JP6943567B2 - 構造材に対する化粧カバー材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、単数または複数のH鋼などからなり、且つ屋外あるいは屋内に露出する柱や梁などの構造材に対する化粧カバー材の取付構造に関する。
例えば、H鋼からなる鉄骨躯体(柱など)の外側面に取付ピースを溶接し、該取付ピースに対し調整可能に固定されたガゼットプレートや別の取付ピースなどを介して、上記鉄骨躯体の屋外側に、化粧用壁面としてのカーテンウォールを取り付ける化粧用壁板の取付構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の立体状鋼枠を連設してなる断面矩形状の柱材の周囲に、セラミックからなり且つ断面L字形状を呈する一対の化粧カバー部材を、該化粧カバー部材ごとの両端面に設けた挿入溝に進入する専用の連結具、および該連結具を上記柱材のコーナー部ごとに固定する係止ボルトによって、固定する隙間封止材を用いた化粧柱のシーリング構造も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記特許文献1における化粧用壁板の取付構造のように、鉄骨の柱などの直に取付ピースを溶接した場合、該溶接に伴う熱的な影響(脆性化)により、構造材である前記柱の強度を損なうおそれがあり、特に、長期間にわたり屋外あるいは屋内に露出していた柱の外側を化粧材で覆う改装工事には、不向きであった。しかも、溶接作業すべき構造材の付近に溶接機や溶接用電源を用意し且つ移動させる必要があるため、施工に手間とコストが嵩む、という問題点もあった。
一方、前記特許文献2のように、柱材の周囲に、予め所定の断面形状に成形されたセラミック製の化粧カバー部材を、前記連結具や係止ボルトによって固定する場合には、前述した溶接に伴う問題はなくなる。しかし、特許文献2に記載された化粧柱のシーリング構造では、専用の柱材と化粧カバー部材とを用いるため、構造上、新設工事以外には適用しにくいと共に、内側の柱材に対して、その外側に固定するセラミック製の化粧カバー部材の重量が過大になるので、経年変化により前記化粧カバー部材が脱落するおそれもあった。
更に、互いに隣接する構造材全体の外側を化粧カバー材で覆う構造については、これまで有効な提案が成されていなかった。
実公平7−35002号公報(第1〜7頁、図1〜14) 特開2000−54614号公報(第1〜9頁、図1〜4)
本発明は、背景技術で説明した問題点を解決し、新設はもとより、既設の単数または隣接する複数の構造材の外側面に対し、溶接作業を用いることなく、比較的軽量な化粧カバー材を容易に且つ短期間に精度良く確実に取り付けられる構造材に対する化粧カバー材の取付構造を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、構造材を構成するフランジごとの端部に所定の断面形状を呈する複数の下地材を固定し、係る下地材同士の外側に跨って複数の化粧カバー材を取り付ける、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項1)は、ウェブと該ウェブの両端から直交する一対のフランジとを備えた断面H字形状である構造材の外側面を覆う化粧カバー材の取付構造であって、上記構造材におけるフランジごとの端部の内側面および外側面に跨って個別に配置される少なくとも2個の下地材と、該下地材を上記フランジの端部に個別に固定するボルトと、少なくとも1つの外側面において上記2個の下地材に跨って固定される化粧カバー材と、を備え、上記各下地材は、アルミニウム合金の形材を所要長さで切断したものであり、前記構造材のフランジおよび前記ウェブの少なくとも一方に沿っており、且つ全体の断面がL字形状を呈する一対以上の中空部を内設し、上記フランジの内側面または外側面に沿って平行に延び且つ内側に該フランジの端部を受け入れる挿入凹溝を形成する固定片を有していると共に、上記下地材を固定するボルトは、上記固定片を貫通し且つ該ボルトの先端が上記構造材のフランジの内側面または外側面に当接可能とされている、ことを特徴とする。
尚、前記構造材を囲む4つの外側面のうち、対向する2つ以上の外側面に化粧カバー材を取り付ける場合には、上記構造材における一対のフランジごとの両端に4個の下地材を固定する形態が望ましい。
これによれば、以下の効果(1)〜()を奏することが可能となる。
(1)前記下地材を、前記構造材におけるフランジの端部にボルト止めのみにより固定し、且つ、隣接する少なくとも2個の前記下地材に跨って前記化粧カバー材を固定するネジなども各下地材の中空部内や挿入凹溝内に納められる。従って、前記構造材を損傷せず且つ該構造材の強度を低下させないと共に、熟練した作業者以外でも、前記構造材に対して化粧カバー材を容易で迅速に取り付けられる。
(2)新設の構造材でも既設の構造材であっても、前記下地材の固定時に際し、養生したり、養生材を必要としないので、工期を短くし且つ低コスト化できる。
(3)前記下地材はボルト止めで済み、且つ前記化粧カバー材はネジ止めにて済むことから、溶接時の溶接機、溶接用電源、および配線などが不要となるので、前記構造材付近のスペースを取らず且つ安全に取り付け作業が行える。
(4)前記下地材は、所定断面を有するアルミニウム合金の形材を現場ごとに応じた長さに切断し、且つ前記ボルトが螺入するための雌ネジ孔を形成するだけで得られるため、事前の準備作業を可及的に少なくできると共に、現場における前記構造材の各フランジに対する位置決め調整も容易に行える。
(5)前記構造材に対し、比較的少ない重量を加えるだけで取り付けられ、且つ発錆も皆無なため、前記構造材を劣化させにくく、メンテナンスも低減できる。
尚、断面H字形状(I字形状を含む)の前記構造材には、H鋼のほか、一対のチャンネル形の鋼材をそれらのウェブ同士で接合した複合鋼材や、一対のフランジ相互の幅や厚みが相違する準H鋼なども含まれる。
また、H鋼などからなる前記構造材は、例えば、鉄道のプラットフォームの柱や梁、建物の外側に延びた車寄せ、庇、または渡り廊下などの柱や梁、あるいは、ビル内の吹き抜け部分や工場などの屋内において、外部に露出している柱や梁などが例示される。
更に、前記外側面とは、前記構造材の外側に位置する4つの外側面(仮想面)の何れかを指す。そのため、前記化粧カバー材は、これら4つの外側面の全部において隣接する2個の下地材に跨って固定されるほか、対向または隣接する2つの外側面で隣接する2個の下地材に跨って固定されたり、3つの外側面で隣接する2個の下地材に跨って固定される。
また、前記下地材は、例えば、後述するアルミニウム合金を押出成形して得られる形材のほか、鋳鋼やステンレス鋼などからなる比較的精密な鋳造品、鍛造品、切削材としても良い。
更に、前記2〜4個一組の下地材は、前記構造材における一対のフランジの両端部ごと、且つ該構造材の長手方向における同じか同様の位置に取り付けられるが、現場の事情などにより、長手方向において互いに多少ずれた位置に取り付けても良い。係る下地材の組は、構造材の長手方向に沿って複数組が固定される。
更に、前記化粧カバー材は、例えば、後述するアルミニウム合金の形材のほか、アルミニウム合金板やステンレス鋼板の曲げ加工材を用いても良い。
加えて、上記化粧カバー材は、その外側面に任意の着色を施したり、各種の案内表示、記号、マークなどを付したり、あるいは照明手段やディスプレイを取り付けたものであっても良い。
本発明の異なる構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項2)は、ウェブと該ウェブの両端から直交する一対のフランジとを備えた断面H字形状で、且つ隣接し合う複数の構造材の外側面を覆う化粧カバー材の取付構造であって、前記複数の構造材は、該構造材ごとのウェブあるいは一対のフランジが同一平面に位置するように互いに隣接しており、上記複数の構造材全体における少なくとも4つの外側角部のうち、少なくとも隣接する2つの外側角部に位置するフランジの端部の内側面および外側面に跨って個別に配置される2個の下地材と、該下地材を上記フランジの端部に個別に固定するボルトと、少なくとも1つの外側面において上記2個の下地材に跨って固定される化粧カバー材と、を備え、上記各下地材は、アルミニウム合金の形材を所要長さで切断したものであり、前記構造材のフランジおよび前記ウェブの少なくとも一方に沿っており、且つ全体の断面がL字形状を呈する一対以上の中空部を内設し、上記フランジの内側面または外側面に沿って平行に延び且つ内側に該フランジの端部を受け入れる挿入凹溝を形成する固定片を有していると共に、上記下地材を固定するボルトは、上記固定片を貫通し且つ該ボルトの先端が上記構造材のフランジの内側面または外側面に当接可能とされている、ことを特徴とする。
尚、複数の前記構造材を囲む4つの外側面のうち、対向する2つ以上の外側面に化粧カバー材を取り付ける場合には、少なくとも前記外側角部に位置するフランジごとの端部に4個の下地材を固定する形態が望ましい。
