JP6955744B2 - 微粒子含有スラリー溶射装置及び該溶射システム - Google Patents
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図1は、本発明の一実施形態に係る溶射システム1を示している。溶射システム1は、溶射材として微粒子を有機溶媒に分散させた微粒子含有スラリーを使用して、微粒子を被溶射材Wに溶射するものである。
図2は、スラリー供給装置10の縦断面図を示している。スラリー供給装置10は、シリンジ11と、該シリンジ11内に前進後退可能に配設されたプランジャ14と、プランジャ14をシリンジ11の軸線方向に押すプッシャロッド16と、プッシャロッド16をシリンジ11の軸線方向に沿って前進後退させる駆動部20とを備えている。また、スラリー供給装置10において、上記各部材はベースプレート17に取り付けられている。
シリンジ11は、溶射材としての微粒子含有スラリーが予め充填されたカセットタイプのシリンジであり、前端部に縮径された放出口11aを有している。シリンジ11は、放出口11aを有する先端部12と、これに連続して後方に延びる本体部13とを有している。先端部12は、内面形状が前方に向かって縮径する円錐状に形成されている。本体部13は、円筒状に形成されている。
プランジャ14は、シリンジ11内を後側において封止するとともに、前後方向に移動可能に構成されている。プランジャ14は、前端部側にシリンジ11の先端部の内面形状に略一致する円錐部15を有している。プランジャ14は、シリンジ11内の前端部に位置する状態で、円錐部15がシリンジ11の先端部12の内面形状に略一致するので、シリンジ11のデッドスペースを低減でき、微粒子含有スラリーを無駄なく押し出すことができる。
プッシャロッド16は、ベースプレート17の上方において前後方向に延びる棒状部材であり、前端部においてプランジャ14に後側から当接している。
駆動部20は、駆動モータ21、カップリング22、ボールねじ23、ナット受け24、キャリッジ25、リニアガイド26、及びブラケット27を備えている。駆動モータ21は、ベースプレート17の下側に取り付けられており、この出力軸にカップリング22を介してボールねじ23が接続されている。ボールねじ23は、前後方向に延びており、この途中部分にナット受け24が螺合している。ナット受け24の上部には、キャリッジ25が取り付けられている。
図3は、スラリー制御弁30の縦断面図であり、スラリー制御弁30が閉状態である場合が示されている。スラリー制御弁30は、スラリー供給経路の途中に設けられており、制御装置3によって制御されて、スラリー供給経路を開閉可能に構成されている。スラリー制御弁30は、スラリー供給経路が接続される本体ケーシング31と、本体ケーシング31の内側に配設されたバルブ体40と、バルブ体40を上下に移動させるシリンダ38とを有している。
本体ケーシング31には、スラリー供給経路を介してスラリー供給装置10が接続されるスラリー入口部32と、スラリー供給経路を介してスラリー噴霧装置50が接続されるスラリー出口部33と、スラリー入口部32とスラリー出口部33とを接続する流路接続室34とが、形成されている。スラリー入口部32、スラリー出口部33、及び流路接続室34は、微粒子含有スラリーで充填されている。
図3に示すように、シリンダ38は、本体ケーシング31の上方に位置しており、下面側に上下方向に突出後退可能なロッド38aを有している。シリンダ38は、例えば、エア作動式を採用することができ、この場合、制御装置3によって制御されて、ロッド38aを高速に突出後退させることができる。
バルブ体40は、第1バルブシート35及び第2バルブシート36に平行な第1バルブ面41及び第2バルブ面42を有しており、図3に示す断面視で下方に向かって幅狭となる逆台形状(楔形状とも称する)に構成されている。バルブ体40の中央部には、駆動ロッド39の先端部が上下に挿通する貫通開口43が形成されている。バルブ体40の上面側には、貫通開口43の周囲にコイルスプリング49の下端部が当接するスプリングシート44が座繰り加工により形成されており、下面側には、貫通開口43の周囲に駆動ロッド39の先端部に固定される締結ナット39aが収容されるナット収容部45が座繰り加工により形成されている。
