JP6947681B2 - 電動ドアクローザ - Google Patents

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Description

本発明は、扉を電動で開閉させる電動ドアクローザに関する。
下記特許文献1には、駆動軸をモータで駆動する電動ドアクローザが記載されている。電動ドアクローザは、扉に取り付けられる本体を備え、該本体が駆動軸及びモータを備えている。モータは駆動軸と共にベースプレートに取り付けられていて、一つのモータ変速機ユニットが構成されている。そのモータ変速機ユニットは、取付板に取り付けられると共にカバーで覆われる。本体は、取付板を介して扉に取り付けられる。
扉には左開きのものと右開きのものとが存在している。そのため、電動ドアクローザには、左開きの扉と右開きの扉の何れにも対応する構成が求められる。上記本体のカバーの上面と下面にはそれぞれ切欠部が形成されており、両切欠部から駆動軸の両端部がそれぞれ突出し、駆動軸の上端部にリンク機構が連結される。本体を前後方向の軸線まわりに180度回転させて左右反転させることで、左開きの扉と右開きの扉の両方に対応することができる。しかしながら、リンク機構が連結されない駆動軸の下端部は使用されずに残っている。そのため、扉に本体を取り付けた使用状態において、カバーの下面から駆動軸の下端部が下方に突出した状態となる。
特表2008−527216号公報
本発明は、左開きの扉と右開きの扉と双方に対応できる高い汎用性と良好な美感とを両立できる電動ドアクローザを提供することを課題とする。
本発明に係る電動ドアクローザは、枠体に対して上下方向の軸線まわりで回動する扉を電動で開閉させるための電動ドアクローザであって、扉に取り付けられる本体と、該本体と枠体とを連結するリンク機構とを備え、本体は、本体を扉に取り付けるための取付板と、本体の外郭であるカバーと、リンク機構に扉の開閉力を付与するための駆動ユニットとを備え、駆動ユニットは、上下方向の軸線まわりに回転し、上端部にリンク機構が接続される駆動軸と、該駆動軸を駆動するためのモータと、モータの回転を駆動軸に伝達するための伝達機構と、駆動軸を支持する支持体とを備え、駆動軸の上端部はカバーから上方に突出し、駆動軸の下端部はカバーから下方に突出せずにカバーの内側に位置し、駆動ユニットは、駆動軸を中心として互いに前後対称である第一の取り付け面及び第二の取り付け面を有し、駆動ユニットは、第一の取り付け面が取付板側を向いた第一の姿勢と第二の取り付け面が取付板側を向いた第二の姿勢の双方で取付板に取り付けるための取付部を有していることを特徴とする。
該構成の電動ドアクローザの駆動ユニットは、駆動軸、支持体、伝達機構、及びモータが一つの纏まりとなったものであり、直接又は他の部材を介して取付板に一纏まりに取り付けられる。駆動ユニットは、前後対称である第一の取り付け面及び第二の取り付け面を有していて、第一の取り付け面が取付板側即ち後側を向いた第一の姿勢と、第二の取り付け面が取付板側を向いた第二の姿勢の双方で取付板に取り付けられる。第二の姿勢は第一の姿勢に対して前後反転した姿勢である。第一の姿勢と第二の姿勢のうちの一方が左開きの扉に対応し、他方が右開きの扉に対応する。例えば第一の姿勢が左開きの扉に対応し、第二の姿勢が右開きの扉に対応している場合を例にして説明する。駆動ユニットを第一の姿勢で取付板に取り付けると、本体は左開き仕様となる。一方、駆動ユニットを第二の姿勢で取付板に取り付けると、本体は右開き仕様となる。左開き仕様と右開き仕様の何れの場合においても、駆動軸の上端部はカバーから上方に突出する一方、駆動軸の下端部はカバーから突出しない。そのため、本体の下面の美感に優れている。
