JP6940744B2 - エッジサーバ及びデータ管理方法 - Google Patents

エッジサーバ及びデータ管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6940744B2
JP6940744B2 JP2017007343A JP2017007343A JP6940744B2 JP 6940744 B2 JP6940744 B2 JP 6940744B2 JP 2017007343 A JP2017007343 A JP 2017007343A JP 2017007343 A JP2017007343 A JP 2017007343A JP 6940744 B2 JP6940744 B2 JP 6940744B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
edge server
edge
terminal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017007343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018117266A (ja
Inventor
悟史 今井
悟史 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2017007343A priority Critical patent/JP6940744B2/ja
Priority to PCT/JP2017/047076 priority patent/WO2018135282A1/ja
Publication of JP2018117266A publication Critical patent/JP2018117266A/ja
Priority to US16/511,791 priority patent/US10939352B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6940744B2 publication Critical patent/JP6940744B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/029Location-based management or tracking services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/10Flow control between communication endpoints
    • H04W28/14Flow control between communication endpoints using intermediate storage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/025Services making use of location information using location based information parameters
    • H04W4/026Services making use of location information using location based information parameters using orientation information, e.g. compass
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/025Services making use of location information using location based information parameters
    • H04W4/027Services making use of location information using location based information parameters using movement velocity, acceleration information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • H04W64/003Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management locating network equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/32Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data
    • H04W36/326Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data by proximity to another entity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/34Reselection control
    • H04W36/38Reselection control by fixed network equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、エッジサーバ及びデータ管理方法に関する。
クラウドサービスでは、クラウド上のサーバ(以下、クラウドサーバと呼ぶ)が、写真や動画などデータを保存したり、ソフトウェアを実行した結果を端末装置に送信したりするなど、端末装置が行っていたデータ保存やソフトウェア実行を、サービスとして提供する。しかし、クラウドサービスの利用者が多くなると、クラウドサーバにかかる処理負荷が増大する。そこで、例えば、ソフトウェアの一部の演算処理や、大規模データの一時的な保管を行うエッジサーバを、端末装置の近くに配置することがある。
エッジサーバは、それぞれ対応するサービス提供のカバレッジエリアを有する。端末装置は、自装置が位置するカバレッジエリアに対応するエッジサーバと無線接続し、通信を行う。端末装置が無線接続するエッジサーバは、端末装置の移動に伴い切り替わる。
そこで、端末装置が無線接続するエッジサーバが切り替わったとき、端末装置が享受するサービスが途切れないよう、無線接続中のエッジサーバが蓄積する端末装置のデータを、近接するカバレッジエリアに対応するエッジサーバにも記憶させる。これにより、端末装置が近接するエッジサーバに移動しても、端末装置は継続してサービスを享受できる。
エッジサーバ関連する技術は、以下の特許文献1〜3に記載されている。
特開2000−268212号公報 特開2015−156623号公報 特開2015−161545号公報
しかし、近接するエッジサーバ全てに同じデータを記憶させる場合、通信システム内の端末装置の数が増加すると、エッジサーバの記憶するデータ量も大きくなる。エッジサーバは、記憶するデータ量が増加すると、ハードディスクを増設したり、より記憶容量の大きいコンピュータに変更したりするなど、設備構築のコストが増大する。
