JP6950749B2 - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、及び情報処理方法に関する。
従来、近距離無線通信機能を用いて複数の装置が通信しながら情報処理を行う技術が各種提案されている。例えば、下記の特許文献1には、移動可能な端末が、自身で測定した方位角を、固定的に設置された送信装置から近距離無線通信機能を用いて送信された補正データに基づいて補正する技術が開示されている。近距離無線通信機能は、端末の検出処理にも用いられ得る。ここでは、近距離無線通信機能を用いた典型的な端末の検出処理について説明する。まず、固定的に設置された送信装置は、近距離無線通信機能を用いて検出用パケットを周期的に送信する。端末は、検出用パケットを受信すると受信した検出用パケットに基づいて自身の位置を検出するアプリケーションを常時起動させておく。そして、端末は、送信装置から検出用パケットを受信すると、受信した検出用パケットの送信元である送信装置の近くに自身が位置することを検出する。
米国特許出願公開第2017/0034811号明細書
しかし、上述の検出処理は、信頼性に向上の余地がある。例えば、上述の検出処理では、検出用パケットを送信する送信主体と端末の位置を検出する検出主体とが別体である。従って、端末が検出用パケットを受信しないことが、端末と送信装置とが離れていることを示すのか、そもそも送信装置が検出用パケットを送信していないことを示すのかが不明であった。
そこで、本開示では、端末の検出処理の信頼性を向上させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及び情報処理方法を提案する。
本開示によれば、予め取得された識別情報に対応する端末へのリクエストの送信を近距離無線通信機能により行う第1の通信部と、前記リクエストに対する、前記識別情報に対応する前記端末からの応答の有無に基づき、前記端末を検出したか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定に基づく検出結果を他の装置へ送信する第2の通信部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、予め取得された識別情報に対応する端末へのリクエストの送信を近距離無線通信機能により行うことと、前記リクエストに対する、前記識別情報に対応する前記端末からの応答の有無に基づき、前記端末を検出したか否かを判定することと、前記判定に基づく検出結果を他の装置へ送信することと、を含む、プロセッサにより実行される、情報処理方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、端末の検出処理の信頼性を向上させることが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムの概要を示す説明図である。 同実施形態に係る検出装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るBluetooth(登録商標)のプロトコルスタックを示す説明図である。 同実施形態に係る携帯端末の検出処理の例を示す説明図である。 同実施形態に係るクラウドサーバの構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である 同実施形態に係る判定処理の例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の概要
2.本開示の実施形態
2.1.構成例
2.2.動作例
3.変形例
4.応用例
5.ハードウェア構成
6.まとめ
<<1.本開示の概要 >>
<1.1.情報処理システムの概要>
以下では、図1を参照しながら、本開示の実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。具体的に、近距離無線通信により検出装置が携帯端末等を検出し、クラウドサーバを経由して当該検出結果を他の携帯端末等へ通知する情報処理システムを例に説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの概要を示す説明図である。図1に示すように、情報処理システムは、主に、検出装置10、クラウドサーバ20、携帯端末30、ネットワーク14で構成される。また、図1には、検出装置10による検出対象である携帯端末30、携帯端末30の所有者であるユーザ40、ユーザ40の所在場所である家50が示されている。
図1の家50には、検出装置10が設置されている。また、家50には、ユーザ40Aが在宅し、携帯端末30Aはユーザ40Aの付近にある。ユーザ40Bは、携帯端末30Bを所持して外出している。
検出装置10と携帯端末30Bは、ネットワーク14を介してクラウドサーバ20と接続されている。また、検出装置10は、ネットワーク14を介して携帯端末30Bと接続されている。携帯端末30Aは、検出装置10と近距離無線通信可能な状態である。近距離無線通信可能な状態とは、近距離通信可能な程度に、検出装置10と携帯端末30Aが互いに物理的に近く存在し、検出装置10と携帯端末30Aのペアリングが完了している状態である。また、携帯端末30Aは、携帯端末30Bと同様に、ネットワーク14を介してクラウドサーバ20、及び検出装置10と接続されている。
近距離無線通信とは、無線信号の到達距離が短い無線通信のことであり、本開示の実施形態に係る検出装置10と携帯端末30は、Bluetoothを用いて近距離無線通信を行う。また、ペアリングとはBluetoothを搭載したデバイス同士の接続設定を行うことであり、検出装置10は、携帯端末30とペアリング処理を行うことで、携帯端末30と通信を行うことが可能となる。
(1)検出装置10
検出装置10は、携帯端末30を検出する情報処理装置であり、近距離無線通信機能を用いて検出に関する情報を取得する機能を有する。例えば、検出装置10は、携帯端末30とペアリング処理を行い、携帯端末30に関する情報を取得する。そして、検出装置10は、ペアリング処理時に携帯端末30の識別情報を取得する。識別情報は、携帯端末30を一意に特定できる情報のことであり、例えば、携帯端末30に搭載されたBluetoothのアドレス情報である。なお、識別情報はアドレス情報に限定されず、任意の情報が識別情報として用いられてもよい。そして、検出装置10は、当該ペアリング処理にて取得した識別情報を記憶部に記憶する。
また、例えば、検出装置10は、携帯端末30の検出処理を行い、検出結果に関する情報を取得する。検出処理とは、検出装置10が携帯端末30を検出する処理のことであり、検出装置10は、ペアリング処理にて取得した識別情報に対応する携帯端末30に対して検出処理を行う。具体的に、検出装置10は、当該携帯端末30に対して近距離無線通信機能により周期的にリクエストを送信する。そして、検出装置10は、当該リクエストに対する応答の有無に基づき、携帯端末30を検出したか否かを判定し、判定の結果を検出結果として取得する。
また、検出装置10は、クラウドサーバ20と情報の通信をする機能を有する。例えば、検出装置10は、携帯端末30の検出結果をクラウドサーバ20へ送信する。その際に、検出装置10は、検出結果の内容に基づき検出結果を送信するか否かを判定し、判定結果に応じて検出結果の送信処理を制御する。
(2)クラウドサーバ20
クラウドサーバ20は、携帯端末30の所有者であるユーザ40の所在に関する情報を他の携帯端末30に送信する情報処理装置である。例えば、クラウドサーバ20は、携帯端末30の検出結果を検出装置10から受信し、検出結果に基づく当該携帯端末30のユーザ40の所在情報を、当該携帯端末30に関連付けられている他の携帯端末30へ送信する。
