JP6952249B2 - 複合操作入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の異なる態様の操作によりそれぞれ入力を行うことができる複合操作入力装置に関する。
従来、回転操作と引っ張り操作との2種類の操作ができる入力装置(複合スイッチ)が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示された入力装置は、回転操作および引っ張り操作いずれの操作時にも節度感が付与されるよう、節度機構が設けられている。具体的には、特許文献1に開示された入力装置は、凹凸部と板ばねのダボ部との係合により回転操作時の節度感を付与し、引っ張り操作時には山形突出部によってU字ばねを押しながら開くことで節度感を付与させることができる。
特開2000−260260号公報
しかしながら、特許文献1の入力装置の節度機構の構成は、いずれも板ばねまたはU字ばねを利用する構成であるため、長期間の使用によってこれらばねがへたってしまい、節度感が悪化する問題がある。
また、特許文献1の入力装置では、引っ張り操作など直線操作後に操作体から手を放すと、操作体を元の位置に戻す復元力が付与される構成とはなっておらず、仮に復元力を付与した構成とする場合、更にばねを含む機構を新たに設ける必要がある。この場合、回転操作用の節度機構、直線操作用の節度機構、および、直線操作後の復元力の付与機構の3つの機構を、独立して備える必要があり、構造の複雑化および入力装置の大型化を招来してしまうという問題もある。
そこで本発明は、操作体の操作時に安定的に節度感を付与するとともに、装置構成の複雑化および大型化を抑制しつつ、直線操作後の操作体に対して復元力を付与することができる、複合入力装置を提供することを目的とする。
本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、円筒状の軸体、および軸体の外周を囲うように配置され、軸体の軸心を中心とした回転操作および軸体の軸心方向の一方側への直線操作が可能な円環状の操作体を有する複合操作入力装置であって、操作体への回転操作に対して節度感を付与すべく、軸体から操作体の内周面に向かって軸体の径方向に付勢されるとともに径方向に進退可能な第1節度ピンと、操作体の内周面において形成された、回転操作方向に傾斜面を有し、第1節度ピンと係合する第1節度山とからなる第1節度機構と、軸心方向の一方側へ直線操作された操作体に対して、軸心方向の他方側へ向かうように作用する復元力を付与すべく、第1節度ピンと、操作体の第1節度山において形成された、軸心方向の他方側に向かって径が小さくなるテーパ面とからなる復元機構と、を備え、復元機構は、第1節度ピンとテーパ面との当接により生じる圧力によって復元力を生成する。
上記構成によると、第1節度機構では、回転操作時に第1節度山と係合する第1節度ピンが、この第1節度山の傾斜面に沿って第1節度山を越えることで節度感を付与させることができる。このように、本発明のある態様に係る複合操作入力装置は、特許文献1のような板ばねおよびU字ばねを用いることなく節度感を付与させることができる。このため、操作体の回転操作時において、へたりが生じることなく安定的に節度感を付与させることができる。
また、軸心方向の一方側への直線操作時(例えば操作体に対する引っ張り操作時)においては、操作体が軸体に対して相対的に軸心方向の一方側に変位するに従い、第1節度ピンは操作体の第1節度山に形成されたテーパ面に当接しながら軸心方向の他方側に向かって変位することとなる。このため、第1節度ピンは、当接するテーパ面によって軸体の軸心に向かって押圧される。
このように軸体の径方向に付勢されている第1節度ピンが軸体の軸心に向かって押圧されるため、第1節度ピンに対してより大きな付勢力が蓄えられることとなる。そして、操作体が直線操作から解放されると、この蓄えられた付勢力によって第1節度ピンは操作体の第1節度山に形成されたテーパ面に当接しながら、軸心方向の一方側(テーパ面の径が広くなる方向)に向かって変位する。その結果、操作体に対して軸心方向の他方側に変位するように復元力が働くこととなる。つまり、第1節度ピンとテーパ面との当接により生じる圧力によって復元力を生成することができる。
このように、独立した復元機構を別途設けることなく直線操作後(例えば、引っ張り操作後)の操作体に対して元の位置に戻るように復元力を作用させることができる。
