JP6951198B2 - 非絶縁型のdc/dcコンバータおよびそのコントローラ、電子機器 - Google Patents

非絶縁型のdc/dcコンバータおよびそのコントローラ、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、非絶縁型のDC/DCコンバータに関する。
冷蔵庫や洗濯機、炊飯器をはじめとするさまざまな家電製品は、外部からの商用交流電力を受けて動作する。こうした家電製品や電子機器(以下、電子機器と総称する)には、商用交流電圧をAC/DC(交流/直流)変換する電源装置(AC/DCコンバータ)が内蔵される。
図1は、本発明者が検討したAC/DCコンバータ100Rの基本構成を示すブロック図である。AC/DCコンバータ100Rは主として整流回路104、平滑キャパシタ106およびDC/DCコンバータ200Rを備える。
整流回路104は、交流電圧VACを全波整流するダイオードブリッジ回路である。整流回路104の出力電圧は、平滑キャパシタ106によって平滑化され、直流電圧VDCに変換される。
洗濯機や冷蔵庫などの家電製品は、電気的な端子が外部に露出しておらず、製品全体として絶縁構造を有している。こうした家電製品では、絶縁型のフライバックコンバータに代えて、非絶縁型のDC/DCコンバータが用いられる。非絶縁型のDC/DCコンバータ200Rは、入力端子Pに直流電圧VDCを受け、それを降圧して、目標値に安定化された出力電圧VOUTを出力端子Pに接続される負荷(不図示)に供給する。DC/DCコンバータ200Rは、非絶縁型のバックコンバータ202、コントローラ300およびその他の周辺部品を含む。バックコンバータ202はスイッチングトランジスタM、インダクタL、整流ダイオードD、出力キャパシタCを含む。
コントローラ300Rは、スイッチングトランジスタMを駆動し、出力端子Pに安定化された出力電圧VOUTを発生させる。スイッチングトランジスタMはNチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。コントローラ300Rの接地(GND)ピンは、スイッチングトランジスタMのソースと接続され、したがってコントローラ300Rのグランドは、スイッチングトランジスタMのソース電圧Vとなり、スイッチングトランジスタMのスイッチングと同期して変動する。
DC/DCコンバータ200Rの出力端子(出力ライン)PとGNDピンの間には、ダイオードDおよびキャパシタCが設けられる。コントローラ300Rの電源(VIN)ピンは、ダイオードDとキャパシタCの接続ノードと接続される。コントローラ300Rの電源電圧VDDは、VINピンとGNDピンの電位差となり、したがってキャパシタCの両端間電圧VC2と等しい。
スイッチングトランジスタMがオフの期間、スイッチングトランジスタMのソース電圧Vは−Vである。つまりキャパシタCの一端にはVOUT−Vが印加され、他端には−Vが印加される。Vはダイオードの順方向電圧である。このときキャパシタCの両端間電圧VC2はVOUTに充電され、したがってコントローラ300Rの電源電圧VDDは、出力電圧VOUTと等しい。
スイッチングトランジスタMのオフ期間では、GNDピンのソース電圧Vが、直流電圧VDC付近まで跳ね上がる。このときキャパシタCの他端の入力電圧VINは、VDC+VOUTとなる。VIN>VOUTとなるため、整流ダイオードDによってキャパシタCと出力端子Pは切り離され、キャパシタCの両端間電圧は維持される。したがってスイッチングトランジスタMのオフ期間においても、コントローラ300Rの電源電圧VDDは、出力電圧VOUTと等しい。
コントローラ300Rのハイ電圧(VH)ピンには、直流電圧VDCが入力される。コントローラ300Rの内部のスタータ回路は、DC/DCコンバータ200Rの起動時に、直流電圧VDCを利用して、キャパシタCを充電して自分自身の電源電圧VINを発生する。
コントローラ300Rのフィードバック(FB)ピンには、キャパシタCの発生電圧VC2を抵抗R11,R12によって分圧した電圧VFBがフィードバックされる。コントローラ300Rは、フィードバック電圧VFBが内部の基準電圧VREFと一致するように、スイッチングトランジスタMのゲート駆動パルスVのデューティ比(あるいは周波数)をフィードバック制御する。その結果、出力電圧VOUTは、目標電圧VOUT(REF)に安定化される。
OUT(REF)=VREF×(R11+R12)/R12
特開2001−136735号公報
本発明者は、図1のDC/DCコンバータ200Rについて検討した結果、以下の問題を認識するに至った。
上述のように、DC/DCコンバータ200Rの電源電圧VDDは、出力電圧VOUTに依存する。スイッチングトランジスタMをターンオンするためには、VDD>VGS(th)が成り立たなければならず、したがって、VOUT>VGS(th)が成り立つ必要がある。VGS(th)は、スイッチングトランジスタMのゲートしきい値電圧である。