また、クラウドサーバ20は、ユーザ40の所在を他の携帯端末30に送信するための情報を記憶する機能を有する。例えば、クラウドサーバ20は、携帯端末30に関する情報を記憶する。携帯端末30に関する情報とは、具体的に、携帯端末30の識別情報、携帯端末30の所有者であるユーザのユーザ名、携帯端末30に関連する他の携帯端末30の識別情報、及び携帯端末30の検出結果等である。
(3)携帯端末30
携帯端末30は、検出装置10の検出対象となる端末である。携帯端末30は、近距離無線通信機能を備え、近距離無線通信機能を用いて検出装置10と検出に関する情報を送受信する。
なお、携帯端末30は、典型的には、物理的に独立した装置として実現される。その他に、携帯端末30としての機能は、アプリケーションとして実装されて、スマートフォン、タブレット端末、PC、ウェアラブル端末、又はエージェントデバイス等の端末装置に搭載されてもよい。すなわち、携帯端末30は、任意の端末装置として実現され得る。
(4)ネットワーク14
ネットワーク14は、情報の有線又は無線の伝送路である。ネットワーク14は、例えば、インターネット、セルラー通信網、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、LAN、又は電話回線等により構成される。ネットワーク14における情報の伝送は、双方向に行われてもよい。
なお、本開示の実施形態に係る検出装置10は固定端末であるため、ネットワーク14は、無線の伝送路ではなく有線の伝送路であってもよい。有線の伝送路を用いることで、ネットワーク14は、ネットワーク14の通信状態をより安定させることができる。よって、検出装置10は、より効率よく携帯端末30を検出することができる。したがって、ネットワーク14は、無線の伝送路ではなく有線の伝送路を用いることが望ましい。
<1.2.比較例の概要>
以下では、比較例に係る情報処理システムの概要について説明する。比較例に係る情報処理システムは、検出装置、クラウドサーバ、携帯端末、ネットワークで構成され、本開示の実施形態に係る情報処理システムと同一の構成である。しかし、本開示の実施形態に係る情報処理システムでは、検出処理及び検出結果の送信処理を行うアプリケーションは検出装置に搭載されているが、比較例に係る情報処理システムでは、当該アプリケーションが携帯端末に搭載されている点が異なる。
比較例のように、携帯端末が検出処理を行う場合、携帯端末は、近距離無線通信信号の検出を常に試み、その都度信号を検出したか否かの判定処理を行う必要があるため、消費電力が増大するという問題がある。しかし、本開示の実施形態では、携帯端末ではなく検出装置が判定処理を行う。よって、携帯端末は、消費電力を削減することができる。
また、携帯端末は移動可能な端末であるため、ネットワークの状態が不安定である場所に携帯端末が移動される可能性がある。比較例のように携帯端末のアプリケーションが検出処理及び検出結果の送信処理を行う場合、携帯端末は、ネットワークの状態が不安定な場所では検出結果の送信に遅延が生じる、または検出結果を送信できないという問題がある。しかし、本開示の実施形態では、携帯端末ではなく検出装置のアプリケーションが検出処理及び検出結果の送信処理を行う。また、当該検出装置は固定端末であり、ネットワークの状態が不安定である場所に移動されることはない。よって、本開示の実施形態の検出装置は、ネットワークの状態に影響されずに安定して検出結果を送信することができる。
また、比較例には、近距離無線通信規格として、Wi−Fi(登録商標)を用いる手法もある。Wi−Fiを用いる手法は、検出装置がスマートフォン等の端末からのWi−Fi電波を検出することで、端末の場所、台数等を推定する手法である。しかし、Wi−Fiを用いる手法の場合、Wi−Fiの消費電力がBluetoothの消費電力よりも大きいという問題点がある。また、Wi−Fiによる消費電力を抑えるための対策により、Wi−Fi機能が常に有効であるとは限らないという問題点もある。例えば、スマートフォンがスリープ状態になった時、スマートフォンのオペレーションシステムは、Wi−Fiによる消費電力を抑えるために自動でWi−Fi機能をオフにする場合がある。しかし、本開示の実施形態では、Wi−Fiよりも消費電力が小さいBluetoothを用いるため、Wi−Fiを用いた場合よりも消費電力を抑えることができる。また、Bluetoothは、消費電力が小さく、スマートフォンのオペレーションシステムにより自動でオフにされないため、Wi−Fiを用いた場合よりも安定して検出処理を継続することができる。
以上、図1を参照しながら、本開示の概要について説明した。続いて、本開示の実施形態について説明する。
<<2.本開示の実施形態>>
本開示の実施形態に係る情報処理システムは、<1.1.情報処理システムの概要>にて説明した図1に示す構成要素で構成されている。当該情報処理システムでは、検出装置10が携帯端末30の検出処理、及び検出結果をクラウドサーバ20へ送信する処理を行う。そして、検出結果を受信したクラウドサーバ20は、携帯端末30の所有者であるユーザ40の所在に関する情報を、携帯端末30に対応する他の携帯端末30へ送信する。
<2.1.構成例>
(2.1.1.検出装置10)
以下では、図2〜4を参照しながら、本開示の実施形態に係る検出装置10の構成例について説明する。図2に示すように、検出装置10は、第1の通信部120、制御部130、記憶部140、第2の通信部150で構成されている。
(1)第1の通信部120
第1の通信部120は、検出装置10と携帯端末30を接続するインタフェースであり、検出装置10が携帯端末30と情報を通信するための機能を有する。例えば、第1の通信部120は、近距離無線通信機能を用いて携帯端末30と情報を通信する。本開示の実施形態では、第1の通信部120は、近距離無線通信規格の1つであるBluetoothを用いて携帯端末30と通信を行う。さらに、第1の通信部120は、Bluetoothの規格として、Bluetooth Classic規格を用いることで、Bluetoothを搭載したより多くの端末を検出の対象とすることができる。なお、第1の通信部120が用いる近距離無線通信規格はBluetoothに限定されず、任意の近距離無線通信規格が用いられてもよい。
第1の通信部120は、携帯端末30との通信において、携帯端末30を検出するための情報を取得する。例えば、第1の通信部120は、制御部130からの指示に基づき携帯端末30とペアリング処理を行い、携帯端末30の識別情報を取得する。そして、第1の通信部120は、当該識別情報を制御部130へ送信する。
また、第1の通信部120は、Bluetoothのプロトコルを用いて携帯端末30を検出するための情報を取得する。ここで、図3を参照しながら、Bluetoothのプロトコルについて説明する。図3は、Bluetoothのプロトコルスタックを示している。Bluetoothのプロトコルスタックは大きく3つのブロックで構成されており、上位階層からHost60、HCI(Host Controller Interface)70、及びController80の順で構成されている。
