JP6949678B2 - 行程危険度判定装置、方法およびプログラム - Google Patents

行程危険度判定装置、方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、主に安全な登山を支援する、行程危険度判定装置、方法およびプログラムに関する。
登山の際には、登山届(登山計画書とも言う)を提出することが推奨されている。登山届は、遭難事故等が発生したときに、効率的な捜索活動を行うための情報として使用される。
また、特許文献1から特許文献3には、登山者の下山の有無や行動履歴の確認を容易にする方法が記載されている。
特許文献1に記載の方法では、特定の人物が撮影されている動画を抽出する。そして、抽出された動画を確認することによって、特定の人物の行動履歴や下山の有無を確認することができる。
また、特許文献2に記載の方法では、登山者が登山計画データを管理サーバに登録する。また、登山者が携帯通信装置のカメラで登山道の途中にある二次元バーコードを読み取ると、携帯通信装置が二次元バーコードの示す位置情報を管理サーバに送信する。そして、下山した際には、登山者は、携帯通信装置を使用して、管理サーバへ下山届を送信する。このように、登山者の登山届、下山届、行動履歴を管理サーバに蓄積するため、遭難事故等が発生した際に、容易に登山者の行動履歴等を確認することが可能になる。
また、特許文献3に記載の方法は、登山届共有サーバが登山届を共有し、また、下山届を受け付ける。そのため、遭難事故等が発生した際に、容易に登山届や下山届を検索することが可能になる。
特開2009−088687号公報 特開2012−182685号公報 特許第5888759号公報
このように、一般的な登山届や特許文献1から特許文献3に記載の方法のいずれも、捜索活動のための情報提供手段としては有効である。しかし、これらの方法のいずれについても、事故を未然に予防する効果は期待できない。
本発明の目的は、登山者の安全な登山を支援することを可能にする、行程危険度判定装置、方法およびプログラムを提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の行程危険度判定装置は、撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する顔画像抽出部と、監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する危険度判定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の行程危険度判定方法は、撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出し、監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力することを特徴とする。
また、本発明の行程危険度判定プログラムは、コンピュータに、撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する顔画像抽出機能と、監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する危険度判定機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明の行程危険度判定装置、方法およびプログラムにより、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
本発明の第一の実施形態の行程危険度判定装置の構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態の行程危険度判定装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の行程危険度判定装置の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の行程危険度判定装置の構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の行程危険度判定装置の危険度の出力例を示す図である。 本発明の第三および第四の実施形態の行程危険度判定装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の行程危険度判定装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の行程危険度判定装置の動作例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の行程危険度判定装置の構成例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の行程危険度判定装置の動作例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の行動実績の例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の行動実績の例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の行程危険度判定装置の構成例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の行程危険度判定装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態について説明する。
図1に本実施形態の行程危険度判定装置10の構成例を示す。本実施形態の行程危険度判定装置10は、顔画像抽出部11、危険度判定部12および予定情報記憶部14により構成される。
顔画像抽出部11は、撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する部分である。予定情報記憶部14は、監視対象者の通過予定位置および通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と監視対象者の顔画像とを対応付けて記憶する部分である。危険度判定部12は、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて判定した被写人物の危険度を出力する部分である。
このように行程危険度判定装置10を構成することによって、行程危険度判定装置10は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて判定した被写人物の危険度を出力する。これにより、山岳パトロール員等が、被写人物(登山者等)の危険度を確認し、危険度が高い場合にその被写人物へ声掛けを行う等の対応を行うことが可能になる。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
次に、図2に本実施形態の行程危険度判定装置10の動作の例を示す。
顔画像抽出部11は、撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する(ステップS101)。危険度判定部12は、被写人物と同一人物の顔画像が予定情報記憶部14に記憶されているとき(ステップS102でYES)、撮影位置、撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて判定した被写人物の危険度を出力する(ステップS103、ステップS104)。
このように動作することによって、行程危険度判定装置10は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて判定した被写人物の危険度を出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、行程危険度判定装置10は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて判定した被写人物の危険度を出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態の行程危険度判定装置20のより具体的な例について説明する。