そこで、一開示は、記憶するデータ量を抑制するエッジサーバ及びデータ管理方法を提供する。
1つの側面では、カバレッジエリアに位置する端末装置と無線接続し、前記端末装置とサーバ間の通信を中継し、前記サーバが有するデータの一部又は全部の前記端末装置毎のデータであるエッジデータを蓄積するエッジサーバであって、前記端末装置から、前記端末装置の位置及び移動速度を含む端末情報を取得する取得部と、前記取得した端末情報を記憶する記憶部と、前記端末装置が自身のカバレッジエリア内に位置する第1時間において、少なくとも前記第1時間に取得した前記端末装置の第1の端末情報に基づき、前記第1時間以降の第2時間における前記端末装置の位置を推定し、推定した前記端末装置の前記第2時間における位置をカバレッジエリアに含む他のエッジサーバに、前記蓄積された端末装置の前記エッジデータを複写するデータ管理部とを有する。
一開示は、記憶するデータ量を抑制するエッジサーバ及びデータ管理方法を提供する。
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。 図2は、複数のエッジサーバ200がエッジデータを共有する例を示す図である。 図3は、エッジサーバ200の構成例を示す図である。 図4は、端末装置100の構成例を示す図である。 図5は、推定移動先転送方式におけるエッジデータの複写先の例を示す図である。 図6は、推定移動先転送方式のシーケンスの例を示す図である。 図7は、エッジサーバ200における、端末位置確認処理の処理フローチャートの例を示す図である。 図8は、エッジサーバ200における位置推定処理の処理フローチャートの例を示す図である。 図9は、エッジサーバ200の端末情報テーブル225の例を示す図である。 図10は、端末装置100のタイミングT5における位置の例を示す図である。 移動速度40Km/時であった端末装置100における、次の端末情報取得時までに変化し得る移動速度の分布の例を示す図である。 図12は、図11の分布のグラフの例を示す図である。 図13は、カバレッジエリアC42からカバレッジエリアC33に移動した端末装置100が、移動先を推定する例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書における課題及び実施例は一例であり、本願の権利範囲を限定するものではない。特に、記載の表現が異なっていたとしても技術的に同等であれば、異なる表現であっても本願の技術を適用可能であり、権利範囲を限定するものではない。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について以下に説明する。
<無線通信システムの構成例>
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、端末装置100、エッジサーバ200−1,2(以降、エッジサーバ200と呼ぶ場合がある)、及びネットワーク300を有する。
ネットワーク300は、例えば、端末装置100に動画配信やカーナビゲーションなどのサービスを提供するクラウドサーバ群である。また、ネットワーク300は、エッジサーバ200−1,2と接続し、エッジサーバ200−1,2間の通信を中継するネットワークである。
端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの移動体通信装置であり、無線通信システム10内を移動する。図1は端末装置100が移動する例を示し、端末装置100−aは移動前、端末装置100−bは移動後の端末装置100を示す。端末装置100は、例えば、クラウドサーバ(第1サーバとも呼ぶ)と、エッジサーバ200を介して、通信を行い、クラウドサーバからサービスを享受する。
エッジサーバ200は、端末装置100と無線接続する範囲を示すカバレッジエリアを有する。エッジサーバ200−1はカバレッジエリアC1を、エッジサーバ200−2はカバレッジエリアC2をそれぞれ有する。以降の説明において、エッジサーバ200−x(xは数値)は、カバレッジエリアCxを有する。
また、エッジサーバ200は、端末装置100が通信に使用するデータの一部又は全部を蓄積(記憶)する。エッジサーバ200は、例えば、クラウドサーバに代替して、一部又は全部の処理を実行する。この場合、エッジサーバ200が蓄積するデータは、代替して実行する処理のアプリケーションプログラムやオブジェクトである。また、エッジサーバ200は、クラウドサーバが送信したり、保存したりするデータの一部又は全部を、クラウドサーバに代替して保存及び送信する。この場合、エッジサーバ200が蓄積するデータは、代替して保存又は送信するデータである。エッジデータは、例えば、クラウドサーバに代替した保存するデータや代替した実行する処理のアプリケーションプログラムの全部又は一部である。エッジデータは、端末装置ごとに蓄積されるデータである。エッジデータには、後述する端末情報が含まれてもよい。
無線通信システム10において、移動前の端末装置100−aは、カバレッジエリアC1内に位置しており、カバレッジエリアC1を有するエッジサーバ200−1を介して通信を行う。そして、端末装置100は、端末装置100−aから端末装置100−bに移動する。移動後の端末装置100−bは、カバレッジエリアC2内に位置しており、カバレッジエリアC2を有するエッジサーバ200−2を介して通信を行う。
エッジサーバ200は、端末装置100が移動することでエッジサーバ200を切り替えても、端末装置100がクラウドサービスを途切れずに享受できるようにするため、他のエッジサーバ200とエッジデータを共有する場合がある。エッジデータの共有とは、ある端末装置100のエッジデータを、複数のエッジサーバ200が記憶することを示す。
図2は、複数のエッジサーバ200がエッジデータを共有する例を示す図である。C11〜C55は、カバレッジエリアを示す。C11〜C55それぞれは、エッジサーバ200−11〜55に対応する。端末装置100は、移動前はC22に位置し、移動後はC33に位置するものとする。図2(A)及び(B)は、それぞれ端末装置100の移動前、及び移動後のデータの蓄積を示す。また、網掛けされたカバレッジエリアは、端末装置100のエッジデータを記憶するエッジサーバ200に対応するカバレッジエリアである。エッジサーバ200が近接するエッジサーバ200にエッジデータを転送する方式を、近接転送方式と呼び、以下に近接転送方式について説明する。
移動前の端末装置100は、エッジサーバ200−22と無線接続し、クラウドサーバからサービスを享受する。エッジサーバ200−22は、端末装置100のエッジデータを蓄積(記憶)する。エッジサーバ200−22は、隣接する全てのエッジサーバ200に、蓄積するデータを転送し、複写させる。隣接する全てのエッジサーバ200とは、図2(A)において網掛けされている、カバレッジエリアC11、C12、C13、C21、C23、C31、C32、C33に対応するエッジサーバ200である。
