングされず、UEはPUCCHを送信できる。
実装方法2:基地局は優先度情報を設定する。例えば、実装方法1における優先度は基地局によって設定されないことがあり得て、例えば、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングを使用することによって設定される。UEは、基地局によって設定された優先度情報、および、実装方法1における方法に基づいて、目標チャネルおよび/または信号と第3チャネルおよび/または信号との間のマッピングおよび/またはレートマッチングを決定する。
任意選択で、前述の実装方法において、目標チャネルおよび/または信号によって占有される周波数領域リソースは、第3チャネルおよび/または信号によって占有される周波数領域リソースと異なり得る、または、それと部分的もしくは完全に重複する。
任意選択で、前述の実装方法において、目標チャネルおよび/または信号の時間−周波数リソースの一部または全部が、第3チャネルおよび/または信号のものと同一である場合、以下の処理方法が利用可能である。
処理方法1:前述の実装方法における優先度に基づいて、高い優先度のチャネルおよび/または信号を決定する。UEが、高い優先度のチャネルおよび/または信号の設定に基づいて、高い優先度のチャネルおよび/または信号をマッピングし、UEは、低い優先度のチャネルおよび/または信号を送信しない。
処理方法2:前述の実装方法における優先度に基づいて、高い優先度のチャネルおよび/または信号を決定する。UEが、高い優先度のチャネルおよび/または信号の設定に基づいて、高い優先度のチャネルおよび/または信号をマッピングし、UEは、高い優先度のチャネルおよび/または信号の時間−周波数リソース以外の時間−周波数リソース上で、低い優先度のチャネルおよび/または信号を送信する。具体的には、低い優先度のチャネルおよび/または信号がPUSCHであるとき、PUSCHは、高い優先度のチャネルおよび/または信号の時間−周波数リソース以外の、基地局によって設定またはスケジューリングされる、PUSCHを送信するために使用される時間−周波数リソースにマッピングされる。低い優先度のチャネルおよび/または信号がSRSであるとき、目標チャネルおよび/または信号の一部または全部の時間−周波数リソースが第3チャネルおよび/または信号のものと同一であるシンボル上で、SRSは、設定されたSRS帯域幅における高い優先度のチャネルおよび/または信号の周波数領域リソースとは異なる周波数領域リソースにおける一部または全部のリソースにマッピングされる。例えば、具体的には、SRSがマッピングされる帯域幅は、4個のRBの整数倍であり、SRSがマッピングされる周波数領域リソースは連続することが確実にされる必要がある。更に、UEは、SRSがマッピングされる周波数領域リソースに基づいてSRSのシーケンスを決定し得る。低い優先度のチャネルおよび/または信号がPUCCHであるとき、PUCCHは、高い優先度のチャネルおよび/または信号の時間−周波数リソース以外の時間−周波数リソースにマッピングされ、UEは、PUCCHがマッピングされるリソースに基づいて、PUCCHのシンボルの数、フォーマットおよび帯域幅、ならびに、PUCCHに含まれるアップリンク制御情報のうち少なくとも1つを決定し、PUCCHを送信する。
任意選択で、第1指示情報が無いとき、または、送信ビームが無いとき、処理方法1および処理方法2が更に使用され得る。
本発明の拡張において、情報伝送方法は更に、ダウンリンク方向に拡張され得る。この場合、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて第2リソースを決定し、第2リソースに対応するビームに基づいてダウンリンク受信ビームを決定する。例えば、本発明の本実施形態における、送信ビームを決定するためにアップリンク方向において使用される方法は、受信ビームを決定するためにダウンリンク方向において使用され得る。
UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信した後に、UEはまず、第1指示情報に含まれる対応関係と、設定されたリソースグループに含まれる第1リソースとに基づいて、第1リソースに対応する第2リソースを決定し、次に、第2リソースとビームとの間の知られている対応関係と、第2リソースに対応するビームとに基づいて、目標チャネルおよび/または信号についてのダウンリンク受信ビームを決定し得る。
例えば、UEが第2リソースおよび対応するビーム上で他の情報を受信したとき、第2リソースとダウンリンク受信ビームとの間の対応関係は知られており、この場合、第2リソースに対応するダウンリンク受信ビームは、目標チャネルおよび/または信号のためのダウンリンク受信ビームとして直接決定され得る。UEが第2リソースおよび対応するビーム上で他の情報を送信するとき、第2リソースとアップリンク送信ビームとの間の対応関係は知られており、この場合、目標チャネルおよび/または信号のためのダウンリンク受信ビームは、アップリンクビームとダウンリンクビームとの間の対応関係を使用することによって、第2リソースに対応するアップリンク送信ビームに基づいて決定され得る。任意選択で、ビームは、空間フィルタでもあり得る、または、QCL関係が、第2リソース上で送信される信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間に存在する。
任意選択で、前述の段階および実施形態において、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無い場合、第1リソースと、第1リソースの前の目標チャネルおよび/または信号の送信のために占有されたリソースとの間に対応関係が存在することが事前定義される。例えば、前回の目標チャネルおよび/または信号を受信するためのビームまたは空間フィルタが、今回の目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される、または、例えば、QCL関係が、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、前回のチャネルおよび/または信号を送信するためのアンテナポートとの間に存在する。任意選択で、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無い場合、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号のために使用される受信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号を決定することが事前定義される。任意選択で、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無く、かつ、目標チャネルおよび/または信号が初めて受信された場合、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号のために使用される受信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号を決定することが事前定義される。
任意選択で、前述の段階または実施形態において、目標チャネルおよび/または信号によって占有されるシンボルの一部または全部で、第3チャネルおよび/または信号をUEが受信する、または、基地局が送信する場合、UEは、第3チャネルおよび/または信号のための送信ビームまたは受信ビームが、目標チャネルおよび/または信号のものと同一であるかどうかを決定する必要がある(ビームは空間フィルタであり得る)、または、UEは、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在するかどうかを決定する必要がある。任意選択で、本発明における、目標チャネルおよび/または信号を示すための方法が、第3チャネルおよび/または信号を示す、例えば、第3チャネルおよび/または信号と第4リソースとの間の対応関係を示す、または、第3チャネルおよび/または信号とビームまたは空間フィルタとの間の対応関係、または、第3チャネルおよび/または信号のためのポートと、第4リソース上で送信される信号のためのポートとの間にQCL関係が存在するかどうかを示すために使用され得る。この場合、UEは、第2リソースが第4リソースと同一であるかどうかに基づいて、第3チャネルおよび/または信号のための受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のためのものと同一であるかどうかを決定し得る(ビームは、空間フィルタであり得る)、または、UEは、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在するかどうかを決定する必要がある。
この場合、第3チャネルおよび/または信号は、ダウンリンクチャネルおよび/または信号であり、主同期信号、副同期信号、同期信号ブロック、物理ブロードキャストチャネル、CSI−RS、トラッキング参照信号(Tracking reference signal、TRS)、位相トラッキング参照信号(phase tracking reference signal、PT−RS)、復調参照信号(DMRS、Demodulation reference signal)、物理ダウンリンク制御チャネル、物理ダウンリンク共有チャネルおよび制御リソースセットCORESETのうち少なくとも1つであり得る。
任意選択で、第3チャネルおよび/または信号のための受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のものと同一であるとUEが決定した場合、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在するとUEが決定する必要がある場合、UEは、目標チャネルおよび/または信号、および、第3チャネルおよび/または信号を受信する。第3チャネルおよび/または信号のための受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のものと異なるとUEが決定した場合、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在しないとUEが決定した場合、以下の実装方法が利用可能である。