まず、図3に本実施形態の行程危険度判定システムの構成例を示す。本実施形態の行程危険度判定システムは、行程危険度判定装置20および管理装置80により構成される。本実施形態の場合、行程危険度判定装置20は、山岳パトロール員が携帯する装置や、登山道の途中に設置される装置である。行程危険度判定装置20は、専用の装置であっても、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラなどであっても良い。また、管理装置80は、管理センターなどに設置される装置である。一台の管理装置80に対して、一台以上の行程危険度判定装置20が接続することが可能である。
次に、図3を用いて、本実施形態の行程危険度判定装置20の構成例について説明する。本実施形態の行程危険度判定装置20は、顔画像抽出部11、危険度判定部12、出力部13、予定情報記憶部14、カメラ25、位置情報取得部26および通信部27により構成される。
カメラ25および位置情報取得部26は、行程危険度判定装置20の外部にあっても良い。たとえば、図4のように、カメラ25、位置情報取得部26、通信部71および出力部72を備える通信端末70を行程危険度判定装置30に有線/無線により接続することで行程危険度判定装置20の構成を実現しても良い。
なお、図4のシステム構成の場合、(1)行程危険度判定装置30と通信端末70を山岳パトロール員が携帯する場合と、(2)通信端末70のみを山岳パトロール員が携帯する場合の二つの方法が考えられる。(2)の場合には、システム内の行程危険度判定装置30を一台とすることや、行程危険度判定装置30と管理装置80を一台の装置で構成することが可能である。
しかし、(2)の場合、通信端末70と行程危険度判定装置30との間の通信が不安定な場合に、行程危険度判定装置30の危険度判定機能を山岳パトロール員に提供することが困難になる。そのため、管理装置80と行程危険度判定装置30との間の通信が不安定であっても行程危険度判定装置30の機能を山岳パトロール員に提供できる、(1)の方法が望ましい。
カメラ25は、撮影画像を撮影する部分である。撮影画像は、動画であっても静止画であっても良い。また、カメラ25は、撮影画像の撮影時刻情報を撮影時に取得するものとする。
位置情報取得部26は、撮影画像の撮影位置、つまり、撮影画像を撮影した時点のカメラ25の位置情報を取得する部分である。カメラ25が行程危険度判定装置20の内部にある場合には、位置情報取得部26は、カメラ25の位置情報の代わりに、行程危険度判定装置20の位置情報を取得しても良い。また、カメラ25が行程危険度判定装置20の外部にあってもカメラ25と行程危険度判定装置20との間の距離が短い場合にも、位置情報取得部26は、カメラ25の位置情報の代わりに行程危険度判定装置20の位置情報を取得しても良い。
予定情報記憶部14は、監視対象者の通過予定位置および通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と監視対象者の顔画像とを対応付けて記憶する部分である。
通信部27は、管理装置80や他の行程危険度判定装置20と通信を行う部分である。本実施形態では、登山者が自身の予定情報および顔画像を管理装置80に登録し、通信部27が管理装置80から顔画像および顔画像に対応する予定情報を受信して予定情報記憶部14に記憶させるものとする。
顔画像抽出部11は、カメラ25が撮影した撮影画像から、撮影画像に撮影されている被写人物の顔画像を抽出する部分である。
危険度判定部12は、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて判定した被写人物の危険度を出力する部分である。
たとえば、危険度判定部12は、撮影位置以降の行程の通過予定位置に対応する通過予定時刻(計画時刻)より撮影時刻(実績時刻)が所定の時間以上遅れているときに、危険度を高く判定する。また、撮影位置以前の行程の通過予定位置に対応する通過予定時刻(計画時刻)より撮影時刻(実績時刻)が所定の時間以上早い場合についても、途中で計画を変更している可能性がある。そのため、危険度を、実績時刻が遅れている場合よりは低いが、出力部13が注意喚起表示を行う程度の値とする。
危険度判定部12は、さらに、最新の登山道状況や天候といった現地情報や天気予報等を、行程危険度判定装置20への操作入力や、通信部27経由で管理装置80や他の行程危険度判定装置20から入手し、危険度を判定しても良い。
出力部13は、危険度判定部12が判定した危険度を出力する部分である。たとえば、出力部13は、行程危険度判定装置20の表示画面に危険度を出力する。あるいは、危険度が所定の条件に合致するとき、警告表示や注意喚起表示を行程危険度判定装置20の表示画面に出力する。
図5に危険度の出力例を示す。この例の場合、行程危険度判定装置20の表示画面に撮影画像が表示され、顔画像抽出部11によって抽出された顔画像に被写人物の危険度が表示されている。そして、危険度が所定の値を超過している被写人物に対して、危険であることの警告表示が表示されている。
また、危険度判定部12や出力部13は、予定情報記憶部14に、顔画像に対応する連絡先(メールアドレスなど)が記憶されている場合には、危険度が所定の値を超えているとき、被写人物と同一人物の顔画像に対応する連絡先へ危険度が高い旨の通知を行っても良い。
このように行程危険度判定装置20を構成することによって、行程危険度判定装置20は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。これにより、山岳パトロール員等が、被写人物(登山者等)の危険度を確認し、危険度が高い場合にその被写人物へ声掛けを行う等の対応を行うことが可能になる。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
次に、図2を用いて本実施形態の行程危険度判定装置20の動作例について説明する。
まず、登山開始前に、登山者は、スマートフォン等の通信装置を使用して、自身の顔画像および登山の予定情報を含む登山届をインターネット経由で管理装置80に登録する。登山口に登山届提出用の通信装置を設置し、登山者がその通信装置を利用して登山届を管理装置80に登録できるようにしても良い。
行程危険度判定装置20は、管理装置80に登録されている登山届を通信部27経由で受信して予定情報記憶部14に記憶させる。また、行程危険度判定装置20は、管理装置80から、登山道地図、地形図、天気予報等の情報を取得して予定情報記憶部14へ記憶させても良い。
ここで、あらかじめ登山届(顔画像と予定情報)を管理装置80に登録した登山者が、山岳パトロール員が携帯している行程危険度判定装置20のカメラ25によって撮影されたとする。
このとき、行程危険度判定装置20の顔画像抽出部11は、撮影画像から被写人物(登山者)の顔画像を抽出する(ステップS101)。ここで、予定情報記憶部14には被写人物と同一人物の顔画像が記憶されている(ステップS102でYES)。そのため、危険度判定部12は、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定する(ステップS103)。
そして、出力部13は危険度を出力する(ステップS104)。たとえば、出力部13は、実績時刻と計画時刻の差が大きく、危険度が所定の値を超えている場合に、警告表示を行う。これにより、山岳パトロール員が、被写人物の危険度が高いことを把握し、被写人物へ声掛け等の対応を行う。また、出力部13は、危険度が所定の値以下の場合には、警告表示を行わない。そのため、山岳パトロール員は、警告表示がされなかった登山者に対しては特に声掛け等の対応を行わず、安全を見守る。
