JP6948144B2 - 水洗便器装置、洗浄水タンク装置、及び局部洗浄装置 - Google Patents

水洗便器装置、洗浄水タンク装置、及び局部洗浄装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、水洗便器装置、洗浄水タンク装置、及び局部洗浄装置に関する。
従来、水洗トイレ設備等においては、例えば便器内に供給される水の中に微細気泡を発生させることにより、便器内の洗浄能力を向上させる技術が公知である。しかしながら、従来構成では、微細気泡を発生させるための構成が複雑になり易かった。
特開2011−256708号公報
そこで、簡単な構成でかつ洗浄能力の向上を図ることができる水洗便器装置、洗浄水タンク装置、洗浄便座、及び携帯用局部洗浄装置を提供する。
実施形態の水洗便器装置は、便器と、給水弁を介して水道の水栓に接続され前記便器に洗浄水を供給する給水経路と、前記給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備える。前記微細気泡発生器は、液体が通過可能な上流側流路を有する上流側流路部材と、前記上流側流路の内周面から前記上流側流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部と、を有し、複数の前記突出部によって前記上流側流路内に、各前記突出部の先端部によって形成されたギャップ領域と、前記ギャップ領域に連通しているとともに前記上流側流路の周方向に隣接する2つの前記突出部の間に形成された領域であるスリット領域と、が形成され、前記突出部は、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路の下流側の端部に設けられている。
実施形態の洗浄水タンク装置は、便器の洗浄水を貯留するタンクと、前記タンクの内部に設けられ水道の水栓から供給された水を前記タンク内に供給する給水口部と、前記水栓から前記給水口部に至るまでの給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備える。前記微細気泡発生器は、液体が通過可能な上流側流路を有する上流側流路部材と、前記上流側流路の内周面から前記上流側流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部と、を有し、複数の前記突出部によって前記上流側流路内に、各前記突出部の先端部によって形成されたギャップ領域と、前記ギャップ領域に連通しているとともに前記上流側流路の周方向に隣接する2つの前記突出部の間に形成された領域であるスリット領域と、が形成され、前記突出部は、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路の下流側の端部に設けられている。
実施形態の局部洗浄装置は、局部の洗浄を行うための水を放出する局部洗浄用ノズルと、水源から前記局部洗浄用ノズルに至るまでの給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備える。前記微細気泡発生器は、液体が通過可能な上流側流路を有する上流側流路部材と、前記上流側流路の内周面から前記上流側流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部と、を有し、複数の前記突出部によって前記上流側流路内に、各前記突出部の先端部によって形成されたギャップ領域と、前記ギャップ領域に連通しているとともに前記上流側流路の周方向に隣接する2つの前記突出部の間に形成された領域であるスリット領域と、が形成され、前記突出部は、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路の下流側の端部に設けられている。
第1実施形態による水洗便器装置の構成の一例を概略的に示す図 第1実施形態による水洗便器装置について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第1実施形態による水洗便器装置について、微細気泡発生器で発生した微細気泡水に含まれる微細気泡の粒子径ごとの個数分布をグラフとして示す図 第1実施形態について微細気泡発生器の一例を示すもので、下流側から見た微細気泡発生器を示す斜視図 第1実施形態について微細気泡発生器の一例を示すもので、下流側から見た微細気泡発生器を示す分解斜視図 第1実施形態について微細気泡発生器の一例を示すもので、上流側から見た微細気泡発生器を示す分解斜視図 第1実施形態について、微細気泡発生器の一例を示す断面図 第1実施形態について、図7のX8−X8線に沿って切断した微細気泡発生器を拡大して示す断面図 第1実施形態について、図8に対してギャップ領域、スリット領域、及びセグメント領域を区別して示す拡大図 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その1) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その2) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その3) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その4) 第1実施形態について、微細気泡と界面活性剤との相互作用を概念的に示す図(その5) 第2実施形態による水洗便器装置について、微細気泡発生器の取り付け構成を示す断面図 第3実施形態による水洗便器装置の構成の一例を概略的に示す図 第4実施形態による水洗便器装置の構成の一例を概略的に示す図 第5実施形態による水洗便器装置の構成の一例を概略的に示す図 第6実施形態による水洗便器装置の構成の一例を概略的に示す図 第7実施形態による洗浄水タンク装置の構成の一例を概略的に示す断面図 第8実施形態による局部洗浄装置の構成の一例を概略的に示す図 第8実施形態による局部洗浄装置の構成の一例を概略的に示すブロック図 第9実施形態による局部洗浄装置の構成の一例を概略的に示すブロック図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1〜図14を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の水洗便器装置10は、洗浄水を貯留するタンクを備えていない、いわゆるタンクレス水洗便器装置を想定している。水洗便器装置10は、便器11、メイン給水管12、便鉢用給水管13、リム用給水管14、給水弁15、及び洗剤供給装置16を備えている。便器11は、一般的な便器と同様の形態であって、便鉢111と、便鉢111の上端の外周部分に設けられたリム112とを有している。
メイン給水管12は、給水弁15を介して、水洗便器装置10の外部の水源である水道の水栓1に接続されている。メイン給水管12の下流側の端部は、2つに分岐して便鉢用給水管13とリム用給水管14とに接続されている。便鉢用給水管13は、水栓1から給水弁15及びメイン給水管12を通って供給された水道水を、便器11の便鉢111内に供給するためのものである。また、リム用給水管14は、水栓1から給水弁15及びメイン給水管12を通って供給された水道水を、便器11のリム112に供給するためのものである。
本実施形態では、水栓1から給水弁15及びメイン給水管12を通り、便鉢用給水管13を経て便鉢用給水管13の吐出部131から便鉢111に至る経路を、便鉢用給水経路Aと称する。また、本実施形態では、水栓1から給水弁15及びメイン給水管12を通り、リム用給水管14を経てリム用給水管14の吐出部141からリム112に至る経路を、リム用給水経路Bと称する。そして、便鉢用給水経路Aとリム用給水経路Bとを総称して、単に給水経路A、Bと称する。
給水弁15は、メイン給水管12の途中部分に設けられている。すなわち、給水弁15は、便鉢用給水経路A及びリム用給水経路Bの途中部分に設けられている。給水弁15は、液体用の電磁弁であっても良いし、液体用の手動弁であっても良い。この場合、給水弁15が電磁弁であれば、ユーザは、例えば図示しないリモコンを操作することによって、給水弁15を開閉駆動させることができる。また、給水弁15が手動弁であれば、ユーザは、給水弁15に設けられた図示しないレバーを操作することにより、給水弁15を開閉駆動させることができる。
