JP6944820B2 - ノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法 - Google Patents

ノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法 Download PDF

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本開示は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法に関する。
近年、IPアドレス等の宛先アドレスではなく、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するように構成されたコンテンツ中心ネットワーク(CCN:Content Centric Network)または情報中心ネットワーク(ICN:Information Centric Network)と呼ばれる技術が注目されている。
このコンテンツ中心ネットワーク(CCN)では、コンテンツの要求元であるユーザ端末が、要求するコンテンツを指定する文字情報であるコンテンツ名を含むインタレスト(メッセージ)を送信すると、そのインタレストをCCN内に配置されたノード装置(転送端末)が受信して近隣のノード装置へ転送する。そして、ノード装置による転送が繰り返されて、インタレストは、コンテンツ名に該当するコンテンツを格納しているコンテンツ提供装置に到達する。
インタレストを受信したコンテンツ提供装置は、コンテンツ名により指定されたコンテンツを含むデータ(メッセージ)を作成してユーザ端末に送信する。コンテンツ提供装置から送信されたデータは、インタレストの送信時と同様に、ノード装置による転送が繰り返されて、ユーザ端末に到達する。
ノード装置は、データのキャッシュ機能を備えており、転送されるデータの複製をキャッシュする。そして、ノード装置は、自装置にキャッシュされたコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、そのインタレストの転送を行わずに、自装置にキャッシュされているコンテンツをユーザ端末に送信する。これにより、ネットワークの伝送負荷(トラフィック)を大幅に低減させることができる。
特開平10−307780号公報
しかしながら、ユーザ端末が要求するコンテンツが、例えば温度データやCO濃度データなどの経時的に変化するデータである場合は、ノード装置にキャッシュされているコンテンツはすぐに古くなってしまうので、ノード装置がインタレストに応答して自装置にキャッシュされているコンテンツを送信すると、古いデータが送信されてしまうという問題があった。この問題を解決するために、ノード装置にキャッシュされているコンテンツを送信せずに、コンテンツ提供装置から最新のデータを取得することが考えられるが、この場合は、ネットワークのトラフィックが増加するという問題が新たに生じる。
また、コンテンツの経時的変化の大きさは、コンテンツ毎に異なるため、最新のデータが求められる頻度はコンテンツ毎に異なる。例えば、温度データとCO濃度データとを比べた場合、通常の環境下では、温度データの方がCO濃度データよりも経時的変化が大きい。したがって、コンテンツをキャッシュする構成では、コンテンツの種類に応じて適切なタイミングで最新データを取得し、キャッシュされたデータ(キャッシュデータ)を更新することが望ましい。
特許文献1には、リンクアドレスとそのリンクアドレスに対応するサーバのデータとを記憶部に予め対応させて記憶しておき、操作部からリンクアドレスが入力されたときに、そのリンクアドレスに対応するサーバのデータを記憶部から読み出して表示することにより回線接続の待ち時間を短縮するように構成した従来技術が開示されている。しかし、この従来技術は、IPアドレス等の宛先アドレスを用いて通信を行う従来のインターネット方式に関する技術であり、インターネット上のウェブページの情報を定期的に取得しているに過ぎない。そのため、この特許文献1の従来技術は、CCNにおいて、ノード装置にキャッシュされたコンテンツを管理する構成には不適である。
本開示は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、コンテンツ中心ネットワークにおいて、ノード装置にキャッシュされたコンテンツが古くなるのを防止することを可能とするノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法を提供することを主目的とする。
本開示のノード装置は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、プロセッサと、測定データをコンテンツとして提供するセンサであるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶する記憶部とを備え、前記プロセッサは、前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記有効期間を予め設定された異常事態用の有効期間に変更することを特徴とする。
また、本開示のノード装置は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、プロセッサと、測定データをコンテンツとして提供するセンサであるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツ提供装置から前記コンテンツに紐付けて送信された有効期間を記憶する記憶部とを備え、前記コンテンツ提供装置が、測定データをコンテンツとして提供するセンサであり、前記プロセッサは、前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツの有効期間の経過時間を、前記コンテンツ提供装置から送信された有効期間ではなく、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理することを特徴とする。
また、本開示のノード装置は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、プロセッサと、コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶する記憶部とを備え、前記プロセッサは、前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、前記記憶部は、前記有効期間が切れたコンテンツを予め定められた期間保存し、前記プロセッサは、前記インタレストに、指定時刻のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記保存されているコンテンツのうちの、指定時刻にキャッシュされたコンテンツを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
