JP6945426B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、冷蔵庫に関する。
特許文献1には、米を貯蔵できる冷蔵庫が開示されている。この冷蔵庫の貯蔵室は、米を収納して保存する米収納容器を備えている。米収納容器の底面は、米を収納した状態で米の残り量が少なくなった場合に、残りの米が米収納容器の底部の奥側から手前側に集まるように、奥側から手前側に傾斜されている。
特開2016−223654号公報
ところで、使用者が、袋入りの米を袋から米収納容器に移して貯蔵する。この場合に、使用者が、その米収納容器内の米を、例えば炊飯器の釜に移し替える場合に、釜を置くところがない。このため、釜を持ったままの状態で米を釜等に移し替えるので、米を移し替える作業が面倒であることから、米収納容器の使い勝手が悪い。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、使用者が貯蔵した米を別の容器に移し替える作業が容易にでき、使い勝手の良い冷蔵庫を提供することにある。
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、貯蔵室を有する本体と、前記貯蔵室内から貯蔵容器を引き出し可能な引出し式扉と、前記貯蔵容器に配置されて米を収納する米収納容器と、前記米収納容器を密閉する蓋と、を備え、前記米収納容器は、前記米収納容器内の前記米を出して移すための移し替え容器を保持する移し替え容器保持部を有する。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫の全体を示す正面図である。 図1に示す冷蔵庫の縦方向の断面構造例を示しており、野菜室の引出し式扉を閉じた状態を示す図である。 図1に示す冷蔵庫の縦方向の断面構造例を示しており、野菜室の引出し式扉を前方にスライドして開いた状態を示す図である。 図1に示す冷蔵庫を示す斜視図であり、野菜室の引出し式扉を前方にスライドして開いた状態を示す図である。 野菜室の引出し式扉を前方にスライドして開いた状態を示し、例えば米を炊くための釜のような移し替え容器Mを米収納容器の上に載せた状態を示している図である。 米収納容器と野菜容器を示す斜視図であり、米収納容器のスライド蓋が閉じている状態を示す図である。 米収納容器と野菜容器を示す斜視図であり、米収納容器のスライド蓋が開いている状態を示す図である。 図6に示す米収納容器と野菜容器のA−A線における断面構造を示す図である。 図6に示す米収納容器と野菜容器のB−B線における断面構造を示す図である。 図9に示すR部分を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態を示す断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施するための形態(以下、実施形態と称する)を説明する。
(第1実施形態)
<冷蔵庫1の全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態の冷蔵庫の全体を示す正面図である。図2は、図1に示す冷蔵庫1の縦方向の断面構造例を示しており、貯蔵室としての野菜室7の引出し式扉7Aを閉じた状態を示している。
図3は、図2と同様に図1に示す冷蔵庫1の縦方向の断面構造例を示しており、野菜室7の引出し式扉7Aを前方(X1方向)にスライドして開いた状態を示している。図4は、図1に示す冷蔵庫1を示す斜視図であり、野菜室7の引出し式扉7Aを前方(X1方向)にスライドして開いた状態を示している。
図1ないし図4に示す冷蔵庫1は、本体2を有している。本体2は、食品等の貯蔵物を貯蔵するために、複数の貯蔵室を有している。この本体2の最上部の位置には、両開き式の左右の扉3,4で開閉される貯蔵室としての冷蔵室5を設けられている。図1と図2に示すこれらの扉3,4は、それぞれ本体2のヒンジ2Cを中心にして開閉可能に取り付けられている。扉3,4は、扉駆動装置2A,2Bの駆動により、自動的に開くことができる。
