JP6942086B2 - 仮設防護壁および仮設防護壁の構築方法 - Google Patents

仮設防護壁および仮設防護壁の構築方法 Download PDF

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Description

本発明は、仮設防護壁およびその構築方法に関する。
道路工事等において仮設防護壁を構築する。コンクリート製の基礎に支柱を立設し、支柱に壁構造を支持させるのが一般的である(例えば特許文献1)。
一方で、本発明は航空機等に対する外的要因(天候要因及び作為的要因)による被害を極限まで軽減することを目的としている。なお、航空機等とは、航空機及び戦車等の大型車両等並びに海外におけるPKO活動の宿営施設を含む。
航空機等の大型装備品は高額かつ可燃性物質を保有する可能性から一般的には格納庫や倉庫等において保管する場合が多い。しかしながら、通常の運用する場所以外において展開する場合等において(つまり移動先)、保管する施設を早急に装備することは困難である。
航空機等の大型装備品は展開場所においても外的要因による被害を受ける可能性もあり、迅速かつ簡易的に航空機等の大型装備品を外的要因からの被害を軽減する必要がある。
このように航空機等は移動を伴うため、航空機等用の仮設防護壁は、迅速かつ簡易な機動展開性を有することが重要である。
特開2013-185357号公報
一方で、航空機等用の仮設防護壁は、強度も重要となる。一般的に、強度を要求すると、本設構造物に近い構造が必要となる。構造が大型・重量化するに伴い、移動展開するために、多くの時間と作業員並びに専用の大型重機が必要になる。その結果、迅速かつ簡易な機動展開性が得られない。
本発明は上記課題を解決するものであり、確実に航空機等を防護できるとともに、迅速かつ簡易な機動展開性を有する仮設防護壁およびその構築方法に係る技術を提供する。
上記課題を解決する本発明は、仮設防護壁である。仮設防護壁は、基台と、前記基台から立設される一対の支柱と、前記一対の支柱上部にそれぞれ設けられるワイヤ吊手段と、前記ワイヤ吊手段に吊支持され、鉛直下方向に延設されるワイヤと、両端がそれぞれ一対のワイヤ上に連なって結び付けられる複数の壁構成部材と、を備える。前記複数の壁構成部材が上下方向に配置されてルーバー形状を形成している。
ワイヤ吊手段による吊構造により迅速かつ簡易な機動展開性を有する。ルーバー形状により高い耐風性・耐爆性・防弾性等を有する。その結果、確実に航空機等を防護できる。
好ましくは、前記ワイヤ吊手段は、ワイヤ巻取機能またはワイヤ巻取補助機能を有する。
ワイヤ巻取により、壁構成部材は持ち上げられ、所定位置に配置される。
好ましくは、前記基台は箱型であり、前記壁構成部材は、箱内に収納可能である。
これにより、機動展開性を有する。
好ましくは、前記壁構成部材を側面から支持する壁構成部材支持補助手段を更に備える。
これにより、安定性が向上する。
好ましくは、前記壁構成部材は、前記支柱に沿って摺動可能なガイドローラを有する。
これにより、より迅速に仮設防護壁を構築できる。
好ましくは、前記壁構成部材は、断面山型状である。
断面山型状が上下に連設されることにより、ルーバー形状が形成できる。なお、断面逆山型状(V字状)であってもよい。同様な効果が期待できる。
好ましくは、前記山型状の頂部には風抜き孔が設けられている。
これにより、耐風性・耐爆性が向上する。
好ましくは、前記支柱はヒンジを介して回動可能に前記基台に連結されている。
これにより、迅速性が向上する。
上記課題を解決する本発明は、仮設防護壁の構築方法である。仮設防護壁は、基台と、前記基台から立設される一対の支柱と、前記一対の支柱上部にそれぞれ設けられるワイヤ吊手段と、前記ワイヤ吊手段に吊支持され、鉛直下方向に延設されるワイヤと、両端がそれぞれ一対のワイヤ上に連なって結び付けられる複数の壁構成部材と、を備える。前記複数の壁構成部材が上下方向に配置されてルーバー形状を形成している。前記ワイヤ吊手段は、ワイヤ巻取機能またはワイヤ巻取補助機能を有する。前記基台は箱型であり、前記壁構成部材は、箱内に収容可能である。前記壁構成部材はワイヤに結ばれた状態で箱状基台内に収納されている。