洗剤供給装置16は、洗剤供給経路Cを介して、便器11の便鉢111内又はリム112の少なくともいずれか一方に洗剤を供給するための装置である。洗剤供給装置16は、便器11の外部、例えば便器11の側面部に設けられている。洗剤供給装置16は、内部に所定量の洗剤を貯留可能に構成されている。洗剤供給装置16内には、ユーザによって洗剤が投入される。
洗剤供給装置16は、給水弁15が開かれて給水経路A、Bを通して便器11内に給水される際に、その給水の前後又は給水と同時に、便器11内に洗剤を自動で供給する。洗剤供給装置16は、例えば界面活性剤を含む洗剤を、便鉢111内又はリム112の少なくともいずれか一方又は両方に供給する。洗剤供給装置16は、例えばモータ等の駆動源を用いて、洗剤を供給しても良いし、水道の水圧を用いて洗剤を供給しても良い。
また、水洗便器装置10は、図1及び図2に示すように、取付部材30及び微細気泡発生器40を備えている。取付部材30は、微細気泡発生器40を、給水経路A、B上に設けるための部品である。本実施形態の場合、微細気泡発生器40は、水栓1から各吐出部131、141に至るまでの給水経路A、B上に設けられている。本実施形態において、微細気泡発生器40は、給水弁15の下流側で、かつ、便鉢用給水管13及びリム用給水管14の上流側、つまり給水弁15から便鉢用給水管13及びリム用給水管14に至るまでの経路の途中に設けられている。この場合、微細気泡発生器40は、メイン給水管12の基端部、つまり給水弁15とメイン給水管12との間に設けられている。
取付部材30は、例えば全体として円筒形状に構成されており、図2に示すように、第1収納部31、第2収納部32、上流側受け部33、及び下流側受け部34を有している。上流側受け部33、第1収納部31、第2収納部32、及び下流側受け部34は、取付部材30を円形状に貫いて形成されている。この場合、受け部33、34、第1収納部31、及び第2収納部32の順に、内径が小さくなっている。
そして、図2に示すように、給水弁15の吐出部151は、取付部材30の上流側受け部33に挿入されて、着脱可能に接続されている。この場合、給水弁15の吐出部151は、シール部材35を介して、上流側受け部33と第1収納部31との境界部分における上流側受け部33の周囲、つまり上流側受け部33の底部に係止される。シール部材35は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングである。すなわち、シール部材35は、給水弁15の吐出部151の外周面部分に設けられている。これにより、給水弁15の吐出部151と取付部材30とは、シール部材35によって水密状態で相互に接続されている。
この場合、上流側受け部33内に設けられたシール部材35の外径を上流側受け部33の内径よりも若干大きくすることにより、シール部材35の弾性力によって、上流側受け部33に給水弁15の吐出部151が圧入されるように構成しても良い。また、上流側受け部33の内周面と吐出部151の外周面とに、相互に嵌合するねじを形成し、吐出部151を上流側受け部33にねじ込んで固定するようにしても良い。
メイン給水管12の基端部つまり上流側の端部は、下流側受け部34内に挿入されて、着脱可能に接続されている。この場合、メイン給水管12の基端部は、シール部材36を介して、下流側受け部34と第2収納部32との境界部分における下流側受け部34の周囲、つまり下流側受け部34の底部に係止される。シール部材36は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングである。すなわち、シール部材36は、メイン給水管12の基端部の外周面部分に設けられている。これにより、メイン給水管12の基端部と取付部材30とは、シール部材36によって水密状態で相互に接続されている。
この場合も、下流側受け部34内に設けられたシール部材36の外径を下流側受け部34の内径よりも若干大きくすることにより、シール部材36の弾性力によって、下流側受け部34にメイン給水管12の基端部が圧入されるように構成しても良い。また、下流側受け部34の内周面とメイン給水管12の基端部の外周面とに、相互に嵌合するねじを形成し、メイン給水管12の基端部を下流側受け部34にねじ込んで固定するようにしても良い。
そして、微細気泡発生器40は、取付部材30内における収納部31、32内に収納されている。微細気泡発生器40は、水等の液体が微細気泡発生器40の内部を図2の実線矢印方向へ向かって通過する際に、その液体の圧力を急激に減圧することで、その液体中に溶存している気体例えば空気を析出させて微細気泡を発生させるものである。
すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40は、図1に示す給水経路A、B上に設けられている。なお、本実施形態において、給水経路A、B上又は途中とは、給水経路A、Bの上流側の端部から下流側の端部に至るまで区間を意味する。そのため、給水経路A、Bの上流側及び下流側の端部も、給水経路A、Bの途中との概念に含まれる。なお、本実施形態の場合、給水経路A、Bの上流側の端部は水栓1であり、給水経路A、Bで共通している。
そして、微細気泡発生器40は、給水経路A、Bを局所的に縮小することにより、給水経路A、Bの外部から気体の供給を得ることなく、給水経路A、Bを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成することができる。この場合、微細気泡発生器40は、通常の水圧つまり水道の圧力以外には、微細気泡を発生させるための専用のポンプ等の駆動源を必要としない。なお、本実施形態において、微細気泡水とは、微細気泡発生器40を通過することによって、微細気泡発生器40を通過する以前に比べてナノオーダーの微細気泡を多く含んだ水をいう。すなわち、本実施形態において、微細気泡水とは、通常の水道水に比べてナノオーダーの微細気泡を多く含んだ水をいう。
本実施形態の微細気泡発生器40は、ナノオーダーの微細気泡、例えば粒子径つまり直径が500nm以下の気泡、より好ましくは直径が250nm以下の気泡、更に好ましくは直径が100nm以下の気泡を含む微細気泡を発生させることができる。なお、この場合、微細気泡発生器40によって発生される微細気泡の直径が全て100nm以下である必要はない。すなわち、微細気泡発生器40の作用によって発生した微細気泡のうち直径500nm以下における微細気泡の直径ごとの個数の分布について見た場合に、その分布の複数のピークのうち少なくとも1つが100nm以下にあれば良い。そして、この場合、微細気泡の直径ごとの個数の分布において、最大ピークは、直径500nm以下、好ましくは250nm以下、更に好ましくは100nm以下にあると良い。
本願発明者は、微細気泡発生器40で生成された微細気泡水をサンプル採取し、そのサンプル採取した微細気泡水を、ナノ粒子解析装置(NANOSIGHT LM10、株式会社島津製作所製)を用いてナノ粒子トラッキング法(粒子軌跡トレース法とも称する)により解析し、これにより1mlあたりの微細気泡の数を計測した。その結果を図3に示している。
図3に示すように、本実施形態において、微細気泡発生器40によって発生される微細気泡は、その微細気泡の粒子径ごとの個数分布のピークP1〜P5が、全て粒子径500nm以下、具体的には250nm以下に表れている。この場合、最大ピークP1は、粒子径100nm以下、具体的には粒子径80nm付近に現れている。また、2番目のピークP2は、粒子径140nm付近に現れており、3番目のピークP3は粒子径110nm付近に現れている。そして、4番目のピークP4は粒子径50nm程度付近に現れており、5番目のピークP5は粒子径220nm付近に現れている。
図2において、給水弁15の吐出部151から吐出された水道水は、微細気泡発生器40内を、実線矢印で示すように図2の紙面下側から上側へ向かって流れる。この場合、図2に示された微細気泡発生器40について見ると、図2の紙面下側が微細気泡発生器40の上流側となり、図2の紙面上側が微細気泡発生器40の下流側となる。
微細気泡発生器40は、図4及び図5に示すように、全体としてフランジを有する円筒形状に形成されており、直径及び全長が数mm〜数十mm程度、具体的には直径が約15mmで長さが約10mmと小型である。微細気泡発生器40は、図2に示すように、第1収納部31及び第2収納部32の内側に収納されている。微細気泡発生器40は、例えば樹脂製であって、図2、及び図4〜図8に示すように、流路部材50、60と、衝突部70と、を備えている。流路部材50、60は、図7等に示すように、それぞれ液体が通過可能な流路41、42を有している。流路41、42は、相互に接続されて連続する1本の流路を構成する。