特に、駆動ユニットは、支持体とモータのステータとの間の相対回転を阻止するように支持体とモータとを連結する連結体を備えていることが好ましい。該構成では、支持体がモータに対して相対回転しないので、駆動ユニットの取付板への取付作業が容易である。また、連結体によってモータと支持体とが連結一体化されるので、駆動ユニットの強度が向上する。
更に、駆動ユニットは、取付部として、前後に貫通するネジ挿通孔を有し、前側からネジ挿通孔にネジが挿入されることにより、取付板に駆動ユニットがネジ止めされることが好ましく、駆動ユニットを第一の姿勢と第二の姿勢の双方において取付板に前側から容易にネジ止めできる。
以上のように、駆動ユニットを前後反転させることにより左開きの扉と右開きの扉の双方に対応できるので汎用性が高い。また、駆動軸の下端部がカバーから下方に突出しないので、良好な美感が得られる。
本発明の第一の実施形態における電動ドアクローザを左開きの扉に取り付けた状態を示す概略図。 同電動ドアクローザを右開きの扉に取り付けた状態を示す概略図。 同電動ドアクローザの左開き仕様の本体を示す斜視図。 同本体を駆動軸の回転軸線の位置で上下方向に切断した断面図。 同本体をモータの回転軸線の位置で水平方向に切断した断面図。 同本体のカバーを示す斜視図。 同本体のカバーを取り外した状態を示す斜視図。 同本体の駆動ユニットを取り外した状態を示す斜視図。 同本体の駆動ユニットを第二の取り付け面側から見た斜視図。 図9の状態から連結板と支柱を取り外した状態を示す斜視図。 図10の状態から支持体と連結棒を取り外した状態を示す。 同電動ドアクローザの右開き仕様の本体を示す斜視図。 同本体のカバーを取り外した状態を示す斜視図。 同本体の駆動ユニットを第一の取り付け面側から見た斜視図。 図8の状態から180度左右反転させた状態の本体を示す斜視図。 本発明の第二の実施形態における電動ドアクローザの駆動ユニットを第二の取り付け面側から見た斜視図。 同駆動ユニットを第一の取り付け面側から見た斜視図。 同駆動ユニットをメインプレートに左開き仕様で取り付けた状態を示す斜視図。 同電動ドアクローザの左開き仕様の本体であってカバーを取り外した状態を示す斜視図。
以下、本発明の第一の実施形態にかかる電動ドアクローザについて図1〜図15を参酌しつつ説明する。電動ドアクローザは、扉1を電動で開閉させる。図1に左開き(左勝手)の扉1を示し、図2に右開き(右勝手)の扉1を示している。扉1は、枠体2に図示しないヒンジを介して回動可能に取り付けられていて、上下方向の軸線まわりに回動する。電動ドアクローザは、本体3と、リンク機構とを備えている。本体3は、扉1に取り付けられる。本体3は、扉1の前面の上部であって、ヒンジ寄りの位置に取り付けられる。リンク機構は本体3と枠体2とを連結する。リンク機構は、アーム4とリンク5とブラケット6とを備えている。
<本体3>
本体3は、上下方向の軸線まわりに回転する駆動軸20を備えており、該駆動軸20の上端部20aにアーム4の一端部が連結される。アーム4は、駆動軸20を中心として、駆動軸20と一体となって回転する。アーム4の他端部はリンク5の一端部に回動可能に連結されており、リンク5の他端部はブラケット6に回動可能に連結されている。ブラケット6は枠体2(上枠)に取り付けられる。
本体3は、左右両勝手に対応している。即ち、本体3は、左開きの扉1と右開きの扉1の双方に取り付け可能である。図3の状態と図12の状態の何れか一方が左開き仕様であって他方が右開き仕様である。図3の状態と図12の状態の何れが左開き仕様であってもよいが、以下、一例として、図3の状態を左開き仕様とし、図12の状態を右開き仕様として説明する。
左開き仕様を主に説明する。図3から図11に左開き仕様の本体3を示している。本体3は、左右方向に長い直方体形状である。本体3は、本体3を扉1に取り付けるための取付板10と、該取付板10に取り付けられる駆動ユニット11及び制御ユニット12と、取付板10に取り付けられた駆動ユニット11及び制御ユニット12を前側から覆うカバー13とを備えている。駆動ユニット11は、駆動軸20と、該駆動軸20を駆動するためのモータ21と、モータ21の回転を駆動軸20に伝達するための伝達機構と、駆動軸20を支持する支持体25と、モータ21と支持体25とを連結一体化して互いの相対回転を阻止する連結体とを備えている。制御ユニット12は、モータ21を駆動制御する。
