JP6944391B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ装置に関する。
複数の利用者でカラオケ歌唱を行う際、お互いに遠慮し合ってしまい、最初にカラオケ歌唱を行う利用者を決定するまでに時間を要する場合がある。
そこで、たとえば、特許文献1には、最初の利用者がログインした後、所定時間経過しても楽曲のカラオケ演奏が開始されない時には、各利用者の歌唱履歴を参照し、全歌唱回数、所定期間の歌唱回数、歌唱時刻等の情報を用いることで、カラオケ歌唱を行う利用者を指名する技術が開示されている。
また、出願人による特許文献2には、各利用者が入室して最初に予約した回数をカウントしておき、予約回数が最も多い利用者を最初の歌唱者として特定する技術が開示されている。
特開2016−114852号公報 特願2016−150934号公報
ここで、特許文献1や特許文献2の技術によれば、最初にカラオケ歌唱を行う利用者(最初の歌唱者)を自動的に指名することができる。一方、各利用者はその日の体調やその場の雰囲気等によって、カラオケ歌唱に乗り気である場合もあれば、逆にあまり乗り気でない場合もある。しかし、特許文献1や特許文献2の技術によれば、カラオケ歌唱に乗り気でない場合であっても、最初の歌唱者として指名される恐れがある。
また、カラオケ歌唱を行う利用者は、リモコン装置等を利用して楽曲を選曲し、予約を行う。一方、特許文献1や特許文献2のように歌唱者の指名が自動的になされる場合、利用者は自分の意思とは関係なく、急に歌唱順を指定されることになるため、選曲に戸惑う恐れがある。
本発明の目的は、複数の利用者でカラオケ歌唱を行う際に、各利用者の気分を考慮して、最初の歌唱者及びカラオケ歌唱に適した楽曲を報知することが可能なカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、複数の利用者が順番にカラオケ歌唱を行うことが可能なカラオケ装置であって、楽曲毎に、当該楽曲のカラオケ歌唱を行った際に利用者が感じる楽しさを示す感情スコアを関連付けて記憶するスコア記憶部と、撮影部で取得した利用者の顔画像に基づいて、当該利用者の感情分析を行う感情分析部と、前記複数の利用者それぞれの前記感情分析の結果に基づいて、当該複数の利用者のうち、楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者を最初の歌唱者として特定する歌唱者特定部と、前記最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、前記楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定するリコメンド楽曲特定部と、前記最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対する前記リコメンド楽曲を報知する報知部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、複数の利用者でカラオケ歌唱を行う際に、各利用者の気分を考慮して、最初の歌唱者及びカラオケ歌唱に適した楽曲を報知することができる。
第1実施形態に係るカラオケ装置の概略を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るスコア記憶部に記憶されているテーブルデータの例を示す図である。 第1実施形態に係る感情分析結果を示す図である。 第1実施形態に係る利用者の歌唱履歴を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1〜図6を参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置1は、たとえばカラオケ店舗の各部屋に設置される。一台のカラオケ装置を利用して、複数の利用者が順番にカラオケ歌唱を行うことができる。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、リモコン装置50、及び撮影部60を備える。
カラオケ本体10は、選曲されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ演奏やカラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は利用者の歌唱音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。
撮影部60は、利用者の顔を撮影し、顔画像(顔画像データ)を取得するための装置である。撮影部60は、カラオケ装置1が設置されているカラオケルームに少なくとも1台設置される。撮影部60は、取得した顔画像をカラオケ本体10に出力する。撮影部60による撮影タイミングは様々である。たとえば、撮影部60は、利用者がカラオケ装置1において、自己の利用者IDを用いてログイン操作を行った際に撮影を行う。カラオケ本体10は、撮影された顔画像を利用者IDと関連付けて記憶する。なお、撮影部60は、たとえばリモコン装置50に設けられていてもよいし、カラオケ装置1と別に設けられていてもよい。
