JP6975589B2 - 表示灯 - Google Patents
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Description
表示灯を取付面から突出させているのは、取付面の側方からの視認性を向上させるためであるが、その一方で側方から物がぶつかって表示灯が破損する危険がある。
特許文献2の表示灯は、中央に発信機収容部を有し、該発信機収容部の外周を囲むようにリング状に発光表示部が設けられている。
傾斜面を発信機の前面よりも前側に位置させているのは、斜め横から見たときに表示灯が発信機に遮られないようにするためである。これは、「表示灯は赤色の灯火で取付面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れた所から点灯していることが容易に識別できること」という法規の要求を満たすためである。
しかしながら、特許文献2の表示灯は視認性という点では優れているが、表示灯よりも発信機の前面が奥側(背面側)に位置するため、取り付け状態では、表示灯を取付面とほぼ面一の状態にしても、発信機の前面が奥側に凹んだ状態になる。
最近では、表示灯の意匠性が重要視されており、意匠性という観点からは、発信機の前面も含めて取付面と面一に近いフラットな表示灯が好まれることもある。
本発明はかかる知見に基づくものであり、具体的には以下の構成からなるものである。
発光源を収容すると共に前記発信機を収容する発信機収容部を有する本体部と、前記発光源が発光する光を透光させて光る発光表示部とを有し、
前記発光表示部は、前記発信機収容部の外周を囲むように設けられ、凹陥した溝形状をして、少なくとも外周側の溝壁上端面が前記発信機収容部に収納される発信機の前面位置と同じか前面側にあり凹陥部は前記発信機の前面よりも背面側に位置していることを特徴とするものである。
以下、各構成を詳細に説明する。
なお、以下の説明では、表示灯1を取付面3(図4参照)に取り付けた状態で取付面3の手前側(図4における左側)を前面側と言い、取付面3の奥側(図4における右側)を背面側という。
本体部9は、図1〜図3に示すように、略円筒体からなる外周壁部13と、外周壁部13の前端側の外周面から外方に張り出すフランジ状からなる取付部15と、取付部15の内側に設けられた発信機収容部7と、発信機収容部7の外周を囲むように設けられた発光表示部11とを有している。そして、外周壁部13と発信機収容部7の周壁との間には、図3に示すように、空間部17が形成され、この空間部17に発光源としての発光素子19が搭載された基板21(図2参照)が設置されている。
基板21は、図2に示すように、中央が開口した円板によって形成されており、基板21の前面側には発光素子19が複数設けられている。
取付部15は、表示灯1を取付面3に取り付けるためのものであり、前述したように外周壁部13の前端側の外周面から外方に張り出す略正方形のフランジ状に形成されている。
取付部15の四隅には、図1〜図3に示すように、表示灯1を取付面3に取り付けるためのネジ孔15aが設けられている。
発信機取付面部23は、透光性部材で構成され中央が開口する平坦面からなり、両側に発信機5を取り付けるためのネジ孔23aが設けられている。
発信機収容部7に収容される発信機5は、図1、図2に示す通り、押下されると火災信号を発信する押ボタン25と、円板状からなる押ボタン格納部27と、押ボタン格納部27の背面側に形成された発信機本体部29とを有している。
発光表示部11は、本体部9、取付部15と共に透光性を有する樹脂によって一体成形されている。図1、図2では、発光表示部11として機能する部位を明確にするために、当該部位を白色にして他の部位と区別している。
発光表示部11は、発信機収容部7の外周を囲むように設けられ、湾曲するように凹陥した溝形状をしている。該溝形状は、外周側の端面である溝壁上端面31と、内周側の端面である溝壁上端面35とを有し、外周側及び内周側の溝壁上端面31、35の間が凹陥している。
そして、溝形状における外周側の溝壁上端面31は、取付部15よりも前面側に突出しており、それ故に外周側の溝壁上端面31は取付部15よりも前面側に突出した立片部33となっている。立片部33の立上り高さは、図4に示すように、取付面3の厚み程度であり、立片部33は、表示灯1を取付面3の開口に取り付ける際の位置決めの機能を有している。
このため、取付状態において発信機5を含めて表示灯1全体が取付面3とフラットになり、意匠的に優れている。
また、表示灯1を斜め15度の位置から見た状態では、図1に示すように、発光表示部11の外周側及び内周側の溝壁上端面31、35が全周に亘って見えるので、視認性においても優れている。
したがって、図5、図6に示すように、外周側の溝壁上端面31の高さを内周側の溝壁上端面35の高さよりも高く設定してもよい。
このように設定することで、図5に示すように、表示灯1を斜め15度の位置から見た状態で少なくとも外周側の溝壁上端面31を全周に亘って視認することができる。
3 取付面
5 発信機
7 発信機収容部
9 本体部
11 発光表示部
13 外周壁部
15 取付部
15a ネジ孔
17 空間部
19 発光素子
21 基板
23 発信機取付面部
23a ネジ孔
25 押ボタン
27 押ボタン格納部
29 発信機本体部
31 外周側の溝壁上端面
33 立片部
35 内周側の溝壁上端面
Claims (2)
- 開口部を有する取付面に取り付けられて発信機の位置を表示する表示灯であって、
発光源を収容すると共に前記発信機を収容する発信機収容部を有する本体部と、前記発光源が発光する光を透光させて光る発光表示部とを有し、
前記発光表示部は、前記発信機収容部の外周を囲むように設けられ、凹陥した溝形状をして、外周側の溝壁上端面が内周側の溝壁上端面よりも高く設定され、かつ外周側の溝壁上端面が前記発信機収容部に収納される発信機の前面位置と同じか前面側にあり凹陥部は前記発信機の前面よりも背面側に位置していることを特徴とする表示灯。 - 前記凹陥部は湾曲面になっていることを特徴とする請求項1に記載の表示灯。
Priority Applications (1)
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JP2017175356A JP6975589B2 (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 表示灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017175356A JP6975589B2 (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 表示灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019053364A JP2019053364A (ja) | 2019-04-04 |
JP6975589B2 true JP6975589B2 (ja) | 2021-12-01 |
Family
ID=66014228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017175356A Active JP6975589B2 (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 表示灯 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6975589B2 (ja) |
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2017
- 2017-09-13 JP JP2017175356A patent/JP6975589B2/ja active Active
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