JP6951605B1 - 会食用飛沫拡散防止マスク - Google Patents

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【課題】食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができる会食用飛沫拡散防止マスクを提供する。【解決手段】本発明は、食事時における会話による飛沫の拡散を防止する会食用飛沫拡散防止マスク10であって、該会食用飛沫拡散防止マスクは、顔面の口元部と鼻孔部に押し当てられる所定の厚さを有する顔面押し当て部と、該顔面押し当て部の略中央位置に所定の高さを有して鉛直状に立設される指間狭持部22と、を形成して成る手段を採る。【選択図】図2

Description

本発明は、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができる会食用飛沫拡散防止マスクに関する。
近年において、急激に感染拡大が懸念される新型コロナウイルスならびにN501Y型及びE484K型の変異型ウイルスの感染予防対策として「緊急事態宣言」ならびに「まん延防止等重点措置」が大都市部を中心に発令されている。
しかしながら、その「緊急事態宣言」ならびに「まん延防止等重点措置」は、発生件数や重症患者の死亡人数など経時的な感染者数の事後発表に留まるものであり、感染の発生を予め予防することができる具体的な感染防止策が示されていないのが現状である。
その中で、食事時の会話による飛沫感染の拡大を抑制する「マスク会食」が大阪府の吉村知事によって初めて提唱され、話題を呼んだ。その「マスク会食」に使われるマスクの使用方法は、着用しているマスクの片方の耳紐の部分を持って片耳からマスクを外して飲食をし、会話をする際には、再びマスクを着用し、さらに再び食事をする時は、マスクの着脱を小まめに繰り返して使用ことで飛沫感染を防ぐことを目的として提唱されている。
しかしながら、食事中にマスクの着脱を小まめに繰り返すことは食事を楽しむ雰囲気を壊しかねず、面倒でもあることから非現実的な提案であると言えると共に、一部の研究者においては飛沫防止効果があるのか検証が不十分だという意見もあり、さらに新型コロナウイルス対策によるマスク会食についてもマスクを着けたり外したりするとマスクに付着しているウイルスに直接触れる可能性もあり、かえって感染が拡大するという専門家の意見もある。
そこで、上記の問題を解決しようとするマスクの提案がなされている。
例えば、火災発生現場、有毒ガス発生現場等に、突然遭遇した場合、緊急避難用に装備されている、防煙用マスク等の保管場所がわからぬまま、有毒ガスによる死亡被害者が急増している現実を考慮して、新たに常時抵抗無く携帯することができるハンカチタイプの「防煙用、保水ハンカチマスク」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「防煙用、保水ハンカチマスク」の提案は、通常のハンカチーフ、を二つ折した長方形袋体内に、食塩水を湿らせた繊維状のもの、(ガーゼ)、及び繊維活性炭フイルターシート等を内蔵させ、更に保水された繊維体フイルターが内蔵された長方形ハンカチ袋体を、W字型に四つ折して、その中央部二面が主にフィルター通気部となっている構造の、新規防煙用、保水ハンカチマスクにおいて、保水させた繊維体から、水分が自然蒸発消耗しないよう、ハンカチマスクを四つに折った、ポケットサイズのアルミ箔袋内に、保水されたハンカチマスク全体を収納して、人が常時携帯行い、突然の火災発生現場遭遇時に、即刻携帯、密封アルミ箔袋内から、保水ハンカチマスクを取り出して、直接鼻口元に長方形ハンカチマスクを、手で押しあてる方法で、主に火災避難時の緊急用防煙マスクとして使用するマスクの提案であって、本発明における食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて簡単に口元に押し当てて飛沫の拡散を防止することができる会食用飛沫拡散防止マスクとはその使用目的が異なるものではあるが、仮に食事中において使用された場合には、ハンカチの使用面(顔面に押し当てられる面)の判別が付かないことからウイルスの付着による感染防止が確実に実行されないという問題があると共に、食卓テーブルの上に載置された場合、ハンカチの使用面が必ず上方を向いた状態で使用することが難儀であるといった問題があるものであった。
