JP6954515B2 - 目地材集合体及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、少なくとも一面に形成された粘着層とこの粘着層に貼り付けられた離形紙とを有し、主として建築用に用いられる目地材に関し、特に複数の目地材を一枚の離形紙に貼り付けた目地材集合体及びその製造方法に関する。
建築用の目地材は、予め設定された長さ、幅及び肉厚の目地材の一面に粘着層が形成され、この粘着層を介して離形紙が貼り付けられており、まとまった数量の建築用目地材を収納したケースから必要本数の前記目地材を取り出して離形紙を剥がし、目的とする目地に前記目地材を設置することが行われている(例えば、特許文献1の図2、特許文献2参照)。
特開昭52−124723号公報(図面の図2参照) 特開平5−346044号公報号公報
しかし、上記した従来の建築用目地材においては、目地材の数だけ離形紙が存在することから、目地材を使用するたびに剥離紙のゴミが発生するが、細長い離形紙のゴミが大量に発生してその処理が面倒であるほか、処理し忘れた細長い離形紙のゴミが建築現場に散乱するなどの問題がある。また、一部を取り出して使用した目地材を収納ケースには、使い残しの目地材が乱雑に収容されているため、使い残しの目地材が何本残っているかを確認するには、目地材を一本一本数えなければならず、ケースの数が多くなるほどその作業が煩雑になるという問題もある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、離形紙のゴミが発生しにくく、処理も容易で、かつ、ケース内に残存している目地材の本数確認も容易な目地材集合体の製造方法の提供を目的とする。
本発明の製造方法によって形成される目地材集合体は、少なくとも一面に粘着層が形成された棒状の目地材を有し、一つの離形紙の上に、複数本の前記目地材を並べて配置した構成のものである。前記目地材集合体は、前記目地材の材料が、25%圧縮応力が30kPa〜300kPaのものである。また、前記材料ポリエチレン又はポリプロピレンを含むポリオレフィン系の発泡樹脂のものである。
本発明の製造方法によって形成される目地材集合体によれば、例えば10本の目地材から構成される目地材集合体とすることで、離形紙のゴミの発生を従来の10分の1にすることができる。また、離形紙は目地材10本分の幅を有する広幅のものであるので、従来の細長い離形紙のゴミに比して散らばりにくいという利点がある。さらに、使い残しの目地材はケース内で離形紙に貼り付けられた状態で整列して収容されているので、目地材の残存本数を確認するには、離形紙が何枚残っているか、各離形紙に何本の目地材が残っているかを数えるだけでよく、残存本数の確認も容易になる。
本発明の目地材集合体の製造方法は、請求項1に記載するように、目地材を形成する樹脂材料で、所定の厚み及び長さを有するブロック体を形成し、このブロック体の少なくとも一面に粘着層を形成し、この粘着層に離形紙を貼り付け、前記離形紙を切断しないように、前記ブロック体を前記目地材の幅で平行に裁断したものである。
前記ブロック体は、回転刃又は直線刃などの切れ刃によって目地材の幅で平行に裁断することができるが、前記切れ刃の肉厚分だけ目地材が横方向に押圧され、裁断された目地材が離形紙から剥がれてしまうおそれがある。そこで、請求項に記載するように、前記目地材の材料として25%圧縮応力が30kPa〜300kPaのもの、例えば請求項に記載するように、ポリエチレン又はポリプロピレンを含むポリオレフィン系の発泡樹脂で形成することで、離形紙から目地材が剥離することなく、目地材集合体を裁断することが可能になる。
目地材集合体を裁断するためには、請求項に記載するように、前記目地材の長さと同一尺又はこれより長尺の切れ刃を準備し、この切れ刃と前記ブロック体とを前記目地材の幅寸法ずつ相対移動させながら前記ブロック体を裁断するようにしてもよいし、請求項に記載するように、前記目地材の長さと同一尺又はこれより長尺の切れ刃を複数準備し、前記切れ刃を前記目地材の幅寸法と同じ間隔で配置して前記ブロック体を裁断するようにしてもよい。
本発明の目地材集合体の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の建築用目地材の一実施形態を示す斜視図、(b)は(a)の目地材集合体を矢印I方向から見た部分拡大図である。
