JP6950389B2 - 計測装置及び計測方法 - Google Patents
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Description
本実施形態では、図1(a)に示すように、計測装置としての気象観測装置20を、移動体としてのタワークレーン10の運転室15の屋根上に設置する。
そして、本実施形態では、図1(b)に示すように、風向計としての気象計28は、例えば、明星電気株式会社製のPOTEKA(登録商標)を用いる。
図1(a)に示すように、気象観測装置20をタワークレーン10上に設置する。このタワークレーン10は、マスト11、このマスト11の上に取り付けた昇降装置13、旋回フレーム14及び運転室15を備える。旋回フレーム14及び運転室15がタワークレーン10の旋回部として機能する。運転室15は、箱形形状をしている。そして、気象観測装置20を、この運転室15の屋根の上に設置する。なお、この気象観測装置20は、任意の位置に設置されており、本実施形態では、旋回フレーム14の回転中心から、ずれた位置に配置されている。
図2に示すように、基台21は、筐体30、駆動筒31、ギア32、減速部33、駆動モータ35及びモータドライバ38を備えている。筐体30は、非磁性材料で構成され、駆動筒31、ギア32、減速部33、駆動モータ35及びモータドライバ38を内蔵している。
図3に示す操作部44は、制御部46の起動制御を入力するために用いる。
磁方位センサ45は、第2方位(本実施形態では「北」)を検出する。
制御部46は、風向を計測する場合の風向計281の設置条件に関する情報を記憶している。本実施形態では、この設置条件には、風向計281を設置する第1方位(基準方位)に関する情報が含まれる。本実施形態では、この第1方位として、第2方位と同じ「北」を用いる。この第1方位は、磁方位センサ45が検出する第2方位に基づいて特定される。
図3に示すように、気象観測装置20の磁方位センサ45は、第2方位(北の方位)を検出し、制御部46に供給する。
一方、現在方位が不感帯外となったと判定した場合(ステップS1において「NO」の場合)、制御部46は、現在方位が不感帯内となるように旋回指示処理を実行する(ステップS2)。具体的には、制御部46は、不感帯まで最小角度で回転する方向での旋回指示を、モータドライバ38を介して駆動モータ35に供給する。例えば、不感帯までの角度が10度と350度の場合には、最小角度として10度で回転する方向での旋回指示を供給する。そして、駆動モータ35は、指示された方向に回転軸を回転させる。この回転軸の回転力は、減速部33、ギア32及び駆動筒31を介して回転テーブル22を回転させ、回転テーブル22に立設されたポール23を介して気象計28を旋回させる。
(1)本実施形態では、気象観測装置20の制御部46は、現在方位が不感帯外であると判定した場合、現在方位が不感帯内に含まれるように、回転テーブル22を回動させる。これにより、旋回するタワークレーン10上に気象計28を設置した場合にも、気象計28の風向計281の設置条件を満足するように維持するので、風向を的確に計測することができる。また、制御部46は、風向計281の方位を調整するので、効率的に設置を行なうことができる。
(2)本実施形態では、第1方位に、不感帯(方位範囲)を設定する。第1方位に幅を持たせることにより、回転テーブル22の回動制御においてチャタリングの発生を抑制することができる。
また、気象計28における計測間隔に対して、タワークレーン10の旋回速度は緩やかである。このため、タワークレーン10の旋回に対して、気象計28は、ほぼ一定方向(常に北)を向いた状態で風向を計測することができる。
・上記実施形態において、制御部46は、第1方位の方位範囲として、16方位において北に属する範囲を設定した。第1方位の方位範囲は、これに限定されず、例えば32方位において北に属する範囲を設定してもよい。また、更に細かい範囲を設定してもよい。
Claims (5)
- 第1方位に向けて設定されて風向を計測する風向計を備え、移動体に回転可能に設けられた計測装置であって、
前記風向計を旋回させる回動部と、
第2方位を検出する方位センサと、
前記移動体の移動時に、前記第2方位に基づいて前記風向計の向きを継続的に算出し、前記風向計の向きが前記第1方位を示す方位範囲外であることを検出した場合、前記風向計の向きが前記第1方位の方位範囲内に保持して風向を計測するように、前記回動部を駆動する制御部とを備えたことを特徴とする計測装置。 - 前記制御部は、前記風向計の向きが前記方位範囲外の場合、前記風向計が前記方位範囲まで最小角度で旋回するように、前記回動部を駆動することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
- 前記方位センサには、磁方位センサを用い、
非磁性体により構成され、前記磁方位センサを取り付けた支持部により、前記回動部と前記風向計とを連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載の計測装置。 - 前記移動体は、タワークレーンの旋回部であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の計測装置。
- 第1方位に向けて設定されて風向を計測する風向計を備え、移動体に回転可能に設けられた計測装置の計測方法であって、
前記移動体の移動時に、方位センサが検出する第2方位に基づいて前記風向計の向きを継続的に算出し、前記風向計の向きが前記第1方位を示す方位範囲外であることを検出した場合、前記風向計の向きが前記第1方位の方位範囲内に保持して風向を計測するように、前記風向計を回動させて、風向を計測することを特徴とする計測方法。
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JP2017175811A JP6950389B2 (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 計測装置及び計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017175811A JP6950389B2 (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 計測装置及び計測方法 |
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Family Applications (1)
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JP2017175811A Active JP6950389B2 (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 計測装置及び計測方法 |
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