JP6951154B2 - 細胞培養モニタリングシステム - Google Patents

細胞培養モニタリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6951154B2
JP6951154B2 JP2017165316A JP2017165316A JP6951154B2 JP 6951154 B2 JP6951154 B2 JP 6951154B2 JP 2017165316 A JP2017165316 A JP 2017165316A JP 2017165316 A JP2017165316 A JP 2017165316A JP 6951154 B2 JP6951154 B2 JP 6951154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement units
monitoring
cell culture
child
child process
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017165316A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019041602A (ja
Inventor
尚洋 有賀
尚洋 有賀
敏征 服部
敏征 服部
三奈 小林
三奈 小林
歩 櫻井
歩 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2017165316A priority Critical patent/JP6951154B2/ja
Publication of JP2019041602A publication Critical patent/JP2019041602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6951154B2 publication Critical patent/JP6951154B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

本発明は、細胞培養モニタリングシステムに関するものである。
従来、細胞の培養状況を定量的に評価し、時系列に記録することにより、細胞の培養工程を管理する細胞培養モニタリングシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の細胞培養モニタリングシステムは、培養器に収容される複数の培養容器ごとに設けられたカメラを1つのコンピュータシステムにより集中管理し、このコンピュータシステムにより各カメラから送られてくる各データに基づいて培養器内の状態を監視している。
特表2009−533053号公報
しかしながら、各カメラを制御するプログラムを記憶するメモリ空間を共有にし、1つのPC(Personal Computer)においてこれら複数のカメラの実行を共通のプロセスで集中管理すると、長期間のモニタリング中に1つでもカメラがエラーを起こすことによりシステム全体がダウンした場合に、正常なカメラのモニタリングまで終了してしまうという不都合がある。また、細胞培養のモニタリングを続ける中で新規に培養状況をモニタリングするカメラを追加したい場合があるが、カメラを追加するにはシステムを一旦停止しなければならず、再度モニタリングを開始するための再設定等の手間がかかるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、複数のカメラを他のカメラの影響を受けることなく個々に管理して、細胞の培養状況を監視することができる細胞培養モニタリングシステムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、細胞の培養状態を計測する複数の計測ユニットと、複数の該計測ユニットが接続され、これら複数の計測ユニットの制御を行うためのプログラムを実行する制御装置および前記プログラムの実行に必要な記憶装置を有する集中管理装置とを備え、前記制御装置が、複数の前記計測ユニットの接続状態を管理するとともに、接続された前記計測ユニットごとに独立して動作させる前記プログラムの実行単位である子プロセスを前記計測ユニットごとに起動させて各前記計測ユニットを管理する親プロセスを実行し、前記記憶装置において相互に独立した記憶空間を割り当てられた状態で対応する各前記計測ユニットを個別に制御するように起動された各前記子プロセスを実行することで、前記親プロセスが各前記子プロセスと通信して複数の前記計測ユニットを個別に制御する細胞培養モニタリングシステムである。

本態様によれば、集中管理装置の制御装置により、複数の計測ユニットの接続状態を管理する親プロセスが実行され、この親プロセスにより計測ユニットごとの複数の子プロセスが起動され、各計測ユニットに対応する子プロセスの実行に従い各計測ユニットが個別に制御されて細胞の培養状態が計測される。