このように動作することによって、行程危険度判定装置20は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、行程危険度判定装置20は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。本実施形態では、予定情報を更新可能とする形態について説明する。
図6に本実施形態の行程危険度判定装置40の構成例を示す。本実施形態の行程危険度判定装置40は、第二の実施形態の行程危険度判定装置20(図3)に対して、入力部48を追加した形態である。
入力部48は、行程危険度判定装置40の操作者による操作入力を受け付ける部分である。本実施形態では、入力部48は、予定情報記憶部14に記憶されている予定情報の更新機能を備えるものとする。
また、入力部48は、登山道の状況や現地の天候といった現地情報の入力を受け付ける機能を備えていても良い。この場合、入力部48は、受け付けた現地情報を予定情報記憶部14に記憶させる。また、危険度判定部12は、現地情報にさらに基づいて危険度を判定する。
また、入力部48は、新規登山届の入力機能を備えていても良い。この場合、入力部48は、操作者の操作によって、カメラ25に監視対象者の新規顔画像を撮影させ、新規の予定情報の入力を受け付け、予定情報記憶部14に新規顔画像と新規予定情報とを記憶させる。
また、本実施形態の通信部27は、登山届(予定情報および顔画像)を管理装置80や他の行程危険度判定装置40と送受信する機能を備える。そして、通信部27は、予定情報記憶部14の予定情報を最新に更新する。通信部27は、登山届に加えて、入力部48に入力された現地情報を他の行程危険度判定装置40や管理装置80と送受信することも可能である。
このようにすることで、ある一つの行程危険度判定装置40が予定情報等を更新した場合に、近くの他の行程危険度判定装置40を経由して情報をリレー伝送し、管理装置80や他の行程危険度判定装置40との間の情報を最新に保つことが可能になる。
顔画像抽出部11、出力部13、カメラ25、位置情報取得部26については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
このように行程危険度判定装置40を構成することによって、行程危険度判定装置40は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。これにより、山岳パトロール員等が、被写人物(登山者等)の危険度を確認し、危険度が高い場合にその被写人物へ声掛けを行う等の対応を行うことが可能になる。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、予定情報記憶部14に記憶されている予定情報の更新機能を備え、また、予定情報を他の行程危険度判定装置40と送受信する。そのため、他の行程危険度判定装置40に入力された予定情報を受信して、最新の予定情報に基づいて危険度を判定することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、他の行程危険度判定装置40と情報を送受信する。そのため、直接管理装置80と通信できない行程危険度判定装置40でも、他の行程危険度判定装置40を経由して情報を最新に保つことが可能になる。
次に、図7を用いて本実施形態の行程危険度判定装置40の動作例について説明する。
本実施形態では、登山口に行程危険度判定装置40−1が設置され、二人の山岳パトロール員がそれぞれ行程危険度判定装置40−2、行程危険度判定装置40−3を携帯しているものとする。また、行程危険度判定装置40−1は管理装置80および行程危険度判定装置40−2と通信可能であるとする。また、行程危険度判定装置40−2は行程危険度判定装置40−1および行程危険度判定装置40−3と通信可能であるとする。
まず、登山開始前に、登山者は、スマートフォン等の通信装置を使用して、自身の顔画像および登山の予定情報を含む登山届をインターネット経由で管理装置80に登録する(図7のステップS201)。あるいは、登山者が登山口に設置された行程危険度判定装置40−1を操作して、登山届を行程危険度判定装置40−1に登録しても良い。この場合、行程危険度判定装置40−1は、通信部27経由で、登山届を管理装置80に記憶させる。
管理装置80は、登録された登山届を登山口に設置された行程危険度判定装置40−1へ配布する(ステップS202)。登山口に設置された行程危険度判定装置40−1は、登山届を自装置の予定情報記憶部14に記憶させる。
行程危険度判定装置40−1は、さらに、自装置が通信可能な行程危険度判定装置40(本実施形態の場合、行程危険度判定装置40−2)へ登山届を伝送する(ステップS203)。行程危険度判定装置40−2は、登山届を自装置の予定情報記憶部14に記憶させる。
また、行程危険度判定装置40−2は、さらに、自装置が通信可能な行程危険度判定装置40(本実施形態の場合、行程危険度判定装置40−3)へ登山届を伝送する(ステップS204)。行程危険度判定装置40−3は、登山届を自装置の予定情報記憶部14に記憶させる。
このように、管理装置80と直接通信できない行程危険度判定装置40(40−2、40−3)に関しては、行程危険度判定装置40の間で登山届をリレー伝送することで、登山届を送受信する。
また、このとき、登山届と同様にして、管理装置80から登山道地図、地形図、天気予報等の情報を各々の行程危険度判定装置40へ伝送することも可能である。
山岳パトロール員は、適時、自身がいる場所の天候や登山道の状況などの現地情報を入力部48から行程危険度判定装置40(40−2または40−3)へ入力する。このとき、行程危険度判定装置40は、位置情報取得部26から取得した行程危険度判定装置40の位置情報とともに、入力された現地情報を予定情報記憶部14に記憶させる。また、入力された現地情報を通信部27経由で他の行程危険度判定装置40や管理装置80と送受信する(ステップS206)。
そして、行程危険度判定装置40は、危険度判定を行う。危険度判定については、第二の実施形態(図2)と同様のため、説明を省略する。
山岳パトロール員は、危険度が高い旨の警告表示を確認したとき、被写人物に声掛け等を行う。そして、登山計画を見直した場合には、山岳パトロール員は、新たな予定情報を入力部48へ入力する。新たな予定情報を受け付けた入力部48は、新たな予定情報を予定情報記憶部14に記憶させる。また、ステップS206と同様に、新たな予定情報を行程危険度判定装置40の間で送受信する。そして、行程危険度判定装置40の危険度判定部12は、新たな予定情報に基づいて、危険度判定を行う。
このように動作することによって、行程危険度判定装置40は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、行程危険度判定装置40は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、予定情報記憶部14に記憶されている予定情報の更新機能を備え、また、予定情報を他の行程危険度判定装置40と送受信する。そのため、他の行程危険度判定装置40に入力された予定情報を受信して、最新の予定情報に基づいて危険度を判定することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、他の行程危険度判定装置40と情報を送受信する。そのため、直接管理装置80と通信できない行程危険度判定装置40でも、他の行程危険度判定装置40を経由して情報を最新に保つことが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。本実施形態では、被写人物と同一人物の顔画像あるいは/および予定情報が危険度判定部12に記憶されていない場合について説明する。
まず、図6を用いて、本実施形態の行程危険度判定装置40の構成例について説明する。本実施形態の行程危険度判定装置40の構成例は、第三の実施形態の行程危険度判定装置40の構成例と同様である。