移動後の端末装置100は、エッジサーバ200−33と無線接続し通信することで、サービスを享受する。エッジサーバ200−33は、図2(A)に示すように、端末装置100が移動する前に、端末装置100のエッジデータを複写され、記憶している。端末装置100は、カバレッジエリアC22からどの方向に移動しても、移動先のカバレッジエリアに対応するエッジサーバ200が、端末装置100のエッジデータを記憶しているため、サービスを途切れることなく享受できる。カバレッジエリアC33に端末装置100が移動すると、エッジサーバ200−33は、自装置が記憶する端末装置100のエッジデータを、隣接する全てのエッジサーバ200に転送し、複写させる。このように、近接転送方式では、エッジサーバ200は、端末装置100の移動に伴い、隣接する全てのエッジサーバ200に端末装置100のエッジデータを転送し、複写させる。
移動した端末装置100が無線接続するエッジサーバ200は、エッジサーバ200−33であるが、エッジデータを複写する対象のエッジサーバ200は、図2(A)で示すように、エッジサーバ200−11、12、13、21、23、31、32、33の8つのエッジサーバ200が対象となる。すなわち、端末装置100の移動先のエッジサーバ200−33以外に複写したエッジデータは、端末装置100によって使用されない、端末装置100がサービスを享受するためには不要なデータである。エッジサーバ200は、不要なデータを複写するために、膨大なデータを記憶する容量を有する必要があり、無線通信システムの構築のコストが増大する。
そこで、第1の実施の形態においては、近接転送方式ではなく、推定移動先転送方式を用いる。推定移動先転送方式では、エッジサーバ200は、無線接続する端末装置100から、端末装置100の位置及び移動速度を含む端末情報を取得する。そして、エッジサーバ200は、取得した端末情報を記憶し、少なくとも推定対象の端末装置100の端末情報に基づき、端末装置100の移動後の位置を推定する。さらに、エッジサーバ200は、推定した移動後の位置をカバレッジエリアに含む他のエッジサーバ200に、端末装置100のエッジデータを転送し、複写させる。これにより、エッジデータを複写するエッジサーバ200が減少するため、エッジサーバ200のデータ容量を抑制することができる。
<エッジサーバの構成例>
図3は、エッジサーバ200の構成例を示す図である。エッジサーバ200は、CPU(Central Processing Unit)210、ストレージ220、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ230、NIC(Network Interface Card)240、及びRF(Radio Frequency)回路250を有する。エッジサーバ200は、例えば、サーバマシンやコンピュータである。また、エッジサーバ200は、例えば、データを記憶する装置と、端末装置100と無線接続し、端末装置100の通信を中継する基地局装置など、複数の装置で構成されてもよい。
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ220は、無線通信制御プログラム221、エッジコンピューティングプログラム222、及び端末位置推定プログラム223、端末情報取得プログラム224、及び端末情報テーブル225を記憶する。
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。さらに、メモリ230は、端末装置100のエッジデータを、端末装置毎に対応づけ、端末毎エッジデータ2301として記憶する。端末毎エッジデータ2301は、クラウドサーバに代替して記憶するデータである。端末毎エッジデータ2301は、ストレージ220に記憶してもよい。また、端末毎エッジデータは、後述する端末情報テーブルに記憶される内容を含んでもよい。
NIC240は、他のエッジサーバ200やネットワーク300と接続するネットワークインタフェースである。エッジサーバ200は、NIC240介してパケットを受信することで、他の通信装置と通信を行う。
RF回路250は、端末装置100と無線接続する装置である。RF回路250は、例えば、アンテナを有し、無線接続する端末装置100と電波を送受信することで、端末装置100と通信を行う。
CPU210は、無線通信制御プログラム221を実行することで、無線通信制御処理を行う。無線通信制御処理は、端末装置100と無線接続し、端末装置100が行う通信を中継する処理である。また、無線通信制御処理は、端末装置100が自カバレッジエリア内に位置するかどうか判定し、自カバレッジエリア内に位置しない場合、端末装置100が位置するカバレッジエリアを有するエッジサーバと無線接続するよう、端末装置100に指示する。
CPU210は、位置情報確認モジュール2211を実行することで、位置情報確認処理を行う。位置情報確認処理は、端末装置100が自カバレッジエリア内に位置するか否かを判定する処理である。エッジサーバ200は、端末装置100の位置情報(緯度、経度)に基づき、端末装置100が自カバレッジエリア内に位置するか否かを判定する。
また、CPU210は、エッジコンピューティングプログラム222を実行することで、エッジコンピューティング処理を行う。エッジコンピューティング処理は、端末装置100が通信を行うクラウドコンピュータが実行する処理の一部又は全部を、クラウドコンピュータを代替して実行する処理である。また、エッジコンピューティング処理は、端末装置100が通信を行うクラウドコンピュータと送受信するデータの一部又は全部を、クラウドコンピュータを代替した保存したり、端末装置100と送受信したりする処理である。
また、CPU210は、端末位置推定プログラム223を実行することで、データ管理部を構築し、端末位置推定処理を行う。端末位置推定処理は、端末装置100の所定時間後の位置を推定し、推定した位置を含むカバレッジエリアのエッジサーバ200に、端末装置100のエッジデータを複写する処理である。
また、CPU210は、端末情報取得プログラム224を実行することで、取得部及び記憶部を構築し、端末情報取得処理を行う。端末情報取得処理は、端末装置100から端末情報を受信する処理である。端末情報は、例えば、端末装置100の位置や移動速度を含む。また、端末情報は、端末装置100が送信するサービス要求に含まれてもよい。また、エッジサーバ200は、端末情報取得処理において、受信した端末情報を端末情報テーブル225に記憶する。
<端末装置の構成例>
図4は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、DRAMなどのメモリ130、及びRF回路150を有する。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、無線通信プログラム121及びサービス実行プログラム122を記憶する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