スラリー制御弁30は、シリンダ38のロッド38aの上下動によりバルブ体40をバルブ閉位置とバルブ開位置との間に移動させる。図3に示すバルブ閉位置では、バルブ体40は下方端に位置しており、第1及び第2バルブ面41,42が第1及び第2バルブシート35,36を閉止して、スラリー入口部32とスラリー出口部33とが連通していない。図6(a)に示すバルブ開位置では、バルブ体40は上方端に位置しており、第1及び第2バルブ面41,42が第1及び第2バルブシート35,36から離れて位置しており、スラリー入口部32とスラリー出口部33とが連通した状態となる。
図7は、スラリー噴霧装置50の軸線に沿った縦断面図である。スラリー噴霧装置50は、本体ケーシング51と、本体ケーシング51の内側に構成された噴霧部60及び供給部52と、本体ケーシング51の後側に構成されたノズル拡縮部70とを有している。噴霧部60は、微粒子含有スラリーを、ノズル68を介して噴霧化する。供給部52は、噴霧部60に微粒子含有スラリーを供給する。ノズル拡縮部70は、ノズル68の開口面積を拡大縮小させる。以下の説明では、スラリー噴霧装置50から噴霧化された微粒子含有スラリーが搬送される方向(図中左側)を前方と称し、この反対方向(図中右側)を後方と称する。
本体ケーシング51は、内径部に前後方向に貫通した本体ケーシング開口部53が形成されている。本体ケーシング開口部53の前端部には座繰り孔部53aが形成されている。座繰り孔部53aには、アダプタ58が前側から固着されている。
噴霧部60は、前後方向に延びており前端部にスリット62を有する円筒状の同軸ノズル61と、スリット62に径方向に係合して同軸ノズル61の前進後退をガイドするスリット受け66とを有している。
図7に示すように、供給部52は、本体ケーシング51に構成されている。本体ケーシング開口部53の開口径は、同軸ノズル61の第1円筒部61A及び第2円筒部61Bよりも大きい。本体ケーシング51には、この外周部と本体ケーシング開口部53とを径方向に連通する連通孔54が貫通形成されている。
ノズル拡縮部70は、本体ケーシング51の後側に固着されたホルダ71と、ホルダ71にクロスローラ軸受72を介して回転自在に配設されたハウジング73と、ハウジング73の後側に固着された調整ナット74とを有している。
上記説明したスラリー噴霧装置50では、スラリー収容部55に微粒子含有スラリーが充填された状態で、連通孔54を介してさらに微粒子含有スラリーが供給された場合に、スラリー収容部55内の微粒子含有スラリーが、複数のノズル68を通して、噴霧媒体通路63内に押し出される。
図7に示すように、スラリー搬送管80は、スラリー噴霧装置50の前側に取り付けられている。スラリー搬送管80は、内管81と、この外周側に間隔を空けて配置された外管82と、内管81と外管82との間に冷却媒体を供給する冷却媒体供給部90とを有している。
内管ホルダ84は、内管81の後端部を支持している。内管ホルダ84は、後端部に後方に突出する円筒部84aを有するとともに、内径部に前後方向に貫通した内管ホルダ開口部85を有している。内管ホルダ開口部85は、前端部に位置する座繰り孔部85aと、後端部に位置する面取り部85bと、座繰り孔部85aと面取り部85bとの間に位置する内管支持部85cとを有している。
内管81は、前後方向に延びる管状部材である。内管81は、後端部において内管ホルダ84の内管支持部85cに前側から差し込まれて支持されており、面取り部85bを介して多孔ノズル69の下流側(前側)に近接した位置に配置されている。図12に示すように、内管81の前端部は、スラリー溶射装置100の燃焼室105の上流側(後側)に近接した位置に位置している。