Host60は、図3に示すように、アプリケーション・プロファイル600、OBEX(Object Exchange)604、RFCOMM(Radio Frequency Communication)608、SDP(Service Discovery Protocol)612、及びL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)616で構成されている。アプリケーション・プロファイル600は、プロファイルの定義がされているプロトコルである。OBEX604は、複数の機器間でデータを送受信する際に用いられるプロトコルである。RFCOMM608は、L2CAP上でRS−232Cシリアルポートの転送機能をエミュレートするためのプロトコルある。RS−232Cシリアルポートは、シリアルポートのインタフェース規格の1つである。SDP612は、Bluetoothにより接続する機器が利用可能なサービスを検索するためのプロトコルである。L2CAP616は、Bluetoothにより接続する機器同士のデータ伝送路を設定するためのプロトコルである。
HCI70は、Bluetoothのホストとコントローラの間で用いられるプロトコルであり、図3に示すように、Host60とController80の間に位置する。HCI70は、Bluetoothのプロトコルスタックの中でも下層に位置し、Bluetoothの基本仕様に含まれるプロトコルである。
Controller80は、図3に示すように、Link Manager800、Baseband/Link Controller804、及びRF(Radio Frequency)808で構成されている。Link Manager800は、リンクに関する管理を行うプロトコルである。Baseband/Link Controller804は、エンコード及びデコードの制御を行うプロトコルである。RF808は、電波の送受信に関するプロトコルである。
本開示の実施形態では、第1の通信部120は、上述のHCI70に含まれるremote nameリクエストコマンドを用いて、携帯端末30を検出するための情報を取得する。remote nameリクエストコマンドは、端末名を取得するためのコマンドである。第1の通信部120は、記憶部140に記憶された識別情報に対応する他の携帯端末30に対して、当該コマンドにより端末名を要求するリクエストを周期的に送信する。当該リクエストを受信した他の携帯端末30は、リクエストに対する応答として端末名を第1の通信部120へ送信する。そして、第1の通信部120は、当該端末名を制御部130へ送信する。また、当該リクエストを受信しなかった他の携帯端末30は、第1の通信部120へ何も送信せず、第1の通信部120も制御部130へ何も送信しない。
上述のように、第1の通信部120は、Bluetoothの基本仕様に含まれるHCI70を用いて携帯端末30の検出処理を行う。よって、第1の通信部120は、Bluetoothを搭載した携帯端末30であれば、基本的には検出することが可能である。
(2)制御部130
制御部130は、検出装置10の動作を制御する機能を有する。例えば、制御部130は、検出装置10が携帯端末30を検出する処理に関する制御を行う。具体的に、制御部130は、携帯端末30の識別情報を取得する機能を有する。また、制御部130は、携帯端末30を検出する処理を制御する機能を有する。また、検出装置10が携帯端末30を検出したか否かを判定する機能を有する。
また、制御部130は、検出装置10の各構成要素間における情報の送受信を制御する。例えば、制御部130は、第1の通信部120から識別情報を受信し、当該識別情報を記憶部140へ送信する。また、制御部130は、携帯端末30の検出結果を第2の通信部150へ送信する。
上述の機能を実現するために、本開示の実施形態に係る制御部130は、図3に示すように、識別情報取得部132、検出制御部134、判定部136を備える。
・識別情報取得部132
識別情報取得部132は、検出装置10が検出処理を行う対象となる端末の識別情報を取得する機能を有する。例えば、識別情報取得部132は、近距離無線通信機能により検出装置10と携帯端末30をペアリングすることにより、携帯端末30の識別情報を取得し、当該識別情報を記憶部140に送信する。識別情報取得部132は、ペアリング処理をクラウドサーバ20の制御に基づき実行する。例えば、識別情報取得部132は、クラウドサーバ20からペアリング処理の実行指示を受信すると、第1の通信部120に携帯端末30とペアリング処理を行うように指示する。そして、ペアリング処理が完了すると、識別情報取得部132は、第1の通信部120から携帯端末30の識別情報を受信し、当該識別情報を記憶部140に送信する。
なお、識別情報取得部132が識別情報を取得する方法は、検出装置10と携帯端末30をペアリングする方法に限定されず、識別情報取得部132は、任意の方法により識別情報を取得してもよい。
・検出制御部134
検出制御部134は、携帯端末30を検出する処理を制御する機能を有する。例えば、検出制御部134は、第1の通信部120が携帯端末30に対して端末名を要求するリクエストを送信する処理を制御する。具体的に、検出制御部134は、記憶部140に記憶された識別情報に対応する携帯端末30に対して、第1の通信部120が当該リクエストを周期的に送信するように、当該処理を制御する。
また、検出制御部134は、第1の通信部120がリクエストを送信する周期を制御する機能を有する。周期とは、検出装置10が携帯端末30の検出処理を行う所定の時間(以下では、検出期間とも称される)のことであり、検出制御部134は、当該検出期間の設定処理を制御する。なお、検出期間に設定される期間は特に限定されず、検出制御部134は、任意の期間を静的に設定してもよい。例えば、検出制御部134は、検出装置10が検出対象とする携帯端末30の台数に応じて、検出期間を静的に設定してもよい。
また、検出制御部134は、任意の検出期間を動的に設定してもよい。例えば、検出制御部134は、携帯端末30の検出結果に応じて、検出期間を動的に設定してもよい。本実施形態の検出装置10は、携帯端末30を検出するための装置であるため、検出装置10が一度検出された携帯端末30を繰り返し検出するよりも、検出装置10がまだ検出されていない携帯端末30を検出することの方が重要である。よって、検出制御部134は、一度検出された携帯端末30の優先度を下げ、まだ検出されていない携帯端末30の優先度を上げて検出処理を行ってよい。そこで、携帯端末30が検出された場合、検出制御部134は、当該携帯端末30に対して検出処理を行う検出期間を短く設定してもよい。一方で、携帯端末30が検出されなかった場合、検出制御部134は、当該携帯端末30に対して検出処理を行う検出期間を長く設定してもよい。
・判定部136
判定部136は、検出装置10が携帯端末30を検出したか否かを判定する機能を有する。例えば、判定部136は、第1の通信部120が携帯端末30へ送信したリクエストに対して、リクエストの送信から検出期間が経過するまでに携帯端末30から応答があったか否かに基づき、検出装置10が携帯端末30を検出したか否かを判定する。具体的に、リクエストの送信から検出期間内に携帯端末30の応答があった場合、すなわち、第1の通信部120から携帯端末30の端末名を受信した場合、判定部136は、検出装置10が携帯端末30を検出したと判定する。また、リクエストの送信から検出期間内に携帯端末30の応答がなかった場合、すなわち、第1の通信部120から携帯端末30の端末名を受信しなかった場合、判定部136は、検出装置10が携帯端末30を検出しなかったと判定する。
また、判定部136は、判定結果に基づく検出結果を第2の通信部150へ送信する機能を有する。例えば、検出装置10が携帯端末30を検出したと判定した場合、判定部136は、携帯端末30を検出した旨を示す検出結果を第2の通信部150へ送信する。また、検出装置10が携帯端末30を検出しなかったと判定した場合、判定部136は、携帯端末30を検出しなかった旨を示す検出結果を第2の通信部150へ送信する。