基台に支柱を立設し、支柱にワイヤ巻取機能またはワイヤ巻取補助機能を有するワイヤ吊手段を取付け、ワイヤを吊りながら、ワイヤ端部を把持して、ワイヤを巻取り、複数の壁構成部材を上下方向に配置する。
ワイヤ吊手段による吊構造により迅速かつ簡易な機動展開性を有する。
上記課題を解決する本発明は、仮設防護壁である。仮設防護壁は、基台と、前記基台から立設される一対の支柱と、前記一対の支柱上部にそれぞれ設けられるワイヤ吊手段と、前記ワイヤ吊手段に吊支持され、鉛直下方向に延設されるワイヤと、両端がそれぞれ一対のワイヤ上に結び付けられる壁構成部材を含む複数の壁構成部材と、を備える。前記複数の壁構成部材が上下方向に、爆風による破片および銃弾が通過不可なように配置されている。
好ましくは、前記複数の壁構成部材は、爆風の一部が壁構成部材の隙間を通過可能なように配置されている。
本発明にかかる仮設防護壁は、確実に航空機等を防護できるとともに、迅速かつ簡易な機動展開性を有する。
仮設防護壁外観構成図 仮設防護壁構築方法説明図 仮設防護壁使用例 仮設防護壁使用例 構成詳細図(支持補助構造およびガイドローラ) 構成詳細図(支持補助構造およびガイドローラ) 構成詳細図(支持補助構造変形例) 構成詳細(壁構成部材)および機能説明図 構成詳細(支柱立設構造)および構築方法説明図 構成詳細(支柱立設変形例) 仮設防護壁構成図(変形例) 仮設防護壁構成図(変形例) 仮設防護壁構成図(吊構造変形例)
〜仮設防護壁構成概要〜
図1は仮設防護壁の外観構成図である。仮設防護壁は、基台1と、支柱2と、ワイヤ吊手段3(図示の例では滑車7)と、ワイヤ4と、壁構成部材5と、ウインチ6と、アウトリガ8とを備える。
基台1は、箱型であり、仮設防護壁構築前においては壁構成部材5等は箱内に収納可能である。また、仮設防護壁構築後においては箱内に水や砂を蓄積可能である。なお、水や砂が蓄積されると安定性が向上する。
箱は軽量性と強度を両立させるため、繊維強化プラスチック(FRP)により構成されることが好ましい。内側には防弾素材(後述)が貼られ防弾性を有する。大型輸送機やヘリコプタやクレーントラックによる輸送を想定して、箱の外寸は長手方向長さ6m×短手方向長さ2m×高さ1.8m程度を想定する。
支柱2,2は一対であり、基台1から立設される。支柱2も繊維強化プラスチック(FRP)により構成されることが好ましい。支柱2の高さは4.2m程度を想定する。図示の例では門型形状をしている。
ワイヤ吊手段3,3は、門型支柱2,2の水平部中央(支柱上部)にそれぞれ設けられる。図示の例では滑車7である。
ワイヤ4,4は滑車7を介して吊支持され、一方は、鉛直下方向に延設される。その端部は基台1に固定されている。他方は支柱2,2に沿って延設され、ウインチ6,6に巻き取られた状態で固定されている。
壁構成部材5は、両端がそれぞれ一対のワイヤ4,4に結び付けられて固定されている。複数(図示では7つ)の壁構成部材5が連なって上下方向に配置される。その結果、ルーバー形状が形成される。図示の例では、壁構成部材5は断面山型状である。
壁構成部材5は、防弾材料により構成される。防弾材料は例えば高分子量ポリエチレンやアラミド繊維である。
ウインチ6,6は、基台1側面両側に固定されており、ワイヤ4,4を巻き取った状態で保持する。
アウトリガ8は基台の四隅から張り出されて、アウトリガ8先端にはアンカが打たれている。
〜仮設防護壁構築〜
図2は、仮設防護壁を構築する方法を説明する図である。
ステップ(A)
壁構成部材5やワイヤ4やウインチ6は箱(基台1)の中に収納されている。支柱2は折り畳まれた状態で箱1の上面に配置されて、蓋がされている。アウトリガ8は折り畳まれた状態で箱1の側面に配置されている。