本実施形態の危険度判定部12は、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されていない、あるいは、顔画像が記憶されていても顔画像に対応する予定情報が記憶されていない場合に、危険度が高い(たとえば要注意)と判定する。危険度が高いと判定することで、危険度が高い可能性がある旨を出力部13が出力するため、山岳パトロール員に注意喚起を行うことができる。
また、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されていない場合には、危険度判定部12は、被写人物の顔画像を予定情報記憶部14に記憶させる。そして、入力部48は、被写人物の予定情報の入力を受け付けたとき、被写人物の顔画像に対応する予定情報を予定情報記憶部14に記憶させる。
このようにすることで、被写人物の危険度が高い可能性がある旨を出力部13が出力するため、山岳パトロール員がその旨を把握することが可能になる。そして、山岳パトロール員が被写人物の今後の予定をヒヤリングして、被写人物の顔画像に対応する予定情報を行程危険度判定装置40に登録することが可能になる。
また、通信部27は、顔画像と予定情報を他の行程危険度判定装置40と送受信する。これにより、各々の行程危険度判定装置40の予定情報記憶部14が記憶する顔画像および予定情報を最新に保つことが可能になる。
その他の部分については、第三の実施形態と同様のため、説明を省略する。
このように行程危険度判定装置40を構成することによって、行程危険度判定装置40は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。これにより、山岳パトロール員等が、被写人物(登山者等)の危険度を確認し、危険度が高い場合にその被写人物へ声掛けを行う等の対応を行うことが可能になる。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されていない、あるいは、顔画像が記憶されていても顔画像に対応する予定情報が記憶されていない場合に、危険度が高いと判定する。また、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されていない場合には、被写人物の顔画像を予定情報記憶部14に記憶させる。また、被写人物の予定情報の入力を受け付けたとき、被写人物の顔画像に対応する予定情報を予定情報記憶部14に記憶させる。そのため、山岳パトロール員が、被写人物の顔画像に対応する予定情報を行程危険度判定装置40に登録することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、顔画像と予定情報を他の行程危険度判定装置40と送受信する。これにより、各々の行程危険度判定装置40の予定情報記憶部14が記憶する顔画像および予定情報を最新に保つことが可能になる。
次に、図8に本実施形態の行程危険度判定装置40の動作例を示す。この動作例は、図2のステップS102とステップS103の間に行程危険度判定装置40が行う動作の例である。
まず、顔画像抽出部11は、撮影画像で撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する(図2のステップS101)。次に、危険度判定部12は、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているか確認する。
予定情報記憶部14に被写画像と同一人物の顔画像が記憶されているとき(ステップS102でYES)、危険度判定部12は、さらに、被写画像と同一人物の顔画像に対応する予定情報が予定情報記憶部14に記憶されているか確認する。
そして、被写画像と同一人物の顔画像に対応する予定情報が予定情報記憶部14に記憶されているとき(図8のステップS301でYES)、危険度判定部12は、被写人物の危険度を判定する(図2のステップS103)。
被写画像と同一人物の顔画像に対応する予定情報が予定情報記憶部14に記憶されていないとき(図8のステップS301でNO)、危険度判定部12は危険度高と判定する(ステップS302)。
被写人物と同一人物の顔画像が予定情報記憶部14に記憶されていないときは(図2のステップS102でNO)、危険度判定部12は危険度高と判定し(図8のステップS303)、被写人物の顔画像を予定情報記憶部14に記憶させる(ステップS304)。
そして、出力部13は危険度を出力する(図2のステップS104)。
山岳パトロール員は、行程危険度判定装置40の表示を確認して、高危険度の被写人物に声掛け等を行い、今後の予定をヒヤリングする。そして、入力部48を介して、新たな予定情報を行程危険度判定装置40へ入力する。行程危険度判定装置40は、被写人物に対応する予定情報を予定情報記憶部14へ記憶させ、また、他の行程危険度判定装置40と予定情報を送受信する(図7のステップS205、ステップS206)。
このように動作することによって、行程危険度判定装置40は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、行程危険度判定装置40は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されていない、あるいは、顔画像が記憶されていても顔画像に対応する予定情報が記憶されていない場合に、危険度が高いと判定する。また、予定情報記憶部14に被写人物と同一人物の顔画像が記憶されていない場合には、被写人物の顔画像を予定情報記憶部14に記憶させる。また、被写人物の予定情報の入力を受け付けたとき、被写人物の顔画像に対応する予定情報を予定情報記憶部14に記憶させる。そのため、山岳パトロール員が、被写人物の顔画像に対応する予定情報を行程危険度判定装置40に登録することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置40は、顔画像と予定情報を他の行程危険度判定装置40と送受信する。これにより、各々の行程危険度判定装置40の予定情報記憶部14が記憶する顔画像および予定情報を最新に保つことが可能になる。
[第五の実施形態]
次に、本発明の第五の実施の形態について説明する。本実施形態では、さらに、監視対象者の行動実績を蓄積する形態について説明する。
第二から第四の実施形態では、被写人物の危険度を判定して出力する形態について説明した。これに対して、さらに、被写人物の行動実績を蓄積できると、山岳パトロール員がより適切なアドバイスをしたり、事故の発生時に行動実績を参照することで迅速な捜索活動を行ったりすることが可能になる。
まず、図9に本実施形態の行程危険度判定装置50の構成例を示す。本実施形態の行程危険度判定装置50は、第四の実施形態の行程危険度判定装置40(図6)に行動実績記憶部59を追加した構成である。
行動実績記憶部59は、被写人物の行動実績を記憶する部分である。行動実績は、被写人物の撮影位置と撮影時刻の情報である。行動実績記憶部59は、さらに、危険度判定部12が判定した危険度、被写人物を撮影した行程危険度判定装置50(あるいはカメラ25)の識別情報、予定情報等を記憶しても良い。
危険度判定部12は、さらに、被写人物の撮影位置と撮影時刻の情報を、被写人物と同一人物の顔画像、あるいは、被写人物と同一人物の顔画像の識別情報と対応付けて、行動実績記憶部59へ記憶させる。また、通信部27は、さらに、行動実績記憶部59に記憶された行動実績を他の行程危険度判定装置40と送受信する。
その他の部分については第四の実施形態と同様のため、説明を省略する。