このように、DC/DCコンバータ200Rは、その出力電圧VOUTの設定範囲(下限)が、スイッチングトランジスタMの特性(ゲートしきい値電圧VGS(th))によって制約されるという問題がある。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、低電圧を生成可能なDC/DCコンバータの提供にある。
本発明のある態様は、非絶縁型のDC/DCコンバータに関する。DC/DCコンバータは、スイッチングトランジスタを含むバックコンバータと、スイッチングトランジスタのソースと接続されるスイッチングラインがグランドに接続され、スイッチングトランジスタを駆動するとともに、昇圧パルスを生成するコントローラと、DC/DCコンバータの出力電圧を受け、昇圧パルスを利用して、コントローラの電源電圧を生成する昇圧回路と、を備える。
この態様によると、昇圧回路によって出力電圧を昇圧し、出力電圧より高い電源電圧を生成することが可能となる。したがってDC/DCコンバータの出力電圧の設定値を下げることができる。
スイッチングトランジスタは、コントローラと同一のパッケージに内蔵されていてもよい。
コントローラは、オシレータと、オシレータが生成する信号と同期してパルス信号を生成するパルス幅変調器と、パルス信号に応じてスイッチングトランジスタを駆動するドライバと、オシレータが生成する信号にもとづいて昇圧パルスを生成する昇圧パルス発生器と、を含んでもよい。
昇圧回路は、一端がスイッチングラインと接続される第1キャパシタと、アノードにDC/DCコンバータの出力電圧を受け、カソードが第1キャパシタの他端と接続される第1ダイオードと、スイッチングラインをグランドとして構成され、第1キャパシタの両端間電圧を入力電圧として受け、昇圧パルスに応じた昇圧動作を行うチャージポンプ回路と、を含んでもよい。
コントローラは、第1キャパシタの他端の電圧をフィードバック電圧として受け、フィードバック電圧が基準電圧と一致するようにスイッチングトランジスタを駆動してもよい。
これにより、DC/DCコンバータの出力電圧を基準電圧に応じた目標電圧に安定化できる。
チャージポンプ回路は、第1キャパシタの両端間電圧と昇圧パルスの振幅を加算した電圧を生成してもよい。
チャージポンプ回路は、複数のダイオードを含んでもよい。
チャージポンプ回路は、複数のスイッチを含んでもよい。昇圧パルスと同期して複数のスイッチを駆動する駆動回路をさらに備えてもよい。
複数のスイッチおよび駆動回路は、コントローラと同一の半導体基板に集積化されてもよい。
本発明の別の態様は電子機器に関する。電子機器は、負荷と、交流電圧を全波整流するダイオード整流回路と、ダイオード整流回路の出力電圧を平滑化し、直流入力電圧を生成する平滑キャパシタと、直流入力電圧を降圧し、負荷に供給するDC/DCコンバータと、を備えてもよい。
本発明の別の態様は、非絶縁型のDC/DCコンバータのコントローラに関する。DC/DCコンバータは、コントローラに加えて、バックコンバータと、DC/DCコンバータの出力電圧および昇圧パルスに応じて、コントローラの電源電圧を生成する昇圧回路と、を備える。コントローラは、スイッチングトランジスタと、スイッチングトランジスタのソースと接続される接地ピンと、スイッチングトランジスタのドレインと接続されるハイ電圧ピンと、DC/DCコンバータの出力電圧に応じてフィードバック電圧を受けるべきフィードバックピンと、オシレータと、オシレータと同期して、フィードバック電圧と基準電圧が近づくようにデューティ比が変化するパルス信号を生成するパルス変調器と、パルス信号にもとづいてスイッチングトランジスタを駆動するドライバと、オシレータと同期して、昇圧パルスを生成する昇圧パルス発生器と、を備える。
コントローラは、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。さらに、この課題を解決するための手段の記載は、すべての欠くべからざる特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
本発明のある態様によれば、DC/DCコンバータの出力電圧を下げることができる。
