JP6945713B2 - 状態監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、状態監視システムに関する。
発電用ガスタービン等、社会インフラ向け機械は、常時稼働することが要求されている。機械の高い稼働率を維持するためには、その計画外停止を防ぐ必要がある。そのためには、機械の稼働時間に基づいた定期保守から、機械の状態に基づいて予防保全を適切に行う、状態監視保守への移行が必要である。状態監視保守を実現するためには、機械に設けられた各種センサを介して収集されるセンサデータを分析し、機械の異常や故障の予兆を診断する状態監視システムの役割が重要となる。
状態監視システムでは、機械のコンポーネント毎に、センサデータ分析のモデル(以下、単に「モデル」と称する)を用いて、状態監視を行う。特定の機械に状態監視システムを新たに導入する場合、このようなモデルを新たに作成すると工数が掛かるため、既に作成された、特定の機械に類似する機械用のモデルを可能な限り再利用することが望まれる。
従来のモデルの再利用の例として、機械の物理的な性質を考慮したシミュレーションモデルをベースとして、シミュレーションデータと実機の計測データとの差に基づいて導出された修正関数を組み合わせて最終モデルを生成することが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−178247号公報
しかし、作成済モデルと修正関数とを組み合わせて最終モデルを生成する場合、修正関数のみで、モデル作成済の機械と、新規でモデルを作成する機械との差異を吸収することには限界がある。このため、特定の機械に状態監視システムを新たに導入するには、機械のコンポーネント毎にモデルを新たに作成する必要があり、モデル作成の工数削減が困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モデル作成済の機械と、新規でモデルを作成する機械との差異があっても、モデル作成の工数削減が可能な状態監視システムを提供するものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる状態監視システムは、機械から稼動データを収集し、機械の状態を監視する状態監視システムにおいて、センサデータ分析のモデルを作成済である第1の機械及び前記モデルを新たに作成する第2の機械のコンポーネントを示す情報、前記第1の機械の前記コンポーネントと前記第2の機械の前記コンポーネントとの対応関係を示す情報、及び前記モデルに関する情報が格納される記憶部と、前記記憶部に格納された各情報を用いて、前記第2の機械に類似する前記モデルから、前記第2の機械のモデル候補を複数作成し、複数の前記モデル候補の内、入力部にて選択された前記モデル候補の情報を、前記第2の機械の前記モデルとして作成するモデル作成部と、前記モデル候補を表示する表示部と、を備え、前記モデル作成部は、前記第2の機械の前記コンポーネントに対応する前記第1の機械の前記コンポーネントを検索し、前記第2の機械の前記コンポーネントに対応する前記第1の機械の前記コンポーネントがある場合は、この第1の機械の対応する前記コンポーネントに対応する前記モデルを前記第2の機械のモデル候補とし、前記第2の機械の前記コンポーネントに対応する前記第1の機械の前記コンポーネントがない場合は、前記第1の機械の前記コンポーネントを用いて前記第2の機械に類似する前記モデルを検索することを特徴とする。
本発明によれば、その目的は、モデル作成済の機械と、新規でモデルを作成する機械との差異があっても、モデル作成の工数削減が可能となる。また、モデル作成の工数削減に伴い、状態監視システムの導入コストの削減も可能となる。
本発明の実施形態において、機械A、機械B、状態監視システム1の関係を示したシステム構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係る状態監視システム1の機能構成例を示した図である。 センサデータテーブルT10の構成例を示した図である。 センサリストテーブルT20の構成例を示した図である。 センサマップテーブルT30の構成例を示した図である。 機器構成テーブルT40の構成例と、風力発電システムの構成例と、を示した図である。 機器構成マップテーブルT50の構成例を示した図である。 モデルデータテーブルT60の構成例を示した図である。 センサマップ作成部24の処理を示したフローチャートと、表示部30に表示される画面例を示した図と、である。 機器構成マップ作成部25の処理を示したフローチャートと、表示部30に表示される画面例を示した図と、である。 モデル作成部26の処理を示したフローチャートである。 モデルを作成する際にユーザに示す画面例を示した図である。 状態監視部27の処理を示したフローチャートである。 演繹モデルの事前計算法の処理を示したフローチャートである。 演繹モデルのパラメータ推定法の処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下では、機械A(第1の機械)の各コンポーネントのモデル(作成済)を用いて、機械B(第2の機械)のモデルが新規に作成されるケースを説明する。なお、機械Aと機械Bは、同じメーカーであるがモデルが異なる製品や、異なるメーカーの製品であることを想定している。