この場合において、制御装置が、記憶装置における子プロセスごとに割り当てられる相互に独立した記憶空間を用いて各子プロセスを実行させて各計測ユニットを個別に制御することで、いずれかの計測ユニットにおいて障害が発生して対応する子プロセスに異常が生じた場合であっても、その影響を対応する子プロセス内だけに抑えられるので、他の正常動作している計測ユニットによる計測をそれぞれの子プロセスに基づいて継続させることができる。
また、新たな計測ユニットを追加する場合も、親プロセスにより、新たな計測ユニットに対応する新たな子プロセスが起動される。この新たな子プロセスは、他の子プロセスと記憶空間を分けて管理された状態で実行されるため、他の計測ユニットに影響を与えることがない。
したがって、複数の計測ユニットを他の計測ユニットの影響を受けることなく個々に管理して、細胞の培養状況を監視することができる。
上記態様においては、前記制御装置が、複数の前記計測ユニットに対応して起動させた複数の前記子プロセスを互いに処理時間が重複しないよう時間的に分離して実行させることとしてもよい。
このように構成することで、いずれかの計測ユニットの接続が断絶し、その計測ユニットの子プロセスが廃止されまたは異常が生じても、各計測ユニットを管理する親プロセスが存続するので、親プロセスにより他の計測ユニットを引き続き管理して計測を継続させることができる。また、複数の子プロセスの処理時間が互いに分離するように管理されるため、制御装置のプロセッサが1つの場合であっても複数の子プロセス相互の独立性が保たれる。
上記態様においては、前記子プロセスが、撮影位置および撮影条件を調整するとともに、画像取得を実行させ、前記親プロセスが、所定の時間間隔で各前記子プロセスを択一的に実行させるとともに、各前記計測ユニットにより取得された画像を解析することとしてもよい。
このように構成することで、計測ユニットごとに個々の子プロセスに基づいて細胞の培養状態を計測して画像を取得し、集中管理装置において、親プロセスに基づいて計測ユニットごとの画像を解析して、細胞の培養状況を評価することができる。
本発明に係る顕微鏡によれば、複数のカメラを他のカメラの影響を受けることなく個々に管理して、細胞の培養状況を監視することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る細胞培養モニタリングシステムの概略構成図である。 モニタリングカメラに培養容器を搭載した状態の培養容器と撮像ユニットの縦断面図である。 図2の撮像ユニットを撮像素子の撮像光軸に沿って見た平面図である。 図1のPCの概略構成図である。 複数のモニタリングカメラがUSB2.0ケーブルを介してコンピュータ本体に接続されている様子を説明する図である。 モニタリングカメラごとの子プロセスが主記憶装置のメモリ空間を分けて実行されることを説明する図である。 培養容器の全域に亘って画像を取得するよう、画像を取得する位置を培養容器に対して所定の距離間隔でXY方向にずらしていくことを説明する図である。 画像を取得する時間間隔を説明する図である。 制御装置において、親プロセスにより、モニタリングカメラごとの子プロセスと通信して各モニタリングカメラを制御することを説明する図である。 培養容器の底部の厚さに応じた細胞の観察位置に合わせて撮像素子の焦点位置を調整することを説明する縦断面図である。 図1の細胞培養モニタリングシステムにより細胞の培養状態をモニタリングして定量的に評価する工程を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る細胞培養モニタリングシステムについて、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る細胞培養モニタリングシステム1は、図1および図2に示すように、細胞Sの培養状態を計測する複数のモニタリングカメラ(計測ユニット)3と、これらモニタリングカメラ3の制御、画像や定量情報等の細胞カルテの記憶・処理・管理等を行うPC(Personal Computer)5とを備えている。ユーザは、PC5に無線または有線でアクセスして、ブラウザで細胞カルテを確認することができるようになっている。
モニタリングカメラ3は、細胞Sおよび培地W(図2参照。)を収容した培養容器7を搭載して、インキュベータ(Incubator)9内に収容されるようになっている。また、各モニタリングカメラ3により計測された計測データは、それぞれUSB2.0ケーブル11を介してPC5に送られるようになっている。
これらモニタリングカメラ3は、培養容器7を載置する光学的に透明なガラス板13を有する筐体15と、筐体15内のガラス板13の下方に配置され、培養容器7の底面に接着して成長している細胞Sの画像を経時的に取得する撮像ユニット17とを備えている。
培養容器7は、例えば、図2に示すように、天板7aを有する細胞培養フラスコであり、全体的に光学的に透明な樹脂により形成されている。この培養容器7は、培地Wとともに細胞Sを収容して、所定の温度および湿度に保たれたインキュベータ9に投入されることにより、細胞Sを培養するようになっている。
筐体15は、例えば、略立方体の形態を有し、上面にガラス板13が配置されている。以下、筐体15の短手方向をX方向、長手方向をY方向、筐体15の高さ方向をZ方向とする。この筐体15には、培養容器7の温度を測定する温度センサ19が設けられている。