本発明者が検討したAC/DCコンバータの基本構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るDC/DCコンバータを備えるAC/DCコンバータの回路図である。 図2のDC/DCコンバータの動作波形図である。 図2のDC/DCコンバータの具体的な構成例を示す回路図である。 コントローラの構成例を示す回路図である。 図6(a)、(b)は、昇圧回路の変形例を示す回路図である。 第2変形例に係るDC/DCコンバータの回路図である。 第2の実施の形態に係るDC/DCコンバータを備えるAC/DCコンバータの回路図である。 図8のDC/DCコンバータの動作波形図である。 図8のDC/DCコンバータの具体的な構成例を示す回路図である。 コントローラの構成例を示す回路図である。 図12(a)、(b)は、昇圧回路の変形例を示す回路図である。 AC/DCコンバータを備える電子機器を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさず、あるいは機能を阻害しない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさず、あるいは機能を阻害しない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るDC/DCコンバータ200を備えるAC/DCコンバータ100の回路図である。AC/DCコンバータ100は、整流回路104、平滑キャパシタ106およびDC/DCコンバータ200を備える。
DC/DCコンバータ200は、非絶縁型のバックコンバータ(降圧コンバータ)202、昇圧回路210、コントローラ300および周辺部品を含む。バックコンバータ202の構成は、図1のそれと同様であり、スイッチングトランジスタM、整流ダイオードD、インダクタL、出力キャパシタCを含む。
コントローラ300は、VHピン、GNDピン、VINピン、FBピン、昇圧(BOOST)ピンを備える。バックコンバータ202のスイッチングトランジスタMは、コントローラ300と同一パッケージに内蔵されている。
GNDピンは、スイッチングトランジスタMのソースと接続される。GNDピンと接続される配線をスイッチングライン204と称する。コントローラ300は、GNDピンの電位(すなわちスイッチングライン204の電位V)をグランドとして動作する。コントローラ300は、FBピンにフィードバックされる電圧VFBが所定の目標値と一致するようにデューティ比(あるいは周波数)が変化するパルス信号を生成し、パルス信号に応じたゲート駆動パルスVをスイッチングトランジスタMのゲートに供給する。FBピンには、出力電圧VOUTと相関を有する電圧をフィードバックすればよく、その電圧は特に限定されない。
コントローラ300は、昇圧パルスSを発生し、BOOSTピンから出力する。昇圧パルスSは、昇圧回路210に入力される。たとえば昇圧パルスSのデューティ比は、DC/DCコンバータ200の動作状態に依存しないことが望ましく、50%近傍(40〜60%)の所定値に固定される。
昇圧回路210は、DC/DCコンバータ200(バックコンバータ202)の出力電圧VOUTを受け、昇圧パルスSを利用してその出力OUTに、出力電圧VOUTを昇圧して得られる電源電圧VBOOSTを発生し、コントローラ300の入力ピン(VIN)に供給する。この電源電圧VBOOSTは、スイッチングライン204の電圧Vに対して一定の電位差ΔV、高い状態を維持しながら変動する。
BOOST=V+ΔV …(1)
電位差ΔVは、昇圧回路210による昇圧電圧幅をVADDとするとき、
ΔV=VOUT+VADD …(2A)
で与えられる。なお別の観点から見ると、昇圧回路210が発生する電位差ΔVは、昇圧回路210による昇圧率をα(ただしα>1)として、式(2B)のように表してもよい。
ΔV=α×VOUT …(2B)
電位差ΔVは、スイッチングトランジスタMのゲートしきい値電圧VGS(th)より大きくなるように定められる。
ΔV>VGS(th) …(3)
以上がDC/DCコンバータ200の構成である。続いてその動作を説明する。図3は、図2のDC/DCコンバータ200の動作波形図である。定常状態において、スイッチングトランジスタMがとなるデューティ比Dでスイッチングすると、VOUT≒D×VDCに安定化される。このときスイッチングラインの電圧Vは、VDCと−Vの間をスイッチングする。
上述のように、電源電圧VBOOSTは、スイッチングライン204の電圧Vに対して電位差ΔVだけ高い状態を維持しながら変動する。この電位差ΔVはスイッチングトランジスタMのゲートしきい値電圧VGS(th)より大きい。
BOOST=V+ΔV …(4)
ただし、ΔV=VOUT+VADD>VGS(th)
コントローラ300のVINピンとGNDピンの電位差、すなわちコントローラ300の電源電圧VDDはVDD=VBOOST−V=ΔVとなる。コントローラ300がスイッチングトランジスタMのゲートソース間に発生可能な電圧(ゲートソース間電圧)VGSの最大振幅は電源電圧VDD=ΔVあるが、ΔV>VGS(th)が成り立っているため、コントローラ300はスイッチングトランジスタMを確実にターンオンすることができる。