RF回路150は、エッジサーバ200と無線接続する装置である。RF回路150は、例えば、アンテナを有し、無線接続するエッジサーバ200と電波を送受信することで、エッジサーバ200を介して、他の通信装置と通信を行う。
CPU110は、無線通信プログラム121を実行することで、無線通信処理を行う。無線通信処理は、エッジサーバ200を介して、通信相手の通信装置と通信を行う処理である。端末装置100は、無線通信処理において、例えば、エッジサーバ200を介して、クラウドサーバと通信し、クラウドサーバからサービスを享受する。
また、CPU110は、サービス実行プログラム122を実行することで、サービス実行処理を行う。サービス実行処理は、端末装置100がクラウドサーバからサービスを享受する処理である。また、端末装置100は、サービス実行処理において、例えば、エッジサーバ200に端末情報を送信する。端末装置100は、例えば、定期的に端末情報を送信する。あるいは、端末装置100は、例えば、移動距離や電波状況などに応じて、不定期に端末情報を送信する。また、端末装置100は、例えば、エッジサーバ200からの要求に応答して、端末情報を送信してもよい。
CPU110は、端末位置測定モジュール1221を実行することで、端末位置測定処理を行う。端末位置測定処理は、端末装置100の位置(例えば、経度、緯度など)を測定する処理である。端末装置100は、例えば、端末情報に測定した端末装置100の位置に関する情報を含め、エッジサーバ200に送信する。
CPU110は、速度測定モジュール1222を実行することで、速度測定処理を行う。速度測定処理は、端末装置100の移動速度を測定する処理である。端末装置100は、端末情報に測定した端末装置100の移動速度に関する情報を含め、エッジサーバ200に送信する。
<推定移動先転送方式にエッジデータの複写処理>
図5は、無線通信システム10における、推定移動先転送方式におけるエッジデータの複写先の例を示す図である。端末装置100は、図5(A)に示すように、移動前はカバレッジエリアC22に位置する。そして、エッジサーバ200−22は、端末装置100がカバレッジエリアC33に移動すると推定し、エッジサーバ200−33に端末装置100のエッジデータを転送し、エッジサーバ200−33に転送してデータを複写させる。そして、端末装置100は、図5(B)に示すように、カバレッジエリアC33に移動する。エッジサーバ200−33は、複写した端末装置100のエッジデータを用いて、端末装置100にサービスを提供する。そして、エッジサーバ200−33は、端末装置100がカバレッジエリアC44に移動すると推定し、エッジサーバ200−44に、端末装置100のエッジデータを転送する。
このように、第1の実施の形態では、エッジサーバ200が推定して移動先のエッジサーバ200のみにエッジデータを転送するため、端末装置100が移動しない可能性の高いエッジサーバ200はエッジデータを複写しないため、エッジサーバ200の記憶するデータ量は抑制される。エッジデータの複写処理の詳細について、以下に説明する。
図6は、推定移動先転送方式のシーケンスの例を示す図である。端末装置100は、エッジサーバ200−22と無線接続中である(S101)。そして、端末装置100は、例えば、クラウドサーバにアクセスし、クラウドサーバからサービスを享受している。端末装置100は、サービスを享受するため、エッジサーバ200−22を介して、サービス要求wをクラウドサーバに送信する(S102)。
サービス要求は、例えば、端末装置100の端末情報を含む。端末情報は、例えば、端末装置100の移動速度、位置情報、電波状況を含む。また、端末装置100が車両である場合や、車両に付随する通信装置である場合、端末情報は、例えば、車両の搭載機器(メーター、ウィンドウ、エアコン、タイヤ圧、排ガス量、エンジン)の状態などを含んでもよい。また、サービス要求は、例えば、サービスをどこまで享受したかを示すサービス享受経過状況や、サービス内容の変更、追加、停止などの要求を含んでもよい。
エッジサーバ200−22は、サービス要求に含まれる端末情報を取得すると(S102)、端末位置確認処理を行う(S103)。
図7は、エッジサーバ200における、端末位置確認処理の処理フローチャートの例を示す図である。エッジサーバ200は、端末情報を送信した端末装置100が、自装置のカバレッジエリア内に位置するか否かを判定する(S1031)。エッジサーバ200のカバレッジエリアは、例えば、4点の座標をそれぞれ直線で結んだ四角形で囲まれた範囲である。また、エッジサーバ200のカバレッジエリアは、例えば、1点の座標を中心とした円で囲まれた範囲である。エッジサーバ200は、端末情報に含まれる端末装置100の位置に基づき、端末装置100がカバレッジエリア内に位置するかどうかを判定する。
エッジサーバ200は、カバレッジエリア内に端末装置100が位置すると判定すると(S1031のYes)、端末装置100のサービス処理を実行する(S1032)。端末装置100のサービス処理とは、サービス要求の内容に応じた処理であり、例えば、サービス要求をクラウドサーバに送信したり、エッジサーバが端末装置100のエッジデータを使用して、端末装置100に提供するサービスの一部を実行したりする処理である。また、エッジサーバ200は、サービス処理において、例えば、クラウドサーバから受信した、又はエッジサーバ200で生成した、サービス情報通知を端末装置100に送信する。サービス情報通知は、例えば、端末装置100が享受するサービスに伴うデータや情報が含まれる。
エッジサーバ200は、カバレッジエリア内に端末装置100が位置しないと判定すると(S1031のNo)、端末装置100の位置に応じたエッジサーバ200を選出する(S1033)。エッジサーバ200は、例えば、エッジサーバ200とカバレッジエリアの対応関係を記憶する管理サーバに問い合わせる。そして、エッジサーバ200は、管理サーバから端末装置100の位置に応じたエッジサーバ200の識別子やアドレスを受信する。また、エッジサーバ200は、例えば、内部メモリにエッジサーバ200とカバレッジエリアの対応関係を記憶しておき、記憶する対応関係から、端末装置100の位置に応じたエッジサーバ200を抽出する。
そして、エッジサーバ200は、選出したエッジサーバ200に接続するよう、端末装置100に接続指示を送信する(S1034)。接続指示は、例えば、選出したエッジサーバ200の識別子を含む。
図6のシーケンスに戻り、エッジサーバ200−22は、端末位置確認処理S103において、端末装置100がカバレッジエリア内に位置するか否かを判定する(図7のS1031)。そして、エッジサーバ200−22は、図5(A)に示すように、移動前の端末装置100はカバレッジエリア22に位置すると判定する(図7のS1031のYes)。そして、エッジサーバ200−22は、端末装置100のサービス処理を実行し(図7のS1032)、端末装置100にサービス情報通知を送信する(S104)。
端末装置100は、サービス情報通知を受信すると、享受するサービスに応じた処理を行う。例えば、享受するサービスが動画配信サービスの場合、受信したサービス情報通知に含まれる動画データを、端末装置100の表示部で再生する。また、例えば、享受するサービスがナビゲーションである場合、受信したサービス情報通知に含まれる渋滞情報を、端末装置100の表示部に表示する。