よって本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、操作体の操作時に安定的に節度感を付与するとともに、装置構成の複雑化および大型化を抑制しつつ、直線操作後の操作体に対して復元力を付与することができるという効果を奏する。
また、本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、上記した構成において、操作体に対する軸心方向の一方側への直線操作に対して節度感を付与すべく、軸体から操作体の内周面に向かって軸体の径方向に付勢されるとともに径方向に進退可能な第2節度ピンと、操作体の内周面において形成された、軸心方向に傾斜面を有し、第2節度ピンと係合する第2節度山とからなる第2節度機構をさらに備え、操作体が直線操作時よりも前記軸心方向の他方側の位置である初期位置にある時、第2節度山は、第2節度ピンよりも軸心方向の他方側に位置している構成であってもよい。
上記構成によると、第2節度機構を備えるため、操作体に対して直線操作されると、第2節度ピンは第2節度山と係合することができる。このため、第2節度ピンが第2節度山の傾斜面に沿って第2節度山を越えることで節度感を付与させることができる。
このように、本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、特許文献1のような板ばねおよびU字ばねを用いることなく節度感を付与させることができる。このため、操作体の回転操作時において、へたりが生じることなく安定的に節度感を付与させることができる。
また、本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、上記した構成において、操作体は被検知部を有しており、操作体への回転操作時に被検知部の回転方向、および回転量を検出すると共に、操作体に対する軸心方向の一方側への直線操作時に初期位置から軸心方向の一方側への被検知部の変位を検出する検知器を備え、操作体に対する軸心方向の一方側への直線操作に対して節度感が付与された後に、検知器が被検知部の軸心方向の一方側への変位を検出するように構成されていてもよい。
上記構成によると、検知器を備えているため、操作体が有する被検知部の回転方向および回転量とともに、初期位置から軸心方向の一方側への変位を検出することができる。つまり、操作体の回転方向および回転量とともに、初期位置から軸心方向の一方側への変位を検出することができる。
また、操作体に対する軸心方向の一方側への直線操作に対して節度感が付与された後に、被検知部の軸心方向の一方側への変位を検出することができる。このため、操作者に対して、この直線操作の実行を節度感により確認させた上で、直線操作の実行に伴う操作体の初期位置からの変位を検知させることができる。それゆえ、操作者が気付かないうちに、軸心方向の一方側への操作体の変位の検出が行われてしまうことを防ぐことができる。
また、本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、上記した構成において、第2節度機構は、操作体が初期位置から直線操作されて軸心方向の一方側の位置である被操作位置にあるとき、初期位置へ変位しようとする操作体を被操作位置に保持しようとする保持力を生成可能であり、保持力は、復元力よりも小さくなるように設定されていてもよい。
上記構成によると、保持力が復元力よりも小さくなるように設定されているため、操作体が直線操作から解放されると復元力により操作体は初期位置に戻ることができる。
また、本発明のある形態に係る複合操作入力装置は、上記した構成において、第2節度機構は、操作体が初期位置から直線操作されて軸心方向の一方側の位置である被操作位置にあるとき、初期位置へ変位しようとする操作体を被操作位置に保持しようとする保持力を生成可能であり、保持力は、復元力よりも大きくなるように設定されていてもよい。
