JP6957264B2 - 電源ユニットおよびレーザ測量機 - Google Patents

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Description

本発明は、電源ユニット、および例えば三脚等に載置してレーザ光を射出することで測量を行うレーザ測量機に関する。
測量機としては、例えばレーザ光を射出することで測量を行うレーザ測量機が知られている。特許文献1のレーザ測量機はその例であり、土木や建築工事などに必要な基準面や基準線を形成する際に用いられる。
特許文献1のレーザ測量機は、ハウジングと、ハウジング内に配置されたレーザ投光器(測定機器)と、を備える。ハウジングは、ベースハウジングと回転ヘッドとを有する。レーザ投光器は、ベースハウジング内に収容されている。レーザ光は、このレーザ投光器から回転ヘッドに向けて射出される。
回転ヘッドは、レーザ投光器から受けたレーザ光を水平方向に偏向すると共に、回転自在な光偏向器を有する。これにより、光偏向器が回転しながらレーザ光が外部に向けて水平に射出される。このようにして、基準線等を形成することができる。
特表2016−510407公報
ところで、この種のレーザ測量機は、土木や建築工事などの現場で単独で測量できるように、電源ユニットを備えている。電源ユニットは、電源ケーブルのプラスクリップとマイナスクリップを用いて、例えば車載用バッテリなどの外部電源のプラスの電源端子とマイナスの電源端子とに対して接続されることがある。この場合には、電源ケーブルを外部電源に対して正しく順差し接続する必要がある。例えば、電源ケーブルのプラスクリップを車載用バッテリのプラスの電源端子に接続し、電源ケーブルのマイナスクリップを車載用バッテリのマイナスの電源端子に接続する必要がある。これにより、外部電源である車載用バッテリは、電源ユニットに対して正しく接続され、レーザ測量機に電源供給することができる。
しかし、実際の測量現場では、電源ケーブルを介して電源ユニットを外部電源に接続する際に、電源ケーブルのプラスクリップが外部電源のマイナスの電源端子に誤って接続され、電源ケーブルのマイナスクリップが外部電源のプラスの電源端子に誤って接続されてしまう、いわゆる電源端子の逆差し接続が行われるおそれがある。
この逆差し接続が起こると、電源ユニットが破損する問題だけではなく、レーザ測量機の本体の回路が破損する等の問題が発生してしまうおそれがある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、電源ケーブルが外部電源に対して逆差し接続された場合であっても、電源ユニットやレーザ測量機の回路の破損を回避することができる電源ユニットおよびレーザ測量機を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、レーザ光により測量を行うレーザ測量機に電源供給を行うために装着される電源ユニットであって、外部電源から電源ケーブルを介して前記レーザ測量機に電源を供給する外部電源基板と、前記外部電源基板を保持する電源本体と、前記電源本体に固定された電源カバーと、を備え、前記外部電源基板は、前記電源ケーブルの接続端子が前記外部電源のプラスの電源端子と前記外部電源のマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、前記外部電源から前記電源ケーブルを介して前記レーザ測量機に電源が供給されないようにして回路の破損を回避するための回路破損回避回路を有し、前記電源カバーは、前記電源ケーブルが引っ掛けられ前記電源ケーブルを保持するケーブル引掛け部を有することを特徴とする電源ユニットにより解決される。
前記構成によれば、外部電源基板は、回路破損回避回路を有する。回路破損回避回路は、電源ケーブルの接続端子が外部電源のプラスの電源端子と外部電源のマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、外部電源から電源ケーブルを介してレーザ測量機に電源が供給されないようにして回路の破損を回避する。これにより、電源ケーブルが外部電源に対して逆差し接続された場合であっても、電源ユニットやレーザ測量機の回路の破損を回避することができる。
また、ケーブル引掛け部には、電源ケーブルが引っ掛けられる。そして、ケーブル引掛け部は、電源ケーブルを保持する。これにより、ケーブル引掛け部は、電源ケーブルの重量が電源ユニットのコネクタ接続部に直接掛かることを抑えることができ、電源ケーブルの重量の一部をいったん負担することができる。このため、電源ユニットのコネクタ接続部が破損することを抑えることができる。また、電源ケーブルの取り扱いを容易にすることができる。