図1は、本発明の実施形態において、機械A、機械B、状態監視システム1の関係を示したシステム構成例を示した図である。機械A、機械Bは、機械から稼動データを収集し、機械の状態を監視する状態監視システム1による監視対象の機械であり、定期的、または、状態監視システム1により、異常ないし異常の予兆(以下、単に「異常」とする)が検知された場合、保守員2による保守作業の対象となる。
機械A、機械Bには、各種センサ(図示せず)が搭載されている。各種センサにより計測された機械A、機械Bの様々なセンサデータは、状態監視システム1へ向けて出力される。なお、機械A及び機械Bとしては、機械的な動作を伴うことにより、所期の機能を実現する装置であれば、どのような装置であってもよい。
状態監視システム1は、表示装置、操作卓、制御コンピュータ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション(図示せず)等によって構成され、有線または無線の通信システムを介して、機械A及び機械Bに接続されている。状態監視システム1は、機械A及び機械Bからセンサデータを収集し、集計するとともに、モデルを用いた所定の異常判定方法に従い、機械A及び機械Bにおける異常の有無を、定期的に診断し、その診断結果を管理者3に報知する。
センサデータの分析において使用されるモデルとして、演繹モデルと、帰納モデルとがある。演繹モデルとは、物理モデルのことであり、対象の機械のコンポーネントの物理現象または挙動を数式で表現したものである。物理モデルを用いて、収集したセンサデータの挙動を判定し、物理モデルで想定している状態から逸脱している場合は、機械の状態を異常とみなす。なお、物理モデルの対象は、電気系、機械系、伝熱系、流体系、化学反応系、制御系などに限定されるものではない。
一方、帰納モデルとは、対象機器のセンサデータを大量に収集したとき、機械学習のアルゴリズムを使って抽出した、共通のパターンやルールを示したものである。例えば、k−means法などのクラスタリングアルゴリズムを用いて、機械が正常に動作しているときのセンサデータの分布(クラスタ)を抽出する。その後、新しく収集したセンサデータと、抽出したクラスタとの距離を計算して、距離が一定値以上である場合は、機械の状態を異常とみなす。また、深層学習のオートエンコーダを用いる場合は、蓄積したセンサデータを使って、正常状態を学習し、新しく収集したセンサデータをオートエンコーダで再構成する。次に、再構成したセンサデータと入力したセンサデータの誤差を計算し、誤差が一定値以上の場合は、機械の状態を異常とみなす。
例えば、風力発電システムの場合、演繹モデルを用いて、ブレードの状態監視を行うと共に、帰納モデルを用いて、発電機の状態監視を行う。
管理者3は、状態監視システム1からの診断結果の報知に基づき、機械Aまたは機械Bの異常を知ったときには、現場の保守員2に対し、機械Aまたは機械Bの保守作業の実施を指示する。また、管理者3は、新しい機械の状態監視を導入する際に、新しい機械の状態監視のための演繹モデル、帰納モデルを状態監視システム1の常時画面を通じて、更新する。
図2は、本発明の実施形態に係る状態監視システム1の機能構成例を示した図である。図2に示すように、状態監視システム1は、センサデータ取得部21と、記憶部22と、シミュレーション部23と、センサマップ作成部24と、機器構成マップ作成部25と、モデル作成部26と、状態監視部27と、ユーザIF部28と、表示部30と、入力部31と、で構成される。
ここでセンサデータ取得部21、シミュレーション部23、センサマップ作成部24、機器構成マップ作成部25、モデル作成部26、状態監視部27、ユーザIF(インタフェース)28のそれぞれの機能は、演算処理装置が記憶装置に記憶された所定のプログラムを実行することにより実現される。また、記憶部22は、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置であり、モデルに関するデータが記憶される。
以下、各機能について、詳細に説明する。ここでは、機械Aと機械Bとは、風力発電システムとする。風力発電システムは、風力を電力に変換するシステムであり、複数のコンポーネントで構成される。具体的には、風車のブレードに風を受けて、ブレードが回転する。その回転が、ロータを通じてナセルに伝わる。ナセルの中では、メインシャフトを通じて、増速機に回転力が伝わる。増速機では、ギアを使って回転速度を増やし、その回転速度で発電機を回して、電気に変換する。発電された電気は、変圧器で昇圧されて、送電線を通って届けられる。