また、筐体15のY方向に交差する一面(前面)には、各モニタリングカメラ3に固有の識別表示として機能する複数の識別LED(Light-Emitting Diode)21と、継代時に一時的に停止および再開を行うために操作されるPS(Passage)ボタン23および継代状態を表示するPS状態LED25と、培地交換時に一時的に停止および再開を行うために操作されるMC(Media Change)ボタン27および培地交換状態を表示するMC状態LED29とが設けられている。
複数の識別LED21は、モニタリングカメラ3ごとに異なる位置の識別LED21が点灯させられるようになっている。
撮像ユニット17は、図2および図3に示すように、細胞Sから筐体15のガラス板13を透過してくる光を受光して細胞Sを撮影する撮像素子31と、ガラス板13を透過して上方に照明光を射出する偏斜照明装置33と、撮像素子31と偏斜照明装置33をガラス板13の下方で撮像光軸に交差する方向に一体的に移動させる移動機構35とを備えている。
撮像素子31は、Z方向に沿って延びる撮像光軸を有し、ガラス板13に対向して配置されている。撮像素子31により取得された細胞Sの画像は、計測データとして、モニタリングカメラ3ごとの識別情報と対応付けられてPC5に送られるようになっている。
偏斜照明装置33は、撮像素子31の周囲に周方向に等間隔に配置された複数(本実施形態においては4個。)のLED光源37を備えている。これら4つのLED光源37の内の2つは撮像素子31を間に挟んでX方向に間隔を空けて配置され、残りの2つは撮像素子31を間に挟んでY方向に間隔を空けて配置されている。
各LED光源37は、ガラス板13の下方から斜め上方に向かって照明光を射出して筐体15のガラス板13および培養容器7の底部7bを透過させた後、培養容器7の天板7aにおいて照明光を反射させて、斜め上方から細胞Sに照明光を照射するようになっている。この偏斜照明装置33は、特定のLED光源37を独立して点灯させることができるようになっている。
PC5は、図4に示すように、ユーザが指示を入力するマウス、キーボード、タッチパネル、タッチペン等の入力装置(図示略)と、ユーザからの入力に従い各種設定を行ったり各モニタリングカメラ3を制御したりするコンピュータ本体(集中管理装置)41と、容器情報、画像情報、各種データおよびプログラム等を記憶する補助記憶装置43と、モニタリングカメラ3により取得された細胞Sの画像等を表示するモニタ45とを備えている。
コンピュータ本体41には、図5に示すように、複数のモニタリングカメラ3がUSB2.0ケーブル等により接続されるようになっている。このコンピュータ本体41は、図4に示すように、補助記憶装置43に記憶されているプログラムを読み込んで、各モニタリングカメラ3の制御および計測データ(画像)の処理および管理を行う中央処理装置(CPU)47と、中央処理装置47が演算に使用する主記憶装置(記憶装置)49とを備えている。
主記憶装置49は、各モニタリングカメラ3および各計測データを管理するプログラムの実行単位である1つの親プロセスの実行と、モニタリングカメラ3ごとに設けられ、モニタリングカメラ3ごとに独立して動作させるプログラムの実行単位である複数の子プロセスの実行とを含む、各種プログラムの実行に用いられる、例えばRAM(Random Access Memory)である。
この主記憶装置49は、図6に示すように、各モニタリングカメラ3の子プロセスごとにメモリ空間(記憶空間)を分けて使用されるようになっている。図6では、複数のモニタリングカメラ3をモニタリングカメラ3−1,3−2,・・・3−nと記している。各モニタリングカメラ3の子プロセスにはそれぞれ異なる番地が付されており、主記憶装置49内で各番地に従って各子プロセスは相互に干渉しないようになっている。なお、各子プロセスは親プロセスとも干渉しないように管理される。メモリ空間の管理は、中央処理装置47が実行しているオペレーティングシステムにより行われるようになっている。
中央処理装置47は、図4に示すように、親プロセスおよび子プロセスを含む各種プログラムを実行する制御装置51と、各モニタリングカメラ3により取得された画像等を演算処理する演算装置53とを備えている。
制御装置51は、親プロセスに基づいて、ユーザの管理、画像解析の管理、タイムラプス設定の管理、モニタリングカメラ3の管理を行うようになっている。ユーザの管理としては、親プロセスにより、ログインするユーザを管理するようになっている。画像解析の管理としては、親プロセスにより、演算装置53による演算処理を制御し、モニタリングカメラ3ごとの画像を解析して、培養容器7ごとに細胞数、細胞密度等の培養の状態を示す情報を時系列に算出するようになっている。
タイムラプス設定の管理としては、親プロセスにより、モニタリングする画像の取得位置や、画像を取得する時間間隔を管理するようになっている。例えば、モニタリングカメラ3ごとに、図7に示すように、画像を取得する位置を培養容器7に対して所定の距離間隔でXY方向にずらしていき培養容器7の全域に亘って画像を取得するよう、モニタリングする画像の取得位置を管理するようになっている。また、モニタリングカメラ3ごとに、図8に示すように、モニタリングを開始してから一定時間(Delay Time)経過した後に、画像取得(Acquire)と一定時間の経過(Rest)とを繰り返すよう、画像を取得する時間間隔を管理するようになっている。
