JP6943076B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
ユーザの視線の動きに応じて、視線の移動先の表示要素についてのホットリンクを実行させる技術が提案されている。特許文献1には、ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる装置であって、ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段と、取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段と、視線位置が移動すると予測されるページの表示要素に対応する所定のアクションを起動する起動手段とを備える装置が記載されている。
また、メモリ管理におけるパフォーマンスを向上させるための技術が提案されている。例えば特許文献2には、メモリ管理における実際のパフォーマンスを向上させる自己調節型のメモリ管理システムとして、メモリ使用状況の情報(使用頻度、時間、ある期間の使用回数、コンテンツ作成時刻、最終アクセス時刻、I/O転送コスト)に基づいて、相対的な値によりページに優先順位を付け、より有用なページをメモリにプリフェッチおよび/または保持するシステムが記載されている。
特開2009−015610号公報 特開2004−133934号公報
ところで、ユーザの視線の動きにより特定される処理が最後まで実行完了されると、必要ない処理が実行された結果、リソース(費用等)が発生することがある。
本発明の目的は、ユーザの視線を検知して、ユーザから指示がある前に、処理を完了させる場合と比較して、無駄なリソースが消費されることを減らすことである。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、複数の表示要素を表示手段に表示する表示制御手段と、前記表示された複数の表示要素のいずれかを、ユーザの視線を検知する検知手段の検知結果から特定する特定手段と、前記複数の表示要素のいずれかが前記特定手段により特定されたタイミングにおいて、該特定された表示要素がユーザにより選択された場合に自装置が実行する処理で用いられるデータを取得または生成する処理である前処理を実行する前処理実行手段とを有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記前処理は、処理対象であるデータの出力先の装置および/または取得元の装置の状態に関する情報を取得する処理を含むことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項1または2に記載の構成において、前記前処理は、処理対象であるデータをサーバから取得する処理を含むことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記表示制御手段は、前記前処理実行手段の実行状況に応じて対応する前記表示要素の表示態様を異ならせることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構成において、前記特定された表示要素の優先度を、前記特定手段により特定された回数が多いほど高くする優先度特定手段と、前記前処理実行手段により取得または生成されたデータが記憶されるメモリの空き容量が予め定められた条件を満たす場合に、該メモリに記憶されたデータのうち、優先度の低い表示要素に対応するデータを該メモリから削除するメモリ制御手段とを更に有することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構成において、前記前処理実行手段は、前記特定された表示要素に対応する前処理の実行中に他の表示要素が前記特定手段により特定された場合、実行中の前処理を中断し、新たに特定された表示要素に対応する前処理の実行を開始することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る情報処理装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構成において、前記取得または生成するデータの種別を前記ユーザの視線の検知結果により異ならせることを特徴とする。
本発明の請求項8に係るプログラムは、コンピュータに、複数の表示要素を表示手段に表示する表示制御ステップと、前記表示された複数の表示要素のいずれかを、ユーザの視線を検知する検知手段の検知結果から特定する特定ステップと、前記複数の表示要素のいずれかが前記特定ステップにおいて特定されたタイミングにおいて、該特定された表示要素がユーザにより選択された場合に自装置が実行する処理で用いられるデータを取得または生成する前処理を実行する前処理実行ステップとを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1および8に係る発明によれば、ユーザから指示がある前に処理を完了させる場合と比較して、無駄なリソースが消費されることを減らすことができる。