図7に示すように、外管82は、前後方向に延びる管状部材であり、外径が内管81よりも大きい。より具体的には、外管82の内径は、内管81の外径よりも大きく、外管82の内径側に間隔を空けて内管81が配設されている。外管82は、内管81の後端部よりも前方に位置している。また、図10に示すように、外管82は、内管81の前端部よりも後方に位置している。すなわち、外管82は、内管81よりも短い。
図7に示すように、冷却媒体供給部90は、冷却ノズル91と、冷却ノズルホルダ95とを有している。冷却ノズル91は、前方に向かって外径が小さくなる略円錐台状のノズル本体部92と、この後端部において後方に延びる円筒部93と、内径側において前後方向に貫通するノズル開口部94とを有している。
図11を併せて参照して、連通孔98には、冷却媒体供給手段8によって、冷却媒体が供給されるようになっている。冷却媒体供給手段8の作動、供給量、及び/又は供給圧力は、制御装置3によって制御される。
図12はスラリー溶射装置100の軸線に沿った水平断面図を示し、図13は図12のXIII−XIII線に沿ったスラリー溶射装置100の縦断面図を示している。また、図14はスラリー溶射装置100の後面図を示し、図15はスラリー溶射装置100の前面図を示している。図12に示すように、スラリー溶射装置100は、ホルダ110、ケーシング120、ガスノズル130、エアノズル140、エアキャップ150、及びノズル取り外し部160を有している。
図12及び図13に示すように、ホルダ110は、スラリー溶射装置100の後端部に位置している。ホルダ110は、他の部品を支持するとともに、ロボットアーム2に取り付けられる取付ベースを構成している。ホルダ110の左右方向及び上下方向の中央部には前後方向に貫通したホルダ開口部111が形成されている。ホルダ開口部111には、スラリー搬送管80が前後方向に貫通するようになっている。ホルダ開口部111は、前方から順に、第1ホルダ孔111a、第2ホルダ孔111b、及び第3ホルダ孔111cを有している。
図12及び図13に示すように、ケーシング120は、ホルダ110の前端面から前方に延びており、前方から、第1円筒部121、第2円筒部122、及び第3円筒部123を有している。各円筒部の外径は、第1円筒部121<第2円筒部122<第3円筒部123である。ケーシング120は、第3円筒部123によってホルダ110の前端面に取り付けられている。第2円筒部122の外周部には、ねじ部122aが形成されている。
図12に示すように、ガスノズル130は、前後方向に延びており、前部がケーシング120の前方に延びており、後部がケーシング開口部124に前方から差し込まれている。ガスノズル130の前部は、前方に向かって外径が小さくなるように、円錐台状に前方に延びている。また、ガスノズル130の前端部面には、径方向中央部分において、円錐台状に前方に突出した先端部130aが形成されている。
図12に示すように、エアノズル140は、ガスノズル130の前部を外周側から覆うとともに、この内側空間においてガスノズル130の前側に燃焼室105を画定するように中空状に構成されている。エアノズル140は、前方に向かって外径が小さくなるように円錐台状に延びており、後端部に後部フランジ141を備えている。エアノズル140は、後部フランジ141を介して、ケーシング120の前端面とガスノズル130の第1円筒部131の前端面とに亘って取り付けられている。
エアキャップ150は、ケーシング120を前方からこの外周部を覆うように構成されており、ケーシング120の第1円筒部121の外周側に位置する第1円筒部151と、この後側に形成されておりケーシング120の第2円筒部122の外周側に位置する第2円筒部152と、第1円筒部151の前側に形成されておりケーシング120の第1円筒部121の前方に位置する前部フランジ153とを有している。
図12に示すように、ノズル取り外し部160は、ノズル取り外しボルト161、ブッシュ164、及びOリング押さえ165を有している。ノズル取り外しボルト161は、後端部に位置するボルト頭部162と、この前方に延びるボルト軸部163とを有している。
