JP6956055B2 - 溶接用撮像装置 - Google Patents

溶接用撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6956055B2
JP6956055B2 JP2018171699A JP2018171699A JP6956055B2 JP 6956055 B2 JP6956055 B2 JP 6956055B2 JP 2018171699 A JP2018171699 A JP 2018171699A JP 2018171699 A JP2018171699 A JP 2018171699A JP 6956055 B2 JP6956055 B2 JP 6956055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
welding
case
case body
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018171699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020042241A (ja
Inventor
勝則 和田
勝則 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Nippon Sanso Corp filed Critical Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority to JP2018171699A priority Critical patent/JP6956055B2/ja
Publication of JP2020042241A publication Critical patent/JP2020042241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6956055B2 publication Critical patent/JP6956055B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、溶接用撮像装置に関する。
例えば、金属や非鉄金属などを母材として用いた構造物(被溶接物)の溶接には、従来よりTIG溶接(Tungsten Inert Gas welding)又はプラズマアーク溶接等のGTAW(Gas Tungsten Arc welding)と呼ばれる非消耗電極式のガスシールドアーク溶接が用いられている。
また、MIG溶接(Metal Inert Gas welding)、MAG溶接(Metal Active Gas welding)又は炭酸ガスアーク溶接等のGMAW(Gas Metal Arc welding)と呼ばれる消耗電極式のガスシールドアーク溶接が用いられている。
これらの溶接方法では、一般に溶接用トーチを使用し、電極と被溶接物(母材)との間でアークを発生させて、このアークの熱により被溶接物を溶かして溶融池(プール)を形成しながら、溶接が行われる。また、溶接中は電極の周囲を囲むトーチノズルからシールドガスを放出し、このシールドガスで大気(空気)を遮断しながら溶接が行われる。
また、プラズマアークは、上述した溶接の用途に限らず、例えば、被加工物に対するロウ付けや、接合、切断、溶射、溶融炉などにも利用されている。なお、本発明では、このような溶接以外の用途についても、溶接の一形態として取り扱うものとする。
ところで、溶接条件の改善や、溶接状態の監視を行うため、溶接時にカメラを用いて撮像を行い、溶接トーチの状態や溶接部分の状態などを観察することが行われている。その際に、溶接により発生するスパッタや熱などからカメラを保護するため、カメラをケース(ホルダ)等に収納する必要がある(例えば、下記特許文献1を参照。)。
例えば、下記特許文献1には、ホルダ内の軸心位置にCCDカメラを備え、且つホルダの前端部内側に該ホルダの内部空間を仕切るように複数枚の光学部品を備えて、観察すべき溶接部よりCCDカメラに入射する光を、光学部品により調整することができるようにしてあり、且つホルダを冷却水で冷却するようにしてある溶接部可視化装置用カメラユニットが開示されている。
特許第4352574号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の発明では、例えば、CCDカメラの方向やピントの調整、光学部品の交換、CCDカメラのメンテナンスなど、その度にホルダ内に収納されたCCDカメラや光学部品をホルダから取り出した後に、再度ホルダの内部にCCDカメラや光学部品をホルダの内側に取り付ける必要がある。また、ホルダからCCDカメラを取り出す際は、CCDカメラや光学部品をホルダから取り外すことが困難である。