エッジサーバ200−22は、端末位置確認処理を実行した後、位置推定処理を行う(S105)。なお、図6のシーケンスにおいては、端末位置確認処理の実行後に位置推定処置を実行しているが、端末位置確認処理の実行前に位置推定処置を実行してもよい。
図8は、エッジサーバ200における位置推定処理の処理フローチャートの例を示す図である。エッジサーバ200は、端末情報に含まれる、端末装置100の位置及び移動速度に基づき、所定時間後の端末装置100の位置を推定する(S1051)。
エッジサーバ200は、所定時間後の端末装置100の位置の推定において、例えば、端末装置100の移動方向及び移動速度を推定する。そして、推定した移動方向(以降、推定移動方向と呼ぶ場合がある)と推定した移動速度(以降、推定移動速度と呼ぶ場合がある)に基づき、所定時間後の端末装置100の位置を推定する。
第1の実施の形態においては、エッジサーバ200は、最後に取得した端末情報(例えば、第1時間に取得した第1の端末情報)に含まれる位置(第1位置)から、以前に取得した(例えば、最後の取得の1回前に取得した)端末情報(例えば、第1時間より以前の第2時間に取得した第2の端末情報)に含まれる位置(第2位置)への方向を、推定移動方向と推定する。
また、第1の実施の形態においては、エッジサーバ200は、最後に取得した端末情報に含まれる移動速度を、推定移動速度と推定する。第1の実施の形態における、推定移動方向の推定方法、及び端末装置100の所定時間後の位置の推定方法について以下に説明する。
図9は、エッジサーバ200の端末情報テーブル225の例を示す図である。端末情報テーブル225は、例えば、「サービス要求タイミング」、「端末装置」、「位置(経度/緯度)」、及び「移動速度(Km/時)」が記憶される。「サービス要求タイミング」は、サービス要求(又は端末情報)を受信した時間であり、図9においては、T1が最も古く、Tx(xは整数)のxが大きくなるほど新しい時間となる。「端末装置」は、端末装置100の識別子である。「位置(経度/緯度)」は、端末装置100の位置を示し、端末装置100の経度、緯度である。「移動速度(Km/時)」は、端末装置100の移動速度を示し、単位はキロメートル毎時間である。
エッジサーバ200は、図9より、タイミングT4における移動速度40Km/時を、端末装置100の推定移動速度と推定する。そして、エッジサーバ200は、図9より、タイミングT3での位置(35.00/139.03)からタイミングT4での位置(35.01/139.04)に基づき、推定移動方向を推定する。すなわち、エッジサーバ200は、過去の端末装置100の位置から現在の端末装置100の位置への方向を、端末装置100の現在より以降の移動方向と推定する。
図10は、端末装置100のタイミングT5における位置の例を示す図である。例えば、エッジサーバ200は、タイミングT3からタイミングT4までの移動方向θを推定移動方向とする。すなわち、端末装置100は、矢印D1の方向に移動すると推定される。なお、図10における各タイミングの位置は、タイミングT3における位置を基準として相対的に示す。図10に示すように、タイミングT3の位置の経度及び緯度を共に0°とした場合に、タイミングT4の位置は、経度0.01°、緯度0.01°となる。そして、エッジサーバ200は、推定移動速度に所定時間を乗じた距離と、推定移動方向より、タイミングT5の位置を矢印D1の先端部近辺であると推定する。このとき、推定移動方向は、移動方向θを中心に、例えば、±180度の方向を、端末装置100が移動する可能性のある方向とみなしてもよい。
図8の処理フローチャートに戻り、エッジサーバ200は、推定した位置を含むカバレッジエリアのエッジサーバ200に、端末装置100のエッジデータを転送する(S1052)。エッジデータを転送されたエッジサーバ200は、エッジデータを内部メモリに複写する。
エッジサーバ200は、端末装置100が推定した位置を含むカバレッジエリアに移動するまでの時間が閾値時間以下になるのを待ち受ける(S1053のNo)。エッジサーバ200は、端末装置100が推定した位置を含むカバレッジエリアに移動するまでの時間が閾値時間以下になると(S1053のYes)、サービス処理用情報を、エッジデータを複写したエッジサーバ200に送信する(S1054)。サービス処理用情報は、例えば、端末装置100に対してどれくらいのサービスを享受したかの度合いを示す。サービス処理情報は、例えば、享受するサービスが動画配信サービスの場合、端末装置100にどこまでの動画データを送信したかの情報である。また、サービス処理情報は、例えば、享受するサービスがナビゲーションである場合、端末装置100の目的地や移動状況などの情報である。
図6のシーケンスに戻り、エッジサーバ200は、図5に示すように、端末装置100の所定時間後の位置をカバレッジエリアC33であると推定し(図8のS1051)、エッジサーバ200−33にエッジデータを転送する(S106、図8のS1052)。
エッジサーバ200−33は、エッジデータを受信すると、内部メモリにエッジデータを複写する(S107)。
そして、エッジサーバ200−22は、端末装置100が移動し、カバレッジエリアC33に端末装置100が移動するまでの時間が閾値時間以下になったことを検出すると(図8のS1053のYes)、サービス処理用情報をエッジサーバ200−33に送信する(S108、図8のS1054)。
そして、さらに端末装置100が移動し、端末装置100はエッジサーバ200−22にサービス要求を送信する(S109)。エッジサーバ200−22は、サービス要求を受信すると、端末位置確認処理S103を行う。エッジサーバ200−22は、端末装置100が移動してカバレッジエリアC22内に位置しないことを検出する(図7のS1031のNo)。そして、エッジサーバ200−22は、端末装置100がカバレッジエリアC33に位置するため、エッジサーバ200−33を端末装置100の位置に応じたエッジサーバ200として選出する(S1033)。エッジサーバ200−22は、エッジサーバ200−33に接続するよう、端末装置100に接続指示を送信する(S110、図7のS1034)。
端末装置100は、接続指示を受信すると、接続指示に含まれるエッジサーバ200−33に無線接続する(S111)。そして、端末装置100は、無線接続するエッジサーバ200−33にサービス要求を送信する(S112)。
第1の実施の形態では、エッジサーバ200は、端末情報に基づき、所定時間後の端末装置100の位置を推定する。そして、エッジサーバ200は、推定した位置のエッジサーバ200にエッジデータを複写させる。これにより、エッジサーバ200は、端末装置100が移動しないカバレッジエリアのエッジサーバ200にデータを複写させることがないため、近接転送方式に比べ、エッジサーバ200が記憶するデータ容量を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、エッジサーバ200は、無線通信システム10内の全ての端末装置100の端末情報(第3の端末情報)に基づき、推定移動速度を推定する。