なお、判定部136が検出結果を第2の通信部150へ送信するタイミングは特に限定されず、判定部136は任意のタイミングで検出結果を送信してもよい。例えば、判定部136は、判定処理を行う度に検出結果を第2の通信部150に送信してもよい。また、例えば、判定部136は、判定処理を複数回行った後、複数回分の検出結果をまとめて第2の通信部150へ送信してもよい。また、例えば、判定部136は、検出結果に変化があった時、検出結果を第2の通信部150に送信してもよい。具体的に、前回の検出結果が未検出であり、今回の検出結果も未検出であった場合、判定部136は、検出結果を第2の通信部150へ送信しない。前回と今回の検出処理のどちらでも携帯端末30が検出された場合も同様である。また、前回の検出結果が未検出、今回の検出処理により携帯端末30が検出された場合、判定部136は、検出結果を第2の通信部150へ送信する。前回の検出結果と今回の検出結果が逆である場合も同様である。
ここで、図4を参照しながら、検出装置10が携帯端末30を検出する処理について具体的に説明する。図4では、検出装置10が、携帯端末30A、携帯端末30B、携帯端末30C、及び携帯端末30Dの検出を試みている。なお、検出装置10の記憶部140には、各携帯端末30の識別情報が記憶されており、検出装置10は、当該識別情報に基づき、各携帯端末30に周期的にリクエストを送信する。例えば、図4に示すように、検出装置10は、携帯端末30Aにリクエストを送信し、携帯端末30Aから応答を受信している。よって、検出装置10の判定部136は、携帯端末30Aを検出したと判定する。同様に、検出装置10は、携帯端末30Bと携帯端末30Cにもリクエストを送信して応答を受信しているため、携帯端末30Bと携帯端末30Cも検出したと判定する。しかし、検出装置10は、携帯端末30Dにもリクエストを送信しているが、携帯端末30Dは、リクエストに対する応答を送信していない。これは、携帯端末30Dが検出装置10のリクエスト送信範囲外に存在し、携帯端末30Aからのリクエストを受信しなかったためである。よって、検出装置10の判定部136は、携帯端末30Dを検出しなかったと判定する。
なお、リクエスト送信範囲とは、検出装置10から送信されたリクエストが到達する範囲を指す。リクエスト送信範囲は、リクエストの送信に用いられる無線通信規格、送信電力及び干渉の度合い等により拡縮する。
(3)記憶部140
記憶部140は、制御部130から受信した情報を記憶する機能を有する。例えば、記憶部140は、制御部130から受信した携帯端末30の識別情報を記憶する。本実施形態では、記憶部140は、識別情報としてBluetooth Deviceアドレス(BDアドレス)を記憶する。BDアドレスは、0と1の2進数で表現される48ビットのアドレスであり、8ビットごとにハイフン、またはコロン等で区切られ、16進数に変換して表記される。例えば、BDアドレスは、「01−2A−34−BC−D5−67」のように表現される。なお、記憶部140がBDアドレスを記憶する際のBDアドレスの形式は、特に限定されず任意の形式で記憶されてもよい。また、以下の表1に示す識別情報は、簡略化のため、4桁の数字で表現されている。
また、記憶部140は、判定部136から携帯端末30の検出結果を受信し、当該携帯端末30と対応する識別情報に関連付けて、検出結果を記憶してもよい。記憶部140が検出結果を記憶することで、判定部136は前回の検出結果と今回の検出結果を比較することができる。例えば、記憶部140は、以下の表1に示すように、検出結果を記憶する。
Figure 0006950749
なお、表1には、記憶部140が前回の検出結果のみを記憶する例が示されているが、記憶部140は、前回よりも前の検出結果も記憶してもよい。
(4)第2の通信部150
第2の通信部150は、検出装置10とクラウドサーバ20を接続するインタフェースであり、検出装置10がクラウドサーバ20と情報を通信するための機能を有する。例えば、第2の通信部150は、クラウドサーバ20との通信において、制御部130から受信した携帯端末30の検出結果をクラウドサーバ20に送信する。また、第2の通信部150は、クラウドサーバ20との通信において、クラウドサーバ20からペアリングの実行指示を受信し、当該実行指示を制御部130へ送信する。
なお、第2の通信部150が携帯端末30の検出結果をクラウドサーバ20に送信するタイミングは特に限定されず、第2の通信部150は、携帯端末30の検出結果を任意のタイミングでクラウドサーバ20に送信してもよい。例えば、携帯端末30の検出結果に変化があった時、第2の通信部150は、検出結果を制御部130から受信し、当該検出結果をクラウドサーバ20へ送信してもよい。
以上、図2〜4を参照しながら、本開示の実施形態に係る検出装置10の構成例について説明した。続いて、本開示の実施形態に係るクラウドサーバ20の構成例について説明する。
(2.1.2.クラウドサーバ20)
以下では、図5を参照しながら、本開示の実施形態に係るクラウドサーバ20の構成例について説明する。図5に示すように、クラウドサーバ20は、通信部200、制御部210、記憶部220で構成されている。
(1)通信部200
通信部200は、クラウドサーバ20と検出装置10を接続するインタフェースであり、クラウドサーバ20が検出装置10と情報を通信するための機能を有する。例えば、通信部200は、検出装置10との通信において、ペアリングの実行指示を検出装置10に送信する。また、通信部200は、検出装置10との通信において、携帯端末30Aの検出結果を受信する。また、通信部200は、当該検出結果に基づき、携帯端末30Aの所有者であるユーザ40Aの所在に関する情報を、携帯端末30Bに送信する。
(2)制御部210
制御部210は、ユーザの所在を判定する機能を有する。例えば、制御部210は、通信部200から受信した検出結果に基づき、ユーザの所在を決定する。具体的に、検出結果が携帯端末30を検出した旨を示す場合、制御部210は、ユーザ40が携帯端末30の近くに居ることを前提に、携帯端末30を検出した検出装置10が設置された場所をユーザ40の所在場所と判定する。また、検出結果が携帯端末30を検出しなかった旨を示す場合、制御部210は、携帯端末30に対して検出処理を行った検出装置10が設置された場所にはユーザ40がいないと判定する。
また、制御部210は、ユーザ40の所在に関する情報を、当該ユーザ40と関連付けられた他のユーザ40の携帯端末30へ通信部200に送信させる。例えば、制御部210は、ユーザ40が上述の所在場所にいる旨を、他のユーザ40の携帯端末30へ通信部200に送信させる。また、制御部210は、ユーザ40が上述の所在場所にいない旨を、他のユーザ40の携帯端末30へ通信部200に送信させる。
(3)記憶部220
記憶部220は、検出装置10から取得した情報、及び当該情報に関連付く情報を記憶する機能を有する。例えば、記憶部220は、携帯端末30、携帯端末30のユーザ40、及び携帯端末30のユーザ40と関連のある他のユーザ40の携帯端末30を関連付けて記憶する。具体的に、記憶部220は、以下の表2に示すように、識別情報、ユーザ名、関連識別情報を記憶する。当該識別情報、ユーザ名、及び関連識別情報は関連付けて記憶される。ユーザ名は、携帯端末30を所有するユーザ40を示す名前である。当該関連識別情報は、ユーザ40と関連のある他のユーザ40が所有する携帯端末30の識別情報である。関連識別情報を設定することにより、クラウドサーバ20は、設定された識別情報に対応する携帯端末30に他の携帯端末30の検出結果を送信することができる。なお、以下の表2に示す識別情報、及び関連識別情報は、簡略化のため、4桁の数字で表現されている。