好ましくは、前記回路破損回避回路は、前記電源ケーブルの前記接続端子が前記プラスの電源端子と前記マイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、前記逆差し接続の状態を報知する報知部を有することを特徴とする。
前記構成によれば、回路破損回避回路は報知部を有する。報知部は、電源ケーブルの接続端子がプラスの電源端子とマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、逆差し接続の状態を報知する。このため、使用者は、直ちに外部電源の逆差し接続に気付くことができ、正しい順差し接続に変えることができる。
好ましくは、前記ケーブル引掛け部は、前記電源カバーの表面に接続された第1支持部と、前記第1支持部から離れた位置において前記電源カバーの表面に接続された第2支持部と、前記第1支持部および前記第2支持部に支持され前記電源ケーブルを保持するフック部と、を有することを特徴とする。
前記構成によれば、ケーブル引掛け部は、第1支持部と、第2支持部と、フック部と、を有する。第2支持部は、電源カバーの表面に接続された第1支持部から離れた位置において電源カバーの表面に接続されている。フック部は、第1支持部および第2支持部に支持され電源ケーブルを保持する。このように、電源ケーブルを保持するフック部は、電源カバーの表面に接続された第1支持部と、第1支持部から離れた位置において電源カバーの表面に接続された第2支持部と、に支持されている。そのため、フック部に応力が集中することを抑え、フック部に掛かる力を第1支持部と第2支持部とに分散させることができる。これにより、ケーブル引掛け部および電源カバーの破損を抑えることができる。
前記課題は、本発明によれば、レーザ光により測量を行うレーザ測量機であって、電源供給を行うために装着される電源ユニットを備え、前記電源ユニットは、外部電源から電源ケーブルを介して電源を供給する外部電源基板と、前記外部電源基板を保持する電源本体と、前記電源本体に固定された電源カバーと、を有し、前記外部電源基板は、前記電源ケーブルの接続端子が前記外部電源のプラスの電源端子と前記外部電源のマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、前記外部電源から前記電源ケーブルを介して電源が供給されないようにして回路の破損を回避するための回路破損回避回路を有し、前記電源カバーは、前記電源ケーブルが引っ掛けられ前記電源ケーブルを保持するケーブル引掛け部を有することを特徴とするレーザ測量機により解決される。
前記構成によれば、外部電源基板は、回路破損回避回路を有する。回路破損回避回路は、電源ケーブルの接続端子が外部電源のプラスの電源端子と外部電源のマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、外部電源から電源ケーブルを介してレーザ測量機に電源が供給されないようにして回路の破損を回避する。これにより、電源ケーブルが外部電源に対して逆差し接続された場合であっても、電源ユニットやレーザ測量機の回路の破損を回避することができる。
また、ケーブル引掛け部には、電源ケーブルが引っ掛けられる。そして、ケーブル引掛け部は、電源ケーブルを保持する。これにより、ケーブル引掛け部は、電源ケーブルの重量が電源ユニットのコネクタ接続部に直接掛かることを抑えることができ、電源ケーブルの重量の一部をいったん負担することができる。このため、電源ユニットのコネクタ接続部が破損することを抑えることができる。また、電源ケーブルの取り扱いを容易にすることができる。

本発明によれば、電源ケーブルが外部電源に対して逆差し接続された場合であっても、電源ユニットやレーザ測量機の回路の破損を回避することができる電源ユニットおよびレーザ測量機を提供することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ測量機を表す斜視図である。 本実施形態の装置本体の構成例を表すブロック図である。 本実施形態に係る電源ユニットを表す斜視図である。 本実施形態に係る電源ユニットを表す斜視図である。 本実施形態に係る電源ユニットを表す斜視図である。 本実施形態に係る電源ユニットを表す分解斜視図である。 本実施形態の外部電源基板の電気的な構成例を示すブロック図である。 本実施形態のケーブル引掛け部の構造例を示す断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(レーザ測量機10の全体構成)