<取付板10>
取付板10は、カバー13と共に本体3の外郭(本体ケース)を構成している。本体3の外郭は、六つの壁面から構成されているが、取付板10は、六つの壁面のうち後側の壁面を構成している。取付板10は、左右方向に長い長方形状である。取付板10の上下両端部はそれぞれ前側に折り曲げられていて、取付板10の上下両端部にはフランジ部10aが形成されている。取付板10の左右両端部にはそれぞれ係止板14がネジ止めされている。係止板14の外面には係止部14aが突設されている。取付板10には、扉1にネジ止めするためのネジ挿通孔10bが形成されており、左開きの扉1と右開きの扉1の双方に取り付け可能である。取付板10には、駆動ユニット11を取り付けるためのネジ孔10cと、制御ユニット12を取り付けるための図示しないネジ孔が形成されている。
<カバー13>
カバー13は、本体3の外郭のうち後側の壁面以外の残る五つの壁面を構成する。カバー13の左右両側面の内面にはそれぞれ係止部13bが形成されており、取付板10の左右の係止板14の係止部14aにカバー13の左右の係止部13bを係止させることにより、カバー13を取付板10に取り付けることができる。カバー13の上面には、左右一対の切り欠き孔13aが形成されている。左右の切り欠き孔13aは互いに左右対称に配置されている。左右の切り欠き孔13aには第一のキャップ16と第二のキャップ17が取り付けられる。第一のキャップ16は、切り欠き孔13aの後部のみを閉じ、第二のキャップ17は切り欠き孔13aの全体を閉じる。第一のキャップ16は、左右の切り欠き孔13aの何れにも装着でき、第二のキャップ17も同様に左右の切り欠き孔13aの何れにも装着できる。左開き仕様において、駆動軸20の上端部20aはカバー13の左側の切り欠き孔13aから上方に突出する。第一のキャップ16は、左側の切り欠き孔13aに装着されて、駆動軸20の上端部20aの上方への突出を許容する。左開き仕様においては右側の切り欠き孔13aは未使用である。右側の切り欠き孔13aには第二のキャップ17が装着されて右側の切り欠き孔13aは第二のキャップ17により塞がれる。カバー13の下面には切り欠き孔が形成されていない。
<モータ21>
モータ21は、ブラシレスモータである。モータ21のステータ22はコイルであり、モータ21の図示しないロータは永久磁石である。モータ21は、図示しないホール素子を備えている。ホール素子は、ロータの磁界を検出することにより、ロータの位置を検出し、検出信号を出力する。検出信号は制御ユニット12に送られる。モータ21は、左右方向に沿った回転軸線(中心線)を有している。モータ21は、回転軸線上にモータシャフト23を備えている。モータシャフト23はロータと一体に回転する。モータシャフト23は、左側に突出している。従って、モータ21の出力側の端部である第一の端部は左側に位置し、出力側の端部とは反対側の端部である第二の端部は右側に位置している。
<モータブラケット26,27>
モータ21の外周面には二つのモータブラケット26,27が固定されている。二つのモータブラケット26,27は、何れもモータ21の回転軸線と直交する板状であって、互いに左右に離間している。一方のモータブラケット26はモータ21の第一の端部付近に位置し、他方のモータブラケット27はモータ21の回転軸線方向の中央部付近に位置している。モータブラケット26,27の前側の側面26a,27aと後側の側面26b,27bにはそれぞれネジ孔26c,27cが形成されている。モータブラケット26,27は、モータ21の回転軸線を中心として前後対称形状である。モータ21の回転軸線からモータブラケット26,27の前側の側面26a,27aまでの距離と後側の側面26b,27bまでの距離は、互いに等しい。
