JP6945155B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に電動工具に関し、より詳細には回路モジュール同士を接続するコネクタを備えた電動工具に関する。
従来、電気を動力源とする電動工具がある(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載の電動工具は、ブラシレスモータと、インバータ回路基板と、制御基板と、これらを収納するハウジングと、を備えている。
特許文献1の電動工具では、ハウジングのハンドル部の下部内に制御基板が収容され、ハウジングの胴体部内にインバータ回路基板が収容されている。また、制御基板から延びるフラットケーブルは、ハウジングのハンドル部を通って胴体部へと立ち上がり、その端部は、インバータ回路基板のコネクタに差し込まれている。これにより、制御基板とインバータ回路基板とは、フラットケーブルを介して電気的に接続されている。
また、特許文献1の電動工具では、インバータ回路基板とハウジング内壁との間に弾性体が介設され、この弾性体で画成される密閉空間に、インバータ回路基板のコネクタが収容されている。これにより、コネクタへの水や粉塵の浸入が防止されている。
特開2009−196013号公報
特許文献1の電動工具では、コネクタが、インバータ回路基板に直接設けられている。このため、この電動工具では、ハウジング内においてインバータ回路基板の近くにコネクタを収容するための空間が必要となり、設計自由度が低下していた。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、コネクタへの水の浸入を抑制しながら、設計自由度を向上させることが可能な電動工具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電動工具は、モータと、ハウジングと、第1の回路モジュールと、第2の回路モジュールと、第1コネクタと、第2コネクタと、コネクタ保護ケースと、を備える。前記ハウジングは、中空であって、前記モータを収納する。前記第1の回路モジュールは、前記ハウジング内の第1領域に配置される。前記第2の回路モジュールは、前記ハウジング内の第2領域に配置される。前記第1コネクタは、複数の第1リード線を介して前記第1の回路モジュールに接続されている。前記第2コネクタは、複数の第2リード線を介して前記第2の回路モジュールに接続されており、前記第1コネクタに着脱可能に接続される。前記コネクタ保護ケースは、前記複数の第1リード線及び前記複数の第2リード線が導出されるように前記第1コネクタ及び前記第2コネクタを内部に収納する。前記コネクタ保護ケースは、前記ハウジング内に配置される。前記コネクタ保護ケースは、前記コネクタ保護ケースの前記内部への水の浸入を抑制する防水部を備える。前記コネクタ保護ケースは、前記ハウジングと別体である。前記コネクタ保護ケースは、前記コネクタ保護ケースの対角位置に対応する2箇所で前記ハウジングに位置固定される。
本発明は、コネクタへの水の浸入を抑制しながら、設計自由度を向上させることが可能な電動工具を提供することができるという利点がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動工具の一部破断した側面図である。 図2は、上記電動工具に用いられるコネクタユニットの斜視図である。 図3は、上記コネクタユニットを分解した状態の断面図である。 図4は、上記コネクタユニットのハウジングへの固定方法の一例を説明するための説明図である。 図5は、変形例1のコネクタユニットを分解した状態の側面図である。 図6は、変形例2のコネクタユニットの側面図である。
以下に説明する実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の寸法比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態)
以下では、本実施形態に係る電動工具1について、図1〜図6に基づいて説明する。
図1に、本実施形態の電動工具1の一部破断した側面図を示す。本実施形態の電動工具1は、作業者が片手で把持可能な可搬型の電動工具である。本実施形態の電動工具1は、より詳細には、作業対象(ねじ等)を回転させて衝撃力を加えることによって締め付ける電動式のインパクトドライバーである。