また、常時顔面に装着しておく必要がなく、必要の都度簡単に使える「飛沫防止具」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「飛沫防止具」の提案は、マスク部と一対の耳かけ紐とからなるマスクと、マスクを人の手で顔面に保持するための保持具とからなる。保持具は、人の手で持つ握り部と、マスクを広げた状態でマスク部を保持し、かつ耳かけ紐を引掛けてマスク部を保持する左マスク保持片と右マスク保持片とを備える。握り部があるので手で持ちやすく、左マスク保持片と右マスク保持片で耳かけ紐を使ってマスク部を保持できるので、手で持って顔面にマスクを保持する使い方が容易に行えるマスクの提案であるが、Y字状の保持具の形状が持ち手を備える扇子状であることから使用時において扇子として使用されることで室内におけるウイルスの拡散につながる可能性があるもので、さらに全体形状が顔面形状より大きいことから食卓テーブル上のスペースを大きく占領することとなりコンパクト性の問題が残ると共に、食卓テーブルの上に載置された場合、飛沫防止具の使用面が必ず上方を向いた状態で載置されるとは限らないといった問題があるものであった。
また、口元に小片のうちわを押し当てて飛沫感染を抑制する「会食用うちわ」(非特許文献3)が香川県の矢野団扇によって開発され、販売されていることがインターネットによって検索される。
しかしながら、係る「会食用うちわ」の提案は、会食時のマスクの着用時に紙製うちわを口元に近づけることでマスクの着脱の手間を省くもので、厚みのある紙に両面テープで下部を接着して持ち手にする手段を採用していることによって、うちわ自体が小片であることで、テーブル上に置かれた会食用うちわを掴み取る場合、小片軽量であることから持ち手を持とうとするとうまく掴み取ることができず前方方向にずれ込んでしまう可能性があると共に、会話中において会食用うちわを常時指先で摘まんだ状態で、顔面との適当な距離を保って使用しなければならず、摘まんでいる手に疲労感が伴うといった問題がある提案であった。
本出願人は、上記における社会的な背景を鑑みてなされたもので、本発明の会食用飛沫拡散防止マスクは、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができる会食用飛沫拡散防止マスクを開発し、本発明における「会食用飛沫拡散防止マスク」の提案に至るものである。
特開2003−117012号公報 実用新案登録第3230836号公報 「マスク着脱の手間省く会食用うちわ」矢野団扇製 インターネット検索
本発明は上記問題点を鑑み、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができる会食用飛沫拡散防止マスクの提供を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクは、食事時における会話による飛沫の拡散を防止する会食用飛沫拡散防止マスクであって、前記会食用飛沫拡散防止マスクは、顔面の口元部と鼻孔部に押し当てられる所定の厚さを有する顔面押し当て部と、該顔面押し当て部の略中央位置に所定の高さを有して鉛直状に立設される指間狭持部と、を形成し、前記指間狭持部の元部が折り畳み手段によって折り畳み可能に形成されて成る手段を採る。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクは、前記顔面押し当て部と、前記指間狭持部と、で構成されるマスク本体が、紙製品、又は成形パルプ、又はパルプモールド、又は生分解性素材、又は柔軟な合成樹脂、又はシリコン樹脂の何れかで形成されて成る手段を採る。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクは、前記顔面押し当て部が、顔面形状に倣った円弧状の凹部、又は山形状の凹部、又は周縁が突起状の凸部に形成されて成る手段を採る。
本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、使用時において使用方法が簡単であると共に安定的に掴むことができることから、食事ならびに会話の進行を妨げることがない上、マスクが柔軟な紙製の場合、一時的にマスクを唇で銜えることで両手を自由に使うことができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、マスク自体が同一素材で形成されることから、大量生産ができて安価に製造できると共に、軽量化、小型化が図れる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、紙製品又は自然由来の素材で製造されることで地球環境にやさしく衛生的であると共に、使い捨て使用ができる、ならびに殺菌消毒による使い回し使用ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、顔面押し当て部が、顔面形状に倣った円弧状の凹部又は山形状の凹部又は周縁が突起状の凸部に成形されていることによって、顔面押し当て部が食卓テーブルに全面的に接触しない構造であることから、会食中の顔面押し当て部の衛生面が確保できる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、扇子マスクのように部屋中のウイルスや空気を拡散させることなく、会食時の飛沫拡散防止対策を図ることができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、造形デザインがシンプルあることから、使用時においてマスク自体がヘタらないと共に、子供用から大人用まで大小にこだわらない、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、使用上の特徴として、