<駆動軸20>
モータ21の左側に駆動軸20が離れて位置している。駆動軸20は、上下方向の回転軸線(中心線)を有している。モータシャフト23の延長線上に駆動軸20が位置しており、平面視において、駆動軸20とモータシャフト23は同一線上に位置している。従って、駆動軸20の回転軸線とモータ21の回転軸線は、互いに前後方向の位置が同じであって、平面視において同一線上に位置している。
<伝達機構>
モータシャフト23と駆動軸20との間に伝達機構が設けられている。伝達機構は、トルクリミッタ28と歯車機構とを備えている。トルクリミッタ28はモータシャフト23の先端部に装着されている。トルクリミッタ28はモータシャフト23を入力軸とする。トルクリミッタ28は、モータシャフト23と同軸上に出力軸29を有している。トルクリミッタ28の出力軸29は左側に向けて延びている。通常は、モータシャフト23と出力軸29は同期して回転している。出力軸29に過度の負荷が作用した場合には、トルクリミッタ28が滑ることで、出力軸29とモータシャフト23との間に回転差を生じさせる。トルクリミッタ28の出力軸29と駆動軸20との間に歯車機構が設けられている。通常は、駆動軸20とモータシャフト23は同期して回転しているが、駆動軸20に過度の負荷が作用した場合には、トルクリミッタ28が滑って駆動軸20とモータシャフト23との間に回転差が生じる。トルクリミッタ28の出力軸29の先端部にはギヤ30が固定されている。該ギヤ30は、駆動軸20の下部のギヤ31と噛合している。ギヤ30とギヤ31が歯車機構を構成している。ギヤ30とギヤ31とによって、出力軸29の左右方向の軸線まわりの回転が駆動軸20の上下方向の軸線まわりの回転に変換される。トルクリミッタ28の出力軸29にはエンコーダ32が設けられている。エンコーダ32は、出力軸29の回転を検出し、その検出信号を出力する。検出信号は制御ユニット12に送られる。
<支持体25>
駆動軸20は、支持体25に上下二箇所で支持されている。支持体25は箱状である。支持体25の天面部と底面部にそれぞれ軸受け35,36が設けられていて、上下の軸受け35,36を介して駆動軸20が支持体25に支持されている。駆動軸20の上端部20aは支持体25の上面から上方に突出している一方、駆動軸20の下端部20bは支持体25の下面から下方に突出していない。駆動軸20に固定されたギヤ31は、支持体25の内部に位置している。支持体25の右側の側面には開口部が形成されていて、その開口部からトルクリミッタ28の出力軸29が支持体25の内側に入り込んでいる。従って、出力軸29の先端部のギヤ30も支持体25の内側に位置している。支持体25の開口部には出力軸29を支持するための軸受け37が設けられていて、出力軸29は軸受け37を介して支持体25に支持されている。
支持体25の前側の側面25aと後側の側面25bにはそれぞれネジ孔25cが形成されている。支持体25は、駆動軸20の回転軸線を中心として前後対称形状であり、支持体25の前側の側面25aと後側の側面25bは、駆動軸20の回転軸線を中心として前後対称である。駆動軸20の回転軸線から支持体25の前側の側面25aまでの距離と後側の側面25bまでの距離は、互いに等しい。そして、支持体25の前側の側面25aと二つのモータブラケット26,27の前側の側面26a,27aとは同一平面上にあり、支持体25の後側の側面25bと二つのモータブラケット26,27の後側の側面26b,27bとは同一平面上にあり、駆動軸20の回転軸線とモータ21の回転軸線とにより画成される仮想平面と平行関係にある。
<連結体>