実装方法1:UEが、事前定義された優先度に基づいて、目標チャネルおよび/または信号、および、第3チャネルおよび/または信号のうちの1つは、シンボル上で受信される、または、シンボルにマッピングされると決定する。例えば、事前定義された優先度は、PDSCHの優先度がCSI−RSのものより低いこと、および、PDCCHの優先度はCSI−RSのものより高いことであり得る。この場合、例えば、目標チャネルおよび/または信号がCSI−RSであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がPDSCHである場合、PDSCHはCSI−RSのシンボルにマッピングされず、レートマッチングが実行される。別の例として、目標チャネルおよび/または信号がPDCCHであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がCSI−RSである場合、CSI−RSはPSCCHのシンボルにマッピングされない。加えて、例えば、PDSCH上の前方配置DMRS(front−loaded DMRS)を搬送するシンボルの優先度は、CSI−RSのものより高いこと、および、PDSCH上の追加のDMRS(additional DMRS)の優先度は、SRSのものより低い、または、より高いことが更に定義され得る。別の例として、目標チャネルおよび/または信号がCSI−RSであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号が同期信号または同期信号ブロックである場合、CSI−RSはシンボルにマッピングされない。
実装方法2:基地局は優先度情報を設定する。例えば、実装方法1における優先度は基地局によって設定されないことがあり得て、例えば、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングを使用することによって設定される。UEは、基地局によって設定された優先度情報、および、実装方法1における方法に基づいて、目標チャネルおよび/または信号と第3チャネルおよび/または信号との間のマッピングおよび/またはレートマッチングを決定する。
任意選択で、第3チャネルおよび/または信号の受信ビームが、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートの第1部分のものと同一であるとUEが決定した場合、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートの第1部分との間にQCL関係が存在するとUEが決定する必要がある場合、UEは、アンテナポートの第1部分における目標チャネルおよび/または信号、ならびに、第3チャネルおよび/または信号を受信する。例えば、目標チャネルおよび/または信号がPDSCH、または、PDSCHのDMRSであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がCSI−RSであるとき、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートの第1部分は、DMRSグループにおけるアンテナポートであり得る。第3チャネルおよび/または信号のための受信ビームが、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートの第2部分と異なるとUEが決定する場合、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートの第2部分との間にQCL関係が存在しないとUEが決定した場合、以下の実装方法が利用可能となる。
実装方法1:UEが、事前定義された優先度に基づいて、アンテナポートの第2部分上の目標チャネルおよび/または信号、および、第3チャネルおよび/または信号のうちの1つは、シンボル上で受信される、または、シンボルにマッピングされると決定する。例えば、事前定義された優先度は、PDSCHの優先度がCSI−RSより低いことであり得る。この場合、例えば、目標チャネルおよび/または信号がPDSCH、または、PDSCHのDMRSであり、かつ、第3チャネルおよび/または信号がCSI−RSである場合、アンテナポートの第2部分上のPDSCHは、CSI−RSのシンボルにマッピングされず、レートマッチングが実行される。
実装方法2:基地局は優先度情報を設定する。例えば、実装方法1における優先度は基地局によって設定されないことがあり得て、例えば、RRCシグナリングまたはMAC CEシグナリングを使用することによって設定される。UEは、基地局によって設定された優先度情報、および、実装方法1における方法に基づいて、アンテナポートの第2部分における目標チャネルおよび/または信号と、第3チャネルおよび/または信号との間のマッピングおよび/またはレートマッチングを決定する。
任意選択で、基地局は、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間の関連を設定し、第3チャネルおよび/または信号、ならびに、目標チャネルおよび/または信号は、関連ポート上で同時に送信され得る。具体的には、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートaと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートbとの間に関連が存在する場合、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートaの受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートbの受信ビームと同一であるかどうか、または、第3チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートaと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートbとの間にQCL関係が存在するかどうかにかかわらず、第3チャネルおよび/または信号は、アンテナポートa上で送信され得て、目標チャネルおよび/または信号はアンテナポートb上で同時に送信され得る。
任意選択で、第3信号および/またはチャネルのためのアンテナポートと、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートとの間の関連もユーザ機器によって報告され得る。
任意選択で、既に使用された第k回目の受信ビームが目標チャネルおよび/または信号のために使用されること、または、第1リソースが、既に示された第k回目の第2リソースに対応することを示すために第1指示情報が使用される場合(ここで、kは基地局によって設定または事前定義され得て、例えば、k=1またはk=2)、UEは、既に使用された第k回目の受信ビームを使用する、または、既に示された第k回目の第1リソースと第2リソースとの間の対応関係に基づいて、アップリンク送信ビームまたは受信ビームを決定する、または、既に示された第k回目の第1リソースと第2リソースとの間の対応関係に基づいて、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートと、第2リソース上で送信される信号のために使用されるアンテナポートとの間にQCL関係が存在すると決定する。具体的には、本発明の本実施形態における、送信ビームまたは受信ビーム、または、QCL関係を決定するための方法が使用され得る。
任意選択で、第1指示情報は、目標チャネルおよび/または信号に使用される受信ビームがUE自体によって決定されること、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートが限定されないことを示すために使用される場合、UE自体が、目標チャネルおよび/または信号のための受信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号に使用されるアンテナポートとのQCL関係を有するアンテナポートが限定されないことを決定する。
任意選択で、解決するための別の実装において、前述の段階および実施形態において、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無い場合、第1リソースと、第1リソースの前の目標チャネルおよび/または信号の送信のために占有されたリソースとの間に対応関係が存在することが事前定義される。例えば、前回の目標チャネルおよび/または信号を送信するためのビームまたは空間フィルタが、今回の目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される、または、例えば、QCL関係が、目標チャネルおよび/または信号のためのアンテナポートと、前回のチャネルおよび/または信号を送信するためのアンテナポートとの間に存在する。任意選択で、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無い場合、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号のために使用される受信ビームを、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号決定する必要があることが事前定義される。任意選択で、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示す対応する第1シグナリングが無く、かつ、目標チャネルおよび/または信号が初めて送信される場合、ユーザ機器自体が、目標チャネルおよび/または信号に使用される受信ビーム、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号を決定する必要があること、または、目標チャネルおよび/または信号とのQCL関係を有する信号が限定されないことが事前定義される。
506.UEが、第1リソースおよびアップリンク送信ビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
本発明の本実施形態における段階501から段階506の詳細な説明は、本発明の別の実施形態における段階401から段階406の詳細な説明と同様であることに留意すべきである。本発明の本実施形態における段階501から段階506の詳細な説明については、本発明の別の実施形態における段階401から段階406の詳細な説明を参照されたい。ここでは詳細を更に説明しない。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、基地局は、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定し、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