持ち運びが容易でコンパクトである。掴んだり持ち上げたりせずに片手の指で簡単に摘める。顔面に押し当てることで持ち手の疲労感がない。片手でマスクの使用・不使用の切り替えが容易にできる。指間で上方から覆いかぶせるようにして摘まむので軽量なマスク自体を掴み損ねて移動することがない、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスクによれば、使用する店舗側の特徴としては、飛沫拡散防止用の透明プラスチック製の仕切りやカーテンを必要としない。座席数の間引きを必要としない。導入経費ならびに維持経費が掛からない。お店のロゴが入れられる、といった優れた効果を奏する。
本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの使用状態を示す説明図である。 本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの別の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの別の実施形態を示す説明図である。(実施例3)
本発明における会食用飛沫拡散防止マスク10は、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの実施形態を示す説明図である。
図1(a)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の全体斜視図である。
本発明における会食用飛沫拡散防止マスク10は、食事時における会話による飛沫の拡散を防止する会食用飛沫拡散防止マスク10であって、該会食用飛沫拡散防止マスク10は、顔面の口元部と鼻孔部に押し当てられる所定の厚さを有する顔面押し当て部21と、該顔面押し当て部21の略中央位置に所定の高さを有して鉛直状に立設される指間狭持部22と、で形成され、指間狭持部22の元部が折り畳み手段23によって折り畳み可能に形成されて成る手段を採ることができる。
マスク本体20は、顔面押し当て部21と、指間狭持部22とによって構成される。
顔面押し当て部21は、顔面の口元部と鼻孔部に押し当てられる所定の厚さを有して平板状に形成され、素材としてはエンボス加工を施したクッキングペーパーや和紙などの紙製品が好適である。
尚、顔面押し当て部21のへたりを防止するため、薄い金属板や合成樹脂板を挟み込むこともできる。
指間狭持部22は、顔面押し当て部21の略中央位置に所定の高さを有して鉛直状に立設され、素材としては顔面押し当て部21と同一素材、同一加工されたものが好適である。
図1(b)は、一枚の紙製品を折り曲げプレス圧着加工によって製造される状態を示す説明図である。
所定の大きさと厚さを有する矩形の紙製品を連続的に折り曲げた後、プレス圧着加工によって形成するものである。
図1(c)は、顔面押し当て部21と指間狭持部22をプレス圧着加工によって製造される状態を示す説明図である。
所定の大きさと厚さを有する矩形の紙製品を平板状に形成した顔面押し当て部21と、所定の大きさと厚さを有する矩形の紙製品を平板状に形成した指間狭持部22を鉛直状に重ね合わせ、プレス圧着加工によって形成するものである。
尚、顔面押し当て部21に対して指間狭持部22を鉛直状に重ね合わせる手段は、図1(b)と図1(c)の実施例に特に限定されるものではない。
また、本発明における会食用飛沫拡散防止マスク10は、指間狭持部22の元部が折り畳み手段23によって折り畳み可能に形成することができる。
折り畳み手段23としては、例えば、紙製品の場合、指間狭持部22の元部に折り曲げ線23aを形成し、成型加工品の場合は、指間狭持部22の元部が肉薄になるような切欠け部23bを形成するものである。
図1(d)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10が紙製品で形成されて折り畳まれる状態を示す説明図である。
指間狭持部22の元部に折り畳み手段23(折り曲げ線23a)が形成されていることによって、包装用のパッケージフィルムに平面状に折り畳んで収納することができるもので、流通段階ならびにストック状態において保管スペースを最小限に留めることができる。