目地材集合体1は、長さL、幅S、肉厚Hの角棒状の複数本(図示の例では12本)の目地材11を、平行に密接させて一枚の離形紙12の上に貼り付けて構成される。目地材11の底面には粘着層13が形成されていて、この粘着層13によって目地材11が離形紙12に貼り付けられる。目地材11は、図1(a)に示すように離形紙12から一本ずつ離形させて使用する。
図2は上記構成の目地材集合体1を形成する手順を説明する図で、(a)はその斜視図、(b)(c)は切れ刃による裁断の様子を示すI方向矢視拡大図である。
目地材11を構成する樹脂材料と同一の材料で形成され、目地材11と同じ長さL及び肉厚Hのブロック体1′を準備し、その一面に粘着層13を形成して離形紙12に貼り付ける。ブロック体1′の幅S′は、目地材11の幅Sの複数倍(図1のように12本の目地材11を一枚の離形紙12の上に形成する場合は12倍)とする。
次に、図示しない裁断機の移動テーブルT上にブロック体1′を固定する。固定の方法は特に限定されないが、例えばエアの吸引によるものとすることができる。また、前記裁断機の切れ刃15(16)として、目地材11の長さLと同一長さ又はこれより若干長い刃長を有するものを準備し、ブロック体1′の一方の端面1a′に切れ刃15(16)を合わせる。そして、移動テーブルTをX方向に幅Sずつ送りつつ、切れ刃15(16)をZ方向に昇降させながら、ブロック体1′を裁断する。この際、図2(b)(c)に示すように、切れ刃15(16)によって離形紙12が裁断されないように、切れ刃15(16)の下降下限値を設定する。
図3は裁断方法の別の実施形態を示す斜視図である。この実施形態では、図2(a)の切れ刃15(16)と同じ切れ刃15(16)を、目地材11の幅Sと同じ間隔で複数配置している。このようにすれば、複数の切れ刃15(16)をZ方向に昇降させるだけで、離形紙12上のブロック体1′を切れ刃15(16)の数に応じた複数本の目地材11に同時に裁断することができる。
図2(b)(c)は、切れ刃によるブロック体1′の裁断の様子を示す図であるが、切れ刃15(16)の断面形状によってブロック体1′に作用する横方向の力の大きさが変化する。
切れ刃15,16の一例を図4に部分拡大図で示す。
図4(a)の切れ刃15は、刃先角θ,幅h1のV字形の刃部15cを備えていて、肉厚t1の本体部15aとの間には幅h2のテーパ部15bが介在している。ポリエチレン又はポリプロピレンを含むポリオレフィン系の発泡樹脂製のブロック体1′から、例えば肉厚H=8mm〜10mm、幅S=5mm〜10mm(長さLは、この種の目地材における一般的な長さ)の目地材11を形成する場合は、刃先角θ=43°、刃部15cの幅h1=0.7mm、テーパ部15bの幅h2=2.3mmのステンレス製の切れ刃15を用いることができる。
また、図4(b)の切れ刃16は、刃部16cと本体部16aとの間にテーパ部16bが介在している点は図4(a)の切れ刃15と同じであるが、切れ刃15を中心線Cで分割した形状となっていて、一側に平坦面16dが形成された片刃形となっている。
図2(b)に示すように、V字状の切れ刃15(図4(a)参照)によってブロック体1′を裁断すると、ブロック体1′には切れ刃15の両側に圧縮応力が作用する。この圧縮応力によって粘着面13に作用する横方向(滑り方向)の力が大きいと、裁断の際に目地材11が離形紙12からずれてしまうおそれがある。
このずれを防止するための手段としてはいくつかを挙げることができる。
第一に、ブロック体1′の材料として、裁断の際の圧縮応力を吸収するように弾性変形するものを選択する。建築用の目地材11の材料として一般的に使用されるポリエチレン又はポリプロピレンを含むポリオレフィン系の発泡樹脂を用いる場合は、25%圧縮応力が30kPa〜300kPaのものを選択するとよい。この範囲の中で好ましくは70kPa〜220kPaのもの、より好ましくは90kPa〜140kPaのものを選択するとよい。
なおこの場合、切れ刃15の昇降速度に合わせてブロック体1′が十分に弾性変形できるように、ブロック体1′の材料に応じて切れ刃15の昇降速度を設定する必要がある。