図6は、本発明の一実施形態に係る別の情報伝送方法のフローチャートである。図6に示すように、方法は以下の段階を備え得る。
601.UEは能力指示情報を基地局へ送信する。
基地局がUEのビーム能力に基づいてUEのためにリソースを設定することを可能にするべく、UEは、自身のビーム能力を基地局へ報告し得る。具体的には、UEは、能力指示情報を基地局へ送信することによって自身のビーム能力を報告し得る。
例えば、UEは、メッセージ3(Message 3)および/またはアップリンク上位層シグナリングを使用することによって、能力指示情報を基地局へ送信し得る。
能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む。能力タイプは、ビームマネジメントステージおよび/またはビームの任意選択範囲を含み得る。加えて、能力タイプは事前定義され得る、または、基地局によって設定され得る。
例えば、能力タイプがビームマネジメントステージを含むとき、ビームマネジメントステージは、U−1ステージ、U−2ステージおよびU−3ステージを含み得る。U−1ステージにおいて、基地局は、UEの異なる送信ビームを測定し得て、それにより、UEの送信ビームの選択、または、基地局の受信ビームの選択をサポートする。U−2ステージにおいて、基地局は、自身の異なる受信ビームを測定し得て(この場合、これに対応して、UEは同一の送信ビーム上で信号を基地局へ送信し得る)、それにより、基地局内、または、基地局間の可能な受信ビームの切り替えをサポートする。U−3ステージにおいて、基地局は、自身の異なる受信ビームを測定し得て(この場合、これに対応して、UEは異なる送信ビーム上で信号を基地局へ送信し得る)、その結果、UEはビームフォーミングシナリオにおいて自身の送信ビームを変更できる。
能力タイプがビームの任意選択範囲を含むとき、ビーム(送信ビームを指す)の任意選択範囲は、0度〜360度または45度〜135度などを含み得る。
例えば、能力タイプがビームマネジメントステージを含み、かつ、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数が能力指示情報の報告に使用されるとき、図7に示されるように、U−1ステージにおいてUEによってサポートされるビームの最大数が4であり、かつ、U−3ステージにおいてUEによってサポートされるビームの最大数が5であると想定すると、UEによって基地局へ送信される能力指示情報は、U−1ステージにおいてサポートされるビームの最大数が4であること、および、U−3ステージにおいてサポートされるビームの最大数が5であることを含み得る。
別の例として、能力タイプがビームの任意選択範囲を含み、かつ、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値が能力指示情報の報告に使用されるとき、0度〜360度においてUEによってサポートされるビームの最大数が16であり、45度〜135度においてUEによってサポートされるビームの最大数が4であり、かつ、ビームの数が8以上16未満であるとき対応する量子化値が2であり、ビームの数が1以上8未満であるとき対応する量子化値が1であると想定すると、UEによって基地局へ送信される能力指示情報は、0度〜360度においてサポートされるビームの最大数の量子化値は2であること、および、45度〜135度においてサポートされるビームの最大数の量子化値は1であることを含み得る。
602.基地局がUEによって送信された能力指示情報を受信する。
603.基地局が、能力指示情報に基づいてUEのためにリソースグループを設定する。
リソースグループは、少なくとも1つのリソースサブグループを含み得て、リソースサブグループは少なくとも1つの第1リソースを含み、第1リソースは、目標チャネルおよび/または信号を送信するためにUEによって使用される。
本発明の本実施形態において、第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。目標チャネルおよび/または信号は、SRS、PRACH、PUSCH、PUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号およびアップリンク復調参照信号のうち少なくとも1つを含む。
基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信した後に、基地局は、UEによって異なる能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数、または、サポートされるビームの最大数の量子化値に基づいて、対応する能力タイプに対応するリソースグループをUEのために設定し得る。原理としては、UEのために設定されたリソースグループを分割することによって取得され得るリソースサブグループの数は、対応する能力タイプにおけるUEのビームの最大数以下である。
段階603の詳細な説明は、本発明の別の実施形態における段階401の詳細な説明と同様であることに留意すべきである。本発明の本実施形態における段階603の詳細な説明については、本発明の別の実施形態における段階401の詳細な説明を参照されたい。本発明の本実施形態において、ここでは詳細を更に説明しない。
604.基地局が第2指示情報をUEへ送信する。
リソースグループの分割を実装するべく、基地局は更に、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割するためにUEによって使用される第2指示情報をUEへ送信し得る。
605.UEが、基地局によってUEのために設定されるリソースグループを取得する。
606.UEが、基地局によって送信された第2指示情報を受信する。
607.UEが、第2指示情報に基づいて、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割する。
UEが、基地局によって設定されたリソースグループを取得し、基地局によって送信された第2指示情報を受信した後に、UEは、第2指示情報によって示されるグループ化方式において、取得されたリソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割し得る。
608.基地局が第1指示情報をUEへ送信し、第1指示情報は、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される。
ビームはアップリンク送信ビームであり得る、または、ダウンリンク受信ビームであり得る。UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するときにビームフォーミングを実装できるようにするべく、基地局は、第1指示情報を使用することによって、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースと、ビームとの間の対応関係をUEに示す。
特定の実装において、基地局は、以下の異なる方式で、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースと、ビームとの間の対応関係をUEに示し得る。
方式1:第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号を含む。
同一の識別子が、異なるリソースサブグループにおける第1リソースを示すために使用され得て、この場合、リソースグループに含まれるすべてのリソースサブグループについて、対応関係は、第1リソースが同一のビームに対応すると決定するために使用され得る。
方式2:第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号を含む。言い換えれば、各リソースサブグループに含まれるすべての第1リソースは同一のビームに対応する。ビームがダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームである場合、ユーザ機器は、各サブリソース上で、ダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームと対になったアップリンク送信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
方式3:第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を含み、ビームグループは少なくとも1つのビームを含む。
例えば、ビームグループは、U−1ステージにおける送信ビームに含まれる、U−3ステージにおけるUEのものである送信ビームであり得る、または、基地局によって定義されたビームグループであり得る。
方式4:第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号を含む。
言い換えれば、方式3から方式4において、各リソースサブグループはビームグループに対応する。当然ながら、ビームグループにおけるビームの番号、または、複数のリソースサブグループの識別子に対応するビームグループの番号は同一であり得る。言い換えれば、複数のリソースサブグループは1つのビームグループに対応し得る。
方式5:第1指示情報はビームグループにおける各ビームの番号を含む。
方式6:第1指示情報はビームグループの番号を含む。
言い換えれば、方式5および方式6において、すべてのリソースサブグループは1つのビームグループに対応する。
リソースグループが少なくとも1つのリソースサブグループに分割され、リソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係が方式2から方式6において示されるので、第1指示情報のシグナリングオーバーヘッドを効果的に低減できる。
方式7:第1指示情報は、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲を含む。
基地局がUEのビーム能力を認識していないとき、基地局は、方式7において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースと、ビームとの間の対応関係をUEに示し得て、その結果、UE自体は、ある範囲内のビームを選択でき、より正確なビーム探索を実装できる。
方式8:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号とを含む。