請求項2に係る発明によれば、ユーザから処理を指示される前にその処理の対象であるデータの出力先の装置および/または取得元の装置の状態に関する情報を取得しない場合と比較して、ユーザの待ち時間が短縮される。
請求項3に係る発明によれば、ユーザから処理を指示される前のその処理の対象であるデータをサーバから取得しない場合と比較して、ユーザの待ち時間が短縮される。
請求項4に係る発明によれば、複数の表示要素についての前処理の実行状況をユーザが把握し易い。
請求項5に係る発明によれば、ユーザの視線の検知結果から特定された回数が多いほど表示要素の優先度を高くしない場合と比較してユーザの待ち時間が短縮される。
請求項6に係る発明によれば、新たに特定された表示要素に対応する前処理を優先して実行しない場合と比較して、ユーザの待ち時間が短縮される。
請求項7に係る発明によれば、ユーザの視線の検知時間が長いほど深い階層のメニュー項目に対応する前処理を実行しない場合と比較して、ユーザの待ち時間が短縮される。
プリントシステムの構成を示す図 情報処理装置の機能構成を示す図 情報処理装置のハードウェア構成を例示する図 情報処理装置の外観を例示する図 情報処理装置が行う処理の流れを示すフローチャート 操作画面を例示する図 管理テーブルの内容を例示する図 操作画面がユーザにより操作される場合を例示する図
[1]構成
図1は、本発明に係るプリントシステム1の構成を示すブロック図である。プリントシステム1は情報処理装置10と、サーバ20とを備える。情報処理装置10は、媒体に画像を形成する画像形成処理や、媒体に形成された画像を読み取る画像読取処理等の画像処理を行う。情報処理装置10は通信回線2によりサーバ20に接続されている。通信回線2は、例えばインターネットや移動体通信網、電話回線、LAN(local Area Network)のうちの少なくとも1つを含む。サーバ20はストレージサービス等の各種サービスを提供する。
図2はプリントシステム1の機能構成の一例を示すブロック図である。図において、情報処理装置10は、表示制御手段11、特定手段12、前処理実行手段13、優先度特定手段14およびメモリ制御手段15を有する。表示制御手段11は、複数の表示要素を表示手段16に表示する。この実施形態において、表示要素は、表示手段16に表示されるUI部品である。表示手段16に表示された表示要素のいずれかがユーザにより選択(指定)されると、選択された表示要素に紐付けられた処理が情報処理装置10により実行される。表示要素は、例えば画像と文字が組み合わされたアイコンや、ボタン、文字列である。特定手段12は、表示手段16に表示された複数の表示要素のいずれかを、ユーザの視線を検知する検知手段17の検知結果から特定する。
前処理実行手段13は、複数の表示要素のいずれかが特定手段12により特定されたタイミングで、特定された表示要素がユーザにより選択された場合に自装置が実行する処理で用いられるデータを取得または生成する処理である前処理を実行する。前処理実行手段13により取得または生成されたデータは、メモリ18の予め定められた記憶領域に格納される。
優先度特定手段14は、特定手段12により特定された表示要素の優先度を、ユーザの視線の検知結果から特定する。この実施形態では、優先度特定手段14は、特定手段12により特定された回数が多いほど、その表示要素の優先度を高くする。メモリ制御手段15は、前処理実行手段13により取得または生成されたデータが記憶されるメモリ18の空き容量が予め定められた条件を満たす場合に、メモリ18に記憶されたデータのうち、優先度の低い表示要素に対応するデータをメモリ18から削除する。
図3は情報処理装置10のハードウェア構成を例示する図である。図において、メモリ151は各種データを記憶する。プロセッサ152はメモリ151に記憶されているプログラムに従いデータ処理を行う。通信IF153は外部の装置とネットワークを介したデータ通信を行うインターフェイスである。UI部154は例えばタッチスクリーンとキーとを備える。画像形成部155は電子写真方式で用紙等の媒体に画像を形成する。画像読取部156は原稿(媒体)の画像を光学的に読み取る。画像処理部157は、例えばDSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)を備え、各種の画像処理を実行する。給紙部158は画像形成部155に用紙等の媒体を供給する。
センサ159はユーザの視線を検知するセンサである。センサ159は赤外線受光カメラと赤外線LED発光部とを有し、視線の方向により位置が変化するユーザの瞳孔を赤外線受光カメラにより検知するとともに、赤外線LED受光部により眼球の表面の反射光を受信することで、ユーザの視線の方向を検知する。視線の検知方法は、例えば特開2014−160412号公報に記載の手法等の公知の方法が用いられる。
図4は情報処理装置10の外観を例示する図である。センサ159は、UI部154の表示パネル1541を視線検知範囲とし、この範囲に向けられるユーザの視線を検知する。