図1のDC/DCコンバータ200Rでは、ΔV=VDD≒VOUTであったため、VOUT>VGS(th)とする必要があった。これに対して図2のDC/DCコンバータ200によれば、ΔV=VOUT+VADDが成り立っているため、VOUT<VGS(th)とすることができる。すなわち、出力電圧VOUTの目標電圧を、ゲートしきい値電圧VGS(th)に制約されずに任意に設定することができ、従来よりも低くすることができる。
変形例として、昇圧パルスSとしてゲート駆動パルスVを使用することも考えられる。そうすると、ゲート駆動パルスVのデューティ比が変化すると、昇圧パルスSのデューティ比が変化するため、昇圧動作に好ましくない状況が発生しうる。本実施の形態では、昇圧パルスSのデューティ比を、昇圧動作に最適な値に設定しておくことができる。
以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、第1の実施の形態に関連する具体的な構成例や実施例を説明する。
図4は、図2のDC/DCコンバータ200の具体的な構成例を示す回路図である。昇圧回路210は、第1ダイオードD21、第1キャパシタC21およびチャージポンプ回路212を備える。
第1キャパシタC21の一端は、スイッチングライン204と接続される。第1ダイオードD21は、アノードにDC/DCコンバータ200(バックコンバータ202)の出力電圧VOUTを受け、カソードが第1キャパシタC21の他端と接続される。
チャージポンプ回路212は、スイッチングライン204をグランドとして構成される。チャージポンプ回路212は、第1キャパシタC21の両端間電圧VC21を入力電圧として受け、昇圧パルスSに応じた昇圧動作を行う。
チャージポンプ回路212は電圧加算型のチャージポンプであり、第2ダイオードD22,第3ダイオードD23、フライングキャパシタC22、出力キャパシタC23を含む。チャージポンプ回路212の昇圧動作によって、出力キャパシタC23の両端間には、電圧VC23が発生する。ここではダイオードの順方向電圧は無視している。
C23≒VC21+VAMP …(5)
AMPはスイッチングライン204の電位Vを基準としたときの昇圧パルスSの振幅である。順方向電圧を考慮すると、
C23=VC21+VAMP−2V …(6)
となる。
図4の電圧VC21は図1の電圧VINに相当する電圧であり、したがってVOUTと等しい。また出力キャパシタC23の電圧VC23は、図3のΔVである。したがって式(5)は式(7)に書き換えられる。
ΔV=VOUT+VAMP …(7)
このように、図4の昇圧回路210によれば、DC/DCコンバータ200のVINピンに適切な電源電圧VBOOSTを供給できる。
たとえばコントローラ300のFBピンには、第1キャパシタC21の両端間電圧VC21を抵抗R21,R22によって分圧した電圧VFBがフィードバックされる。この場合、ゲート駆動パルスVは、VFB=VC21×R22/(R21+R22)が内部の基準電圧VREFと一致するように生成される。したがって、
C21=(R21+R22)/R22×VREF
となるようにフィードバックがかかる。上述のように、VC21=VOUTであるから、出力電圧VOUTの目標電圧VOUT(REF)は、
OUT(REF)=(R21+R22)/R22×VREF
となる。
図5は、コントローラ300の構成例を示す回路図である。コントローラ300は、ピーク電流モードのコントローラである。バックコンバータ202は、スイッチングトランジスタMとインダクタLの間に設けられた電流センス抵抗RCSを含む。電流センス抵抗RCSの電圧降下に相当する電流検出信号VCSが、コントローラ300の電流センス(CS)ピンに入力される。
コントローラ300の内部回路は、GNDピンに供給されるスイッチングライン204の電圧Vをグランドとして動作する。コントローラ300は、パルス変調器301、オシレータ306、ドライバ314、昇圧パルス発生器320を備える。
オシレータ306は所定の周波数で発振し、セットパルスSSETおよびスロープ信号VSLOPEを発生する。パルス変調器301は、オシレータ306が生成する信号SSET,VSLOPEと同期してパルス信号SPWMを生成する。
基準電圧源308は、基準電圧VREFを発生する。エラーアンプ302は、FBピンにフィードバックされた電圧VFBと基準電圧VREFの誤差を増幅し、誤差信号VERRを生成する。スロープ補償器310は、CSピンに入力される電流検出信号VCSにスロープ信号VSLOPEを重畳する。コンパレータ304は、誤差信号VERRと、スロープ信号VSLOPEが重畳された電流検出信号VCS’を比較し、VCS’>VERRとなるとリセットパルスSRESETをアサート(たとえばハイレベル)する。フリップフロップ312は、リセットパルスSRESETのアサートに応答してオフレベル(たとえばローレベル)に遷移し、セットパルスSSETに応答してオンレベル(たとえばハイレベル)に遷移するパルス信号SPWMを生成する。ドライバ314はパルス信号SPWMにもとづいてスイッチングトランジスタMのゲート駆動パルスVを生成する。スタータ回路316は、VHピンに入力される直流電圧VDCを受け、コントローラ300の起動時にVINピンを介してキャパシタC23を充電する。