流路41、42を連続する1本の流路と見た場合、衝突部70は、連続する流路41、42内に設けられている。衝突部70は、流路41、42の断面積を局所的に縮小することで流路41、42を通過する液体中に微細気泡を発生させる。本実施形態の場合、微細気泡発生器40は、2つに分割されて別体に構成された流路部材50、60を組み合わせて構成されている。以下の説明では、流路部材50、60のうち、上流側の流路部材50を上流側流路部材50と称し、下流側の流路部材60を下流側流路部材60と称する。そして、2本の流路41、42のうち、上流側の流路41を上流側流路41と称し、下流側の流路42を下流側流路42と称する。
上流側流路部材50は、図5〜図7に示すように、フランジ部51、中間部52、及び挿入部53を有している。フランジ部51は、上流側流路部材50における上流側部分を構成している。フランジ部51の外径寸法は、第1収納部31の内径寸法よりも僅かに小さく、かつ、第2収納部32の内径寸法よりも大きい。図2に示すように、微細気泡発生器40が取付部材30に組み込まれた場合に、フランジ部51は、シール部材37を介して、第1収納部31と第2収納部32との境界部分における第2収納部32の周囲つまり第1収納部31の底部に係止される。シール部材37は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングであり、第1収納部31の底部とフランジ部51との間に設けられている。すなわち、シール部材37は、中間部52の外周面部分に設けられている。
図5〜図7に示すように、中間部52は、フランジ部51と挿入部53との間を接続する部分である。中間部52の外径寸法は、フランジ部51の外径寸法よりも小さく、かつ、図2に示す第2収納部32の内径寸法よりも僅かに小さい。挿入部53は、上流側流路部材50における下流側部分を構成している。挿入部53の外径寸法は、中間部52の外径寸法よりも小さい。
上流側流路部材50は、図7に示すように、内部に上流側流路41を有している。上流側流路41は、絞り部411とストレート部412とを含んで構成されている。絞り部411は、上流側流路41の入口部分から下流側つまり衝突部70側へ向かって内径が縮小する形状に形成されている。すなわち、絞り部411は、上流側流路41の断面積つまり液体の通過可能な面積が上流側から下流側へ向かって連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。ストレート部412は、絞り部411の下流側に設けられている。ストレート部412は、内径が変化しない、すなわち流路の断面積つまり液体の通過可能な面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。
衝突部70は、上流側流路部材50と一体に形成されている。この場合、衝突部70は、上流側流路部材50の下流側端部に設けられている。衝突部70は、図8及び図9に示すように、複数の突出部71、この場合、4本の突出部71によって構成されている。各突出部71は、流路41の断面の周方向に向かって相互に等間隔に離間した状態で配置されている。なお、以下の説明において、流路41の断面とした場合には、流路41等の内部を流れる液体の流れ方向に対して直角方向に切断した場合の断面、すなわち、図7のX8−X8線に沿った断面を意味するものとする。また、流路41の周方向とした場合には、流路41等の断面の中心に対する円周方向を意味するものとする。
各突出部71は、上流側流路部材50の内周面から、流路41の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている。本実施形態では、各突出部71は、流路41の径方向の中心へ向かって先端部が尖った錐状で付け根部分が半円柱形の棒状に形成されている。各突出部71は、錐状の先端部を相互に所定間隔だけ離間した状態で突き合わせて配置されている。衝突部70は、図9に示すように、4つの突出部71によって、流路41内にセグメント領域413とギャップ領域414とスリット領域415とを形成している。すなわち、各突出部71は、上流側流路41におけるストレート部412内を、セグメント領域413と、ギャップ領域414と、スリット領域415とに区分している。
セグメント領域413及びスリット領域415は、上流側流路41の周方向に隣接する2つの突出部71によって形成されている。この場合、上流側流路41内には、4つのセグメント領域413が形成されている。セグメント領域413は微細気泡の発生にも寄与するが、ギャップ領域414やスリット領域415の抵抗により減少する水の流量を補う通水路としての役割が大きい。この場合、各セグメント領域413の面積は、それぞれ等しい。
ギャップ領域414は、各突出部71について、上流側流路41の周方向に隣接する2つの突出部71の先端部を結んだ線によって囲まれた領域である。ギャップ領域414は、上流側流路41の断面の中心を含んでいる。セグメント領域413及びスリット領域415の数は、突出部71の数に等しい。本実施形態では、衝突部70は、4つのセグメント領域413及び4つのスリット領域415を有している。
スリット領域415は、上流側流路41の周方向に隣接する2つの突出部71の間に形成された矩形状の領域である。本実施形態において、各スリット領域415の面積は、それぞれ等しい。各スリット領域415は、ギャップ領域414によって相互に連通されている。そして、この場合、全てのセグメント領域413とギャップ領域414とスリット領域415とは、相互に連通していており、全体として十字形状に形成されている。
上流側流路41の下流側の端部は、衝突部70に形成されたセグメント領域413とギャップ領域414とスリット領域415とによって、上流側流路41の外部に連通されている。そして、衝突部70の下流側の端面つまり上流側流路部材50の下流側の端面54は、図6等に示すように全体として平坦に構成されている。
下流側流路部材60は、図5〜図7に示すように、全体として円筒形状に形成されており、図7等に示すように内部に下流側流路42を有している。本実施形態の場合、図7に示すように、下流側流路部材60の外径寸法は、中間部52の外径寸法に略等しい。そして、下流側流路部材60は、図6及び図8に示すように、内部に被挿入部61及び変形部62を有している。
被挿入部61は、図7に示すように、下流側流路部材60内において下流側流路42の上流側に設けられている。被挿入部61は、円筒形状に形成されている。図7等に示すように、被挿入部61の内径寸法は、上流側流路部材50の挿入部53の外径寸法よりも僅かに大きい。そのため、上流側流路部材50の挿入部53は、下流側流路部材60の被挿入部61内に挿入可能となっている。
変形部62は、図6及び図8に示すように、被挿入部61の内側面から下流側流路部材60の径方向の中心へ向かって突出するように設けられている。この場合、変形部62は、下流側流路42の流れ方向つまり下流側流路部材60の長手方向に沿って伸びる細長い棒状、いわゆるリブ形状に構成されている。本実施形態の場合、下流側流路部材60は、4つの変形部62を有している。各変形部62は、図8に示すように、被挿入部61の内周面の周方向に沿って等間隔に配置されている。
図7に示すように、上流側流路部材50の挿入部53が、下流側流路部材60の被挿入部61内に挿入されると、変形部62は、被挿入部61の外周面に押し潰されて変形する。このため、挿入部53の周囲は、変形部62によって押圧される。これにより、上流側流路部材50と下流側流路部材60とは、挿入部53と被挿入部61とが相互に圧迫された状態で接続される。
本実施形態の場合、被挿入部61は、上流側から下流側へ向かって内径寸法が連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。すなわち、被挿入部61における上流端部の内径寸法は、被挿入部61における下流端部の内径寸法よりも大きく、かつ、挿入部53の外径寸法よりも大きい。そして、各変形部62は、テーパ管状の被挿入部61の内側面に沿って、上流側から下流側へ向かって各変形部62の距離が縮まるように傾斜させて配置されている。