また、風力発電システムは、発電量の制御及び強風時に風をブレードから受け流すために、ブレードの角度(ピッチ角)を調整するピッチコントロールシステムを有する。風力発電システムは、状態監視のために主要なコンポーネントに複数のセンサが取り付けられ、一定のサンプリング間隔でデータを計測している。そして風力発電システムは、これからのセンサデータを状態監視システム1に定期的に送信する。
センサデータ取得部21は、状態監視システム1と接続している機械のセンサデータを定期的に収集して、記憶部22のセンサデータテーブルに書き込む。
記憶部22は、センサデータを格納するセンサデータテーブルT10と、センサとコンポーネントとの対応関係を示す情報を格納するセンサリストテーブルT20と、機械Aのセンサと機械Bのセンサとの対応関係を示す情報を格納するセンサマップテーブルT30と、機械A及び機械Bのコンポーネントを示す情報が格納される機器構成テーブルT40と、機械Aのコンポーネントと機械Bのコンポーネントとの対応関係を示す情報が格納される機器構成マップテーブルT50と、各コンポーネントのモデルを示す情報が格納されるモデルデータテーブルT60と、を含む構成である。
図3は、センサデータテーブルT10の構成例を示した図である。センサデータテーブルT10は、状態監視システム1と接続している機械毎にテーブルT10−A、T10−Bを有する。図3のセンサデータテーブルT10は、機械Aと機械B(ともに風力発電システム)を示している。各センサはセンサIDa1〜a6、b1〜b6が付与されている。センサIDは、機械毎に定義されている。例えば、同じ風速に関するセンサでも、機械Aではa1、機械Bではb1としてIDが定義されている。
また、各機械のテーブルT10−A、T10−Bには、センサデータが取得時刻101−A、101−B毎に記録されている。なお、センサデータテーブルT10に記録されるセンサデータ、図3で示すものに限定されるものではない。各センサデータテーブルT10−A、T10−Bは、センサデータ取得部21からデータを取得した段階で更新される。
図4は、センサリストテーブルT20の構成例を示した図である。センサリストテーブルT20は、機械をよく知っている管理者3により、設計情報を基にして作成される。センサリストテーブルT20は、機械毎にセンサID201と、センサ名称202と、が記録されている。ここでは、機械Aのセンサリストテーブルを示しており、センサa1〜a7は、それぞれ風速(m/s)、風向(m/s)、ピッチ角度(deg)、増速機の回転数(rpm)、発電機の回転数(rpm)、発電機加速度(m/s)、発電量(kW)を取得するセンサであることを示している。
図5は、センサマップテーブルT30の構成例を示した図である。センサマップテーブルT30は、複数の機械間のセンサの対応関係を記録している。センサマップテーブルT30は、ユーザIF部28を通じて、センサマップ作成部24で作成される。センサマップテーブルT30は、機械Aのセンサ301と、機械Bのセンサ302との対応関係を示している。風速を示すセンサa1、風向を示すセンサa2、ピッチ角度を示すセンサa3は、それぞれb1〜b3に対応していることを示している。また、機械Aのセンサanは、機械Bのセンサbmとbnとの和に対応していることを示している。このように、機械A(または機械B)の単一のセンサと、機械B(または機械A)の複数のセンサの組合せとが対応関係にあっても良い。
図6は、機器構成テーブルT40の構成例と、機械Aの風力発電システムの構成例とを示した図である。機器構成テーブルT40は、センサリストテーブルT20と同様に、機械をよく知っている管理者により、設計情報を元に作成される。
図6(a)は、機械A(風力発電システム)の機器構成テーブルT40を示している。機器構成テーブルT40は、機器を構成するコンポーネントのID(コンポーネントID)401と、コンポーネントの名称402と、対応するモデルデータテーブルT60のモデルID403と、関連するセンサのセンサリストテーブルT20のセンサID404と、接続しているコンポーネントID405と、を含む構成である。
図6(b)は、機械Aの風力発電システムの構成例を示している。機械Aは、ブレードac1と、ロータac2と、増速機ac3と、発電機ac4と、変圧機ac5と、ピッチコントローラac6と、で構成されているものとする。機械Bについても、それぞれのコンポーネントの詳細は異なる可能性はあるが、同じ構成であることを仮定している。