電動工具1には、充電式の電池パック10が着脱可能に取り付けられる。なお、電池パック10は、電動工具1の構成要素ではない。ただし、電動工具1が電池パック10を備えていてもよい。電動工具1は、電池パック10から供給される電力により動作する、いわゆる充電式の電動工具である。電池パック10は、例えば、複数の二次電池(例えばリチウムイオン電池)と、これら二次電池を収納したケース101と、を備える。電池パック10は、電池パック10の情報を示す電池情報を通信するための、通信用コネクタを備える。電池情報には、例えば、温度情報、残容量情報、定格電圧情報、定格容量情報、回数情報等が含まれる。
図1に示すように、電動工具1は、ハウジング2と、モータ3と、スイッチ回路モジュール4と、操作部41と、制御回路モジュール5と、接続端子ユニット6と、を備える。なお、本実施形態では、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とのうちの一方が第1の回路モジュールに相当し、他方が第2の回路モジュールに相当する。
ハウジング2は、中空筒形状の胴体部21と、胴体部21の周面から胴体部21の径方向に(図1の下方へ)突出するグリップ部22と、を備える。以下、胴体部21に対してグリップ部22が位置する側(図1の下側)を「下側」とする。
胴体部21の内部には、モータ3が収納される。胴体部21には、モータ3が配置される位置の近傍に、複数の通気孔211が形成されている。
また、胴体部21の軸方向における一端側(図1の右側)からは、先端にビット装着部310が設けられた出力軸31が、突出している。ビット装着部310には、作業対象の部材に合わせたビット(ドライバービット等)が、着脱可能に取り付けられる。モータ3の回転は、インパクト機構32を介して出力軸31(ビット装着部310)に伝達される。電動工具1では、出力トルクが所定レベルを超えると、インパクト機構32が出力軸31に打撃力を加えて、これにより作業対象のねじやボルトをねじ込むことができる。以下、モータ3に対して出力軸31が位置する側(図1の右側)を、「前側」とする。
グリップ部22は、使用者が手で持つことができるように、一方向(図1の上下方向)に長い中空の筒形状に形成されている。グリップ部22の内部(内部空間)は、胴体部21の内部(内部空間)と連通している。ハウジング2は、グリップ部22の下側(グリップ部22の胴体部21とは反対側)に、電池パック10が着脱可能に取り付けられる電池パック装着部23を更に備えている。例えば、電池パック10は、電池パック装着部23に取り付けられた状態から電池パック装着部23に対して前方へスライド移動させることで、電池パック装着部23から取り外される。また、電池パック10を電池パック装着部23に対して位置を合わせ、電池パック装着部23に対して後方へスライド移動させることで、電池パック10が電池パック装着部23へ取り付けされる。
スイッチ回路モジュール4は、グリップ部22の上側(上記一方向における、グリップ部22の一方側)の部分の内部に配置されている。スイッチ回路モジュール4は、複数(5本)のリード線71、コネクタユニット8、及び複数(5本)のリード線72を介して、制御回路モジュール5に接続されている。本実施形態では、リード線71,72は被覆電線である。
また、スイッチ回路モジュール4は、操作部41に接続されている。操作部41は、トリガレバー411を備えている。トリガレバー411は、操作者の指による操作が可能なように、グリップ部22の前側に設けられている。トリガレバー411は、操作者の指の操作によって後方に引き込まれるよう構成されている。
スイッチ回路モジュール4は、例えばメインスイッチ(図示せず)を備えている。メインスイッチは、例えば、電池パック10からモータ3に電力を供給するための電力供給路に設けられる。電力供給路は、例えば、接続端子ユニット6(後述の一対の接続端子61の一方)とモータ3とを繋ぐ電線73と、モータ3とメインスイッチとを繋ぐ電線と、メインスイッチと接続端子ユニット6(一対の接続端子61の他方)とを繋ぐ電線と、を含む。図面の煩雑さをさけるため、図1では、上記のモータ3とメインスイッチとを繋ぐ電線、及びメインスイッチと接続端子ユニット6とを繋ぐ電線の図示を、省略している。スイッチ回路モジュール4は、トリガレバー411の引き込み量が所定量以下の場合にはメインスイッチをオフし、トリガレバー411の引き込み量が所定量を超えるとメインスイッチをオンする。これにより、スイッチ回路モジュール4は、電池パック10からモータ3への電力の供給と遮断とを切り換える。また、スイッチ回路モジュール4は、トリガレバー411の引き込み量が上記の所定量を超えると、トリガレバー411の引き込み量に応じた操作信号を、複数のリード線71,72、コネクタユニット8を介して、制御回路モジュール5に送信する。