昇圧パルス発生器320は、オシレータ306が生成するクロック信号CKにもとづいて、昇圧パルスSを生成する。昇圧パルス発生器320は、クロック信号CKを受け、フライングキャパシタC22に印加するバッファあるいはインバータであってもよい。
なお、クロック信号CKの周波数(すなわちスイッチングトランジスタMのスイッチング周波数)が、チャージポンプ回路212の動作周波数に適しているとは限らない。そこで昇圧パルス発生器320は、クロック信号CKを逓倍あるいは分周する分周器を含み、チャージポンプ回路212の動作に最適な周波数を有する昇圧パルスSを生成してもよい。
続いて第1の実施の形態に関連する変形例を説明する。
(第1変形例)
昇圧回路210の構成は、図4に限定されない。図6(a)、(b)は、昇圧回路210の変形例を示す回路図である。図6(a)のチャージポンプ回路212aは、ダイオードD22、D23に代えてスイッチM22,M23と、スイッチM22,M23の駆動回路214を備える。駆動回路214は、オシレータ306が生成するクロック信号CKと同期して、スイッチM22,M23を駆動する。駆動回路214はコントローラ300に内蔵してもよい。またMOSFETで構成されるスイッチM22,M23をコントローラ300に内蔵してもよい。
図6(b)には、2個のフライングキャパシタC22,C24を備える2段のチャージポンプ回路212bが示される。整流素子の順方向電圧を無視すれば、昇圧電圧は以下の式で表される。
BOOST=VOUT+VAMP×2
チャージポンプ回路の段数は特に限定されず、3段以上であってもよい。
(第2変形例)
スイッチングトランジスタMは、コントローラ300に外付けされてもよい。図7は、第2変形例に係るDC/DCコンバータ200の回路図である。コントローラ300は、スイッチングトランジスタMのゲートと接続されるOUTピンを備える。ドライバ314は、OUTピンからゲート駆動パルスVを出力する。その他の構成は、図5と同様である。
(第3変形例)
コントローラ300の構成は図5や図7のそれらに限定されず、平均電流モードのコントローラや、電圧モードのコントローラを用いてもよい。また、バックコンバータ202は同期整流型であってもよい。
(第2の実施の形態)
図8は、実施の形態に係るDC/DCコンバータ200を備えるAC/DCコンバータ100の回路図である。AC/DCコンバータ100は、整流回路104、平滑キャパシタ106およびDC/DCコンバータ200を備える。
DC/DCコンバータ200は、非絶縁型のバックコンバータ(降圧コンバータ)202、昇圧回路210、コントローラ300および周辺部品を含む。バックコンバータ202の構成は、図1のそれと同様であり、スイッチングトランジスタM、整流ダイオードD、インダクタL、出力キャパシタCを含む。
コントローラ300は、VHピン、OUTピン、GNDピン、VINピン、FBピンを備える。コントローラ300は、市販のコントローラを用いればよく、その構成は特に限定されない。
スイッチングトランジスタMのソースと接続される配線をスイッチングライン204と称する。コントローラ300のGNDピン(グランド)は、スイッチングライン204と接続されている。コントローラ300は、FBピンにフィードバックされる電圧VFBが所定の目標値と一致するようにデューティ比(あるいは周波数)が変化するパルス信号を生成し、パルス信号に応じたゲート駆動パルスVを、OUTピンを介してスイッチングトランジスタMのゲートに供給する。FBピンには、出力電圧VOUTと相関を有する電圧をフィードバックすればよく、その電圧は特に限定されない。
昇圧回路210は、DC/DCコンバータ200(バックコンバータ202)の出力電圧VOUTおよびゲート駆動パルスVを受ける。そして昇圧回路210はその出力OUTに、出力電圧VOUTを昇圧して得られる電源電圧VBOOSTを発生し、コントローラ300の入力ピン(VIN)に供給する。この電源電圧VBOOSTは、スイッチングライン204の電圧Vに対して一定の電位差ΔV、高い状態を維持しながら変動する。
BOOST=V+ΔV …(1)
電位差ΔVは、昇圧回路210による昇圧電圧幅をVADDとするとき、
ΔV=VOUT+VADD …(2A)
で与えられる。なお別の観点から見ると、昇圧回路210が発生する電位差ΔVは、昇圧回路210による昇圧率をα(ただしα>1)として、式(2B)のように表してもよい。
ΔV=α×VOUT …(2B)
電位差ΔVは、スイッチングトランジスタMのゲートしきい値電圧VGS(th)より大きくなるように定められる。
ΔV>VGS(th) …(3)