増速機ac3に接続しているコンポーネントは、ロータac2、発電機ac4及びピッチコントローラac6であるため、増速機ac3の接続コンポーネントID405として、ロータac2、発電機ac4及びピッチコントローラac6が記載されている。センサID404には、コンポーネントの入力、コンポーネント内の状態、コンポーネントの出力のそれぞれに対応する、センサリストテーブルT20のセンサIDが記録されている。例えば、発電機ac4で発電を行う際に、増速機ac3の回転数a4を入力値として用いるため、センサID404の「入力」項目に、増速機ac3の回転数a4が記録される。発電機ac4の回転数a5と加速度a6とは、発電機acの状態を示すため、センサID404の「状態」項目に、発電機ac4の回転数a5と加速度a6とが記録される。発電機ac4の出力値は、発電量a7であるため、センサID404の「出力」項目に、発電量a7が記録される。
図7は、機器構成マップテーブルT50の構成例を示した図である。機器構成マップテーブルT50は、ユーザIF部28を通じて、機器構成マップ作成部25で作成される。機器構成マップテーブルT50は、機械AのコンポーネントID501と、機械BのコンポーネントID502との対応関係が記録される。これは、機器構成テーブルT40に記載されるコンポーネントIDに対応している。
図8は、モデルデータテーブルT60の構成例を示した図である。モデルデータテーブルT60には、作成済モデルが格納されている。具体的には、モデルID601と、モデルの種類(演繹モデルまたは帰納モデル)602と、モデルの概要を示したモデルメタデータ603と、モデルの中身であるモデルデータで604と、を含む構成である。
モデルの種類が「帰納」である場合、モデルメタデータ603には、機械学習を実行する前に実行する「前処理」と、機械学習アルゴリズムとパラメータを示す「モデリング」と、「判定方法」との各項目が格納される。「前処理」の項目には、帰納モデルを作成するために必要なセンサIDや、機械の特定の状態(例えば定常状態)を抽出するための条件などが格納される。「モデリング」の項目には、具体的な機械学習のアルゴリズムとパラメータが格納される。「判定方法」の項目には、機械学習アルゴリズムで計算した結果、機械を異常と判定するか否かの情報が格納される。
例えば、モデルID601がam1のモデル(すなわち、k−meansなどのクラスタリングアルゴリズムを使って、機械の異常を検知するモデル)の場合、「前処理」の項目には、クラスタリングアルゴリズムに入力するセンサのセンサIDとして、風速a1と、風向a2、発電機回転数a5とが格納される。また、機械の特定の状態として強風の場合の帰納モデルを作成する場合、「前処理」の項目には、風速a1の条件(a1>15)も格納される。「モデリング」の項目には、アルゴリズムの情報として、k−meansの名称と、そのパラメータ(k−meansの場合は、クラスタ数)が記載される。k−meansを用いたアプローチでは、新しいデータが入力されたとき、各クラスタとの中心座標との距離を計算し、距離が閾値より以上所定値より大きい場合は、機械の状態を異常とみなす。「判定方法」の項目には、異常と判定する距離の閾値(ここでは、距離が3より大きい)が格納される。モデルデータ604には、学習済みのモデルの情報が格納される。k−meansの場合は、各クラスタの中心座標である。
また、モデルID601がam2のモデル(深層学習のオートエンコーダを使用するモデル)の場合、「前処理」項目には、入力するセンサIDが格納される。「モデリング」の項目には、オートエンコーダの入力層、隠れ層、出力層の情報が格納される。オートエンコーダを使ったアプローチでは、蓄積したセンサデータを用いて正常状態を学習し、新しく収集したセンサデータをオートエンコーダで再構成する。次に、再構成したセンサデータと入力したセンサデータとの誤差を計算し、誤差が所定値より大きい場合は、機械の状態を異常とみなす。「判定方法」の項目には、異常と判定する誤差の閾値(ここでは、誤差が3より大きい)が格納される。
モデルの種類が「演繹」である場合、モデルメタデータ603には、物理現象を表す数式等に関する情報として、「物理モデル」「パラメータ」「異常の判定方法」の各項目が格納されている。例えば、摩擦を使ったブレーキを物理モデルとしてモデリングしている場合、「物理モデル」の項目には、ブレーキの挙動をあらわす数式が格納される。「パラメータ」の項目には、ブレーキの摩擦係数やばね摩擦係数が格納されている。また、各モデルの変数またはパラメータと関係するセンサのセンサIDも格納されている。
モデルID601がam3のモデル(増速機ac3の物理モデル)の場合、X、Yは、それぞれ増速機ac3の入力の回転数、増速機ac3の出力の回転数を示しており、Yは、増速機ac3の回転数a4に相当する。また、rは、増速機ac3のギア比に相当する。増速機ac3の出力の回転数Yを、増速機ac3の入力の回転数Xの100倍にする場合、r=100が格納される。
「異常の判定方法」項目には、異常の判定方法の種類と、パラメータが格納される。演繹モデルにおける異常の判定には、「事前計算法」と「パラメータ推定法」との2種類があり、いずれもシミュレーション部23で実行される。モデルID601がam3のモデルの場合、「異常の判定方法」として「事前計算法」が用いられ、その際のパラメータとして、ギア比rを50から120まで変化させることにより、増速機ac3が正常であるかを判定する。