図1(e)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10が成形パルプ、又はパルプモールド、又は生分解性素材、又は柔軟な合成樹脂、又はシリコン樹脂で形成されて折り畳まれる状態を示す説明図である。
指間狭持部22の元部に肉薄となる折り畳み手段23(切欠け部23b)が形成されていることによって、包装用のパッケージフィルムに平面状に折り畳んで収納することができるもので、流通段階ならびにストック状態において保管スペースを最小限に留めることができる。
以上で構成される本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10は、マスク自体が同一素材で形成されて大量生産が可能であることから安価に製造できると共に、軽量化、小型化が図れる会食用飛沫拡散防止マスク10の提供を可能にする。
図2は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10を食卓テーブル上に載置した状態を示す説明図である。
本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10を食卓テーブル上のテーブルナプキン又はコースター24上に会食用飛沫拡散防止マスク10の顔面押し当て部21を下にして載置される。
図2(b)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の使用手順を述べる。
(1)包装用のパッケージフィルムから会食用飛沫拡散防止マスク10を取り出す。
(2)食卓テーブルの上にテーブルナプキン又はコースター24を敷き、その上に食用飛沫拡散防止マスクの顔面押し当て部21を下にして置く。(図2(a)の状態)
(3)食事中に会話する状態になった時に人差し指と中指で会食用飛沫拡散防止マスク10の指間狭持部22を挟んで(図2(c)の状態)口元に押し当てる。
(4)会話が終了したら食卓テーブルの上のテーブルナプキン又はコースター24の上に食用飛沫拡散防止マスク10の顔面押し当て部21を下にして置く。(図2(a)の状態)
(5)食事をとる。
(6)食事と会話時において(2)〜(4)を交互に繰り返す。(図2(c)の状態)
図2(c)は、食事中及び会話中における本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の使用状態を示す説明図である。
食事中においては、会食用飛沫拡散防止マスク10を口元部から離して食事をとることができる。
会話中においては、会食用飛沫拡散防止マスク10を口元部に押し当てることによって、会話時の飛沫拡散の防止が図られる。
以上における本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10は、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて簡単に口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができると共に、使用時において使用方法が簡単であると共に安定的に掴むことができることから、食事ならびに会話の進行を妨げることがない上、マスク(紙製)を一時的に唇で銜えて両手を自由に使うことができ、さらに使用上の特徴として持ち運びが容易でコンパクトである。掴んだり持ち上げたりせずに片手の指で簡単に摘まめる。顔面に押し当てることで持ち手の疲労感がない。片手でマスクの使用・不使用の切り替えが容易にできる。指間で上方から覆いかぶせるようにして摘まむので軽量なマスク自体を掴み損ねて移動させてしまうことがない、といった会食用飛沫拡散防止マスク10の提供を可能にする。
図3は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの別の実施形態を示す説明図である。
本発明における会食用飛沫拡散防止マスク10は、顔面押し当て部21と指間狭持部22で構成されるマスク本体20が紙製品、又は成形パルプ、又はパルプモールド、又は生分解性素材、又は柔軟な合成樹脂、又はシリコン樹脂の何れかで形成されて成る手段を採ることができる
図3(a)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の全体斜視図である。
紙製品を使用して形成された会食用飛沫拡散防止マスク10は、一般的なコシの強い加工紙であって、例えば、クッキングペーパーや和紙等が使用され、表面にエンボス加工等を施すことで形状のへたり変形を抑えることができる。
