JP6944968B2 - ランドセル用錠前金具 - Google Patents

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Description

本発明は、通常型ランドセルまたはマチ幅拡型ランドセルのいずれのランドセルにも使用可能な蓋板のかぶせ位置を調節可能にした錠前金具に関する。
従来、ランドセルは主収容部、副収容部及び前ポケットからなるランドセル本体の上面を被せる蓋板は、先端に取付けた掛止板をランドセル本体の底面に取付けた掛止金具に着脱可能に連結してある。これらの錠前金具の多くは、基板の内部中央に永久磁石を備えた本体の中央に一体成形でT形に形成した摘子を回転可能に植設して支持すると共に、蓋板の先端に取付けた掛止板には蓋板の締緩調整をするため横長の係止凹部を任意間隔で二段や三段に設けて形成されているものが多い。
これらの錠前金具と蓋板に取付けた掛止板とを連結ロックする場合、掛止板の嵌合孔のいずれかを前記錠前金具の摘子に嵌合すると、掛止板が錠前金具に内蔵された永久磁石によって表面に吸着される。次いで、掛止板の表面に突出した摘子を回転させて前記掛止板の係止凹部の長手方向と直交させることによりロックしている。掛止板をアンロックする場合、掛止板の係止凹部の長手方向と直交させてある摘子を回転させて係止凹部の長手方向と並行に位置させた後、永久磁石によって吸着されている掛止板を離脱させることにより取り外すものが知られている。
特開2001−252121号公報 実開昭63−5818号公報
前記ランドセルは、ランドセル本体内に収容される教科書や参考書またはノートなどの教材量によって異なるが、従来型のランドセルは蓋板の先端に取付けた掛止板に開口した2〜3個の嵌合孔の幅で行われ、ランドセル本体内に収容される教科書の量が少ない場合には強く締め、教科書が多い場合は緩く被せてかぶせ幅を調節していた。しかし、昨今は収容する教科書やノートがA4版と大きく、また教材の数も多くなったこと、さらには、ランドセル本体の構造が収容する教科書の量や教材の量によって主・副収容室のマチ幅を拡幅可能にして収容することができるランドセル(以下、拡幅型ランドセルという)が普及している。そのため、掛止板に設けた2〜3個の嵌合孔の幅では十分に対応することが困難になってきた。ランドセルの蓋板を閉じたときに適正な状態に蓋板を締めることができるときは問題ないが、特に、ランドセル本体のマチ幅を拡幅して使用する場合、従来型の錠前金具では蓋板を閉じることは困難であり、そのため、通常型ランドセル用、拡幅型ランドセル用の錠前金具がそれぞれ必要となり、大変不経済であるという問題点を有している。
本発明は、通常型のランドセルおよび拡幅型ランドセルのどちらのランドセルにも取付けて使用することができる錠前金具で、しかも蓋板の掛止板を錠前金具に装着した状態のままで、さらに蓋板の締緩調節をワンタッチで簡単に操作することができる錠前金具を提供することを目的とする。
本発明は、ランドセル1の外底面2に取付けた中央に摺動部12を有した錠前基板11と、前記錠前基板11の摺動部12にスライド機構Aを介して前後動可能に取付けた可動体30と、前記摺動部12を前後動する可動体30を多段階に停止させるロック機構Bと、前記ランドセル1の蓋板4の一端に設けた掛止板6を前記可動体30に着脱可能に取付ける連結機構Cとからなることを特徴とする。また、前記錠前基板11は、摺動部12の左右両側にガイド壁部18と固定部14をそれぞれ一体に連設し、該固定部の両端にそれぞれ座部15を設け、前記摺動部12の中央に前記スライド機構Aを挿通するスライド孔20と該スライド孔の裏面にガイド溝部21を設けてなることを特徴とする。さらには、前記可動体30は、内部に収容した連結機構Cの回転子51とピン軸53を挿通する軸孔33とピン孔34を表面に設け、下面開口底部32に前記スライド機構Aを構成する連結板23を取付け、前記可動体30の両側下端に前記ロック機構Bを構成する複数の係止凹部31を設けてなることを特徴とする。さらにはまた、前記スライド機構Aは、錠前基板11の摺動部12に設けたスライド孔20の裏面に設けたガイド溝部21に摺動可能に位置したスライド板22)と、前記可動体30の開口底部32に装着した連結板23の連結脚部24とをスライド孔20を介して連結して前記可動体30を摺動部12上で摺動可能に取付けてなることを特徴とする。