この場合、被挿入部61の入口側つまり上流端部の内径寸法は、挿入部53の外径寸法よりも大きいことから、挿入部53を被挿入部61内に挿入し易い。そして、挿入部53を被挿入部61内に押し込むと、挿入部53の外側面が、傾斜した変形部62に沿って移動するため、挿入部53の中心と被挿入部61の中心とが一致し易くなる。すなわち、この場合、上流側流路41の径方向の中心と下流側流路42の径方向の中心とが一致し易くなる。これらの結果、挿入部53を被挿入部61に挿入する際の作業が容易になる。なお、変形部62に換えて、変形部62と同様の構成を挿入部53の外周部に設けても良い。これによっても、変形部62と同様の作用効果が得られる。
微細気泡発生器40は、図2及び図7に示すように、上流側流路部材50の挿入部53が下流側流路部材60の被挿入部61に挿入されて、上流側流路部材50と下流側流路部材60とが相互に接続されて組み立てられた状態で、取付部材30内に組み込まれる。微細気泡発生器40のうち、下流側流路部材60は、第2収納部32内に収納されている。
図2に示すように、微細気泡発生器40は、給水弁15の吐出部151によって、第1収納部31の底部側へ押し付けられている。これにより、微細気泡発生器40と取付部材30とは水密状態で相互に接続されている。
この構成において給水弁15が動作して微細気泡発生器40の上流端部に水道圧が印加されると、上流側流路41から下流側流路42にかけて水道水が流れる。水道水は、気体として主に空気が溶け込んだ気体溶解液体である。微細気泡発生器40は、流路41、42内を通過する水の中に、直径500nm以下、より好ましくは直径250nm以下、さらに好ましくは直径100nm以下の微細気泡を多量に発生させる。微細気泡発生器40による微細気泡の発生原理は次のようなものであると考えられる。
微細気泡発生器40内を通過する水は、まず、上流側流路41の絞り部411を通過する際に絞られて徐々に流速が増加していく。そして、高速流となった水が衝突部70に衝突し通過すると、その水の圧力が急激に低下する。その急激な圧力低下によって生じるキャビテーション効果によって、水中に気泡が発生する。
本実施形態の場合、上流側流路41のストレート部412内を流れる水が衝突部70に衝突すると、その水は、突出部71の周囲に沿って流れることで、セグメント領域413、ギャップ領域414、及びスリット領域415に分かれて流れる。ギャップ領域414及びスリット領域415の断面積はセグメント領域413に比べて更に小さいため、ギャップ領域414及びスリット領域415を通る水の流速は更に高まる。
すると、ギャップ領域414及びスリット領域415を通る水にかかる環境圧力は真空に近い状態となり、その結果、水に溶存している空気が沸騰状態となって微細気泡として析出する。これにより、衝突部70を通過した水の中に発生する気泡の多くが直径500nm以下、より好ましくは直径250nm以下、さらに好ましくは直径100nm以下に微細化されると共に、その微細気泡の量が増大する。このように、微細気泡発生器40に水を通過させることで、外部から気体の供給を得ることなく微細気泡を多量に発生させることができる。
このように、例えばユーザの操作により給水弁15が駆動されると、給水弁15が開いて給水経路A、Bが開通する。すると、メイン給水管12から便鉢用給水管13を通って便鉢111内に給水されるとともに、メイン給水管12からリム用給水管14を通ってリム112に給水される。これにより、便鉢111内の汚物が図示しない排水口を通って下水に排出される。
このとき、給水弁15からメイン給水管12に流入した水道水は、微細気泡発生器40を通過する際に、直径500nm以下、より好ましくは直径250nm以下、さらに好ましくは直径100nm以下の微細気泡を含んだ水つまり直径がナノオーダーの微細気泡を多量に含む微細気泡水となって、便鉢111内及びリム112に給水される。
ここで、洗剤供給装置16は、給水弁15が開かれる前後又は給水弁15が開かれるのと同時に、便鉢111内又はリム112の少なくとも一方又は両方に洗剤を供給する。そのため、便鉢111内及びリム112に給水された微細気泡水は、便鉢111内又はリム112において洗剤と混ざり合う。これにより、便鉢111内又はリム112の少なくとも一方又は両方は、微細気泡水と洗剤とが混ざり合った洗浄液によって、洗浄される。
ここで、一般に微細気泡は、その気泡の粒子径によって次のように分類されている。例えば、粒子径が数μmから50μm程度つまりマイクロオーダーの気泡は、マイクロバブル又はファインバブルと称されている。これに対し、粒子径が数百nm〜数十nm以下つまりナノオーダーの気泡は、ナノバブル又はウルトラファインバブルと称されている。
気泡の粒子径が数百nm〜数十nm以下になると、光の波長よりも小さくなるため視認することができなくなり、液体は透明になる。そして、ナノオーダーの微細気泡は、マイクロオーダー以上の気泡に比べて、総界面面積が大きいこと、浮上速度が遅いこと、内部圧力が大きいこと等の特性を有している。例えば、粒子径がマイクロオーダーの気泡は、その浮力によって液体中を急速に上昇し、液体表面で破裂して消滅するため、液体中の滞在時間が比較的短い。一方、粒子径がナノオーダーの微細気泡は、浮力が小さいため液体中での滞在時間が長い。
粒子径がナノオーダーの微細気泡を含む微細気泡水は、界面活性剤等を含む洗剤を用いずに洗浄を行った場合でも、水道水に比べてある程度の洗浄性能の向上が見込まれる。しかしながら、図10に示すように粒子径がナノオーダーの微細気泡91を、界面活性剤92が溶けた洗浄液中に混ぜることで、微細気泡を含まない通常の洗浄液で洗浄を行った場合に比べて更に効率良く洗浄性能を向上させることができる。
これは、次のような原理であると考えられる。すなわち、図10に示すように、通常、界面活性剤92は、ある濃度以上になると、界面活性剤92の疎水基同士が集まり、ミセル化して界面活性剤92の凝集体93を形成する。この凝集体93の粒子径は、数10nmとされている。一方、例えば粒子径500nm以下の微細気泡91は、その表面が負の電に帯電して疎水性となっているため、界面活性剤92の疎水基を引き付ける。
そのため、ミセル化した界面活性剤92の凝集体93を含む洗剤を、粒子径500nm以下の微細気泡91を含む微細気泡水に混ぜると、微細気泡91の表面の疎水性作用によって凝集体93のエネルギー的安定状態が崩れ、図11に示すように凝集体93が崩れて界面活性剤92の各分子が分散する。そして、分散した界面活性剤92の各分子は、界面活性剤92の疎水基と微細気泡91の疎水性を有する表面との相互作用により、微細気泡91の表面に吸着する。これにより、洗浄液に含まれる界面活性剤92は、微細気泡91に吸着されて複合体94を形成する。
そして、図12に示すように、界面活性剤92と微細気泡91との複合体94は、微細気泡91の浮力等によって洗浄液中の広範囲にわたって拡散される。このため、界面活性剤92の各分子が、例えば便器11の表面に付着した油汚れ成分95等に接触する確率が大幅に向上する。そして、図13に示すように、界面活性剤92と微細気泡91との複合体94が汚れ成分95に近づくと、汚れ成分95の表面の疎水作用によって界面活性剤92と微細気泡91とのエネルギー的安定性が崩れて、微細気泡91の変形や破裂が生じる。すると、界面活性剤92の各分子が分離して汚れ成分95に吸着するとともに、微細気泡91の破裂による衝撃等によって汚れ成分95が便器11の表面から浮き上がって剥がれ易くなる。
その際、微細気泡91の破裂の衝撃によって生じた汚れ成分95と便器11の表面との隙間に、界面活性剤92が入り込み、汚れ成分95の乳化を促進させる。そして、界面活性剤92は、汚れ成分95を取り込んで乳化させることで汚れ成分95を便器11の表面から引き剥がし、これにより洗浄能力を発揮する。このようにして、微細気泡91は、界面活性剤92の洗浄能力を引き出しているとされる。
なお、洗剤供給装置16に用いる洗剤は、界面活性剤の他に重曹やクエン酸等を含むものであっても良い。また、洗剤に含まれる界面活性剤は、天然由来のもの、又は人工的に生成した合成界面活性剤もののいずれであっても良い。そして、洗剤は、固形や液体、紛体のいずれの形状であっても良い。