更に、本発明には、前記下地材は、前記単数または複数の構造材における全てのフランジにおける両端の内側面および外側面に跨って、前記ボルトにより固定されている、第1の構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項3)も含まれる。
これらによれば、単一の構造材の外側面の全て、あるいは互いに隣接する複数の構造材の外側面の全てに対し、前記効果(1)〜(3)を奏するように化粧カバー材を取り付けることが可能となる。
尚、前記平面は、隣接し合う構造材のウェブあるいは一対のフランジごとの相互の位置を規定するための仮想の平面である。
また、前記複数の構造材は、複数(2つ以上)の前記H鋼を前記のように互いに隣接して配設し、これらの断面全体の外形が矩形(長方形あるいは正方形)状を呈するものである。
また、本発明には、前記下地材における内側の固定片または外側の固定片、雌ネジ孔を有している、構造材に対する化粧カバーの取付構造(請求項4)も含まれる。
更に、本発明には、前記下地材は、前記中空部が形成するL字形状の一端側に位置する一方の端片から前記フランジと平行に前記外側の固定片が突設されており、上記中空部が形成するL字形状の他端側から、上記フランジの内側面に面接触する挟持片が該フランジと平行に延びており、係る挟持片は、断面が板形状または中空部を内設する矩形枠状を呈し、該挟持片と上記中空部が形成するL字形状における一方の内側片との間に、上記フランジを受け入れるための前記挿入凹溝が形成されている、構造材に対する化粧カバーの取付構造(請求項5)も含まれる。
、前記形材からなる4個一組の前記下地材は、互いの切断長さを揃えるほか、現場の事情などに応じて、下地材相互の切断長さを相違させても良い。
また、前記挟持片は、断面が中空部を内設する矩形枠状とした場合、該挟持片自体の曲げ強度が高まり、前記ボルトによるフランジの固定を一層強固にできる。
更に、前記雌ネジ孔は、前記ボルトを進退可能に貫通させるものである。
また、本発明には、前記中空部を内設し且つ断面が矩形枠状の前記挟持片における前記挿入凹溝側の側面と、該挿入凹溝の底面との間の角度は、85度〜90度未満の範囲にある、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項6)も含まれる。
上記のように、中空部を内設する前記挟持片を、その先端側が前記挿入凹溝側に若干傾くように予め設定しておくことによって、前記固定片を貫通したボルトの先端と上記挟持片とにより前記フランジをその厚さ方向に沿って一層強固に固定できると共に、かかる挟持片自体の不用意な変形を防ぐことも可能になる。従って、前記効果(1)を一層奏することが可能となる。
更に、本発明には、前記下地材は、全体がL字形状を呈し且つ一対以上の中空部と、該中空部の一端側に位置する一方の端片から前記フランジと平行に突設された外側または内側の固定片と、上記中空部の外側を囲む全体がL字形状外側片と、を有し、該外側片のうち、前記フランジの外側に位置する一方の外側片に段部が形成されている、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項7)も含まれる。
これによれば、後述するコーナー化粧カバー材と端部化粧カバー材とを兼用する下地材とすることができる。
また、本発明には、前記構造材のフランジにおける両端部に配置された2個の前記下地材は、前記フランジの外側面側において、該外側面に沿った連結片を有し、上記下地材ごとの前記連結片同士の間を断面が平板状の接続材、および、上記下地材ごとの各連結片を両端から受け入れる断面が扁平な底広凹溝を有する接続材の少なくとも一方を介して連結されている、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項8)も含まれる。
これによれば、少なくとも前記効果(1)〜(3)に加え、以下の効果(6)を更に奏することが可能となる。
(6)前記一対の前記下地材を、前記構造材のフランジの両端における所望の位置にボルト止めする前における仮止めを容易且つ簡単に行うことができる。
尚、前記連結材にも、前記同様のアルミニウム合金からなる形材を用いても良い。
更に、本発明には、前記構造材のフランジにおける両端部に配置された2個の前記下地材は、前記フランジの外側面に沿って延び且つ先端に細溝を有する断面J字形状の突片を有し、該一対の突片の細溝同士間に、弾性を有する環状材を掛け渡すか、あるいはワイヤを掛け渡すことにより、上記構造材のフランジに仮止めされている、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項9)も含まれる。
これによれば、前記効果(6)を一層簡単且つ迅速に奏することができる。
尚、前記弾性を有する環状材は、例えは、輪ゴムやコイルバネなどである。
また、本発明には、前記化粧カバー材は、断面が平板形状を呈し、前記構造材における一対のフランジごとの両端部に個別に固定された隣接する2個の下地材同士間において、上記フランジごとの外側面に沿って両端縁が固定されるか、あるいは、一対のフランジ間に跨って両端縁が固定されている、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項10)も含まれる。
これによれば、前記効果(1)〜(3)を確実に奏することができる。
更に、前記下地材の外側面には、断面が円弧形状またはL字形状であるコーナー化粧カバー材が個別に固定されていると共に、隣接する2個の該コーナー化粧カバー材間において、前記化粧カバー材が固定されているか、あるいは、隣接する上記コーナー化粧カバー材ごとに端部化粧カバー材が固定されている、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項11)も含まれる。
これによっても、前記効果(1)〜(3)を一層確実に奏することができると共に、構造材の付近における様々な状態や多様なニーズに円滑に対処することができる(効果(7))。
尚、隣接する一対の上記端部化粧カバー材同士の間には、雨水排水用の縦樋または横樋、照明灯、案内灯、非常停止ボタン、照明用スイッチ、各種の表示板、あるいは、例えば、AED用具収納容器の支持材などが取り付けられる。
また、前記コーナー化粧カバー材は、断面全体が円弧形状を呈し、両端に互いに直交する向きの縦片と、該縦片ごとの先端から直角方向で且つ外側に延びた一対の横片とを備えており、係る横片が前記下地材の外側片にネジ止めされる、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項12)も含まれる。
これによれば、前記効果(7)を一層確実に奏することができる。
加えて、前記コーナー化粧カバー材における一方の前記横片には、該横片から外側に延びたU形部が付設されており、該U形部は、前記下地材における外側片の一端側から端片を超えて外側に延びた凸片を嵌合可能としている、構造材に対する化粧カバー材の取付構造(請求項13)も含まれる。
これによれば、前記下地材に対するコーナー化粧カバー材の位置決めが精度良く正確且つ迅速に行うことができる(効果(8))。
(A)はH鋼からなる構造材の柱を示す側面図、(B)は(A)中のb−b線の矢視に沿った断面図、(C)は上記柱に取り付けた取付構造を示す側面図、(D)は(C)中のc−c線の矢視に沿った断面図。 (A),(B)はH鋼からなる構造材(柱)に4個の下地材を固定した状態を示す平面図または斜視図。 (A)は上記下地材の斜視図、(B)は該下地材を含む取付構造を示す断面図。 (A)は上記取付構造を示す部分拡大断面図、(B)は前記取付構造の変形形態である取付構造を示す部分拡大断面図。 (A),(B)は異なる形態の取付構造を示す断面図。 異なる下地材を用いた別異な形態の取付構造を示す断面図。 (A),(B)は上記下地材を固定したフランジ付近の部分断面図。 (A)は参考形態の下地材を含むフランジ付近の部分断面図、(B),(C)は異なる形態の下地材を固定したフランジ付近の部分断面図。 (A)は更に異なる形態の下地材の断面図、(B)は応用形態のコーナー化粧カバー材断面図、(C)はこれらを用いた取付構造の部分断面図。 図9に示す取付構造における異なる位置の部分断面図。 (A),(B)は上記構造材のフランジの両端部に一対の下地材を仮止めした状態を示す概略図。 (A)は参考形態の取付構造を示す部分拡大断面図、(B)はこれに用いる下地材および連結材を示す斜視図。 (A)は異なる参考形態の取付構造を示す部分拡大断面図、(B)はこれに用いる下地材および連結材を示す斜視図、(C)は更に異なる参考形態の取付構造を示す部分拡大断面図。 (A)は一対の柱(構造材)の側面図、(B)は(A)中のB−B線に沿った断面図、(C)前記一対の柱に対する一形態の取付構造を示す側面図。 (A)は異なる形態の一対の柱(構造材)の側面図、(B)は(A)中のB−B線に沿った断面図、(C)前記一対の柱に対する異なる形態の取付構造を示す側面図。 (A)は図14(C)中のH−H線に沿った断面図、(B)は図15(C)中のH−H線に沿った断面図。 (A)、(C)は一対の柱に対する異なる形態の取付構造を示す水平断面図、(B)はこれらに用いる化粧カバー材の断面図。 (A)、(B)は一対の柱に対する更に異なる形態の取付構造を示す水平断面図。 (A)、(B)は2対の柱に対する取付構造を示す概略断面図。