また、特許文献1に記載の発明では、CCDカメラ及び光学部品を冷却するパージガス(冷却ガス)をホルダの背面側から内部へと導入し、ホルダの前面側から外部へとパージガスを導出する構成となっている。この場合、ホルダの前面側から導出されるパージガスによって、アークの状態が乱れる可能性がある。
さらに、特許文献1に記載の発明では、CCDカメラ及び光学部品が支持部材を介してホルダの内部に固定支持されている。この場合、CCDカメラや光学部品のサイズ毎に支持部材を準備しておく必要がある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、カメラケースに収納されたカメラユニットの調整を容易に行うことを可能とした溶接用撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 溶接時の状態を撮像する溶接用撮像装置であって、
カメラ本体と、前記カメラ本体に対して着脱自在に取り付けられるレンズ鏡筒とを含むカメラユニットと、
前記カメラ本体を内側に収納するケース本体と、前記レンズ鏡筒を覆った状態で前記ケース本体に対して着脱自在に取り付けられるレンズカバーと、前記ケース本体の後面側に着脱自在に取り付けられる蓋体とを含むカメラケースと
前記カメラケースの内側に冷却ガスを流通させることによって、前記カメラユニットを冷却するカメラ冷却機構とを備え
前記ケース本体は、その前面側に前記レンズ鏡筒を貫通させる前面側開口部と、その後面側から前記カメラ本体を挿脱する後面側凹部とを有し、
前記後面側凹部は、前記カメラ本体を収納する収納空間を構成すると共に、当該収納空間に収納された前記カメラ本体との間に、前記冷却ガスが流通する隙間を形成しており、
前記蓋体には、前記後面側凹部と連通される後面側開口部が設けられており、
前記カメラ本体は、前記前面側開口部の周囲を囲むリング状の前面側パッキンを介して前記ケース本体の内側に収納した状態で、前記後面側開口部の周囲を囲むリング状の後面側パッキンを介して前記蓋体を前記ケース本体の後面に取り付けることによって、前記ケース本体と前記蓋体との間で前後方向に挟み込まれた状態で固定されていることを特徴とする溶接用撮像装置
〕 前記カメラ冷却機構は、前記ケース本体と前記レンズカバーとの何れか一方に設けられたガス流入口と、前記ケース本体に設けられたガス流出口とを有することを特徴とする前記〔〕に記載の溶接用撮像装置
〕 前記レンズカバーは、前記レンズ鏡筒とは非接触な状態で前記ケース本体に取り付けられることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の溶接用撮像装置。
〕 前記レンズカバーは、前記レンズ鏡筒を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前面側を覆った状態で前記カバー本体に対して着脱自在に取り付けられるレンズ窓とを有することを特徴とする前記〔1〕〜〔〕の何れか一項に記載の溶接用撮像装置。
〕 前記カメラユニットは、前記レンズ鏡筒に対して着脱自在に取り付けられる光学フィルタを含むことを特徴とする前記〔1〕〜〔〕の何れか一項に記載の溶接用撮像装置。
〕 前記ケース本体には、前記カメラケースを外部に固定する固定具が設けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔〕の何れか一項に記載の溶接用撮像装置。
以上のように、本発明によれば、カメラケースに収納されたカメラユニットの調整を容易に行うことを可能とした溶接用撮像装置を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る溶接用撮像装置の構成を前面側から見た斜視図である。 図1に示す溶接用撮像装置の構成を後面側から見た斜視図である。 図1に示す溶接用撮像装置の構成を示す分解斜視図である。 図1に示す溶接用撮像装置の構成を示す横断面図である。 図1に示す溶接用撮像装置の構成を示す縦断面図である。 図1に示す溶接用撮像装置が備えるフィルタユニットの構成し、(A)はその斜視図、(B)はその分解斜視図である。 図1に示す溶接用撮像装置が備えるレンズカバーの構成を示す分解斜視図である。 図1に示す溶接用撮像装置の別の構成例を示し、(A)はその一例を示す縦断面図、(B)はその他例を示す縦断面図である。 図1に示す溶接用撮像装置の別の構成例を示し、(A)はその構成を示す斜視図、(B)はその構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らないものとする。