図1に示すように、冷蔵室5の下側には、引出し式扉7Aで開閉される貯蔵室としての野菜室7が設けられている。この野菜室7の下側には、貯蔵室としての製氷室8と上部冷凍室(小冷凍室)9が横方向に並んで設けられている。製氷室8は引出し式扉8Aで開閉され、上部冷凍室9は引出し式扉9Aで開閉される。
図1に示すように、本体2の最下部であって、これらの製氷室8と上部冷凍室9の下側には、貯蔵室としての下部冷凍室(大冷凍室)10が設けられている。下部冷凍室10は引出し式扉10Aで開閉される。
図1に示すように、扉3,4の下部には、それぞれ指を掛けるための凹状の取っ手3B,4Bが設けられている。引出し式扉7A、8A、9A、10Aの上部には、それぞれ指を掛けるための凹状の取っ手7B、8B、9B、10Bが設けられている。
<貯蔵室の例としての野菜室7と引出し式扉7A>
図4に示すように、引出し式扉7Aは、左右の側面部材13を有している。左右の側面部材13は、図4と図3に示すように、それぞれスライド部材12を有している。図3に示すように、ガイドレール11は、本体2の左右の内面部7Cにおいて、水平に取り付けられている。引出し式扉7Aの各スライド部材12は、本体2側の左右のガイドレール11に沿って、X1方向とX2方向にガイドされるようになっている。
これにより、図3に示すように、引出し式扉7Aは、本体2側の左右のガイドレール11に沿って、引出し式扉7Aを本体2の野菜室7内からX1方向にスライドして引き出すことができる。また、図2に示すように、引出し式扉7Aは、本体2側のガイドレール11に沿って、本体2の野菜室7内へX2方向に沿って収めることができる。
図4に示すように、引出し式扉7Aは、上述したように、左右の側面部材13,13を有しており、引出し式扉7Aと左右の側面部材13,13は、保持枠体14を構成している。保持枠体14は、次に説明する野菜容器20と米収納容器30の組み合わせ体を、着脱自在に保持することができる。
図2と図3に示す野菜容器20と米収納容器30は、例えば透明もしくは半透明あるいは不透明なプラスチック製の容器である。この野菜容器20は、保持枠体14に着脱可能に保持されている。米収納容器30は、野菜容器20の上部からはめ込むようにして収容されており、米収納容器30は、野菜容器20に対して着脱可能に保持されている。
図5は、野菜室7の引出し式扉7Aを前方(X1方向)にスライドして開いた状態を示しているが、例えば米を炊くための炊飯器の釜のような移し替え容器Mを、野菜容器20の上部に載せている。これに対して、図4は、野菜室7の引出し式扉7Aを前方(X1方向)にスライドして開いた状態を示しているが、移し替え容器Mを、野菜容器20の上部に載せていない状態を示している。
<米収納容器30と野菜容器20の構造例>
図6は、図5に示す米収納容器30と野菜容器20を示す斜視図であり、米収納容器30のスライド蓋31が閉じている状態を示している。これに対して、図7は、図5に示す米収納容器30と野菜容器20を示す斜視図であるが、米収納容器30のスライド蓋31がX2方向にスライドすることで、部分開口部50を開いている状態を示している。
図8は、図6に示す米収納容器30と野菜容器20のA−A線における断面構造を示している。図9は、図6に示す米収納容器30と野菜容器20のB−B線における断面構造を示している。図10は、図9に示すR部分を拡大して示す断面図である。
図4から図7を参照して、米収納容器30と野菜容器20の好ましい構造例を説明する。
まず、野菜容器20について説明する。図6と図8に示すように、野菜容器20は、米収納容器30に比べて大型であり、野菜容器20は、米収納容器30を収容できるように、より大きな収納容量を有している。
図6と図7に示すように、野菜容器20は、野菜等やボトルBT等を収納する容器であり、前面部21と、底面部22と、左右の側面部23,24と、背面部25を有している。野菜容器20の上部は、米収納容器30を収容するための大きな例えば長方形状の開口部26である。