図3のメモリ151に記憶されているプログラムをプロセッサ152が実行することにより、図2に示される機能が実装される。プログラムを実行しているプロセッサ152は、表示制御手段11、特定手段12、前処理実行手段13、優先度特定手段14およびメモリ制御手段15の例である。メモリ151はメモリ18の例である。
[2]動作
次いで、この実施形態の動作を説明する。
図5は情報処理装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。図5に示される処理は、ユーザによるUI部154を用いたログイン処理が成功したことをトリガとして開始される。ステップS101において、プロセッサ152は、情報処理装置10の操作画面をUI部154に表示する(表示制御ステップ)。この操作画面には、複数のアイコン(表示要素の例)が含まれる。この操作画面において、ユーザによりUI部154に表示されたアイコンのいずれかが選択された場合、選択されたアイコンに紐付けられた処理(以下「指定処理」という)が実行される。
図6はUI部154に表示された操作画面G1を例示する図である。操作画面G1には、アイコンI1、I2、…、I6が表示される。アイコンI1はコピー処理を表すアイコンであり、アイコンI1がユーザにより選択されると、情報処理装置10によりコピー処理が実行される。アイコンI2はスキャン処理を表すアイコンであり、アイコンI2がユーザにより選択されると、情報処理装置10によりスキャン処理が実行される。アイコンI3はボックス保存処理を表すアイコンであり、アイコンI3がユーザにより選択されると、スキャンされた画像データがサーバ20の予め定められた記憶領域に格納される。
図5の説明に戻る。ステップS102において、プロセッサ152は、センサ159から出力される情報に従って、ユーザの視線が予め定められた時間以上継続して向けられたアイコンを特定する(特定ステップ)。アイコンが特定された場合、すなわち、ユーザの視線がUI部154に表示された複数のアイコンのいずれかに予め定められた時間以上継続して向けられたと判定された場合(ステップS102;Y)、プロセッサ152はステップS103の処理に進む。一方、アイコンが特定されていない場合、すなわち、ユーザの視線が予め定められた時間以上継続してひとつのアイコンに向けられていないと判定された場合(ステップS102;N)、プロセッサ152はアイコンが特定されるまでステップS102の処理を繰り返し実行する。
ステップS103において、プロセッサ152は、特定したアイコンに対応する前処理が実行済であるかを判定する。この実施形態において、前処理とは、ユーザにより選択されたアイコンが表す指定処理で用いられるデータ(以下「準備データ」という)を取得または生成する処理を示す。前処理は、例えば、処理対象であるデータ(以下「処理対象データ」という)を取得元の装置(例えばサーバ20)から取得する処理を含む。また、他の例として、前処理は、例えば、処理対象データの出力先の装置(例えばサーバ20)および/または取得元の装置(例えばサーバ20)の状態に関する情報(以下「状態情報」という)を取得する処理を含む。
プロセッサ152により取得される状態情報は、例えば、処理対象データの出力先および/または取得元の装置(例えばサーバ20)の電源のON/OFFを示す情報である。また、他の例として、状態情報は例えば、UI部154、画像形成部155および画像読取部156の電源のON/OFFや使用状況を示す情報である。また、状態情報は、例えば、ステープラにより綴じる処理等の後処理を行うフィニッシャーや、コインキット等の電源のON/OFFや使用状況を示す情報である。また、状態情報は、例えば、用紙が収容される用紙収容部の開閉状態、用紙枚数および用紙サイズを示す情報である。
また、他の例として、状態情報は、例えば、画像形成部155におけるトナーの残量やメーカーを示す情報、および、画像読取部156のプラテンカバーの開閉状況や置かれた原稿の有無を示す情報である。また、状態情報は、例えば、USBケーブルやイーサネット(登録商標)ケーブルの接続の有無を示す情報である。
また、プロセッサ152により生成される準備データは、UI画面の描画に必要な描画データであってもよい。描画データは、メモリ151に記憶された、UI部154に表示される画面を表すデータからプロセッサ152により生成されるデータである。また、前処理は、サーバ20へのログイン処理であってもよい。この場合、情報処理装置10はユーザID等を含むログイン要求をサーバ20へ送信し、サーバ20から送信されてくる、ログイン結果を示すレスポンスを状態情報として取得する。
図5のステップS103において、前処理が完了している、すなわち特定されたアイコンに対応する準備データがメモリ151に格納済であると判定された場合(ステップS103;Y)、プロセッサ152は、ステップS108の処理に進む。一方、準備データが未だメモリ151に格納されていないと判定された場合(ステップS103;N)、プロセッサ152は、ステップS104の処理に進む。