以下において、本発明を実施するための形態について説明する。
図1(A)は、例えば、鉄道における駅のプラットフォームの床面Fに立設したH鋼からなる柱(構造材)3を示す側面図、図1(B)は(A)中のb−b線の矢視に沿った水平断面図である。
図示のように、上記柱3は、内側に位置するウェブ4と、該ウェブ4の両端から直交(直角)して延びた一対のフランジ5とからなるH字形状の断面を有し、その上端側には、梁などを介して屋根(何れも図示せず)が配設されている。
上記のように、屋外に露出している柱3は、経年変化によって表面の塗装膜が剥離していたり、該剥離により露出した当該柱3の表面が錆び付いているため、景観を損なうおそれがある。
そのため、図1(C),(D)に示すように、上記柱3における上端側を除くほぼ全体の外側面を覆うように配設したものが、本発明の構造材に対する化粧カバー材の取付構造(以下、単に取付構造と称する)1aである。
記取付構造1aを構成するには、図2(A),(B)に示すように、柱3の長手(垂直)方向におけるほぼ同じ位置で、且つ該柱3のフランジ5ごとにおける幅方向の両端部の4箇所に、予め、4個の下地材6aを個別に蝶ボルト(ボルト)15によって固定する。尚、係る4個の下地材6aからなる組は、柱3の長手方向に沿って複数組が固定される。
上記下地材6aは、アルミニウム合金(例えば、JIS:A6063−T5)を押出成形した形材を所定長さで切断したもので、図3(A),図4(A)に示すように、断面視で角部が湾曲したL字状の外側片7と、同様の断面L字形状で且つ前記外側片7と平行状な内側片8と、これら外側片7および内側片8の両端を個別に接続する一対の端片9と、前記外側片7および内側片8の中間を接続する隔壁11とを有すると共に、これらに囲まれた細長い変形台形状で且つ全体がL字形状を呈する一対の中空部10を有する断面を、その長手方向の全長に沿って有している。
前記一対の中空部10は、互いに直交する向きに配置され、一方が前記ウェブ4と平行で、且つ他方がフランジ5に沿っている。上記内側片8における一片からは、該内側片8の他片と平行な内側の固定片13aが延びており、断面が板形状の該固定片13aの厚肉部13tには、雌ネジ孔13hが形成されている。該雌ネジ孔13hには、蝶ボルト15が進退自在に貫通している。更に、上記固定片13aと内側片8との間には、前記フランジ5ごとの端部を受け入れる挿入凹溝12が位置している。
尚、上記外側片7には、追って化粧カバー材をネジ止めするための比較的小径の通し孔または雌ネジ孔(図示せず)を適所に形成しても良い。また、前記隔壁11を省略して、断面全体がL字形状を呈する中空部10としても良い。更に、前記固定片13aは、全体の厚みを前記厚肉部13tの厚みにしても良い。加えて、前記蝶ボルト15は、通常のボルト頭を有するボルトとしても良い(以下の図面においても同じ)。
先ず、図2(A),(B)に示すように、柱3における一対のフランジ5の端部ごとにおいて、個々の端部を4個の下地材6aの挿入凹溝12内に個別に挿入し、係る状態で固定片13aを貫通している蝶ボルト15を回して前進させ、該蝶ボルト15の先端をフランジ5ごとの内側面に当接することで、4個の上記下地材6aを、柱3の各フランジ5の端部ごとにおける所定の位置に個別に固定する。
次に、図3(B),図4(A)に示すように、4個の上記下地材6aごとの外側片7の外側に、断面全体が円弧形状であり、且つ両端に互いに直交する縦片17と、それらの先端から直角方向で且つ外側に個別に延びた横片18とを長手方向の全長に沿って有するコーナー化粧カバー材16を個別に配置し、該コーナー化粧カバー材16の横片18と下地材6aの外側片7とを重ねる。係る状態で外側からネジ19を横片18と外側片7とにネジ込んで、下地材6aごとの外側に上記コーナー化粧カバー材16を仮止めする。
尚、上記コーナー化粧カバー材16は、前記同様の形材を所定長さ(約2〜4メートル)で切断した形態、あるいは、アルミニウム合金の板材を曲げ加工した形態などからなる。また、上記コーナー化粧カバー材16の固定(仮止め)には、皿ネジなどのようにネジ頭が外部に突出しないネジを用いることが好ましい。
次いで、図4(A)に示すように、4個ずつの前記下地材6aおよびコーナー化粧カバー材16のうち、隣接する2個ずつの下地材6aおよび前記コーナー化粧カバー材16に跨って、断面全体が平板形状で且つ幅広の化粧カバー材20を個別に固定する。該化粧カバー材20は、その幅(水平)方向の両端において互いに平行な一対の縦片21と、それらの先端ごとから直角方向で且つ外側に延びた一対の横片22とを長手方向の全長に沿って有している。尚、上記化粧カバー材20も、前記同様の形材を所定長さ(約2〜4メートル)で切断したもの、または、アルミニウム合金の板材を曲げ加工したものである。
具体的には、図示のように、隣接する下地材6aごとの外側に固定されたコーナー化粧カバー材16の横片18の上に、幅広の化粧カバー材20における横片22を個別に重ねた状態で、外側からネジ19を、互いに重なっている上記横片22,18と外側片7とに対し、例えば、セルフタッピングスクリュー方式などにより螺入し、該ネジ19の先端部を下地材6aごとの中空部10内にネジ込んで固定(本止め)する。
その結果、図3(B),図4(A)に示すように、H鋼からなる柱3の周囲(4つの外側面)を、4個の前記下地材6aを介して、4組ずつのコーナー化粧カバー材16および化粧カバー材20によって覆った構造材に対する化粧カバー材の取付構造1aを構成することができる。
尚、図4(A)中の破線で示すように、前記ネジ19の頭が露出する縦片17,21と横片22とで囲まれた凹部内に、断面コ字形状の目地材cを嵌め込んで目隠しするようにしても良い(以下においても同じ)。該目地材cは、前記同様の形材、または合成樹脂を射出成形した枠材からなる。
図4(B)は、前記取付構造1aの変形形態である構造材に対する化粧カバー材の取付構造1bを示す図4(A)と同様な部分断面図である。
上記化粧カバー材の取付構造1bは、図4(B)に示すように、柱3における一対のフランジ5の両端部ごとに、下地材6cを前記同様に固定し、隣接する2個ずつの下地材6c同士間に跨って、扁平な化粧カバー材23a,23bを固定したものである。上記下地材6cも前記同様の形材を所定長さで切断したものであり、角部に面取り状の傾斜面を有し且つL字形状の外側片7a、前記同様の内側片8および、一対の端片9、前記同様である一対の中空部10、隔壁11、および前記同様の固定片13aからなる断面を、図示の前後方向の全長に沿って有している。尚、上記隔壁11を省略し、全体がL字形状の中空部10としても良い。
また、扁平で且つ幅広な化粧カバー材23a,23bは、図4(B)に示すように、幅方向の両端から鈍角に延びた一対の傾斜片24と、該傾斜片24ごとの先端から直角で且つ個別に延びた縦片25,27と、該縦片25,27の先端から直角で且つ外側に個別に延びた横片26,28とを対称に有する断面を図示の長手方向の全長に沿って有する。尚、上記化粧カバー材23a,23bも、前記同様の形材を所定長さ(約2〜4メートル)で切断した形態、または、アルミニウム合金の板材を曲げ加工した形態などからなる。
前記取付構造1bを構成するには、予め、柱3のフランジ5ごとの両端部に、4個の下地材6cを前記同様に個別に固定する。次に、図4(B)の上方に示すように、隣接する2個の下地材6c同士間で且つ互いに対向する2個の下地材6c同士間に跨って、比較的長めの縦片25を有する化粧カバー材23aの各横片26を下地材6cごとの外側片7aの角部における面取り状の傾斜面に添接し、係る状態でネジ19を横片26と外側片7aの前記傾斜面とにネジ込み、該ネジ19の先端を前記中空部10内にネジ込む。その結果、化粧カバー材23aが隣接する2個の下地材6c同士の外側に跨って仮止めされる。
次いで、図4(B)の左右に示すように、比較的短めの縦片27を有する化粧カバー材23bの各横片28を、上記化粧カバー材23aの各横片26の上に個別に添接し、係る状態で、外側からネジ19を横片28,26および外側片7aの面取り片とにネジ込み、該ネジ19の先端を前記中空部10内にネジ込ませる。
その結果、図4(B)に示すように、H鋼からなる柱3の周囲を2組ずつの化粧カバー材23aおよび化粧カバー材23bにより、覆われた第1の構造材に対する化粧カバー材の取付構造1bを構成することができる。
尚、図4(B)中の一点鎖線で示すように、前記ネジ19の頭が露出する縦片25,27と横片28とで囲まれた凹部にも、前記同様の目地材cを嵌め込んでも良い。