また、前記ロック機構Bは、前記錠前基板11の摺動部12の両側に位置したガイド壁部18に設けた収容凹部19にそれぞれ前記可動体30をロック、アンロックする作動釦40と、該作動釦を支持する支持板45を収容してなることを特徴とする。さらには、前記ガイド壁部18の収容凹部19に取付けたロック機構Bは、前記支持板45の軸受部46に作動釦40を枢動可能に軸支し、この作動釦40の下部一端に設けた作動軸部41を前記摺動部12とガイド壁部18との角部に設けた作動孔17から出し入れ可能に突出させ、前記可動体30の両側に設けた係止凹部31に前記作動軸部41を嵌合させることにより可動体30をロックし、一対の作動釦40を可動体方向に押圧することにより作動軸部41が下方に回動して係止凹部31から離脱し、アンロックすることを特徴とする。さらにはまた、前記連結機構Cは、可動体30の上面に一部を露出させた回転子51とピン軸53と、前記回転子51を回動させるばね55と、該ばねを掛止する掛止片56と、前記蓋板4の掛止板6を吸着する磁性体58とからなり、前記掛止板6に設けた複数の掛止孔7の何れかに前記回転子51を挿通すると、掛止板6が磁性体58の磁力で可動体30の表面に吸着されてピン軸53を下方に押圧し、ピン軸53が降下すると掛止片56が連動して回転子51を弾発させてあるばね55の掛止を解除して回転子51が掛止孔7と直角方向に回動し、掛止板6を可動体30に連結してなることを特徴とする。
以上のごとく、本発明は、ランドセル1の外底面2に取付けた錠前基板11の摺動部12にスライド機構Aとロック機構Bを介して可動体30を摺動可能に取付け、この可動体30内にランドセル1の開口部を覆う蓋板4の一端に取付けた掛止板6を着脱可能に掛止する連結機構Cを設けたことにより、ランドセル1に収容した教材の量やランドセル本体のマチ幅を拡幅可能にしたランドセルの場合でも、蓋板4の掛止板6を可動体30に連結したままの状態で可動体30の停止位置を多段階に調節可能にすることができる。したがって、本願の錠前金具10は、通常型ランドセル及び拡幅型ランドセルのいずれにも取付けて使用することができるので大変経済的で便利である。さらには、ランドセル本体内に収容された教科書や教材などの量により蓋板の留め位置を調節することができるので教材の傷みを防止することができ、さらに、低学年の学童でも簡単に操作することができて便利である。
ランドセルの外底面に本発明の錠前金具を取付けた状態の正面図である。 錠前基板の摺動部の下段に可動体を位置した状態を示す正面図である。 錠前基板の摺動部の上段に可動体を位置した状態を示す正面図である。 錠前基板の摺動部に位置した可動体の底面図である。 錠前基板に取付ける可動体の分解斜視図である。 錠前基板の背面図である。 掛止板の正面図である。 可動体の一部破断した側面図である。 スライド機構を構成するスライド板と連結板と連結部片の分解斜視図である。 図4のX―X線断面図である。 図2の一部破断したY―Y線断面図である。 ロック機構の作動釦と支持板を示す分解斜視図である。 ロック機構の作動釦の作動軸部で可動体の係止凹部にロックした状態を示す要部拡大模式図である。 ロック機構の作動釦の作動軸部を可動体の係止凹部にロックした状態を示す要部拡大断面図である。
本発明の実施の形態を図面により説明すると、図1はランドセルの外底面に本発明の錠前金具を取付けた状態の正面図、図2は錠前基板の摺動部の下段に可動体を位置した状態を示す正面図、図3は錠前基板の摺動部の上段に可動体を位置した状態を示す正面図、図4は錠前基板の摺動部に位置した可動体の底面図、図5は錠前基板に取付ける可動体の分解斜視図、図6は錠前基板の背面図、図7は掛止板の正面図、図8は可動体の一部を破断した側面図である。錠前金具10は、図1に示すごとく、ランドセル1の外底面2に取付けた錠前基板11の中央に設けた摺動部12に位置した可動体30をスライド機構Aで前後動可能、且つ、摺動部12の両側に設けたガイド壁部18に取付けたロック機構Bで可動体30の前後動位置を多段階に調節可能に取付けてある。
前記ランドセル1は、主収容部、副収容部、前ポケットなどを具えたランドセル本体を有する通常型ランドセルと、前記主収容部と副収容部のマチ部を伸縮可能に形成した拡張型ランドセルを含むものとする。
さらにこの可動体30の上面に、前記ランドセル1の蓋板4の一端に設けた舌片5に取付けた掛止板6に設けた複数の掛止孔7とそれぞれ着脱可能に連結する連結機構Cを取付けてある。