図1を参照して、レーザ測量機10の全体構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ測量機を表す斜視図である。
図2は、本実施形態の装置本体の構成例を表すブロック図である。
図1に示すレーザ測量機10は、レーザ光の射出により、土木・建築時の基準面や基準線を形成するもので、レーザ墨出器・回転レーザ装置・ローテーティングレーザ等とも呼ばれる。このレーザ測量機10は、基準面や基準線を形成するための機器に限られるものではなく、例えば射出したレーザ光を受光して距離や角度を測定する機器などであってもよい。
図1に示すレーザ測量機10は、レーザ光を射出し、測量対象物やレーザ光を受光する公知の受光素子装置(不図示であり、レベルセンサーとも言う)に照射されることで、基準面や基準線を測定する。このレーザ測量機10は、例えば三脚の台座上に取付け可能とされている。
レーザ測量機10は、ハウジング30と、装置本体14と、を備える。レーザ測量機10のハウジング30は、三脚等の台座に取付けられる。装置本体14は、ハウジング30内に収容されて、レーザ光を所定の仕様で射出する装置である。図1において、細線で示す陰影はレーザ測量機の表面の三次元形状を表す。
装置本体14には、公知のものを利用することができる。装置本体14の構成例としては、例えば図2に示した構成が挙げられる。図2に示すように、装置本体14は、レーザ光を射出するレーザ投光器15と、このレーザ投光器15から受けたレーザ光を回転しながら外部に射出する回転走査部16と、この回転走査部16を回転させるためのモータ17と、電源ユニット100と、を有する。この電源ユニット100は、レーザ測量機10のハウジング30内に着脱可能に装着されている。電源ユニット100は、レーザ測量機10の回路を構成している、例えばレーザ投光器15及びモータ17などにそれぞれ電源を供給する。
レーザ投光器15は、例えばレーザダイオードおよびコリメートレンズ(不図示)を有し、上方にある回転走査部16に向けて、光軸LB1に沿ってレーザ光を射出する。レーザ投光器15から射出されたレーザ光は、光軸LB1に沿った空洞を有する筒状部材19の中を通って、回転走査部16に照射される。
回転走査部16は、その内部に保持されたペンタプリズムなどの光偏向器13を有する。レーザ光の光軸LB1は、この光偏向器13により水平方向の光軸LB2に変わり、レーザ射出口から外部に射出される。この回転走査部16は、筒状部材19と接続され、筒状部材19がギア20を介して伝達されたモータ17の回転力により回転することで、光軸LB1回りに回転自在となる。なお、図2では水平方向の光軸LB2に射出されたレーザ光のみが例示されているが、本実施形態では、水平方向に対して勾配を有するレーザ光も射出可能とされている。
上述したように、図2に示す電源ユニット100は、レーザ測量機10の回路を構成しているレーザ投光器15やモータ17などの各回路構成要素に対して電源を供給するものである。この電源ユニット100は、レーザ測量機10では重量的に大きなウエイトを占める。従って、レーザ測量機10の三脚に取り付けた時の安定性を考慮して、電源ユニット100は、図1に示すハウジング30内の下部に配置されている。装置本体14は重く、特に下側に収容された電源ユニット100が重いことから、レーザ測量機10の重心は概ね中心部のやや下側にある。
図1に示すハウジング30は、このような構成を有する装置本体14を収容している。ハウジング30は、全体的には卵の長手方向の略半体、或いは達磨のような形状をしており、若干傾いても元の正常な位置に戻るようになっている。
図1と図2に示すように、ハウジング30は、ハウジング本体部(以下、「本体部」という)32と、この本体部32の上部に設けられ、レーザ光を外部に射出するヘッド部33と、を有する。本体部32には、上述したレーザ投光器15、モータ17、及び電源ユニット100が収容されている。ヘッド部33には、回転走査部16が収容されている。
図1に示すように、ヘッド部33は、回転走査部16の周囲を囲む透明なガラス等からなるカバー部35を有する。カバー部35は回転走査部16を保護する。カバー部35の上部は、ドーム状の天板36で封止されている。天板36の上面には、レーザ光を受光する受光素子装置や測量対象物(不図示)に向けて射出するための照準器12が設けられている。