「事前計算法」は、「異常の判定方法」項目に格納されたパラメータの条件を元に出力値を予め計算し、当該出力値とセンサデータ取得部21で取得された値とを状態監視部27で比較することにより、機械の状態を推定する方法である。例えば、パラメータr=100のにおける出力値と、センサデータ取得部21で取得された値とが最も近い場合は、正常と判定する。その後、パラメータr=50における出力値とセンサデータ取得部21で取得された値が最も近くなった場合は、正常時のパラメータ(すなわち、r=100)から大きく外れるため、機械が異常状態であると判定する。
「パラメータ推定法」は、センサデータ取得部21で取得されたセンサデータを用いて、物理モデルのパラメータを直接推定する方法である。例えば、増速機の入出力のデータを用いてギア比を推定し、このギア比が想定値と異なる場合は、機械を異常状態であると判定する。
センサマップ作成部24は、ユーザIF部28を通じて、センサリストテーブルT20と、管理者3が入力部31にて入力した情報とを基に、センサマップテーブルT30を作成する。
図9(a)は、センサマップ作成部24の処理を示したフローチャートである。また、図9(b)は、センサマップテーブルT30が作成される際に、表示部30に表示される画面例を示している。最初に、管理者3によって入力部31から入力された、センサマップ作成対象の機械のID(ここでは、機械A及び機械Bの機械IDとする)を受信し、センサリストテーブルT20から、機械A及び機械Bのセンサのリストを検索する(ステップS001)。続いて、機械A及び機械Bのセンサリスト301を表示部30に表示する(ステップS002)。続いて、機械Aのセンサと機械Bのセンサとの対応関係を示す、第1のネットワーク情報を受信し、表示部30に表示する(ステップS003)。図9(b)に示す画面例では、機械Aのセンサa1と機械Bのセンサb1とが対応しているが、この第1のネットワーク情報は、管理者3によって入力部31にて入力される。すなわち、機械をよく知っている管理者3により、対象機械のセンサの第1のネットワーク情報が入力されることで、センサマップテーブルが作成される。最後に、作成されたセンサマップテーブルを、記憶部22のセンサマップテーブルT30に書き込む(ステップS004)。対応するセンサがない場合は、センサマップテーブルT30には、対応するセンサが無い旨の情報が記録される。
なお、管理者3によって入力部31にて入力された情報に基づき、センサマップテーブルT30が記録される他、機械Aのセンサの名称と、機械Bのセンサの名称との名寄せにより生成された、第1のネットワーク情報に基づき、センサマップテーブルT30が記録される構成としても良い。この場合、管理者3によるセンサマップ作成の作業を低減することが可能となる。
機器構成マップ作成部25は、ユーザIF部28を通じて、機器構成テーブルT40と、管理者3が入力部31にて入力した情報を基に、機器構成マップテーブルT50を作成する。
図10(a)は、機器構成マップ作成部25の処理を示したフローチャートである。また、図10(b)は、機器構成マップテーブルT50が作成される際に、表示部30に表示される画面例を示している。最初に、管理者3によって入力部31から入力された、機器構成マップ作成対象の機械ID(ここでは、機械A及び機械Bの機械IDとする)を受信し、機器構成テーブルT40から対象の機械のコンポーネントIDを検索する(ステップS101)。続いて、機械A及び機械Bのコンポーネントリスト302を表示部30に表示する(ステップS102)。続いて、機械Aのコンポーネントと機械Bのコンポーネントとの対応関係を示す、第2のネットワーク情報を受信し、表示部30に表示する(ステップS103)。図10(b)に示す画面例では、機械Aのコンポーネントac1(ブレード)と機械Bのコンポーネントbc1(ブレード)とが対応しているが、この第2のネットワーク情報は、管理者3によって入力部31にて入力される。すなわち、機械をよく知っている管理者3により、対象機械のコンポーネントの第2のネットワーク情報が入力されることで、機器構成マップテーブルが作成される。最後に、機器構成マップテーブルを、記憶部22の機器構成マップテーブルT50に書き込む(ステップS104)。なお、対応するコンポーネントがない場合は、機器構成マップテーブルT50には、対応するコンポーネントが無い旨の情報が記録される。
モデル作成部26は、ユーザIF部28を通じて、機器構成テーブルT40と、機器構成マップテーブルT50と、作成済モデルにおけるモデルデータテーブルT60と、を用いて、管理者3が入力部31にて入力した情報を基に、新しい機器のコンポーネントのモデルデータテーブルを作成する。