また、本開示のノード装置は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、プロセッサと、コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶する記憶部とを備え、前記プロセッサは、前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、前記プロセッサは、前記インタレストに、最新のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記有効期間が切れるのを待たずに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得することを特徴とする。
本開示によれば、コンテンツ中心ネットワークにおいて、ノード装置にキャッシュされたコンテンツが古くなるのを防止することが可能となる。
本開示に係るノード装置を含むCCNシステムの概略図 ユーザ端末の概略構成を示すブロック図 ノード装置の概略構成を示すブロック図 センサの概略構成を示すブロック図 第1実施形態に係るCCNシステムの各装置の処理を示す概略図 第1実施形態に係るCCNシステムでの処理の流れを示すシーケンス図 第2実施形態に係るCCNシステムの各装置の処理を示す概略図 第2実施形態に係るCCNシステムでの処理の流れを示すシーケンス図 第3実施形態に係るCCNシステムの各装置の処理を示す概略図 第3実施形態に係るCCNシステムでの処理の流れを示すシーケンス図
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、プロセッサと、コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶する記憶部とを備え、前記プロセッサは、前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
この第1の発明に係るノード装置によれば、記憶部にキャッシュされたコンテンツの有効期間が切れたときに、コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新するので、コンテンツ中心ネットワークにおいて、ノード装置にキャッシュされたコンテンツが古くなるのを防止することが可能となる。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、前記有効期間が、前記記憶部に予め記憶されていることを特徴とする。
この第2の発明に係るノード装置によれば、自装置に予め記憶されている有効期間に基づき、記憶部にキャッシュされたコンテンツを更新することが可能となる。
また、第3の発明は、上記第2の発明において、前記有効期間が、前記コンテンツの種類毎に予め設定されていることを特徴とする。
この第3の発明に係るノード装置によれば、コンテンツの種類毎に有効期間が設定されているので、ノード装置は、該装置に接続されるコンテンツ提供装置の数に関わらず、コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツ毎に有効期間を一括して設定することができる。
また、第4の発明は、上記第2の発明または第3の発明において、前記コンテンツ提供装置が、測定データをコンテンツとして提供するセンサであり、前記プロセッサは、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記有効期間を予め設定された異常事態用の有効期間に変更することを特徴とする。
この第4の発明に係るノード装置によれば、コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツ(測定データ)の有効期間を異常事態用の有効期間に変更することができるので、コンテンツ提供装置が設置されたエリア内における火災等の異常事態の発生をより確実に検知することが可能となる。
また、第5の発明は、上記第4の発明において、前記プロセッサは、前記異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア以外の予め定められたエリアに設置されたセンサから提供された測定データの有効期間を前記異常事態用の有効期間に変更することを特徴とする。
この第5の発明に係るノード装置によれば、コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、コンテンツ提供装置が設置されたエリア以外の予め定められたエリア(例えば、コンテンツ提供装置が設置されたエリアの近傍のエリア)に設置されたセンサから提供された測定データの有効期間を異常事態用の有効期間に変更することができるので、異常事態の拡大(例えば、火災の場合は延焼)をより確実に検知することが可能となる。
また、第6の発明は、上記第1の発明において、前記有効期間が、前記コンテンツ提供装置に予め記憶されており、前記コンテンツに紐付けて送信されることを特徴とする。
この第6の発明に係るノード装置によれば、コンテンツ提供装置からコンテンツとともに受信した有効期間に基づき、記憶部にキャッシュされたコンテンツを更新することが可能となる。したがって、コンテンツ提供装置のそれぞれが、キャッシュの有効期間を設定することができるので、コンテンツ提供装置毎にきめ細かな有効期間の管理を行うことができる。
また、第7の発明は、上記第6の発明において、前記コンテンツ提供装置が、測定データをコンテンツとして提供するセンサであり、前記プロセッサは、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツの有効期間の経過時間を、前記コンテンツ提供装置から送信された有効期間ではなく、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理することを特徴とする。
この第7の発明に係るノード装置によれば、コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、コンテンツ提供装置により指定された有効期間を無視して、ノード装置の定める独自の有効期間に基づいて、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツ(測定データ)の有効期間を管理することができる。これにより、コンテンツ提供装置が設置されたエリア内における火災等の異常事態の発生をより確実に検知することが可能となる。
また、第8の発明は、上記第7の発明において、前記プロセッサは、前記異常事態の発生が検知された場合には前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア以外の予め定められたエリアに設置されたセンサから提供された測定データの有効期間の経過時間を、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理することを特徴とする。
この第8の発明に係るノード装置によれば、コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、コンテンツ提供装置が設置されたエリア以外の予め定められたエリア(例えば、コンテンツ提供装置が設置されたエリアの近傍のエリア)に設置されたセンサから提供された測定データの有効期間を、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理することができるので、異常事態の拡大(例えば、火災の場合は延焼)をより確実に検知することが可能となる。
