JP6943383B2 - 義肢装具、義肢用ソケット及びその製造方法 - Google Patents

義肢装具、義肢用ソケット及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、義肢装具、義肢用ソケット及びその製造方法に関する。
従来、義肢装具において、熱硬化性樹脂を用いたラミネーションによる繊維強化プラスチックを用いた義肢用ソケットや、これを用いた義肢が知られている。通常、芯材には、例えばナイロン・ストッキネットなどのナイロン繊維が使用されている。しかしながら、ナイロン繊維を用いた義肢用ソケットは、機械的特性が不足している場合がある。
そのような機械的特性不足を解消するために、近年、芯材にカーボン繊維を用いたカーボン繊維強化プラスチックが利用されている。
カーボン繊維強化プラスチックは、通常の繊維強化プラスチックに比べて比強度・比弾性率に優れた素材であり、これを義肢用ソケットや義肢に利用すれば、強くて軽く破損しにくいものとなり得る。
しかし、カーボン繊維は高価であり、これを義肢用ソケットや義肢に用いるとコストがかかる。一方、コストを考慮して、カーボン繊維の使用量を抑える場合、十分な機械的特性が得られるよう、構造上強度が求められる部分を見極め、その部分に対しカーボン繊維を必要量配置することが考えられる。しかし、カーボン繊維を部分的に配置する作業は、経験を必要とし、使用量を抑えて十分な強度を得るようにカーボン繊維を使用することは容易でない。
一方、熱可塑性材料にカーボンナノチューブを混合して、優れた機械的特性を得るようにした非可動化装置が知られている(特許文献1参照)。カーボンナノチューブとは、中空円筒の構造をした炭素の結晶で、直径約0.7から70nmであり、カーボン繊維よりも非常に細く、単体では粉末状の物質である。
特表2013−521904号公報
しかしながら、カーボンナノチューブを含む樹脂をそのまま用いて、義肢用ソケットとして十分な機械的特性を得ようとすると、所定量のカーボンナノチューブを含む樹脂とする必要がある。一方、所定量のカーボンナノチューブを含む樹脂は粘度が非常に高く、義肢用ソケットには用いることができない。
そこで、発明者らは、鋭意研究により、カーボンナノチューブを添加・混練した樹脂を繊維で構成される芯材に含ませることで、カーボンナノチューブを含まない樹脂を使用した従来の義肢用ソケットに比べて、圧縮強度や曲げ応力など機械的特性が飛躍的に向上した義肢用ソケットとできることを見出した。また、前述のカーボン繊維を用いた義肢用ソケットと比較しても、十分な機械的特性が得られ、かつ、コストを抑えられることを見出した。
本発明は、従来のカーボンナノチューブを含まない樹脂を使用した義肢用ソケットに比べて、圧縮強度や曲げ応力など機械的特性を向上し、かつ、カーボン繊維を用いたものよりもコストを抑えた義肢用ソケット及びその製造方法、並びに該義肢用ソケットを備える義肢を提供することを目的とする。
本発明に係る義肢用ソケットは、繊維強化プラスチックで構成される義肢用ソケットであって、前記繊維強化プラスチックは、合成繊維からなる芯材と、前記芯材に染み込んでいる熱硬化性樹脂と、を備え、前記熱硬化性樹脂にカーボンナノチューブが含まれていることを特徴とする。
このようにすれば、合成繊維からなる芯材に染み込んだ熱硬化性樹脂に、カーボンナノチューブが含まれているので、従来よりも機械的特性が向上する。また、カーボン繊維を用いた義肢用ソケットに比べて、コストが低減する。
好ましくは、この義肢用ソケットは、前記熱硬化性樹脂が、0.05以上1.0重量%以下のカーボンナノチューブが分散されたものである。カーボンナノチューブの含有量が、0.05重量%未満であると十分な曲げ応力などの機械的特性が得られにくく、1.0重量%より多いと、芯材に含ませることが困難である。
より好ましくは、この義肢用ソケットは、前記熱硬化性樹脂が、0.1以上0.6重量%以下のカーボンナノチューブが分散されたものである。
より好ましくは、この義肢用ソケットは、前記熱硬化性樹脂が、0.15以上0.5重量%未満のカーボンナノチューブが分散されたものである。
好ましくは、この義肢用ソケットは、前記芯材が合成繊維からなる積層材である。このようにすれば、芯材に樹脂が染み込みやすく、芯材に樹脂が広がりやすく、略均一に行き渡りやすく、強度のむらを抑えられる。
また、この義肢用ソケットは、前記合成繊維が、ナイロン繊維であり、前記熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂にカーボンナノチューブが分散されたものである。