また、スイッチ回路モジュール4は、モータ3の回転方向を切り換えるための正逆切換スイッチ42に、接続されている。正逆切換スイッチ42は、胴体部21とグリップ部22との境界付近に設けられている。
図1に示すように、制御回路モジュール5は、ハウジング2の電池パック装着部23に配置されている。すなわち、制御回路モジュール5は、グリップ部22の下側(上記一方向における、グリップ部22の他方側)に配置されている。
制御回路モジュール5は、電動工具1の動作を制御する。制御回路モジュール5は、スイッチ回路モジュール4から送信される操作信号に基づいて、モータ3の駆動(回転速度)を制御する。制御回路モジュール5は、図示しない制御線を介してモータ3に接続されており、制御線を介してモータ3の駆動を制御する。
制御回路モジュール5は、接続コネクタ51を備えている。電池パック10が電池パック装着部23に取り付けられた状態で、接続コネクタ51は、電池パックの通信コネクタに接続される。制御回路モジュール5は、接続コネクタ51を通じて、電池パック10から電池情報を取得する。また、制御回路モジュール5は、接続端子ユニット6を通じて、電池パック10から動作電力を受け取る。
接続端子ユニット6は、一対の接続端子61を備えている。電池パック10が電池パック装着部23に取り付けられた状態で、一対の接続端子61は、電池パック10の正極側及び負極側の電極にそれぞれ接続される。図1には、一対の接続端子61のうちの一方のみを図示している。
電動工具では、使用者によって操作される操作部及びスイッチ回路モジュールは、摩耗等によって故障が発生する可能性がある。そこで、本実施形態の電動工具1では、制御回路モジュール5を交換することなくスイッチ回路モジュール4を交換可能なように、コネクタユニット8によって、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とを接続している。
以下、このコネクタユニット8について、説明する。
図1に示すように、コネクタユニット8は、スイッチ回路モジュール4から延びる複数のリード線71と、制御回路モジュール5から延びる複数のリード線72と、を接続している。図1に示すように、コネクタユニット8は、ハウジング2内に配置されている。より詳細には、コネクタユニット8は、グリップ部22の内部に配置されている。
ここで、スイッチ回路モジュール4は操作部41に接続されているので、操作部41の近く(グリップ部22の上側)に配置されることが好ましく、また、制御回路モジュール5は電池パック装着部23(グリップ部22の下側)に配置されることが好ましい。このため、グリップ部22の内部には、空間が存在する。本実施形態では、コネクタユニット8をグリップ部22の内部に配置することで、この空間を有効に利用している。
図2に示すように、コネクタユニット8は、スイッチ側コネクタ81と、制御側コネクタ82と、コネクタ保護ケース9と、を備える。本実施形態では、スイッチ側コネクタ81と制御側コネクタ82とのうち、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とのうちの第1の回路モジュールに接続されている方が、第1コネクタに相当する。また、スイッチ側コネクタ81と制御側コネクタ82とのうち、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とのうちの第2の回路モジュールに接続されている方が、第2コネクタに相当する。
スイッチ側コネクタ81は、一面(図2の左下を向く面)に嵌合凹所811を有する矩形箱状のケース810を備える。複数のリード線71は、ケース810における嵌合凹所811とは反対側の面から、延出されている。嵌合凹所811には、複数のリード線71にそれぞれ接続されている複数のコンタクト(図示せず)が、設けられている。スイッチ側コネクタ81の複数のコンタクトは、複数のリード線71を介してスイッチ回路モジュール4にそれぞれ接続されている。
制御側コネクタ82は、矩形箱状のケース820を備える。ケース820は、スイッチ側コネクタ81のケース810の嵌合凹所811に嵌入される嵌合突部821を有する。複数のリード線72は、ケース820における嵌合突部821とは反対側の面から、延出されている。嵌合突部821には、複数のリード線72にそれぞれ接続されている複数のコンタクト(図示せず)が、設けられている。制御側コネクタ82の複数のコンタクトは、複数のリード線72を介して制御回路モジュール5にそれぞれ接続されている。