本体部32は、剛性および防水性の高いABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂などのプラスチック材料で形成されている。本体部32の底面には、三脚の台座と接触する脚部27が形成されている。ネジ穴(不図示)が、脚部27に囲まれた中央部に形成されている。このネジ穴は、三脚の台座のネジと螺合される。
本体部32の側面32Bの下部には、乱反射を促進するための乱反射促進部である複数の凹部26が形成されている。これにより、側面32Bの下部に台座などが衝突して傷ついても、光の乱反射により傷を目立たなくすることができる。
図1に示すように、本体部32は、一対の取っ手40,40が突出している。一対の取っ手40,40は、レーザ測量機10を運搬したり設置場所に持ち上げたりするためのハンドルである。
ハウジング30の一対の取っ手40,40の反対側にある側面には、外側に向かって突出した一対の保護部材70,70が設けられている。保護部材70,70は、落下時などに地面などがハウジング30に直接衝突することを防止して外部からの衝撃の軽減を図っている。
なお、図1に示すように、一対の取っ手40,40の間には、スイッチボタン、メニューボタン、勾配設定ボタン等の各種の操作ボタンを有する操作部38が配置されている。
(電源ユニット100)
次に、上述したレーザ測量機10に装着されている電源ユニット100の構造例を、図1と、図3から図5を参照して説明する。
図3〜図5は、本実施形態に係る電源ユニットを表す斜視図である。
なお、図3は、図1に示すレーザ測量機10の本体部32において、着脱可能に装着されている電源ユニット100の構造例と、この電源ユニット100に接続されている、外部電源としてのバッテリ200の例を示している。図4は、電源ユニット100に対して電源ケーブル150が引っ掛けられ保持された状態を示す斜視図である。図5は、電源ユニット100から電源ケーブル150が取り外された状態を示す斜視図である。
図3に示す電源ユニット100は、図1に示す本体部32の下部において、着脱可能に装着されている。本体部32の下部には、電源ユニット装着用の空間部60が設けられている。電源ユニット100は、電源ユニット装着用の空間部60に、着脱可能にはめ込んで搭載される。
比較的重量のある電源ユニット100が、本体部32の下部の電源ユニット装着用の空間部60に装着されるので、三脚などに本体部32を取り付けて測量作業を行う際に、本体部32の安定性を確保することができる。
図3から図5に示す電源ユニット100は、バッテリ(外部電源)200に対して電源ケーブル150を介して接続され、測量現場において測量する時には、レーザ測量機10の回路の構成要素であるレーザ投光器15及びモータ17などにそれぞれ電源を供給する。
図3に示すように、この電源ユニット100は、電源カバー101と、電源本体102と、を有する。電源カバー101は、外部電源カバーともいい、例えば本体部32と同様に、剛性及び防水性の高いABS樹脂などのプラスチック材料で作られている。電源カバー101は、電源本体102の前面側に固定されており、電源本体102を覆っている。
図5に示すように、電源カバー101は、電源接続つまみ110と、ケーブルコネクタの接続部(コネクタ接続部)111と、ケーブル引掛け部120と、蓋部材115と、を有する。
電源カバー101の表面は、本体部32の表面に合わせて凸状の曲面になっている。この電源カバー101の表面において、電源接続つまみ110が、ケーブルコネクタの接続部111と、ケーブル引掛け部120と、の間に配置されている。蓋部材115は、ケーブルコネクタの接続部111の隣の位置に設けられている。
電源カバー101の表面の左側部101Aから右側部101Bにかけて、ケーブル引掛け部120、電源接続つまみ110、ケーブルコネクタの接続部111、そして蓋部材115が、順番に配置されている。
ケーブルコネクタの接続部111には、電源ケーブル150のコネクタ151が差し込まれる。これにより、電源ユニット100とバッテリ200とが電気的に接続される。つまり、ケーブルコネクタの接続部111は、電源ユニット100とバッテリ200とを電気的に接続するためのコネクタの挿入孔である。蓋部材115は、弾性変形可能であり、図4に示すように、電源カバー101の表面から突き出して設けられている。
図5に示すように、電源ケーブル150のコネクタ151がケーブルコネクタの接続部111に差し込まれていない状態では、蓋部材115は、このケーブルコネクタの接続部111を封止しておくことができる。これにより、ほこりや水などの液体が、ケーブルコネクタの接続部111内に入り込むことを防止できる。