また、第9の発明は、上記第1の発明ないし第8の発明において、前記記憶部は、前記有効期間が切れたコンテンツを予め定められた期間保存し、前記プロセッサは、前記インタレストに、指定時刻のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記保存されているコンテンツのうちの、指定時刻にキャッシュされたコンテンツを前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
この第9の発明に係るノード装置によれば、ユーザ端末から所望の時間におけるコンテンツが要求されたときに、当該時間にキャッシュされたコンテンツをノード装置から取得することが可能となる。これにより、ユーザ端末は、コンテンツの変化などを分析することが可能となる。
また、第10の発明は、上記第1の発明ないし第9の発明において、前記プロセッサは、前記インタレストに、最新のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記有効期間が切れるのを待たずに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得することを特徴とする。
この第10の発明に係るノード装置によれば、最新のコンテンツを要求する旨のインタレストが届けば、有効期間を無視して最新のコンテンツを取得する。これにより、有効期間にしたがってキャッシュされたコンテンツと、最新のコンテンツとのどちらを取得するかをユーザの意思によって切り替えることができる。
また、第11の発明は、コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置におけるキャッシュ管理方法であって、コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶するステップと、前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理するステップと、前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記ノード装置にキャッシュされているコンテンツを更新するステップとを有することを特徴とする。
この第11の発明に係るキャッシュデータの管理方法によれば、記憶部にキャッシュされたコンテンツの有効期間が切れたときに、コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新するので、コンテンツ中心ネットワークにおいて、ノード装置にキャッシュされたコンテンツが古くなるのを防止することが可能となる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、コンテンツ中心ネットワーク(CCN:Content Centric Network)において、ユーザ端末が、例えば火災等の異常事態の検知を目的として、温度センサまたは一酸化炭素(CO)センサに対して温度データまたはCO濃度データを要求する場合について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本開示に係るノード装置2を含むCCNシステムの概略図である。図1に示すように、CCNシステムは、ユーザ端末1と、ノード装置2(以降、単に「ノード2」と称する)と、コンテンツ提供装置であるセンサ3A−3D(以降、総称するときは「センサ3」と称する)とを含んで構成されている。ユーザ端末1、ノード2、およびセンサ3は、インターネットや専用回線等のネットワークを介して接続されている。
図1では、説明を簡略化するために、ユーザ端末1およびノード2はそれぞれ1つしか図示していないが、実際にはそれぞれ複数存在しており、互いに網目状に接続されている。また、図1では、コンテンツ提供装置はセンサ3A−3Dであるが、コンテンツ提供装置は、センサ以外にも、サーバ、カメラ、または他の様々なIoTデバイスであってよい。
ユーザ端末1は、要求するコンテンツを指定する文字情報であるコンテンツ名を含むインタレスト(メッセージ)を送信することにより、センサ3から測定データ(コンテンツ)を取得する。本実施形態では、センサ3から温度データまたはCO濃度データを取得するので、インタレストは、「#temp」、「#CO」、「#loc/x/y」というコンテンツ名を含む。「#temp」および「#CO」は測定データ(コンテンツ)を指定するコンテンツ名であり、「#temp」は温度データを、「#CO」はCO濃度データをそれぞれ示す。「#loc/x/y」は、センサ3の位置を示すコンテンツ名である。
ノード2は、ユーザ端末1から送信されたインタレストをセンサ3へ転送する役割、およびセンサ3から送信されたデータをユーザ端末1へ転送する役割を果たす。また、ノード2は、センサ3から受信したデータをユーザ端末1へ転送するときに、そのデータの複製をキャッシュする。以降、ノード2にキャッシュされたコンテンツをキャッシュデータとも称する。
本開示に係るノード2は、キャッシュデータの有効期間を管理するように構成されている。キャッシュデータの有効期間は、キャッシュデータの測定時刻からの予め定められた時間長さである。キャッシュデータの有効期間は、そのキャッシュデータの属性や用途に応じて、予め適切に設定されている。本実施形態では、温度データの有効期間は60秒に、CO濃度データの有効期間は300秒にそれぞれ設定されている。なお、これらの有効期間は一例であり、有効期間は様々な時間長さに設定可能である。また、これらの有効期間は、ノード2に直接的にまたはネットワークを介してアクセスして設定することにより、適宜変更可能である。なお、本実施形態では、キャッシュデータの有効期間の始点としてキャッシュデータの測定時刻を用いたが、キャッシュデータの有効期間の始点は、キャッシュデータのキャッシュ時刻であってもよい。
センサ3は、測定データをコンテンツとして提供するコンテンツ提供装置である。センサ3Aおよび3Cは、温度を測定する温度センサであり、温度データをコンテンツとして提供する。センサ3Bおよび3Dは、一酸化炭素(CO)濃度を測定するCOセンサであり、CO濃度データをコンテンツとして提供する。センサ3A−3Dは、1つの四角形を4分割して形成した4つの四角形の領域「3/0」、「3/1」、「3/2」、「3/3」にそれぞれ配置されている。つまり、センサ3Aは位置3/0に、センサ3Bは位置3/1に、センサ3Cは位置3/2に、センサ3Dは位置3/3に、それぞれ配置されている。ここで、センサ3の位置を示す2つの数字のうちの1番目の数字は四角形を、2番目の数字は四角形における四角形領域の位置を示している。例えば、「3/0」は、3番という四角形における0番の位置を示す。なお、図1では、四角形を4分割した例を示しているが、16分割、64分割・・・とさらに細分化していき、3つの数字(#loc/w/x/y)、4つの数字(#loc/v/w/x/y)・・・でセンサ3の位置を示すようにしてもよい。
各センサ3は、その測定データ(温度データまたはCO濃度データ)および測定時間を、コンテンツとして記憶部35(図4参照)に格納する。そして、インタレストを受信したときに、そのインタレストに含まれるコンテンツ名に該当するコンテンツ(温度データまたはCO濃度データ)を記憶部35から読み出し、そのコンテンツを含むデータ(メッセージ)を作成してユーザ端末1に送信する。具体的には、温度データまたはCO濃度データを示す文字情報(例えば、「#25℃」、「#40ppm」)や、測定時刻を示す文字情報(例えば、「#12:00」)を含むデータを作成して送信する。