連結体は、支持体25と二つのモータブラケット26,27とを連結することによって支持体25とモータ21のステータ22との間の相対回転を阻止する。駆動ユニット11は、連結体として、前後一対の連結板40,41と、前後の連結板40,41同士を前後に連結する支柱42とを備えている。左開き仕様において、第一の連結板40が後側に位置し、第二の連結板41が前側に位置する。両連結板40,41は、それぞれモータブラケット26,27のネジ孔26c,27cと支持体25のネジ孔25cにネジ止めされている。両連結板40,41によって、二つのモータブラケット26,27と支持体25とが、前後それぞれにおいて左右に連結一体化され、モータ21と伝達機構と支持体25が両連結板40,41によって一纏めに保持されている。
両連結板40,41は何れも同一形状であって左右方向に長い長方形状であり、また同一厚さである。両連結板40,41は支持体25からモータ21までの全体を前後から覆っている。従って、支持体25は両連結板40,41の内側に位置し、モータ21も両連結板40,41の内側に位置している。両連結板40,41は、駆動軸20の回転軸線及びモータ21の回転軸線に対して前後対称に配置されていて、何れも、駆動軸20の回転軸線とモータ21の回転軸線とにより画成される仮想平面に対して平行である。駆動軸20の回転軸線から第一の連結板40の外面40aまでの距離と第二の連結板41の外面41aまでの距離は、互いに等しい。第一の連結板40の外面40aと第二の連結板41の外面41aが、それぞれ駆動ユニット11の第一の取り付け面と第二の取り付け面である。
<支柱42>
支柱42は連結板40,41の四隅に配置されている。連結板40,41の四隅には貫通した嵌合孔が形成されていて、支柱42の両端部は連結板40,41の嵌合孔に嵌合している。この四本の支柱42によって前後の連結板40,41が互いに連結一体化され、支持体25及び二つのモータブラケット26,27が両連結板40,41によって前後に狭持される。各支柱42は筒状であって、貫通したネジ挿通孔43を有している。このネジ挿通孔43は、駆動ユニット11を第一の姿勢及び第二の姿勢で取付板10に取り付けるための取付部である。
<連結棒45>
支持体25と左側のモータブラケット26,27との間に、連結体としての連結棒45が設けられている。連結棒45は、支持体25と左側のモータブラケット26との間を橋渡しして、支持体25と左側のモータブラケット26とを連結している。連結棒45は前後二本設けられている。駆動ユニット11を組み立てる際に、支持体25と左側のモータブラケット26とを前後二本の連結棒45によって連結すると、支持体25がモータ21に対して回転せず、両連結板40,41を支持体25及び二つのモータブラケット26,27にネジ止めしやすい。このように連結棒45は駆動ユニット11の組み立て時の仮止め用としても機能する。
<第一の姿勢と第二の姿勢>
駆動ユニット11の単体の状態を図9に示している。駆動ユニット11は取付板10の前面に取り付けられる。駆動ユニット11は、取付板10のネジ孔10cに前側からネジ止めされる。駆動ユニット11を取付板10に取り付けるためのネジ50は、四本の支柱42のネジ挿通孔43を通って取付板10のネジ孔10cに螺合する。駆動ユニット11は、前後反転した二つの姿勢で取付板10に取り付けられる。左開き仕様においては、駆動ユニット11は、第一の取り付け面(第一の連結板40の外面40a)が後側を向き、第二の取り付け面(第二の連結板41の外面41a)が前側を向いた第一の姿勢で取付板10に取り付けられる。第一の姿勢では、第一の連結板40が後側に位置し、第二の連結板41が前側に位置する。右開き仕様においては、駆動ユニット11は、第二の取り付け面が後側を向き、第一の取り付け面が前側を向いた第二の姿勢で取付板10に取り付けられる。第二の姿勢では、第二の連結板41が後側に位置し、第一の連結板40が前側に位置する。このように、駆動ユニット11は、180度前後に反転させた第一及び第二の姿勢の双方で取付板10に取り付けられる。