図3に示すように、電源ケーブル150は、ケーブル部140と、コネクタ151と、プラスクリップ(接続端子)161と、マイナスクリップ(接続端子)162と、を有する。プラスクリップ161およびマイナスクリップ162は、電源ケーブル150の接続端子に相当する。コネクタ151は、ケーブル部140の一端部に固定されており、例えば図5に示すケーブルコネクタの接続部111内に差し込まれ取り付けられる。プラスクリップ161およびマイナスクリップ162は、ケーブル部140の他端部に設けられている。
図3に示すように、プラスクリップ161は、バッテリ200のプラスの電源端子201を挟み込むことで電気的に接続される。マイナスクリップ162は、バッテリ200のマイナスの電源端子202を挟み込むことで電気的に接続される。
図3に示す外部電源の例としてのバッテリ200の発生電圧としては、プラス10Vからプラス30V程度である。バッテリ200としては、例えば24V電圧の自動車搭載用のバッテリを用いることができる。しかし、外部電源は、車載用のバッテリには限られず、他の種類あるいは用途のバッテリであっても良い。また、バッテリ200の電圧は、24Vに限られない。
次に、図6を参照して、電源ユニット100の電源本体102の構造例を説明する。
図6は、本実施形態に係る電源ユニットを表す分解斜視図である。
図6に示すように、電源本体102は、基部149と、外部電源基板130と、上部ケース171と、下部ケース172と、外部電源用接点175,176と、を有する。外部電源基板130は、カバー130Aにより覆われている。
基部149は、電源カバー101の内側に固定されている。上部ケース171と下部ケース172とは、互いに嵌まることで、例えば充放電可能な二次電池や乾電池などの一次電池を収容する。但し、本実施形態に係る電源ユニット100では、二次電池や一次電池は必ずしも設けられなくともよい。
基部149は、下部ケース172および上部ケース171を受けて保持している。上部ケース171および下部ケース172には、外部電源用接点175,176が取り付けられている。図2に示すように、外部電源用接点175,176は、レーザ測量機10のレーザ投光器15及びモータ17などにそれぞれ電気的に接続される。
図7は、本実施形態の外部電源基板の電気的な構成例を示すブロック図である。
図7(A)は、電源ケーブル150のプラスクリップ161とマイナスクリップ162とが、バッテリ200のプラスの電源端子201とマイナスの電源端子202とにそれぞれ正しく接続された順差し接続状態を示している。すなわち、電源ケーブル150のプラスクリップ161がバッテリ200のプラスの電源端子201に接続され、電源ケーブル150のマイナスクリップ162がバッテリ200のマイナスの電源端子202に接続された状態(順差し状態)を示している。
これに対して、図7(B)は、電源ケーブル150のプラスクリップ161とマイナスクリップ162とが、バッテリ200のマイナスの電源端子202とプラスの電源端子201とにそれぞれ誤って接続された、逆差し接続状態を示している。すなわち、電源ケーブル150のプラスクリップ161がバッテリ200のマイナスの電源端子202に接続され、電源ケーブル150のマイナスクリップ162がバッテリ200のプラスの電源端子201に接続された状態(逆差し状態)を示している。
図7に示す外部電源基板130は、電源端子逆差し時の回路破損回避回路300を有する。
この電源端子逆差し時の回路破損回避回路300は、電源ケーブル150のプラスクリップ161とマイナスクリップ162が、バッテリ200のプラスの電源端子201とマイナスの電源端子202に対して逆差し接続された場合に、バッテリ200から電源ケーブル150を介して、レーザ測量機10の回路を構成しているレーザ投光器15及びモータ17側に電源供給されないようにする。
すなわち、電源ユニット100がレーザ測量機10のハウジング30の電源ユニット装着用の空間部60内に装着されている状態において、バッテリ200が逆差し接続されても、バッテリ200から電源ケーブル150を介してレーザ測量機10の回路を構成しているレーザ投光器15及びモータ17側には電源が供給されない。そのため、レーザ測量機10の回路の破損を回避できる。これにより、電源ケーブル150がバッテリ200に対して逆差し接続された場合であっても、電源ユニット100やレーザ測量機10の回路の破損を回避することができる。
図7(A)に示す例では、電源端子逆差し時の回路破損回避回路300は、入力フィルタ181と、電圧ゾーン通過部182と、DC/DC変換部183と、報知部184と、を有する。