Figure 0006950749
例えば、表2が示すように、識別情報が「1111」の携帯端末30は、ユーザ名が「ユーザ40A」であり、関連付けられている端末の識別情報は「2222」と「3333」である。よって、検出装置10が当該携帯端末30を検出した場合、クラウドサーバ20は、ユーザ40Bとユーザ40Cの携帯端末30に、ユーザ40Aが在宅の旨を通知する。
また、例えば、表2が示すように、識別情報が「2222」の携帯端末30は、ユーザ名が「ユーザ40B」であり、関連付けられている端末の識別情報は「1111」と「3333」である。よって、検出装置10が当該携帯端末30を検出しなかった場合、クラウドサーバ20は、ユーザ40Aとユーザ40Cの携帯端末30に、ユーザ40Bが不在の旨を通知する。
また、例えば、識別情報が「3333」の携帯端末30は、ユーザ名が「ユーザ40C」であり、関連付けられている端末の識別情報は「2222」のみである。よって、検出装置10が当該携帯端末30を検出した場合、クラウドサーバ20は、ユーザ40Bの携帯端末30のみに、ユーザ40Cが在宅の旨を通知する。
また、記憶部220は、携帯端末30の検出結果を記憶する機能も有する。例えば、記憶部220は、携帯端末30と当該携帯端末30の検出結果を関連付けて記憶する。具体的に、記憶部220は、以下の表3に示すように、検出装置、識別情報、検出結果、日時を記憶する。記憶部220が過去の検出結果を記憶することで、クラウドサーバ20は、ユーザ40の過去の所在に関する情報をユーザ40、または他のユーザ40に提供することができる。なお、以下の表3に示す識別情報は、簡略化のため、4桁の数字で表現されている。
Figure 0006950749
以上、図5を参照しながら、本開示の実施形態に係るクラウドサーバ20の構成例について説明した。続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作例について説明する。
<2.2.動作例>
(2.2.1.1周期の検出処理における検出装置10の動作例)
まず、1周期の検出処理における検出装置10の動作例について説明する。本開示の実施形態では、検出装置10は、予め設定された周期に従って携帯端末30の検出処理を行う。具体的に、検出装置10は、検出制御部134が予め設定した1周期の時間の中で、リクエストの送信、及びリクエストを送信してから検出期間だけ検出判定処理を行う。以下では、1周期の中で1台の携帯端末30に対して検出処理を行うことを例に、さらに具体的に説明する。例えば、検出制御部134が1周期の時間を30秒、検出期間も30秒に設定した場合、検出装置10の判定部136は、第1の通信部120が1台の携帯端末30に対してリクエストを送信してから30秒が経過するまで、検出処理を行う。30秒経過後、検出装置10の判定部136は、携帯端末30の検出の有無に関わらず、検出結果をクラウドサーバ20へ第2の通信部150に送信させる。そして、検出装置10の第1の通信部120は、同じ携帯端末30に対して再度リクエストを送信し、判定部136は、次の周期の検出処理を上述の検出処理と同様に繰り返す。なお、検出制御部134は、1周期の時間の中に検出装置10がスリープ状態となる時間を設定してもよい。例えば、検出制御部134が1周期の時間を30秒、検出期間を10秒と設定した場合、残りの20秒がスリープ状態となる時間である。
また、上述の例では、1周期の中で1台の携帯端末30に対して第1の通信部120がリクエストを送信すると説明したが、1周期の中でリクエストを送信する携帯端末30の台数は特に限定されず、第1の通信部120は、複数の携帯端末30に対して同時にリクエストを送信してもよい。例えば、検出装置10が2台の携帯端末30に対して検出処理を行う時に、検出制御部134が1周期の時間を30秒と設定した場合、検出制御部134は、各携帯端末30に対する検出期間を15秒と設定してもよい。検出装置10は、第1の通信部120が1台目の携帯端末30に対してリクエストを送信し、検出期間が経過後、第2の通信部150が検出結果をクラウドサーバ20に送信したら、第1の通信部120は、2台目の携帯端末30に対してリクエストを送信する。2台目の携帯端末30に対する検出期間が経過後、第2の通信部150は、検出結果をクラウドサーバ20へ送信する。そして、第1の通信部120が再度1台目の携帯端末30に対してリクエストを送信することで、検出装置10は、上述の処理を繰り返す。
また、上述の例では、検出装置10が予め設定された周期に従ってシングルスレッドで1台ずつ順番に携帯端末30の検出処理を行う例を説明したが、検出装置10は、マルチスレッドで複数の携帯端末30の検出処理を同時に行ってもよい。検出装置10は、複数の携帯端末30に対して同時に検出処理を行うことで、1台ずつ検出処理を行う場合と比較して、より効率よく携帯端末30を検出することができる。
以上、1周期の検出処理における検出装置10の動作例について説明した。続いて、以下では、図6、7を参照しながら、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作例について説明する。図6は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である。図7は、本開示の実施形態に係る判定処理の例を示すフローチャートである。
(2.2.2.検出装置10が携帯端末30を検出した場合)
以下では、検出装置10が携帯端末30Aに対して検出処理を行う場合について説明する。なお、携帯端末30Aは、検出装置10のリクエスト送信範囲内に存在することとする。
図6に示すように、検出装置10は、BluetoothのHCIプロトコルのremote nameリクエストコマンドにより、携帯端末30Aにremote nameのリクエストを送信する(ステップS1000)。検出装置10からのリクエストを受信した携帯端末30Aは、自身の端末名を検出装置10へ送信する(ステップS1004)。検出装置10は、携帯端末30Aから端末名を受信したか否かに基づき、携帯端末30Aを検出したか否かの判定処理を行う(ステップS1008)。
ここで、図7を参照しながら、ステップS1008における判定処理について具体的に説明する。図7は、本開示の実施形態に係る判定処理の例を示すフローチャートである。図7に示すように、まず、判定部136は、リクエストを送信後、検出期間が経過するまでに携帯端末30Aから応答を受信したか否かを確認する(ステップS2000)。検出期間が経過するまでに携帯端末30Aから応答を受信した場合(ステップS2000/YES)、判定部136は、携帯端末30Aを検出したと判定する(ステップS2004)。検出期間が経過するまでに携帯端末30Aから応答を受信しなかった場合(ステップS2000/NO)、判定部136は、携帯端末30Aを検出しなかったと判定する(ステップS2008)。
検出装置10は、ステップS1004にて携帯端末30Aから端末名を受信したため、携帯端末30Aを検出したと判定し、その旨を示す検出結果をクラウドサーバ20へ送信する(ステップS1012)。当該検出結果を受信したクラウドサーバ20は、検出装置10が携帯端末30Aを検出したことから、携帯端末30Aの所有者の在宅を携帯端末30Aに関連付けられている他の携帯端末へ一斉に通知する(ステップS1016)。なお、図6に示す例では、クラウドサーバ20が携帯端末30Aの所有者の在宅を検出対象となった携帯端末30Aにも通知しているが、クラウドサーバ20は、検出の対象となった携帯端末30Aには所有者の在宅を通知しなくてもよい。