本発明の一実施形態として、例えば図1〜図7に示す溶接用撮像装置1について説明する。なお、図1は、溶接用撮像装置1の構成を前面側から見た斜視図である。図2は、溶接用撮像装置1の構成を後面側から見た斜視図である。図3は、溶接用撮像装置1の構成を示す分解斜視図である。図4は、溶接用撮像装置1の構成を示す横断面図である。図5は、溶接用撮像装置1の構成を示す縦断面図である。図6は、溶接用撮像装置1が備えるフィルタユニット6の構成し、(A)はその斜視図、(B)はその分解斜視図である。図7は、溶接用撮像装置1が備えるレンズカバー12の構成を示す分解斜視図である。
本実施形態の溶接用撮像装置1は、図1〜図5に示すように、カメラユニット2と、カメラケース3とを備え、カメラケース3の内側に収納されたカメラユニット2によって、溶接時の状態を撮像し、観察を行うものである。
カメラユニット2は、カメラ本体4と、カメラ本体4の前面に対して着脱自在に取り付けられるレンズ鏡筒5と、レンズ鏡筒5の前面に対して着脱自在取り付けられるフィルタユニット6とを含む構成である。
カメラ本体4は、CCDやCMOSセンサなどの撮像素子を有して、この撮像素子が受像した光を光電変換して電気信号として出力する。これにより、カメラユニット2では、カメラ本体4に接続された外部接続用端子(例えば、BNC端子やRCA端子など。)を介して外部のモニタに画像を表示したり、外部の記憶装置に画像を記録(録画)したりすることが可能となっている。また、カメラユニット2では、カメラ本体4に接続された電源(AC)アダプタを介して電力の供給が行われると共に、有線又は無線のリモコンを介して各種の操作を行うことが可能となっている。
レンズ鏡筒5は、その内側に配置された複数のレンズにより構成される単焦点レンズである。レンズ鏡筒5では、複数のレンズのうち一部のレンズを光軸方向に移動させることによって、ピント(フォーカス)調整を行うことが可能となっている。また、レンズ鏡筒5では、その内側に配置された絞りによって露光調整を行うことができる。なお、レンズ鏡筒5については、上述した単焦点レンズに限らず、一部のレンズを光軸方向に移動させることによって、変倍を行うズームレンズであってもよい。
フィルタユニット6は、図6(A),(B)に示すように、例えば、NDフィルタなどの光学フィルタをレンズ鏡筒5の前面に取り付けるためのものである。具体的に、本実施形態のフィルタユニット6は、レンズ鏡筒5に対して着脱されるアダプタリング7の内側に、前面側から、NDフィルタ8と、保護ガラス9と、固定リング10とが順に嵌め込まれた構造を有している。なお、カメラユニット2において、フィルタユニット6は必ずしも必要な構成ではないため、場合によってはレンズ鏡筒5からフィルタユニット6を取り外して使用することも可能である。
カメラケース3は、図1〜図5に示すように、カメラ本体4を内側に収納するケース本体11と、レンズ鏡筒5を覆った状態でケース本体11に対して着脱自在に取り付けられるレンズカバー12と、ケース本体11の後面側に着脱自在に取り付けられる蓋体13とを含む構成である。
ケース本体11は、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金などの非鉄金属又は金属、若しくは耐熱性及び難燃性を有した樹脂などからなる。ケース本体11は、全体として略方形状を為すカメラ本体4に対応して、全体として略方形箱状に形成されている。ケース本体11は、その前面側にレンズ鏡筒5を貫通させる前面側開口部14と、その後面側からカメラ本体4を挿脱する後面側凹部15とを有している。
前面側開口部14は、ケース本体11の前面の略中央部に位置して、レンズ鏡筒5を貫通させるのに十分な大きさで略円形状に開口して設けられている。後面側凹部15は、ケース本体11の後面の略中央部に位置して、カメラ本体4を収納するのに十分な大きさで断面略円形状に形成された孔部15aと、孔部15aの周囲に位置して、カメラ本体4の四隅に対応して断面略直角形状に切り欠かれた4つの切欠部15bとを有している。
これにより、後面側凹部15は、図4に示すように、カメラ本体4を収納する収納空間Kを構成すると共に、この収納空間Kに収納されたカメラ本体4と孔部15a及び切欠部15bとの間に隙間Sを形成している。
ケース本体11の上部には、カメラケース3を外部に固定する固定具16が設けられている。固定具16については、特に限定されるものではなく、カメラ本体4を内側に収納したケース本体11を外部に固定するのに最適なものを適宜選択して使用すればよい。また、固定具16は、ケース本体11の上部にネジ止め等により着脱自在に取り付けられている。したがって、外部の固定箇所に合わせて、この固定具16を別のものに取り替えることも可能である。なお、固定部16の取付箇所については、上述したケース本体11の上部に必ずしも限定されるものではなく、ケース本体11の任意の箇所に取り付けることが可能である。