また、この義肢用ソケットは、圧縮による降伏点応力が100MPa以上であり、曲げ応力が50MPa以上である。
本発明に係る義肢装具は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の義肢用ソケットを備える。このようにすれば、従来よりも圧縮強度や曲げ応力など機械的特性が向上する。また、カーボン繊維を用いた義肢装具に比べて、コストが低減する。
本発明に係る義肢用ソケットの製造方法は、樹脂材料にカーボンナノチューブを混合し分散させ、熱硬化性樹脂を製造する工程と、陽性モデルに、芯材となる合成繊維の積層材を被せる工程と、更にPVAバックを被せ、真空成形で前記陽性モデルとPVAパックとの間に前記熱硬化性樹脂を注入し、前記熱硬化性樹脂を前記積層材に染み込ませる工程と、前記熱硬化性樹脂が硬化した後、成形品を前記陽性モデルから取り外す工程と、を備える。
このようにすれば、従来よりも圧縮強度や曲げ応力など機械的特性が向上した義肢用ソケットを、容易に製造することができる。ここで、陽性モデルとは、義肢用ソケットを使用する対象者の患部を石膏等でかたどって作成した陰性モデルに、石膏等を流し込み作成した、対象者の患部を再現したモデルをいう。そして、この陽性モデルを元に義肢用ソケットが製造される。
好ましくは、この義肢用ソケットの製造方法は、前記熱硬化性樹脂が、前記樹脂材料に0.05以上1.0重量%以下のカーボンナノチューブが混合され分散されたものである。
また、この義肢用ソケットの製造方法は、前記合成繊維が、ナイロン繊維であり、前記熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂にカーボンナノチューブが分散されたものである。
本発明に係る義肢用ソケットは、カーボンナノチューブが含まれた熱硬化性樹脂を、合成繊維からなる芯材に染み込ませたものとすることで、従来よりも曲げ応力などの機械的特性が向上し、カーボン繊維を用いたものに比べてコストが低減される。また、本発明に係る義肢装具は、この義肢用ソケットを備える義肢装具とすることで、従来よりも機械的特性が向上した義肢装具とできる。また、本発明に係る義肢用ソケットの製造方法は、従来よりも機械的特性が向上した義肢用ソケットを容易に製造することができる。
本発明の一実施形態に係る義肢用ソケットを用いた義肢装具の説明図である。 義肢用ソケットの製造方法(採型)の説明図である。 (a)は修正前の陽性モデルを示す図、(b)は修正後の断端モデルを示す図である。 義肢用ソケットの製造方法(樹脂注型)の説明図である。 強度試験片を示し、(a)は引張試験片の説明図、(b)は圧縮試験片の説明図、(c)は曲げ試験片の説明図、(d)は衝撃試験片の説明図である。 引張試験の結果を示す図である。 圧縮試験の結果を示す図である。 曲げ試験の結果を示す図である。 衝撃試験の結果を示す図である。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づき説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
[1.義肢装具の構造]
図1は、本発明に係る義肢用ソケットを用いた義肢装具の説明図である。図1に示すように、義肢装具1は、患者の患部に装着される義肢用ソケット2と、足部3と、義肢用ソケット2と足部3とを接続する接続パーツ4とを主要な構成として備える。なお、義肢用ソケット2以外のパーツは部品として市販されているものを使用している。
本実施形態の義肢用ソケット2は、外形状は従来のものと変わらないが、その内部構造は、ナイロン繊維からなる積層材17が複数積層され、これにカーボンナノチューブを0.4重量%含むアクリル樹脂が染み込み固形化されたものである(図4参照)。なお、本実施形態においては、ナイロン・ストッキネットを用いている。また、積層材17の積層数は必要強度によって変更すればよく、2枚でもよく、3枚以上でもよい。
[2.義肢用ソケットの製造工程]
続いて、義肢用ソケット2の製作について説明する。製作は、(採型)、(断端モデル(陽性モデル)の製作)、(樹脂注型)の順に行われる
(採型)
まず、図2に示すように、患者11の患部12の断端(切断部位)を、石膏を含む石膏包袋13を巻いて、石膏包袋13が固まった後に抜き取り、採型し、陰性モデルとする。
(断端モデルの製作)
陰性モデルに、石膏を流し込み、固まらせて、図3(a)に示すように、陽性モデル14を作成する。それから、必要に応じて義肢用ソケット2を製作する上で必要となる修正を施し、図3(b)に示すように、断端モデル15とする。つまり、患部12への装着性を高めるために、陽性モデル14を削ったり肉盛したりして形を整える。この整えられた断端モデル15を元に義肢用ソケット2を製作する。