<制御ユニット12>
制御ユニット12は、モータ21の右側に位置している。制御ユニット12は、モータ21を挟んで駆動軸20とは反対側に位置していて、モータ21の第二の端部の隣に位置している。制御ユニット12は、駆動ユニット11とは分離独立した構成であり、制御ユニット12と駆動ユニット11はそれぞれ別々に取付板10に取り付けられる。駆動ユニット11は取付板10に前後反転した二つの姿勢で取り付けられるが、制御ユニット12は、左開き仕様でも右開き仕様でも同じ姿勢で取付板10に取り付けられる。
制御ユニット12は、モータ21を駆動制御するための図示しない回路基板を備えている。制御ユニット12は、コネクタ51を備えている。該コネクタ51を介して、回路基板と駆動ユニット11との間の配線を行うことができる。回路基板は基板ボックス52に収容されている。基板ボックス52は取付板10にネジ止めされる。回路基板には、複数の調整摘み53が配置されている。調整摘み53は基板ボックス52の前面から前側に突出しており、調整摘み53を回すことで各種の設定を行うことができる。回路基板には、モータ21のホール素子から検出信号が送られる。回路基板は、モータ21のロータの回転位置に合わせて、モータ21を駆動するための電流をモータ21のコイルに流す。また、エンコーダ32からも出力信号が回路基板へ送られる。
<取付手順>
次に、左開きの扉1に本体3を取り付ける手順を説明する。予め、図8のように取付板10に左右の係止板14をネジ止めしておくと共に制御ユニット12をネジ止めしておく。その取付板10を左開きの扉1にネジ止めする。次に、図7のように取付板10に駆動ユニット11を第一の姿勢でネジ止めする。そして、図3のようにカバー13を左右の係止板14に係止させて、駆動ユニット11と制御ユニット12をカバー13で覆う。
右開きの扉1に本体3を取り付ける場合には、図8に示した取付板10を左右180度反転させて、図15のように取付板10の左側に制御ユニット12が位置する状態とし、その状態で取付板10を右開きの扉1にネジ止めする。続いて、図14のように駆動ユニット11を第一の姿勢に対して前後反転させて第二の姿勢とし、図13のように第二の姿勢の駆動ユニット11を取付板10にネジ止めする。右開き仕様では駆動ユニット11は右側に位置し、駆動軸20も右側に位置し、制御ユニット12は左側に位置する。そして、図12のように取付板10にカバー13を取り付けて、駆動ユニット11と制御ユニット12をカバー13で覆う。
以上のように、駆動ユニット11を前後反転させることにより、左開きの扉1と右開きの扉1の双方に対応でき、汎用性が高い。また、左開き仕様と右開き仕様の何れにおいても、カバー13の下面から駆動軸20の下端部20bが下方に突出しないので、良好な美感が得られる。本体3は扉1の上部に取り付けられるため、本体3の下面であるカバー13の下面は目立つ部分である。そのカバー13の下面から駆動軸20が突出せず、カバー13の下面が凹凸のない平面となるので、すっきりとした外観が得られる。
また、両連結板40,41が支持体25と二つのモータブラケット26,27を左右に連結しているので、モータ21に対して支持体25が回転せず、駆動ユニット11を取付板10に容易に取り付けることができる。しかも、両連結板40,41が補強になるので、駆動ユニット11の強度が向上する。更に、両連結板40,41の四隅がそれぞれ支柱42によって前後に連結されているので、駆動ユニット11の強度がより一層向上する。また、その四本の支柱42を筒状として支柱42にネジ挿通孔43を設けているので、駆動ユニット11を第一及び第二の姿勢の双方で取付板10に容易にネジ止めできる。