図5(A)は、異なる形態の構造材に対する化粧カバー材の取付構造1aを示す断面図である。図示のように、柱3を構成するH鋼のうち、左側に位置する一対のフランジ5,5の端部ごとに対称に固定された下地材6aには、前記同様の形材からなり、且つ断面全体がほぼL字形状を呈すると共に、基端側に前記同様の縦片21,横片22を有し、先端側に下地材6aの端片9に面接触する先端片20eを有する一対の端部化粧カバー材20tが対称にして前記同様にネジ止めされている。上記一対の端部化粧カバー材20t同士の間には、前記柱3内の空間から延びた複数の樋金具Tbが外側に延び出ており、係る複数の樋金具Tbを介して雨水排水用の縦樋Tが垂直に取り付けられている。係る縦樋Tに替えて、端部化粧カバー材20t同士の間に、照明灯、案内灯、各種の表示板を取り付けたり、あるいは、AED用具収納容器などの支持材を配設しても良い。
尚、図示のように、コーナー化粧カバー材16の各横片18を外側に更に延ばすことにより、該コーナー化粧カバー材16を下地材6aの外側片7に単独でネジ止めすることもできる。その結果、コーナー化粧カバー材16固定用のネジのネジ頭と、端部化粧カバー材20tなどの固定用のネジのネジ頭とが、互いに干渉しなくなるので、ネジ頭が外部に突出した前記ネジ19を何れに用いても良い。
また、上記外側に更に延びた横片18は、前記異なる形態の取付構造1a,1bに用いても良い。
更に、図5(B)は、更に異なる形態の構造材に対する化粧カバー材の取付構造1aを示す断面図である。図示のように、柱3を構成するH鋼における上方のフランジ5の両端部に対称に固定された下地材6aごとに、一対の端部化粧カバー材20tが対称にして前記同様のネジ止めされている。係る一対の端部化粧カバー材20t同士の間に露出するフランジ5の外側面には、非常停止ボタンSwが固定されている。尚、係る非常停止ボタンSwに替えて、照明用スイッチや、スピーカーなどを配置しても良い。
以上のような外側面ごとに用いる一対の端部化粧カバー材20tは、柱3における4つの外側面のうち、1つまたは2つにおいて利用される。これにより、構造材の付近における様々な状態や多様なニーズに円滑に対処することができる。
尚、前記柱3における同じ外側面において、前記化粧カバー材20と端部化粧カバー材20tとを、長手方向に沿って連続させて固定しても良い。これによれば、非常用ボタンSなどが取り付けられた前記柱3の同じ外側面における長手方向で異なる位置の外側面を、化粧カバー材20で覆うことができる。
また、前記一対の端部化粧カバー材20tは、前記構造材に対する化粧カバー材の取付構造1bにも適用することができる。
図6は、前記とは異なる形態の下地材6bを用いた別異な形態の構造材に対する化粧カバー材の取付構造1aを示す断面図である。
図示のように、柱3を構成するH鋼における上下のフランジ5の両端部ごとに、下地材6bをボルト15bによって個別に固定する。係る下地材6bも、前記同様のアルミニウム合金の形材を所定の長さで切断したものであり、断面視がL字状の外側片7と、同様の内側片8と、これらの両端を個別に接続する一対の端片9と、該一対の端片9、前記外・内側片7,8、および中間に位置する隔壁11に囲まれた前記同様の一対の中空部10とを有する断面を、その長手方向の全長に沿って有している。前記一対の中空部10は、互いに直交する向きに配置され、一方が前記ウェブ4と平行で且つ他方がフランジ5に沿っている。該フランジ5ごとの外側面に近接する一方の端片9から該フランジ5に沿って、前記雌ネジ孔(図示せず)を有する外側の固定片13bが突設されている。
また、上記中空部10を囲む内側片8の他方(フランジ5の先端側)の片から、上記フランジ5を内側面に面接触させる挟持片14が当該フランジ5と平行に延び、且つ前記挟持片14と、該挟持片14と平行な内側片8の一方の辺との間に、前記フランジ5を受け入れる挿入凹溝12が形成されている。
図6に示すように、柱3におけるフランジ5の全ての端部において、個々の端部を4個の下地材6bの挿入凹溝12内に個別に挿入し、係る状態で固定片13bを貫通しているボルト15bを回して前進させ、該ボルト15bの先端をフランジ5ごとの外側面に当接することにより、4個の上記下地材6bを、柱3の各フランジ5の端部ごとにおける所定の位置に固定することができる。尚、上記ボルト15bは、軸方向に沿って短い雄ネジ部と通常のボルト頭とを有し、上記固定時には、そのボルト頭の頂面が下地材6bの外側片7とほぼ同レベルとなる。
前記同様に、各下地材6bの外側片7の外側ごとにコーナー化粧カバー材16をネジ止めした後、隣接する一対ずつの下地材6bおよび前記コーナー化粧カバー材16ごとの間に跨って、化粧カバー材20を固定することにより、図6に示すように、上記下地材6bを用いた第1の構造材に対する化粧カバー材の取付構造1aを構成することができる。
また、図7(A)に示すように、前記柱3における一対のフランジ5の同じ端部側に対称に固定された下地材6bごとに、端部化粧カバー材20tを前記同様にネジ止めしても良い。あるいは、図7(B)に示すように、前記下地材6bの他方の端片9に面接触する先端片20eを、前記柱3のウェブ4側に延長し、且つ先端を前記挟持片14に接するように湾曲した内端片20zを有する端部化粧カバー材20tを前記同様にネジ止めしても良い。これらによっても、前記図5(A),(B)に示したと同様の形態の取付構造1aを構成することができる。
図8(A)は、前記コーナー化粧カバー材と端部化粧カバー材とを兼ねた参考形態の下地材6dを用いたフランジ5付近の概略断面図である。図8(A)に示すように、前記柱3のフランジ5の一端部に下地材6dを固定し、該フランジ5の他端部に前記下地材6bおよびコーナー化粧カバー材16を固定すると共に、該コーナー化粧カバー材16と上記下地材6dの外側片7における段部側の外側片7aとの間に化粧カバー材20の先端部に位置する横片22を前記同様に固定している。
上記下地材6dは、前記同様のアルミニウム合金の形材を所定の長さに切断したものであり、図示のように、上記フランジ5の外側面に沿った断面ほぼL字形状の中空部10と、該中空部10の一端側を囲む端片9から上記フランジ5と平行に延びた固定片13bと、前記中空部10の外側を囲み且つ角部にアールを有する外側片7のうち、上記フランジ5の外側に位置する一端側に段部の外側片7aを形成して、化粧カバー材20の端部の横片22をネジ止め可能としている。更に、上記外側片7のうち、上記フランジ5の端面に面接触する他方の外側片7bは、端部化粧カバー材を兼ねるものとされている。
上記下地材6dを用いることにより、前記コーナー化粧カバー材16や端部化粧カバー材20tを省略でき、前記フランジ5の外側面側に化粧カバー材20を取付られる。更に、上記下地材6dを前記柱3の一対のフランジ5ごとの同じ端部側に固定することにより、一対のフランジ5とウェブ4とに囲まれた空間を広く取れるので、前記縦樋Tなどを収容する空間の幅を広くすることもできる。
図8(B)は、前記コーナー化粧カバー材と端部化粧カバー材とを兼ねた異なる下地材6eを用いたフランジ5付近の概略断面図である。図8(B)に示すように、前記柱3のフランジ5の一端部に下地材6eを固定し、該フランジ5の他端部に前記下地材6bおよびコーナー化粧カバー材16を固定すると共に、該コーナー化粧カバー材16と上記下地材6eの外側片7における一方の外側片7aとの間に化粧カバー材20の先端部に位置する横片22を固定している。
上記下地材6eも、前記同様のアルミニウム合金の形材を所定の長さに切断したものであり、図示のように、上記フランジ5の外側面と端面とに沿って全体がほぼL字形状を呈し且つ2つの隔壁11により分割された大小3つの中空部10a〜10cと、中空部10cを囲む一方の端片9から上記フランジ5と平行に延びた固定片13bと、前記中空部10aを囲む前記同様の外側片7のうち、上記フランジ5の外側に位置する一方の外側片7aを段部とし、化粧カバー材20の横片22をネジ止め可能としている。更に、上記外側片7のうち、上記フランジ5の先端面に面接触する他方の外側片7bは、上記中空部10bの外側を囲むようにした形態の端部化粧カバー材を兼ねたものである。
上記下地材6eを用いることで、前記コーナー化粧カバー材16や端部化粧カバー材20tを省略でき、前記フランジ5の外側面側に化粧カバー材20を取付られると共に、前記柱3の一対のフランジ5ごとの同じ端部に固定することより、前記縦樋Tなどを収容する開口部の幅を広く且つ強固に構成することもできる。
図8(C)は、前記コーナー化粧カバー材と端部化粧カバー材とを兼ねた更に異なる下地材6fを用いたフランジ5付近の概略断面図である。図8(C)に示すように、前記柱3における一対のフランジ5の端部ごとに、一対の上記下地材6fを前記同様に個別に固定し、該一対の下地材6f間に前記化粧カバー材20をネジ止め可能として、柱3における1つの外側面を覆うようにしている。
上記下地材6fも、前記同様のアルミニウム合金の形材を所定の長さに切断したものであり、図示のように、上記フランジ5の先端面に沿って全体がほぼL字形状を呈し且つ隔壁により2分割された中空部10a,10cと、中空部10cを囲む一方の端片9から上記フランジ5の内側面に沿って平行に延びた内側の固定片13cと、中空部10cを囲む前記同様の外側片7のうち、上記フランジ5の外側面側に段部の外側片7aを形成して、前記化粧カバー材20の横片22をネジ止め可能としている。上記外側片7のうち、上記フランジ5の外側面に面接触する外側片7bは、前記挟持片14も兼ねており、上記固定片13cとの間で上記フランジ5を挟むようにした形態の端部化粧カバー材を兼ねている。