入力フィルタ181は、バッテリ200が発生する例えばプラス24Vの適正な電圧を受け入れるが、バッテリ200が順差し接続であっても、逆差し接続であっても、突発的な高電圧、例えば雷などによる過大電圧の入力を防止する機能を有する。これにより、外部電源基板130や図2に示すレーザ投光器15及びモータ17などは、雷などによる過大電圧の入力から保護される。
電圧ゾーン通過部182は、バンドパスフィルタなどのように、予め定められた電圧範囲の電圧を通すことができる。電圧ゾーン通過部182は、例えば通過電圧範囲として、プラス8.5Vからプラス32Vを通すことができ、しかも入力フィルタ181を通ってきたマイナス電圧(負電圧)を阻止したり、過大電圧を阻止したりする。DC/DC変換部183は、電圧ゾーン通過部182を通過したプラス8.5Vからプラス32Vの電圧をプラス6Vに変換する。DC/DC変換部183によりプラス6Vに変換された電圧は、外部電源用接点175,176を介してレーザ測量機10の回路を構成しているレーザ投光器15及びモータ17などに供給される。
図7(B)に示すように、電源ケーブル150のプラスクリップ161とマイナスクリップ162が、バッテリ200のマイナスの電源端子202とプラスの電源端子201にそれぞれ誤って接続された状態、すなわち逆差し接続が行われた状態であると、電圧ゾーン通過部182は、負電圧である例えばマイナス24Vを検出する。
この際には、電圧ゾーン通過部182は、入力フィルタ181を通して供給された電圧を遮断するとともに、報知部184に対して負電圧を検出したことを通知するための負電圧信号Sを送る。報知部184は、音で報知するブザーや、音声で通知するスピーカ、あるいは発光により視覚で通知する発光部の1種もしくは全部を備えている。
これにより、報知部184は、バッテリ200が逆差し接続された状態であることを使用者に対して通知して警告することができ、ブザー音を発生したり、スピーカによる音声を発生したり、あるいは発光部を発光させることで、使用者に対して視覚的に警告する。このため、使用者は、バッテリ200が逆差し接続であることを、即座にしかも確実に知ることができるので、逆差し接続を順差し接続に直して、正しい接続に変えることができる。
電圧ゾーン通過部182が、バッテリ200からの例えばプラス24Vの適正な電圧を通過させると、DC/DC変換部183は、電圧ゾーン通過部182を通過したプラス8.5Vからプラス32Vの入力電圧、例えばプラス24Vの適正な入力電圧を、必要とする出力電圧である例えばプラス6Vに変換して、外部電源用接点175,176から出力できる。
図8は、本実施形態のケーブル引掛け部の構造例を示す断面図である。
図8に示すケーブル引掛け部120は、電源カバー101の表面において突出するようにして形成されている。ケーブル引掛け部120は、電源ケーブル150のケーブル部140の一部を矢印Xで示すように差し込むことで、ケーブル部140を電源カバー101側で保持する。
具体的には、ケーブル引掛け部120は、第1支持部123と、第2支持部124と、フック部125と、を有する。第1支持部123および第2支持部124は、互いに離れた位置において電源カバー101の表面に接続されている。フック部125は、第1支持部123および第2支持部124に支持され、電源ケーブル150を保持する。また、ケーブル引掛け部120は、ケーブル部140の一部をはめ込んで収容する収容部121と、空隙部122と、を有する。収容部121は、フック部125と、電源カバー101の表面と、の間の空間であり、ケーブル部140の太さに合わせて形成されている。収容部121は、ケーブル部140の一部をはめ込んで収容し易いようにするために、断面ほぼU型を呈している。空隙部122は、第1支持部123と第2支持部124との間の空間である。
フック部125は、ケーブル部140が浮き上がらないようにケーブル部140を着脱可能に引掛けて保持可能である。ケーブル部140の一部分が収容部121にはめ込まれる際には、フック部125は、上方に向けて凸状に形成され、片持ちばり型の形状を有しているので、R方向に弾性変形する。
また、フック部125は、電源カバー101の表面に接続された第1支持部123と、第1支持部123から離れた位置において電源カバー101の表面に接続された第2支持部124と、に支持されている。そのため、フック部125に応力が集中することを抑え、フック部125に掛かる力を第1支持部123と第2支持部124とに分散させることができる。これにより、ケーブル引掛け部120および電源カバー101の破損を抑えることができる。