以上説明した実施形態によれば、水洗便器装置10は、微細気泡発生器40を備えている。微細気泡発生器40は、水道の水栓1から便器11に洗浄水を供給する給水経路A、B上に設けられている。そして、微細気泡発生器40は、給水経路A、Bを局所的に縮小することにより、給水経路A、Bの外部から気体の供給を得ることなく給水経路A、Bを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する。
これによれば、微細気泡発生器40を、給水経路A、B上に設けることで、微細気泡を多量に含んだ微細気泡水を、便器11に給水することができる。そして、水洗便器装置10は、微細気泡水と洗剤とを混合させて生成された洗浄液を用いて便器11内を洗浄することで、通常の水道水や、通常の水道水と洗剤とを混合させて生成された洗浄液に比べて、洗浄性能の向上が図られる。
しかも、微細気泡発生器40は、給水経路A、Bの外部から気体の供給を得る必要がない。このため、水洗便器装置10は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等を設ける必要がないため、微細気泡水を生成するための構造を簡単なものにすることができるとともに、小型省スペース化を図ることができる。その結果、本実施形態の水洗便器装置10によれば、簡単な構成で小型省スペース化を図りつつ、洗浄能力の向上を図ることができる。更に、微細気泡の発生に、水道水の圧力以外の動力を必要としないため、省エネである。
また、水洗便器装置10は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等が設けられていないことから、これら吸入弁や駆動機構等の調整が不要であり、更には微細気泡発生器40の調整も必要としない。その結果、本実施形態の水洗便器装置10によれば、組立作業が容易になるとともに、組立後の調整やメンテナンスも容易にすることができる。
また、本実施形態において、微細気泡発生器40で発生された微細気泡水は、リム用給水経路Bを通ってリム112に給水される。これによれば、ユーザの手が届き難く清掃し難いリム112を、微細気泡水を用いて洗浄できる。そのため、清掃がし難いリム112部分を、ユーザの手を煩わすことなく清潔に保つことができる。
ここで、微細気泡発生器40のうち、上流側流路部材50に設けられた衝突部70には高い水圧がかかる。この場合、例えばさび等を多く含む水を用いた場合には、長期の使用によって衝突部70が磨耗や変形等する可能性がある。このため、微細気泡発生器40のうち、少なくとも衝突部70を有する上流側流路部材50は、使用環境によっては交換の可能性がある部品である。
これに対し、本実施形態によれば、微細気泡発生器40は、微細気泡発生器40とは別部材で構成された取付部材30に着脱可能に設けられている。そして、取付部材30は、給水経路A、B上に着脱可能に設けられている。すなわち、微細気泡発生器40は、取付部材30を介して給水経路A、B上に着脱可能に設けられている。したがって、本実施形態によれば、取付部材30を取り外して微細気泡発生器40を交換することができ、その結果、微細気泡発生器40のメンテナンス性が向上する。
また、本実施形態において、給水経路A、Bは、15給水弁の下流側において、便器11の便鉢111内に給水する便鉢用給水経路Aと、便器11のリム112に給水するリム用給水経路Bとの2つに分岐している。そして、微細気泡発生器40は、便鉢用給水経路Aとリム用給水経路Bとの分岐点よりも上流側に設けられている。これによれば、1つの微細気泡発生器40によって、便鉢用給水経路A及びリム用給水経路Bの両方に微細気泡水を供給することができる。このため、便鉢用給水経路A及びリム用給水経路Bの両方に微細気泡水を供給するために2つの微細気泡発生器40を設ける必要がない。したがって、部品点数の増大を極力抑制することができ、ひいては水洗便器装置10の大型化を抑制することができる。
また、水洗便器装置10は、便器11内に洗剤を供給する洗剤供給装置16を備えている。これによれば、便器11内に供給された洗剤は、便器11内において、微細気泡発生器40を通って微細気泡を多量に含んだ微細気泡水と混ざり合う。これにより、水洗便器装置10は、微細気泡水と洗剤とが混ざり合った洗浄液によって便器11内を洗浄することができる。その結果、微細気泡水と洗剤との相乗作用により、更に効率良く便器11内を洗浄することができる。
また、洗剤供給装置16は、便器11の外部に設けられている。これによれば、ユーザが洗剤供給装置16に洗剤を投入する際に、投入し易く扱い易い。
なお、上記実施形態において、微細気泡発生器40は、例えばメイン給水管12の途中部分に設けられていても良い。この場合、例えばメイン給水管12を上流側と下流側とに2つに分割し、上流側のメイン給水管12と下流側のメイン給水管12との間に、微細気泡発生器40を設ければ良い。
これによっても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図15を参照して説明する。
第2実施形態では、微細気泡発生器40の具体的構成等が、上記第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40は、上記第1実施形態における下流側流路部材60を有していない。この場合、下流側流路部材60は、取付部材30に一体的に内蔵された形態となっている。すなわち、本実施形態において、微細気泡発生器40の一部は、取付部材30と一体に形成されている。
具体的には、本実施形態の取付部材30は、ストレート部38及び拡大部39を有している。ストレート部38及び拡大部39は、取付部材30を、第1収納部31及び第2収納部32側からメイン給水管12側へ向かって貫いて形成されており、メイン給水管12内に連通している。このストレート部38及び拡大部39によって、下流側流路42が構成されている。
ストレート部38は、第2収納部32の下流側に設けられている。ストレート部38は、内径が変化しない、すなわち流路の断面積つまり液体の通過可能な面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。拡大部39は、上流側から下流側へ向かってつまり衝突部70から遠ざかるにつれて内径が拡大する形状に形成されている。すなわち、拡大部39は、下流側流路42の断面積つまり液体の通過可能な面積が上流側から下流側へ向かって連続的に徐々に拡大するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。
この構成において、衝突部70を通過した水道水は、拡大部39を通って拡散される。その際、下流側流路42の断面積が拡大することによって、第1実施形態の場合に比べて更に急激に圧力が低下する。これにより、第1実施形態の場合に比べて、微細気泡発生器40を通過する前後の圧力差が更に大きくなるため、発生する微細気泡がより微細化されるとともに、微細気泡の発生量も増大する。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、本実施形態によれば、微細気泡発生器40の一部、具体的には上記第1実施形態における下流側流路部材60が取付部材30と一体に形成されている。したがって、本実施形態によれば、上記第1実施形態に比べて部品点数を削減することができる。その結果、組立ての手間が削減されるとともに、全体としてコストダウンを図ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図16を参照して説明する。
本実施形態において、洗剤供給装置16は、微細気泡発生器40が設けられている給水経路A、Bであって微細気泡発生器40の下流側に洗剤を供給する。すなわち、本実施形態において、洗剤供給経路Cは、微細気泡発生器40の下流側において、便鉢用給水経路A又はリム用給水経路Bの少なくとも一方又は両方に接続されている。例えば図16の例では、洗剤供給経路Cは、リム用給水経路Bに接続されている。
これによれば、便鉢用給水経路A又はリム用給水経路Bの一方又は両方を通る微細気泡水に洗剤を混ぜることができる。すなわち、微細気泡水に洗剤を混ぜて生成された洗浄液を、便鉢111又はリム112の一方又は両方に給水することができる。このため、便鉢111又はリム112内で微細気泡水と洗剤とを混ぜる構成に比べて、微細気泡水と洗剤とがより十分に混ざった状態で便鉢111又はリム112の一方又は両方に給水することができる。これにより、微細気泡水と洗剤との効果を更に効率良く引き出すことができ、その結果、水洗便器装置10の洗浄性能を更に向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について、図17を参照して説明する。