図8と図9に示すように、野菜容器20の内部収納空間は、野菜等を収納する野菜収納部分27と、ボトルBTを収納するためのボトル収納部分28を有している。野菜収納部分27とボトル収納部分28は、突出部分29により区分けされている。
図9に示すように、野菜容器20の野菜収納部分27は、内底面部70を有している。内底面部70は、水平面部71と、傾斜面部72を有している。水平面部71は、前側の位置のボトル収納部分28寄りの位置に形成されている。
この傾斜面部72は、水平面部71から背面部25に至るまで傾斜して形成されており、傾斜面部72は、水平面部71から背面部25に至るに従って、上がるように傾斜している。言い換えれば、傾斜面部72は、背面部25である奥側から水平面部71である手前側に至るX1方向に従って、下がるように傾斜している。
これにより、野菜容器20の野菜収納部分27内に収納されている野菜の量が残り少なくなった場合に、残った野菜は、引出し扉7Aの引き出し操作や収納操作を行ったり、コンプレッサの振動等により、野菜容器20の野菜収納部分27内において傾斜面部72の奥側から手前側の水平面部71へ滑って移動する。このため、残った野菜は、手前側の水平面部71側に集めることができるので、米収納容器30を取り除いた状態で野菜の取出しを行う際に、野菜容器20の使い勝手が良い。
図9に示すように、ボトル収納部分28には、図6に示すように、例えば複数本のボトルBTを立てた状態で並べて収納することができる。例えば、米収納容器30を取り除くか、あるいは後で説明する移し替え容器保持部41だけを取り外すことができる構造を採用することで、ボトルBTは、ボトル収納部分28内から容易に取り出すことができる。
次に、米収納容器30を説明する。図8と図9に示すように、米収納容器30は、野菜容器20に比べて、収納容量が小さい。このため、米収納容器30の大部分は、野菜容器20の開口部28にはめ込むようにして配置されている。
米収納容器30は、図6と図9に示すように、前面部32と、左右の側面部33,34と、背面部35と、底面部36と、上部開口部37を有する。米収納容器30は、蓋40と、スライド蓋31と、移し替え容器Mを置くための移し替え容器保持部41を有する。
図6に示すように、スライド蓋31は、冷蔵庫1の前に立った使用者から見て右側に配置され、移し替え容器保持部41は左側に配置されている。蓋40とスライド蓋31は、上部開口部37を密閉している。
この蓋40は、長方形状であって、好ましくは透明あるいは半透明のプラスチック板であり、スライド蓋31と移し替え容器保持部41の領域を除いた上部開口部37の部分を密閉した状態で覆っている。この蓋40は、米収納容器30に対して着脱可能に取り付けられている。スライド蓋31は、蓋40に対してX1方向とX2方向にスライド可能に取り付けられている。
図6に示すように、スライド蓋31は、取っ手31Tを有している。使用者はこの取っ手31Tを持ってスライド蓋31をX2方向にスライドさせることで、図7に示すように上部開口部37の部分開口部50を開けることができる。これにより、部分開口部50から米収納容器30内の米を出したり、部分開口部50から米収納容器30内に米を補充することが簡単にできる。
また、図7に示すように、使用者はこの取っ手31Tを持ってスライド蓋31をX1方向にスライドさせることで、密閉状態で部分開口部50を閉じることができる。
図9と図10に示すように、スライド蓋31の先端部31Hには、ゴムやプラスチックのパッキンのような弾性変形可能な密閉部材55が設けられている。使用者はこの取っ手31Tを持ってスライド蓋31をX1方向にスライドさせることで、図10に示すように、スライド蓋31の先端部31Hは、この密閉部材55を用いて、前面部32の上端32Tに対して密閉状態で押し付ける、このため、部分開口部50は密閉状態で閉じることができる。これにより、湿気が、部分開口部50を通じて米収納容器30内に侵入するのを防ぐことができる。
図4に示すように、移し替え容器保持部41は、移し替え容器位置決め部分60を有する。この移し替え容器位置決め部分60は、図5と図6に示すように、例えば円形状の貫通孔であり、例えば炊飯器の釜のような移し替え容器Mの底部分を着脱可能にはめ込む。これにより、移し替え容器Mは、移し替え容器保持部41において位置ずれしないように位置決めをすることができ、安定して保持できる。