ステップS104において、プロセッサ152は、メモリ151の予め定められた記憶領域に空きがあるか(メモリ151の空き容量が予め定められた条件を満たすか)を判定する。この実施形態では、プロセッサ152は、メモリ151の予め定められた記憶領域の空き容量が予め定められた閾値以下である場合に、空き容量がないと判定する。空きがあると判定された場合(ステップS104;Y)、プロセッサ152はステップS105の処理に進む。一方、空きメモリがないと判定された場合(ステップS104;N)、プロセッサ152はステップS106の処理に進む。
ステップS105において、プロセッサ152は、ステップS102で特定されたアイコンの表す指定処理の前処理を実行する(前処理実行ステップ)。例えば、図6に例示される画面において、ユーザの視線がアイコンI2に予め定められた時間以上留まった場合、プロセッサ152は、スキャン処理の前処理(スキャン処理で用いられるデータを取得および/または生成する処理)を実行する。具体的には、プロセッサ152は、処理対象データの出力先デバイス等の状態情報を取得する。取得される状態情報は、例えば、画像読取部156の電源のON/OFFや使用状態(プラテンカバーの開閉状態、原稿の置き忘れの有無、ランプ状態、ガラス面の汚れ、等)を示す情報である。
このとき、例えば情報処理装置10の用紙収容部が閉じられていなかったり、プラテンカバーが開いていたりする場合等は、その旨(NG)を示す情報(以下「NG情報」という)が取得される。取得された情報がNG情報である場合、プロセッサ152はOKを示す情報が取得されるまで待機する。
また、例えば、図6に例示される画面において、ユーザの視線がアイコンI1に予め定められた時間以上留まった場合、プロセッサ152は、コピー処理の前処理(コピー処理で用いられるデータを取得および/または生成する処理)を実行する。具体的には、プロセッサ152は、例えば、画像形成部155の電源のON/OFFや使用状態を示す情報や、用紙収容部の状態(用紙切れ等)を示す情報、トナーの状態(トナー残量等)を示す情報、画像読取部156の状態(プラテンカバーの開閉状態、原稿の置き忘れの有無、ランプ状態、ガラス面の汚れ、等)を示す情報を取得する。
図5のステップS105の前処理により取得または生成された準備データは、メモリ151の予め定められた記憶領域に格納される。また、プロセッサ152は、メモリ151に格納した準備データとその準備データの優先順位とを紐付けて管理テーブルに登録する。管理テーブルはメモリ151の予め定められた記憶領域に記憶されている。
図7は管理テーブルの内容を例示する図である。管理テーブルは、「処理種別」、「優先順位」および「使用メモリ」の各項目が互いに関連付けられている。これらの項目のうち、「処理種別」の項目には、メモリ151に格納されている準備データを識別する識別情報が格納される。この識別情報は、準備データすなわちUI部154に表示されるアイコン(またはそのアイコンに対応する指定処理)を識別する情報である。「優先順位」の項目には、優先順位を示す情報が格納される。「使用メモリ」の項目には、使用しているメモリ量を示す情報が格納される。管理テーブルに新たに登録される準備データの優先順位は、最下位とされてもよく、また、準備データ毎に優先順位のパラメータが設けられてもよい。
図5の説明に戻る。ステップS106において、プロセッサ152は優先順位を再計算する処理を行う。具体的には、例えば、プロセッサ152は、予め定められた期間以上使用されていない準備データの優先順位を下げる制御を行う。
ステップS107において、プロセッサ152は優先順位が最下位である準備データをメモリ151から削除するとともに、管理テーブルからも削除する処理を行う。すなわち、この実施形態では、メモリ151の空き容量が予め定められた閾値以下である場合に、メモリに記憶されたデータのうち、優先度が最も低いアイコンに対応する準備データが、メモリ151から削除される。ステップS107の処理を終えると、プロセッサ152はステップS105の処理に進む。
ステップS108において、プロセッサ152は特定されたアイコンの優先順位を上げる処理を行う。すなわち、この実施形態では、ステップS103およびS108に示されるように、特定された回数が多いアイコンほどその優先順位が高くなる。
図6に例示される操作画面がUI部154に表示されている状態において、図5に示される処理が実行されることにより、ユーザの視線が予め定められた時間以上留まったアイコンに対応する準備データがメモリ151に格納される。格納された準備データは、予め定められた時間使用されなかった場合に優先度が下げられたり、空き容量がなくなった場合に優先度の低いものから順に削除されたりする。また、この実施形態では、ユーザが切り替わった場合(異なるユーザによりログイン処理が行われた場合)には、メモリ151から準備データが一旦削除される。