図11は、機器構成マップ作成部25の処理を示したフローチャートである。最初に、機器構成テーブルT40から、新規にモデルを作成する機械Bの機器構成テーブルを取得(ステップS201)。続いて、機器構成マップテーブルT50から、機械A(モデル作成済)と機械Bとのコンポーネントの対応関係の情報を取得する(ステップS202)。続いて、機械Bのコンポーネントを全て処理したかを判定する(ステップS203)。機械Bのコンポーネントの処理が全て完了していない場合(ステップS203:No)、機械Bの処理対象のコンポーネントに対応する機械Aのコンポーネントが、機器構成マップテーブルT50にあるかを判定する(ステップS204)。機械Bの処理対象のコンポーネントに対応する機械Aのコンポーネントがある場合(ステップS204:Yes)、機械Aの対応するコンポーネントIDに対応するモデルIDを用いて、モデルデータテーブルのメタデータとモデルデータとを、モデルデータテーブルT60から検索する(ステップS205)。
一方、機械Bの処理対象のコンポーネントに対応する機械Aのコンポーネントが無い場合(ステップS204:No)、類似するモデルがないか、モデルデータテーブルT60から検索する(ステップS206)。具体的には、機器構成テーブルT40のコンポーネント名称や構成するセンサ名称を用いて、類似するモデルを検索する。ステップS205の処理とステップS206の処理とにより、新規に作成されるモデル候補が複数存在することになる。
ステップS205又はステップS206のいずれかに続いて、新規に作成されるモデル候補に関する情報を、RAM等の一時記憶部(図示せず)に記憶する(ステップS207)。
モデル候補が演繹モデルである場合、機械Bの対象コンポーネントに関連するセンサデータを用いて、モデル候補のパラメータを推定する。具体的には、シミュレーション部23で、推定対象のパラメータの値を変更する。続いて、機器構成テーブルT40のセンサID404の内、「入力」の項目に登録されているセンサのデータと物理モデルとを用いて、出力値を計算する。続いて、機器構成テーブルT40のセンサID404の内、「出力」の項目に登録されているセンサのデータと、シミュレーション部23からの出力値の誤差とを計算し、この誤差が最小になるようにパラメータを計算する。この誤差の小ささを、モデル候補の「精度」と称する。その後、計算したパラメータ、物理モデル及び精度に関する情報を、一時記憶部に格納する。
モデル候補が帰納モデルである場合、モデルデータテーブルT60に格納されているモデルメタデータ603や、機器構成テーブルT40のセンサID404に登録されているセンサのデータを用いて、帰納モデルを再度学習する。その後、帰納モデルの前処理、モデリング、判定方法及び再学習した帰納モデルの精度に関する情報を、一時記憶部に格納する。
機械Bのコンポーネントの処理が全て完了した場合(ステップS203:Yes)、一時記憶部に記憶された、新規に作成されるモデル候補に関する情報(演繹モデルと帰納モデルのモデルメタデータ)と、モデル候補の精度とを含むモデル候補リストを、表示部30に表示する(ステップS208)。管理者3により入力部31にて選択された、作成するモデルの情報を受信後、当該モデルの情報をモデルデータテーブルT60に格納する(ステップS209)。
なお、上記では、モデルを新規に作成する場合を例に説明したが、モデルを更新する場合に、同様の処理を実行しても良い。
図12は、ステップS208において、表示部30に表示される画面例を示す図である。表示画面303には、機械Bのコンポーネントの構成図3031と、新規に作成されるモデル候補に関する情報(演繹モデルと帰納モデルのモデルメタデータ)と、モデル候補の精度とを示す、モデルの候補リスト3032と、が表示される。モデルの候補リスト3032は、コンポーネント毎に作成されるものであり、図12では、増速機bc3のモデル候補リストを示している。
管理者3により入力部31から、特定のコンポーネントが選択されると、当該コンポーネントのモデルの候補リスト3032が表示される。
モデルの候補リスト3032には、モデルの種類、モデルメタデータ、精度の情報が含まれている。なお、モデルの候補リスト3032に表示されるモデルの順序は任意であるが、モデルの精度の高い順(すなわち、誤差の小さい順)にリスト化をした場合、表示部30を確認した管理者3が、最適なモデルを選択し易くなる。管理者3により入力部31から最適なモデルが選択され、「決定」ボタンが押下された後、当該モデルがモデルデータテーブルT60に格納される(上記ステップS209参照)。
上記処理の後、管理者3により入力部31から、他のコンポーネントが選択されると、当該コンポーネントのモデルの候補リスト3032が表示され、同様の処理を実行することが可能となる。
なお、モデルの候補リスト3032に適切なモデルが無い場合は、管理者3により「新規作成」ボタンが選択さると、別途モデルが作成される。