図6に示すように、米収納容器30の前面部32は、ボトル収納部分28を除いた部分に形成されており、ボトルBTの収納に支障が出ないようになっている。図9に示すように、米収納容器30の前面部32の高さ寸法L1は、米収納容器30の背面部35の高さ寸法L2よりも大きく設定されている。
図9に示すように、底面部36は、水平面部38と、傾斜面部39を有している。水平面部38は、前面部32側に形成されている。水平面部38は、閉じたスライド扉31の位置、すなわち部分開口部50の位置に対応した底面部36の領域に形成されている。
図9に示す傾斜面部39は、水平面部38から背面部35に至るまで傾斜して形成されており、傾斜面部39は、水平面部38から背面部35に至るに従って、三次元的に上がるように傾斜している。言い換えれば、傾斜面部39は、背面部35である奥側から水平面部38である手前側に至るに従って、図6の矢印Fで示すように三次元的に下がるように傾斜している。
これにより、袋から米を出して米収納容器30内に米を収納して、収納した米を使って、米の量が残り少なくなった場合には、残った米は、引出し扉7Aの引き出し操作や収納操作を行ったり、冷蔵庫1のコンプレッサの振動等により、米収納容器30内において傾斜面部39の奥側から、図6に示す矢印F方向に沿って三次元的に水平面部38へ滑って移動する。このため、米収納容器30内に残った米は、前側であって閉じたスライド扉31の下部の領域である水平面部38に集めることができる。
従って、米収納容器30内に収納された米の量が少なくなっても、米収納容器30内の奥側から手前側に集めることができ。このため、使用者は、図7に示すように、スライド扉31をX2方向にスライドすれば、部分開口部50から米を容易に取り出すことができ、米収納容器30を米びつとして用いる際の使い勝手が向上する。
<冷蔵庫1の野菜室7の使用例>
次に、上述した冷蔵庫1の野菜室7の使用例を説明する。
まず、使用者は、図2から図3に示すように、野菜室7の引出し扉7AをX1方向に引き出して、図4から図5に示すように、米収納容器30のスライド蓋31をX2方向にスライドすることで、米収納容器30の部分開口部50を開ける。そして、使用者は、部分開口部50から、米を米収納容器30内に入れて米を米収納容器30内に収納する。
使用者が、図7から図6に示すように、スライド蓋31をX1方向にスライドすることで、部分開口部50を閉じる。
これにより、米収納容器30内の米は、部分開口部50を通じて取出したり、米収納容器30内に米を、部分開口部50を通じて収納することが容易にできる。
米収納容器30内は、蓋40とこの蓋40のスライド蓋31により密閉状態になり、米収納容器30内の米が湿気により影響を受けない。
そして、使用者は、図3から図2に示すように、引出し扉7AをX2方向に押すことで野菜室7に収めることで、米収納容器30内に収納された米は、米収納容器30内で密閉された状態で、野菜室7内の温度、例えば10℃で冷蔵保存される。
次に、米収納容器30内に冷蔵保存された米を、釜のような移し替え容器Mに移して使用する場合には、使用者は、図2から図3に示すように、野菜室7の引出し扉7AをX1方向に引き出して、図4から図5に示すように、移し替え容器Mの底部を、移し替え容器保持部41の移し替え容器位置決め部分60内に入れる。これにより、移し替え容器Mは、移し替え容器保持部41において、ずれないように位置決めすることができる。
使用者は、図6から図7に示すように、スライド蓋31をX2方向にスライドすることで、部分開口部50を開ける。そして、使用者は、部分開口部50へ図示しないカップ容器等を入れて、このカップ容器により米収納容器30内の米をすくって、移し替え容器M内に入れる。
この米の移し替えの際に、移し替え容器Mは、移し替え容器位置決め部分60においてしっかりとずれないように保持できるので、使用者が移し替え容器Mを手で支えなくても、米収納容器30内の米を移し替え容器M内に簡単に移すことができ、米の移し替えの際の使い勝手が向上する。