図2は、ユーザ端末1の概略構成を示すブロック図である。ユーザ端末1は、公知のハードウェア構成を備えており、所定の制御プログラム(例えばインタレスト送信プログラム)に基づきユーザ端末1の各処理(例えばインタレスト送信処理)を統括的に実行するプロセッサ11、プロセッサ11のワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM(Random Access Memory)12、プロセッサ11が実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等からなる記憶部14、液晶モニタ等からなる表示部15、キーボードおよびマウス等の入力デバイスからなる入力部16、ネットワークを介した通信を実行する通信部17等を有している。
図3は、ノード2の概略構成を示すブロック図である。ノード2は、公知のハードウェア構成を備えており、所定の制御プログラム(例えばルーティングプログラムおよびキャッシュプログラム)に基づきノード2の各処理(例えばルーティング処理およびキャッシュ処理)を統括的に実行するプロセッサ21、このプロセッサ21のワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM22、プロセッサ21が実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM23、HDD、SSD、フラッシュメモリ等からなる記憶部24、ネットワークを介した通信を実行する通信部25等を有している。キャッシュデータは、記憶部24にキャッシュされ、キャッシュデータの有効期間は、ROM23または記憶部24に記憶されている。
図4は、センサ3の構成を示すブロック図である。センサ3は、公知のハードウェア構成を備えており、所定の制御プログラム(例えば温度測定プログラムまたはCO濃度測定プログラム)に基づきセンサ3の各処理(例えば温度測定処理またはCO濃度測定処理)を統括的に実行するプロセッサ31、このプロセッサ31のワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM32、プロセッサ31が実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM33、温度またはCO濃度の測定を行う測定部34、HDD、SSD、フラッシュメモリ等からなる記憶部35、ネットワーク4を介したCCN通信を実行する通信部36等を有している。測定部34は、公知の温度測定機構またはCO濃度測定機構により構成されている。
次に、第1実施形態に係るCCNシステムでの一連の処理について説明する。図5は、第1実施形態に係るCCNシステムの各装置の処理を示す概略図であり、図6は、第1実施形態に係るCCNシステムでの処理の流れを示すシーケンス図である。以下、ユーザ端末1が温度センサ3Cに対して温度データ(コンテンツ)を要求する場合について説明する。なお、図5および図6では、説明を簡略化するために、温度センサ3C以外のセンサ3A、3B、3Dの図示は省略している。
まず、図5(a)および図6を参照して、ユーザ端末1は、温度データを位置3/2(図1参照)に位置する温度センサ3Cから取得することを指定するコンテンツ名を含むインタレスト「Interest:/#temp/#loc/3/2」を送信する(ステップST101)。ノード2は、ユーザ端末1からインタレストを受信すると、そのインタレストを温度センサ3Cへ転送する(ステップST102)。
温度センサ3Cは、ノード2からインタレストを受信すると、センサ3Cの記憶部35に格納されている最新の温度データおよびその測定時刻を読み出し、インタレストに含まれている文字情報(#temp/#loc/3/2/)に付け加えてデータ(メッセージ)を作成する。この例では、最新の温度データは25℃であり、測定時刻は12:00であった。したがって、温度センサ3Cは、「Data:/#temp/25℃/#loc/3/2/#time/12:00」というデータを作成して送信する(ステップST103)。
ノード2は、温度センサ3Cからデータを受信すると、そのデータをユーザ端末1へ転送する(ステップ104)。このとき、ノード2は、温度センサ3Cから受信したデータを記憶部24(図3参照)にキャッシュする(ステップ105)。
次に、図5(b)および図6を参照して、ノード2は、キャッシュデータ(温度データ)の有効期間の経過時間を管理する(ステップST106)。上記したように、キャッシュデータの有効期間は、キャッシュデータの測定時刻からの予め定められた時間長さである。温度データの場合、キャッシュデータの有効期間は60秒(1分)に設定されているので、記憶部24にキャッシュされている温度データの測定時刻の12:00から60秒(1分)が経過したら、ノード2から温度センサ3Cにインタレスト「Interest:/#temp/#loc/3/2」を送信して、新しい温度データを要求する(ステップST107)。なお、本実施形態では、キャッシュデータの有効期間の始点としてキャッシュデータの測定時刻を用いたが、キャッシュデータの有効期間の始点は、キャッシュデータのキャッシュ時刻であってもよい。
温度センサ3Cは、ノード2からインタレストを受信すると、記憶部35(図4参照)から最新の温度データおよびその測定時刻を読み出して送信する。図5(b)の例では、最新の温度データは26℃であり、測定時刻は12:01であった。したがって、温度センサ3Cは、「Data:/#temp/26℃/#loc/3/2/#time/12:01」というデータを作成して送信する(ステップST108)。
そして、ノード2は、温度センサ3Cからデータを受信すると、前回のデータ受信時(ステップST105)と同様に、そのデータを記憶部24にキャッシュする(ステップ109)。これにより、ノード2のキャッシュデータが、最新の温度データに更新される。
その後、ノード2は、キャッシュデータの有効期間の経過時間を再び管理し(ステップST110)、有効期間が切れるたびに、温度センサ3Cにインタレストを送信して、新しい温度データを要求する(ステップ110)。これにより、ノード2のキャッシュデータが有効期間を越えて古くなるのを防ぐことができる。
有効期間が切れたキャッシュデータは所定のタイミングで自動的に廃棄されるが、有効期間が切れたキャッシュデータを予め設定された期間保存するようにすると、ユーザ端末1が過去の温度データを所望したときに、ノード2から過去の温度データを取得することが可能となるので便利である。
次に、図5(c)および図6を参照して、キャッシュデータの有効期間内に、ノード2がユーザ端末1から、ノード2にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信すると(ステップST111)、ノード2は、そのインタレストを温度センサ3Cへ転送せず、ノード2にキャッシュされているコンテンツ(最新のキャッシュデータ)をユーザ端末1に送信する(ステップ112)。
以上のように、ノード2でキャッシュデータの有効期間を管理することにより、キャッシュデータが有効期間を越えて古くなるのを防止することができる。これにより、ノード2は、ユーザ端末1から受信したインタレストに応答して、有効期間内の最新のコンテンツデータを送信することが可能となる。なお、図5および図6では、温度センサ3の場合について説明したが、COセンサ3の場合も同様である。