成形パルプを使用して形成された会食用飛沫拡散防止マスク10は、非木材パルプを使用しているため強度に優れるとともに、高い表面平滑性により表面加飾技術を用いた微細なデザインを実現することができ、さらにプラスチック容器からの置き換えによりプラスチック使用量を大幅に削減することができる。
パルプモールドを使用して形成された会食用飛沫拡散防止マスク10は、紙製品のリサイクル原料を使用しているため、省資源の環境にやさしい製品である。またセルロース繊維で構成されているため、水を触媒にして自己接着することができ、脱水・乾燥することで繊維同士が結合して強度を出すことができる。さらに再び水に浸すことで繊維が容易にほぐれる原理を利用することから、リサイクル性が高いと共に、リブ構造によって、側面・底面からの衝撃、商品の底付きなどの衝撃性を防止することができる。
生分解性素材を使用して形成された会食用飛沫拡散防止マスク10は、物質が微生物などの生物の作用により分解する性質をいうもので、一般にはプラスチックなどの有機化合物が土壌や水中の微生物により分解される性質をさすものである。従来の合成樹脂は生分解性がなかったが、昨今では環境問題意識の高まりから生分解性を有するプラスチック類が開発利用されてきているもので、生分解性プラスチックとしては、動物,植物に由来する天然高分子,微生物由来,化学合成品などを使用することができる。
合成樹脂を使用して形成された会食用飛沫拡散防止マスク10は、主に原油を蒸留して得られるナフサを原料として製造され、電気を通さない絶縁体であり、水に強く腐食しにくい、比較的熱に弱い等の特徴が挙げられるもので、代表的な素材であるプラスチックは、安価であり種類も豊富なことから多様な用途に使用される。
シリコン樹脂を使用して形成された会食用飛沫拡散防止マスク10は、地球上のどこでも手に入るシリコン素材は、安価でありながら使いやすい素材であって弾力性と耐久性を兼ね備えていると同時に、200℃以上の温度に耐えられる耐熱性を持っていて、特に表面張力(縮こまって丸くなろうとする性質)が低く、撥水性(水をはじく性質)や消泡性(泡を出さない性質)、離型性(表面の粘着や焼き付きを起こさない性質)に優れ、電気絶縁性にも優れている素材である。
図3(b)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の別の成形状態を示す全体斜視図である。
本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10が、成形パルプ、又はパルプモールド、又は生分解性素材、又は柔軟な合成樹脂、又はシリコン樹脂の何れかで形成されて成る場合は、飲食店やユーザーの好みに合わせて多種多様なデザイン形状の会食用飛沫拡散防止マスク10を提供することができる。
本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の素材としては、天然又は合成ゴム、高圧縮発泡樹脂、金属板、固形処理した布、不織布、皮革、木材表皮、厚紙等を使用して製造することも可能である。
また上記の平板状の素材をL字状に折り曲げて貼り合わせて(図4a、図4b、図4cの各右図参照)製造することも可能である。
以上で構成される本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10は、紙製品又は自然由来の素材で製造されることで地球環境にやさしく使い捨てができ、衛生的であると共に、柔軟な合成樹脂、又はシリコン樹脂の素材で製造されることで殺菌消毒による使い回し使用ができる会食用飛沫拡散防止マスク10の提供を可能にする。
図4は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスクの別の実施形態を示す説明図である。
本発明における会食用飛沫拡散防止マスク10は、顔面押し当て部21が顔面形状に倣った円弧状の凹部21a、又は山形状の凹部21b、又は周縁が突起状の凸部21cに成形されて成る手段を採ることができる。
図4(a)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の顔面押し当て部21が顔面形状に倣った凹部状に形成されている実施形態を示す説明図である。
顔面押し当て部21が顔面形状に倣った円弧状の凹部21aに形成されていることで、食卓テーブルの上に載置されたとき、顔面押し当て部21が食卓テーブルに最小限の接触状態(テーブルナプキン又はコースター24が不要の状態)で設置されると共に、口元に押し当てられた時、顔面との隙間状態が最小限に確保されることで飛沫の拡散の拡大を防いで感染リスクを低減させることができる。
尚、図4(a)の右図に示されるように、コシの強い素材であれば、薄板形状の顔面押し当て部21と指間狭持部22をそれぞれ左右対称にL字状に折り曲げ、中央で貼り合わせて製造することもできる。