移し替え容器Mに所望の量の米が入ったら、使用者は、スライド蓋31をX1方向にスライドすることで、部分開口部50を密閉して、移し替え容器Mを移し替え容器位置決め部分60から外す。スライド蓋31が部分開口部50を閉じると、図10に示すように、スライド蓋31の密閉部材55が、米収納容器30内を密閉状態にするので、米収納容器30内には湿気が入らない。
そして、使用者は、図3から図2に示すように、引出し扉7AをX2方向に押して野菜室7内に収めることで、米収納容器30内に収納されている米は、米収納容器30内で密閉された状態で、野菜室7内の温度で、再び冷蔵保存される。
ところで、米収納容器30内の米を使って、米収納容器30内の米の量が残り少なくなった場合には、米収納容器30内に残っている米は、引出し扉7Aの引き出し操作や収納操作を行ったり、コンプレッサの振動等により、米収納容器30内において傾斜面部39の奥側から、図6において矢印Fで示すように三次元的に部分開口部60の位置に対応している水平面部38へ滑って移動することで、水平面部38に集めることができる。
このように、米収納容器30内に収納された米の量が少なくなっても、残った米は水平面部38へ集めることができるため、使用者は、米を米収納容器30の部分開口部60を通じて、容易に取り出すことができる。従って、野菜室7に配置された米収納容器30を米びつとして用いる際の使い勝手が向上する。
なお、この米収納容器30内には、例えば米以外に、比較的小さい野菜等を収納しても良い。米収納容器30内の野菜等を使って、米収納容器30内の野菜等の数が残り少なくなった場合には、米収納容器30内に残っている野菜等は、引出し扉7Aの引き出し操作や収納操作を行ったり、コンプレッサの振動等により、米収納容器30内において傾斜面部39の奥側から、図6において矢印Fで示すように三次元的に部分開口部60の位置に対応している水平面部38へ集めることができる。このため、米収納容器30を野菜収納庫として用いる際にも、使い勝手が向上する。
図6と図7に示すように、複数本のペットボトル等のボトルBTは、移し替え容器保持部41の下部の空間領域を利用したボトル収納部分28内に、立てた状態で並べて収納することができる。このため、ボトルの収納能力を確保でき、ボトルBTを収納する際の使い勝手が向上する。
また、図9に示す野菜容器20の野菜収納部分27は、米収納容器30と同様に、例えば野菜以外に米を入れてもよく、米びつとして用いても良い。
なお、米収納容器30の内部と、野菜容器20の内部は、野菜室7において、ほぼ同じ温度に保たれ、結露は生じない。
<他の実施形態>
次に、本発明の第2実施形態から第4実施形態を説明する。
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態を示している。図11に示すように、移し替え容器保持部41は、移し替え容器位置決め部分60Aを有している。この移し替え容器位置決め部分60Aは、貫通孔ではなく、移し替え容器保持部41の表面を粗面にすることで、移し替え容器Mを載せても滑らないように保持することができる。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態を示している。図12に示すように、移し替え容器保持部41は、移し替え容器位置決め部分60Bを有している。この移し替え容器位置決め部分60Bは、貫通孔ではなく、移し替え容器保持部41の表面に凹部を設けることで、移し替え容器Mを載せても滑らないように保持することができるようになっている。
(第4実施形態)
図13は本発明の第4実施形態を示している。図13に示すように、移し替え容器保持部41は、移し替え容器位置決め部分60Cを有している。この移し替え容器位置決め部分60Cは、貫通孔ではなく、移し替え容器保持部41の表面にいくつかの大きさの異なる凹状の円形部分61,62,63,64を形成している。異なる凹状の円形部分61,62,63,64は寄せて形成されている。これにより、大きさの異なる複数種類の移し替え容器Mを、凹状の円形部分61,62,63,64のいずれかに合わせて載せることで、移し替え容器Mを載せても滑らないように保持することができるようになっている。