このように行程危険度判定装置50を構成することによって、行程危険度判定装置50は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。これにより、山岳パトロール員等が、被写人物(登山者等)の危険度を確認し、危険度が高い場合にその被写人物へ声掛けを行う等の対応を行うことが可能になる。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置50は、被写人物の撮影位置と撮影時刻を含む行動実績を記憶する。そのため、事故等が発生した際に、行動実績を参照することで、捜索活動を効率的に行うことが可能になる。また、被写人物が自ら位置情報を発信することなく、行動実績を記憶することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置50は、行動実績を他の行程危険度判定装置50と送受信する。そのため、各々の行程危険度判定装置50が記憶する行動実績を最新に保つことが可能になる。また、各々の行程危険度判定装置50が記憶する行動実績を他の行程危険度判定装置50と送受信するため、行程危険度判定装置50が通信不能な場所にいても、通信可能な場所に移動した時点で他の行程危険度判定装置50と情報を送受信することが可能になる。
次に、図10に、本実施形態の行程危険度判定装置50の動作例を示す。本実施形態の行程危険度判定装置50は、第四の実施形態の動作(図8)に加えて、図10の動作を行う。図8の動作については、第四の実施形態と同様のため、説明を省略する。
顔画像抽出部11は、撮影画像から被写人物の顔画像を抽出する(ステップS401)。次に、危険度判定部12は、被写人物と同一人物の行動実績が行動実績記憶部59に記憶されているとき(ステップS402でYES)、撮影時刻と撮影位置を行動実績記憶部59に記憶させて行動実績を更新する(ステップS403)。被写人物と同一人物の行動実績が行動実績記憶部59に記憶されていないときは(ステップS402でNO)、新規に、被写人物の行動実績を行動実績記憶部59に記憶させる(ステップS404)。そして、通信部27は行動実績を他の行程危険度判定装置50と送受信する(ステップS405)。
次に、図11および図12に、行動実績の例を示す。図11は、あらかじめ顔画像と予定情報を含む登山届を提出した登山者の行動実績の例である。図12は、登山届を提出していない登山者の行動実績の例である。
まず、図11について説明する。
登山者1は、登山開始前に管理装置80に自身の顔画像および予定情報を含む登山届を登録する(図7のステップS201)。管理装置80と各々の行程危険度判定装置50は登山届を送受信する(ステップS202〜ステップS204)。
登山者1が登山口1から登山を開始すると、登山口1に設置されている行程危険度判定装置50−1が登山者1を撮影する(5:50)。行程危険度判定装置50−1は、撮影画像から登山者1の顔画像を抽出する(図2のステップS101、図10のステップS401)。行程危険度判定装置50−1は、抽出した顔画像と同一人物の顔画像および予定情報が予定情報記憶部14に記憶されているため(図2のステップS102でYES、図8のステップS301でYES)、登山者1の危険度を判定する(図2のステップS103)。このとき、登山口1の通過予定時刻は6:00であり、撮影時刻との差分が小さいため、行程危険度判定装置50−1は、登山者1の危険度を低と判定する。
また、このとき、行動実績記憶部59に登山者1の行動実績が記憶されていない(図10のステップS402でNO)。そのため、行程危険度判定装置50−1は、登山者1の行動実績として、図11の撮影時刻5:50の行の情報を行動実績記憶部59に記憶させる(ステップS404)。また、行程危険度判定装置50−1は他の行程危険度判定装置50と行動実績を送受信する(ステップS405)。
次に、山岳パトロール員が携帯する行程危険度判定装置50−2が登山者1を撮影すると(9:30)、同様に、行程危険度判定装置50−2は登山者1の危険度を低と判定する。また、行程危険度判定装置50−2は、行動実績記憶部59に登山者1の行動実績が記憶されているため(図10のステップS402でYES)、登山者1の行動実績に図11の撮影時刻9:30の行の情報を追加する(ステップS403)。そして、行程危険度判定装置50−2は他の行程危険度判定装置50と行動実績を送受信する(ステップS405)。
同様に、行程危険度判定装置50−3、行程危険度判定装置50−4が登山者1を撮影すると、登山者1の行動実績が追加される(撮影時刻11:05、15:30)。
次に、図12について説明する。
登山者2が、登山届を提出せずに登山口1から登山を開始すると、登山口1に設置されている行程危険度判定装置50−1が登山者2を撮影する(8:50)。行程危険度判定装置50−1は、撮影画像から登山者1の顔画像を抽出する(図2のステップS101、図10のステップS401)。行程危険度判定装置50−1は、抽出した顔画像と同一人物の顔画像および予定情報が予定情報記憶部14に記憶されていないため(図2のステップS102でNO)、登山者1の危険度を高(ここでは「要注意」)と判定する(図8のステップS303)。また、登山者2の顔画像を予定情報記憶部14に記憶させる(ステップS304)。
また、このとき、行動実績記憶部59には登山者2の行動実績が記憶されていない(図10のステップS402でNO)。そのため、行程危険度判定装置50−1は、登山者2の行動実績を新規に作成し、図12の撮影時刻8:50の行の情報を行動実績記憶部59に記憶させる(ステップS404)。また、行程危険度判定装置50−1は他の行程危険度判定装置50と行動実績を送受信する(ステップS405)。
次に、山岳パトロール員が携帯する行程危険度判定装置50−2が登山者2を撮影する(11:20)。このとき、予定情報記憶部14に登山者2の顔画像が記憶されているが(図2のステップS102でYES)、予定情報は記憶されていない(図8のステップS301でNO)。そのため、行程危険度判定装置50−2は登山者2の危険度を「要注意」と判定する(ステップS302)。山岳パトロール員は、行程危険度判定装置50−2の表示を確認して、登山者2に声掛けをする。その結果、山頂2を目指しているとの回答があり、道を間違っていることが判明したため、山岳パトロール員が登山者2へ適切な指導を行う。そして、山岳パトロール員が登山者2の予定情報を行程危険度判定装置50−2に登録する。行程危険度判定装置50−2は登山者2の顔画像に対応する予定情報を予定情報記憶部14に登録し、また、他の行程危険度判定装置50と送受信する(図7のステップS205、ステップS206)。
また、行程危険度判定装置50−2は、行動実績記憶部59に登山者2の行動実績が記憶されているため(図10のステップS402でYES)、登山者2の行動実績に図12の撮影時刻11:20の行の情報を追加する(ステップS403)。そして、行程危険度判定装置50−2は他の行程危険度判定装置50と行動実績を送受信する(ステップS405)。
次に、山岳パトロール員が携帯する行程危険度判定装置50−3が登山者2を撮影すると(15:00)、行程危険度判定装置50−3は、計画との差が大きくなっていることや山頂2の天候の悪化等の情報により、登山者2の危険度を「要警告」と判定する。山岳パトロール員は、行程危険度判定装置50−3の表示を確認して、登山者2に登山を中止するよう勧告し、行程危険度判定装置50−3を操作して登山者2の予定情報を更新する。そして、行程危険度判定装置50−3は新たな予定情報を予定情報記憶部14に登録し、また、他の行程危険度判定装置50と送受信する(図7のステップS205、ステップS206)。
また、行程危険度判定装置50−3は、登山者2の行動実績に図12の撮影時刻15:00の行の情報を追加し、他の行程危険度判定装置50と行動実績を送受信する。
そして、登山口1に設置された行程危険度判定装置50−1が登山者2を撮影すると(17:30)、行程危険度判定装置50−1は、無事下山したため、登山者2の危険度を低と判定する。また、登山者2の行動実績に図12の撮影時刻17:30の行の情報を追加し、他の行程危険度判定装置50と行動実績を送受信する。