(樹脂注型)
図4に示すように、支持棒16に支持させた断端モデル15にPVA(ポリビニールアルコール)バッグ18を被せ、その上から積層材17を被せる。このPVAバッグ18は、樹脂が直接断端モデル15に接触することを防ぎ、成型後に断端モデル15を取り除く際、樹脂と断端モデル15がくっつき剥がれなくなることを防止する。また、積層材17は、ナイロン繊維であり、本実施形態においては、ナイロン・ストッキネットを用いている。積層材17の積層数は必要強度によって変更すればよく、2枚でもよく、3枚以上でもよい。
そして、さらにPVAバッグ18を被せて、吸引パイプ19を通じて真空吸引する真空成形で、カーボンナノチューブが混練されたアクリル樹脂を入口部分18aから流し込む。ここで、本実施形態の一例として、アクリル樹脂には、0.4重量%のカーボンナノチューブが混練され、均一に分散されたものを用いている。
アクリル樹脂が積層材17であるナイロン繊維に染み込んで、アクリル樹脂が硬化するのを待つ。硬化後、断端モデル15を割り出して取り除き、義肢用ソケット2とする。このようにして、断端モデル15の形状に対応する、内面形状を有する繊維強化プラスチックの義肢用ソケット2が製作される。
完成した義肢用ソケット2に、図1に示すように、義肢装具1に必要となる足部3、接続パーツ4などその他のパーツを組み付ける。なお、義肢用ソケット2以外のパーツは、基本的に部品として市販されているものを使用することができる。そして、各部品の組み付け時に、角度調整、いわゆるアライメントを実施し、義肢装具1が完成する。
[3.強度試験]
続いて、カーボンナノチューブを混練した効果を見るために行った強度試験(引張試験、圧縮試験、曲げ試験、シャルピー衝撃試験)について説明する。なお、強度試験に用いた試験材料は、次の5種類のアクリルFRPである。また、図6乃至図9において、カーボンナノチューブをCNTと表示している。
(試験方法)
(i)CNT0.15−FRP:ナイロン繊維のみを積層材とし、アクリル樹脂にカーボンナノチューブを0.15重量%加え、均一分散させ、ラミネーションを行ったものである。
(ii)CNT0.6−FRP:アクリル樹脂にCNTを0.6重量%加え、均一分散させ、ラミネーションを行ったものである。
(iii)C−FRP:カーボン繊維のみを積層材とし、アクリル樹脂でラミネーションを行ったものである。
(iv)NC−FRP:カーボン繊維2層だけ用い残りをナイロン繊維とした積層材とし、アクリル樹脂でラミネーションを行ったものである。
(v)N−FRP:ナイロン繊維のみの積層材とし、アクリル樹脂でラミネーションを行ったものである。
強度試験のために、前記試験材料(i)〜(v)を用いて、図5(a)〜(d)に示す各強度試験片を作成した。ここで、21は引張試験片、22は圧縮試験片、23は曲げ試験片、24は衝撃試験片である。
C−FRPを用いた試験片は、試験内容に応じて、カーボン繊維の方向が各試験に対し有効な方向となるように製作した。
NC−FRPを用いた試験片は、圧縮試験のみ、圧縮方向に対してカーボン繊維の方向が直交する方向で試験を行った。
CNT0.15−FRPおよびCNT0.6−FRPは、カーボンナノチューブが粉状であり、アクリル樹脂へ混ぜて使用するものであるため、繊維方向は積層材の方向のみ注意して製作した。
なお、試験材料の条件は可能な限り一致させているが、試験片厚さについては、手作業でのラミネーションであるため完全一致させることは困難であり、試験条件により試験片厚にばらつきが生じたが、強度試験結果の数値は板厚さが影響しない数値であるため、比較結果に問題はないと考えられる。
(試験結果)
各試験材料についての試験結果を表1にまとめて示す。
Figure 0006943383
(引張試験結果)
図6に示すとおり、CNT−FRPは、N−FRPに比べ、最大点応力はあまり差がなく、CNTを加えることによる、大幅な最大点応力の上昇は見られなかった。
(圧縮試験結果)
図7に示すとおり、CNT−FRPは、N−FRPに比べ、降伏点応力が約3倍の大きさであり、また、C−FRPに比べ、約38%程度の大きさであった。
(曲げ試験結果)
図8に示すとおり、曲げ弾性率は、C−FRP、NC−FRP、CNT−FRP、N−FRPの順で高かった。曲げ強さの順も曲げ弾性率の順と同じであるが、CNT−FRPの曲げ強さは、NC−FRPと非常に近い値を示した。
(衝撃試験結果)