上記一対の下地材6fを用いることで、前記コーナー化粧カバー材16や端部化粧カバー材20tを省略でき、前記フランジ5の外側面側に化粧カバー材20を取付られると共に、前記柱3における一対のフランジ5間に固定することよって、該一対のフランジ5間の凹部を体裁良く被覆することが可能となる。
図9(A)は、前記形態とは更に異なる形態の下地材6gの断面図である。
上記下地材6gも、前記同様のアルミニウム合金の形材を所定の長さに切断したものであり、図示のように、前記同様の外側片7、内側片8、一対の端片9、中空部10、隔壁11、および固定片13bを備えている。係る下地材6gが前記下地材6a〜6fと異なるのは、一方の内側片8と平行状に延び、断面が矩形枠状で且つ中空部14sを内設する挟持片14aを他方の内側片8側に設けた点であり、該挟持片14aと上記一方の内側片8との間に挿入凹溝12が位置している。該挿入凹溝12側に面する上記挟持片14aの(内)側面と、挿入凹溝12の底面との間の角度θは、85度から90度未満の範囲、より好ましくは87度から89度の範囲にある(例えば、88度)。
更に、一方の外側片7には、同じ一方の端片9よりも外側に突出して凸部7cが延び出ている。
一方、図9(B)は、応用形態のコーナー化粧カバー材16の断面を示し、前記同様に両端に位置する一対ずつの縦片17および横片18を有し、且つ一方の横片18には、該横片18から外側に延び、且つ前記フランジ5側に向いた引掛を有するU形部18uが付設されている。
尚、図9(B)中の一点鎖線部分yを拡大した部分断面図Yに示すように、前記横片18の外側面には、予め断面が逆三角形状の微細な細溝18zが、長手方向(図示の前後方向)に沿って複数本平行に形成されている。係る細溝18zは、前記ネジ19の貫通孔を穿孔する際に、ドリルの先端が当たる位置を所望の位置に容易に設定し易くするものである。
図9(C)に示すように、先ず、下地材6gの挿入凹溝12に、H鋼からなる柱3における一方のフランジ5の一端部を挿入した後、固定片13bを貫通するボルト15bの先端と、前記挟持片14aとの間において、上記フランジ5の端部を挟んで上記下地材6gを固定する。この際、上記ボルト15bの前進に伴う締め付け力をフランジ5を介して過度に受けた場合、上記挟持片14aは、図9(C)中で下側に押されるが、前記角度θ(85度〜90度未満)の僅かな傾斜を有することによって、上記角度θをほぼ直角(約90度)に保つことができる。
次に、図示のように、前記コーナー化粧カバー材16のU形部18uを、上記下地材6gの凸片7cに嵌め込んで、該下地材6gに対する上記化粧カバー材16の位置決めを行う。更に、前記化粧カバー材16の横片18ごとの外側面に化粧カバー材20の横片22を載置する。
かかる状態で、図9(C)に示すように、化粧カバー材20の横片22、コーナー化粧カバー材16の横片18、および前記下地材6gの外側片7ごとに、ネジ19を個別にネジ込む。その結果、図示のような第1の取付構造1aを構成することができる。
尚、以上のような4個の上記下地材6gと、4つの化粧カバー材20とを用いることにより、柱3の全外側面を囲む取付構造1aとしても良い。
図10は、図9(C)で前記下地材6gが固定された同じ前記フランジ5の反対側の他端部付近を示す断面図であり、該フランジ5の端部には、前記コーナー化粧カバー材と端部化粧カバー材とを兼ねる下地材6hを固定している。
上記下地材6hは、前記下地材6eの応用形態であり、前記同様の中空部10a〜10cを内設していると共に、断面が板形状の前記挟持片14に替えて、中空部14sを内設する断面が矩形枠状の挟持片14aを備えている。尚、該挟持片14aと挿入凹溝12の底面との間の角度も前記角度θと同じにしても良い。
図10に示すように、上記下地材6hをフランジ5の他端部にボルト15bにより固定する。次いで、一端側を前記下地材6gにネジ止めされた化粧カバー材20の他端側における横片22を、段部の外側片7aに載置し且つこれら両者を貫通するネジ19によって固定する。その結果、図示の左側に一対のフランジ5に挟まれた開口部を有する第1の取り付け構造1aを構成することができる。
以上のように、中空部14sを内設する前記挟持片14aを含む下地材6g,6hを用いることにより、これらを柱3の端部に対し一層強固に固定できる。
また、下地材6g,6hの挟持片14aと挿入凹溝12の底面との間が前記角度θに予め設定した場合には、該挟持片14a自体の不用意な変形も防止できる。
以上において説明した構造材に対する化粧カバー材の取付構造1a,1bは、前記柱3における一対のフランジ5における幅方向の端部ごとに、前記下地材6a〜6hの何れかをボルト止めし、隣接する下地材6a〜6h同士間に跨って、化粧カバー材16,20,23a,23bをネジ止めすることにより構成される。更に、必要により一対の端部化粧カバー材20t間に前記縦樋Tや前記非常停止ボタンSwを容易に配置できるので、前記効果(1)〜(5),(7),(8)の全部、あるいは少なくとも一部を確実に奏することができる。
尚、前記柱3が新設の場合であっても、前記取付構造1a,1bを適用できる。
また、前記取付構造1aの前記化粧カバー材16,20に替えて、化粧カバー材23a,23bの変形形態である化粧カバー材を用いたり、前記取付構造1bの前記化粧カバー材23a,23bに替えて、コーナー化粧カバー材16と化粧カバー材20とを併用しても良い。前者の場合、前記ネジ19を螺入し易くするため、前記下地材6a,6bの隔壁11を、省略することが望ましい。
更に、前記柱3を囲む4つの外側面のうち、少なくとも1つの外側面を、前記化粧カバー材16,20などによって覆うことも可能である。
図11(A)は、前記下地材6aの仮止めした形態を示す概略図である。
係る下地材6aは、図11(A)に示すように、前記同様の断面形状を有すると共に、前記柱3のフランジ5の外側面側に位置する端片9の中間から該フランジ5の外側面に沿って延び、その先端に横向きの細溝32を囲む引掛け部となるU形部31を有する断面全体がJ字形状の突片30を更に有している。
図示のように、柱3のフランジ5の両端に一対の下地材6aを対称に配置し、接近する一対の突片30における細溝32同士の間に、弾性を有する強力な輪ゴム(環状材)33を掛け渡すことで、上記一対の下地材6aを柱3のフランジ5の端部ごとにおける所定の位置に仮止めできる。そして、所定の位置に一対の下地材6aを設定した後、前記蝶ボルト15を前進させることで、該下地材6aを正確な位置に固定できる。
前記突片30を有する下地材6aによれば、前記効果(6)を一層簡単且つ迅速に得られる。尚、前記突片30は、前記下地材6cの端片9や前記下地材6bの固定片13bの先端側にも設けても良い。また、前記輪ゴム33に替えて、弾性を有するワイヤやコイルバネなどを用いても良い。
図11(B)は、前記下地材6aの異なる仮止めした形態を示す概略図である。
係る下地材6aは、図11(B)に示すように、前記同様の断面形状を有すると共に、前記柱3のフランジ5の外側面側に位置する端片9の中間から該フランジ5の外側面に沿って延びた連結片34を有している。図示のように、柱3のフランジ5の両端に一対の下地材6aを対称に配置し、互いに接近する一対の連結片34間に、断面が扁平なC字形状の本体36を有する接続材35を配置し、該接続材35の底広凹溝37内に一対の下地材6aごとの連結片34を挿入した後、該連結片34の挿入部分と上記本体36とに対し、外側からポンチを当てて打撃してカシメ部pを形成することで、上記一対の下地材6aを柱3のフランジ5の端部ごとにおける所定の位置に仮止めできる。更に、所定の位置に一対の下地材6aを設定した後、前記蝶ボルト15を前進させて、該下地材6aを正確な位置に固定できる。尚、上記接続材35も前記同様の形材を切断したものである。
前記連結片34を有する下地材6aおよび前記接続材35を併用して仮止できる応用形態によれば、前記効果(6)を一層確実且つ迅速に得られる。
尚、前記連結片34は、前記下地材6cの端片9や、前記下地材6bにおける固定片13bの先端側に対しても同様に設けても良い。
図12(A)は、参考形態の化粧カバー材の取付構造1cを示す前記同様の部分断面図、図12(B)は、これに用いる下地材40aなどを示す斜視図である。
上記取付構造1cは、図12(A),(B)に示すように、柱3のフランジ5の幅方向における両端部に一対の下地材40aを個別に固定するに際し、予め、該一対の下地材40aを互いに連結して上記フランジ5に仮止めするため、前記一対の下地材40aを、一対の接続材35と、これらの間を連結するための単一の平板(接続材)50とを介して、上記フランジ5に仮止めするものである。
上記下地材40aは、前記同様の形材を切断したものであり、図示のように、前記柱3のウェブ4と平行な断面が矩形状の中空部45を囲む長い外側片41,これと直角の短い外側の外側片42、内側の固定片43、および、これらの間に位置する接続片44と、該接続片44から上柱記3のフランジ5の外側に沿って平行に延び、且つ外側の外側片42と内側の固定片43との略中間に位置する連結片48と、を図12(A)の前後方向の全長に沿って有し、断面全体がほぼE字形状を呈している。