==カラオケ本体10==
図2に示すように、本実施形態に係るカラオケ本体10は、記憶部10a、通信部10b、入力部10c、及び制御部10dを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶部]
記憶部10aは、カラオケ演奏を行うための楽曲データ等、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。本実施形態における記憶部10aの記憶領域の一部は、スコア記憶部100として機能する。
(スコア記憶部)
スコア記憶部100は、楽曲毎に、当該楽曲のカラオケ歌唱を行った際に利用者が感じる楽しさを示す感情スコアを関連付けて記憶する。
ある楽曲のカラオケ歌唱を行った際に利用者が楽しい気分であると感じられるかどうかは、感情分析に関する公知技術(たとえば、特開平10−187178号公報や「音声こころ分析サービス」(株式会社日立システムズ))により求めることができる。
たとえば、新たな楽曲が配信される都度、サーバ装置(図示無し)は、当該新たな楽曲を歌唱する歌手の歌唱音声から、感情の込め方と相関のある感情特徴量を抽出する。サーバ装置は、抽出された感情特徴量に基づいて、歌唱に込められた「楽しさ」に関する感情を分析する。そして、サーバ装置は、感情分析により得られた情報をスコア化する(「楽しさ」に関する感情が強いほど高いスコアとなる)ことで、新たな楽曲の「楽しさ」に関するスコアを生成する。サーバ装置は、生成したスコアを新たな楽曲の識別情報(楽曲ID)と関連付けてカラオケ装置1に配信する。カラオケ装置1のスコア記憶部100は、配信されたスコアを順次記憶する。
図3は、スコア記憶部100に記憶されるデータの具体例を示した図である。図3の例では、「楽しさ」を0〜100点のスコアとして示している。また、図3の例では、スコアの高い順に楽曲を並べて記憶する例を示している。
[通信部、入力部]
通信部10bは、カラオケ本体10とカラオケ装置1の他の構成(或いは、サーバ装置)との通信を行うためのインターフェースを提供する。入力部10cは、利用者が各種の指示入力を行うための構成である。なお、表示装置30やリモコン装置50の表示画面に表示された各種アイコンを選択することで、各種の指示入力を行うことも可能である。この場合、表示装置30やリモコン装置50が入力部10cとして機能する。
[制御部]
制御部10dは、カラオケ装置1における各種の制御を行う。制御部10dは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部10dは、感情分析部200、歌唱者特定部300、リコメンド楽曲特定部400、及び報知部500として機能する。
(感情分析部)
感情分析部200は、撮影部60で取得した利用者の顔画像に基づいて、当該利用者の感情分析を行う。
顔画像(顔画像データ)を用いた感情分析の処理は、公知技術を利用することができる。たとえば、「BeesightMARKII」(株式会社アーツエイハン。「Beesight」は登録商標)によれば、人の顔画像から6種類の感情を分析し、感情毎のパラメータを得ることができる。また、特開2017−156854号公報に記載されている畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network:CNN/ConvNet)によれば、ある特定の感情のパラメータを得ることができる。
感情分析部200は、これらの公知技術を利用して利用者の顔画像を分析し、「楽しさ」に関するパラメータ(BeesightMARKIIの例であれば「幸せ」に関するパラメータ)を求める。パラメータは、たとえば、0〜100点のスコアとして求めてもよいし、1〜10の10段階のスコアとして求めてもよい。
感情分析部200は、カラオケ装置1を利用している複数の利用者それぞれについて、顔画像の解析を行い、各利用者の感情分析を行う。感情分析部200は、分析結果を利用者IDと併せて歌唱者特定部300に出力する。たとえば、利用者A〜利用者Cぞれぞれの顔画像について感情分析を行った結果、「楽しさ」に関するパラメータが図4のように得られたとする(図4は、「楽しさ」を10段階のスコアで示している)。感情分析部200は、各パラメータを利用者IDと関連付けて歌唱者特定部300に出力する。
(歌唱者特定部)
歌唱者特定部300は、複数の利用者それぞれの感情分析の結果に基づいて、当該複数の利用者のうち、楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者を最初の歌唱者として特定する。