方式9:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号とを含み、ビームグループは、少なくとも1つのビームを含む(異なる第1リソースは、同一のビームグループに対応し得る)。
方式10:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームグループの番号とを含む(異なる第1リソースの識別子は同一のビームグループの番号に対応し得る)。
言い換えれば、方式9および方式10において、各第1リソースは1つのビームグループに対応する。当然ながら、ビームグループにおけるビームの番号、または、複数の第1リソースの識別子に対応するビームグループの番号は同一であり得る。言い換えれば、複数の第1リソースは1つのビームグループに対応し得る。
方式11:第1指示情報は、各第1リソースの識別子と、各第1リソースの識別子に対応するビームの任意選択範囲とを含む。基地局がUEのビーム能力を認識していないとき、基地局は、方式11において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示し得る。
基地局が第1指示情報をUEへ送信する前に、基地局は更に、ビームと、ビームの番号との間の対応関係を示すために使用される設定情報をUEへ送信する必要があり、ビームの番号は、基地局によって選択されるビームのシーケンス番号であり得る。
609.UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する。
610.UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定する。
基地局が、段階608における方式1において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEは、第1指示情報に含まれる、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号に基づいて、第1リソースに対応するビームの番号を直接決定し、次に、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。
基地局が、段階608における方式2において、UEのために設定されるリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEはまず、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、次に、リソースサブグループの決定された識別子、ならびに、第1指示情報に含まれる、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号に基づいて、リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号を決定し、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。ビームがダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームである場合、ユーザ機器は、各サブリソース上で、ダウンリンク送信ビームまたはアップリンク受信ビームと対になったアップリンク送信ビームを使用することによって、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
基地局が、段階608における方式3において、UEのために設定されるリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEはまず、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、次に、リソースサブグループの決定された識別子、ならびに、第1指示情報に含まれる、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの番号に基づいて、リソースサブグループの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を決定し、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。
基地局が、方式4において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定する具体的なプロセスは、基地局が方式3において第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すときに、UEがアップリンク送信ビームを決定するプロセスと同様である。本発明の本実施形態において、ここでは詳細を更に説明しない。
基地局が方式5または方式6において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEは、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。第1リソースが属するリソースサブグループにおけるすべての第1リソースは、1つのアップリンク送信ビームに対応する。
基地局が方式7において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEはまず、第1リソースが属するリソースサブグループの識別子を決定し、次に、決定されたリソースサブグループの識別子、ならびに、第1指示情報に含まれる各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲に基づいて、リソースサブグループの識別子に対応するビームの任意選択範囲を決定し、ビームの任意選択範囲に基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。
基地局が、段階608における方式8において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEは、第1指示情報に含まれる、第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームの番号に基づいて、第1リソースに対応するビームの番号を直接決定し、次に、ビームの番号に対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。
基地局が段階608における方式9において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1指示情報を受信した後に、目標チャネルおよび/または信号が第1リソース上で送信される必要がある場合、UEは、第1指示情報に含まれる第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号に基づいて、第1リソースの識別子に対応するビームグループにおける各ビームの番号を直接決定し、ビームグループにおけるビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定し得る。
基地局が、方式10または方式11において、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すとき、UEが第1リソースおよび第1指示情報に基づいてアップリンク送信ビームを決定する具体的なプロセスは、基地局が方式9において第1リソースとビームとの間の対応関係をUEに示すときに、UEがアップリンク送信ビームを決定するプロセスと同様である。本発明の本実施形態において、ここでは詳細を更に説明しない。
段階610の詳細な説明は、本発明の別の実施形態における段階405の詳細な説明と同様であることに留意すべきである。本発明の本実施形態における段階610の詳細な説明については、別の実施形態における段階405の詳細な説明を参照されたい。本発明の本実施形態において、ここでは詳細を更に説明しない。
611.UEが、第1リソースおよびアップリンク送信ビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
UEがアップリンク送信ビームを決定した後に、UEは、第1リソースおよび決定されたアップリンク送信ビーム上で目標チャネルおよび/または信号を送信し得て、それにより、目標チャネルおよび/または信号に対するビームフォーミングを実装する。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、基地局は、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定し、第1リソースとビームとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
図8は、本発明の一実施形態に係る別の情報伝送方法のフローチャートである。図8に示されるように、方法は以下の段階を備え得る。
701.UEが能力指示情報を基地局へ送信する。
702.基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信する。
703.基地局が、能力指示情報に基づいて、UEのためにリソースグループを設定する。
704.基地局が第2指示情報をUEへ送信する。
705.UEが、UEのために基地局によって設定されたリソースグループを取得する。
706.UEが、基地局によって送信された第2指示情報を受信する。
707.UEが、第2指示情報に基づいて、リソースグループを少なくとも1つのリソースサブグループに分割する。
708.基地局が第1指示情報をUEへ送信し、第1指示情報は、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される。
UEが目標チャネルおよび/または信号を送信するときにビームフォーミングを実装できるようにするべく、基地局は、第1指示情報を使用することによって、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースと、第2リソースとの間の対応関係をUEに示す。第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を基地局へ送信するためにUEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、または、第2リソースは、UEが目標チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報をUEへ送信するために基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む。言い換えれば、基地局は、ビームと対応関係にあることが知られている第2リソースと第1リソースとの間の対応関係をUEへ送信し得て、その結果、UEはビームフォーミングに必要なビームを決定する。