レンズカバー12は、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金などの非鉄金属又は金属、若しくは耐熱性及び難燃性を有した樹脂などからなる。レンズカバー12は、全体として略円柱状を為すレンズ鏡筒5に対応して、全体として略円筒状に形成されている。レンズカバー12は、レンズ鏡筒5を覆うカバー本体17と、カバー本体17の前面側を覆った状態でカバー本体17に対して着脱自在に取り付けられるレンズ窓18とを有している。
カバー本体17は、レンズ鏡筒5を覆うのに十分な大きさで筒状(本実施形態では略円筒状)に形成されている。カバー本体17(レンズカバー12)は、レンズ鏡筒5とは非接触な状態で、ケース本体11の前面にネジ止め等により着脱自在に取り付けられている。
レンズ窓18は、図7に示すように、保護レンズ19と、レンズキャップ20とを有して、レンズキャップ20の内側に保護レンズ19を保持した状態で、ケース本体11の前面にネジ止め等により着脱自在に取り付けられている。なお、保護レンズ19は、例えば、ガラスや、ポリカーボネイト等の耐熱性を有する透明樹脂などからなる。
蓋体13は、図1〜図5に示すように、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金などの非鉄金属又は金属、若しくは耐熱性及び難燃性を有した樹脂などからなる。蓋体13は、ケース本体11の後面に対応して、全体として略矩形平板状に形成されている。蓋体13は、ケース本体11の後面にネジ止め等により着脱自在に取り付けられている。
また、蓋体13には、後面側凹部15と連通される後面側開口部23が設けられている。後面側開口部23は、蓋体13の略中央部に位置して、略矩形状に開口して設けられている。カメラ本体4は、この後面側開口部23を通して上述した外部接続用端子や電源アダプタ、リモコンなどとの接続が可能となっている。
カメラ本体4は、前面側開口部14の周囲を囲むリング状の前面側パッキン24aを介してケース本体11の内側に収納した状態で、後面側開口部23の周囲を囲むリング状の後面側パッキン24bを介して蓋体13をケース本体11の後面に取り付けることによって、これらケース本体11と蓋体13との間で前後方向に挟み込まれた状態で固定されている。
この場合、ケース本体11の収納空間Kとカメラ本体4との間に隙間Sを設けた場合でも、カメラ本体4を収納空間Kに安定した状態で収納することが可能である。また、ケース本体11の収納空間Kとは異なるサイズのカメラ本体4(カメラユニット2)を収納することも可能である。
なお、収納空間Kに収納されたカメラ本体4とケース本体11及び蓋体13との間でガタツキが生じる場合には、その間にスペーサやパッキンなどの調整部材を配置することで、カメラ本体4を収納空間Kに安定した状態で収納することが可能である。さらに、調整部材に断熱性を持たせることで、カメラ本体4に対する遮熱性を高めることが可能である。
本実施形態の溶接用撮像装置1は、カメラケース3の内側に冷却ガスGを流通させることによって、カメラユニット2を冷却するカメラ冷却機構25を備えている。カメラ冷却機構25は、ケース本体11とレンズカバー12との何れか一方(本実施形態ではレンズカバー12)に設けられたガス流入口25aと、ケース本体11に設けられたガス流出口25bとを有している。
このうち、ガス流入口25aは、カバー本体17の前側上部に設けられた配管接続部26により構成されている。一方、ガス流出口25bは、蓋体13の後面側開口部23により構成されている。
カメラ冷却機構25では、冷却ガスGを供給するガス供給機構(図示せず。)と接続された配管接続部26(ガス流入口25a)を通してカメラケース3の内部へと冷却ガスGが導入される。冷却ガスGは、レンズカバー12の内側からケース本体11の隙間Sを通過しながら、カメラユニット2のレンズ鏡筒5及びカメラ本体4を冷却する。その後、蓋体13の後面側開口部23(ガス流出口25b)を通してカメラケース3の外部へと冷却ガスGが導出される。
なお、冷却ガスGには、例えば、空気や窒素ガス、不活性ガス、炭酸ガス、並びにこれらの混合ガスを用いることができる。また、冷却ガスGには、溶接時に使用されるシールドガスと同じものを使用してもよい。
以上のような構成を有する本実施形態の溶接用撮像装置1では、上述したカメラケース3の内側にカメラユニット2を収納することによって、溶接により発生するスパッタや熱などからカメラユニット2を保護することが可能である。