図12に示すように、酸素供給経路は、ホルダ110の酸素供給口115及びホルダ右側孔112と、スリーブ101と、ケーシング120のケーシング右側孔127及び右側拡張室125と、第2空間135と、ガスノズル130の連通孔131b、切欠部131a、径方向孔131c、及び第1傾斜孔137aとによって少なくとも構成されている。すなわち、酸素供給経路に導入された酸素は、第1傾斜孔137aから、燃焼室105へ、前方に向かって傾斜角度θ1で径方向内側に供給される。
燃料供給経路は、ホルダ110の燃料供給口116及びホルダ左側孔113と、スリーブ101と、ケーシング120のケーシング右側孔128及び左側拡張室126と、第1空間134と、ガスノズル130の第2傾斜孔137bとによって少なくとも構成されている。すなわち、燃料供給経路に導入された燃料(例えばアセチレン)は、第2傾斜孔137bから、燃焼室105へ、前方に向かって傾斜角度θ2で径方向内側に供給される。
図13に示すように、掃気媒体供給経路は、ホルダ110掃気媒体供給口117及びホルダ上側孔114と、スリーブ101と、ケーシング120のケーシング上側孔129及び上側切欠部122bと、第4空間154と、エアノズル140の溝部141aと、第3空間143と、ガスノズル130の傾斜溝部130bとによって少なくとも構成されている。掃気媒体供給経路に導入された掃気媒体は、ガスノズル130の傾斜溝部130bから、燃焼室105へ、前方へ向かってエアノズル140の第2孔部142bの内周壁面に沿って放出される。
上述した溶射システム1では、制御装置3が、スラリー供給装置10、スラリー制御弁30、スラリー噴霧装置50、スラリー搬送管80、及びスラリー溶射装置100の作動を統括的に制御して、これによって微粒子が被溶射材Wの所望の位置に向けて溶射されるようになっている。
次に、ガスノズル130のケーシング120からの着脱について説明する。ホルダ110、ケーシング120、及びガスノズル130の間には、Oリング103が適宜設けられており、これらに構成される酸素供給経路、燃料供給経路、及び掃気媒体供給経路を封止している。
3 制御装置
7 噴霧媒体供給手段
8 冷却媒体供給手段
10 スラリー供給装置
11 シリンジ
14 プランジャ
16 プッシャロッド
20 駆動部
28 圧力センサ
30 スラリー制御弁
31 本体ケーシング
32 スラリー入口部
33 スラリー出口部
34 流路接続室
35 第1バルブシート
36 第2バルブシート
38 シリンダ
40 バルブ体
41 第1バルブ面
42 第2バルブ面
49 コイルスプリング
50 スラリー噴霧装置
51 本体ケーシング
52 供給部
55 スラリー収容部
60 噴霧部
61 同軸ノズル
62 スリット
63 噴霧媒体通路
68 ノズル
70 ノズル拡縮部
80 スラリー搬送管
81 内管
82 外管
84 内管ホルダ
90 冷却媒体供給部
100 スラリー溶射装置
105 燃焼室
110 ホルダ
115 酸素供給口
116 燃料供給口
117 掃気媒体供給口
120 ケーシング
130 ガスノズル
140 エアノズル
150 エアキャップ
160 ノズル取り外し部
161 ノズル取り外しボルト
Claims (13)
- 酸素と燃料とが燃焼したガスフレームを生じる燃焼室と、
前記燃焼室に前記酸素及び前記燃料を供給するガスノズルと、
前記ガスノズルの内径側に同軸に配置されており、微粒子含有スラリーを前記ガスフレームに溶射材料として搬送する、スラリー搬送管と、を備え、
前記ガスフレームに前記微粒子含有スラリーが導入された熱流体によって、溶射する、微粒子含有スラリー溶射装置であって、
前記スラリー搬送管は、前記微粒子含有スラリーが流れる内管とこの外周側に間隔を空けて配置された外管とを有する二重管であって、前記内管と前記外管との間に冷却媒体が供給されるようになっており、
前記スラリー搬送管は、前記内管と前記外管との間から前記燃焼室に向けて前記冷却媒体が放出されるようになっている、微粒子含有スラリー溶射装置。 - 前記ガスノズルは、
前記酸素を前記燃焼室に供給する酸素供給経路と、
前記燃料を前記燃焼室に供給する燃料供給経路と、を有しており、
前記酸素供給経路と前記燃料供給経路とが別系統として構成されている、