このように動作することによって、行程危険度判定装置50は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第五の実施形態では、行程危険度判定装置50は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置50は、被写人物の撮影位置と撮影時刻を含む行動実績を記憶する。そのため、事故等が発生した際に、行動実績を参照することで、捜索活動を効率的に行うことが可能になる。また、被写人物が自ら位置情報を発信することなく、行動実績を記憶することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置50は、行動実績を他の行程危険度判定装置50と送受信する。そのため、各々の行程危険度判定装置50が記憶する行動実績を最新に保つことが可能になる。また、各々の行程危険度判定装置50が記憶する行動実績を他の行程危険度判定装置50と送受信するため、行程危険度判定装置50が通信不能な場所にいても、通信可能な場所に移動した時点で他の行程危険度判定装置50と情報を送受信することが可能になる。
[第六の実施形態]
次に、本発明の第六の実施の形態について説明する。本実施形態では、登山計画の危険度を判定する形態について説明する。
まず、図13に本実施形態の行程危険度判定装置60の構成例を示す。行程危険度判定装置60の構成例は、第二の実施形態の行程危険度判定装置20に計画危険度判定部62を追加した構成である。なお、第三および第四の実施形態の行程危険度判定装置40(図6)や第五の実施形態の行程危険度判定装置50(図9)に計画危険度判定部62を追加しても良い。
計画危険度判定部62は、予定情報記憶部14に記憶されている予定情報(計画)の危険度(計画危険度)を判定する部分である。計画危険度判定部62は、コース平均タイムに対する計画の差異、予定の登山コースに対する装備の充足度、現在の登山道の状況、天気予報等の情報に基づいて、計画危険度を判定する。
また、計画危険度判定部62は、計画危険度が高いとき、予定情報に対応する連絡先が予定情報記憶部14に記憶されていれば、その連絡先に通知する。また、危険度判定部12は、顔画像抽出部11が被写人物の顔画像を抽出した際に、被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報の計画危険度を出力し、計画危険度が高い場合に、出力部13がその旨の警告を出力する。
なお、各々の行程危険度判定装置60が計画危険度を判定するのではなく、システム内で一台の行程危険度判定装置60が計画危険度を判定し、判定された計画危険度を各々の行程危険度判定装置60へ送信しても良い。
その他の部分については第二の実施形態と同様のため説明を省略する。
このように行程危険度判定装置60を構成することによって、行程危険度判定装置60は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。これにより、山岳パトロール員等が、被写人物(登山者等)の危険度を確認し、危険度が高い場合にその被写人物へ声掛けを行う等の対応を行うことが可能になる。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置60は、予定情報に基づいて計画危険度を判定する。そのため、登山者の登山をより安全にできる可能性を向上することが可能になる。
次に、図14および図2を用いて本実施形態の行程危険度判定装置60の動作例について説明する。
行程危険度判定装置60は、予定情報を管理装置80から受信した際など、新たな予定情報を受信した際に、図14の動作を開始する。
行程危険度判定装置60が新たな予定情報を受信すると、計画危険度判定部62は、計画危険度を判定し、判定した計画危険度を予定情報記憶部14に記憶させる(ステップS501)。そして、計画危険度が高く(ステップS502でYES)、また、予定情報に対応する連絡先が予定情報記憶部14に記憶されている場合(ステップS503でYES)、計画危険度が高いために計画の見直しを進める旨を連絡先へ通知する(ステップS504)。
また、行程危険度判定装置60は、図2のステップS104において、さらに、被写人物と同一人物の顔画像に対応する計画危険度を出力する。たとえば、計画危険度が高い場合に、その旨の警告を行程危険度判定装置60に表示する。そして、表示を見た山岳パトロール員が被写人物に声掛けを行い、計画の見直し等のアドバイスを行う。
図2のステップS104以外の動作については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
このように動作することによって、行程危険度判定装置60は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第六の実施形態では、行程危険度判定装置60は、被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する。そして、予定情報記憶部14に、被写人物と同一人物の顔画像が記憶されているとき、撮影画像の撮影位置、撮影画像の撮影時刻および被写人物と同一人物の顔画像に対応する予定情報に基づいて被写人物の危険度を判定し、出力する。そのため、登山者の安全な登山を支援することが可能になる。
また、本実施形態の行程危険度判定装置60は、予定情報に基づいて計画危険度を判定する。そのため、登山者の登山をより安全にできる可能性を向上することが可能になる。
[ハードウェア構成例]
上述した本発明の各実施形態における行程危険度判定装置(10、20、30、40、50、60)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、行程危険度判定装置は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、行程危険度判定装置は、専用の装置として実現してもよい。また、行程危険度判定装置の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
図15は、本発明の各実施形態の行程危険度判定装置を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94、不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を備える。
通信インタフェース91は、各実施形態の行程危険度判定装置が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、行程危険度判定装置を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
本発明の各実施形態は、たとえば、図15に例示した情報処理装置90により行程危険度判定装置を構成し、この行程危険度判定装置に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
この場合、行程危険度判定装置に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、行程危険度判定装置のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、行程危険度判定装置の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して行程危険度判定装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する顔画像抽出部と、
監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する危険度判定部と、
を備えることを特徴とする行程危険度判定装置。
(付記2)
前記撮影画像を撮影するカメラと、
前記撮影画像の前記撮影位置を取得する位置情報取得部と、
をさらに備えることを特徴とする付記1に記載の行程危険度判定装置。
(付記3)
前記危険度判定部は、前記撮影位置以降の行程の前記通過予定位置に対応する前記通過予定時刻より前記撮影時刻が所定の時間以上遅れているとき、前記危険度を高く判定する