また、上記の例では、キャッシュデータ(温度データ)の有効期間は60秒に設定したが、温度センサ3Cで測定された温度が予め設定された閾値(例えば50℃)を超えた場合には、異常事態が発生したと判断して、有効期間を予め定められた異常事態用の有効期間(例えば、有効期間(60秒)よりも短い10秒)に変更するようにしてもよい。このようにすると、火災等の異常事態の発生を迅速に検知することが可能となるとともに、火災等の異常事態の発生時に通常時よりも短い間隔で温度データを取得することが可能となる。
なお、異常事態の発生の判断は、センサ3の測定値が予め設定された閾値を超えた場合に限定されるものではない。例えば、センサ3の測定値の変動幅が予め設定された閾値を超えた場合や、センサ3からの応答が無い場合(この場合は、センサ3の故障や破壊等が考えられる)に、異常事態が発生したと判断するようにしてもよい。
さらに、予め設定されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、キャッシュデータ(温度データ)の有効期間を、予め定められた異常事態用の有効期間(例えば、有効期間(60秒)よりも短い10秒)に変更するようにしてもよい。予め設定されたエリアは、センサ3が配置されたエリアと同一のエリア、または、センサ3が配置されたエリアの近隣のエリアであり得る。予め設定されたエリア内における異常事態の発生の検知は、例えば、温度センサ3Cの近傍に存在する他のセンサ(例えば、位置3/0に配置された温度センサ3A)の測定値またはその平均値に基づき行うことができる。このようにすると、予め定められたエリア内における火災等の異常事態の発生を迅速に検知することが可能となるとともに、各センサ3での異常事態の発生の検知の有無により、異常事態の発生範囲を迅速に検知することが可能となる。
なお、あるセンサ3と他のセンサ3との位置関係は、各データに含まれるセンサ3の位置を示すコンテンツ名(「#loc/x/y」)に基づいて容易に判断することができる。例えば、センサ3の位置を示す2つの数字のうちの1番目の数字(本実施形態では「3」)が同一のセンサは、互いに隣接する四角形の領域「3/0」〜「3/3」のいずれかに存在している。したがって、センサ3の位置を示す2つの数字のうちの1番目の数字が同一である場合は、互いに近い位置(すなわち、同一のエリア)に存在していると判断することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示に係るCCNシステムの第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態では、以下で特に言及しない事項については、上記の第1実施形態の場合と同様とする。
この第2実施形態は、キャッシュデータの有効期間が、ノード2ではなく、センサ3に予め記憶されている点が、上記の第1実施形態と異なる。なお、キャッシュデータの有効期間をノード2で管理する点は、上記の第1実施形態と同じである。以下、ユーザ端末1がCOセンサ3Dに対してCO濃度データ(コンテンツ)を要求する場合について説明する。
COセンサ3Dは、そのROM33または記憶部35(図4参照)に、キャッシュデータの有効期間を予め記憶している。CO濃度データの場合、キャッシュデータの有効期間は、300秒(5分)に設定されている。CO濃度は、温度よりも経時的変化の大きさが小さいので、CO濃度データの有効期間は、温度データの有効期間(60秒)よりも長く設定されている。また、CO濃度データの有効期間は、温度データの場合と同様に、COセンサ3Dに直接的にまたはネットワークを介してアクセスして設定することにより、適宜変更可能である。
以下、本開示の第2実施形態に係るCCNシステムでの一連の処理について説明する。図7は、第2実施形態に係るCCNシステムの各装置の処理を示す概略図であり、図8は、第2実施形態に係るCCNシステムでの処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図7および図8では、説明を簡略化するために、COセンサ3D以外のセンサ3A、3B、3Cの図示は省略している。
まず、図7(a)および図8を参照して、ユーザ端末1は、CO濃度データを位置3/3(図1参照)に位置するCOセンサ3Dから取得することを指定するコンテンツ名を含むインタレスト「Interest:/#CO/#loc/3/3」を送信する(ステップST201)。ノード2は、ユーザ端末1からインタレストを受信すると、そのインタレストをCOセンサ3Dに転送する(ステップST202)。
COセンサ3Dは、ノード2からインタレストを受信すると、COセンサ3Dの記憶部35に格納されている最新のCO濃度データおよびその測定時刻を読み出し、インタレストに含まれている文字情報(#CO/#loc/3/3)に付け加えてデータ(メッセージ)を作成する。この例では、最新のCO濃度データは40ppmであり、測定時刻は12:00であった。また、COセンサ3Dは、キャッシュデータの有効期間をデータに付加する。CO濃度データの場合、キャッシュデータの有効期間は300秒(5分)であるので、キャッシュデータの有効期間「#expire time/300」をデータに付加する。したがって、COセンサ3Dは、「Data:/#CO/40ppm/#loc/3/3/#time/12:00/#expire time/300」というデータを作成して送信する(ステップST203)。
ノード2は、COセンサ3Dからデータを受信すると、そのデータをユーザ端末1へ転送する(ステップ204)。このとき、ノード2は、COセンサ3Dから受信したデータを記憶部24にキャッシュするとともに、COセンサ3Dから受信したデータに含まれている有効期間「#expire time/300」をROM23または記憶部24(図3参照)に記憶する(ステップ205)。
次に、図7(b)および図8を参照して、ノード2は、記憶部24にキャッシュされたCO濃度データ(キャッシュデータ)の有効期間の経過時間を管理する(ステップST206)。CO濃度データの場合、キャッシュデータの有効期間は300秒(5分)に設定されているので、記憶部24にキャッシュされているCO濃度データの測定時刻の12:00から300秒(5分)が経過したら、ノード2からCOセンサ3Dにインタレスト(Interest:/#CO/#loc/3/3)を送信して、新しいCO濃度データを要求する(ステップ207)。なお、本実施形態では、キャッシュデータの有効期間の始点としてキャッシュデータの測定時刻を用いたが、キャッシュデータの有効期間の始点は、キャッシュデータのキャッシュ時刻であってもよい。
COセンサ3Dは、ノード2からインタレストを受信すると、記憶部35(図4参照)から最新のCO濃度データおよびその測定時刻を読み出して送信する。図7(b)の例では、最新の濃度データは60ppmであり、測定時刻は12:05であった。このときも、キャッシュデータの有効期間「#expire time/300」をデータに付加する。したがって、COセンサ3Dは、「Data:/#CO/60ppm/#loc/3/3/#time/12:05/#expire time/300」というデータを作成して送信する(ステップST208)。