図6に例示される操作画面において、プロセッサ152は、アイコンI1、I2、…、I6の表示態様を、前処理の実行状況(準備中/準備完了、等)により異ならせる。この実施形態において、表示態様とは、アイコン(表示要素)の外観であり、例えば、表示要素の色、サイズ、含まれる画像の組み合わせ、等を示す。具体的には、例えば、プロセッサ152は、UI部154に表示されるアイコンの色やサイズを、準備中か準備完了かで異ならせる。また、例えば、プロセッサ152は、準備が完了している場合にはその旨を示す画像をアイコンの近傍(予め定められた範囲内)またはアイコンに重畳して表示させてもよい。
また、図6に例示される操作画面において、プロセッサ152は、表示されたアイコンに対応する前処理で取得された状態情報がNGを示す情報であるか否かによって、アイコンの表示態様を異ならせる。例えば、取得された状態情報がNGを示す情報であるアイコンについて、プロセッサ152は、アイコンの色やサイズを変更したり、何らかのエラーが発生する旨を示す画像を、アイコンの近傍(予め定められた範囲内)またはアイコンに重畳して表示させたりしてもよい。
さて、図6に例示される操作画面がUI部154に表示されている状態において、表示されているアイコンのいずれかをユーザが選択する(指定する)操作を行うと、プロセッサ152は、ユーザにより選択されたアイコンが表す処理(指定処理)を実行する。このとき、プロセッサ152は、選択されたアイコンに対応する準備データがメモリ151に格納されている場合、格納されている準備データを用いて指定処理を実行する。
図8は操作画面がユーザにより操作される場合を例示する図である。図において、ユーザがファクシミリ機能を表すアイコンI5を選択する操作を行うと、プロセッサ152は、ファクシミリ処理の実行を開始する。このファクシミリ処理では、アイコンI5に紐付けられてメモリ151に格納されている準備データがプロセッサ152により使用される。このように、この実施形態では、ファクシミリ処理に関する各種のデータ(準備データ)が先読み済(または先読み中)であるため、ファクシミリ処理の起動時間が短縮される。
この実施形態では、ユーザが選択しようとしているアイコンを、視線を検知することにより特定し、特定したアイコンの表す処理で用いられるデータ(準備データ)をバックグラウンドで先読みする。また、特定したアイコンの表す処理が情報取得を要求する処理を含む場合は、視線を検知したタイミングで情報取得も実行する。このとき、プロセッサ152は、特定されたアイコンに対応する処理(指定処理)を全て実行するのではなく、その指定処理の実行に必要な前処理を行う。これにより、無駄なリソース(費用、トナー、用紙等)の消費が抑制される。
また、この実施形態において、取得された状態情報がNGを示す情報である場合、プロセッサ152はOKを示す情報が取得されるまで待機する。このとき、待機中にアイコンがユーザにより選択された場合、NGのメッセージをすぐに表示させることができ、UIレスポンスが向上する。
[3]変形例
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態および以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
(1)上述の実施形態では、プロセッサ152は、UI部154に表示された複数のアイコンのうち、ユーザの視線が予め定められた時間以上留まっていたアイコンを特定した。アイコンを特定する方法は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、プロセッサ152は、ユーザの視線が向けられたアイコンを、視線が留まった時間が長いか短いかに関わらず特定するようにしてもよい。プロセッサ152は、表示された複数のアイコンのいずれかを、ユーザの視線の検知結果から特定すればよい。
(2)上述の実施形態において、図6に例示される操作画面G1では、文字列が含まれるアイコンI1、I2、…、I6が表示される場合を例示した。UI部154に表示される表示要素は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、画像と文字が組み合わされたアイコンが表示要素として用いられてもよい。
(3)上述の実施形態では、特定された回数が多いアイコンほど、優先順位を高くする制御が行われた。優先順位の設定方法は上述の実施形態で示したものに限られない。例えば、プロセッサ152は、ユーザの視線の停留時間の時間長が長いほど、優先順位を高くしてもよい。また、例えば、プロセッサ152は、ユーザの視線が検知されたタイミングが早いほど、優先順位を高くしてもよい。プロセッサ152は、特定されたアイコンの優先度を、ユーザの視線の検知結果から特定すればよい。
(4)上述の実施形態において、プロセッサ152は、特定されたアイコンに対応する前処理の実行中に他のアイコンが特定された場合、実行中の前処理を中断し、新たに特定されたアイコンに対応する処理の実行を開始してもよい。例えば、コピー処理の前処理を実行中にスキャン処理のアイコンが特定された場合、プロセッサ152は、コピー処理の前処理を中断し、スキャン処理の前処理を開始する。