また、本実施形態の溶接用撮像装置1では、上述した固定具16を介してカメラケース3を固定した状態のまま、ケース本体11に対してレンズカバー12を取り外すことができる。これにより、カメラケース3の内側からカメラユニット2を取り出すことなく、カメラ本体4に対するレンズ鏡筒5の交換やピントの調整、絞りの調整、レンズ鏡筒5に対するフィルタユニット6の交換などを行うことが可能である。したがって、溶接箇所からの撮影距離を一定としたまま、カメラユニット2の調整を容易に行うことが可能である。
また、本実施形態の溶接用撮像装置1では、上述したカメラ冷却機構25によって、カメラケース3の内部に冷却ガスGを導入し、この冷却ガスGをレンズカバー12の内側からケース本体11の隙間Sへと流通させることで、カメラユニット2のレンズ鏡筒5及びカメラ本体4を効率良く冷却することが可能である。これにより、カメラケース3の内側における温度上昇を低く抑えることができ、このカメラケース3に収納されたカメラユニット2に対する優れた冷却性能を得ることが可能である。
また、カメラケース3の内部に導入された冷却ガスGは、蓋体13の後面側開口部23(ガス流出口25b)から外部へと導出されるため、この冷却ガスGにより前面側の溶接箇所やアークなどに悪影響を与えることがない。また、ケース本体11の任意の箇所に水冷ブロック(図示せず。)を設けることによって、カメラユニット2を更に効率良く冷却することが可能である。なお、水冷ブロックとは、冷却液(水)を用いてカメラユニット2を冷却する機器のことを言う。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
具体的に、上記溶接用撮像装置1については、例えば図8(A),(B)に示すような構成とすることも可能である。なお、図8(A),(B)は、溶接用撮像装置1の別の構成例を示し、(A)はその一例を示す縦断面図、(B)はその他例を示す縦断面図である。
図8(A),(B)に示す溶接用撮像装置1は、上記カメラ冷却機構25のうち、ガス流入口25aを構成する後面側開口部23の代わりに、蓋体13に配管接続部27を設けた構成である。
この構成の場合、図8(A)に示すように、蓋体13に設けられた配管接続部27をガス流入口25aとし、カバー本体17(レンズカバー12)に設けられた配管接続部26をガス流出口25bとして、配管接続部27側から配管接続部26側に向かって冷却ガスGを流通させる。これにより、カメラ本体4及びレンズ鏡筒5を効率良く冷却することが可能である。
一方、図8(B)に示すように、蓋体13に設けられた配管接続部27をガス流入口25aとし、カバー本体17(レンズカバー12)に設けられた配管接続部26を遮断し、蓋体13に設けられた複数の孔部28をガス流出口25bとした構成としてもよい。
この構成の場合、蓋体13の配管接続部27側から冷却ガスGを導入し、カメラケース3の内部で冷却ガスGを流通させながら、蓋体13の複数の孔部28から冷却ガスGを導出する。これにより、カメラ本体4及びレンズ鏡筒5を効率良く冷却することが可能である。
なお、上記後面側凹部15は、孔部15a及び4つの切欠部15bにより構成されているが、このような構成に必ずしも限定されるものではなく、孔部15aや切欠部15bの形状を適宜変更することが可能である。また、上記後面側凹部15は、カメラ本体4の四隅に対応した4つの切欠部15bを有した構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば、カメラ本体4の外形に対応した断面矩形状の孔部と、この孔部の周囲に隙間Sを形成する切欠部とを設けた構成としてもよい。
また、上記溶接用撮像装置1については、例えば図9(A),(B)に示すような構成とすることも可能である。なお、図9は、溶接用撮像装置1の別の構成例を示し、(A)はその構成を示す斜視図、(B)はその構成を示す分解斜視図である。
図9(A),(B)に示す溶接用撮像装置1は、上述した円形状のレンズ窓18の代わりに、角形状のレンズ窓18Aを備えている。レンズ窓18Aは、保護パネル29と、パネルカバー30とを有して、パネルカバー30の内側に保護パネル29を保持した状態で、カバー本体17の前面にネジ止め等により着脱自在に取り付けられている。
このように、レンズ窓18,18Aについても、適宜変更を加えることが可能である。また、保護レンズ19や保護パネル29の他にも、NDフィルタや、特定の波長の光を透過又は遮断する光学フィルタなどをレンズ窓18,18Aに配置することが可能である。
1…溶接用撮像装置 2…カメラユニット 3…カメラケース 4…カメラ本体 5…レンズ鏡筒 6…フィルタユニット 8…NDフィルタ(光学フィルタ) 11…ケース本体 12…レンズカバー 13…蓋体 14…前面側開口部 15…後面側凹部 16…固定具 17…カバー本体 18,18A…レンズ窓 23…後面側開口部 25…カメラ冷却機構 25a…ガス流入口 25b…ガス流出口 26…配管接続部 27…配管接続部 28…孔部 K…収納空間 S…隙間 G…冷却ガス