制御ユニット12は、駆動ユニット11とは別に独立して取付板10に取り付けられるので、扉1の左右勝手に関係なく、予め取付板10に制御ユニット12を取り付けておくことができる。そのため、扉1に本体3を取り付ける作業がスムーズになる。
尚、両連結板40,41が四本の支柱42で連結されていたが、支柱42に代えて、例えば板状体で両連結板40,41同士を前後に連結するようにしてもよく、支柱42と板状体を適宜組み合わせてもよい。このように両連結板40,41同士を前後に連結する連結部材の構成は種々であってよい。逆に、支柱42を省略してもよく、両連結板40,41同士を連結する連結部材を省略してもよい。例えば、両連結板40,41の四隅にそれぞれ取付部としてネジ挿通孔を形成してもよい。
次に、第二の実施形態に係る電動ドアクローザの本体3を説明する。尚、第一の実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。第一の実施形態では、連結体を備えていたが、第二の実施形態では、連結体を備えていない。また、第一の実施形態では、駆動ユニット11を取付板10に直接取り付ける構成であったが、第二の実施形態では、駆動ユニット11を他の部材を介して取付板10に取り付ける構成である。
図19にカバー13を外した状態の本体3を示している。図19に示している本体3は、左開き仕様である。本実施形態の本体3は、取付板10とは別にベースプレート60を備えていて、駆動ユニット11及び制御ユニット12はベースプレート60を介して取付板10に取り付けられる。ベースプレート60にはネジ挿通孔60bが形成されており、ベースプレート60は取付板10の前面に前側からネジ61によりネジ止めされる。ベースプレート60の左右両端部のうちの左側の端部のみに係止板14がネジ止めされる。ベースプレート60が取付板10に取り付けられた状態で、ベースプレート60の右側の端部は取付板10よりも僅かに側方に突出し、その突出した部分がカバー13を係止するための係止部60aとなる。カバー13はベースプレート60を介して取付板10に取り付けられる。
駆動ユニット11と制御ユニット12はベースプレート60にそれぞれ別々にネジ止めされる。図18に、ベースプレート60に駆動ユニット11と制御ユニット12がネジ止めされた状態を示している。駆動ユニット11は、後側からベースプレート60にネジ止めされ、制御ユニット12は前側からベースプレート60にネジ止めされる。尚、本実施形態では、制御ユニット12の回路基板63は基板ボックスに収容されておらず、その回路基板63がベースプレート60にネジ止めされる。
図16及び図17に駆動ユニット11を単体の状態で示している。図16及び図17は、左開き仕様であって駆動ユニット11は第一の姿勢となっている。本実施形態の駆動ユニット11は、連結体を備えておらず、また、モータブラケット26は一つであってモータ21の第一の端部に配置されている。また、エンコーダを備えていない。モータブラケット26の前後両側面26a,26bのうち一方のみにネジ孔26cが形成されており、他方にはネジ孔26cが形成されていない。図示しないネジをベースプレート60側からモータブラケット26のネジ孔26cにねじ込むことで、ベースプレート60にモータブラケット26を固定できる。
支持体25の前側の側面25aと後側の側面25bにはそれぞれネジ孔25cが形成されている。モータブラケット26と同様に、図示しないネジをベースプレート60側から支持体25のネジ孔25cにねじ込むことで、ベースプレート60に支持体25を固定できる。本実施形態では、支持体25の後側の側面25bと前側の側面25aがそれぞれ第一の取り付け面と第二の取り付け面となる。また、支持体25における後側の側面25bと前側の側面25aのネジ孔25cが、駆動ユニット11を第一の姿勢及び第二の姿勢でベースプレート60を介して取付板10に取り付けるための取付部となる。モータ21及びモータブラケット26に対して、支持体25はモータ21の回転軸線を中心として回転可能である。従って、図16及び図17に示した第一の姿勢から、支持体25をモータ21及びモータブラケット26に対して180度回転させて前後反転させると、駆動ユニット11は第二の姿勢となり、右開き仕様となる。