<推定移動速度の推定処理>
エッジサーバ200は、端末装置100に含まれる移動速度に基づき、移動速度の推移の分布を生成する。移動速度の推移とは、例えば、あるタイミングで取得した端末情報(第3の端末情報)の移動速度(第3の移動速度)から、あるタイミングの次回のタイミングで取得した端末情報(第4の端末情報)の移動速度(第4の移動速度)の変化である。
図11は、移動速度40Km/時であった端末装置100における、次の端末情報取得時までに変化し得る移動速度の分布の例を示す図である。図11において、「速度」は次の端末情報取得時の移動速度であり、「分布」は「速度」に示す移動速度に推移する確率(頻度)を示す。図11は、例えば、第1のタイミングで40Km/時で移動していた端末装置100が、第2のタイミングで10Km/時である確率は0.001、すなわち、分布の対象となる端末情報の数をのべ1000台とすると、1台が10Km/時であったということを示す。
図12は、図11の分布のグラフの例を示す図である。図12のグラフは、横軸が推移後の移動速度、縦軸が分布である。図12に示すように、移動速度の分布のグラフは、いわゆる正規分布に近い分布を示す。推移後の移動速度vの発生確率fは、例えば、以下の近似式(1)で表される。
Figure 0006940744
図11のデータに基づき、例えば、非線形最小二乗法により式(1)のa,b,cを算出すると、a=0.197、b=42.5、c=14.3243となる。この算出したa,b,cを用いて、40Km/時の端末装置100が、次の端末情報取得タイミングまでに移動速度がvとなっている確率、すなわち、端末装置100の移動速度がvとなることの発生頻度を算出することができる。これにより、移動速度の発生確率に所定時間を乗じ、端末装置100の所定時間後の移動距離の確率を導出することができる。
図11は、40Km/時からの推移であるが、例えば、10Km/時刻みで推移を集計し、同様にa,b,cの係数を算出する。これにより、エッジサーバ200は、端末装置100の現在の移動速度に基づき、次の端末情報取得タイミングまでの移動距離の発生確率を推定することができる。
<推定移動先転送方式にエッジデータの複写処理>
図13は、カバレッジエリアC42からカバレッジエリアC33に移動した端末装置100が、移動先を推定する例を示す図である。
エッジサーバ200−33は、カバレッジエリアC42からC33への移動方向D11を、推定移動方向D12と推定する。ここで、エッジサーバ200−33は、推定移動方向D12を中心に、例えば±180度の方向D13を、端末装置100が移動する可能性のある方向とみなす。つまり、エッジサーバ200−33は、端末装置100は、端末装置100の現在位置を中心として、半円S11方向に移動する可能性があるとみなす。
さらに、エッジサーバ200−33は、式(1)に基づき、例えば、移動後に発生し得る移動速度の発生確率(発生頻度)が所定確率(所定頻度)を、推定移動速度として算出する。所定確率(所定頻度)は、例えば、0%とし、発生しうる全ての移動速度を推定移動速度とする。また、所定確率(所定頻度)は、例えば、10%とし、ある程度の発生確率以下の移動速度を推定移動速度としないことで、エッジデータ複写するエッジサーバ200の数を減少させてもよい。
そして、エッジサーバ200−33は、算出した推定移動速度の発生確率に所定時間を乗じた移動距離の確率と、移動する可能性のある方向(方向D13)に基づき、所定時間後の端末装置100は、半円S1と半円S2に囲まれた範囲内であると推定する。
そして、エッジサーバ200−33は、半円S1と半円S2に囲まれた範囲を含むカバレッジエリアに対応するエッジサーバ200−22、23、34、44に、端末装置100のエッジデータを転送する。エッジサーバ200−22、23、34、44は、データを受信すると、内部メモリに複写する。
端末装置100の移動速度は、例えば、道路の渋滞状況、信号の有無などに影響される。例えば、端末装置100が車に搭載されて移動している場合、ある端末装置100の移動速度と、周辺の端末装置100の移動速度は、同じか同じに近い値である。すなわち、信号による停止や、渋滞による速度制限などにより、ある1台の車が、周辺の車と比較して、突出した速い又は遅いということは少ない。よって、第2の実施の形態では、ある端末装置100は、周辺の端末装置100の移動速度の推移と同等に移動速度が推移するとみなして、他の端末装置100の移動速度の推移に基づき、端末装置100の移動後の移動速度を推定し、所定時間後の移動距離の確率を導出する。これにより、端末装置100の移動速度の推定の精度が上昇し、推定した位置に移動する確率が上昇する。移動する確率が上昇すると、実査には移動しないエッジサーバ200にエッジデータを複写する確率が低下するため、エッジサーバ200のデータ容量を抑制することができる。
以上、第1及び第2の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
カバレッジエリアに位置する端末装置と無線接続し、前記端末装置とサーバ間の通信を中継し、前記サーバが有するデータの一部又は全部の前記端末装置毎のデータであるエッジデータを蓄積するエッジサーバであって、
前記端末装置から、前記端末装置の位置及び移動速度を含む端末情報を取得する取得部と、
前記取得した端末情報を記憶する記憶部と、
前記端末装置が自身のカバレッジエリア内に位置する第1時間において、少なくとも前記第1時間に取得した前記端末装置の第1の端末情報に基づき、前記第1時間以降の第2時間における前記端末装置の位置を推定し、推定した前記端末装置の前記第2時間における位置をカバレッジエリアに含む他のエッジサーバに、前記蓄積された端末装置の前記エッジデータを複写するデータ管理部とを有する
エッジサーバ。
(付記2)
前記データ管理部は、前記第1の端末情報取得後の前記端末装置の推定移動方向及び推定移動速度を推定し、前記推定移動方向及び推定移動速度に基づき、前記端末装置の前記第2時間における位置を推定する
付記1記載のエッジサーバ。
(付記3)
前記データ管理部は、前記第1の端末情報に含まれる第1位置と、前記第1時間より前に取得した前記端末装置の第2の端末情報に含まれる第2位置に基づき、前記推定移動方向を推定する
付記2記載のエッジサーバ。
(付記4)
前記データ管理部は、前記端末装置の推定移動速度の推定において、前記第1の端末情報に含まれる移動速度を、前記推定移動速度とみなす
付記2記載のエッジサーバ。
(付記5)
前記データ管理部は、第3の端末情報に含まれる第3の移動速度から、前記第3の端末情報の前に取得した第4の端末情報に含まれる第4の移動速度への変化量と、前記第1の端末情報に含まれる移動速度に基づき、前記端末装置の前記推定移動速度を推定する
付記2記載のエッジサーバ。
(付記6)
