JP6953326B2 - 減速装置 - Google Patents
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Description
減速部と、前記減速部において減速された回転を出力する出力部と、を備え、
前記減速部は、起振体と、前記起振体により撓み変形される撓み体と、前記撓み体が内接する環状体と、を有し、
前記出力部は、前記撓み体が撓み変形することで前記撓み体の内周と接触し、摩擦力により前記撓み体の自転が伝達される伝達部を有する構成とした。
減速部と、前記減速部において減速された回転を出力する出力部と、を備え、
前記減速部は、起振体と、前記起振体により撓み変形される撓み体と、前記撓み体が内接する環状体と、を有し、
前記出力部は、前記撓み体の内側又は外側に配置され前記減速部から運動が伝達される伝達部と、前記撓み体と前記伝達部との間に配置され前記撓み体の自転を前記伝達部に伝達する弾性部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記撓み体とは別体で構成され、径方向から見て前記撓み体と重なる範囲に収まる構成とした。
減速部と、前記減速部において減速された回転を出力する出力部と、を備え、
前記減速部は、偏心体と、前記偏心体により揺動される揺動体と、前記揺動体が内接する環状体と、を有し、
前記出力部は、前記揺動体の内側又は外側に配置され前記減速部から運動が伝達される伝達部と、前記揺動体と前記伝達部との間に配置され前記揺動体の自転を前記伝達部に伝達する弾性部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記揺動体とは別体で構成され、径方向から見て前記揺動体と重なる範囲に収まる構成とした。
図1は、本発明の実施形態1に係る減速装置を示す断面図である。図2は、実施形態1の減速装置を軸方向から見た正面図(A)及び裏面図(B)である。図1は、図2(B)の矢印A−A’線断面図である。本明細書では、回転軸O1に沿った方向を軸方向、回転軸O1から直角な方向を径方向、回転軸O1を中心に回転する方向を周方向と定義する。
トルクが入力されて入力軸12が回転すると、太陽ローラ14dと遊星ローラ14aとの直径比によって決まる減速比αで起振体14が回転する。撓み体16の一部は、環状体18に接触しているので、起振体14の回転と同じ速度で撓み体16が回転することはなく、撓み体16の内側で起振体14が相対的に回転する。撓み体16は、起振体14によって楕円形状になるように規制されており、起振体14の回転に従って長軸の位置が周方向に変化するように変形する。この変形の周期は、起振体14の回転周期と等しい。
図3は、本発明の実施形態2に係る減速装置を示す断面図である。図4は、実施形態2の減速装置を軸方向から見た正面図(A)及び裏面図(B)である。図3は、図4(B)の矢印A−A’線断面図である。
前述したように、入力軸12が回転すると、約「α×(環状体18の内周長−撓み体16の外周長)/撓み体16の外周長」の比率で回転運動が減速されて撓み体16が自転する。実施形態2では、撓み体16の自転は、弾性部材38Bを介して増減速無しに伝達部34Bに伝達される。これにより、減速された回転運動を出力軸32から取り出すことができる。
図6は、本発明の実施形態3に係る減速装置を示す断面図である。図7は、実施形態3の減速装置を軸方向から見た正面図(A)及び裏面図(B)である。図6は、図7(A)の矢印A−A’線断面図である。実施形態3において、実施形態1と同様の構成要素は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
実施形態1と同様の作用により、入力軸12C及び起振体14Cが回転すると、約「(環状体18Cの内周長−撓み体16の外周長)/撓み体16の外周長」の減速比で回転運動が減速されて撓み体16が自転する。撓み体16の自転は、弾性部材38Cを介して増減速無しに伝達部34Cに伝達される。これにより、減速された回転運動を伝達部34Cから取り出すことができる。
図8は、本発明の実施形態4に係る減速装置を示す断面図である。
実施形態4の減速装置1Dにおいては、実施形態1と同様に、入力軸12が回転すると、約「α×(環状体18Dの内周長−撓み体16の外周長)/撓み体16の外周長」の比率で回転運動が減速されて撓み体16が自転する。そして、この撓み体16の自転が、弾性部材38Da、38Dbを介して増減速無しに伝達部34Da、34Dbに伝達される。これにより、減速された回転運動を出力軸32から取り出すことができる。
図9は、本発明の実施形態5に係る減速装置を示す断面図である。
トルクが入力されて入力軸12Eが回転すると、偏心体14Eが偏心回転し、揺動体16Eが揺動する。揺動体16Eは外周の一部が環状体18Eの内周の一部と接触(噛合)しており、環状体18Eは固定されているため、揺動体16Eは偏心体14Eと等速に回転することはなく、偏心体14Eは揺動体16Eに対して相対的に回転する。偏心体14Eが回転すると、揺動体16Eの最も偏心した位置が周方向に移動するので、これに伴って、揺動体16Eと環状体18Eとの接触位置(噛合位置)が周方向に変化し、揺動体16Eが自転する。偏心体14Eが1回転すると、揺動体16Eと環状体18Eとの接触位置が一周し、これらの歯数差分、揺動体16Eが自転するので、減速比は「(環状体18Eの内歯の歯数−揺動体16Eの外歯の歯数)/揺動体16Eの外歯の歯数」となる。