本実施形態において、微細気泡発生器40は、便鉢用給水経路Aとリム用給水経路Bとの分岐点よりも下流流側にあって、便鉢用給水経路A上又はリム用給水経路B上の少なくともいずれか一方又は両方に設けられている。
すなわち、本実施形態の水洗便器装置10は、2つの微細気泡発生器40を備えている点で、上記各実施形態と異なる。この場合、各微細気泡発生器40は、便鉢用給水管13の端部又は途中部分と、リム用給水管14の端部又は途中分と、に設けられている。本実施形態の場合、各微細気泡発生器40は、メイン給水管12の下流側端部と便鉢用給水管13の上流側端部との間、及びメイン給水管12の下流側端部とリム用給水管14の上流側端部との間に、それぞれ設けられている。
これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
更に本実施形態において、水洗便器装置10は、便鉢用給水経路A及びリム用給水経路Bのそれぞれに専用の微細気泡発生器40が設けられている。これによれば、便鉢111及びリム112のそれぞれに対して、より濃度の高い微細気泡水つまり微細気泡の数が多い微細気泡水を供給することができる。これにより、微細気泡水と洗剤との効果を更に効率良く引き出すことができ、その結果、水洗便器装置10の洗浄性能を更に向上させることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について、図18を参照して説明する。
本実施形態の水洗便器装置10も、2つの微細気泡発生器40を備えている。この場合、各微細気泡発生器40は、便鉢用給水管13の下流側端部と、リム用給水管14の下流側端部と、に設けられている。すなわち、本実施形態において、2つの微細気泡発生器40は、便鉢用給水管13の吐出部131と、リム用給水管14の吐出部141とに設けられている。すなわち、2つの微細気泡発生器40は、それぞれ便鉢用給水経路Aの出口部である吐出部131と、リム用給水経路Bの出口部である吐出部141とに設けられている。そして、各微細気泡発生器40は、便器11に対して着脱可能に内蔵されている。
これによれば、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、この場合、便鉢用給水管13の吐出部131及びリム用給水管14の吐出部141は、微細気泡発生器40によって絞られる。このため、本実施形態によれば、便鉢用給水管13の吐出部131及びリム用給水管14の吐出部141から吐出される水の流速を、上記各実施形態のものよりも速くすることができる。これにより、本実施形態によれば、より速い流速の水で便鉢111及びリム112を洗浄することができるため、さらに効率良く洗浄することができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態について、図19を参照して説明する。
本実施形態において、微細気泡発生器40は、水栓1と給水弁15との間に設けられている。
これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態について、図20を参照して説明する。
図20に示す洗浄水タンク装置20は、図示しない便器を洗浄するための洗浄水を貯留し、その洗浄水を便器に給水するためのものである。洗浄水タンク装置20は、微細気泡発生器40を備えている点以外は、一般的な構成である。すなわち、洗浄水タンク装置20は、図20に示すように、タンク21、給水管22、給水口部23、ボールタップ24、浮玉25、洗浄管26、ゴムフロート27、レバー28、及びオーバーフロー管29を備えている。
タンク21は、図示しない便器に供給するための洗浄水を貯留する。給水管22は、外部の水源である水道の水栓1に接続されており、水道の水栓1から水道水をタンク21内に引き込むためのものである。給水口部23は、タンク21の内部に設けられており、給水管22を通って水道の水栓1から供給された水を、タンク21内に供給するためのものである。
ボールタップ24は、給水管22と給水口部23との間に設けられており、浮玉25の上下方向の移動に伴って、給水管22と給水口部23との間の経路を開閉する。この場合、ボールタップ24は、浮玉25が下方へ移動した場合に、給水管22と給水口部23との間の経路を開通し、浮玉25が上方へ移動した場合に、給水管22と給水口部23との間の経路を閉鎖する。
洗浄管26は、図示しない便器に接続されており、タンク21内の洗浄水を便器に給水する。ゴムフロート27は、洗浄管26のタンク21側の流出部261を開閉可能に設けられている。ゴムフローと27は、鎖271によってレバー28に接続されている。ユーザがレバー28を操作すると、鎖271を介してゴムフロート27が引っ張られ、ゴムフロート27が流出部261から外れる。これにより、洗浄管26の流出部261が開き、タンク21内の洗浄水が便器に供給される。
そして、洗浄水タンク装置20は、取付部材30及び微細気泡発生器40を備えている。取付部材30及び微細気泡発生器40は、水栓1から給水口部23に至るまでの給水経路D上に設けられている。そして、微細気泡発生器40は、給水経路Dを局所的に縮小することにより、給水経路Dの外部から気体の供給を得ることなく給水経路Dを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する。
この場合、取付部材30及び微細気泡発生器40は、ボールタップ24と給水口部23との間に設けられている。そのため、ボールタップ24が開いて水栓1から水道水が供給されると、その水道水は、微細気泡発生器40を通って微細気泡を含む微細気泡水となって、給水口部23からタンク21内に供給される。この場合、ナノオーダーの微細気泡は、比較的長期間消滅しない。そして、ユーザがレバー28を操作することによって、タンク21内に貯留されている微細気泡水が便器に給水され、これにより便器が洗浄される。
これによれば、洗浄水タンク装置20は、洗浄水として微細気泡水を図示しない便器に供給することができる。そのため、ナノオーダーの微細気泡を多量に含む微細気泡水によって便器を洗浄することができるため、通常の水道水で便器を洗浄する場合に比べて、洗浄性能を向上させることができる。
更に、微細気泡水がタンク21内に貯留されるため、タンク21内も、微細気泡水によって洗浄される。これにより、タンク21内を清潔な状態に保つことができる。
なお、タンク21内に予め洗剤等を投入しておくことで、タンク21内に供給された微細気泡水に洗剤を溶かすことができる。これにより、微細気泡水と洗剤との相乗効果によって、洗剤の効果をさらに効率良く引き出すことができる。
なお、本実施形態は、上記構成に限られない。例えば微細気泡発生器40を、取付部材30を用いることなく、ボールタップ24や給水口部23に内蔵させた構成としても良い。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態について、図21及び図22を参照して説明する。
図21に示す洗浄便座装置17は、便器11に取り付けられており、便座18と局部洗浄装置80とを備えている。便座18は、便器11に開閉可能に取り付けられている。局部洗浄装置80は、洗浄便座装置17に組み込まれており、便座18に着座した状態のユーザの局部に対して洗浄水を放水し、これによりユーザの局部を洗浄する。
局部洗浄装置80は、図22に示すように、取付部材30及び微細気泡発生器40を備えている点以外は、一般的な構成である。すなわち、局部洗浄装置80は、図21及び図22に示すように、2つの局部洗浄用ノズル81、ノズル洗浄部82、給水管83、給水弁84、温水タンク85、ポンプ86、及び切替弁87を備えている。また、局部洗浄装置80は、取付部材30及び微細気泡発生器40を備えている。
2つの局部洗浄用ノズル81は、それぞれユーザの局部の洗浄を行うための水を放出する。本実施形態において、2つの局部洗浄用ノズル81のうち、尻洗浄を行うためのものを尻洗浄用ノズル811と称する。また、2つの局部洗浄用ノズル81のうち、ビデ洗浄を行うためのものをビデ洗浄用ノズル812と称する。ノズル洗浄部82は、尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812に放水し、これにより、尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812を洗浄する。