ことを特徴とする付記1あるいは付記2に記載の行程危険度判定装置。
(付記4)
前記危険度判定部は、前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、あるいは、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報が記憶されていないとき、前記危険度を高く判定する
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
(付記5)
前記危険度判定部は、前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、前記被写人物の前記顔画像を前記予定情報記憶部に記憶させる
ことを特徴とする付記1から付記4のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
(付記6)
前記予定情報および前記顔画像を受信して前記予定情報記憶部に記憶させる通信部
をさらに備えることを特徴とする付記1から付記5のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
(付記7)
前記通信部は、さらに、天気予報を受信し、
前記危険度判定部は、前記天気予報にさらに基づいて前記危険度を判定する
ことを特徴とする付記6に記載の行程危険度判定装置。
(付記8)
前記予定情報の入力を受け付けて前記予定情報記憶部に記憶させる入力部
をさらに備え、
前記通信部は、さらに、前記予定情報を送信する
ことを特徴とする付記6あるいは付記7に記載の行程危険度判定装置。
(付記9)
前記入力部は、現地情報の入力を受け付け、
前記危険度判定部は、前記現地情報にさらに基づいて前記危険度を判定し、
前記通信部は、前記現地情報を送受信する
ことを特徴とする付記8に記載の行程危険度判定装置。
(付記10)
前記危険度判定部は、前記被写人物の前記撮影時刻および前記撮影時刻を含む行動実績を行動実績記憶部に記憶させ、
前記通信部は、前記行動実績を送受信する
ことを特徴とする付記6から付記9のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
(付記11)
前記通信部は、さらに、前記予定情報の計画危険度を受信して前記予定情報と対応付けて前記予定情報記憶部に記憶させ、
前記危険度判定部は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記6から付記10のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
(付記12)
前記予定情報に基づいて前記予定情報の前記計画危険度を判定する計画危険度判定部
をさらに備え、
前記危険度判定部は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記11に記載の行程危険度判定装置。
(付記13)
前記予定情報に基づいて前記予定情報の計画危険度を判定する計画危険度判定部
をさらに備え、
前記危険度判定部は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記1から付記10のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
(付記14)
前記計画危険度判定部は、前記計画危険度が所定の値より高く、前記予定情報に対応する連絡先が前記予定情報記憶部に記憶されている場合に、前記連絡先へ通知する
ことを特徴とする付記12あるいは付記13に記載の行程危険度判定装置。
(付記15)
撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出し、
監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する
ことを特徴とする行程危険度判定方法。
(付記16)
前記撮影画像を撮影し、
前記撮影画像の前記撮影位置を取得する
ことを特徴とする付記15に記載の行程危険度判定方法。
(付記17)
前記撮影位置以降の行程の前記通過予定位置に対応する前記通過予定時刻より前記撮影時刻が所定の時間以上遅れているとき、前記危険度を高く判定する
ことを特徴とする付記15あるいは付記16に記載の行程危険度判定方法。
(付記18)
前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、あるいは、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報が記憶されていないとき、前記危険度を高く判定する
ことを特徴とする付記15から付記17のいずれかに記載の行程危険度判定方法。
(付記19)
前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、前記被写人物の前記顔画像を前記予定情報記憶部に記憶させる
ことを特徴とする付記15から付記18のいずれかに記載の行程危険度判定方法。
(付記20)
前記予定情報および前記顔画像を受信して前記予定情報記憶部に記憶させる
ことを特徴とする付記15から付記19のいずれかに記載の行程危険度判定方法。
(付記21)
さらに、天気予報を受信し、
前記天気予報にさらに基づいて前記危険度を判定する
ことを特徴とする付記20に記載の行程危険度判定方法。
(付記22)
前記予定情報の入力を受け付けて前記予定情報記憶部に記憶させ、
さらに、前記予定情報を送信する
ことを特徴とする付記20あるいは付記21に記載の行程危険度判定方法。
(付記23)
現地情報の入力を受け付け、
前記現地情報にさらに基づいて前記危険度を判定し、
前記現地情報を送受信する
ことを特徴とする付記22に記載の行程危険度判定方法。
(付記24)
前記被写人物の前記撮影時刻および前記撮影時刻を含む行動実績を行動実績記憶部に記憶させ、
前記行動実績を送受信する
ことを特徴とする付記20から付記23のいずれかに記載の行程危険度判定方法。
(付記25)
さらに、前記予定情報の計画危険度を受信して前記予定情報と対応付けて前記予定情報記憶部に記憶させ、
さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記20から付記24のいずれかに記載の行程危険度判定方法。
(付記26)
前記予定情報に基づいて前記予定情報の前記計画危険度を判定し、
さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記25に記載の行程危険度判定方法。
(付記27)
前記予定情報に基づいて前記予定情報の計画危険度を判定し、
さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記15から付記24のいずれかに記載の行程危険度判定方法。
(付記28)
前記計画危険度が所定の値より高く、前記予定情報に対応する連絡先が前記予定情報記憶部に記憶されている場合に、前記連絡先へ通知する
ことを特徴とする付記26あるいは付記27に記載の行程危険度判定方法。
(付記29)
コンピュータに、
撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する顔画像抽出機能と、
監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する危険度判定機能と、
を実現させることを特徴とする行程危険度判定プログラム。
(付記30)
前記撮影画像を撮影する撮影機能と、
前記撮影画像の前記撮影位置を取得する位置情報取得機能と、
をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記29に記載の行程危険度判定プログラム。
(付記31)
前記危険度判定機能は、前記撮影位置以降の行程の前記通過予定位置に対応する前記通過予定時刻より前記撮影時刻が所定の時間以上遅れているとき、前記危険度を高く判定する