上記構成によると、保持力が復元力よりも大きくなるように設定されているため、操作体が直線操作から解放されると保持力によって被操作位置を維持することができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、操作体の操作時に安定的に節度感を付与するとともに、装置構成の複雑化および大型化を抑制しつつ、直線操作後の操作体に対して復元力を付与することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る複合操作入力装置の外観形状の一例を示す斜視図である。 図1に示す複合操作入力装置の分解斜視図である。 図2に示す複合操作入力装置が備える軸体の構成の一例を示すY−Y断面図である。 図1に示す複合操作入力装置が備える第1節度ピンの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示す複合操作入力装置が備えるノブの構成の一例を示す斜視図である。 図5に示すノブの構成の一例を示すZ−Z断面図である。 図1に示す複合操作入力装置が備える光センサの構成の一例を示す斜視図である。 図1に示す複合操作入力装置においてノブが初期位置にある時の状態を示すX−X断面図である。 図1に示す複合操作入力装置においてノブに対して引っ張り操作された時の状態を示すX−X断面図である。
(実施の形態)
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する部材には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、図面は、本発明を示すために適宜、強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。また、説明の便宜上、複合操作入力装置100が取り付けられるパネル103を基準にして、ノブ(操作体)101および軸体102が設けられている側を上方と称し、基板104が設けられている側を下方と称する。ただし、複合操作入力装置100のパネル103への取付方向は任意であり、この取付方向によっては、必ずしも、ノブ101が上方に位置するとは限らない。
まず、図1、2を参照して複合操作入力装置100の構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る複合操作入力装置100の外観形状の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す複合操作入力装置100の分解斜視図である。
複合操作入力装置100は、ノブ101に対する操作者による回転操作および引っ張り操作それぞれに対応した信号を電気機器など各種装置に入力することができる装置である。図1、2に示すように、本実施の形態に係る複合操作入力装置100は、ノブ101と、軸体102と、基板104とを備え、基板104と軸体102とを固定させることで、ノブ101をパネル103上に設けることができる構成となっている。
図1に示すように、円筒状の軸体102の外周を囲うように円環状のノブ101がパネル103上に配置されている。より具体的には、軸体102は、図2に示すように上方に設けられた円筒状部材である第1円筒部20aと、第1円筒部20aの下方に設けられた円筒状部材である、該第1円筒部20aよりも径が小さい第2円筒部20bと、第2円筒部20bの下方に設けられた円筒状部材である、第2円筒部20bよりも径が小さい第3円筒部20cとから構成されている。ただし、第3円筒部20cは、基板104において光センサ(検知器)40が設けられている位置と対応する部分は、垂直方向に切りかかれた形状をしている。そして、ノブ101は、主として第1円筒部20aと第2円筒部20bとの外周を囲うように配置される。
ノブ101は、軸体102の軸心Oを中心として回転操作が可能となっているとともに、軸心Oの延伸方向(以下、軸心方向)の一方側への直線操作が可能となっている。なお、軸心方向の一方側への直線操作とは、本明細書ではノブ101をパネル103側から上方に向かって引っ張る引っ張り操作を意味する。また、図2に示すように、ノブ101は、円環状のノブ本体部10aと、ノブ本体部10aの下端部から下方に向かって外周の径寸法が小さくなるようにテーパ状となった円環状のくびれ部10bと、くびれ部10bの下方端部に設けられた、複数の窓12が一定のピッチで形成された円環状のスリット部(被検知部)11とを備えてなる構成である。
パネル103には、軸体102の第3円筒部20cとノブ101のスリット部11とを挿通させる挿通孔30が形成されている。また、パネル103の下方には光センサ40が設けられた基板104が配置されており、ノブ101の回転に応じてスリット部11が光センサ40内を移動するように構成されている。