本実施形態の局部洗浄装置80は、複数この場合3つの給水経路E、F、Gを備えている。本実施形態では、3つの給水経路E、F、Gのうち、水栓1から尻洗浄用ノズル811に至る経路を、尻洗浄用給水経路Eと称する。また、3つの給水経路E、F、Gのうち、水栓1からビデ洗浄用ノズル812に至る経路を、ビデ洗浄用給水経路Fと称する。そして、3つの給水経路E、F、Gのうち、水栓1からノズル洗浄部82に至る経路を、ノズル洗浄用給水経路Gと称する。
給水管83は、外部の水源である水道の水栓1に接続されており、水道の水栓1から水道水を局部洗浄装置80に引き込むためのものである。給水弁84は、液体用の電磁弁であり、給水管83を開閉つまり各給水経路E、F、Gを開閉する。温水タンク85は、内部に所定量の水道水を貯留可能に構成されているとともに、内部に図示しないヒータを有している。そして、温水タンク85は、給水弁84から供給された水道水を一旦貯留し、図示しないヒータによりその水道水を加熱して温水にする。
ポンプ86は、温水タンク85内に貯留されている水を圧送する。切替弁87は、電磁的に動作可能な切替弁であって、3つの給水経路E、F、Gを択一的に切り替える。すなわち、ポンプ86から吐出された水は、切替弁87の切り替え状態に応じて、尻洗浄用ノズル811、ビデ洗浄用ノズル812、及びノズル洗浄部82のいずれか1つに供給される。この場合、各給水経路E、F、Gは、切替弁87よりも上流側は共通した経路となっている。
そして、微細気泡発生器40は、給水経路E、F、G上、具体的には給水経路E、F、Gの分岐点つまり切替弁87よりも上流側に設けられている。そして、微細気泡発生器40は、給水経路E、F、Gを局所的に縮小することにより、給水経路E、F、Gの外部から気体の供給を得ることなく給水経路E、F、Gを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する。
これによれば、切替弁87が局部洗浄用給水経路D又はビデ洗浄用給水経路Fを開通させた状態でポンプ86が駆動されると、微細気泡発生器40を通って生成された微細気泡水は、尻洗浄用ノズル811又はビデ洗浄用ノズル812からユーザの局部に対して放水される。これにより、ユーザの局部は、ナノオーダーの微細気泡を多量に含む微細気泡水によって洗浄される。
ここで、ナノオーダーの微細気泡を多量に含む微細気泡水は、肌に浸透し易く、高い保湿効果を有しているといわれている。このため、本実施形態の局部洗浄装置80によれば、保湿効果の高い微細気泡水によってユーザの局部を洗浄できるため、ユーザの肌に優しい。
また、局部洗浄装置80は、ノズル洗浄部82を更に備えている。ノズル洗浄部82は、ノズル洗浄用給水経路Gに接続されており、微細気泡発生器40の下流側に設けられている。これにより、ノズル洗浄部82は、尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812を洗浄するための水として、微細気泡発生器40を通過して生成された微細気泡水を放出可能である。
すなわち、切替弁87がノズル洗浄用給水経路Gを開通させた状態でポンプ86が駆動されると、微細気泡発生器40を通って生成された微細気泡水は、ノズル洗浄部82から尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812に対して放水される。これにより、尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812は、ナノオーダーの微細気泡を多量に含む微細気泡水によって洗浄される。したがって、これによれば、微細気泡を含まない通常の水道水によって尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812を洗浄した場合に比べて、高い洗浄効果を得ることができる。その結果、尻洗浄用ノズル811及びビデ洗浄用ノズル812をより清潔な状態に保つことができる。
しかも、微細気泡発生器40は、給水経路E、F、Gの外部から気体の供給を得る必要がない。このため、局部洗浄装置80は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等を設ける必要がないため、微細気泡水を生成するための構造を簡単なものにすることができるとともに、小型省スペース化を図ることができる。その結果、本実施形態の局部洗浄装置80によれば、簡単な構成で小型省スペース化を図りつつ、洗浄能力の向上を図ることができる。更に、微細気泡の発生に、水道水の圧力以外の動力を必要としないため、省エネである。
また、微細気泡発生器40は、水栓1から局部洗浄用ノズル81、82及びノズル洗浄部82に至る給水経路E、F、Gのうち、各給水経路E、F、Gに分岐する以前つまり切替弁87よりも上流側に設けられている。これによれば、各給水経路E、F、Gそれぞれに微細気泡発生器40を設けることなく、1つの微細気泡発生器40によって各給水経路E、F、Gそれぞれに微細気泡水を供給することができる。したがって、部品点数の増大を極力抑制することができ、ひいては局部洗浄装置80の大型化を抑制することができ、さらには洗浄便座装置17の大型化を抑制することができる。
また、微細気泡発生器40は、温水タンク85よりも上流側に設けられている。このため、微細気泡発生器40を通過して生成された微細気泡水は、局部洗浄用ノズル81、82又はノズル洗浄部82から放水される前に、一旦、温水タンク85内に貯留される。このため、温水タンク85も、微細気泡水の洗浄効果によって洗浄される。したがって、温水タンク85内も、極力清潔に保つことができる。
なお、本実施形態は、上記構成に限られない。例えば微細気泡発生器40は、給水経路E、F、G上であれば、いずれの箇所に設けても良い。すなわち、微細気泡発生器40は、例えば水栓1と給水弁84との間に設けられていても良い。また、微細気泡発生器40は、ポンプ86の下流側に設けられていても良い。
また、例えば微細気泡発生器40を、取付部材30を用いることなく、給水弁84や温水タンク85、又はポンプ86等に内蔵させた構成としても良い。
更には、例えば微細気泡発生器40を、局部洗浄用ノズル81及びノズル洗浄部82に内蔵させた構成としても良い。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態について、図23を参照して説明する。
本実施形態の局部洗浄装置801は、水栓1に接続されておらず、携帯可能に構成されている。すなわち、本実施形態の局部洗浄装置801は、局部洗浄用ノズル81、ポンプ86、貯水容器88、取付部材30、及び微細気泡発生器40を備えている。本実施形態において、局部洗浄用ノズル81は、尻洗浄用ノズルとビデ洗浄用ノズルとを兼用している。
貯水容器88は、局部洗浄用ノズル81に給水するための水を貯水するためのタンクであり、内部の水源として機能する。貯水容器88には、ユーザによって水道水等が注入される。つまり、本実施形態の局部洗浄装置80は、水源として貯水容器88を内蔵している。
この場合、貯水容器88から局部洗浄用ノズル81に至るまでの経路を、給水経路Hと称する。ポンプ86は、貯水容器88の下流側にあって、給水経路H上に設けられている。ポンプ86は、手動でも電動でも良い。また、ポンプ86は、貯水容器88に内蔵されていても良い。
微細気泡発生器40は、給水経路H上に設けられている。この場合、微細気泡発生器40は、ポンプ86と局部洗浄用ノズル81との間に設けられている。微細気泡発生器40は、上記各実施形態と同様に、給水経路Hを局所的に縮小することにより、給水経路Hの外部から気体の供給を得ることなく給水経路Hを通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する。
これによれば、携帯可能な局部洗浄装置801であっても、微細気泡水によって局部を洗浄することが可能になり、洗浄効果を高めることができる。