請求項1に記載の微粒子含有スラリー溶射装置。 - 前記酸素供給経路は、前記燃焼室に連通した複数の第1傾斜孔を有し、
前記燃料供給経路は、前記燃焼室に連通した複数の第2傾斜孔を有し、
複数の前記第1傾斜孔及び前記第2傾斜孔は、前記ガスノズルの出口端部における開口部が、同一円周上に交互に並ぶように配置されていると共に、前記開口部における中心軸線が、前記燃焼室に向かってこの径方向側に略同一角度で傾斜している、
請求項2に記載の微粒子含有スラリー溶射装置。 - 前記ガスノズルの外周部に取り付けられて溶射方向に延びており、内側に前記燃焼室が画定された、キャップを、更に有し、
前記キャップの内周壁面に、掃気媒体が供給されるようになっている、
請求項1〜3のいずれか1つに記載の微粒子含有スラリー溶射装置。 - 前記キャップは、流路絞り部を有している、
請求項4に記載の微粒子含有スラリー溶射装置。 - 前記微粒子含有スラリーは、ナノ粒子含有スラリーであり、
前記スラリー搬送管に、前記ナノ粒子含有スラリーが噴霧化された状態で供給される、
請求項1〜5のいずれか1つに記載の微粒子含有スラリー溶射装置。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載の微粒子含有スラリー溶射装置と、
前記微粒子含有スラリーを噴霧化して前記スラリー搬送管に供給する、スラリー噴霧装置と、
前記スラリー噴霧装置に、前記微粒子含有スラリーを供給するスラリー供給装置と、を更に備えている、微粒子含有スラリー溶射システム。 - 前記スラリー供給装置は、溶射材料が予め充填されたカセットタイプのシリンジを有している、請求項7に記載の微粒子含有スラリー溶射システム。
- 前記スラリー供給装置と前記スラリー噴霧装置とを接続する、スラリー供給経路と、
前記スラリー供給経路に設けられ、該経路を開閉可能なスラリー制御弁とを、を更に備え、
前記スラリー制御弁は、
前記スラリー供給経路を介して前記スラリー供給装置が接続されるスラリー入口部と、
前記スラリー供給経路を介して前記スラリー噴霧装置が接続されるスラリー出口部と、
前記スラリー入口部と前記スラリー出口部とを接続する、流路接続室と、
前記スラリー入口部と前記流路接続室との接続部に形成された、第1バルブシートと、
前記スラリー出口部と前記流路接続室との接続部に形成された、第2バルブシートと、
前記流路接続室に設けられており、前記第1バルブシート及び前記第2バルブシートに当接してこれらのバルブシートを閉じるバルブ閉位置と前記第1バルブシート及び前記第2バルブシートから離間してこれらのバルブシートを開くバルブ開位置とにわたって移動可能になっている、バルブ体と、を備え、
前記第1バルブシート及び前記第2バルブシートが、前記バルブ体の移動方向に対して傾斜している、
請求項7又は8に記載の微粒子含有スラリー溶射システム。 - 前記バルブ体は、前記移動方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記流路接続室は、前記バルブ体の移動方向において、前記バルブ体の一方側に画定される空間と他方側に画定される空間とが、前記貫通孔によって連通するようになっている、
請求項9に記載の微粒子含有スラリー溶射システム。 - 前記バルブ体は、前記バルブ閉位置において、前記第1バルブシート及び前記第2バルブシートに向けて弾性的に付勢されるようになっている、
請求項9又は10に記載の微粒子含有スラリー溶射システム。 - 前記スラリー制御弁は、前記スラリー供給装置から供給される前記微粒子含有スラリーの圧力が、所定圧力以上となる場合に、バルブ開位置に制御されるようになっている、
請求項9〜11のいずれか1つに記載の微粒子含有スラリー溶射システム。 - 前記微粒子含有スラリーの前記所定圧力は、前記スラリー噴霧装置が前記微粒子含有スラリーを噴霧するための噴霧媒体の圧力よりも高い、
請求項12に記載の微粒子含有スラリー溶射システム。
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