図4(b)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の顔面押し当て部21が山形状の凹部に成形されている実施形態を示す説明図である。
会食用飛沫拡散防止マスク10をプレス圧着加工時に顔面押し当て部21が山形状の凹部21bに形成されることで食卓テーブルの上に載置されたとき、顔面押し当て部21が食卓テーブルに最小限の接触状態(テーブルナプキン又はコースター24が不要の状態)で設置されると共に、口元に押し当てられた時、顔面との隙間状態が最小限に確保されることで飛沫の拡散の拡大を防いで感染リスクを低減させることができる。
尚、図4(b)の右図に示されるように、コシの強い素材であれば、薄板形状の顔面押し当て部21と指間狭持部22をそれぞれ左右対称にL字状に折り曲げ、中央で貼り合わせて製造することもできる。
図4(c)は、本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10の顔面押し当て部21の周縁が突起状の凸部に成形されている実施形態を示す説明図である。
会食用飛沫拡散防止マスク10をプレス圧着加工時に顔面押し当て部21の周縁が突起状の凸部21cに形成されることで食卓テーブルの上に載置されたとき、顔面押し当て部21が食卓テーブルに最小限の接触状態(テーブルナプキン又はコースター24が不要の状態)で設置されると共に、口元に押し当てられた時、顔面との隙間状態が最小限に確保されることで飛沫の拡散の拡大を防いで感染リスクを低減させることができる。
尚、図4(c)の右図に示されるように、コシの強い素材であれば薄板形状の顔面押し当て部21と指間狭持部22をそれぞれ左右対称にL字状に折り曲げ、中央で貼り合わせて製造することもできる。
以上で構成される本発明の会食用飛沫拡散防止マスク10は、紙製品又は自然由来の素材で製造されることで地球環境にやさしく、衛生的であると共に、使い捨て使用ができる、又は殺菌消毒による使い回し使用ができる。扇子マスクのように部屋中のウイルスや空気を拡散させることなく、会食時の飛沫拡散防止対策を図ることができる。造形デザインがシンプルあることから、使用時においてマスク自体がヘタらないと共に、子供用から大人用まで大小にこだわらない。使用上の特徴として持ち運びが容易でコンパクトである。掴んだり持ち上げたりせずに片手の指で簡単に摘める。顔面に押し当てることで持ち手の疲労感がない。片手でマスクの使用・不使用の切り替えが容易にできる。指間で上方から覆いかぶせるようにして摘まむので軽量なマスク自体を掴み損ねて移動することがない、といった会食用飛沫拡散防止マスク10の提供を可能にする。
本発明の会食用飛沫拡散防止マスクは、食事中において常時顔面に装着しておく必要がなく、会話時のみにおいて簡単に口元に押し当てることで飛沫の拡散を防止することができ、さらにマスク自体が同一素材で形成されることから、大量生産ができて安価に製造できると共に、軽量化、小型化を同時に図ることができることから、本発明における「会食用飛沫拡散防止マスク」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 会食用飛沫拡散防止マスク
20 マスク本体
21 顔面押し当て部
21a円弧状の凹部
21b山形状の凹部
21c突起状の凸部
22 指間狭持部
23 折り畳み手段
23a折り曲げ線
23b切欠け部
24 テーブルナプキン又はコースター

Claims (3)

  1. 食事時における会話による飛沫の拡散を防止する会食用飛沫拡散防止マスクであって、
    前記会食用飛沫拡散防止マスクは、顔面の口元部と鼻孔部に押し当てられる所定の厚さを有する顔面押し当て部と、該顔面押し当て部の略中央位置に所定の高さを有して鉛直状に立設される指間狭持部と、を形成し、
    前記指間狭持部の元部が折り畳み手段によって折り畳み可能に形成されて成ることを特徴とする会食用飛沫拡散防止マスク。
  2. 前記顔面押し当て部と、前記指間狭持部と、で構成されるマスク本体が、紙製品、又は成形パルプ、又はパルプモールド、又は生分解性素材、又は柔軟な合成樹脂、又はシリコン樹脂の何れかで形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の会食用飛沫拡散防止マスク。
  3. 前記顔面押し当て部が、顔面形状に倣った円弧状の凹部、又は山形状の凹部、又は周縁が突起状の凸部に形成されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の会食用飛沫拡散防止マスク。
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