楽しさを示す感情の度合いは、感情分析部200による分析結果(パラメータ)に相当する。たとえば図4の例において、利用者Aの楽しさを示す感情の度合いは「9」であり、利用者Bの楽しさを示す感情の度合いは「6」であり、利用者Cの楽しさを示す感情の度合いは「3」である。この場合、利用者Aが「楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者」に相当する。また、最初の歌唱者とは、複数の利用者でカラオケ歌唱を行う機会において、最初にカラオケ歌唱を行う利用者(カラオケルームに入室後、1番目にカラオケ歌唱を行う利用者)である。
歌唱者特定部300は、各利用者の感情分析の結果を比較することにより、最初の歌唱者を特定する。たとえば、図4のような感情分析結果が得られた場合、歌唱者特定部300は、利用者Aを最初の歌唱者として特定する。歌唱者特定部300は、特定した最初の歌唱者(利用者A)の利用者IDをリコメンド楽曲特定部400に出力する。
(リコメンド楽曲特定部)
リコメンド楽曲特定部400は、最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定する。
歌唱履歴は、ある利用者が過去に行ったカラオケ歌唱に関する各種データ(過去にカラオケ歌唱した楽曲情報等)を含む。歌唱履歴は、たとえばサーバ装置(図示無し)に記憶されている。リコメンド楽曲は、利用者に対してカラオケ歌唱を推奨する楽曲である。
ここで、上記例に示したように利用者Aが最初の歌唱者として特定されたとする。この場合、リコメンド楽曲特定部400は、通信部10bを介してサーバ装置にアクセスし、利用者Aの歌唱履歴を参照する。ここで利用者Aの歌唱履歴には、過去にカラオケ歌唱した楽曲情報(楽曲ID)として図5に示すデータが含まれていたとする。この場合、リコメンド楽曲特定部400は、利用者Aの歌唱履歴に含まれる楽曲とスコア記憶部100に記憶された楽曲を比較し、利用者Aの歌唱履歴に含まれる楽曲(利用者Aがカラオケ歌唱済みの楽曲)、且つ楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲(図3のID−090に相当する楽曲)をリコメンド楽曲として特定する。
なお、特定するリコメンド楽曲は一の楽曲に限られない。たとえば、利用者Aの歌唱履歴に含まれる楽曲、且つ楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲が2曲以上ある場合(感情スコアが同じ楽曲が複数ある場合)、複数の楽曲をリコメンド楽曲として特定してもよい。或いは、たとえば、予め楽しさを示す感情スコアの閾値(たとえば、スコア「90」以上)を決定しておき、利用者の歌唱履歴に含まれる楽曲のうち、閾値を越える楽曲が複数ある場合にはそれら全ての楽曲をリコメンド楽曲として特定してもよい。
また、利用者Aがカラオケ装置1においてログイン操作を行った場合、サーバ装置が利用者Aの歌唱履歴を読み出してカラオケ装置1に送信し、カラオケ装置1の記憶部10aにおいて一時的に記憶しておくことでもよい。この場合、リコメンド楽曲特定部400は、記憶部10aに記憶された歌唱履歴を参照することでリコメンド楽曲を特定することができる。
(報知部)
報知部500は、最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する。
報知は様々な方法で可能である。たとえば報知部500は、表示装置30の表示画面に最初の歌唱者の名前とリコメンド楽曲に相当する楽曲の曲名及び歌手名とを表示させる。或いは、報知部500は、スピーカ20を介し「●●さん。●●(曲名)を歌って盛り上げてください」といったメッセージを放音することでもよい。
更に、報知部500は、リコメンド楽曲を報知した後、当該リコメンド楽曲を予約することでもよい。たとえば、報知部500は、利用者Aに対してリコメンド楽曲の報知を行った後、自動的にリコメンド楽曲の楽曲ID「ID−090」を予約待ち行列に登録することでカラオケ演奏予約を行うことができる。
==カラオケ装置における処理について==
次に、図6を参照して本実施形態に係るカラオケ装置1における処理の具体例について述べる。図6は、カラオケ装置1における処理例を示すフローチャートである。
カラオケルームに入室した複数の利用者は、リモコン装置50等を介して自己の利用者IDでログインを行う(ログイン。ステップ10)。撮影部60は、ログインした利用者の撮影を行い、顔画像を取得する。
カラオケ装置1は、全ての利用者がログインしてからの経過時間を測定する。所定時間を経過しても楽曲の予約が行われない場合(ステップ11でYの場合)、感情分析部200は、撮影部60で取得した利用者の顔画像に基づいて、各利用者の感情分析を行う(顔画像に基づく感情分析。ステップ12)。
歌唱者特定部300は、ステップ12における感情分析の結果に基づいて、複数の利用者のうち、楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者を最初の歌唱者として特定する(最初の歌唱者を特定。ステップ13)。
リコメンド楽曲特定部400は、ステップ13で特定した最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定する(リコメンド楽曲を特定。ステップ14)。