前記錠前基板11は、図6に示すごとく、中央に設けた摺動部12の左右方向に拡げた固定部14の表面両側にランドセル1の背負ベルト8の一端を連結するベルト連結環16を回転可能に取付ける座部15をそれぞれ設け、前記摺動部12の上面前後方向に凹凸状の溝部13を設け、該摺動部上を移動する可動体30との摩擦抵抗を減少させてスムースに前後動可能に形成してある。
前記錠前基板11は、図6に示すごとく、前記摺動部12の中央にスライド孔20を設け、該スライド孔を含む摺動部12の裏面にスライド板22を摺動させるガイド溝部部21を設けてある。
前記摺動部12とガイド壁部18との両角部の中央に、前記ロック機構Bの作動釦40に設けた作動軸部41を出し入れ可能に突出させる作動孔17をそれぞれ設けてある。
スライド機構Aは、図8、9、10、11に示すごとく、可動体30の開口底部32に取付ける連結板23と、ガイド溝部部21に摺動可能に取付けたスライド板22とをスライド孔20を介して連結してある。
前記連結板23は、図9に示すごとく、短尺方向中央部分を断面L字形に打ち抜いて互いに向き合う連結脚部24を下方に設け、打ち抜いた取付凹部25に連結部片26を収納し、該連結部片26とスライド板22とを連結脚部24を介して連結してある。したがって、スライド板22をガイド溝部21内でスムースに摺動させることができる。
ロック機構Bは、図2、11、12、13、14に示すごとく、摺動部12の両側に設けたガイド壁部18の上方外側に設けた収容凹部19に取付ける支持板45と、可動体30をロック、アンロックする作動軸部41を有した作動釦40と、該作動釦を外方向に付勢させる弾発片(図示せず)とからなり、前記収容凹部19に収容した支持板45の軸受部46に作動釦40を枢動可能に軸支して外方向に付勢させてある。
この作動釦40を外方向に弾発させることにより、作動釦40下端内側に設けた作動軸部41が、前記摺動部12とガイド壁部18との角部に設けた作動孔17から露出し、摺動部12上に位置した可動体30の側面に設けた任意係止凹部31と嵌合(ロック)、離脱(アンロック)して可動体30の停止位置を多段階に調整可能にしてある。
したがって、作動釦40は弾発片(図示せず)により常に外側方向に付勢され、作動軸部41が作動孔17から突出して可動体30をロックし、作動釦40をそれぞれ内側方向に押すことにより、作動釦40を枢動させて作動軸部41を可動体30の係止凹部31から下方に離脱させることにより可動体30をアンロックすることができる。
この作動釦40の押圧力を離すと弾発片(図示せず)の弾発力により、作動釦40が元の位置に戻ると、作動軸部41も作動孔17から突出して可動体30の他の係止凹部31に嵌合して再度ロックすることができる。
この動作を繰り返すことにより、簡単に可動体30の停止位置を多段階に変えることができるので、蓋板4の掛止板6を連結機構Cから外すことなく簡単に締着位置を微調節することができる。
本発明においては、可動体30の停止位置(係止凹部の数)は3か所設けてあるが、3か所に限定されるものではなく、2ヶ所でも4か所でもよいことは勿論である。
前記連結機構Cは、図2、5、10、11に示すごとく、可動体30の上面に回動可能に突出させた回転子51によりランドセル1の蓋板4の一端に取付けた掛止板6を着脱可能に連結するもので、可動体30の上面に設けた軸孔33に一部を露出させた回転子51と、ピン孔34に回転子51を作動させるピン軸53とを挿通し、内部に回転子51とピン軸53を支持する軸孔29を有した連結支持板28と、前記回転子51を回動させるばね55と、該ばねを掛止係止し、ピン軸53の降下により回転子51を作動させる掛止片56と、蓋板4の掛止板6を吸着する磁性体58により構成してある。
この連結機構Cは、蓋板4の掛止板6に設けてある複数の掛止孔7の何れかを前記回転子51に挿通すると、掛止板6が磁性体58の吸着力により可動体30の表面に吸着されると同時にピン軸53を下方に押圧し、該ピン軸の作動により掛止片56がばね55の反発力を解除して回転子51を回動させることにより、掛止孔7と同一方向に位置している回転子51を掛止孔7と直角方向の位置に回動して掛止板6を可動体30に掛止可能に形成してある。
次いで、掛止板6の可動体30からの離脱は、掛止板6の掛止孔7と直角方向に位置した回転子を摘まみ、ばね55の反発力に抗して回転方向と逆方向に回転させて掛止板6の掛止孔7と平行位置に回動させると、回転子51が掛止片56によりロックされ、回転子51が掛止孔7と平行位置を維持する。次いで、掛止板6を持ち上げて掛止孔7を回転子51から離脱させることができる。