基板104の中央にはネジ105を挿通させる孔部45が形成されており、基板104の下面から孔部45を介して挿通させたネジ105を軸体102の底面(第3円筒部20cの底面)の中央に設けられたネジ孔23(後述の図3)に螺合させることで、軸体102と基板104とをパネル103を挟んで固定することができる。
(軸体の構成)
ここで、軸体102の詳細な構成について図2に加えて図3を参照して説明する。図3は、図2に示す複合操作入力装置100が備える軸体102の構成の一例を示すY−Y断面図である。軸体102は、上記したように第1円筒部20aと、第2円筒部20bと、第3円筒部20cとから構成されている。
第1円筒部20aの径寸法は、ノブ本体部10aの内周の径寸法に応じた大きさとなっている。また、引っ張り操作によってノブ101が上方に引っ張られた際、くびれ部10bの内周に形成されたテーパ面が第1円筒部20aの下端部側の縁部に当接するように構成されている。このため、引っ張り操作によってノブ101を上方に引っ張ったとしても、第1円筒部20aの下端部側の縁部とくびれ部10bのテーパ面とが当接して軸体102から抜け落ちることを防ぐことができる。
第2円筒部20bの径寸法は、ノブ本体部10aの内周の径寸法よりも小さく、かつノブ101のスリット部11の内周の径寸法よりも大きくなっている。そして、第2円筒部20bは、くびれ部10bとスリット部11との連結部分であって、くびれ部10bの下部に形成された水平面と当接する構成となっている。この構成により第2円筒部20bは、ノブ101内において該ノブ101によって下方から支持される。また、第2円筒部20bの周面には、ノブ101のくびれ部10bの内周面に形成された後述する第1節度山部13の山部(第1節度山)と係合する第1節度ピン50と、該第1節度ピン50を付勢する第1コイルばね51とを収容する第1収容部21が設けられている。第1収容部21は、第2円筒部20bの周面に1つ設けられた構成であってもよいし、第2円筒部20bの周面において周方向に所定間隔で複数、設けられた構成であってもよい。本明細書では説明の便宜上、2つの第1収容部21が設けられているものとして説明する。
第3円筒部20cの径寸法は、スリット部11の内周の寸法よりも小さくなっており、周面には、スリット部11の内周面に形成された後述する第2節度山部14と係合する第2節度ピン52と、該第2節度ピン52を付勢する第2コイルばね53とを収容する第2収容部22が設けられている。第2収容部22は、第3円筒部20cの周面に1つ設けられた構成であってもよいし、第3円筒部20cの周面において周方向に所定間隔で複数、設けられた構成であってもよい。本明細書では説明の便宜上、2つの第2収容部22が設けられているものとして説明する。
(第1、2節度ピンの構成)
次に、図2、4を参照して第1節度ピン50および第2節度ピン52の構成について説明する。なお、第1節度ピン50と第2節度ピン52とは同じ構成であるため、ここでは第1節度ピン50を例に挙げて説明する。図4は、図1に示す複合操作入力装置100が備える第1節度ピン50の構成の一例を示す斜視図である。
図2、4に示すように、第1節度ピン50は、直方体形状をした第1節度ピン本体部50aと、第1節度ピン本体部50aから突出した、第1節度山部13の山部と当接する第1節度山当接部50bと、第1節度ピン本体部50aにおいて第1節度山当接部50bが設けられた面と対向する面に形成された、第2コイルばね53を収容する第1ばね収容部50cとを備えている。
第2節度ピン52も第1節度ピン50と同様の構成をしており、第2節度ピン本体部52aと、第2節度山当接部52bと、第2ばね収容部52cとを備える。
なお、第1節度山部13の山部と当接する第1節度ピン50の第1節度山当接部50b、ならびに第2節度山部14の山部と当接する第2節度ピン52の第2節度山当接部52bは、例えば、半円板形状をした突出部材とすることができる。
また、第1節度ピン50および第2節度ピン52は、ノブ101への回転操作に対して節度感を付与すべく、軸体102からノブ101の内周に向かって軸体102の径方向に第1コイルばね51および第2コイルばね53によって付勢されるとともに、この径方向に進退可能となっている。このように、第1コイルばね51および第2コイルばね53の付勢によって移動する第1節度ピン50および第2節度ピン52の変位量は、軸体102の周面とノブ101の内周面との間となり小さくなっている。