報知部500は、ステップ13で特定した最初の歌唱者、及びステップ14で特定した最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する(最初の歌唱者及びリコメンド楽曲の報知。ステップ15)。
なお、カラオケ装置1は、ログインからの経過時間に関わらず、所定のタイミング(たとえば各利用者の顔画像の取得が完了したタイミング)でステップ12以降の処理を行ってもよい。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1は、楽曲毎に、当該楽曲のカラオケ歌唱を行った際に利用者が感じる楽しさを示す感情スコアを関連付けて記憶するスコア記憶部100と、撮影部60で取得した利用者の顔画像に基づいて、当該利用者の感情分析を行う感情分析部200と、複数の利用者それぞれの感情分析の結果に基づいて、当該複数の利用者のうち、楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者を最初の歌唱者として特定する歌唱者特定部300と、最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定するリコメンド楽曲特定部400と、最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する報知部500と、を有する。
このようなカラオケ装置1によれば、顔画像を用いた感情分析結果に基づいて、楽しさの感情を示す度合いが最も高い利用者を歌唱者として特定することができる。一般に、楽しさの感情を示す度合いが高い場合、カラオケ歌唱に対して乗り気であると考えることができる。従って、カラオケ歌唱に乗り気でない利用者が最初の歌唱者として指名されるといったことが生じ難い。また、特定された歌唱者の歌唱履歴を用いてリコメンド楽曲を特定することにより、急に最初の歌唱者として指名された利用者であっても、自分がカラオケ歌唱可能な楽曲、且つそのときの気分(楽しい気分)に合った楽曲がリコメンドされるため、選曲に戸惑うことなく、カラオケ歌唱を楽しむことができる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、複数の利用者でカラオケ歌唱を行う際に、各利用者の気分を考慮して、最初の歌唱者及びカラオケ歌唱に適した楽曲を報知することができる。
また、報知部500は、リコメンド楽曲を報知した後、当該リコメンド楽曲を予約することができる。このように、報知したリコメンド楽曲を自動的に予約することにより、最初の歌唱者として指名された利用者は、予約作業を行う手間をかけずにスムーズにカラオケ歌唱を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、図7を参照して、第2実施形態に係るカラオケ装置について説明する。本実施形態では、感情分析の結果を用いて、最初の歌唱者以降にカラオケ歌唱を行う新たな歌唱者、及び当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲を特定する例について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
(歌唱者特定部)
本実施形態に係る歌唱者特定部300は、感情分析の結果に基づいて、楽しさを示す感情の度合いが高い順に、最初の歌唱者、及び最初の歌唱者以外の新たな歌唱者を特定する。
新たな歌唱者は、カラオケ歌唱を行う複数の利用者のうち、最初の歌唱者として特定された利用者以外の利用者である。たとえば第1実施形態の図4の例において、利用者Aの楽しさを示す感情の度合いは「9」であり、利用者Bの楽しさを示す感情の度合いは「6」であり、利用者Cの楽しさを示す感情の度合いは「3」である。この場合、歌唱者特定部300は、楽しさを示す感情の度合いが高い順に歌唱者を特定する。具体的に、歌唱者特定部300は、「楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者」である利用者Aを最初の歌唱者として特定した後、利用者A以外の利用者B及び利用者Cについて、楽しさを示す感情の度合いが高い順に新たな歌唱者として特定する。利用者B及び利用者Cのうち、楽しさを示す感情の度合いがより高い利用者は、利用者Bである。この場合、歌唱者特定部300は、利用者B、利用者Cの順で新たな歌唱者を特定する。なお、最初の歌唱者として利用者Aを特定した後、利用者A以外の各利用者の感情分析に関しては、最初の歌唱者のカラオケ歌唱が歌唱中または歌唱終了した後に行い、その時の楽しさを示す感情の度合いによって歌唱者を特定してもよい。
(リコメンド楽曲特定部)
本実施形態に係るリコメンド楽曲特定部400は、新たな歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定する。