モニタリングカメラ3の管理としては、親プロセスにより、コンピュータ本体41と各モニタリングカメラ3との接続および断続を管理したり、所定の時間間隔で各子プロセスを択一的に実行させたりするようになっている。
具体的には、制御装置51は、モニタリングカメラ3が接続される度に、親プロセスによって、接続されたモニタリングカメラ3に対応する子プロセスを立ち上げるようになっている。制御装置51は、モニタリングカメラ3ごとに接続状態か非接続状態かをモニタ45に表示させることとしてもよい。
また、制御装置51は、図9に示すように、親プロセスによって各モニタリングカメラ3の子プロセスと通信し、各子プロセスに基づいて、モニタリングカメラ3ごとに、移動機構35による撮像素子31と偏斜照明装置33の移動、偏斜照明装置33の点灯、撮像素子31における露光時間およびISO感度の調整、焦点位置の調整、画像取得の実行等を個別に制御するようになっている。
具体的には、図7に示すように、移動機構35により撮像素子31と偏斜照明装置33をXY方向に移動させて、画像を取得するXY位置を変更していくようになっている。また、図10に示すように、XY位置ごとに、培養容器7の底部7bの厚さに応じた細胞Sの観察位置に合わせて撮像素子31の焦点位置を調整するようになっている。さらに、図2に示すように、培養容器7の側壁7cによって照明光が遮られないよう、培養容器7内の細胞Sの位置に応じて、点灯させるLED光源37を切り替えるようになっている。
このように構成された細胞培養モニタリングシステム1により細胞Sの培養状態をモニタリングして定量的に評価する工程について、図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、サンプルとして培養容器7内に細胞Sと培地Wを収容してモニタリングカメラ3に搭載したものを複数用意し(ステップSA1)、それぞれインキュベータ9内に配置して細胞Sのモニタリングを開始する(ステップSA2)。各モニタリングカメラ3によりモニタリングを開始して1日〜3日程度経過したらモニタリングを一時停止し(ステップSA3)、30分程度で培地Wを交換する(ステップSA4)。
培地Wを交換したら、各モニタリングカメラ3によりモニタリングを再開する(ステップSA5)。そして、各モニタリングカメラ3により1日〜3日程度モニタリングしたら、モニタリングを停止し(ステップSA6)、30分程度で継代する(ステップSA7)。
継代が済んだら、各モニタリングカメラ3によりモニタリングを再開し(ステップSA8)、ステップSA3〜ステップSA8を繰り返す(ステップSA9)。そして、モニタリングを開始してから1〜3週間程度モニタリングを繰り返し実施したら、継代ごとのグラフを比較して細胞Sの培養状況を評価する(ステップSA10)。
次に、本実施形態に係る細胞培養モニタリングシステム1の作用について説明する。
本実施形態に係る細胞培養モニタリングシステム1により細胞Sの培養状態をモニタリングするには、まず、ユーザは、コンピュータ本体41にログインし、少なくとも2以上のモニタリングカメラ3を個々にUSB2.0ケーブル11を用いてコンピュータ本体41に接続する。
コンピュータ本体41の制御装置51においては、親プロセスにより、ログインしたユーザおよび各モニタリングカメラ3の接続が管理されるとともに、モニタリングカメラ3ごとに、モニタリングする画像取得位置や、画像を取得する時間間隔が管理される。また、親プロセスにより、接続されたモニタリングカメラ3ごとに対応するえが立ち上げられる。
次いで、制御装置51により、親プロセスと各モニタリングカメラ3の子プロセスとがそれぞれ通信され、モニタリングカメラ3ごとに対応する子プロセスによって処理時間を分けて個別に制御されてモニタリングが行われる。なお、本実施形態において、「処理時間を分ける」とは、中央処理装置47による演算処理において親プロセスおよび各プロセスごとに時間的に分離されて処理が実行されることであり、複数のモニタリングカメラ3の動作は互いに並列的に行われるものであり、人の見た目にも各モニタリングカメラ3の動作は同時に行われる。また、中央処理装置(制御装置)が並列的に動作可能な複数のプロセッサを備えている場合には、いくつかのプロセスが時間的に同時に処理されてもよい。
各モニタリングカメラ3においては、制御装置51により、対応する子プロセスに基づいて、設定された時間間隔にて以下が実行される。
まず、いずれかのモニタリングカメラ3において、移動機構35により、設定されたXY位置に撮像素子31と偏斜照明装置33が移動させられる。そして、培養容器7の側壁7cによって照明光が遮られないいずれかのLED光源37が点灯される。
また、撮像素子31において、露光時間とISO感度が調整されるとともに、図10に示すように、培養容器7の底部7bの厚さに応じた細胞Sの観察位置に合わせて焦点位置が調整される。そして、モニタリングが開始され、図8に示すように、開始から一定時間(Delay Time)経過した後、画像が取得される(Acquire)。