(ノブの構成)
次に、図2および図5、6を参照して、ノブ101の詳細な構成について説明する。図5は、図1に示す複合操作入力装置100が備えるノブ101の構成の一例を示す斜視図である。図6は、図5に示すノブ101の構成の一例を示すZ−Z断面図である。
上記したように、ノブ101は、ノブ本体部10aと、くびれ部10bと、スリット部11とを備えている。図5、6に示すように、ノブ101では、くびれ部10bの内周面においてノブ101の周方向(ノブ101の回転操作方向)に傾斜面を有して突出した山部(第1節度山)が周期的に形成された第1節度山部13が設けられている。本実施の形態に係る複合操作入力装置100ではこの第1節度山部13の山部と、軸体102の周面から軸体102の径方向に付勢されている第1節度ピン50とが係合するように配置されている。このため、ノブ101を回転操作すると、ノブ101の内周面に設けられた第1節度山部13が、軸体102に対して相対的に回転操作方向に移動し、第1節度ピン50が周期的に第1節度山部13の山部を乗り越える。これによって、本実施の形態に係る複合操作入力装置100では、ノブ101の回転操作時においてクリック感(節度感)を付与することができる。
また、図6に示すように、第1節度山部13は、ノブ本体部10a側に設けられた第1上部節度山部13aとスリット部11側に設けられた第1下部節度山部13cと第1上部節度山部13aと第1下部節度山部13cとの間に設けられた第1中央節度山部13bとから構成される。図6に示すように、第1上部節度山部13aの径寸法は、第1下部節度山部13cの径寸法よりも大きくなっている。そして、第1中央節度山部13bは、第1上部節度山部13aから第1下部節度山部13cに向かって徐々に径寸法が小さくなり、先細となったテーパ形状となっている。これ以降では、第1中央節度山部13bのテーパ形状となった内周面をテーパ面と称する。なお、第1節度ピン50とこの第1節度山部13におけるテーパ面とによって本発明の復元機構を実現する。
ここで、引っ張り操作によってノブ101が軸体102の軸心方向の上方側へ向かって直線的に移動すると、第1節度ピン50の当接位置がノブ101の第1上部節度山部13aの位置から第1中央節度山部13bの位置に変位する。上記したように第1中央節度山部13bはテーパ面を有しているため、第1中央節度山部13bと当接する第1節度ピン50は、軸体102の軸心Oに向かって徐々に押圧されていき、第1節度ピン50を付勢するコイルばねの付勢力が大きくなっていく。この付勢力が軸心方向の他方(下方側)に向かってノブ101を移動させ元の位置に戻そうとする復元力となる。このため、第1中央節度山部13bのテーパ面の軸心方向に対する角度を変更させることにより、この復元力の大きさを調整することができる。
また、ノブ101の下部にはスリット部11が設けられており、スリット部11の内周面には図5、6に示すように、軸体102の軸心方向(ノブ101の引っ張り操作方向)に傾斜面を有して突出した山部(第2節度山)が形成された第2節度山部14が設けられている。本実施の形態に係る複合操作入力装置100ではこの第2節度山部14の山部と、軸体102の周面から軸体102の径方向に付勢されている第2節度ピン52とが係合するように配置されている。このため、ノブ101を引っ張り操作すると、スリット部11の内周面に設けられた第2節度山部14が、軸体102に対して相対的に引っ張り方向(軸心方向の一方側)に移動し、第2節度ピン52が第2節度山部14の山部を乗り越える。これによって、本実施の形態に係る複合操作入力装置100では、ノブ101の引っ張り操作時においてクリック感を付与することができる。さらには、第2節度ピン52と第2節度山部14の山部との係合によって、ノブ101が軸心方向の他方側に変位しないように保持しようとする保持力を生成可能とする。換言すると、ノブ101が初期位置から直線操作されて軸心方向の一方側(上方側)の位置である被操作位置にあるとき、初期位置へ変位しようとするノブ101を被操作位置に保持しようとする保持力を生成可能とする。