箱1は、輸送機やヘリコプタやクレーントラックにより設置個所に輸送される。箱1自体の重量は1トン程度、壁構成部材5等を収納した状態の箱1は4トン程度を想定する。重量4トン程度であれば、大型ヘリコプタやクレーントラックによる輸送が可能である。また、大型輸送機であれば、6〜8つの箱を一度に輸送できる。なお、複数の仮設防護壁が連設されることにより、小型航空機を防護することができる(詳細後述)。
箱1を所定箇所に設置する。
ステップ(B)
アウトリガ8を張り出してアンカを打つ。蓋を開く。支柱2頂部にワイヤを掛け支柱2を起こす。このとき、予め、滑車7にワイヤ4を掛けておく。
壁構成部材5は断面山型状である。箱内では、複数の壁構成部材5が積み重ねられている。各壁構成部材5はワイヤ4に連なって結び付けられている。
ステップ(C)
ワイヤ4の先端をウインチ6に把持させ、ウインチ6によりワイヤ4を巻き取る。ワイヤ4が巻き取られるに伴い、ワイヤ4に張力が働き、各壁構成部材5は持ち上げられる。
ステップ(D)
ワイヤ4が所定長巻き取られると、複数の壁構成部材5が上下方向に配置される。さらに、壁構成部材5を支柱2に固定する(詳細後述)。これにより、ルーバー形状が形成される。
アンカ張出を含めた仮設防護壁の外寸は幅6m×奥行き6m×高さ6m程度を想定する。各ステップの所要時間は10分未満とし、構築に係る所要時間は数十分(半時間)程度を想定する。
このように、ほとんど重機を用いず、ほぼ1〜2人の人力のみで、迅速かつ簡易に仮設防護壁を構築できる。すなわち、優れた機動展開性を有する。
なお、仮設防護壁構築後において箱1内に水や砂を蓄積して安定性を増してもよい。その際、アウトリガ8の張り出しは不要になる。
〜使用例〜
図3および図4は仮設防護壁の使用例を説明する図である。
複数の仮設防護壁が長手方向に連設される。例えば、4〜6つ仮設防護壁が長手方向に連設されると、長さ24〜36m×高さ6mの大規模壁構造が形成される。これにより、小型航空機(たとえば戦闘機)側面全体を充分に覆うことができる。
例えば、ゲリラによる攻撃を受けた場合でも、銃弾から航空機等を防護する。
航空機等の近くに爆弾を仕掛けられた場合、爆風および破片から航空機等を防護する。仮に、一の航空機等が攻撃され破壊されたとしても、他の航空機等への被害を抑制する。
このように、確実に航空機等を防護できる。
〜支持補助構造およびガイドローラ〜
図5および図6は、支持補助構造およびガイドローラに係る構成詳細図である。
壁構成部材5は、ガイドローラ16を有する。壁構成部材5にはパイプが設けられ、パイプにガイドローラ16が設けられている。支柱2の一部が上下方向に開口しており、開口にパイプが挿入される。ガイドローラ16は支柱2に沿って摺動可能である。
これにより、壁構成部材5は滑らかに持ち上げられる。すなわち、壁構成部材5端部が支柱2と干渉するような不具合がない。
図2の例では、ワイヤ4は支柱2外に配置されているが、支柱2内に配置されていてもよい。このとき、ワイヤ4とガイドローラ16との接触を避けるため、ワイヤ保護用パイプ18を支柱2内に設けてもよい。
壁構成部材5はワイヤ4を介して吊支持されている。さらに、壁構成部材支持補助手段10により側面から支持されていてもよい。図示の例では、壁構成部材支持補助手段10はヒンジ11とC型部材12とから構成される。
C型部材12は支柱2の側面に配置されている(図示半透明で表示)。一方、壁構成部材5の端部にはフラット部51が設けられている。
ワイヤ4巻き取りにより壁構成部材5が所定位置に配置されと、ヒンジ11を介してC型部材12を反転させる。C型部材12にフラット部51を挟持させる。これにより、壁構成部材5は四隅にて支柱2に固定され、安定性が向上する。なお、C型部材12がフラット部51の端面側に配置されていると、正面からの作業が可能となり、作業性が向上する。
図7は、支持補助構造およびガイドローラの変形例に係る構成詳細図である。
ガイドローラ17はガイドローラ16とほぼ同じであるが、壁構成部材5における取付箇所が異なる。
変形例において、壁構成部材支持補助手段10はクリップ13と挿入孔14とから構成される。挿入孔14は支柱2側面に設けられている。