以上がDC/DCコンバータ200の構成である。続いてその動作を説明する。図9は、図8のDC/DCコンバータ200の動作波形図である。定常状態において、スイッチングトランジスタMがとなるデューティ比Dでスイッチングすると、VOUT≒D×VDCに安定化される。このときスイッチングラインの電圧Vは、VDCと−Vの間をスイッチングする。
上述のように、電源電圧VBOOSTは、スイッチングライン204の電圧Vに対して電位差ΔVだけ高い状態を維持しながら変動する。この電位差ΔVはスイッチングトランジスタMのゲートしきい値電圧VGS(th)より大きい。
BOOST=V+ΔV …(4)
ただし、ΔV=VOUT+VADD>VGS(th)
コントローラ300のVINピンとGNDピンの電位差、すなわちコントローラ300の電源電圧VDDはVDD=VBOOST−V=ΔVとなる。コントローラ300が、OUTピンとGNDピンの間すなわちスイッチングトランジスタMのゲートソース間に発生可能な電圧(ゲートソース間電圧)VGSの最大振幅は電源電圧VDD=ΔVあるが、ΔV>VGS(th)が成り立っているため、コントローラ300はスイッチングトランジスタMを確実にターンオンすることができる。
図1のDC/DCコンバータ200Rでは、ΔV=VDD≒VOUTであったため、VOUT>VGS(th)とする必要があった。これに対して図8のDC/DCコンバータ200によれば、ΔV=VOUT+VADDが成り立っているため、VOUT<VGS(th)とすることができる。すなわち、出力電圧VOUTの目標電圧を、ゲートしきい値電圧VGS(th)に制約されずに任意に設定することができ、従来よりも低くすることができる。
本発明は、図8のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
図10は、DC/DCコンバータ200の具体的な構成例を示す回路図である。昇圧回路210は、第1ダイオードD21、第1キャパシタC21およびチャージポンプ回路212を備える。
第1キャパシタC21の一端は、スイッチングライン204と接続される。第1ダイオードD21は、アノードにDC/DCコンバータ200(バックコンバータ202)の出力電圧VOUTを受け、カソードが第1キャパシタC21の他端と接続される。
チャージポンプ回路212は、スイッチングライン204をグランドとして構成される。チャージポンプ回路212は、第1キャパシタC21の両端間電圧VC21を入力電圧として受け、ゲート駆動パルスVに応じた昇圧動作を行う。
チャージポンプ回路212は電圧加算型のチャージポンプであり、第2ダイオードD22,第3ダイオードD23、フライングキャパシタC22、出力キャパシタC23を含む。チャージポンプ回路212の昇圧動作によって、出力キャパシタC23の両端間には、電圧VC23が発生する。ここではダイオードの順方向電圧は無視している。
C23≒VC21+VAMP …(5)
AMPはスイッチングライン204の電位Vを基準としたときのゲート駆動パルスVの振幅である。順方向電圧を考慮すると、
C23=VC21+VAMP−2V …(6)
となる。
図10の電圧VC21は図1の電圧VINに相当する電圧であり、したがってVOUTと等しい。また出力キャパシタC23の電圧VC23は、図9のΔVである。したがって式(5)は式(7)に書き換えられる。
ΔV=VOUT+VAMP …(7)
このように、図10の昇圧回路210によれば、DC/DCコンバータ200のVINピンに適切な電源電圧VBOOSTを供給できる。
たとえばコントローラ300のFBピンには、第1キャパシタC21の両端間電圧VC21を抵抗R21,R22によって分圧した電圧VFBがフィードバックされる。この場合、ゲート駆動パルスVは、VFB=VC21×R22/(R21+R22)が内部の基準電圧VREFと一致するように生成される。したがって、
C21=(R21+R22)/R22×VREF
となるようにフィードバックがかかる。上述のように、VC21=VOUTであるから、出力電圧VOUTの目標電圧VOUT(REF)は、
OUT(REF)=(R21+R22)/R22×VREF
となる。
図11は、コントローラ300の構成例を示す回路図である。コントローラ300は、ピーク電流モードのコントローラである。バックコンバータ202は、スイッチングトランジスタMとインダクタLの間に設けられた電流センス抵抗RCSを含む。電流センス抵抗RCSの電圧降下に相当する電流検出信号VCSが、コントローラ300の電流センス(CS)ピンに入力される。
コントローラ300の内部回路は、GNDピンに供給されるスイッチングライン204の電圧Vをグランドとして動作する。コントローラ300は、パルス変調器301、オシレータ306、ドライバ314、スタータ回路316を含む。オシレータ306は所定の周波数で発振し、セットパルスSSETおよびスロープ信号VSLOPEを発生する。パルス変調器301は、オシレータ306が生成する信号SSET,VSLOPEと同期してパルス信号SPWMを生成する。