Claims (6)

  1. 溶接時の状態を撮像する溶接用撮像装置であって、
    カメラ本体と、前記カメラ本体に対して着脱自在に取り付けられるレンズ鏡筒とを含むカメラユニットと、
    前記カメラ本体を内側に収納するケース本体と、前記レンズ鏡筒を覆った状態で前記ケース本体に対して着脱自在に取り付けられるレンズカバーと、前記ケース本体の後面側に着脱自在に取り付けられる蓋体とを含むカメラケースと
    前記カメラケースの内側に冷却ガスを流通させることによって、前記カメラユニットを冷却するカメラ冷却機構とを備え
    前記ケース本体は、その前面側に前記レンズ鏡筒を貫通させる前面側開口部と、その後面側から前記カメラ本体を挿脱する後面側凹部とを有し、
    前記後面側凹部は、前記カメラ本体を収納する収納空間を構成すると共に、当該収納空間に収納された前記カメラ本体との間に、前記冷却ガスが流通する隙間を形成しており、
    前記蓋体には、前記後面側凹部と連通される後面側開口部が設けられており、
    前記カメラ本体は、前記前面側開口部の周囲を囲むリング状の前面側パッキンを介して前記ケース本体の内側に収納した状態で、前記後面側開口部の周囲を囲むリング状の後面側パッキンを介して前記蓋体を前記ケース本体の後面に取り付けることによって、前記ケース本体と前記蓋体との間で前後方向に挟み込まれた状態で固定されていることを特徴とする溶接用撮像装置。
  2. 前記カメラ冷却機構は、前記ケース本体と前記レンズカバーとの何れか一方に設けられたガス流入口と、前記ケース本体に設けられたガス流出口とを有することを特徴とする請求項に記載の溶接用撮像装置。
  3. 前記レンズカバーは、前記レンズ鏡筒とは非接触な状態で前記ケース本体に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶接用撮像装置。
  4. 前記レンズカバーは、前記レンズ鏡筒を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前面側を覆った状態で前記カバー本体に対して着脱自在に取り付けられるレンズ窓とを有することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の溶接用撮像装置。
  5. 前記カメラユニットは、前記レンズ鏡筒に対して着脱自在に取り付けられる光学フィルタを含むことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の溶接用撮像装置。
  6. 前記ケース本体には、前記カメラケースを外部に固定する固定具が設けられていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の溶接用撮像装置。
JP2018171699A 2018-09-13 2018-09-13 溶接用撮像装置 Active JP6956055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018171699A JP6956055B2 (ja) 2018-09-13 2018-09-13 溶接用撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018171699A JP6956055B2 (ja) 2018-09-13 2018-09-13 溶接用撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020042241A JP2020042241A (ja) 2020-03-19
JP6956055B2 true JP6956055B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=69798263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018171699A Active JP6956055B2 (ja) 2018-09-13 2018-09-13 溶接用撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6956055B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7307039B2 (ja) 2020-10-05 2023-07-11 株式会社神戸製鋼所 センサ用保護ケース、撮像装置、溶接システム、センサの冷却方法及びセンサの冷却制御方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575377A (en) * 1978-12-01 1980-06-06 Kurosaki Refract Co Ltd Intra-furnace monitor tv camera