(2.2.3.検出装置10が携帯端末30を検出しなかった場合)
以下では、検出装置10が携帯端末30Bに対して検出処理を行う場合について説明する。なお、携帯端末30Bは、検出装置10のリクエスト送信範囲外に存在することとする。
図6に示すように、検出装置10は、BluetoothのHCIプロトコルのremote nameリクエストコマンドにより、携帯端末30Bにremote nameのリクエストを送信する(ステップS1020)。携帯端末30Bは、検出装置10のリクエスト送信範囲外に存在し、検出装置10からのリクエストを受信できないため、自身の端末名を検出装置10へ送信しない。検出装置10は、リクエストを送信してから検出期間が経過した後、端末名を受信したか否かの判定処理を行う(ステップS1024)。
なお、ステップS1024における判定処理は、(2.2.2.検出装置10が携帯端末30を検出した場合)にて説明したステップS1008における判定処理と同一のため、その詳細な説明を省略する。
検出装置10は、リクエスト送信後に携帯端末30Bからリクエストに対する応答を受信しなかったため、携帯端末30Bを検出しなかったと判定し、その旨を示す検出結果をクラウドサーバ20へ送信する(ステップS1028)。当該検出結果を受信したクラウドサーバ20は、検出装置10が携帯端末30Bを検出しなかったことから、携帯端末30Bの所有者の不在を携帯端末30Bに関連付けられている他の携帯端末へ一斉に通知する(ステップS1032)。なお、図6に示す例では、クラウドサーバ20が携帯端末30Bの所有者の不在を検出対象となった携帯端末30Bにも通知しているが、クラウドサーバ20は、検出の対象となった携帯端末30Bには所有者の不在を通知しなくてもよい。
以上、図6、7を参照しながら、本開示の実施形態に係る情報処理システムの動作例について説明した。
以上、図2〜7を参照しながら、本開示の実施形態に係る情報処理システムについて説明した。続いて、本開示の一実施形態に係る変形例について説明する。
<<3.変形例>>
以下では、本開示の一実施形態の変形例を説明する。なお、以下に説明する変形例は、単独で本開示の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本開示の実施形態に適用されてもよい。また、変形例は、本開示の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本開示の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<3.1.第1の変形例>
上述の実施形態では、家50の中に1台の検出装置10が設置される例について説明したが、家50の中には、複数台の検出装置10が設置されてもよい。以下では、家50の中には、各部屋に1台または複数台の検出装置10が設置される例について説明する。例えば、検出装置10が家50の各部屋に1台ずつ設置された場合、各部屋の検出装置10からリクエストが送信される。そして、各々の検出装置10は、携帯端末30が各々のリクエストに応答した時間を比較することで、携帯端末30がどの部屋にいるか、またはどの部屋の近くにいるか等を特定することができる。なお、上述したリクエストに対する応答結果に基づき携帯端末30の所在を特定する処理は、検出装置10ではなく、クラウドサーバ20が行ってもよい。例えば、クラウドサーバ20は、携帯端末30が検出装置10からのリクエストに応答した時間に関する情報を応答結果として複数台の検出装置10から受信し、複数の応答結果を比較することで、携帯端末30の所在を特定する。そして、クラウドサーバ20は、特定した携帯端末30の所在に基づき、当該携帯端末30の所有者であるユーザ40の所在情報を、当該携帯端末30に関連付けられている他の携帯端末30へ送信してもよい。
また、複数の検出装置10が設置される場合、各々の検出装置10は、各々の検出装置10ごとにリクエストを送信する携帯端末30の担当を割り振ってもよい。例えば、検出装置10は、他の検出装置10がリクエストを送信する携帯端末30以外の携帯端末30にリクエストを送信してもよい。具体的に、まず、各々の検出装置10は、各々の検出装置10がリクエストを送信する携帯端末30を設定する。そして、検出装置10の第1の通信部120は、検出装置10の記憶部140に記憶された識別情報に対応する複数の携帯端末30の内、リクエストを送信すると設定された携帯端末30に対してリクエストを送信する。また、検出装置10の第1の通信部120は、検出装置10の記憶部140に記憶された識別情報に対応する複数の携帯端末30の内、他の検出装置10によりリクエストが送信される携帯端末30にはリクエストを送信しない。
また、複数の検出装置10は、各々の検出装置10がリクエストを送信する携帯端末30の担当を、検出装置10がリクエストを送信してから、携帯端末30がリクエストに応答するまでの時間に応じて割り振ってよい。例えば、検出装置10がリクエストを送信してから応答を受信するまでの時間が、他の検出装置10がリクエストを送信してから応答を受信するまでの時間よりも短い携帯端末30に、検出装置10がリクエストを送信するように設定する。具体的に、複数の検出装置10の第1の通信部120が携帯端末30に対してリクエストを送信し、当該携帯端末30からの応答を受信するまでの時間が一番短い検出装置10が、当該携帯端末30にリクエストを送信する担当として設定されてよい。
上述のように、複数台の検出装置10が設置されることによって、各検出装置10は、携帯端末30の検出結果に基づき、互いに各携帯端末30を検出する担当を振り分けて処理を分散させることができる。よって、検出装置10は、携帯端末30をより効率よく検出することができる。
<3.2.第2の変形例>
第1の変形例では各部屋に1台または複数台の検出装置10が設置されてもよい例について説明したが、以下では、家50の中には、携帯端末30の台数に応じた台数の検出装置10が設置されてもよい例について説明する。複数台の検出装置10が存在することにより、1台の検出装置10が検出対象とする携帯端末30の台数を減らすことができる。例えば、検出装置10は、検出対象となる携帯端末30の台数だけ設置されてよい。検出装置10と携帯端末30が同数存在することにより、ユーザ40は、検出装置10と携帯端末30を1:1で関連付け、各検出装置10が検出対象とする携帯端末30を1台に絞ることができる。
上述のように、複数台の検出装置10が設置され、1台の検出装置10が検出対象の携帯端末30の台数が減ることによって、検出装置10は、ある携帯端末30に対して再度検出処理を行うまでの周期時間を短縮することができる。よって、検出装置10は、携帯端末30をより効率よく検出することができる。
以上、本開示の実施形態に係る変形例について説明した。続いて、本開示の実施形態に係る情報処理システムの応用例について説明する。
<<4.応用例>>
以下では、本開示の実施形態に係る情報処理システムの応用例について説明する。
<4.1.第1の応用例>
以下では、本開示の実施形態に係る情報処理システムを出欠または出退勤の管理に応用する例について説明する。例えば、検出装置10が学校に設置された場合、生徒が所持する携帯端末30を検出装置10が検出することにより、教師は、生徒の出欠を管理することができる。同様に、例えば、検出装置10がオフィスに設置された場合、オフィスの管理者は、社員の出退勤を管理することができる。
<4.2.第2の応用例>