(5)上述の実施形態において、プロセッサ152が、取得または生成する準備データの種別を、ユーザの視線の検知結果により異ならせてもよい。準備データの種別とは、プロセッサ152により取得される準備データの項目を示すものであり、例えば、設定項目の種類(「カラー/モノクロ」、「両面/片面」)や、「トナー残量」の項目を示す。例えば、プロセッサ152は、ユーザの視線の検知時間が長いアイコンほど、取得するデータの種類を多くする制御を行ってもよい。例えば、コピー処理を表すアイコンに対するユーザの視線が検知された場合に、プロセッサ152が、視線が検知された時間が短い場合は画像形成部155や画像読取部156の電源のON/OFFの情報を取得し、時間が長い場合は更に細かい状態(例えば、カラートナーの残量、など)に関する状態情報を取得する、といった制御を行ってもよい。
(6)上述した実施形態において、情報処理装置10のプロセッサ152により実行されるプログラムは、インターネット等の通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、これらのプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等の、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…プリントシステム、2…通信回線、10…情報処理装置、11…表示制御手段、12…特定手段、13…前処理実行手段、14…優先度特定手段、15…メモリ制御手段、16…表示手段、17…検知手段、18…メモリ、20…サーバ、151…メモリ、152…プロセッサ、153…通信IF、154…UI部、155…画像形成部、156…画像読取部、157…画像処理部、158…給紙部、159…センサ。

Claims (7)

  1. 複数の表示要素を表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記表示された複数の表示要素のいずれかを、ユーザの視線を検知する検知手段の検知結果から特定する特定手段と、
    前記複数の表示要素のいずれかが前記特定手段により特定されたタイミングにおいて、該特定された表示要素がユーザにより選択された場合に自装置が実行する処理で用いられるデータを取得または生成する処理である前処理を実行する前処理実行手段と
    を有し、
    前記前処理実行手段は、前記取得または生成するデータの種別を前記ユーザの視線の検知結果により異ならせる
    情報処理装置。
  2. 前記前処理は、処理対象であるデータの出力先の装置および/または取得元の装置の状態に関する情報を取得する処理を含む
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記前処理は、処理対象であるデータをサーバから取得する処理を含む
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記前処理実行手段の実行状況に応じて対応する前記表示要素の表示態様を異ならせる
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記特定された表示要素の優先度を、前記特定手段により特定された回数が多いほど高くする優先度特定手段と、
    前記前処理実行手段により取得または生成されたデータが記憶されるメモリの空き容量が予め定められた条件を満たす場合に、該メモリに記憶されたデータのうち、優先度の低い表示要素に対応するデータを該メモリから削除するメモリ制御手段と
    を更に有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記前処理実行手段は、前記特定された表示要素に対応する前処理の実行中に他の表示要素が前記特定手段により特定された場合、実行中の前処理を中断し、新たに特定された表示要素に対応する前処理の実行を開始する
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータに、
    複数の表示要素を表示手段に表示する表示制御ステップと、
    前記表示された複数の表示要素のいずれかを、ユーザの視線を検知する検知手段の検知結果から特定する特定ステップと、
    前記複数の表示要素のいずれかが前記特定ステップにおいて特定されたタイミングにおいて、該特定された表示要素がユーザにより選択された場合に自装置が実行する処理で用いられるデータを取得または生成する前処理を実行する前処理実行ステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記前処理実行ステップにおいて、前記取得または生成するデータの種別を前記ユーザの視線の検知結果により異ならせる処理が実行される
    プログラム。
JP2017160049A 2017-08-23 2017-08-23 情報処理装置およびプログラム Active JP6943076B2 (ja)

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