(第5実施形態)
図14は本発明の第5実施形態を示している。図14に示すように、移し替え容器保持部41は、移し替え容器位置決め部分60Dを有している。この移し替え容器位置決め部分60Dは、貫通孔ではなく、移し替え容器保持部41の表面にいくつかの大きさの異なる凹状の円形部分61,62,63,64を形成している。異なる凹状の円形部分61,62,63,64は同心円状に配置されている。これにより、大きさの異なる複数種類の移し替え容器Mを、凹状の円形部分61,62,63,64のいずれかに合わせて載せることで、移し替え容器Mを載せても滑らないように保持することができる。
なお、この第4実施形態の移し替え容器位置決め部分60Cと第5実施形態の移し替え容器位置決め部分60Dは、第1実施形態の移し替え容器位置決め部分60や第2実施形態の移し替え容器位置決め部分60Aのいずれかと組み合わせることができる。
また、第1から第5実施形態の移し替え容器位置決め部分は、例えば円形に形成されているが、移し替え容器Mの形に合わせて、例えば正方形等の任意の形状を採用できる。
以上説明したように、本発明の実施形態の冷蔵庫1は、貯蔵室としての例えば野菜室7内に配置された貯蔵容器としての例えば野菜容器20を引き出し可能な引出し式扉7Aを有する本体2と、貯蔵容器としての例えば野菜容器20に配置されて米を収納する米収納容器30と、米収納容器30を密閉する蓋40(スライド蓋31)を備える。米収納容器30は、米収納容器30内の米を出して移すための移し替え容器Mを保持するための移し替え容器保持部41を有する。
これにより、使用者は、移し替え容器Mを移し替え容器保持部41に保持するだけで、使用者が貯蔵した米を移し替え容器Mに移し替える作業が容易にでき、使い勝手の良い。
米収納容器30は、米を米収納容器30に入れたり収納した米を米収納容器30から出すために、蓋40により密閉されていない部分開口部50を有し、蓋40は、米収納容器30の部分開口部50を開閉可能な開閉蓋部としてのスライド蓋31を有する。
これにより、スライド蓋31を開閉するだけで、米収納容器30内の米は、部分開口部50を通じて取出したり、米収納容器30内に米を、部分開口部50を通じて収納することが容易にできる。
米収納容器30の底部は、引出し式扉7Aを引き出す方向(X1方向)に関して、米収納容器30の奥側から手前側に向けて下がるように傾斜して形成されている。
これにより、米収納容器30内に収納された米の量が少なくなっても、米収納容器30内の奥側から、手前側の部分開口部50の位置へ集めることができる。このため、使用者は、米を米収納容器30の部分開口部60を通じて、容易に取り出すことができる。従って、野菜室7に配置された米収納容器30を米びつとして用いる際の使い勝手が向上する。
米収納容器30の底部は、引出し式扉7Aを引き出す方向(X1方向)に関して、米収納容器30の奥側から手前側にある部分開口部50に対応する領域に向けて、三次元的に下がるように傾斜して形成されている。
これにより、米収納容器30内に収納された米の量が少なくなっても、米収納容器30内の奥側から、図6において矢印Fで示すように、三次元的に手前側へ集めることができる。このため、使用者は、米を米収納容器30の部分開口部60を通じて、容易に取り出すことができる。従って、野菜室7に配置された米収納容器30を米びつとして用いる際の使い勝手が向上する。
貯蔵容器としての例えば野菜室7は、米収納容器30の移し替え容器保持部41の下部の位置に、ボトルBTを収納するボトル収納部分28を有する。
これにより、野菜室7は、ボトルBTの収納能力を確保でき、ボトルBTを収納する際の使い勝手が向上する。
開閉蓋部としてのスライド蓋31により部分開口部50を閉じた際に、スライド蓋31と米収納容器30との間を密閉する密閉部材55を有する。これにより、スライド蓋31の密閉部材55が、米収納容器30内を密閉状態にするので、米収納容器30内には湿気が入らない。