また、スリット部11は、図5、6に示すように複数の縦長の窓12が形成されている。そして、ノブ101の回転操作にともなう窓12の変位および引っ張り操作にともなう窓12の変位を光センサ40によって検知し、ノブ101の回転操作方向および回転操作による回転量(回転距離)、ならびにノブ101の引っ張り操作を検知することができる。
(光センサの構成)
次に図2、7を参照して本実施の形態に係る複合操作入力装置100が備える光センサ40の構成について説明する。図7は、図1に示す複合操作入力装置100が備える光センサ40の構成の一例を示す斜視図である。
図2、7に示すように、光センサ40は基板104と接し、該基板104に取り付けられる矩形の板状部材である光センサ底部40aと、光センサ底部40aの一方の側部から垂直方向に立設した第1光センサ側部40bと、第1光センサ側部40bが設けられている側部と対向する光センサ底部40aの他方側の側部から垂直方向に立設した第2光センサ側部40cとを備えてなる構成である。すなわち、光センサ40は、図7に示すように、光センサ底部40aと第1光センサ側部40bと第2光センサ側部40cとによって略コの字形状を形成する部材である。そして、第1光センサ側部40bと第2光センサ側部40cとの間に形成された間隙にはスリット部11が配置されるように構成されている。
第1光センサ側部40bにおける第2光センサ側部40cと対向する面には、赤外線発光部41が設けられており、第2光センサ側部40cにおける第1光センサ側部40bとの対向する面には、赤外線発光部41から発光された赤外線を受光する第1受光部42および第2受光部43が設けられている。
第1受光部42は、ノブ101の回転操作時における回転方向および回転量を検出するための検知部であり、水平方向に所定の間隔をあけて並行して設けられた2つの受光部から構成される。そして、ノブ101の回転操作に伴ってスリット部11が回転すると第1受光部42の前に窓12が位置するときは、赤外線発光部41からの赤外線が第1受光部42に導かれ検知される。このため、スリット部11における窓12の1ピッチ分の回転ごとに高低となる赤外線の波形を第1受光部42によって検出することができ、これによってノブ101の回転の変位を測定することができる。そして第1受光部42は、回転の変位をカウンタ(不図示)で加減算して回転量を測定することができる。また、第1受光部42は並行する2つの受光部から構成されているため、これら受光部によって受光される赤外線の受光タイミングのずれから回転方向を判定することができる。
第2受光部43は、ノブ101に対する引っ張り操作の有無を検出するための検知部である。ノブ101が初期位置にある状態では、スリット部11の第2節度山部14が形成されている内周面部分によって赤外線発光部41から発光された赤外線は遮断された状態となっている。なお、ノブ101の初期位置とは、ノブ101に対して回転操作および引っ張り操作されていない状態にあるときの位置であって、引っ張り操作時のノブ101の位置よりも軸心方向の他方側(下方側)となる。ノブ101に対する引っ張り操作によって、ノブ101が軸体102の軸心方向の一方側(上方側)に移動すると、スリット部11も上方に移動し、第2受光部43は、赤外線発光部41から発光された赤外線を受光することができる。これによって、第2受光部43はノブ101に対する引っ張り操作を検出することができる。
このように検知器としての光センサ40によって、被検知部としてのスリット部11の回転方向及び回転量を検出すると共に、ノブ101の初期位置)から引っ張り操作による、軸心方向の上方側(一方側)へのスリット部11の変位が検出される。
(動作説明)
次に図8、9を参照して本実施の形態に係る複合操作入力装置100の回転操作および引っ張り操作における動作説明をする。図8は、図1に示す複合操作入力装置100においてノブ101が初期位置にある時の状態を示すX−X断面図である。図9は、図1に示す複合操作入力装置100においてノブ101に対して引っ張り操作された時の状態を示すX−X断面図である。
図8に示すように複合操作入力装置100は、初期位置にある時、第1節度ピン50は、くびれ部10bの内周面における第1節度山部13のうち第1上部節度山部13aに当接している。この初期位置にある状態から操作者がノブ101に対して回転操作すると、ノブ101の回転方向への変位に伴って第1節度ピン50は、周期的に第1上部節度山部13aの傾斜を登り第1上部節度山部13aの山部を越えて第1上部節度山部13aの傾斜を下る動作を繰りかえす。このように第1節度ピン50が第1上部節度山部13aの山部を越えることで複合操作入力装置100の操作者に対してクリック感を付与することができる。このように、複合操作入力装置100は、第1節度ピン50と第1節度山部13の山部とによって本発明の第1節度機構を構成することができる。