前記データ管理部は、前記第3の移動速度から前記第4の移動速度への変化量の分布に基づき、前記第1の端末情報に含まれる移動速度からの変化後の移動速度の発生頻度を算出し、算出した前記発生頻度が所定頻度以上の前記変化後の移動速度を、前記端末装置の前記推定移動速度と推定する
付記5記載のエッジサーバ。
(付記7)
前記エッジデータは、前記記憶する端末情報を含む
付記1記載のエッジサーバ。
(付記8)
前記転送部は、前記推定した移動後の位置をカバレッジエリアに含む他のエッジサーバ以外のエッジサーバに、前記蓄積するデータを転送しない
付記1記載のエッジサーバ。
(付記9)
前記第1時間は、前記第1の端末情報を、最後に取得した時間である
付記1記載のエッジサーバ。
(付記10)
カバレッジエリアに位置する端末装置と無線接続し、前記端末装置とサーバ間の通信を中継し、前記サーバが有するデータの一部又は全部の前記端末装置毎のデータであるエッジデータを蓄積するエッジサーバにおけるデータ管理方法であって、
前記端末装置から、前記端末装置の位置及び移動速度を含む端末情報を取得し、
前記取得した端末情報を記憶し、
前記端末装置が自身のカバレッジエリア内に位置する第1時間において、少なくとも前記第1時間に取得した前記端末装置の第1の端末情報に基づき、前記第1時間以降の第2時間における前記端末装置の位置を推定し、推定した前記端末装置の前記第2時間における位置をカバレッジエリアに含む他のエッジサーバに、前記蓄積された端末装置の前記エッジデータを複写する
データ管理方法。
10…無線通信システム 100…端末装置
110…CPU 120…ストレージ
121…無線通信プログラム 122…サービス実行プログラム
1221…端末位置測定モジュール 1222…速度測定モジュール
130…メモリ 150…RF回路
200…エッジサーバ 210…CPU
220…ストレージ 221…無線通信制御プログラム
2211…位置情報確認モジュール 222…エッジコンピューティングプログラム
223…端末位置推定プログラム 224…端末情報取得プログラム
225…端末情報テーブル 230…メモリ
2301…端末毎エッジデータ 240…NIC
250…RF回路 300…ネットワーク

Claims (8)

  1. カバレッジエリアに位置する端末装置と無線接続し、前記端末装置とサーバ間の通信を中継し、前記サーバが有するデータの一部又は全部の前記端末装置毎のデータであるエッジデータを蓄積するエッジサーバであって、
    前記端末装置から、前記端末装置の位置及び移動速度を含む端末情報を取得する取得部と、
    前記取得した端末情報を記憶する記憶部と、
    前記端末装置が自身のカバレッジエリア内に位置する第1時間において、少なくとも前記第1時間に取得した前記端末装置の第1の端末情報に基づき、前記第1時間以降の第2時間における前記端末装置の位置を所定範囲内で推定し、推定した前記端末装置の前記第2時間における前記所定範囲内の位置をカバレッジエリアに含む複数の他のエッジサーバそれぞれに、前記蓄積された端末装置の前記エッジデータを複写するデータ管理部とを有する
    エッジサーバ。
  2. 前記データ管理部は、前記第1の端末情報取得後の前記端末装置の推定移動方向及び推定移動速度を推定し、前記推定移動方向及び推定移動速度に基づき、前記端末装置の前記第2時間における位置を推定する
    請求項1記載のエッジサーバ。
  3. 前記データ管理部は、前記第1の端末情報に含まれる第1位置と、前記第1時間より前に取得した前記端末装置の第2の端末情報に含まれる第2位置に基づき、前記推定移動方向を推定する
    請求項2記載のエッジサーバ。
  4. 前記データ管理部は、前記端末装置の推定移動速度の推定において、前記第1の端末情報に含まれる移動速度を、前記推定移動速度とみなす
    請求項2記載のエッジサーバ。
  5. 前記データ管理部は、第3の端末情報に含まれる第3の移動速度から、前記第3の端末情報の前に取得した第4の端末情報に含まれる第4の移動速度への変化量と、前記第1の端末情報に含まれる移動速度に基づき、前記端末装置の前記推定移動速度を推定する
    請求項2記載のエッジサーバ。
  6. 前記データ管理部は、前記第3の移動速度から前記第4の移動速度への変化量の分布に基づき、前記第1の端末情報に含まれる移動速度からの変化後の移動速度の発生頻度を算出し、算出した前記発生頻度が所定頻度以上の前記変化後の移動速度を、前記端末装置の前記推定移動速度と推定する
    請求項5記載のエッジサーバ。
  7. 前記エッジデータは、前記記憶する端末情報を含む
    請求項1記載のエッジサーバ。
  8. カバレッジエリアに位置する端末装置と無線接続し、前記端末装置とサーバ間の通信を中継し、前記サーバが有するデータの一部又は全部の前記端末装置毎のデータであるエッジデータを蓄積するエッジサーバにおけるデータ管理方法であって、
    前記端末装置から、前記端末装置の位置及び移動速度を含む端末情報を取得し、
    前記取得した端末情報を記憶し、
    前記端末装置が自身のカバレッジエリア内に位置する第1時間において、少なくとも前記第1時間に取得した前記端末装置の第1の端末情報に基づき、前記第1時間以降の第2
    時間における前記端末装置の位置を所定範囲内で推定し、推定した前記端末装置の前記第2時間における前記所定範囲内の位置をカバレッジエリアに含む複数の他のエッジサーバそれぞれに、前記蓄積された端末装置の前記エッジデータを複写する
    データ管理方法。
JP2017007343A 2017-01-19 2017-01-19 エッジサーバ及びデータ管理方法 Active JP6940744B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017007343A JP6940744B2 (ja) 2017-01-19 2017-01-19 エッジサーバ及びデータ管理方法
PCT/JP2017/047076 WO2018135282A1 (ja) 2017-01-19 2017-12-27 エッジサーバ及びデータ管理方法
US16/511,791 US10939352B2 (en) 2017-01-19 2019-07-15 Edge server and data management method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017007343A JP6940744B2 (ja) 2017-01-19 2017-01-19 エッジサーバ及びデータ管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018117266A JP2018117266A (ja) 2018-07-26
JP6940744B2 true JP6940744B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=62908765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017007343A Active JP6940744B2 (ja) 2017-01-19 2017-01-19 エッジサーバ及びデータ管理方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10939352B2 (ja)