以下では、本開示の実施形態に係る情報処理システムを機材の貸出管理に応用する例について説明する。例えば、管理する機材にBluetoothチップが搭載されることで、保管場所に設置された検出装置10は、当該機材を検出することができるようになる。そして、ユーザ40は、検出装置10による当該機材の検出の有無に基づき、当該機材が貸し出されているか否かを管理することができる。
<4.3.第3の応用例>
以下では、本開示の実施形態に係る情報処理システムを人の出入りの管理に応用する例について説明する。例えば、検出装置10が駅の改札に設置された場合、駅の利用者が所持する携帯端末30を検出装置10が検出することにより、鉄道会社の管理者は、利用者の改札の出入りを管理することができる。同様に、例えば、検出装置10が商業施設の出入り口に設置された場合、商業施設の管理者は、利用者の出入りを管理することができる。
以上、本開示の実施形態に係る情報処理システムの応用例について説明した。続いて、本開示の一実施形態に係るハードウェア構成について説明する。
<<5.ハードウェア構成>>
最後に、図8を参照して、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図8は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図8に示す情報処理装置900は、例えば、図2及び図5にそれぞれ示した検出装置10又はクラウドサーバ20を実現し得る。本実施形態に係る検出装置10又はクラウドサーバ20による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するハードウェアとの協働により実現される。
図8は、情報処理装置900のハードウェア構成を示したブロック図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)903と、RAM(Random Access Memory)905を備える。また、情報処理装置900は、ストレージ装置907と、通信装置909とを備える。
CPU901は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。CPU901、ROM903及びRAM905は、例えば、図2を参照して説明した識別情報取得部132、検出制御部134及び判定部136の機能を実現し得る。また、CPU901、ROM903及びRAM905は、例えば、図5を参照して説明した制御部210の機能を実現し得る。
ストレージ装置907は、データ格納用の装置である。ストレージ装置907は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置907は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid Strage Drive)、あるいは同等の機能を有するメモリ等で構成される。このストレージ装置907は、ストレージを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。ストレージ装置907は、例えば、図2を参照して説明した記憶部140の機能を実現し得る。また、ストレージ装置907は、例えば、図5を参照して説明した記憶部220の機能を実現し得る。
通信装置909は、例えば、ネットワーク14に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。かかる通信インタフェースは、例えば、BluetoothまたはZigBee(登録商標)等の近距離無線通信インタフェースや、無線LAN(Local Area Network)、Wi−Fi、または携帯通信網(LTE、3G)等の通信インタフェースである。また、通信装置909は、有線による通信を行う有線通信装置であってもよい。通信装置909は、例えば、図2を参照して説明した第1の通信部120、及び第2の通信部150の機能を実現し得る。また、通信装置909は、例えば、図5を参照して説明した通信部200の機能を実現し得る。
以上、図8を参照しながら、情報処理装置900のハードウェア構成について説明した。
<<7.まとめ>>
以上説明したように、本開示に係る情報処理装置である検出装置10は、予め取得された識別情報に対応する携帯端末30に対して、近距離無線通信機能を用いてリクエストを送信する。リクエストの送信後、検出装置10は、リクエストに対する応答の有無、すなわち応答を受信したか否かに基づき、携帯端末30を検出したか否かを判定する。なお、リクエストの送受信及び応答の送受信は、近距離無線通信機能を用いて行われる。よって、検出装置10及び携帯端末30は、ネットワーク14の状態の影響を受けずにリクエストの送受信及び応答の送受信を行うことができる。また、リクエストは、予め取得された識別情報に対応する携帯端末30に対して送信されるので、それ以外の携帯端末30からの応答はない又は無視することができる。
また、検出装置10は、応答を受信したか否かに基づく携帯端末30の検出結果をクラウドサーバ20に送信する。なお、携帯端末30は、固定端末であり、ネットワーク14の状態が不安定な場所に移動される恐れが低い。よって、検出装置10は、ネットワーク14の状態の影響を受けずに携帯端末30の検出結果をクラウドサーバ20に送信することができる。
以上より、端末の検出処理の信頼性を向上させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及び情報処理方法を提供することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non−transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
予め取得された識別情報に対応する端末へのリクエストの送信を近距離無線通信機能により行う第1の通信部と、
前記リクエストに対する、前記識別情報に対応する前記端末からの応答の有無に基づき、前記端末を検出したか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定に基づく検出結果を他の装置へ送信する第2の通信部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記情報処理装置は、前記識別情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記第1の通信部は、前記記憶部に記憶された前記識別情報に対応する前記端末に前記リクエストを周期的に送信する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記情報処理装置は、前記識別情報を取得する識別情報取得部をさらに備え、
前記識別情報取得部は、前記識別情報を前記記憶部に記憶させる、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記識別情報取得部は、前記第1の通信部の前記近距離無線通信機能により前記情報処理装置と前記端末をペアリングすることで、前記端末の前記識別情報を取得する、前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
前記判定部は、前記リクエストを送信してから所定の時間が経過するまでに前記端末から前記リクエストに対する前記応答を受信した場合、前記端末を検出したと判定し、前記リクエストを送信してから前記所定の時間が経過するまでに前記応答を受信しなかった場合、前記端末を検出しなかった判定する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(6)
前記情報処理装置は、前記端末の検出処理を制御する検出制御部をさらに備え、