たとえば、上記例に示した順で新たな歌唱者が特定されたとする。この場合、まず、リコメンド楽曲特定部400は、通信部10bを介してサーバ装置にアクセスし、利用者Bの歌唱履歴を参照する。リコメンド楽曲特定部400は、利用者Bの歌唱履歴に含まれる楽曲とスコア記憶部100に記憶された楽曲を比較し、利用者Bの歌唱履歴に含まれる楽曲(利用者Bがカラオケ歌唱済みの楽曲)、且つ楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲をリコメンド楽曲として特定する。次に、リコメンド楽曲特定部400は、通信部10bを介してサーバ装置にアクセスし、利用者Cの歌唱履歴を参照する。リコメンド楽曲特定部400は、利用者Cの歌唱履歴に含まれる楽曲とスコア記憶部100に記憶された楽曲を比較し、利用者Cの歌唱履歴に含まれる楽曲(利用者Cがカラオケ歌唱済みの楽曲)、且つ楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲をリコメンド楽曲として特定する。
(報知部)
本実施形態に係る報知部500は、最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知した後、楽しさを示す感情の度合いが高い順に、新たな歌唱者及び当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する。
たとえば、報知部500は、表示装置30の表示画面に最初の歌唱者(利用者A)の名前とリコメンド楽曲に相当する楽曲の曲名及び歌手名とを表示させる。その後、報知部500は、利用者Aの次に楽しさを示す感情の度合いが高い利用者Bの名前とリコメンド楽曲に相当する楽曲の曲名及び歌手名とを表示させる。更に、利用者Bの名前等を表示させた後、報知部500は、利用者Cの次に楽しさを示す感情の度合いが高い利用者Cの名前とリコメンド楽曲に相当する楽曲の曲名及び歌手名とを表示させる。
なお、新たな歌唱者及び当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲の報知を行うタイミングは、最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知した後であればいつでもよい。たとえば、報知部500は、最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知した後、リコメンド楽曲の予約がなされた場合に、新たな歌唱者等の報知を行ってもよい。或いは、報知部500は、最初の歌唱者のカラオケ歌唱が終了した後、新たな歌唱者等の報知を行ってもよい。
==カラオケ装置における処理について==
次に、図7を参照して本実施形態に係るカラオケ装置1における処理の具体例について述べる。図7は、カラオケ装置1における処理例を示すフローチャートである。
ステップ20〜22は、第1実施形態のステップ10〜12と同様である。
歌唱者特定部300は、ステップ22における感情分析の結果に基づいて、複数の利用者のうち、楽しさを示す感情の度合いが高い順に歌唱者を特定する(歌唱者の順番を特定。ステップ23)。
リコメンド楽曲特定部400は、ステップ23で特定した歌唱者の順に沿って、最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定する(最初の歌唱者のリコメンド楽曲を特定。ステップ24)。
報知部500は、ステップ23で特定した順に沿った最初の歌唱者、及びステップ24で特定した最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する(最初の歌唱者及びリコメンド楽曲の報知。ステップ25)。
次に、報知部500は、ステップ23で特定した順に沿った新たな歌唱者(次の歌唱者)、及びステップ24で特定した新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する(新たな歌唱者及びリコメンド楽曲の報知。ステップ26)。
報知部500は、全ての歌唱者及びリコメンド楽曲の報知が完了するまで(ステップ27でY)、繰り返し報知の処理を行う。
なお、本実施形態の構成によれば、カラオケルーム居る全ての利用者について順番に指名がなされることとなる。一方、カラオケ歌唱を行うこと自体に抵抗がある利用者も存在する。そこで、歌唱者特定部300は、感情分析の結果が、予め設定された閾値以上の利用者についてのみ、歌唱者としての特定を行うことでもよい。閾値は、カラオケ歌唱の指名を行うかどうかを決定する基準となる値であり、たとえば、図4に示したように楽しさを示す感情の度合いを10段階で示す場合であれば、閾値は「5」や「6」といった数値で示すことができる。また、リコメンド楽曲特定部400は、一の利用者が歌唱者に特定された際のリコメンド楽曲の識別情報を記憶しておく。そして、他の利用者が歌唱者に特定された際のリコメンド楽曲として同じ楽曲が特定された場合、リコメンド楽曲特定部400は、当該楽曲の次に楽しさを示す感情スコアが高い楽曲を、当該他の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定し直してもよい。