ケーブル引掛け部120は、電源ケーブル150のケーブル部140を引っ掛けて保持することにより、電源ケーブル150の重量が電源カバー101のケーブルコネクタの接続部111に直接掛かることを抑えることができ、電源ケーブル150の重量の一部をいったん負担することができる。このため、電源カバー101のケーブルコネクタの接続部111が破損することを抑えることができる。また、電源ケーブル150の取り扱いを容易にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
10・・・レーザ測量機、 12・・・照準器、 13・・・光偏向器、 14・・・装置本体、 15・・・レーザ投光器、 16・・・回転走査部、 17・・・モータ、 19・・・筒状部材、 20・・・ギア、 26・・・凹部、 27・・・脚部、 30・・・ハウジング、 32・・・本体部、 32B・・・側面、 33・・・ヘッド部、 35・・・カバー部、 36・・・天板、 38・・・操作部、 40・・・取っ手、 60・・・空間部。 70・・・保護部材、 100・・・電源ユニット、 101・・・電源カバー、 101A・・・左側部、 101B・・・右側部、 102・・・電源本体、 110・・・電源接続つまみ、 111・・・接続部、 115・・・蓋部材、 120・・・ケーブル引掛け部、 121・・・収容部、 122・・・空隙部、 123・・・第1支持部、 124・・・第2支持部、 125・・・フック部、 130・・・外部電源基板、 130A・・・カバー、 140・・・ケーブル部、 149・・・基部、 150・・・電源ケーブル、 151・・・コネクタ、 161・・・プラスクリップ、 162・・・マイナスクリップ、 171・・・上部ケース、 172・・・下部ケース、 175,176・・・外部電源用接点、 181・・・入力フィルタ、 182・・・電圧ゾーン通過部、 183・・・変換部、 184・・・報知部、 200・・・バッテリ、 201、202・・・電源端子、 300・・・回路破損回避回路、 LB1、LB2・・・光軸、 S・・・負電圧信号

Claims (4)

  1. レーザ光により測量を行うレーザ測量機に電源供給を行うために装着される電源ユニットであって、
    外部電源から電源ケーブルを介して前記レーザ測量機に電源を供給する外部電源基板と、
    前記外部電源基板を保持する電源本体と、
    前記電源本体に固定された電源カバーと、
    を備え、
    前記外部電源基板は、前記電源ケーブルの接続端子が前記外部電源のプラスの電源端子と前記外部電源のマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、前記外部電源から前記電源ケーブルを介して前記レーザ測量機に電源が供給されないようにして回路の破損を回避するための回路破損回避回路を有し、
    前記電源カバーは、前記電源ケーブルが引っ掛けられ前記電源ケーブルを保持するケーブル引掛け部を有することを特徴とする電源ユニット。
  2. 前記回路破損回避回路は、前記電源ケーブルの前記接続端子が前記プラスの電源端子と前記マイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、前記逆差し接続の状態を報知する報知部を有することを特徴とする請求項1に記載の電源ユニット。
  3. 前記ケーブル引掛け部は、
    前記電源カバーの表面に接続された第1支持部と、
    前記第1支持部から離れた位置において前記電源カバーの表面に接続された第2支持部と、
    前記第1支持部および前記第2支持部に支持され前記電源ケーブルを保持するフック部と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電源ユニット。
  4. レーザ光により測量を行うレーザ測量機であって、
    電源供給を行うために装着される電源ユニットを備え、
    前記電源ユニットは、
    外部電源から電源ケーブルを介して電源を供給する外部電源基板と、
    前記外部電源基板を保持する電源本体と、
    前記電源本体に固定された電源カバーと、
    を有し、
    前記外部電源基板は、前記電源ケーブルの接続端子が前記外部電源のプラスの電源端子と前記外部電源のマイナスの電源端子とに対して逆差し接続された場合に、前記外部電源から前記電源ケーブルを介して電源が供給されないようにして回路の破損を回避するための回路破損回避回路を有し、
    前記電源カバーは、前記電源ケーブルが引っ掛けられ前記電源ケーブルを保持するケーブル引掛け部を有することを特徴とするレーザ測量機。
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