制御側コネクタ82のケース820の嵌合突部821が、スイッチ側コネクタ81のケース810の嵌合凹所811に嵌入されると、スイッチ側コネクタ81の複数のコンタクトが、制御側コネクタ82の複数のコンタクトにそれぞれ接続される。これにより、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とが、複数のリード線71、スイッチ側コネクタ81、制御側コネクタ82、及び複数のリード線72を介して接続される。
図2に示すように、コネクタ保護ケース9は、複数のリード線71,72が導出されるように、スイッチ側コネクタ81及び制御側コネクタ82を内部に収納する。
図2,3に示すように、コネクタ保護ケース9は、一面に開口919を有するベース91と、ベース91の開口919を覆うようにベース91に着脱可能に結合されるカバー92と、を備える。ベース91及びカバー92の各々は、例えば合成樹脂から直方体状に形成されている。カバー92は、例えば、図3に示すように複数のねじ93によってベース91に結合される。ただし、ベース91とカバー92とは、任意の嵌合構造(例えば、ベース91とカバー92とに設けられた係合爪と係合爪に引っ掛けられる係合孔との組み合わせ)によって、結合されてもよい。
図3に示すように、ベース91は、ベース91の開口919を規定する開口を備えた凹所910を有し、カバー92は、開口929を有する凹所920を有する。ベース91がカバー92に結合された状態で、凹所910,920によって、コネクタ保護ケース9内に収容空間94が形成される。スイッチ側コネクタ81及び制御側コネクタ82は、この収容空間94内に収容される。
また、ベース91は、ベース91の開口919の開口縁に沿って突出する枠状のリブ911を有する。リブ911の高さ(突出寸法)は、凹所920の深さよりも僅かに小さく設定されている。また、リブ911のリブ911は、カバー92がベース91に結合された状態で、カバー92の凹所920内に差し込まれる。
図3,4に示すように、コネクタ保護ケース9は、弾性材料からなるシール部材900を備えている。シール部材900は、例えば弾性のゴムからなるOリング等である。シール部材900は、リブ911の外周に沿った枠状である。シール部材900は、ベース91の開口919の開口縁の全周にわたって設けられている。シール部材900の厚みは、リブ911の高さよりも小さい。また、シール部材900の厚みは、例えば、凹所920の深さとリブ911の高さとの差よりも大きい。カバー92がベース91に結合された状態で、シール部材900は、ベース91とカバー92との間に挟まれて弾性的に変形し、ベース91とカバー92との間の隙間を埋める。すなわち、シール部材900は、コネクタ保護ケース9の内部への水の浸入を抑制する防水部として機能する。
なお、図3,4に示すように、ベース91及びカバー92は、複数のリード線71,72を個別に通す孔を形成するための、複数の凹溝912,922をそれぞれ備えていてもよい。
また、コネクタ保護ケース9は、図1に示すようにグリップ部22の内部で移動可能に配置されていてもよいし、或いは、例えば図4に示すように、ねじ97等によってグリップ部22の内部に位置固定されていてもよい。ただし、グリップ部22の内部の他の配線等を保護する観点から、コネクタ保護ケース9はグリップ部22の内部で位置固定されていることが好ましい。コネクタ保護ケース9のグリップ部22への固定方法はねじ止めに限られず、グリップ部22の内表面に設けた枠状のリブにコネクタ保護ケース9を嵌め込む等の、適宜の固定方法を用いてもよい。
このように、スイッチ側コネクタ81及び制御側コネクタ82をコネクタ保護ケース9内に収納することで、コネクタ81,82のコンタクトへの水の付着が防止され、コネクタ81のコンタクト間、及びコネクタ82のコンタクト間の短絡が防止される。例えば、トリガレバー411とハウジング2(グリップ部22)との間の隙間や、ハウジング2の通気孔211から、ハウジング2内に水が浸入したとしても、コネクタ保護ケース9によって、この水がコネクタ81,82の端子に到達するのが抑制される。
また、コネクタユニット8は、複数のリード線71と複数のリード線72とを接続するいわゆる中継コネクタであるため、従来の電動工具に比べて、コネクタユニット8の位置を自由に設定することができ、設計自由度を高くすることができる。特に、コネクタユニット8をグリップ部22の内部に配置することで、グリップ部22の内部(内部空間)を有効利用することができる。
なお、ベース91及びカバー92のうちの少なくとも一方は、ハウジング2(グリップ部22)と一体に形成されていてもよい。例えば、グリップ部22の内表面と、グリップ部22の内表面から突出する枠状のリブとによって、ベース91又はカバー92が構成されていてもよい。