10、10C、10D、10E 減速部
12、12C、12E 入力軸
14、14C 起振体
14E 偏心体
15E 偏心体軸受け
16 撓み体
16E 揺動体
18、18C、18D、18E 環状体
30、30B、30C、30D、30E 出力部
32、32E 出力軸
34、34B、34C、34Da、34Db、34E 伝達部
36 延在部
38B、38C、38Da、38Db、38E 弾性部材
m 流体
h 殻
Claims (11)
- 減速部と、前記減速部において減速された回転を出力する出力部と、を備え、
前記減速部は、起振体と、前記起振体により撓み変形される撓み体と、前記撓み体が内接する環状体と、を有し、
前記出力部は、前記撓み体が撓み変形することで前記撓み体の内周と接触し、摩擦力により前記撓み体の自転が伝達される伝達部を有する減速装置。 - 前記環状体は、前記伝達部の径方向外方の位置まで延在された延在部を有し、
前記延在部は、前記撓み体の外周と接触する、
請求項1記載の減速装置。 - 前記伝達部の外周長は、前記前記撓み体の内周長よりも短い、
請求項1又は請求項2に記載の減速装置。 - 減速部と、前記減速部において減速された回転を出力する出力部と、を備え、
前記減速部は、起振体と、前記起振体により撓み変形される撓み体と、前記撓み体が内接する環状体と、を有し、
前記出力部は、前記撓み体の内側又は外側に配置され前記減速部から運動が伝達される伝達部と、前記撓み体と前記伝達部との間に配置され前記撓み体の自転を前記伝達部に伝達する弾性部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記撓み体とは別体で構成され、径方向から見て前記撓み体と重なる範囲に収まる、
減速装置。 - 前記伝達部及び前記弾性部材が前記撓み体の内側及び外側の両方に配置される、
請求項4記載の減速装置。 - 前記伝達部及び前記弾性部材が前記撓み体の内側に配置され、前記撓み体の内径よりも前記弾性部材の外径が大きく、前記弾性部材の内径が前記伝達部の外径よりも小さい、
あるいは、
前記伝達部及び前記弾性部材が前記撓み体の外側に配置され、前記撓み体の外径よりも前記弾性部材の内径が小さく、前記弾性部材の外径が前記伝達部の内径よりも小さい、
請求項4又は請求項5に記載の減速装置。 - 前記弾性部材と前記撓み体との接続部、前記弾性部材と前記伝達部との接続部、又はこれら両方には、互いに係合する係合部と被係合部とが設けられている、
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の減速装置。 - 減速部と、前記減速部において減速された回転を出力する出力部と、を備え、
前記減速部は、偏心体と、前記偏心体により揺動される揺動体と、前記揺動体が内接する環状体と、を有し、
前記出力部は、前記揺動体の内側又は外側に配置され前記減速部から運動が伝達される伝達部と、前記揺動体と前記伝達部との間に配置され前記揺動体の自転を前記伝達部に伝達する弾性部材と、を有し、
前記弾性部材は、前記揺動体とは別体で構成され、径方向から見て前記揺動体と重なる範囲に収まる、
減速装置。 - 前記弾性部材は、前記伝達部と前記揺動体との間に圧縮されて配置されている、
請求項8記載の減速装置。 - 前記弾性部材と前記揺動体との接続部、前記弾性部材と前記伝達部との接続部、又はこれら両方には、互いに係合する係合部と被係合部とが設けられている、
請求項8又は請求項9に記載の減速装置。 - 前記弾性部材は、殻と前記殻に封入された流体とを有する、
請求項4から請求項10のいずれか一項に記載の減速装置。
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JP2018030246A JP6953326B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018030246A JP6953326B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 減速装置 |
Publications (2)
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JP2019143748A JP2019143748A (ja) | 2019-08-29 |
JP6953326B2 true JP6953326B2 (ja) | 2021-10-27 |
Family
ID=67771057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018030246A Active JP6953326B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 減速装置 |
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2018
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