特定の実装において、基地局は、以下の異なる方式で、UEのために設定されたリソースグループにおける各第1リソースと、第2リソースとの間の対応関係をUEに示し得る。
方式1.第1指示情報は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含む。
以下の方式は、リソースサブグループにおける各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、リソースサブグループにおける各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。
加えて、更に、方式1に基づいて、第1指示情報は更に、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含む。
方式2:第1指示情報は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を含む。
以下の方式は、各リソースサブグループと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子、および、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースの識別子を含む、または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループ上の信号のためのアンテナポートと第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間にQCL関係が存在することを示すために使用される情報を含む。
方式3:第1指示情報は、各リソースサブグループと、第2リソースグループとの間の対応関係を含み、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
以下の方式は、各リソースサブグループと第2リソースグループとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子とを含む、または、第1指示情報は具体的には、各リソースサブグループの識別子と、各リソースサブグループの識別子に対応する第2リソースグループの識別子とを含む。
方式4:第1指示情報は第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含む。
方式5:第1指示情報が第2リソースグループの識別子を含む。
加えて、更に、方式2から方式5に基づいて、第1指示情報は更に、各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含む。
方式6:第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を含む。
以下の方式は、各第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソース上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。
方式7:第1指示情報は、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係を含み、第2リソースグループは少なくとも1つの第2リソースを含む。
以下の方式は、各第1リソースと第2リソースグループとの間の対応関係を示すために使用され得る。第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループにおける各第2リソースの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、各第1リソースの識別子、および、各第1リソースの識別子に対応する第2リソースグループの識別子を含む。または、第1指示情報は具体的には、QCL関係が、各第1リソース上の信号のためのアンテナポートと、第2リソースグループ上の信号のためのアンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む。
方式8:第1指示情報は、各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含む。
任意選択で、図5に対応する実施形態の解決法は、本実施形態においても使用され得る。
709:UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信する。
710.UEが、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、第2リソースを決定し、第2リソースに対応するアップリンク送信ビームを決定する。
UEが、基地局によって送信された第1指示情報を受信した後に、UEはまず、第1指示情報に含まれる対応関係と、設定されたリソースグループに含まれる第1リソースとに基づいて、第1リソースに対応する第2リソースを決定し、次に、第2リソースとビームとの間の知られている対応関係と、第2リソースに対応するビームとに基づいて、アップリンク送信ビームを決定し得る。
本発明の本実施形態において、本発明の本実施形態における、第1指示情報に基づいて第2リソースを決定する説明は、本発明の別の実施形態における段階610における、第1指示情報に基づいてビームを決定するプロセスと同様であることに留意すべきである。本発明の本実施形態において、第1指示情報に基づ第2リソースを決定する具体的なプロセスはここでは更に説明されない。詳細については、本発明の別の実施形態における段階610における、第1指示情報に基づいてビームを決定する詳細な説明を参照されたい。
加えて、更に、段階708における方式1において、第1指示情報が更に各第1リソースとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含むとき、UEが第2リソースを決定した後に、UEは、第2リソースに対応するビームを参照ビームとして使用し、次に、参照ビームおよびビームの任意選択範囲に基づいて、ビームの任意選択範囲におけるアップリンク送信ビームを決定し得る。当然、更に、段階708における方式2〜方式5においても、第1指示情報が更に各リソースサブグループとビームの任意選択範囲との間の対応関係を含むとき、UEが第2リソースを決定した後に、UEは、第2リソースに対応するビームを参照ビームとして使用し、次に、参照ビームおよびビームの任意選択範囲に基づいて、ビームの任意選択範囲におけるアップリンク送信ビームを決定し得る。
段階710の詳細な説明は、本発明の別の実施形態における段階505の詳細な説明と同様であることに留意すべきである。本発明の本実施形態における段階710の詳細な説明については、別の実施形態における段階505の詳細な説明を参照されたい。本発明の本実施形態において、ここでは詳細を更に説明しない。
711.UEが、第1リソースおよびアップリンク送信ビーム上で、目標チャネルおよび/または信号を送信する。
本発明の本実施形態によって提供される情報伝送方法において、基地局は、目標チャネルおよび/または信号を送信するために使用される少なくとも1つの第1リソースをUEのために設定し、第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される第1指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、第1リソースおよび第1指示情報に基づいて、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要なビームを決定できる。従って、目標チャネルまたは信号、またはその両方がSRSであるとき、UEは、目標チャネルおよび/または信号を送信するために必要な決定されたビームを使用することによってSRSを送信でき、それにより、SRSに対するビームフォーミングを実装する。
図5に対応する実施形態における指示方法も前述の実施形態に適用され得ることに留意すべきである。
図9は、本発明の実施形態に係る能力報告方法のフローチャートである。図9に示されるように、方法は以下の段階を備え得る。
801:UEが、能力タイプに基づいて、能力指示情報を基地局へ送信する。
能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数を含む、または、能力指示情報は、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む。
段階801の詳細な説明は、本発明の別の実施形態における段階601の詳細な説明と同様であることに留意すべきである。段階801の詳細な説明については、本発明の別の実施形態における段階601の詳細な説明を参照されたい。本発明の本実施形態において、ここでは詳細を更に説明しない。
802.基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信する。
本発明の本実施形態によって提供される能力報告方法において、UEは、能力タイプに基づいて、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数、または、UEによって能力タイプ内においてサポートされるビームの最大数の量子化値を含む能力指示情報を基地局へ送信し、その結果、基地局が、UEによって送信された能力指示情報を受信した後に、基地局は、UEの能力指示情報に基づいて、第1リソースをUEに割り当てることができる。これにより、過剰なリソースをUEに割り当てることにより発生するリソースの無駄、または、不十分な第1リソースをUEに割り当てることにより発生する不完全なビーム探索の問題を回避する。
図10は、本発明の実施形態に係るリソース指示方法のフローチャートである。図10に示されるように、方法は以下の段階を備え得る。
901.基地局が指示情報をUEへ送信し、指示情報は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子、または、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む。