更に、微細気泡発生器40は、給水経路Hの外部から気体の供給を得る必要がない。このため、局部洗浄装置801は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等を設ける必要がない。更に、微細気泡の発生に、水道水の圧力以外の動力を必要としないため、微細気泡発生器40を駆動させるためのバッテリー等を備える必要がない。したがって、本実施形態の局部洗浄装置801によれば、簡単な構成で小型省スペース化を図りつつ洗浄能力の向上を図ることができるため、携帯に適したものとすることができる。
なお、本実施形態は、上記構成に限られない。例えば微細気泡発生器40は、給水経路H上であれば、いずれの箇所に設けても良い。すなわち、微細気泡発生器40は、例えば貯水容器88とポンプ86との間に設けられていても良い。
また、例えば微細気泡発生器40を、取付部材30を用いることなく、貯水容器88やポンプ86、又は局部洗浄用ノズル81に内蔵させた構成としても良い。
上記各実施形態で示した微細気泡発生器40は、微細気泡水を生成するための装置の一例であって、その具体的構成は上記したものに限られず適宜変更することができる。
例えば上記第1実施形態を除く各実施形態において、微細気泡発生器40は、2つに分割された上流側流路部材50と下流側流路部材60とを含む構成としても良い。
また、上記各実施形態において、微細気泡発生器40は、上流側流路部材50と下流側流路部材60とが一体形成されたものでも良い。
また、上記各実施形態において、衝突部70は、上流側流路部材50又は下流側流路部材60と一体形成されたものに限られない。例えば上流側流路部材50又は下流側流路部材60の外側から内側へ向かって複数のねじなどをねじ込み、そのねじの先端を流路41、42内に突出させることで、衝突部70の突出部71と同等の機能を発揮させても良い。
また、上記各実施形態において、「第1」、「第2」との語句は、同様の機能作用を有する構成を区別して表現するために便宜的に付けたものであって、何らかの優先順位を表す表現ではない。
そして、上記各実施形態は、必要に応じて適宜組み合わせて構成することができる。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は水洗便器装置、11は便器、111は便鉢、112はリム、131は吐出部(出口部)、141は吐出部(出口部)、15は給水弁、16は洗剤供給装置、17は洗浄便座装置、20は洗浄水タンク装置、21はタンク、23は給水口部、40は微細気泡発生器、80は局部洗浄装置、811は尻洗浄用ノズル(局部洗浄用ノズル)、812はビデ洗浄用ノズル(局部洗浄用ノズル)、88は貯水容器、Aは便鉢用給水経路(給水経路)、Bはリム用給水経路(給水経路)、Cは洗剤供給経路、Dは給水経路、Eは尻洗浄用給水経路(給水経路)、Fはビデ洗浄用給水経路(給水経路)、Gはノズル洗浄用給水経路(給水経路)、Hは局部洗浄用給水経路(給水経路)を示す。

Claims (12)

  1. 便器と、
    給水弁を介して水道の水栓に接続され前記便器に洗浄水を供給する給水経路と、
    前記給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備え、
    前記微細気泡発生器は、
    液体が通過可能な上流側流路を有する上流側流路部材と、
    前記上流側流路の内周面から前記上流側流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部と、を有し、
    複数の前記突出部によって前記上流側流路内に、
    各前記突出部の先端部によって形成されたギャップ領域と、
    前記ギャップ領域に連通しているとともに前記上流側流路の周方向に隣接する2つの前記突出部の間に形成された領域であるスリット領域と、
    が形成され、
    前記突出部は、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路の下流側の端部に設けられている、
    水洗便器装置。
  2. 前記給水経路は、前記給水弁の下流側において前記便器の便鉢内に給水する便鉢給水経路と前記便器のリムに給水するリム給水経路とに分岐し、
    前記微細気泡発生器は、前記便鉢給水経路と前記リム給水経路との分岐点よりも上流側に設けられている、
    請求項1に記載の水洗便器装置。
  3. 前記給水経路は、前記給水弁の下流側において前記便器の便鉢内に給水する便鉢給水経路と前記便器のリムに給水するリム給水経路とに分岐し、
    前記微細気泡発生器は、前記便鉢給水経路と前記リム給水経路との分岐点よりも下流流側にあって、前記便鉢給水経路上又は前記リム給水経路上の少なくともいずれか一方又は両方に設けられている、
    請求項1に記載の水洗便器装置。
  4. 前記便器内に洗剤を供給する洗剤供給装置を更に備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の水洗便器装置。
  5. 前記洗剤供給装置は、前記微細気泡発生器が設けられている給水経路であって前記微細気泡発生器の下流側に洗剤を供給する、
    請求項4に記載の水洗便器装置。
  6. 前記洗剤供給装置は、前記便器の外部に設けられている、
    請求項4又は5に記載の水洗便器装置。
  7. 前記微細気泡発生器は、前記給水経路の出口部に設けられている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の水洗便器装置。
  8. 便器の洗浄水を貯留するタンクと、
    前記タンクの内部に設けられ水道の水栓から供給された水を前記タンク内に供給する給水口部と、
    前記水栓から前記給水口部に至るまでの給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備え、
    前記微細気泡発生器は、
    液体が通過可能な上流側流路を有する上流側流路部材と、
    前記上流側流路の内周面から前記上流側流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部と、を有し、
    複数の前記突出部によって前記上流側流路内に、
    各前記突出部の先端部によって形成されたギャップ領域と、
    前記ギャップ領域に連通しているとともに前記上流側流路の周方向に隣接する2つの前記突出部の間に形成された領域であるスリット領域と、
    が形成され、
    前記突出部は、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路の下流側の端部に設けられている、
    を備える洗浄水タンク装置。
  9. 局部の洗浄を行うための水を放出する局部洗浄用ノズルと、
    水源から前記局部洗浄用ノズルに至るまでの給水経路上に設けられ前記給水経路を局所的に縮小することにより前記給水経路の外部から気体の供給を得ることなく前記給水経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する微細気泡発生器と、を備え、
    前記微細気泡発生器は、
    液体が通過可能な上流側流路を有する上流側流路部材と、
    前記上流側流路の内周面から前記上流側流路の径方向の中心へ向かって突出した棒状又は板状に形成されている複数の突出部と、を有し、
    複数の前記突出部によって前記上流側流路内に、
    各前記突出部の先端部によって形成されたギャップ領域と、
    前記ギャップ領域に連通しているとともに前記上流側流路の周方向に隣接する2つの前記突出部の間に形成された領域であるスリット領域と、
    が形成され、
    前記突出部は、前記上流側流路部材と一体に形成され、前記上流側流路の下流側の端部に設けられている、
    局部洗浄装置。
  10. 前記水源として水道の水栓に接続されて、洗浄便座装置に組み込まれるものである、
    請求項9に記載の局部洗浄装置。
  11. 前記給水経路に接続されて前記微細気泡発生器の下流側に設けられ前記局部洗浄用ノズルを洗浄するための水として前記微細気泡水を放出可能なノズル洗浄部を更に備えている、
    請求項9又は10に記載の局部洗浄装置。
  12. 前記水源として前記局部洗浄用ノズルに給水するための水を貯水可能な貯水容器を更に備えて携帯可能に構成されている、
    請求項9に記載の局部洗浄装置。
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