図9に示すとおり、CNT−FRPは、N−FRPに比べ、約18%高い値を示した。
以上の試験結果から、CNT−FRPの圧縮時の降伏点応力がいずれも120MPa以上となり、曲げ応力(曲げ強度)がいずれも50MPa以上の数値を示した。CNT−FRPの曲げ強度はNC−FRPの曲げ強度に非常に近い値を示していることから、CNT−FPRは、N−FRPに比べ、CNTを添加することで義足用ソケットに求められる曲げ強度等の機械的特性を上昇させていることが分かる。ところで、アクリルラミネーション材が最も使用されるのは義足用ソケットであり、義足用ソケットに求められる最も重要な機械的特性は曲げ強度であることから、CNT−FRPは、義足用ソケットの材料に適していると言える。
また、カーボンナノチューブを0.6重量%加えた場合には、0.15重量%加えた場合に比べて、3%程度曲げ強度が低下しているものの、いずれも50MPa以上となった。したがって、少なくとも、0.15〜0.6重量%の範囲で加える場合には、曲げ強度の向上に効果があると言える。また、この程度の曲げ強度の変動から判断すると、経験則的に0.05〜1.0重量%加えれば、N−FRPよりも機械的特性が向上し、NC−FRPに近い特性を示すものと考えられる。
[4.他の実施形態]
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記した実施形態では、熱硬化性樹脂としてアクリル樹脂を用いているが、エポキシ樹脂を用いてもよく、その他の樹脂を用いてもよい。また、積層材としてナイロン繊維を用いているが、その他の繊維を用いてもよい。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 義肢装具
2 義肢用ソケット
3 足部
4 接続パーツ
11 患者
12 患部
13 石膏包袋
14 陽性モデル
15 断端モデル
16 支持棒
17 積層材
18 PVAバッグ
18a 入口部分
19 吸引パイプ

Claims (8)

  1. 繊維強化プラスチックで構成される義肢用ソケットであって、
    前記繊維強化プラスチックは、合成繊維からなる芯材と、前記芯材に染み込んでいる熱硬化性樹脂と、を備え、
    前記芯材は、合成繊維からなる積層材であり、
    前記熱硬化性樹脂は、0.05以上1.0重量%以下のカーボンナノチューブが分散されたものであることを特徴とする、
    義肢用ソケット。
  2. 前記熱硬化性樹脂は、
    0.1以上0.6重量%以下のカーボンナノチューブが分散されたものである、
    請求項1に記載の義肢用ソケット。
  3. 前記熱硬化性樹脂は、
    0.15以上0.5重量%未満のカーボンナノチューブが分散されたものである、
    請求項1に記載の義肢用ソケット。
  4. 前記合成繊維は、ナイロン繊維であり、
    前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂にカーボンナノチューブが分散されたものである、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の義肢用ソケット。
  5. 圧縮による降伏点応力が100MPa以上であり、
    曲げ応力が50MPa以上である、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の義肢用ソケット。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の義肢用ソケットを備える、義肢装具。
  7. 樹脂材料に0.05以上1.0重量%以下のカーボンナノチューブを混合し分散させ、熱硬化性樹脂を製造する工程と、
    陽性モデルに、芯材となる合成繊維の積層材を被せる工程と、
    更にPVAバックを被せ、真空成形で前記陽性モデルとPVAパックとの間に前記熱硬化性樹脂を注入し、前記熱硬化性樹脂を前記積層材に染み込ませる工程と、
    前記熱硬化性樹脂が硬化した後、成形品を前記陽性モデルから取り外す工程と、
    を備える、
    義肢用ソケットの製造方法。
  8. 前記合成繊維は、ナイロン繊維であり、
    前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂にカーボンナノチューブが均一分散されたものである、
    請求項に記載の義肢用ソケットの製造方法。
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