ワイヤ4巻き取りにより壁構成部材5が所定位置に配置されと、クリップ13を挿入孔14に押し込み、さらにクリップ13にフラット部51を挟持させる(図示半透明で表示)。これにより、壁構成部材5は四隅にて支柱2に固定され、安定性が向上する。
〜断面山型状およびルーバー形状〜
壁構成部材5は断面山型状である。断面山型状が上下方向に連なって、ルーバー形状が形成される。
図8は、断面山型状およびルーバー形状に伴う機能を説明する図である。
壁構成部材5には、断面山型状頂部の稜線に沿って、複数の風抜き孔52が設けられている(図8A)。
下側の断面山型状と上側の断面山型状の間には流路が設けられている(図8B)。
これにより、爆風の一部が壁構成部材の隙間を通過する。このとき風向が変更され風速や風圧が軽減される。さらに、隙間を通過する爆風の一部は、風抜き孔52より上方に抜ける。これによりさらに風速や風圧が軽減される。
また、下側の断面山型状頂部位置が上側の断面山型状麓部位置より高い位置にあるように壁構成部材5は配置される(図8B)。これにより、爆風による破片および銃弾が通過不可となる。
さらに、断面山型状の傾斜により、直線的に衝突する弾丸や飛散する破片の運動エネルギーを減衰させる避弾経始と同様な効果を奏する(図8C)。
以上のように、本願の仮設防護壁は高い耐風性・耐爆性・防弾性等を有する。その結果、確実に航空機等を防護できる。
〜支柱立設構造〜
図9は支柱立設構造および立設方法の説明図である。
仮設防護壁構築前においては支柱2は折り畳まれた状態で基台1の上面に配置されている。支柱2はヒンジ21を介して回動可能に基台2に連結されている。
仮設防護壁構築中においては、支柱2をヒンジ21周りに回動させ、支柱2を立設させる。係合孔22に係合ピン23を挿入し固定する。
仮設防護壁構築中においては、支柱2は、壁構成部材5等の自重を基台1に伝達する。これにより、爆風に対抗する。
図10は支柱立設構造の変形例に係る構成詳細図である。
仮設防護壁構築前においては棒状の支柱2が横になった状態で基台1の上面に配置されている。基台1には棒受け24が設けられている。棒状の支柱2を立て、棒受け24に挿入する。
〜ルーバー形状変形例〜
図11はルーバー形状の変形例を有する仮設防護壁の構成図である。上記実施形態においては、断面山型状の壁構成部材によりルーバー形状を形成するのに対し、図11Aでは、断面波型状によりルーバー形状を形成し、図11Bでは、断面半円型状によりルーバー形状を形成する。また、断面逆山型状(V字状)、U字状であってもよい。
これにより、爆風による破片および銃弾が通過不可となるとともに、爆風の一部が壁構成部材の隙間を通過可能となる。
〜ルーバー形状以外の変形例〜
図12はルーバー形状以外の変形例を有する仮設防護壁の構成図である。航空機の極近傍に防護壁を設置し爆風の一部も通過させたくない場合等に有効である。
図12Aでは、複数の壁構成部材5が折り畳まれて収納されている。最上部の壁構成部材5にはワイヤ4が結ばれている。ワイヤ4巻き取りにより、壁構成部材5が上下に蛇腹状に配置される。
図12Bでは、複数の壁構成部材5が箱短手方向に整列して収納されている。隣り合う壁構成部材5はスライド可能である。中央の壁構成部材5にはワイヤ4が結ばれている。ワイヤ4巻き取りにより、壁構成部材5はスライドおよび係止して、断面階段状に配置される。
図12Cでは、複数の壁構成部材5がロール状に巻かれた状態で収納されている。最上部の壁構成部材5にはワイヤ4が結ばれている。ワイヤ4巻き取りにより、壁構成部材5がすだれ状に配置される。
これにより、爆風による破片および銃弾が通過不可となる。
さらに、複数の壁構成部材5間にスリットを設けることにより、爆風の一部が壁構成部材の隙間を通過可能となるようにしてもよい。
〜吊構造の変形例〜
上記実施形態では、支柱2上部にワイヤ巻取補助機能として滑車7を設け、基台1にワイヤ巻取機能としてウインチ6を設けた。
これに対し、支柱2上部にワイヤ巻取機能として遠隔操作可能な電動ウインチを設けてもよい。これにより、より簡易な構成となる。