前記固定片43と連結片48との間には、柱3のフランジ5の端部を挿入するための挿入凹溝47が位置し、連結片48と短い外側片42との間には、接続材35の一部やネジ19が受け入れ可能な外側凹溝46が位置している。尚、上記固定片43には、ボルト49が進退可能に貫通する雌ネジ孔49hが形成されている。
先ず、図12(B)に示すように、一対の前記下地材40aの連結片48を、一対の接続材35の底広凹溝37の一端側から個別に挿入し、且つ各連結片48と各接続材35とをネジ19により連結する。次に、図12(A)に示すように、柱3のフランジ5の外側面における所定の位置に配置した平板50の両端部を、上記接続材35ごとの底広凹溝37内に挿入し、且つ柱3における一方のフランジ5の両端部を各下地材40aの挿入凹溝47内に個別に挿入した後、上記平板50の端部と一対の接続材35ごとの本体36とをネジ19で個別に連結する。
あるいは、一対の下地材40aと一対の接続材35とを前記同様に個別連結して2組の連結ユニットを製作し、このうち一組の連結ユニットの接続材35と上記平板50とをカシメまたはネジ止めにより連結し、該平板50を連結した一組の連結ユニットと残り一組の連結ユニットとを、前記フランジ5の外側に沿って配設した後、前者の平板50の端部と後者の接続材35とを前記同様にネジ止めしても良い。
その結果、一対の上記下地材40aは、前記柱3のフランジ5ごとにおける所望の位置に仮止めされる。係る位置を確認し、必要により適宜位置修正をした後、各下地材40aの固定片43を貫通するボルト49を回して前進させることで、一対の下地材40aを柱3のフランジ5ごとの両端部における所定の位置に精度良く且つ強固に固定できる。
以上のように、前記一対の下地材40aを、一対の接続材35および単一の平板50を介して、柱3におけるフランジ5ごとの両端部に仮止めすることにより、前記効果(6)を著しく顕著に奏することができる。
尚、前記一対の下地材40aに替えて、前記連結片34を有する下地材6a,6b,6cを用いても良い。また、前記一対の接続材35を省略し、単一の平板50のみを介してネジ止めにより連結することで、一対の下地材40aや、前記連結片34を追加した一対の前記下地材6a,6b,6c,6g同士などを仮止めするようにしても良い。
また、一対の前記下地材40aごとの連結片48の先端に前記細溝32を内側に有する前記U形部31を形成し、これらの間に前記輪ゴム33あるいはワイヤ33を掛け渡して仮止めすることも可能である。
更に、前記取付構造1cにおける柱3の少なくとも1つの外側面に対し、前記一対の端部化粧カバー材20tを適用し、前記縦樋Tなどを併設することも可能である。
図13(A)は、異なる参考形態の取付構造2aを示す前記同様の部分断面図、図13(B)は、該取付構造2aに用いる下地材40bなどを示す斜視図である。
記取付構造2aは、図13(A),(B)に示すように、予め、柱3のフランジ5ごとの両端面に沿ってゴム製または樹脂製の緩衝材52を添接し、該緩衝材52を含むフランジ5の両端部付近に一対の下地材40bを個別に配置する。該下地材40bは、前記下地材40aと同様な断面形状を有する形材を所定長さに切断したものであるが、内側の固定片43には前記雌ネジ孔49hを設けていない。
次に、上記下地材40bごとの連結片48を、比較的短尺な接続材35の底広凹溝37内にその開口部から途中まで挿入し、且つ該挿入部分の連結片48と該接続材35ごとの本体36とを皿ネジ19aで固定する。更に、柱3のフランジ5の外側面に沿って、一対の下地材40bに個別に固定した一対の接続材35を対向させ、該接続材35ごとの対向する底広凹溝37の開口部から、平板50の両端部を挿入した後、該平板50の挿入部分と該接続材35ごとの本体36とをネジ19で固定する。尚、接続材35の本体36には、雌ネジ孔38が形成され、平板50には、雌ネジ孔51が形成されている。
あるいは、前記一対の下地材40bと一対の接続材35とを前記同様に個別に連結して2組の連結ユニットを製作し、このうち、一組の連結ユニットの接続材35と前記平板50とをカシメまたはネジ止めにより連結した後、該一組の連結ユニットの平板50と残り一組の連結ユニットの接続材35との間をネジ止めにより連結しても良い。
尚、前記一対の接続材35および前記平板50は、第2の取付構造2aにおけるブラケット材を構成している。
その結果、図13(A)に示すように、一対の前記下地材40bは、一対の接続材35および平板50を介して、互いに接近するように引き寄せられることで、前記柱3のフランジ5をその幅(長手)方向に沿って挟持した状態で固定される。係る固定後には、図示のように、下地材40bごとの外側にコーナー化粧カバー材16を固定し、隣接する一対の該コーナー化粧カバー材16間ごとに跨って、幅広の化粧カバー材20を前記同様にネジ止めし、必要により目地材cでネジ19を目隠しする。
以上の結果、構材3に対する化粧カバー材の取付構造2aが構成される。係る取付構造2aによっても、前記効果(1)〜(6)を奏することができる。尚、前記一対の接続材35を省略し、一対の下地材40bごとの連結片48同士の間を、平板50とのネジ止めのみにより連結する形態としても良い。
図13(C)は、更に異なる参考態の取付構造2bを示す部分断面図、図13(c)は、該取付構造2bに用いる接続材60の断面図である。
係る取付構造2bは、図13(C)に示すように、前記一対の下地材40bを、柱3のフランジ5の両端部に個別に固定するに際し、該一対の下地材40bごとの連結片48を、断面が扁平な角形の本体61に相似形状の中空部62を内設した接続材60の前記中空部62内の両端側に個別に挿入し、係る状態でフランジ5に対する一対の下地材40bの取付位置を調整する。係る調製後に、前記連結片48ごとの挿入部分と接続材60の本体61とをネジ19によって連結する。その結果、一対の下地材40bを前記フランジ5ごとの両端部において、該フランジ5をその幅方向に沿って挟持しつつ固定することができる。尚、上記接続材60も、取付構造2bにおけるブラケット材である。
あるいは、予め、一対の下地材40bを用意し、このうち、一方の下地材40bの連結片48と接続材60の本体61とをカシメまたはネジ止めにて連結した後、該接続材60の本体61と他方の下地材40bの連結片48とを、前記フランジ5の外側でネジ止めにより連結するようにしても良い。
これ以降は、前記と同様にして、4個の下地材40bの外側に4組ずつの前記化粧カバー材16,20をネジ止めし、必要により目地材cを用いることによって、第2の柱3に対する化粧カバー材の取付構造2bが構成される。当該取付構造2bによっても、前記効果(1)〜(6)を奏することができる。
尚、前記取付構造2a,2bにおいて、前記化粧カバー材16,20に替えて、2個ずつの前記化粧カバー材23a,23bを用いても良い。
また、前記接続材60を、前記連結片34を有する一対の前記下地材6a,6c、あるいは一対の前記下地材6bのフランジ5に対する仮止め用に用いても良い。
更に、前記連結片48と前記接続材35,60との間の固定や、一対の接続材35と平板50との間の固定は、前記ネジ19に替えて、カシメを用いても良い。
また、前記取付構造2bにおいて、前記接続材60に替えて、前記平板50を一対の下地材40bの連結片48とカシメまたはネジ止めにより連結しても良い。かかる形態の取付構造2bでは、単一の上記平板50がブラケット材となる。
更に、前記取付構造2a,2bは、前記柱3の少なくとも1つの外側面に対して適用した形態としても良い。
加えて、前記取付構造2a,2bにおける柱3の少なくとも1つの外側面に対し、前記一対の端部化粧カバー材20tを適用し、前記縦樋Tなどを併設することも可能である。
図14(A)は、隣接する一対(複数)の柱3を示す側面図、図14(B)は、図14(A)中のB−B線の矢視に沿った水平断面図、図14(C)は、上記一対の柱3の外側に取り付けた取付構造70aを示す側面図である。また、図15(A)は、異なる形態で隣接する一対の柱3を示す側面図、図15(B)は、図15(A)中のB−B線の矢視に沿った水平断面図、図15(C)は、上記一対の柱3の外側に取り付けた取付構造70bを示す側面図である。
図16(A)は、図14(C)中の線の矢視に沿った取付構造70aを示す前記同様の水平断面図である。図示のように、互いに隣接し合う一対の柱3は、両柱3ごとのウェブ4が同じ仮想の平面Xに沿って位置している(後述する図17(A),図18(A)においても同様とする)。
上記取付構造70aは、図16(A)に示すように、一対の柱3全体の断面における外形の外側角部に位置するフランジ5ごとの端部に、4個の下地材6aが前記同様に固定され、係る下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16が前記同様に個別に固定されると共に、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間の外側に跨って、前記化粧カバー材20あるいは幅の広い化粧カバー材20Wの何れかが前記同様に固定されている。