この蓋板4の締緩調節は、通常、掛止板6に2ヶ所設けた掛止孔7の一方に連結機構Cの回転子51を挿通して閉じるが、蓋板4を締め過ぎたり、または緩い場合は、可動体30を係止凹部31の数(3段階)だけ前後動させて調節することができる。この可動体30の調節幅は、掛止板6の掛止孔7の2段階と可動体30の係止凹部31に設けた3段階の6段階で調節することができる。したがって、通常型ランドセルまたは拡幅型ランドセルのいずれにも取付けての使用が可能であり大変経済的である。
さらに、蓋板4の調節順位は、通常、可動体30の連結機構Cに掛止板6を連結してから可動体30を前後動させて調節させるが、先に可動体30をロック機構Bの作動軸部41にロックさせて位置決めした後、掛止板6に設けた複数の掛止孔7のいずれかを選択して連結機構Cの回転子51に嵌合させて調節してもよい。
以下、本発明の実施の形態の作用について説明すると、錠前金具10は、ランドセル1の外底面2に取付けた錠前基板11の摺動部12にスライド機構Aとロック機構Bを介して連結機構Cを内蔵した可動体30を摺動可能に取付けてある。
したがって、ランドセルに収容する教科書や教材の量によって主・副収容室のマチ幅を拡幅可能にして収容する拡幅型ランドセルであっても蓋板4の掛止板6を可動体30に連結した状態のままで可動体30の停止位置をロック機構Bで多段階に調節することにより蓋板を開閉することができ、且つ、収容室内の各種教材の移動を防止して傷みを防止することができる。また、ロック機構Bの操作は、低学年の学童でも簡単に操作可能に取付けてある。
前記スライド機構Aは、図8、9、10、11に示すごとく、可動体30の開口底部32に取付ける連結板23と、錠前基板11の裏面に設けたガイド溝部部21に摺動可能に取付けたスライド板22を摺動部12の略中央に設けたスライド孔20を介して連結してある。
前記連結板23は、短尺方向中央部分を断面L字形または鉤型に打ち抜いて互いに向き合う連結脚部24を下方に設け、打ち抜いた取付凹部25に連結ねじ(図示せず)を締着固定する連結部片26を収納し、該連結部片とスライド板22とをねじなどの結合手段で連結脚部24を介して連結することにより、ガイド溝部21内でスライド板22をスムースに摺動させることができる。
前記錠前基板11の表面に設けた摺動部12は、上面前後方向に凹凸状の溝部13を設け、該摺動部上を摺動する可動体30との摩擦抵抗を減少させてスムースに前後動可能に形成してある。
前記ロック機構Bは、錠前基板11に設けた一対のガイド壁部18の上方外側に設けた収容凹部19に、可動体30をロックまたはアンックする作動軸部41を有した作動釦40と、該作動釦の支持軸部42を軸支して枢動可能に支持する支持板45と、枢動可能に軸支した作動釦40の上方を外方向に付勢させる弾発片(図示せず)とにより構成してある。
この作動釦40を外方向に弾発させることにより、作動釦40の下端に設けた作動軸部41を前記摺動部12の角部に設けた作動孔17から出し入れ可能にしてある。したがって、摺動部12上の角部に設けた作動孔17から作動軸部41を可動体30の側面に設けた複数の係止凹部31の何れかに嵌合(ロック)ク)させて可動体30を多段階に停止させることができる。
さらにこの作動釦40の押圧力を離すと弾発片(図示せず)の弾発力により可動釦40が元の位置に戻ると、作動孔17から作動軸部41が突出して他の係止凹部31に嵌合し、再度可動体30をロックする。この動作を繰り返すことにより、簡単に可動体30の停止位置を多段に変えることができるので、蓋板4の掛止板6を連結機構Cから外すことなく簡単に締着位置を調節することができる。
前記連結機構Cは、図11、12、13、14に示すごとく、蓋板4の掛止板6に設けてある複数の掛止孔7の何れかを前記回転子51に挿通すると、掛止板6が磁性体58の作用により可動体30の表面に吸着されると同時にピン軸53が押し下げられて掛止片56を操作し、該掛止片の作動によりばね55の反発力を解除させて回転子51を回動させる。この回転子51の回動により、掛止孔7と直角方向の位置に回動することにより掛止板6を可動体30に連結可能にすることができる。