また、ベース91とカバー92との間に、グリス等の封止剤を塗布してもよい。ベース91とカバー92との合わせ面にグリス等の封止材を塗布することで、コネクタ保護ケース9の内部に、更に水が入りにくくなる。
また、コネクタ保護ケース9を備えたコネクタユニット8は、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とを繋ぐ電路以外の電路に用いられてもよい。すなわち、第1の回路モジュール及び第2の回路モジュールは、スイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とに限られない。例えば、モータ3と制御回路モジュール5とを繋ぐ制御線にコネクタユニット8が設けられていてもよい。
また、電動工具1は、インパクトドライバーに限らず、他の電動工具(例えば造営材に矩形状の開口を形成する電動カッター、ジグソー等)であってもよい。
(変形例1)
図5に、変形例1のコネクタユニット8Aを示す。なお、上記実施形態のコネクタユニット8と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
このコネクタユニット8Aでは、複数のリード線71,72は、ベース91Aの開口の開口縁とカバー92Aとの間から導出されている。また、コネクタ保護ケース9Aは、第1弾性部材901と第2弾性部材902とを備えている。ベース91Aの開口縁とカバー92Aとの間において、ベース91A側に第1弾性部材901が配置され、カバー92A側に第2弾性部材902が配置される。第1弾性部材901及び第2弾性部材902は、例えば独立気泡のスポンジからなる。独立気泡のスポンジとは、例えば、互いに連通しない多数の空間(互いに独立した空間;気泡)を内部に有するスポンジを意味する。
より詳細には、ベース91Aは、ベース91Aの開口の開口縁に沿ってリード線71,72の導出方向(図5の紙面に垂直な方向)に延びる一対のリブ911Aを有する。第1弾性部材901は、一対のリブ911Aの間で規定される矩形の領域を囲む、矩形の枠状(シール部材900と同様の形状)に形成されている。第2弾性部材902は、リード線71,72を挟んで第1弾性部材901と対向する位置に、設けられている。例えば、第2弾性部材902は、第1弾性部材901との間に複数のリード線71を挟む帯状の部材と、第1弾性部材901との間に複数のリード線72を挟む別の帯状の部材と、を備えている。
カバー92Aがベース91Aに結合された状態で、複数のリード線71の間の隙間、及び複数のリード線72の間の隙間は、第1弾性部材901及び第2弾性部材902が弾性変形することで、第1弾性部材901及び第2弾性部材902によって埋められる。すなわち、第1弾性部材901及び第2弾性部材902は、コネクタ保護ケース9の内部への水の浸入を抑制する防水部として機能する。
なお、第1弾性部材901及び第2弾性部材902は、上記の形状に限られず、カバー92がベース91に結合された状態で、複数のリード線71の間の隙間及び複数のリード線72の間の隙間のうちの少なくとも一方を、埋めることが可能な形状であればよい。例えば、第2弾性部材902は、第1弾性部材901に対向する枠状に形成されていてもよい。また、第1弾性部材901と第2弾性部材902とのうちの少なくとも一方に、リード線71,72を通すための凹溝が設けられていてもよい。
(変形例2)
図6に、変形例2のコネクタユニット8Bを示す。なお、上記実施形態のコネクタユニット8と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
このコネクタユニット8Bでは、ベース91Bは、開口縁の一部に溝913を有し、カバー92Bは、ベース91Bの溝913に対応する位置に、溝923を有する。カバー92Bがベース91Bに結合された状態で、溝913,923によって、複数のリード線72を通すための導出口95が形成される。また、このコネクタユニット8Bにおいて、コネクタ保護ケース9Bは、ブッシング903を備えている。ブッシング903は、弾性材料からなり、複数のリード線72がそれぞれ通される複数の導出孔96を有する。ブッシング903は、導出口95を埋めるように配置されている。
複数のリード線72は、ブッシング903の導出孔96を通って、コネクタ保護ケース9Bの内部から外部へ導出される。これにより、リード線72間の隙間からの水の浸入が抑制される。すなわち、ブッシング903は、コネクタ保護ケース9の内部への水の浸入を抑制する防水部として機能する。