第二に、粘着層13の粘着剤を選択する。粘着層13としては、この種の目地材に一般的に使用されているゴム系、アクリル系のほかシリコーン系のものを用いることができるが、離形紙12に対する上下方向(離形方向)の力は小さい(つまり離形しやすい)が、可能な限り横方向(滑り方向)の抵抗が大きいものを選択する。
第三に、図2(b)に示すように、端面1a′をテーブルT上に固定したストッパ20に当接させ、裁断中に目地材11が横方向にずれないようにする。
第四に、図2(c)に示すように片刃の切れ刃16(図4(b)参照)を用いる。粘着層13における滑り方向の力に対する抵抗は、端面1a′に近いほど小さい。そのため、端面1a′の近傍では、端面1a′側にはなるべく圧縮応力が作用しないようにするとよい。端面1a′側が平坦面16dとして形成された片刃状の切れ刃16を用いると、端面1a′側に作用する圧縮応力をほぼ0とすることができる。なお、この第四の手段を用いる場合は、ブロック体1′の中央あたりで、平坦面16dが反対側の端面1a′を向く別の切れ刃16に切り替える必要がある。
上記した第一〜第四の手段はそれぞれ単独でも効果があるが、第一〜第四の手段を適宜に組み合わせてもよい。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の目地材集合体及びその製造方法は上記の説明に限定されない。
例えば、上記の説明では、予め長さL、肉厚H、幅S′に裁断されたブロック体1′に離形紙12を貼り付けるものとして説明したが、これより大きいブロック体に離形紙12を貼り付け、長さL、肉厚H、幅S′のブロック体1′に裁断するようにしてもよい。
また、幅S′より大きい幅寸法のブロック体1′を準備し、このブロック体1′を連続的にX方向に送りながら、幅S′のところで切れ刃15,16の下降量を大きくして離形紙12を裁断するようにしてもよい。
本発明の製造方法により形成される目地材集合体は、主として建築用の目地材に適用が可能であるほか、同様の目的で使用される他の用途の目地材にも適用が可能である。
図1(a)は、本発明の建築用目地材の一実施形態を示す斜視図、(b)は(a)の目地材集合体を矢印I方向から見た部分拡大図である。 上記構成の目地材集合体1を形成する手順を説明する図で、(a)はその斜視図、(b)(c)は切れ刃による裁断の様子を示すI方向矢視拡大図である。 裁断方法の別の実施形態を示す斜視図である。 二種類の切れ刃の部分拡大図である。
1 目地材集合体
1′ ブロック体
1a′ 端面
11 目地材
12 離形紙
13 粘着層
15,16 切れ刃
15a,16a 本体部
15b,16b テーパ部
15c,16c 刃部
16d 平坦面
L 目地材(ブロック体)の長さ
H 目地材(ブロック体)の肉厚
S 目地材の幅

Claims (5)

  1. 目地材を形成する樹脂材料で、所定の厚み及び長さを有するブロック体を形成し、
    このブロック体の少なくとも一面に粘着層を形成し、
    この粘着層に離形紙を貼り付け、
    前記離形紙を切断しないように、前記ブロック体を前記目地材の幅で平行に裁断したこと、
    を特徴とする目地材集合体の製造方法。
  2. 前記目地材の材料が、25%圧縮応力が30kPa〜300kPaのものであることを特徴とする請求項1に記載の目地材集合体の製造方法。
  3. 前記材料がポリエチレン又はポリプロピレンを含むポリオレフィン系の発泡樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の目地材集合体の製造方法。
  4. 前記目地材の長さと同一尺又はこれより長尺の切れ刃を準備し、この切れ刃と前記ブロック体とを前記目地材の幅寸法ずつ相対移動させながら前記ブロック体を裁断することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の目地材集合体の製造方法。
  5. 前記目地材の長さと同一尺又はこれより長尺の切れ刃を複数準備し、前記切れ刃を前記目地材の幅寸法と同じ間隔で配置して前記ブロック体を裁断することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の目地材集合体の製造方法。
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