前記検出制御部は、前記検出結果に応じて、前記第1の通信部が前記リクエストを送信する周期を変更する、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記第2の通信部は、前記端末の前記検出結果に変化があったとき、前記検出結果を前記他の装置へ送信する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(8)
前記第1の通信部は、前記記憶部に記憶された前記識別情報に対応する複数の前記端末の内、他の情報処理装置により前記リクエストが送信される前記端末以外の前記端末に前記リクエストを送信する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(9)
前記第1の通信部は、前記リクエストを送信してから前記応答を受信するまでの時間が、前記他の情報処理装置が前記リクエストを送信してから前記応答を受信するまでの時間よりも短い前記端末に、前記リクエストを送信する、前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記第1の通信部は、近距離無線通信機能としてBluetooth(登録商標)を用いる、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
近距離無線通信機能を搭載した端末を検出する情報処理装置から前記端末の検出結果を受信すること、及び前記端末の所有者であるユーザの所在に関する情報を送信することを行う通信部と、
前記検出結果に基づく前記ユーザの所在に関する情報を送信する処理を制御する制御部と、
を備える、情報処理装置。
(12)
前記情報処理装置は、前記検出結果を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部は、前記端末、前記ユーザ、及び前記ユーザと関連のある他のユーザの端末を関連付けて記憶し、
前記制御部は、前記ユーザの所在に関する情報を前記ユーザと関連付けられた前記他のユーザの端末へ前記通信部に送信させる、前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、前記端末を検出する前記情報処理装置が複数の前記端末に送信したリクエストに対する、複数の前記端末からの複数の応答結果に基づき、前記ユーザの所在に関する情報を前記ユーザと関連付けられた前記他のユーザの端末へ前記通信部に送信させる、前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記記憶部は、前記端末、及び前記端末の前記検出結果を関連付けて記憶する、前記(12)に記載の情報処理装置。
(15)
予め取得された識別情報に対応する端末へのリクエストの送信を近距離無線通信機能により行うことと、
前記リクエストに対する、前記識別情報に対応する前記端末からの応答の有無に基づき、前記端末を検出したか否かを判定することと、
前記判定に基づく検出結果を他の装置へ送信することと、
を含む、プロセッサにより実行される、情報処理方法。
10 検出装置
14 ネットワーク
20 クラウドサーバ
30 携帯端末

Claims (11)

  1. 予め取得された識別情報に対応する端末へのリクエストの送信を近距離無線通信機能により行う第1の通信部と、
    前記リクエストに対する、前記識別情報に対応する前記端末からの応答の有無に基づき、前記端末を検出したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定に基づく検出結果を他の装置へ送信する第2の通信部と、
    前記端末の検出処理を制御し、且つ、前記第1の通信部が前記リクエストを送信する周期、及び、前記応答の検出期間を静的又は動的に変更する検出制御部と、
    を備え、
    前記検出制御部は、前記端末が検出された場合には、当該端末の前記検出期間を短くし、前記端末が検出されなかった場合には、当該端末の前記検出期間を長くする、
    情報処理装置。
  2. 前記検出制御部は、検出対象となる前記端末の数に応じて、前記周期を静的に変更する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、前記識別情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記第1の通信部は、前記記憶部に記憶された前記識別情報に対応する前記端末に前記リクエストを周期的に送信する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、前記識別情報を取得する識別情報取得部をさらに備え、
    前記識別情報取得部は、前記識別情報を前記記憶部に記憶させる、請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記識別情報取得部は、前記第1の通信部の前記近距離無線通信機能により前記情報処理装置と前記端末をペアリングすることで、前記端末の前記識別情報を取得する、請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定部は、前記リクエストを送信してから所定の時間が経過するまでに前記端末から前記リクエストに対する前記応答を受信した場合、前記端末を検出したと判定し、前記リクエストを送信してから前記所定の時間が経過するまでに前記応答を受信しなかった場合、前記端末を検出しなかった判定する、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の通信部は、前記端末の前記検出結果に変化があったとき、前記検出結果を前記他の装置へ送信する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の通信部は、前記記憶部に記憶された前記識別情報に対応する複数の前記端末の内、他の情報処理装置により前記リクエストが送信される前記端末以外の前記端末に前記リクエストを送信する、請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の通信部は、前記リクエストを送信してから前記応答を受信するまでの時間が、前記他の情報処理装置が前記リクエストを送信してから前記応答を受信するまでの時間よりも短い前記端末に、前記リクエストを送信する、請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1の通信部は、近距離無線通信機能としてBluetooth(登録商標)を用いる、請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 予め取得された識別情報に対応する端末へのリクエストの送信を近距離無線通信機能により行うことと、
    前記リクエストに対する、前記識別情報に対応する前記端末からの応答の有無に基づき、前記端末を検出したか否かを判定することと、
    前記判定に基づく検出結果を他の装置へ送信することと、
    前記端末の検出処理を制御し、且つ、前記リクエストを送信する周期、及び、前記応答の検出期間を静的又は動的に変更することと、
    を含む、プロセッサにより実行される、情報処理方法であって、
    前記端末が検出された場合には、当該端末の前記検出期間を短くし、前記端末が検出されなかった場合には、当該端末の前記検出期間を長くする、
    情報処理方法。
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