基準電圧源308は、基準電圧VREFを発生する。エラーアンプ302は、FBピンにフィードバックされた電圧VFBと基準電圧VREFの誤差を増幅し、誤差信号VERRを生成する。スロープ補償器310は、CSピンに入力される電流検出信号VCSにスロープ信号VSLOPEを重畳する。
コンパレータ304は、誤差信号VERRと、スロープ信号VSLOPEが重畳された電流検出信号VCS’を比較し、VCS’>VERRとなるとリセットパルスSRESETをアサート(たとえばハイレベル)する。フリップフロップ312は、リセットパルスSRESETのアサートに応答してオフレベル(たとえばローレベル)に遷移し、セットパルスSSETに応答してオンレベル(たとえばハイレベル)に遷移するパルス信号SPWMを生成する。ドライバ314はパルス信号SPWMにもとづいてスイッチングトランジスタMのゲート駆動パルスVを生成する。スタータ回路316は、VHピンに入力される直流電圧VDCを受け、コントローラ300の起動時に、VINピンを介してキャパシタC23を充電する。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第4変形例)
昇圧回路210の構成は、図10に限定されない。図12(a)、(b)は、昇圧回路210の変形例を示す回路図である。図12(a)のチャージポンプ回路212aは、ダイオードD22、D23に代えてスイッチM22,M23と、スイッチM22,M23の駆動回路214を備える。駆動回路214は、ゲート駆動パルスVと同期して、スイッチM22,M23を駆動する。駆動回路214はコントローラ300に内蔵してもよい。またMOSFETで構成されるスイッチM22,M23をコントローラ300に内蔵してもよい。
図12(b)には、2個のフライングキャパシタC22,C24を備える2段のチャージポンプ回路212bが示される。整流素子の順方向電圧を無視すれば、昇圧電圧は以下の式で表される。
BOOST=VOUT+VAMP×2
チャージポンプ回路の段数は特に限定されず、3段以上であってもよい。
(第5変形例)
コントローラ300の構成は図11のそれに限定されず、平均電流モードのコントローラや、電圧モードのコントローラを用いてもよい。また、バックコンバータ202は同期整流型であってもよい。
(用途)
続いて、第1あるいは第2の実施の形態で説明したDC/DCコンバータ200の用途を説明する。
図13は、AC/DCコンバータ100を備える電子機器900を示す図である。図7の電子機器900は冷蔵庫であるが、電子機器900の種類は特に限定されず、洗濯機、掃除機、炊飯器など、電源装置を内蔵するいわゆる白物家電に広く採用される。あるいはAC/DCコンバータ100は、照明装置にも採用しうる。
プラグ902は、図示しないコンセントから商用交流電圧VACを受ける。AC/DCコンバータ100は、筐体904内に実装される。AC/DCコンバータ100により生成された直流出力電圧VOUTは、同じ筐体904内に搭載される、図示しないインバータ、コンバータ、マイコン、照明機器、アナログ回路、デジタル回路などの負荷に供給される。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
入力端子
出力端子
スイッチングトランジスタ
出力キャパシタ
インダクタ
整流ダイオード
100 AC/DCコンバータ
104 整流回路
106 平滑キャパシタ
200 DC/DCコンバータ
202 バックコンバータ
204 スイッチングライン
210 昇圧回路
212 チャージポンプ回路
21 第1ダイオード
21 第1キャパシタ
300 コントローラ
301 パルス変調器
302 エラーアンプ
304 コンパレータ
306 オシレータ
308 基準電圧源
310 スロープ補償器
312 フリップフロップ
314 ドライバ
316 スタータ回路
320 昇圧パルス発生器
800 ACアダプタ
802 プラグ
804 筐体
806 コネクタ
810,900 電子機器
902 プラグ
904 筐体

Claims (14)

  1. 非絶縁型のDC/DCコンバータであって、
    スイッチングトランジスタを含むバックコンバータと、
    前記スイッチングトランジスタのソースと接続されるスイッチングラインがグランドに接続され、前記スイッチングトランジスタを駆動するとともに、昇圧パルスを生成するコントローラと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧を受け、前記昇圧パルスを利用して、前記コントローラの電源電圧を生成する昇圧回路と、