ビームはポートであり得る、または、プリコーディングされ得る。リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含み得る。ビームは、ダウンリンク受信ビーム、または、ダウンリンク送信ビーム、または、ダウンリンク受信ビームおよびダウンリンク送信ビーム(の対)、または、アップリンク送信ビーム、または、アップリンク受信ビーム、または、アップリンク送信ビームおよびアップリンク受信ビームの対、または、ダウンリンク受信ビームおよびアップリンク送信ビームの対であり得る。
図11に示されるように、異なるリソースは同一のビームに対応し得る。ビーム1(1はビームの番号)がリソース1に対応することを基地局がUEに示すとき、UEは、ビーム1がリソース1に対応するビームであると決定し得る。ビーム1がリソース1に対応することを基地局がUEに示した後に、ビーム1がリソース2に対応することを基地局がUEに示す場合、ビーム1がリソース2に対応することを示す、基地局によって送信されたインジケーションをUEが受信した後に、UEは、ビーム1が、リソース2に対応するビームであると決定し得る。加えて、ビーム1がリソース2に対応することを示すインジケーションが受信されるまで、基地局が2つのインジケーションを送信する間の一定期間に、UEは常に、ビーム1がリソース1に対応するビームであると決定する。
902.UEが、基地局によって送信された指示情報を受信する。
本発明の本実施形態によって提供されるリソース指示方法において、基地局は、ビームの番号およびビームの番号に対応するリソースの識別子を含む指示情報をUEへ送信する、または、基地局は、リソースの番号およびリソースの番号に対応するリソースの識別子を含む指示情報をUEへ送信し、その結果、UEは、指示情報に基づいて、情報を送信するために必要なビーム、または、ビームの候補セットを決定し、決定されたビームを使用することによって情報を送信し、それにより、ビームフォーミングを実装する。基地局は、いくつかのリソース識別子のみに番号を付け得て、それにより、基地局がビームの番号またはリソースの番号を示すときのシグナリングオーバーヘッドが減少する。
上では主に、ネットワーク要素間のインタラクションという観点から、本発明の実施形態によって提供される解決法が説明される。前述の機能を実装するべく、各ネットワーク要素は例えば、基地局またはUEが、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者であれば、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される例におけるアルゴリズムのステップは、本発明におけるハードウェア、または、ハードウェアおよびコンピュータソフトウェアの組み合わせによって実装されることができると容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、または、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決法の特定の適用、および、設計上の制約条件で決まる。当業者であれば、異なる方法を使用して、説明された機能を特定の適用毎に実装し得るが、そのような実装が本発明の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
本発明の実施形態において、基地局およびUEにおける機能モジュールは、前述の方法の例に従って定義され得る。例えば、各機能モジュールは、各機能との対応関係において定義され得る、または、2またはより多くの機能は1つの処理モジュールに統合され得る。統合モジュールは、ハードウェアの形式で実装され得る、または、ソフトウェア機能モジュールの形式で実装され得る。本発明の実施形態におけるモジュールの分割は単に例であり、論理的機能の分割に過ぎないことに留意すべきである。実際の実装において他の分割方式が利用可能であり得る。
各機能モジュールが、各機能との対応関係において定義されるとき、図12は、前述の実施形態における基地局の可能な概略構造図である。図12に示されるように、基地局は、設定ユニット1001、送信ユニット1002および受信ユニット1003を含み得る。
設定ユニット1001は、図4に示される情報伝送方法における段階401、図5に示される情報伝送方法における段階501、図6に示される情報伝送方法における段階603、および、図8に示される情報伝送方法における段階703を基地局が実行することをサポートするよう構成される。
送信ユニット1002は、図4に示される情報伝送方法における段階403、図5に示される情報伝送方法における段階503、図6に示される情報伝送方法における段階604および段階608、図8に示される情報伝送方法における段階704および段階708、ならびに、図10に示されるリソース指示方法における段階901を基地局が実行することをサポートするよう構成される。
受信ユニット1003は、図6に示される情報伝送方法における段階602、図8に示される情報伝送方法における段階702、および、図9に示される能力報告方法における段階802を基地局が実行することをサポートするよう構成される。
前述の方法の実施形態における段階のすべての関連内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得ることに留意すべきである。ここでは詳細を更に説明しない。
本発明の本実施形態によって提供される基地局は、前述の情報伝送方法を実行するよう構成され、それにより、前述の情報伝送方法と同一の効果を達成する、または、前述のリソース指示方法を実行するよう構成され、それにより、前述のリソース指示方法と同一の効果を達成する、または、前述の能力報告方法を実行するよう構成され、それにより、前述の能力報告方法と同一の効果を達成する。
統合されたユニットが使用されるとき、図13は、前述の実施形態における基地局の別の可能な概略構造図である。図13に示されるように、基地局は処理モジュール1101および通信モジュール1102を含む。
処理モジュール1101は、基地局の動作を制御および管理するよう構成される。例えば、処理モジュール81は、図4に示される情報伝送方法における段階401、図5に示される情報伝送方法における段階501、図6に示される情報伝送方法における段階603、および、図8に示される情報伝送方法における段階703を基地局が実行することをサポートするよう構成され、および/または、明細書において説明される技術の他のプロセスにおいて使用されるよう構成される。通信モジュール1102は、基地局と別のネットワークエンティティとの間の通信、例えば、図1、図3、図14または図15に示される機能モジュールまたはネットワークエンティティとの通信をサポートするよう構成される。例えば、通信モジュール1102は、図4に示される情報伝送方法における段階403、図5に示される情報伝送方法における段階503、図6に示される情報伝送方法における段階602、段階604および段階608、図8に示される情報伝送方法における段階704および段階708、図9に示される能力報告方法における段階802、および、図10に示されるリソース指示方法における段階901を基地局が実行することをサポートするよう構成される。基地局は更に、基地局のプログラムコードおよびデータを記憶するよう構成される記憶モジュール1103を含み得る。
処理モジュール1101はプロセッサまたはコントローラであり得る。処理モジュール1101は、本発明の開示において説明される、様々な例示的論理ブロック、モジュールおよび回路を実装または実行し得る。プロセッサはまた、演算機能を実装するための組み合わせ、例えば、1または複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、または同様のものであり得る。通信モジュール1102は、送受信機、送受信回路、通信インタフェースまたは同様のものであり得る。記憶モジュール1103はメモリであり得る。
処理モジュール1101がプロセッサであり、通信モジュール1102が送受信機であり、記憶モジュール1103がメモリであるとき、本発明の本実施形態における基地局は、図2に示される基地局であり得る。
各機能モジュールが、各機能との対応関係において定義されるとき、図14は、前述の実施形態におけるUEの可能な概略構造図である。図14に示されるように、UEは、取得ユニット1201、受信ユニット1202、送信ユニット1203および決定ユニット1204を含み得る。
取得ユニット1201は、図4に示される情報伝送方法における段階402、図5に示される情報伝送方法における段階502、図6に示される情報伝送方法における段階605、および、図8に示される情報伝送方法における段階705をUEが実行することをサポートするよう構成される。
受信ユニット1202は、図4に示される情報伝送方法における段階404、図5に示される情報伝送方法における段階504、図6に示される情報伝送方法における段階606および段階609、図8に示される情報伝送方法における段階706および段階709、および、図10に示されるリソース指示方法における段階902をUEが実行することをサポートするよう構成される。
送信ユニット1203は、図4に示される情報伝送方法における段階406、図5に示される情報伝送方法における段階506、図6に示される情報伝送方法における段階601および段階611、図8に示される情報伝送方法における段階701および段階711、および、図9に示される能力報告方法における段階801をUEが実行することをサポートするよう構成される。
決定ユニット1204は、図4に示される情報伝送方法における段階405、図5に示される情報伝送方法における段階505、図6に示される情報伝送方法における段階607および段階610、および、図8に示される情報伝送方法における段階707および段階710をUEが実行することをサポートするよう構成される。
前述の方法の実施形態における段階のすべての関連内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得ることに留意すべきである。ここでは詳細を更に説明しない。
本発明の本実施形態によって提供されるUEは、前述の情報伝送方法を実行するよう構成され、それにより、前述の情報伝送方法と同一の効果を達成する、または、前述のリソース指示方法を実行するよう構成され、それにより、前述のリソース指示方法と同一の効果を達成する、または、前述の能力報告方法を実行するよう構成され、それにより、前述の能力報告方法と同一の効果を達成する。
統合されたユニットが使用されるとき、図15は、前述の実施形態におけるUEの別の可能な概略構造図である。図15に示されるように、UEは、処理モジュール1301および通信モジュール1302を含む。