また、掛止板6の可動体30からの離脱は、掛止板6の掛止孔7と直角方向に位置した回転子51の摘まみをばね55の反発力に抗して回転方向と逆方向に回転させて掛止板6の掛止孔7と平行位置に回動させると、回転子51が掛止片56によりロックされ、回転子が掛止孔7と平行位置を維持し、次いで、掛止板6を持ち上げることにより掛止孔7を回転子から離脱させて外すことができる。
この掛止板6は、ランドセル1に収納した教材の量により掛止位置を調節して連結機構Cの回転子51に掛止板6の掛止孔7を挿通してロックした後蓋板4が緩かったり締め過ぎた場合、可動体30を簡単に前後動させることにより停止位置を調整することができるので蓋板4の締緩を簡単に微調整することができ、ランドセル1に収納した教材の破損や傷つきを防止することができる。
この蓋板4の締緩調節は、通常、掛止板6に設けた二ヶ所の掛止孔7の一方を連結機構Cの回転子51に連結してから可動体30を前後動させて係止凹部31の数(3段階)だけ調節することができる。したがって、調節幅は、掛止板6の掛止孔7の2段階と可動体30の係止凹部31に設けた3段階の6段階で調節することができる。さらに、錠前金具10は、通常型ランドセルだけでなく拡幅型ランドセルにも取付けて使用することができるものである。
この蓋板4の締緩調節順位は、先に掛止板6の掛止孔7の一方に連結機構Cの回転子51に連結してから可動体30を前後動させて調節するが、先に可動体30をロック機構Bの作動軸部41にロックさせて位置決めした後、掛止板6に設けた複数の掛止孔7のいずれかを選択して連結機構Cの回転子51に嵌合させて調節してもよい。
1 ランドセル
2 外底面
4 蓋板
6 掛止板
7 掛止孔
10 錠前金具
11 錠前基板
12 摺動部
13 溝部
17 作動孔
18 ガイド壁部
19 収容凹部
20 スライド孔
21 ガイド溝部部
22 スライド板
23 連結板
24 連結脚部
25 取付凹部
26 連結部片
28 連結支持板
30 可動体
31 係止凹部
32 開口底部
33 軸孔
34 ピン孔
40 作動釦
41 作動軸部
42 支持軸部
45 支持板
46 軸受部
49 弾発片
51 回転子
53 ピン軸
55 ばね
56 操作片
57 掛止片
58 磁性体
A スライド機構
B ロック機構
C 連結機構

Claims (1)

  1. ランドセル(1)の外底面(2)に中央に摺動部(12)を有した錠前基板(11)を取付け、前記摺動部(12)の左右両側にガイド壁部(18)と固定部(14)をそれぞれ一体に連設し、該固定部の両端にそれぞれ座部(15)を設け、前記摺動部(12)の中央に設けたスライド孔(20)を含む摺動部(12)の裏面にスライド板(22)を摺動させるガイド溝部(21)を設け、前記摺動部(12)に前後動可能に取付けた可動体(30)は、上面に回転子51とピン軸53の一部を露出させ、内部に前記回転子(51)を回動させるばね(55)と、該ばねを掛止する掛止板(56)と、ピン軸(53)を支持する連結支持板(28)と、蓋板(4)の掛止板(6)を吸着させる磁性体(58)からなる連結機構(C)を収容し、前記可動体(30)の開口底部(32)に装着した連結板(23)は、短尺方向中央部分を断面L字型に打ち抜いて向き合う連結脚部(24)を下方に設け、打ち抜いた取付凹部(25)に連結部片(26)を収納してなり、前記取付凹部(25)に収納した連結部片(26)とスライド孔(20)に挿通した連結脚部(24)を介して前記スライド板(22)と連結してスライド機構(A)を構成し、前記錠前基板(11)の摺動部(12)の両側に位置したガイド壁部(18)に設けた収容凹部(19)にそれぞれ前記可動体(30)をロック・アンロックする作動釦(40)と、該作動釦を支持する支持板(45)を収容し、前記支持板(45)の軸受部(46)に作動釦(40)の支持軸部(42)を枢動可能に軸支し、この作動釦(40)の下部一端に設けた作動軸部(41)を前記摺動部(12)とガイド壁部(18)との角部に設けた作動孔(17)から出し入れ可能に突出させ、前記可動体(30)の両側下端に設けた複数の係止凹部(31)の任意係止凹部(31)に前記作動軸部(41)を嵌合させることにより可動体(30)をロックし、一対の作動釦(40)を可動体方向に押圧することにより作動軸部(41)が下方に回動して係止凹部(31)から離脱し、アンロックするロック機構(B)を設けてなることを特徴とするランドセル用錠前金具。
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