図13は吊構造の変形例を有する仮設防護壁の構成図である。支柱2の頂部にフック受を設け、チェーンブロック9のフックを掛ける。チェーンブロック9の別のフックをワイヤ4に掛ける。チェーンブロック9を操作することにより、各壁構成部材5は持ち上げられる。
1 基台(箱)
2 支柱
3 ワイヤ吊手段
4 ワイヤ
5 壁構成部材
6 ウインチ
7 滑車
8 アウトリガ
9 チェーンブロック
10 壁構成部材支持補助手段
11 ヒンジ
12 C型部材
13 クリップ
14 挿入孔
16 ガイドローラ
17 ガイドローラ
18 ワイヤ保護用パイプ
21 ヒンジ
22 係合孔
23 係合ピン
24 棒受け
51 山型フラット部
52 風抜き孔

Claims (8)

  1. 基台と、
    前記基台から立設される一対の支柱と、
    前記一対の支柱上部にそれぞれ設けられるワイヤ吊手段と、
    前記ワイヤ吊手段に吊支持され、鉛直下方向に延設されるワイヤと、
    両端がそれぞれ一対のワイヤ上に連なって結び付けられる複数の断面山型状である壁構成部材と、
    を備え、
    前記複数の壁構成部材が上下方向に配置されてルーバー形状を形成し
    爆風による破片および銃弾が通過不可なように、かつ、爆風の一部が壁構成部材の隙間を通過可能なように配置されている
    ことを特徴とする仮設防護壁。
  2. 前記ワイヤ吊手段は、ワイヤ巻取機能またはワイヤ巻取補助機能を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の仮設防護壁。
  3. 前記基台は箱型であり、
    前記壁構成部材は、箱内に収納可能である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の仮設防護壁。
  4. 前記壁構成部材を側面から支持する壁構成部材支持補助手段
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の仮設防護壁。
  5. 前記壁構成部材は、前記支柱に沿って摺動可能なガイドローラを有する
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の仮設防護壁。
  6. 前記山型状の頂部には風抜き孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の仮設防護壁。
  7. 前記支柱はヒンジを介して回動可能に前記基台に連結されている
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の仮設防護壁。
  8. 基台と、
    前記基台から立設される一対の支柱と、
    前記一対の支柱上部にそれぞれ設けられるワイヤ吊手段と、
    前記ワイヤ吊手段に吊支持され、鉛直下方向に延設されるワイヤと、
    両端がそれぞれ一対のワイヤ上に連なって結び付けられる複数の断面山型状である壁構成部材と、
    を備え、
    前記複数の壁構成部材が上下方向に配置されてルーバー形状を形成し、
    前記ワイヤ吊手段は、ワイヤ巻取機能またはワイヤ巻取補助機能を有し、
    前記基台は箱型であり、前記壁構成部材は、箱内に収容可能である
    仮設防護壁の構築方法であって、
    前記壁構成部材はワイヤに結ばれた状態で箱状基台内に収納されており、
    基台に支柱を立設し、
    支柱にワイヤ巻取機能またはワイヤ巻取補助機能を有するワイヤ吊手段を取付け、
    ワイヤを吊りながら、ワイヤ端部を把持して、ワイヤを巻取り、
    複数の壁構成部材を上下方向に配置し、
    爆風による破片および銃弾が通過不可なように、かつ、爆風の一部が壁構成部材の隙間を通過可能なようにする
    ことを特徴とする仮設防護壁の構築方法。
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