ことを特徴とする付記29あるいは付記30に記載の行程危険度判定プログラム。
(付記32)
前記危険度判定機能は、前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、あるいは、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報が記憶されていないとき、前記危険度を高く判定する
ことを特徴とする付記29から付記31のいずれかに記載の行程危険度判定プログラム。
(付記33)
前記危険度判定機能は、前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、前記被写人物の前記顔画像を前記予定情報記憶部に記憶させる
ことを特徴とする付記29から付記32のいずれかに記載の行程危険度判定プログラム。
(付記34)
前記予定情報および前記顔画像を受信して前記予定情報記憶部に記憶させる通信機能
をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記29から付記33のいずれかに記載の行程危険度判定プログラム。
(付記35)
前記通信機能は、さらに、天気予報を受信し、
前記危険度判定機能は、前記天気予報にさらに基づいて前記危険度を判定する
ことを特徴とする付記34に記載の行程危険度判定プログラム。
(付記36)
前記予定情報の入力を受け付けて前記予定情報記憶部に記憶させる入力機能
をさらにコンピュータに実現させ、
前記通信機能は、さらに、前記予定情報を送信する
ことを特徴とする付記34あるいは付記35に記載の行程危険度判定プログラム。
(付記37)
前記入力機能は、現地情報の入力を受け付け、
前記危険度判定機能は、前記現地情報にさらに基づいて前記危険度を判定し、
前記通信機能は、前記現地情報を送受信する
ことを特徴とする付記36に記載の行程危険度判定プログラム。
(付記38)
前記危険度判定機能は、前記被写人物の前記撮影時刻および前記撮影時刻を含む行動実績を行動実績記憶部に記憶させ、
前記通信機能は、前記行動実績を送受信する
ことを特徴とする付記34から付記37のいずれかに記載の行程危険度判定プログラム。
(付記39)
前記通信機能は、さらに、前記予定情報の計画危険度を受信して前記予定情報と対応付けて前記予定情報記憶部に記憶させ、
前記危険度判定機能は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記34から付記38のいずれかに記載の行程危険度判定プログラム。
(付記40)
前記予定情報に基づいて前記予定情報の前記計画危険度を判定する計画危険度判定機能
をさらにコンピュータに実現させ、
前記危険度判定機能は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記39に記載の行程危険度判定プログラム。
(付記41)
前記予定情報に基づいて前記予定情報の計画危険度を判定する計画危険度判定機能
をさらにコンピュータに実現させ、
前記危険度判定機能は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
ことを特徴とする付記29から付記38のいずれかに記載の行程危険度判定プログラム。
(付記42)
前記計画危険度判定機能は、前記計画危険度が所定の値より高く、前記予定情報に対応する連絡先が前記予定情報記憶部に記憶されている場合に、前記連絡先へ通知する
ことを特徴とする付記40あるいは付記41に記載の行程危険度判定プログラム。
10、20、30、40、50、60 行程危険度判定装置
11 顔画像抽出部
12 危険度判定部
13 出力部
14 予定情報記憶部
25 カメラ
26 位置情報取得部
27 通信部
48 入力部
59 行動実績記憶部
62 計画危険度判定部
70 通信端末
71 通信部
72 出力部
80 管理装置
90 情報処理装置
91 通信インタフェース
92 入出力インタフェース
93 演算装置
94 記憶装置
95 不揮発性記憶装置
96 ドライブ装置
97 記録媒体

Claims (10)

  1. 撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する顔画像抽出部と、
    監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する危険度判定部と、
    を備えることを特徴とする行程危険度判定装置。
  2. 前記危険度判定部は、前記撮影位置以降の行程の前記通過予定位置に対応する前記通過予定時刻より前記撮影時刻が所定の時間以上遅れているとき、前記危険度を高く判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の行程危険度判定装置。
  3. 前記危険度判定部は、前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、あるいは、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報が記憶されていないとき、前記危険度を高く判定する
    ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の行程危険度判定装置。
  4. 前記危険度判定部は、前記予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されていないとき、前記被写人物の前記顔画像を前記予定情報記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
  5. 前記予定情報および前記顔画像を受信して前記予定情報記憶部に記憶させる通信部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
  6. 前記予定情報の入力を受け付けて前記予定情報記憶部に記憶させる入力部
    をさらに備え、
    前記通信部は、さらに、前記予定情報を送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の行程危険度判定装置。
  7. 前記危険度判定部は、前記被写人物の前記撮影時刻および前記撮影時刻を含む行動実績を行動実績記憶部に記憶させ、
    前記通信部は、前記行動実績を送受信する
    ことを特徴とする請求項5あるいは請求項6に記載の行程危険度判定装置。
  8. 前記予定情報に基づいて前記予定情報の計画危険度を判定する計画危険度判定部
    をさらに備え、
    前記危険度判定部は、さらに、前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記計画危険度を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の行程危険度判定装置。
  9. 撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出し、
    監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する
    ことを特徴とする行程危険度判定方法。
  10. コンピュータに、
    撮影されている被写人物の顔画像を撮影画像から抽出する顔画像抽出機能と、
    監視対象者の通過予定位置および前記通過予定位置の通過予定時刻の情報を含む予定情報と前記監視対象者の前記顔画像とを対応付けて記憶する予定情報記憶部に、前記被写人物と同一人物の前記顔画像が記憶されているとき、前記撮影画像の撮影位置、前記撮影画像の撮影時刻および前記被写人物と同一人物の前記顔画像に対応する前記予定情報に基づいて判定した前記被写人物の危険度を出力する危険度判定機能と、
    を実現させることを特徴とする行程危険度判定プログラム。
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