なお、この回転操作時において、第2節度ピン52は、図8に示すように、スリット部11の内周面に形成された第2節度山部14の山部よりも上方側に位置しており、ノブ101の回転操作時におけるクリック感の付与に寄与していない。
一方、初期位置の状態から操作者がノブ101に対して引っ張り操作すると、ノブ101の軸体102の軸心方向の上方側への変位に伴って第1節度ピン50が当接する位置は、図9に示すように、第1上部節度山部13aから第1中央節度山部13bに向かって変位する。このように、第1節度ピン50の当接位置が第1上部節度山部13aから第1中央節度山部13bに変位するにしたがって、第1節度ピン50は、第1中央節度山部13bのテーパ面に当接しながら軸体102の軸心Oに向かって変位して、第1コイルばね51が圧縮されていく。
このため、第1節度ピン50を軸体102の径方向に付勢する第1コイルばね51の付勢力が大きくなっていく。この付勢力が軸心方向の下方側に向かってノブ101を移動させ元の位置に戻そうとする復元力となる。
つまり、ノブ101を引っ張り操作により上方に引っ張った状態では、図9に示すように第1節度ピン50は第1中央節度山部13bのテーパ面に当接した状態となっている。ここで操作者が手を放し、ノブ101を引っ張り操作の状態から解放させると、大きくなった第1コイルばね51の付勢力によって第1節度ピン50は第1中央節度山部13bのテーパ面を径寸法が大きくなる方向(軸体102の軸心方向の上方側)に変位していく。これによって引っ張り操作後のノブ101は、操作者が手を放すと初期位置に戻る方向に変位する。このように第1節度ピン50と第1節度山部13において形成されたテーパ面とによって本発明の復元機構を構成することができる。
一方、第2節度ピン52は、図9に示すように、ノブ101の軸体102の軸心方向の上方側への変位に伴って、第2節度山部14の山部を乗り越えた位置まで移動する。このように第2節度ピン52が第2節度山部14の山部を乗り越えることで複合操作入力装置100の操作者に対してクリック感を付与することができる。このように第2節度ピン52と第2節度山部14の山部とによって本発明の第2節度機構を構成することができる。
また、第2節度機構では、第2節度ピン52と第2節度山部14の山部との係合によって、ノブ101が軸体102の軸心方向の下方側に変位しないように保持する保持力を生成することができる。
なお、ノブ101に対する上方への引っ張り操作において、第2節度ピン52と第2節度山部14によってクリック感が付与された後に、光センサ40によってスリット部11の軸心方向の上方側(一方側)への変位が検出されるように構成されている。
ここで、引っ張り操作後において、ノブ101がその位置(被操作位置)にあるとき、初期位置へ変位しようとするノブ101をこの被操作位置に保持することが必要となる場合、第2節度ピン52を付勢する第2コイルばね53の付勢力を大きくして、上記した復元力よりも保持力の方が大きくなるように構成してもよい。あるいは第2節度山部14の有する山部の大きさ(突出量)を大きくして、上記した復元力よりも保持力の方が大きくなるように構成してもよい。
また、このようにノブ101を被操作位置に保持することができる構成とした場合、この被操作位置にあるノブ101を回転操作可能としてもよい。なお、このようにノブ101を被操作位置に保持することができる構成の場合であっても、被操作位置にあるノブ101を操作者が下方に向かって押下し、第2節度ピン52と第2節度山部14の山部との係合を解除すると、第1節度ピン50と第1中央節度山部13bのテーパ面との当接により生じた復元力により、ノブ101を初期位置に戻すことができる。
逆に、引っ張り操作後において、ノブ101から操作者が手を放すと、ノブ101が被操作位置から初期位置に戻る構成とする場合は、上記した復元力の方が保持力よりも大きくなる構成とする必要がある。そこで、このような構成とする場合は、例えば、第1中央節度山部13bのテーパ面の、軸体102の軸心方向に対する角度が大きくなる構成として、第1節度ピン50をテーパ面に向けて付勢する力を大きくしてもよい。あるいは、第1節度ピン50を付勢する第1コイルばね51の力が第2節度ピン52を付勢する第2コイルばね53の力よりも大きくなるものを採用してもよい。