なお、コネクタ保護ケース9Bは、リード線72側の導出口95及びブッシング903に変えて或いは加えて、リード線71側にも同様の導出口及びブッシングを備えてもよい。また、ブッシング903の導出孔96にグリス等の封止剤を塗布することで、さらに防水性能を高めることも可能である。
上記の実施形態及び変形例1,2の構成は、適宜に組み合わされてもよい。
なお、図3,4において、シール部材900の複数のドットは、シール部材900が弾性材料からなることを示しており、断面を示すハッチングではない。図5の第1弾性部材901、及び第2弾性部材902、図6のブッシング903についても、同様である。
(態様)
以上説明したように、第1の態様の電動工具(1)は、モータ(3)と、ハウジング(2)と、第1の回路モジュール(スイッチ回路モジュール4、又は制御回路モジュール5)と、第2の回路モジュール(スイッチ回路モジュール4、又は制御回路モジュール5)と、第1コネクタ(スイッチ側コネクタ81、又は制御側コネクタ82)と、第2コネクタ(スイッチ側コネクタ81、又は制御側コネクタ82)と、コネクタ保護ケース(9,9A,9B)と、を備える。ハウジング(2)は、中空であってモータ(3)を収納する。第1の回路モジュールは、ハウジング(2)内の第1領域(グリップ部22の内部、又は電池パック装着部23の内部)に配置される。第2の回路モジュールは、ハウジング(2)内の第2領域(グリップ部22の内部、又は電池パック装着部23の内部)に配置される。第1コネクタは、複数の第1リード線(71,又は72)を介して第1の回路モジュールに接続される。第2コネクタは、複数の第2リード線(71,又は72)を介して第2の回路モジュールに接続される。コネクタ保護ケース(9,9A,9B)は、ハウジング(2)内に配置される。コネクタ保護ケース(9,9A,9B)は、複数の第1リード線及び複数の第2リード線が導出されるように第1コネクタ及び第2コネクタを内部に収納する。コネクタ保護ケース(9,9A,9B)は、内部への水の浸入を抑制する防水部を備える。
この構成によれば、第1コネクタ及び第2コネクタへの水の浸入を抑制しながら、設計自由度を向上させることが可能となるという利点がある。
第2の態様の電動工具(1)は、第1の態様において、ハウジング(2)は、使用者が手で持つための一方向に長いグリップ部(22)を有する。第1及び第2領域は、グリップ部(22)における一方向の両側にそれぞれ位置する。コネクタ保護ケース(9,9A,9B)は、グリップ部(22)の内部に配置される。
この構成によれば、グリップ部(22)の内部(内部空間)を有効に利用することができる。
第3の態様の電動工具(1)は、第1又は第2の態様において、コネクタ保護ケース(9,9A,9B)は、ベース(91,91A,91B)と、カバー(92,92A,92B)と、を備える。ベース(91,91A,91B)は、一面に開口919を有する。カバー(92,92A,92B)は、ベース(91,91A,91B)の開口919を覆うようにベース(91,91A,91B)に着脱可能に結合される。防水部は、シール部材(900)を含む。シール部材(900)は、弾性材料からなり、ベース(91,91A,91B)の開口(919)の開口縁に設けられてベース(91,91A,91B)とカバー(92,92A,92B)との間に介在する。
この構成によれば、ベース(91,91A,91B)とカバー(92,92A,92B)との間の合わせ面がシール部材900でシールされるので、コネクタ保護ケース(9,9A,9B)内への水の浸入をより抑制することができる。
第4の態様の電動工具(1)は、第3の態様において、複数の第1リード線は、ベース(91A)の開口縁とカバー(92A)との間から導出される。防水部は、ベース(91A)側に配置された第1弾性部材(901)と、カバー(92A)側に配置されて、第1弾性部材(901)とともに複数の第1リード線の間の隙間を埋める第2弾性部材(902)と、を含む。
この構成によれば、簡単な構成で、複数の第1リード線の間の隙間を埋めることができ、コネクタ保護ケース(9,9A,9B)内への水の浸入をより抑制することができる。
第5の態様の電動工具(1)は、第1〜第3の何れか1つの態様において、コネクタ保護ケース(9B)は、複数の第1リード線を導出するための導出口(95)を有する。防水部は、ブッシング(903)を含む。ブッシング(903)は、弾性材料からなり、複数の第1リード線がそれぞれ通される複数の導出孔(96)を有し、導出口(95)を埋めるように配置される。
この構成によれば、複数の第1リード線の間の隙間がブッシング903によって埋められるので、コネクタ保護ケース9B内への水の浸入をより抑制することができる。