ところで、米収納容器30内にお米を収納する場合の保存温度は、常温保存であると、お米が酸化し易く、梅雨時等の高温多湿の環境下であると、お米の酸化が急速に進み、害虫の発生やカビの発生等のおそれがある。
そこで、米収納容器30内にお米を収納する場合の保存温度は、最適温度として12℃から14℃である。保存温度は、12℃未満であっても、お米の品質には悪影響はないが、冷蔵庫1の消費電力を削減するために、最適温度としては12℃から14℃が望ましい。お米だけではなく、他の食品等の貯蔵物をも一緒に入れて冷却することがあるので、保存温度としては、必要に応じて、最適温度の12℃未満にしても特に問題はない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な態様で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図1と図2に示す冷蔵庫1の構造は、一例であり、任意の構造を採用することができる。
図示した本発明の実施形態では、図6と図7に示すスライド蓋31は、米収納容器30の部分開口部50を開閉可能な開閉蓋部の一例である。しかし、スライド蓋31のようにスライドさせることで、部分開口部50を開閉するだけではなく、開閉蓋部は、ヒンジを用いて蓋40に回転可能に取り付けて、この開閉蓋部を持ち上げて例えば180度回転させることで、米収納容器30の部分開口部50を開閉できるようにしても良い。
貯蔵室としては、野菜室7を例に挙げており、貯蔵容器としては、野菜容器20を例に挙げているが、他の種類の貯蔵室や貯蔵容器であっても良い。
1 冷蔵庫
2 本体
3 扉
4 扉
7 野菜室(貯蔵室の例)
7A 引出し式扉
20 野菜容器(貯蔵容器の例)
30 米収納容器
31 スライド蓋(開閉蓋部の一例、蓋の一部分)
40 蓋
41 移し替え容器保持部
50 部分開口部
55 密閉部材
60 移し替え容器位置決め部分
M 移し替え容器

Claims (6)

  1. 貯蔵室を有する本体と、
    前記貯蔵室内から貯蔵容器を引き出し可能な引出し式扉と、
    前記貯蔵容器に配置されて米を収納する米収納容器と、
    前記米収納容器を密閉する蓋と、
    を備え、
    前記米収納容器は、
    前記蓋により密閉されていない部分開口部と、
    前記米収納容器の前記部分開口部の側方の位置に形成され、前記米収納容器内の前記米を出して移すための移し替え容器を保持する移し替え容器保持部と、を有する冷蔵庫。
  2. 前記蓋は、前記部分開口部を開閉可能な開閉蓋部を有し、前記移し替え容器保持部は、前記移し替え容器がずれないように位置決めするための移し替え容器位置決め部分を有する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記米収納容器の底部は、前記引出し式扉を引き出す方向に関して、前記米収納容器の奥側から手前側に向けて下がるように傾斜して形成されている請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記米収納容器の底部は、前記引出し式扉を引き出す方向に関して、前記米収納容器の奥側から手前側にある前記部分開口部に対応する領域に向けて三次元的に下がるように傾斜して形成されている請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 前記貯蔵容器は、前記米収納容器の前記移し替え容器保持部の下部の位置に、ボトルを収納するボトル収納部分を有する請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 前記開閉蓋部により前記部分開口部を閉じた際に、前記開閉蓋部と前記米収納容器との間を密閉する密閉部材を有する請求項2に記載の冷蔵庫。
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