そして、ノード2は、COセンサ3Dからデータを受信すると、前回のデータ受信時(ステップST205)と同様に、そのデータを記憶部24にキャッシュするとともに、COセンサ3Dから受信したデータに含まれている有効期間「#expire time/300」をROM23または記憶部24に記憶する(ステップ209)。これにより、ノード2のキャッシュデータが、最新のCO濃度データに更新される。
その後、ノード2は、キャッシュデータの有効期間を再び管理し(ステップST210)、有効期間が終了するたびに、COセンサ3Dにインタレストを送信して、新しいCO濃度データを要求する(ステップ210)。これにより、ノード2のキャッシュデータが有効期間を越えて古くなるのを防ぐことができる。
次に、図7(c)および図8を参照して、キャッシュデータの有効期間内に、ノード2がユーザ端末1から、ノード2にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信すると(ステップST211)、ノード2は、そのインタレストをCOセンサ3Dへ転送せず、ノード2にキャッシュされているコンテンツ(最新のキャッシュデータ)をユーザ端末1に送信する(ステップ212)。
なお、図1、図7および図8では、説明を簡略化するために、ノード2は1つしか図示していないが、実際には、センサ3Dとユーザ端末1との間には多数のノード2が存在しており、多数のノード2間でデータが繰り返し転送される。そのため、各ノード2においてキャッシュデータの有効期間を管理することができるように、ノード2から送信されるデータにも「#expire time/300」という有効期間を付加しておく。
以上のように、キャッシュデータの有効期間は、ノード2ではなく、センサ3に記憶させておいてもよい。そして、第1実施形態の場合と同様に、ノード2でキャッシュデータの有効期間を管理することにより、キャッシュデータが有効期間を越えて古くなるのを防止することができる。なお、図7および図8では、COセンサ3の場合について説明したが、温度センサ3の場合も同様である。
なお、この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、異常事態の発生が検知された場合は、キャッシュデータの有効期間を、予め定められた異常事態用の有効期間に変更するようにしてもよい。なお、一般的には、センサ3自体が異常事態の発生を判断するように構成することは難しい。そのため、異常事態の発生の判断はノード2で行い、異常事態が発生したと判断された場合には、ノード2が、センサ3により指定された有効期間を無視してデータの再取得を行うようにすることが望ましい。むろん、センサ3自体が高機能化されており、センサ3自体が異常事態の発生を判断したり、あるいは、センサ3が、無線または有線で接続されている他のセンサと互いにデータもしくは異常事態の発生の通知を共有したりするように構成されていれば、センサ3において、有効期間を異常事態用の有効期間に変更するようにしてもよい。
(第3実施形態)
次に、本開示に係るCCNシステムの第3実施形態について説明する。なお、この第2実施形態では、以下で特に言及しない事項については、上記の第1実施形態および第2実施形態の場合と同様とする。
この第3実施形態は、ユーザ端末1から指定時刻のコンテンツが要求された場合に、ノード2にキャッシュされているコンテンツ(キャッシュデータ)ではなく、センサ3から指定時刻のコンテンツを取得する点が、上記の第1および第2実施形態と異なる。指定時刻は、現時点での最新のコンテンツを所望する旨を示す「最新」であってもよいし、例えば「12:04」などの特定の時刻であってもよい。
以下、本開示の第3実施形態に係るCCNシステムでの一連の処理について説明する。図9は、第3実施形態に係るCCNシステムの各装置の処理を示す概略図であり、図10は、第3実施形態に係るCCNシステムでの処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図9および図10では、説明を簡略化するために、COセンサ3D以外のセンサ3A、3B、3Cの図示は省略している。以下では、指定時刻が「最新」である場合について説明する。
図9および図10のステップ201−204は、第2実施形態におけるステップ201−206(図7(a)および図8参照)と同じなので、説明は省略する。キャッシュデータの有効期間は、第1実施形態のように、ノード2に予め記憶しておいてもよいし、第2実施形態のように、センサ3に予め記憶しておいてもよい。ここでは、キャッシュデータの有効期間は、ノード2に予め記憶されているものとする。したがって、センサ3Dから送信されるデータには、キャッシュデータの有効期間「#expire time/300」は付加されていない。また、ステップST205では、キャッシュデータの有効期間は記憶されない。
ユーザ端末1は、最新のコンテンツを要求する場合は、最新のデータの要求を指示する「NOW」という文字情報をインタレストに含めて送信する。したがって、ユーザ端末1からは、「Interest:/#CO/#loc/3/3/NOW」というインタレストが送信される(ステップST301)。
ノード2は、ユーザ端末1から受信したインタレストに「NOW」という文字情報が含まれている場合には、ノード2にキャッシュされているコンテンツ(キャッシュデータ)をユーザ端末1に送信せず、そのインタレストをセンサ3Dへ転送する(ステップST302)。
そして、COセンサ3Dは、ノード2からインタレストを受信すると、記憶部35(図4参照)から最新のCO濃度データおよびその測定時刻を読み出し、インタレストに含まれている文字情報(#CO/#loc/3/3)に付け加えてデータ(メッセージ)を作成する。この例では、最新のCO濃度データは50ppmであり、測定時刻は12:03であった。したがって、COセンサ3Dは、「Data:/#CO/50ppm/#loc/3/3/#time/12:03」というデータを作成して送信する(ステップST303)。
ノード2は、COセンサ3Dからデータを受信すると、そのデータをユーザ端末1へ転送する(ステップST304)。このとき、ノード2は、COセンサ3Dから受信したデータを記憶部24にキャッシュする(ステップST305)。また、キャッシュデータの有効期間はリセットされる。
その後、ノード2は、キャッシュデータの有効期間を再び管理し(ステップST210)、有効期間が終了するたびに、COセンサ3Dにインタレストを送信して、新しいCO濃度データを要求する(ステップ210)。これにより、ノード2のキャッシュデータが有効期間を越えて古くなるのを防ぐことができる。
以上のように、ユーザ端末1から最新のコンテンツを要求された場合には、ノード2にキャッシュされているコンテンツ(キャッシュデータ)ではなく、センサ3から最新のコンテンツを取得することができる。なお、図9および図10の例では、COセンサ3の場合について説明したが、温度センサ3の場合も同様である。
また、図9および図10の例では、指定時刻が「最新」である場合について説明したが、指定時刻が、例えば「12:04」などの特定の時刻である場合も同様である。例えば、時刻「12:04」のコンテンツを要求する場合は、「NOW」という文字情報の代わりに、「#time/12:04」という文字情報をインタレストに含めて送信する。これにより、ユーザ端末1から指定時刻のコンテンツを要求された場合には、ノード2にキャッシュされているコンテンツ(キャッシュデータ)ではなく、センサ3から、その指定時刻のコンテンツを取得することができる。