第6の態様の電動工具(1)は、第1〜第5の何れか1つの態様において、使用者の操作を受け付ける操作部(41)を更に備える。第1及び第2の回路モジュールのうちの一方は、操作部(41)の操作に応じた操作信号を生成するスイッチ回路モジュール(4)である。第1及び第2の回路モジュールのうちの他方は、スイッチ回路モジュール(4)から第1及び第2コネクタを介して受け取った操作信号に応じてモータ(3)の駆動を制御する制御回路モジュール(5)である。
この構成によれば、例えばスイッチ回路モジュール4と制御回路モジュール5とのうちの一方の交換が必要になったときに、第1及び第2コネクタを取り外すことで、片方のみを交換することが可能となる。
1 電動工具
2 ハウジング
3 モータ
4 スイッチ回路モジュール(第1の回路モジュール、第2の回路モジュール)
41 操作部
5 制御回路モジュール(第1の回路モジュール、第2の回路モジュール)
71 リード線(第1のリード線、第2のリード線)
72 リード線(第1のリード線、第2のリード線)
81 スイッチ側コネクタ(第1コネクタ、第2コネクタ)
82 制御側コネクタ(第1コネクタ、第2コネクタ)
9,9A,9B コネクタ保護ケース
900 シール部材(防水部)
901 第1弾性部材(防水部)
902 第2弾性部材(防水部)
903 ブッシング(防水部)
91,91A,91B ベース
92,92A,92B カバー
95 導出口
96 導出孔

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータを収納する中空のハウジングと、
    前記ハウジング内の第1領域に配置される第1の回路モジュールと、
    前記ハウジング内の第2領域に配置される第2の回路モジュールと、
    複数の第1リード線を介して前記第1の回路モジュールに接続される第1コネクタと、
    複数の第2リード線を介して前記第2の回路モジュールに接続され、前記第1コネクタに着脱可能に接続される第2コネクタと、
    前記ハウジング内に配置され、前記複数の第1リード線及び前記複数の第2リード線が導出されるように前記第1コネクタ及び前記第2コネクタを内部に収納するコネクタ保護ケースと、
    を備え、
    前記コネクタ保護ケースは、前記内部への水の浸入を抑制する防水部を備え
    前記コネクタ保護ケースは、前記ハウジングと別体であり、
    前記コネクタ保護ケースは、前記コネクタ保護ケースの対角位置に対応する2箇所で前記ハウジングに位置固定され
    電動工具。
  2. 前記ハウジングは、使用者が手で持つための一方向に長いグリップ部を有し、
    前記第1及び第2領域は、前記グリップ部における前記一方向の両側にそれぞれ位置し、
    前記コネクタ保護ケースは、前記グリップ部の内部に配置される
    請求項1記載の電動工具。
  3. 前記コネクタ保護ケースは、
    一面に開口を有するベースと、
    前記ベースの前記開口を覆うように前記ベースに着脱可能に結合されるカバーと、
    を備え、
    前記防水部は、弾性材料からなり、前記ベースの前記開口の開口縁に設けられて前記ベースと前記カバーとの間に介在するシール部材を含む
    請求項1又は2記載の電動工具。
  4. 前記複数の第1リード線は、前記ベースの前記開口縁と前記カバーとの間から導出され、
    前記防水部は、
    前記ベース側に配置された第1弾性部材と、
    前記カバー側に配置されて、前記第1弾性部材とともに前記複数の第1リード線の間の隙間を埋める第2弾性部材と、
    を含む
    請求項3記載の電動工具。
  5. 前記コネクタ保護ケースは、前記複数の第1リード線を導出するための導出口を有し、
    前記防水部は、弾性材料からなるブッシングを含み、
    前記ブッシングは、前記複数の第1リード線がそれぞれ通される複数の導出孔を有し、前記導出口を埋めるように配置される
    請求項1〜3の何れか一項に記載の電動工具。
  6. 使用者の操作を受け付ける操作部を更に備え、
    前記第1及び第2の回路モジュールのうちの一方は、前記操作部の操作に応じた操作信号を生成するスイッチ回路モジュールであり、
    前記第1及び第2の回路モジュールのうちの他方は、前記スイッチ回路モジュールから前記第1及び第2コネクタを介して受け取った前記操作信号に応じて前記モータの駆動を
    制御する制御回路モジュールである
    請求項1〜5の何れか一項に記載の電動工具。
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