続いて、一定時間の経過(Rest)後、画像取得(Acquire)と一定時間の経過(Rest)とが繰り返される。そして、画像取得(Acquire)と画像取得(Acquire)との間に、撮像素子31と偏斜照明装置33がXY方向に移動させられてXY位置が変更されるとともに、XY位置に応じて点灯するLED37が切り替えられ、露光時間、ISO感度および焦点位置が調整されながら、各XY位置にて細胞Sの画像が取得される。
これにより、いずれかのモニタリングカメラ3により、培養容器7の全体にわたって細胞Sの画像が取得され、取得された画像がコンピュータ本体41に送られる。
同様にして、制御装置51により、他のモニタリングカメラ3も、対応する子プロセスに基づいて、設定された時間間隔にて個別に制御され、培養容器7の全体に亘って細胞Sの画像が取得されてコンピュータ本体41に送られる。
そして、制御装置51により、親プロセスに基づいて演算装置53が制御されて、モニタリングカメラ3ごとの細胞Sの画像が解析されて、培養容器7ごとに、細胞数、細胞密度等の培養の状態を示す情報が時系列に算出される。
以上説明したように、本実施形態に係る細胞培養モニタリングシステム1によれば、主記憶装置49においてモニタリングカメラ3ごとにメモリ空間を分けて子プロセスを実行するとともに、中央処理装置47において子プロセスごとに処理時間を分けて個別に処理することで、いずれかのモニタリングカメラ3において障害が発生した場合であってもその影響を対応する子プロセス内だけに抑え、他のモニタリングカメラ3によるモニタリングをそれぞれの子プロセスに基づいて継続させることができる。
また、新たなモニタリングカメラ3を追加する場合も、対応する新たな子プロセスを親プロセスが立ち上げることにより、他のモニタリングカメラ3とメモリ空間および処理時間を分けて新たなモニタリングカメラ3が管理され、他のモニタリングカメラ3に影響を与えることがない。
したがって、複数のモニタリングカメラ3を他のモニタリングカメラ3の影響を受けることなく個々に管理して、細胞Sの培養状況を監視することができる。
なお、本実施形態においては、各モニタリングカメラ3の制御を行うためのプログラムが補助記憶装置43に記憶されていることとしたが、これに代えて、例えば、コンピュータ本体41が、各モニタリングカメラ3の制御を行うためのプログラムを記憶する他の記憶装置を別途備えることとしてもよい。
1 細胞培養モニタリングシステム
3 モニタリングカメラ(計測ユニット)
41 コンピュータ本体(集中管理装置)
47 中央処理装置(制御装置)
49 主記憶装置(記憶装置)

Claims (3)

  1. 細胞の培養状態を計測する複数の計測ユニットと、
    複数の該計測ユニットが接続され、これら複数の計測ユニットの制御を行うためのプログラムを実行する制御装置および前記プログラムの実行に必要な記憶装置を有する集中管理装置とを備え、
    前記制御装置が、複数の前記計測ユニットの接続状態を管理するとともに、接続された前記計測ユニットごとに独立して動作させる前記プログラムの実行単位である子プロセスを前記計測ユニットごとに起動させて各前記計測ユニットを管理する親プロセスを実行し、前記記憶装置において相互に独立した記憶空間を割り当てられた状態で対応する各前記計測ユニットを個別に制御するように起動された各前記子プロセスを実行することで、前記親プロセスが各前記子プロセスと通信して複数の前記計測ユニットを個別に制御する細胞培養モニタリングシステム。
  2. 前記制御装置が、複数の前記計測ユニットに対応して起動させた複数の前記子プロセスを互いに処理時間が重複しないよう時間的に分離して実行させる請求項1に記載の細胞培養モニタリングシステム。
  3. 前記子プロセスが、撮影位置および撮影条件を調整するとともに、画像取得を実行させ、
    前記親プロセスが、所定の時間間隔で各前記子プロセスを択一的に実行させるとともに、各前記計測ユニットにより取得された画像を解析する請求項1または請求項2に記載の細胞培養モニタリングシステム。
JP2017165316A 2017-08-30 2017-08-30 細胞培養モニタリングシステム Active JP6951154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017165316A JP6951154B2 (ja) 2017-08-30 2017-08-30 細胞培養モニタリングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017165316A JP6951154B2 (ja) 2017-08-30 2017-08-30 細胞培養モニタリングシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019041602A JP2019041602A (ja) 2019-03-22