    を備えることを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記スイッチングトランジスタは、前記コントローラと同一のパッケージに内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記コントローラは、
    オシレータと、
    前記オシレータが生成する信号と同期してパルス信号を生成するパルス幅変調器と、
    前記パルス信号に応じて前記スイッチングトランジスタを駆動するドライバと、
    前記オシレータが生成する信号にもとづいて前記昇圧パルスを生成する昇圧パルス発生器と、
    を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記昇圧パルスは、前記スイッチングトランジスタのゲートに供給されるゲート駆動パルスであることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記昇圧回路は、
    一端が前記スイッチングラインと接続される第1キャパシタと、
    アノードに前記DC/DCコンバータの出力電圧を受け、カソードが前記第1キャパシタの他端と接続される第1ダイオードと、
    前記スイッチングラインをグランドとして構成され、前記第1キャパシタの両端間電圧を入力電圧として受け、前記昇圧パルスに応じた昇圧動作を行うチャージポンプ回路と、
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記コントローラは、前記第1キャパシタの前記他端の電圧をフィードバック電圧として受け、前記フィードバック電圧が基準電圧と一致するように前記スイッチングトランジスタを駆動することを特徴とする請求項5に記載のDC/DCコンバータ。
  7. 前記チャージポンプ回路は、第1キャパシタの両端間電圧と前記昇圧パルスの振幅を加算した電圧を生成することを特徴とする請求項5または6に記載のDC/DCコンバータ。
  8. 前記チャージポンプ回路は、複数のダイオードを含むことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  9. 前記チャージポンプ回路は、複数のスイッチを含み、
    前記昇圧パルスと同期して前記複数のスイッチを駆動する駆動回路をさらに備えることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  10. 前記複数のスイッチおよび前記駆動回路は、前記コントローラと同一の半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項9に記載のDC/DCコンバータ。
  11. 非絶縁型のDC/DCコンバータのコントローラであって、
    前記DC/DCコンバータは、
    前記コントローラに加えて、
    バックコンバータと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧および昇圧パルスに応じて、前記コントローラの電源電圧を生成する昇圧回路と、
    を備え、
    前記コントローラは、
    スイッチングトランジスタと、
    前記スイッチングトランジスタのソースと接続される接地ピンと、
    前記スイッチングトランジスタのドレインと接続されるハイ電圧ピンと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧に応じてフィードバック電圧を受けるべきフィードバックピンと、
    オシレータと、
    前記オシレータと同期して、前記フィードバック電圧と基準電圧が近づくようにデューティ比が変化するパルス信号を生成するパルス変調器と、
    前記パルス信号にもとづいて前記スイッチングトランジスタを駆動するドライバと、
    前記オシレータと同期して、前記昇圧パルスを生成する昇圧パルス発生器と、
    を備えることを特徴とするコントローラ。
  12. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項11に記載のコントローラ。
  13. 請求項11または12に記載のコントローラを備えることを特徴とするDC/DCコンバータ。
  14. 負荷と、
    交流電圧を全波整流するダイオード整流回路と、
    前記ダイオード整流回路の出力電圧を平滑化し、直流入力電圧を生成する平滑キャパシタと、
    前記直流入力電圧を降圧し、負荷に供給する請求項1から10、13のいずれかに記載のDC/DCコンバータと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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