本実施形態の本体3を左開きの扉1に取り付ける際の取り付け手順を説明する。まず、図18のようにベースプレート60に係止板14と駆動ユニット11と制御ユニット12を取り付けて全体ユニット62を作製する。そして、取付板10を扉1に取り付ける。取付板10は前側から扉1にネジ止めする。その後、図19のように取付板10に全体ユニット62を前側からネジ止めする。そして、カバー13を取り付ける。このように駆動ユニット11をベースプレート60を介して取付板11に取り付けてもよい。
1 扉
2 枠体
3 本体
4 アーム
5 リンク
6 ブラケット
10 取付板
10a フランジ部
10b ネジ挿通孔
10c ネジ孔
11 駆動ユニット
12 制御ユニット
13 カバー
13a 切り欠き孔
13b 係止部
14 係止板
14a 係止部
15 ネジ挿通孔
16 第一のキャップ
17 第二のキャップ
20 駆動軸
20a 上端部
20b 下端部
21 モータ
22 ステータ
23 モータシャフト
25 支持体
25a 前側の側面(第二の取り付け面)
25b 後側の側面(第一の取り付け面)
25c ネジ孔(取付部)
26 モータブラケット
26a 前側の側面
26b 後側の側面
26c ネジ孔
27 モータブラケット
27a 前側の側面
27b 後側の側面
27c ネジ孔
28 トルクリミッタ(伝達機構)
29 出力軸
30 ギヤ(伝達機構)
31 ギヤ(伝達機構)
32 エンコーダ
35 軸受け
36 軸受け
37 軸受け
40 第一の連結板(連結体)
40a 外面(第一の取り付け面)
41 第二の連結板(連結体)
41a 外面(第二の取り付け面)
42 支柱(連結体)
43 ネジ挿通孔(取付部)
45 連結棒(連結体)
50 ネジ(駆動ユニット取付用)
51 コネクタ
52 基板ボックス
53 調整摘み
60 ベースプレート
60a 係止部
60b ネジ挿通孔
61 ネジ
62 全体ユニット
63 回路基板

Claims (3)

  1. 枠体に対して上下方向の軸線まわりで回動する扉を電動で開閉させるための電動ドアクローザであって、
    扉に取り付けられる本体と、該本体と枠体とを連結するリンク機構とを備え、
    本体は、本体を扉に取り付けるための取付板と、本体の外郭であるカバーと、リンク機構に扉の開閉力を付与するための駆動ユニットとを備え、
    駆動ユニットは、上下方向の軸線まわりに回転し、上端部にリンク機構が接続される駆動軸と、該駆動軸を駆動するためのモータと、モータの回転を駆動軸に伝達するための伝達機構と、駆動軸を支持する支持体とを備え、
    駆動軸の上端部はカバーから上方に突出し、駆動軸の下端部はカバーから下方に突出せずにカバーの内側に位置し、
    駆動ユニットは、駆動軸を中心として互いに前後対称である第一の取り付け面及び第二の取り付け面を有し、
    駆動ユニットは、第一の取り付け面が取付板側を向いた第一の姿勢と第二の取り付け面が取付板側を向いた第二の姿勢の双方で取付板に取り付けるための取付部を有していることを特徴とする電動ドアクローザ。
  2. 駆動ユニットは、支持体とモータのステータとの間の相対回転を阻止するように支持体とモータとを連結する連結体を備えている請求項1記載の電動ドアクローザ。
  3. 駆動ユニットは、取付部として、前後に貫通するネジ挿通孔を有し、前側からネジ挿通孔にネジが挿入されることにより、取付板に駆動ユニットがネジ止めされる請求項2記載の電動ドアクローザ。
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