処理モジュール1301は、UEの動作を制御および管理するよう構成され、例えば、図4に示される情報伝送方法における段階402および段階405、図5に示される情報伝送方法における段階502および段階505、図6に示される情報伝送方法における段階605、段階607および段階610、図8に示される情報伝送方法における段階705、段階707および段階710を実行するよう構成される。通信モジュール1302は、UEと別のネットワークエンティティとの間の通信、例えば、図1、図2、図12、または、図13に示される機能モジュールまたはネットワークエンティティとの通信をサポートするよう構成される。例えば、通信モジュール1302は、図4に示される情報伝送方法における段階404および段階406、図5に示される情報伝送方法における段階504および段階506、図6に示される情報伝送方法における段階601、段階606、段階609および段階611、図8に示される情報伝送方法における段階701、段階706、段階709および段階711、図9に示される能力報告方法における段階801、および、図10に示されるリソース指示方法における段階902をUEが実行することをサポートする。UEは更に、UEのプログラムコードおよびデータを記憶するよう構成される記憶モジュール1303を含み得る。
処理モジュール1301はプロセッサまたはコントローラであり得る。処理モジュール1301は、本発明の開示において説明される、様々な例示的論理ブロック、モジュールおよび回路を実装または実行し得る。プロセッサはまた、演算機能を実装するための組み合わせ、例えば、1または複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、または同様のものであり得る。通信モジュール1302は、送受信機、送受信回路、通信インタフェースまたは同様のものであり得る。記憶モジュール1303はメモリであり得る。
処理モジュール1301がプロセッサであり、通信モジュール1302が送受信機であり、記憶モジュール1303がメモリであるとき、本発明の本実施形態におけるUEは、図3に示されるUEであり得る。
実装についての前述の説明により、当業者は、説明を簡便性および簡潔性の目的で、前述の機能モジュールの分割は説明のための例であることを理解することが可能である。実際の適用において、前述の機能は、要求に従って異なる複数のモジュールに割り当てられて実装され得る。すなわち、機器の内部構造は、前述の機能のすべてまたは一部を実装するべく異なる機能モジュールに分割される。
本願で提供されるいくつかの実施形態において、開示された機器および方法は、他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明されている機器の実施形態は一例に過ぎない。例えば、モジュールまたはユニットの分割は、論理的機能の分割に過ぎず、実際の実装においては、他の分割であり得る。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わされ得る、または、別の機器に統合され得る、または、いくつかの特徴が無視され得る、または、実行されないことがあり得る。加えて、表示または議論されている相互結合もしくは直接的結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装され得る。機器間またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実装されてよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理的に別個であっても、そうでなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、1または複数の物理的ユニットであり得る、または、1つの場所に位置し得る、または、異なる場所に分散し得る。実施形態の解決法の目的を達成するべく、実際の必要性に従ってユニットの一部または全部が選択され得る。
加えて、本発明の実施形態の機能ユニットが1つの処理ユニットに統合されてよく、または、当該ユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、または、2つまたはそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され得る。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、かつ、個別の製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本発明の実施形態における技術的解決法は本質的に、または、先行技術に寄与する部分、または、技術的解決法の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態において説明される方法の段階の全部または一部を実行するよう、(シングルチップマイクロコンピュータ、チップ、または同様のものであり得る)デバイス、または、プロセッサ(processor)に命令するための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、光ディスクまたは同様のものなど、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
説明されたことは、本発明の特定の実装に過ぎず、本発明の保護範囲を限定する意図はない。本発明において開示された技術的範囲内で当業者が容易に考案したあらゆる変形または置き換えは、本発明の保護範囲に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
(項目1)
情報伝送方法であって、
基地局が、ユーザ機器UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定する段階であって、上記第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するために上記UEによって使用される、段階と、
上記基地局が、第1指示情報を上記UEへ送信する段階であって、上記第1指示情報は、上記第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される、段階と、
上記基地局が、第2アンテナポート上で上記UEによって送信された第2チャネルおよび/または信号を上記第2リソース上で受信し、上記基地局が、上記第1アンテナポート上で上記UEによって送信された上記第1チャネルおよび/または信号を受信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が上記第1アンテナポートと上記第2アンテナポートとの間に存在する、または、上記UEによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、上記UEによって上記第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、段階、または、
上記基地局が、上記第2リソースおよび第3アンテナポート上で第3チャネルおよび/または信号を上記UEへ送信し、上記基地局が、上記第1アンテナポート上で上記UEによって送信された上記第1チャネルおよび/または信号を受信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が上記第1アンテナポートと上記第3アンテナポートとの間に存在する、または、上記UEによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、上記UEによって上記第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、段階と
を備える方法。
(項目2)
上記少なくとも1つの第1リソースはリソースグループに含まれ、上記リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第1チャネルおよび/または信号は、サウンディング参照信号SRS、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含む、項目1または2に記載の方法。
(項目4)
上記第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
上記第1指示情報は、上記リソースサブグループにおける上記第1リソースの各々と、上記第2リソースとの間の対応関係を含む、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
上記第1指示情報は具体的には、上記リソースサブグループにおける上記第1リソースの各々の識別子、および、上記第1リソースの各々の上記識別子に対応する上記第2リソースの識別子を含む、または、
上記第1指示情報は具体的には、疑似コロケーションQCL関係が、上記第1リソースの各々における信号のためのアンテナポートと、上記第2リソースにおける上記信号のための上記アンテナポートとの間に存在することを示すために使用される情報を含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
情報伝送方法であって、
ユーザ機器UEが、基地局によって上記UEのために設定される少なくとも1つの第1リソースを取得する段階であって、上記第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するために上記UEによって使用される、段階と、
上記UEが、上記基地局によって送信された第1指示情報を受信する段階であって、上記第1指示情報は、上記第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用される、段階と、
上記UEが、上記第2リソースおよび第2アンテナポート上で第2チャネルおよび/または信号を上記基地局へ送信し、上記UEが、上記第1アンテナポート上で、上記第1チャネルおよび/または信号を上記基地局へ送信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が、上記第1アンテナポートと上記第2アンテナポートとの間に存在する、または、上記UEによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、上記UEによって上記第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、段階、または、