なお、本実施の形態に係る複合操作入力装置100では、ノブ101に対する回転操作および引っ張り操作の検知を行う検知器として赤外線を利用した光センサ40を用いる構成であったが、検知器はこれに限定されるものではない。例えば、赤外線発光部41と第1受光部42および第2受光部43を備えた光センサ40の代わりに、磁石と磁気センサとを備えた検知器としてもよい。あるいは、検知器は、ノブ101の回転操作および引っ張り操作に応じてつまみ状のレバーが上下あるいは左右の一方向に倒れるレバースイッチから構成されてもよい。
本発明は、電気機器を操作するための操作入力部として幅広く利用可能である。
11 スリット部(被検知部)
13 第1節度山部
13a 第1上部節度山部
13b 第1中央節度山部(テーパ面)
13c 第1下部節度山部
14 第2節度山部
40 光センサ(検知器)
50 第1節度ピン
51 コイルばね
52 第2節度ピン
53 コイルばね
100 複合操作入力装置
101 ノブ(操作体)
102 軸体
103 パネル
O 軸心

Claims (5)

  1. 円筒状の軸体、および前記軸体の外周を囲うように配置され、前記軸体の軸心を中心とした回転操作および前記軸体の軸心方向の一方側への直線操作が可能な円環状の操作体を有する複合操作入力装置であって、
    前記操作体への回転操作に対して節度感を付与すべく、前記軸体から前記操作体の内周面に向かって前記軸体の径方向に付勢されるとともに前記径方向に進退可能な第1節度ピンと、前記操作体の内周面において形成された、回転操作方向に傾斜面を有し、前記第1節度ピンと係合する第1節度山とからなる第1節度機構と、
    前記軸心方向の一方側へ直線操作された前記操作体に対して、前記軸心方向の他方側へ向かうように作用する復元力を付与すべく、前記第1節度ピンと、前記操作体の前記第1節度山において形成された、前記軸心方向の他方側に向かって径が小さくなるテーパ面とからなる復元機構と、を備え、
    前記復元機構は、前記第1節度ピンと前記テーパ面との当接により生じる圧力によって前記復元力を生成する複合操作入力装置。
  2. 前記操作体に対する前記軸心方向の一方側への直線操作に対して節度感を付与すべく、前記軸体から前記操作体の内周面に向かって前記軸体の径方向に付勢されるとともに前記径方向に進退可能な第2節度ピンと、前記操作体の内周面において形成された、前記軸心方向に傾斜面を有し、前記第2節度ピンと係合する第2節度山とからなる第2節度機構をさらに備え、
    前記操作体が直線操作時よりも前記軸心方向の他方側の位置である初期位置にある時、前記第2節度山は、前記第2節度ピンよりも前記軸心方向の他方側に位置している請求項1に記載の複合操作入力装置。
  3. 前記操作体は被検知部を有しており、
    前記操作体への回転操作時に前記被検知部の回転方向、および回転量を検出すると共に、前記操作体に対する前記軸心方向の一方側への直線操作時に前記初期位置から前記軸心方向の一方側への前記被検知部の変位を検出する検知器を備え、
    前記操作体に対する前記軸心方向の一方側への直線操作に対して前記節度感が付与された後に、前記検知器が前記被検知部の前記軸心方向の一方側への変位を検出する請求項2に記載の複合操作入力装置。
  4. 前記第2節度機構は、前記操作体が前記初期位置から直線操作されて前記軸心方向の一方側の位置である被操作位置にあるとき、前記初期位置へ変位しようとする前記操作体を前記被操作位置に保持しようとする保持力を生成可能であり、
    前記保持力は、前記復元力よりも小さくなるように設定されている、請求項2または3に記載の複合操作入力装置。
  5. 前記第2節度機構は、前記操作体が前記初期位置から直線操作されて前記軸心方向の一方側の位置である被操作位置にあるとき、前記初期位置へ変位しようとする前記操作体を前記被操作位置に保持しようとする保持力を生成可能であり、
    前記保持力は、前記復元力よりも大きくなるように設定されている、請求項2または3に記載の複合操作入力装置。
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