一方、図16(B)は、図15(C)中のH−H線の矢視に沿った第1の取付構造70bを示す前記同様の水平断面図である。図示のように、互いに隣接し合う一対の柱3は、両柱3のフランジ5ごとが同じ仮想の平面Xに沿って位置している(後述する図17(C),図18(B)でも同様とする)。
上記取付構造70bは、図16(B)に示すように、一対の柱3全体の断面における外形の外側角部に位置するフランジ5ごとの端部に、4個の下地材6aが前記同様に個別に固定され、係る下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16が前記同様に固定されると共に、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間の外側に跨って、前記化粧カバー材20あるいは幅の広い化粧カバー材20Wの何れかが前記同様に固定されている。
図17(A)は、一対の柱3に対する前記とは異なる第1の取付構造71aを示す前記同様の水平断面図である。図示のように、図示のように、互いに隣接し合う一対の柱3は、両者のウェブ4が同じ平面X(図示せず)に位置している。
上記取付構造71aは、図17(A)に示すように、一対の柱3における全てのフランジ5の端部ごとに、下地材6aが前記同様に固定され、一対の柱3全体の断面における外形の外側角部に位置するフランジ5ごとに固定された下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16が前記同様に固定されている。
更に、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間の外側には、前記化粧カバー材20が、コーナー化粧カバー材16と下地材6aとの外側には、図17(B)に示す化粧カバー材20bが、隣接する下地材6a同士の間の外側には、両端の縦片21の長さが同じく短い化粧カバー材20aがそれぞれ固定される。
図17(B)に示すように、上記化粧カバー材20bは、両端の縦片21の長さが互いに異なるが、前記同様にして個別に固定されている。
一方、図17(C)は、一対の柱3に対する前記とは異なる取付構造71bを示す前記同様の水平断面図である。図示のように、互いに隣接し合う一対の柱3は、両者のフランジ5同士が同じ平面X(図示せず)に位置している。
上記取付構造71bも、図17(C)に示すように、一対の柱3における全てのフランジ5の端部ごとに、下地材6aが前記同様に固定され、一対の柱3全体の断面における外形の外側角部に位置するフランジ5ごとに固定された下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16が前記同様に固定されている。
更に、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間の外側には、前記化粧カバー材20が、コーナー化粧カバー材16と下地材6aとの外側には、前記化粧カバー材20bが、隣接する下地材6a同士の間の外側には、化粧カバー材20aが前記同様に固定される。
図18(A)は、一対の柱3に対する前記とは更に異なる取付構造72aを示す前記同様の水平断面図である。図示のように、互いに隣接する一対の柱3は、両者のウェブ4が同じ平面X(図示せず)に位置している。
上記取付構造72aは、図18(A)に示すように、一対の柱3における全てのフランジ5の端部ごとに、下地材6aが前記同様に固定され、当該一対の柱3全体の断面における外形の外側角部に位置するフランジ5ごとに固定された下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16が前記同様に固定されている。
更に、図18(A)の中央部で隣接する下地材6a同士の外側片7に平板73が固定され、該平板73の幅方向の略中央部と隣接するコーナー化粧カバー材16との間の外側には、前記化粧カバー材20,20bの何れかが、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間の外側には、前記化粧カバー材20が、前記同様に個別に固定されている。
一方、図18(B)は、一対の柱3に対する前記とは更に異なる取付構造72bを示す前記同様の水平断面図である。図示のように、互いに隣接し合う一対の柱3は、両者のフランジ5同士が同じ平面X(図示せず)に位置している。
上記取付構造72bも、図18(B)に示すように、一対の柱3における全てのフランジ5の端部ごとに、下地材6aが前記同様に固定され、当該一対の柱3全体の断面における外形の外側角部に位置するフランジ5ごとに固定された下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16が前記同様に固定されている。
更に、図18(B)の中央部で隣接する下地材6a同士の外側片7に平板73が固定され、該平板73の幅方向の略中央部と隣接するコーナー化粧カバー材16との間の外側には、前記化粧カバー材20,20bの何れかが、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間の外側には、前記化粧カバー材20が前記同様に個別に固定されている。
以上のような一対(複数)の柱3に対する取付構造70a〜72bによれば、互いに隣接する複数の柱3の外側に、前記効果(1)〜(5),(7)を奏するように化粧カバー材20,20a、20b,20Wを取り付けることが可能となる。
尚、前記取付構造70a〜72bは、前記同様に隣接する3つ以上の柱3に対して適用したり、前記下地材6aに替えて前記下地材6b,6gを用いた形態としても良い。
また、前記取付構造70a〜72bでは、一部の化粧カバー材20を前記一対の端部化粧カバー材20tに替えても良い。
更に、前記取付構造70a〜72bは、前記取付構造1bの下地材6cおよび化粧カバー材23a,23bを用いて構成することもできる。
加えて、前記取付構造70a〜72bは、前記一対の柱3を囲む4つの外側面のうち、少なくとも1つの外側面のみに構成することも可能である。
図19(A)は、互いに隣接する2対(合計4つ)の柱3における4つの外側面に沿って、前記化粧カバー材20Wを取り付けた取付構造70cを示す水平断面の概略図である。
図19(A)に示すように、2対の柱3は、水平断面で全体がほぼ正方形を形成する角部ごとに立設されている。上記取付構造70cは、前記2対の柱3全体における外側角部に位置する柱3のフランジ5の端部ごとに、前記下地材6aを固定し、該下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16をネジ止めすると共に、隣接するコーナー化粧カバー材16同士の間ごとに幅広の前記化粧カバー材20Wをネジ止めして構成される。即ち、係る取付構造70cは、前記取付構造70a,70bを併用して構成したこれらの応用形態である。
一方、図19(B)は、2対(合計4つ)の柱3の全外側面に沿って、前記化粧カバー材20を取り付けた取付構造71cを示す水平断面の概略図である。
図19(B)に示すように、2対の柱3は、前記同様に全体がほぼ正方形を形成する位置に立設されている。上記取付構造71cは、前記2対の柱3全体における外側面に位置する複数のフランジ5の端部ごとに、前記下地材6aを固定し、これらのうち、上記2対の柱3全体における外側角部に位置する前記下地材6aごとの外側にコーナー化粧カバー材16をネジ止めすると共に、隣接する下地材6a同士間および下地材6aとコーナー化粧カバー材16との間ごとに前記化粧カバー材20をネジ止めして構成される。即ち、係る取付構造71cは、前記取付構造71a,71bを併用して構成したこれらの応用形態である。
尚、前記取付構造70c,71cにおける前記下地材6aに替えて、前記下地材6b,6c,6gを用いたり、一部に前記下地材6d,6e,6hを用いても良い。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の対象となる構造材には、H鋼やI型鋼のほか、一対のチャンネル型鋼(C型鋼)を個々の開口部が離間して接合あるいは併列させた複合材も含まれ、且つ、その用途には、柱や梁のほか、斜めの筋交いなども含まれる。
また、前記構造材は、断面がH字形状(I字形状を含む)であれば、長手方向に沿った一対の長尺材とこれらの間をほぼ幅方向に連結する複数の連結材とからなるトラス構造を有する柱、梁、筋交い、桁なども含むことも可能である。
更に、前記下地材は、例えば、亜鉛合金などのダイカストによる精密鋳造品や、Ti合金などの精密鋳造品からなるものとしても良い。
加えて、前記化粧カバー材、コーナー化粧カバー材、および端部化粧カバー材には、前記アルミニウム合金の押出形材や各種の金属板の曲げ加工材のほか、硬質樹脂を射出成形や塑性加工した平板状あるいは断面円弧形状の樹脂材を適用することも可能である。