状態監視部27は、記憶部22に格納されているセンサデータテーブルT10と、機器構成テーブルT40と、モデルデータテーブルT60と、を用いて、機械の状態を監視する。
図13は、状態監視部27の処理を示すフローチャートである。最初に、センサデータテーブルT10と、機器構成テーブルT40と、モデルデータテーブルT60と、から、監視対象の機械のセンサデータ、コンポーネント、対応するモデルメタデータ、及びモデルデータを取得する(ステップS301)。続いて、対象の機械の全てのコンポーネントについて処理したかを判定する(ステップS302)。全てのコンポーネントについて処理した場合(ステップS302:Yes)、一時記憶部に格納されている結果を管理者3に通知する(ステップS305)。全てのコンポーネントについて処理していない場合(ステップS302:No)、モデルを使った異常判定を実施し(ステップS303)、その結果を一時記憶部に格納する(ステップS304)。
ステップS303では、使用するモデルとその判定手法とにより、処理内容が異なる。モデルが帰納モデルの場合は、モデルデータテーブルT60に記載されているモデルメタデータを用いて、異常を判定する。
モデルが演繹モデルである場合の判定手法を、図14及び図15に示す。図14は、判定手法が「事前計算法」の場合の処理を示したフローチャートである。最初に、記憶部22のモデルデータテーブルT60に格納されているパラメータの範囲に従い、シミュレーション部23を用いて、センサデータのシミュレーションを実行する(ステップS401)。例えば、図8における、モデルデータテーブルT60のモデルID601がam3のモデルの場合、増速機ac3のギア比rを50から120に変化させて、増速機の出力回転数を計算する。
続いて、取得されたセンサデータの分布と、ステップS401のシミュレーションの実行結果であるセンサデータの分布と、を比較し、最も近いデータの分布と、それに対応するパラメータと、を推定する(ステップS402)。例えば、ギア比rを50から120に変化させた際の、増速機の出力回転数の分布と、記憶部22のセンサデータテーブルT10に記録された実際のセンサデータの分布と、を比較し、最も近いギア比r(例えば、r=120)を取得する。
続いて、ステップS402で推定したギア比rが正常の範囲かであるかを判定し(ステップS403)、正常範囲から逸脱している場合は、コンポーネントは異常状態であるとする(ステップS404)。一方、正常範囲である場合は、コンポーネントは正常状態であるとする(ステップS405)。
すなわち、「事前計算法」の場合、記憶部22に格納されたモデルのパラメータの範囲に従い、センサデータのシミュレーションを実行し、取得されたセンサデータとシミュレーションの実行結果との比較結果よりパラメータを推定し、推定されたパラメータが正常範囲から逸脱している場合、コンポーネントを異常状態と判定する。
図15は、判定手法が「パラメータ推定法」の場合の処理を示したフローチャートである。最初に、対象のコンポーネントのセンサデータを、記憶部22のセンサデータテーブルT10から取得する(ステップS501)。続いて、シミュレーションの誤差が一定値以下かどうかを判定する(ステップS502)。シミュレーションの誤差が一定値以下でない場合(ステップS502:No)、パラメータを変化させて再度シミュレーションを実行し(ステップS503)、シミュレーションで出力したセンサデータと、ステップS501において取得したセンサデータの誤差とを計算する(ステップS504)。一方、ステップS502において、シミュレーション誤差が一定値以下である場合(ステップS502:Yes)、そのシミュレーションに使用したパラメータが正常の範囲であるかを判定し(ステップS505)、正常範囲でない場合は、コンポーネントは異常状態であると判定する(ステップS506)。一方、正常範囲である場合は、コンポーネントは正常状態であると判定する(ステップS507)。
すなわち、「パラメータ推定法」の場合、取得されたセンサデータと、センサデータのシミュレーションとの誤差が一定値以下になるまでパラメータを変化し、該誤差が一定値以下となった場合のパラメータが正常範囲から逸脱している場合、コンポーネントを異常状態と判定する。
以上、本発明の実施形態によれば、既に作成された、特定の機械に類似する機械用のモデルを用いて、特定の機械用のモデルを作成する。そのため、モデルの新規作成時の作成工数を削減することが可能となる。
また、同じメーカーであるがモデルが異なる製品を用いて新たにモデルを作成するだけではなく、異なるメーカーの製品を用いて新たにモデルを作成する構成とすることにより、記憶部22に蓄積されるモデルのバリエーションが広がることになる。そのため、さらに、モデルの新規作成時の作成工数を削減できる可能性がある。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