なお、指定時刻「12:04」のコンテンツがノード2にキャッシュされていない場合には、代わりのコンテンツを送信するようにしてもよい。代わりのコンテンツは、例えば、指定時刻の直前に取得したコンテンツ、指定時刻に最も近い時刻のコンテンツ、指定時刻のコンテンツがキャッシュされていなかった旨を示すエラーメッセージ等であり得る。例えば、コンテンツが指定時刻「12:00」から300秒(5分)毎にキャッシュされている場合、代わりのコンテンツは、時刻「12:00」のキャッシュデータ、時刻「12:05」のキャッシュデータ、または「エラー」を示すデータであり得る。
なお、指定時刻のコンテンツがノード2にキャッシュされていない場合の例としては、例えば、指定時刻がキャッシュデータの有効期間内の時刻であり、指定時刻においてキャッシュの更新が行われなかった場合や、指定時刻においてキャッシュの更新が行われたものの、ノード2の記憶部24のキャッシュ記憶容量が一杯になったために古いキャッシュが消去された場合などが考えられる。
また、指定時刻は、過去の時刻ではなく、未来の時刻であってもよい。この場合、ノード2は、指定された未来の時刻になったときに、センサ3からコンテンツを取得する。このようにすると、例えばコンテンツ(センサ3の測定値)の統計を取ることを目的として、未来の特定の時刻におけるコンテンツを取得したい場合に、その未来の特定の時刻のコンテンツを確実に取得することが可能となる。
以上、本開示を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本開示はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本開示に係るノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
例えば、以下のような変形例が考えられる。
上記の各実施形態では、センサ3の例として、温度センサ及びCO濃度センサを挙げたが、センサ3は、これに限定されるものではない。時系列に変化するコンテンツを取得可能なセンサであれば、センサ3の種類は問わない。
上記の各実施形態では、ユーザ端末1およびノード2は、実際にはそれぞれ複数存在しており、互いに網目状に接続されていると説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザ端末1およびノード2が1つずつしか存在しない小規模のネットワークにおいても、上記の各実施形態を実現することができる。
上記の各実施形態では、各センサ3を四角形の領域に設置したが、各センサ3が設置される領域は、これに限定されるものではない。センサ3が設置される領域の形状は様々な形状であってよいし、1つの領域に複数のセンサを配置してもよい。また、各センサ3に割り当てられる位置情報も任意のものであって構わない。ただし、上述したように、異常事態の発生の検知などにおいては、各センサ3の位置情報に基づき、各センサ3の位置関係を容易に認識できると便利なので、互いに近くに設置されたセンサ3に割り当てられる位置情報には何らかの共通性を持たせることが望ましい。
上記の各実施形態で用いたデータ構成は一例に過ぎない。同様の内容のデータを上記の各実施形態と異なるデータ構成でやり取りしてもよいし、一部のデータを省略してもよい。
上記の各実施形態では、異常事態が発生した場合には、有効期間の長さを通常よりも短くするようにしたが、これに限られるものではない。例えば、ネットワークの通信容量が少ない場合などには、重要度の低いコンテンツの有効期間を通常よりも長くし、それにより、重要度の高いコンテンツ用の通信容量を確保するようにしてもよい。例えば、コンテンツが温度及びCO濃度である場合、温度の上昇よりもCO濃度の上昇の方が人命に影響を及ぼす可能性が高いので、温度の有効期間を通常よりも長くし、それによって確保した通信容量を用いて、CO濃度のキャッシュデータを確実かつ頻繁に更新するようにすると有益である。また、緊急事態の通報等のコンテンツよりも重要なデータが同じネットワークで送信される場合は、全てのコンテンツの有効期間を長くするようにしてもよい。ここで、ネットワークで送信されるデータの重要度は、ノード等で予め設定してもよいし、ユーザが指定してもよい。
上記の各実施形態では、CCNシステムを想定し、CCNシステム固有の表現(インタレストなど)を用いていたが、これに限られるものではない。各実施形態の思想をCCN以外のキャッシュ管理に応用することも可能である。
上記の各実施形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、または、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてあり得る。
本開示に係るノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法は、コンテンツ中心ネットワークにおいて、ノード装置にキャッシュされたコンテンツが古くなるのを防止することを可能にするノード装置および該ノード装置におけるキャッシュ管理方法等として有用である。
1 ユーザ端末
2 ノード装置
3 センサ(コンテンツ提供装置)
3A 温度センサ
3B COセンサ
3C 温度センサ
3D COセンサ

Claims (11)

  1. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、
    プロセッサと、
    測定データをコンテンツとして提供するセンサであるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を予め記憶する記憶部とを備え、
    前記プロセッサは、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、
    コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、
    前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記有効期間を予め設定された異常事態用の有効期間に変更することを特徴とするノード装置。
  2. 前記有効期間が、前記コンテンツの種類毎に予め設定されていることを特徴とする請求項に記載のノード装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア以外の予め定められたエリアに設置されたセンサから提供されたコンテンツの有効期間を前記異常事態用の有効期間に変更することを特徴とする請求項に記載のノード装置。
  4. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、
    プロセッサと、
    測定データをコンテンツとして提供するセンサであるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツ提供装置から前記コンテンツに紐付けて送信された有効期間を記憶する記憶部とを備え、
    前記プロセッサは、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、
    コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、