JP6951154B2 true JP6951154B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=65812463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017165316A Active JP6951154B2 (ja) 2017-08-30 2017-08-30 細胞培養モニタリングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6951154B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602007008861D1 (de) * 2006-04-11 2010-10-14 Cook Urological Inc Vorrichtung zur überwachung von inkubationsbedingungen
SG10201703990WA (en) * 2010-01-20 2017-06-29 Emd Millipore Corp Cell image capturing and remote monitoring systems
JP5829816B2 (ja) * 2011-02-18 2015-12-09 日本光電工業株式会社 細胞培養器および培養状態監視システム
WO2013145283A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 株式会社日立製作所 細胞培養装置、制御装置、及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019041602A (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2894504A1 (en) Microscope and method for controlling same
NO20121541A1 (no) System og fremgangsmåte for beregning av fysiske størrelser for fritt bevegelige objekter under vann
CN201548351U (zh) 一种玻璃液体温度计自动视觉检定装置
JPWO2019082617A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び観察システム
JP5310518B2 (ja) 光学的情報読取装置
CN110099995A (zh) 细胞观察系统
JP2009089630A (ja) 細胞観察装置および観察方法
US20190194593A1 (en) Observation system, observation apparatus, and temperature control method
US20230063443A1 (en) Image processing method and recording medium
KR20220020295A (ko) 3d센서를 이용한 스캐너 시스템
JP6951154B2 (ja) 細胞培養モニタリングシステム
US20220283097A1 (en) Methods and devices for performing an analytical measurement
Kerr et al. The C. elegans Observatory: High-throughput exploration of behavioral aging
Yemini et al. Tracking movement behavior of multiple worms on food
JP7148185B2 (ja) モニタリング装置、及びモニタリングシステム
US9292730B2 (en) Apparatus for physics and chemistry and method of processing image
WO2018117106A1 (ja) 試料観察装置
EP3409759A1 (en) Cell culture monitoring system
JP2013238493A (ja) 薬剤秤量装置
JP2018074910A (ja) 生体モニタシステム及び生体モニタ方法
JP2017169480A (ja) 観察装置、測定システム及び観察方法
US10691203B2 (en) Image sound output device, image sound output method and image sound output program
JP2015223290A5 (ja)
JP2017169479A (ja) 観察装置、測定システム及び培養容器
JP2017116711A (ja) レンズユニット、ウエルプレート、画像取得装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210924

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6951154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250