例えば、上述した実施例では、演繹モデルと帰納モデルとの双方を備えた例について説明したが、いずれかのモデルのみ備えた構成でも良い。
また、モデルが演繹モデルである場合の判定手法として、「事前計算法」と「パラメータ推定法」とを例にして説明したが、これらの判定手法に限られるものではない。
A、B:機械、1:状態監視システム、2:保守員、3:管理者、21:センサデータ取得部、22:記憶部、23:シミュレーション部、24:センサマップ作成部、25:機器構成マップ作成部、26:モデル作成部、27:状態監視部、28:ユーザIF部、30:表示部、31:入力部、T10:センサデータテーブル、T20:センサリストテーブル、T30:センサマップテーブル、T40:機器構成テーブル、T50:機器構成マップテーブル、T60:モデルデータテーブル

Claims (7)

  1. 機械から稼動データを収集し、機械の状態を監視する状態監視システムにおいて、
    センサデータ分析のモデルを作成済である第1の機械及び前記モデルを新たに作成する第2の機械のコンポーネントを示す情報、前記第1の機械の前記コンポーネントと前記第2の機械の前記コンポーネントとの対応関係を示す情報、及び前記モデルに関する情報が格納される記憶部と、
    前記記憶部に格納された各情報を用いて、前記第2の機械に類似する前記モデルから、前記第2の機械のモデル候補を複数作成し、複数の前記モデル候補の内、入力部にて選択された前記モデル候補の情報を、前記第2の機械の前記モデルとして作成するモデル作成部と、
    前記モデル候補を表示する表示部と、
    を備え
    前記モデル作成部は、前記第2の機械の前記コンポーネントに対応する前記第1の機械の前記コンポーネントを検索し、前記第2の機械の前記コンポーネントに対応する前記第1の機械の前記コンポーネントがある場合は、この第1の機械の対応する前記コンポーネントに対応する前記モデルを前記第2の機械のモデル候補とし、前記第2の機械の前記コンポーネントに対応する前記第1の機械の前記コンポーネントがない場合は、前記第1の機械の前記コンポーネントを用いて前記第2の機械に類似する前記モデルを検索することを特徴とする、状態監視システム。
  2. 請求項1記載の状態監視システムであって、
    前記第1の機械のセンサ及び前記第2の機械のセンサのリストを検索し、前記第1の機械のセンサと前記第2の機械のセンサとの対応関係を示す情報を前記表示部に表示し、前記入力部にて入力された、前記第1の機械のセンサと前記第2の機械のセンサとの対応関係を示す情報を前記記憶部に格納する、センサマップ作成部を備えることを特徴とする、
    状態監視システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の状態監視システムであって、
    前記第1の機械のコンポーネント及び前記第2の機械のコンポーネントのリストを検索し、前記第1の機械のコンポーネントと前記第2の機械のコンポーネントとの対応関係を示す情報を前記表示部に表示し、前記入力部にて入力された、前記第1の機械のコンポーネントと前記第2の機械のコンポーネントとの対応関係を示す情報を前記記憶部に格納する、機器マップ作成部を備えることを特徴とする、状態監視システム。
  4. 請求項1または請求項2記載の状態監視システムであって、
    前記表示部は、前記モデル作成部にて計算された、前記モデル候補の精度を表示することを特徴とする、状態監視システム。
  5. 請求項4記載の状態監視システムであって、
    前記表示部は、前記モデル候補の精度の高い順に、前記モデル候補を表示することを特徴とする、状態監視システム。
  6. 請求項1または請求項2記載の状態監視システムであって、
    前記モデルが対象の機械のコンポーネントの物理現象または挙動を数式で表現した演繹モデルである場合、前記記憶部に格納された前記モデルのパラメータの範囲に従い、前記センサデータのシミュレーションを実行し、取得されたセンサデータと前記シミュレーションの実行結果との比較結果よりパラメータを推定し、前記推定されたパラメータが正常範囲から逸脱している場合、コンポーネントを異常状態と判定する、状態監視部を備えることを特徴とする、状態監視システム。
  7. 請求項1または請求項2記載の状態監視システムであって、
    前記モデルが対象の機械のコンポーネントの物理現象または挙動を数式で表現した演繹モデルである場合、取得されたセンサデータと、前記センサデータのシミュレーションとの誤差が一定値以下になるまでパラメータを変化し、該誤差が一定値以下となった場合のパラメータが正常範囲から逸脱している場合、コンポーネントを異常状態と判定する、状態監視部を備えることを特徴とする、状態監視システム。
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