    前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツの有効期間の経過時間を、前記コンテンツ提供装置から送信された有効期間ではなく、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理することを特徴とするノード装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア以外の予め定められたエリアに設置されたセンサから提供されたコンテンツの有効期間の経過時間を、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理することを特徴とする請求項に記載のノード装置。
  6. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、
    プロセッサと、
    コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶する記憶部とを備え、
    前記プロセッサは、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、
    コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、
    前記記憶部は、前記有効期間が切れたコンテンツを予め定められた期間保存し、
    前記プロセッサは、前記インタレストに、指定時刻のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記保存されているコンテンツのうちの、指定時刻にキャッシュされたコンテンツを前記ユーザ端末に送信することを特徴とするノード装置。
  7. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置であって、
    プロセッサと、
    コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶する記憶部とを備え、
    前記プロセッサは、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理し、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを更新し、
    コンテンツの要求元であるユーザ端末から、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツに該当するインタレストを受信したときに、前記記憶部にキャッシュされているコンテンツを前記ユーザ端末に送信し、
    前記プロセッサは、前記インタレストに、最新のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記有効期間が切れるのを待たずに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得することを特徴とするノード装置。
  8. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置におけるキャッシュ管理方法であって、
    測定データをコンテンツとして提供するセンサであるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を予め記憶するステップと、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理するステップと、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記ノード装置にキャッシュされているコンテンツを更新するステップと
    前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記有効期間を予め設定された異常事態用の有効期間に変更するステップとを有することを特徴とするキャッシュ管理方法。
  9. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置におけるキャッシュ管理方法であって、
    測定データをコンテンツとして提供するセンサであるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツ提供装置から前記コンテンツに紐付けて送信された有効期間を記憶するステップと、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理するステップと、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記ノード装置にキャッシュされているコンテンツを更新するステップと、
    前記コンテンツ提供装置が設置されたエリア内において異常事態の発生が検知された場合には、前記コンテンツの有効期間の経過時間を、前記コンテンツ提供装置から送信された有効期間ではなく、前記ノード装置が設定する期間にしたがって管理するステップとを有することを特徴とするキャッシュ管理方法
  10. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置におけるキャッシュ管理方法であって、
    コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶するステップと、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理するステップと、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記ノード装置にキャッシュされているコンテンツを更新するステップと、
    前記有効期間が切れたコンテンツを予め定められた期間保存するステップと、
    前記インタレストに、指定時刻のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記保存されているコンテンツのうちの、指定時刻にキャッシュされたコンテンツを、前記コンテンツの要求元であるユーザ端末に送信するステップとを有することを特徴とするキャッシュ管理方法
  11. コンテンツ名を用いてコンテンツを取得するコンテンツ中心ネットワークにおいて、インタレストおよびコンテンツのルーティングを実行するとともにルーティングされるコンテンツをキャッシュするノード装置におけるキャッシュ管理方法であって、
    コンテンツの提供源であるコンテンツ提供装置から受信したコンテンツをキャッシュするとともに、前記コンテンツの予め設定された有効期間を記憶するステップと、
    前記コンテンツの有効期間の経過時間を管理するステップと、
    前記有効期間が切れたときに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得して、前記ノード装置にキャッシュされているコンテンツを更新するステップと、
    前記インタレストに、最新のコンテンツを要求する指示が含まれている場合には、前記有効期間が切れるのを待たずに、前記コンテンツ提供装置から最新のコンテンツを取得するステップとを有することを特徴とするキャッシュ管理方法
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