このように、本実施形態に係る歌唱者特定部300は、感情分析の結果に基づいて、最初の歌唱者以外の利用者について、楽しさを示す感情の度合いが高い順に新たな歌唱者として特定し、リコメンド楽曲特定部400は、新たな歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定し、報知部500は、最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知した後、楽しさを示す感情の度合いが高い順に、新たな歌唱者及び当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知する。
このようなカラオケ装置1によれば、顔画像を用いた感情分析結果に基づいて、楽しさの感情を示す度合いが高い順に歌唱者を特定することができる。従って、楽しさの感情を示す度合いが高い順にカラオケ歌唱を行う機会が得られるため、場の雰囲気がより盛り上がりやすくなる。また、歌唱者に適したリコメンド楽曲が特定されるため、第1実施形態のカラオケ装置1と同様、選曲に戸惑うことなく、カラオケ歌唱を楽しむことができる。
<その他>
上記実施形態では、感情スコア及び感情分析の対象として「楽しさ」を例に説明したが、「楽しさ」以外の感情を用いて(或いは複数の感情を総合して)、歌唱者やリコメンド楽曲を特定することも可能である。たとえば、ストレス発散のためにカラオケ歌唱を行おうと考える利用者の場合、その顔には「悲しさ」や「怒り」を示す感情が現れる。そして、このような感情の度合いが高い利用者からカラオケ歌唱を行うことでストレス発散の目的を達成できる。
このため、スコア記憶部100は、楽曲毎に、当該楽曲のカラオケ歌唱を行った際に利用者が感じる悲しさ及び/または怒りを示す感情スコアを関連付けて記憶する。感情分析部200は、撮影部60で取得した利用者の顔画像に基づいて、当該利用者の悲しさや怒りに関する感情分析を行う。歌唱者特定部300は、複数の利用者それぞれの感情分析の結果に基づいて、当該複数の利用者のうち、悲しさ及び/または怒りを示す感情の度合いが最も高い利用者を最初の歌唱者として特定する。リコメンド楽曲特定部400は、最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、悲しさ及び/または怒りを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定する。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
100 スコア記憶部
200 感情分析部
300 歌唱者特定部
400 リコメンド楽曲特定部
500 報知部

Claims (3)

  1. 複数の利用者が順番にカラオケ歌唱を行うことが可能なカラオケ装置であって、
    楽曲毎に、当該楽曲のカラオケ歌唱を行った際に利用者が感じる楽しさを示す感情スコアを関連付けて記憶するスコア記憶部と、
    撮影部で取得した利用者の顔画像に基づいて、当該利用者の感情分析を行う感情分析部と、
    前記複数の利用者それぞれの前記感情分析の結果に基づいて、当該複数の利用者のうち、楽しさを示す感情の度合いが最も高い利用者を最初の歌唱者として特定する歌唱者特定部と、
    前記最初の歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、前記楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定するリコメンド楽曲特定部と、
    前記最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対する前記リコメンド楽曲を報知する報知部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記歌唱者特定部は、前記感情分析の結果に基づいて、楽しさを示す感情の度合いが高い順に、前記最初の歌唱者、及び前記最初の歌唱者以外の新たな歌唱者を特定し、
    前記リコメンド楽曲特定部は、前記新たな歌唱者の歌唱履歴に含まれるカラオケ歌唱済みの楽曲のうち、楽しさを示す感情スコアが最も高い楽曲を当該新たな歌唱者に対するリコメンド楽曲として特定し、
    前記報知部は、前記最初の歌唱者及び当該最初の歌唱者に対するリコメンド楽曲を報知した後、前記楽しさを示す感情の度合いが高い順に、前記新たな歌唱者及び当該新たな歌唱者に対する前記リコメンド楽曲を報知することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記報知部は、前記リコメンド楽曲を報知した後、当該リコメンド楽曲を予約することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
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