JPH0313100U (ja) * 1989-06-20 1991-02-08
JP2963719B2 (ja) * 1990-03-13 1999-10-18 株式会社東芝 カメラハウジング
US5394208A (en) * 1993-10-22 1995-02-28 Eastman Kodak Company Environmental enclosure for a camera
JP3207675B2 (ja) * 1994-06-03 2001-09-10 靖郎 佐々木 カメラハウジング及びその使用方法
JP4352574B2 (ja) * 2000-04-10 2009-10-28 株式会社Ihi 溶接部可視化装置用カメラユニットの冷却装置
JP2002244187A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Olympus Optical Co Ltd 防塵防水ハウジング
KR100649954B1 (ko) * 2005-04-25 2006-11-27 김승오 적외선엘이디가 구비되는 적외선카메라
JP5550454B2 (ja) * 2010-05-27 2014-07-16 株式会社神戸製鋼所 溶接センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020042241A (ja) 2020-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4450339A (en) Welding torch with vision attachment
US20090161212A1 (en) Weld viewing
EP2488135B1 (en) Welding helmet with integral user interface
US4488032A (en) Arc welding torch with integral vision sensor
JPH11313850A (ja) 保護マスク
US8884187B2 (en) Welding observation apparatus
SE515709C2 (sv) Skyddsanordning vid metallsvetsning eller - skärning
JP5231711B2 (ja) レーザ加工ヘッド
JP6956055B2 (ja) 溶接用撮像装置
EP0558278B1 (en) Assembly for combustion chamber monitoring camera
CN214079689U (zh) 一种焊接熔池的观测系统
US4599506A (en) Visual observation of welding operation
US4521670A (en) Gas metal arc welding torch with vision system
US20230294193A1 (en) Sensor protecting case, imaging device, welding system, cooling method for sensor, and cooling control method for sensor
EP0100035B1 (en) Arc welding torch with integral vision sensor
US5329089A (en) Plasma arc welding weld imaging
JP6077411B2 (ja) 防爆型赤外線カメラ
JP7473519B2 (ja) 配管溶接部の監視装置
JP5732571B2 (ja) 溶接観察装置及びアーク溶接機
JP2017024024A (ja) 溶接部撮像装置及び溶接装置
JP6402513B2 (ja) 撮像装置
JP6481180B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用カメラ内蔵トーチ
JPH09141432A (ja) 溶接監視装置
CN114051083A (zh) 一种焊接熔池的观测装置
JP2024004688A (ja) アフターシールド治具及び溶接装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20201106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150