上記UEが、上記第2リソースおよび第3アンテナポート上で上記基地局によって送信された第3チャネルおよび/または信号を受信し、上記UEが、上記第1アンテナポート上で、上記第1チャネルおよび/または信号を上記基地局へ送信する段階であって、疑似コロケーションQCL関係が上記第1アンテナポートと上記第3アンテナポートとの間に存在する、または、上記UEによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームが、上記UEによって上記第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、段階と
を備える方法。
(項目8)
上記少なくとも1つの第1リソースはリソースグループに含まれ、上記リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含む、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記UEが、上記基地局によって送信された第1指示情報を受信する上記段階の後に、上記方法は更に、
上記UEが、上記第1リソースおよび上記第1指示情報に基づいて上記第2リソースを決定し、上記第2リソースに対応するビームに基づいてアップリンク送信ビームを決定する段階と、
上記UEが、上記第1リソースおよび上記アップリンク送信ビーム上で上記第1チャネルおよび/または信号を送信する段階と
を備える、項目7または8に記載の方法。
(項目10)
上記第1チャネルおよび/または信号は、サウンディング参照信号SRS、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含む、項目7から9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
上記第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、項目7から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
上記第1指示情報は、上記リソースサブグループにおける上記第1リソースの各々と、上記第2リソースとの間の対応関係を含む、項目7から11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
設定ユニットと、送信ユニットと、受信ユニットとを備える基地局であって、
上記設定ユニットは、ユーザ機器UEのために少なくとも1つの第1リソースを設定するよう構成され、上記第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するために上記UEによって使用され、
上記送信ユニットは、第1指示情報を上記UEへ送信するよう構成され、上記第1指示情報は、上記第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され、
上記受信ユニットは、第2アンテナポート上で上記UEによって送信された第2チャネルおよび/または信号を上記第2リソース上で受信するよう構成され、上記受信ユニットは更に、上記第1アンテナポート上で上記UEによって送信された上記第1チャネルおよび/または信号を受信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が上記第1アンテナポートと上記第2アンテナポートとの間に存在する、または、上記UEによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームが、上記UEによって上記第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、または、
上記送信ユニットが、上記第2リソースおよび第3アンテナポート上で第3チャネルおよび/または信号を上記UEへ送信するよう構成され、上記受信ユニットは更に、上記第1アンテナポート上で上記UEによって送信された上記第1チャネルおよび/または信号を受信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が、上記第1アンテナポートと上記第3アンテナポートとの間に存在する、または、上記UEによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームが、上記UEによって上記第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、
基地局。
(項目14)
上記少なくとも1つの第1リソースはリソースグループに含まれ、上記リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含む、項目13に記載の基地局。
(項目15)
上記第1チャネルおよび/または信号は、サウンディング参照信号SRS、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含む、項目13または14に記載の基地局。
(項目16)
上記第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、項目13から15のいずれか一項に記載の基地局。
(項目17)
上記第2リソースは、上記UEが上記第1チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を上記基地局へ送信するために上記UEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、または、
上記第2リソースは、上記UEが上記第1チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を上記UEへ送信するために上記基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、
項目13から16のいずれか一項に記載の基地局。
(項目18)
上記第1指示情報は、上記リソースサブグループにおける上記第1リソースの各々と、上記第2リソースとの間の対応関係を含む、項目13から17のいずれか一項に記載の基地局。
(項目19)
上記第1指示情報は、上記リソースサブグループの各々と上記第2リソースとの間の対応関係を含む、項目13から17のいずれか一項に記載の基地局。
(項目20)
取得ユニット、受信ユニットおよび送信ユニットを備えるユーザ機器UEであって、
上記取得ユニットは、基地局によって上記UEのために設定された少なくとも1つの第1リソースを取得するよう構成され、上記第1リソースは、第1アンテナポート上で第1チャネルおよび/または信号を送信するために上記UEによって使用され、
上記受信ユニットは、上記基地局によって送信された第1指示情報を受信するよう構成され、上記第1指示情報は、上記第1リソースと第2リソースとの間の対応関係を示すために使用され、
上記送信ユニットは、上記第2リソースおよび第2アンテナポート上で第2チャネルおよび/または信号を上記基地局へ送信するよう構成され、上記送信ユニットは更に、上記第1アンテナポート上で上記第1チャネルおよび/または信号を上記基地局へ送信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が上記第1アンテナポートと上記第2アンテナポートとの間に存在する、または、上記送信ユニットによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、上記送信ユニットによって上記第2チャネルおよび/または信号を送信するためのビームと同一である、または、
上記受信ユニットは、上記第2リソースおよび第3アンテナポート上で上記基地局によって送信された第3チャネルおよび/または信号を受信するよう構成され、上記送信ユニットは、上記第1アンテナポート上で上記第1チャネルおよび/または信号を上記基地局へ送信するよう構成され、疑似コロケーションQCL関係が、上記第1アンテナポートと上記第3アンテナポートとの間に存在する、または、上記送信ユニットによって上記第1チャネルおよび/または信号を送信するためのビームは、上記受信ユニットによって上記第3チャネルおよび/または信号を受信するためのビームに対応する、
UE。
(項目21)
上記少なくとも1つの第1リソースはリソースグループに含まれ、上記リソースグループは少なくとも1つのリソースサブグループを含む、項目20に記載のUE。
(項目22)
決定ユニットは、上記受信ユニットによって受信された上記第1リソースおよび上記第1指示情報に基づいて、上記第2リソースを決定し、上記第2リソースに対応するビームに基づいて、アップリンク送信ビームを決定するよう構成され、
上記送信ユニットは、上記取得ユニットによって取得された上記第1リソース上で、および、上記決定ユニットによって決定される上記アップリンク送信ビーム上で、上記第1チャネルおよび/または信号を送信するよう構成される、項目20または21に記載のUE。
(項目23)
上記第1チャネルおよび/または信号は、サウンディング参照信号SRS、物理ランダムアクセスチャネルPRACH、物理アップリンク共有チャネルPUSCH、物理アップリンク制御チャネルPUCCH、アップリンクトラッキング信号、アップリンク発見信号、アップリンクビーム参照信号、アップリンクモビリティ参照信号、アップリンク復調参照信号およびアップリンク位相トラッキング参照信号のうち少なくとも1つを含む、項目20から22のいずれか一項に記載のUE。
(項目24)
上記第1リソースは、時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、項目20から23のいずれか一項に記載のUE。
(項目25)
上記第2リソースは、上記UEが上記第1チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を上記基地局へ送信するために上記UEによって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、または、
上記第2リソースは、上記UEが上記第1チャネルおよび/または信号を送信する前に、情報を上記UEへ送信するために上記基地局によって使用される時間領域リソース、周波数領域リソース、符号領域リソースおよびアンテナポートのうち少なくとも1つを含む、
項目20から24のいずれか一項に記載のUE。
(項目26)
上記第1指示情報は、上記リソースサブグループにおける上記第1リソースの各々と、上記第2リソースとの間の対応関係を含む、項目20から25のいずれか一項に記載のUE。