本発明によれば、新設の構造材はもとより、既設の構造材の外側に対しても、溶接作業を用いることなく、比較的軽量な化粧カバー材を容易且つ短期間に精度良く取り付けられる構造材に対する化粧カバー材の取付構造を確実に提供できる。
1a〜1c,2a,2b……………………取付構造
3………………………………………………柱(構造材)
4………………………………………………ウェブ
5………………………………………………フランジ
6a〜6h,40a,40b………………下地材
7,7a,41,42………………………外側片
7c……………………………………………凸片
10,10a〜10c,14s,45…中空部
12,47……………………………………挿入凹溝
13a,13b,43………………………固定片
13h,49h………………………………雌ネジ孔
14,14a…………………………………挟持片
15,15b,49…………………………ボルト
16……………………………………………コーナー化粧カバー材(化粧カバー材)
17,21……………………………………縦片
18,22……………………………………横片
18u…………………………………………U形部
19……………………………………………ネジ
20,20a,20b,20W,23a,23b…化粧カバー材
20t…………………………………………端部化粧カバー材
30……………………………………………突片
32……………………………………………細溝
33……………………………………………輪ゴム(環状材)
34,48……………………………………連結片
35,60……………………………………接続材(ブラケット材)
37……………………………………………底広凹溝
46……………………………………………外側凹溝
50……………………………………………平板(ブラケット材)
62……………………………………………中空部
70a〜72b………………………………取付構造
X………………………………………………平面

Claims (13)

  1. ウェブと該ウェブの両端から直交する一対のフランジとを備えた断面H字形状である構造材の外側面を覆う化粧カバー材の取付構造であって、
    上記構造材におけるフランジの端部の内側面および外側面に跨って個別に配置される少なくとも2個の下地材と、
    上記下地材を上記フランジの端部に個別に固定するボルトと、
    少なくとも1つの外側面において上記2個の下地材に跨って固定される化粧カバー材と、を備え、
    上記各下地材は、アルミニウム合金の形材を所要長さで切断したものであり、前記構造材のフランジおよび前記ウェブの少なくとも一方に沿っており、且つ全体の断面がL字形状を呈する一対以上の中空部を内設し、上記フランジの内側面または外側面に沿って平行に延び且つ内側に該フランジの端部を受け入れる挿入凹溝を形成する固定片を有していると共に、
    上記下地材を固定するボルトは、上記固定片を貫通し且つ該ボルトの先端が上記構造材のフランジの内側面または外側面に当接可能とされている、
    ことを特徴とする構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  2. ウェブと該ウェブの両端から直交する一対のフランジとを備えた断面H字形状で、且つ隣接し合う複数の構造材の外側面を覆う化粧カバー材の取付構造であって、
    上記複数の構造材は、該構造材ごとのウェブあるいは一対のフランジが同一平面に位置するように互いに隣接しており、
    上記複数の構造材全体における少なくとも4つの外側角部のうち、少なくとも隣接する2つの外側角部に位置するフランジの端部の内側面および外側面に跨って個別に配置される2個の下地材と、
    上記下地材を上記フランジの端部に個別に固定するボルトと、
    少なくとも1つの外側面において上記2個の下地材に跨って固定される化粧カバー材と、を備え、
    上記各下地材は、アルミニウム合金の形材を所要長さで切断したものであり、前記構造材のフランジおよび前記ウェブの少なくとも一方に沿っており、且つ全体の断面がL字形状を呈する一対以上の中空部を内設し、上記フランジの内側面または外側面に沿って平行に延び且つ内側に該フランジの端部を受け入れる挿入凹溝を形成する固定片を有していると共に、
    上記下地材を固定するボルトは、上記固定片を貫通し且つ該ボルトの先端が上記構造材のフランジの内側面または外側面に当接可能とされている、
    ことを特徴とする構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  3. 前記下地材は、前記単数または複数の構造材における全てのフランジにおける両端の内側面および外側面に跨って、前記ボルトにより固定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  4. 前記下地材における内側の固定片または外側の固定片、雌ネジ孔を有している、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  5. 前記下地材は、前記中空部が形成するL字形状の一端側に位置する一方の端片から前記フランジと平行に前記外側の固定片が突設されており、上記中空部が形成するL字形状の内側片の他端側から、上記フランジの内側面に面接触する挟持片が該フランジと平行に延びており、係る挟持片は、断面が板形状または中空部を内設する矩形枠状を呈し、該挟持片と上記中空部が形成するL字形状における一方の内側片との間に、上記フランジを受け入れるための前記挿入凹溝が形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  6. 前記中空部を内設し且つ断面が矩形枠状の前記挟持片における前記挿入凹溝側の側面と、該挿入凹溝の底面との間の角度は、85度〜90度未満の範囲にある、
    ことを特徴とする請求項5に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  7. 前記下地材は、全体がL字形状を呈し且つ一対以上の中空部と、該中空部の一端側に位置する一方の端片から前記フランジと平行に突設された外側または内側の固定片と、上記中空部の外側を囲む全体がL字形状外側片と、を有し、該外側片のうち、前記フランジの外側に位置する一方の外側片に段部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  8. 前記構造材のフランジにおける両端部に配置された2個の前記下地材は、前記フランジの外側面側において、該外側面に沿った連結片を有し、上記下地材ごとの前記連結片同士の間を断面が平板状の接続材、および、上記下地材ごとの上記連結片を両端から受け入れる断面が扁平な底広凹溝を有する接続材の少なくとも一方を介して連結されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  9. 前記構造材のフランジにおける両端部に配置された2個の前記下地材は、前記フランジの外側面に沿って延び且つ先端に細溝を有する断面J字形状の突片を有し、該一対の突片の細溝同士間に、弾性を有する環状材を掛け渡すか、あるいはワイヤを掛け渡すことにより、上記構造材のフランジに仮止めされている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  10. 前記化粧カバー材は、断面が平板形状を呈し、前記構造材における一対のフランジごとの両端部に個別に固定された隣接する2個の下地材同士間において、上記フランジごとの外側面に沿って両端縁が固定されるか、あるいは、一対のフランジ間に跨って両端縁が固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  11. 前記下地材の外側面には、断面が円弧形状またはL字形状であるコーナー化粧カバー材が個別に固定されていると共に、隣接する2個の該コーナー化粧カバー材間において、前記化粧カバー材が固定されているか、あるいは、隣接する上記コーナー化粧カバー材ごとに端部化粧カバー材が固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  12. 前記コーナー化粧カバー材は、断面全体が円弧形状を呈し、両端に互いに直交する向きの縦片と、該縦片ごとの先端から直角方向で且つ外側に延びた一対の横片とを備えており、係る横片が前記下地材の外側片にネジ止めされる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
  13. 前記コーナー化粧カバー材における一方の前記横片には、該横片から外側に延びたU形部が付設されており、該U形部は、前記下地材における外側片の一端側から端片を超えて外側に延びた凸片を嵌合可能としている、
    ことを特徴とする請求項12に記載の構造材に対する化粧カバー材の取付構造。
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