JP (1) JP6940744B2 (ja)
WO (1) WO2018135282A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210095457A (ko) 2020-01-23 2021-08-02 삼성전자주식회사 엣지 컴퓨팅 서비스를 위한 방법 및 장치
CN116996958A (zh) * 2020-08-12 2023-11-03 交互数字专利控股公司 边缘应用服务器重新定位
WO2022091322A1 (ja) 2020-10-30 2022-05-05 三菱電機株式会社 サーバ選出装置およびサーバ選出システム
CN116887287B (zh) * 2023-08-30 2023-12-08 荣耀终端有限公司 一种通信方法、介质和电子设备

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000268212A (ja) 1999-03-19 2000-09-29 Toshiba Corp 車両情報通信システム
JP2008118551A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Fujitsu Ltd 移動通信装置
JP2012114570A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Fujitsu Ltd 基地局装置、移動局装置、通信システム及び通信方法
JPWO2014049911A1 (ja) * 2012-09-28 2016-08-22 日本電気株式会社 移動通信システム、移動予測装置及びページングエリアの決定方法
KR101828091B1 (ko) * 2012-12-11 2018-02-12 한국전자통신연구원 고속 이동체의 무선 통신을 위한 핸드오버 및 전력 제어 시스템, 그 방법
JP2015005225A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 トヨタ自動車株式会社 車両挙動予測装置
JP6115495B2 (ja) 2014-02-21 2017-04-19 株式会社デンソー 無線通信システムおよび無線通信装置
JP5904226B2 (ja) 2014-02-26 2016-04-13 株式会社豊田中央研究所 車両挙動予測装置及びプログラム
JP6335079B2 (ja) 2014-09-16 2018-05-30 株式会社東芝 中継装置及び通信システム
CN105530653B (zh) * 2014-09-28 2019-04-12 国际商业机器公司 确定道路沿线的通信网络的覆盖空洞的方法和装置
JP6402253B2 (ja) * 2015-06-29 2018-10-10 株式会社Nttドコモ 通信制御方法、通信制御装置、及び通信システム
US20170178268A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-22 International Business Machines Corporation Management of mobile objects and resources
CN109691147B (zh) * 2016-08-30 2022-05-31 索尼移动通讯有限公司 移动边缘计算服务的重新定位

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018117266A (ja) 2018-07-26
WO2018135282A1 (ja) 2018-07-26
US10939352B2 (en) 2021-03-02
US20190342814A1 (en) 2019-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6940744B2 (ja) エッジサーバ及びデータ管理方法
JP6025790B2 (ja) 位置データベースを用いた移動装置の位置の判定
JP5395963B2 (ja) ネットワークに基づくポジショニングシステムの位置データベースの管理
KR101599178B1 (ko) 네트워크 내의 이웃하는 액세스 포인트의 검출
CN111385317B (zh) 一种数据传输方法、装置及系统
JP5772597B2 (ja) 情報共有システム
US11671909B2 (en) Methods and systems for selection of optimal access points
EP3025551A1 (en) Communications between a mobile device and an access point device to estimate the position of the mobile device from a plurality of beacons controlled by the access point
US20230115290A1 (en) In-vehicle/out-vehicle cooperation device and method
US11627446B2 (en) Inter-vehicle communication system and vehicle communication device
US11770754B2 (en) Network management apparatus, network management method, and storage medium for network comprising a plurality of vehicles and plurality of mobile terminals
US20190019405A1 (en) System and method for measuring traffic based on user terminal
JP2005123833A (ja) 位置検出システム制御方法
WO2015057767A1 (en) Selecting an access point for determining the position of a mobile device based on access point related traffic load information
US10631135B2 (en) Information processing device, information processing system, and information processing method
JP7538357B2 (ja) 測位方法、及び測位装置
CN114204979A (zh) 基于相对位置的无人机自组网方法及装置
JP6456895B2 (ja) 管理装置、管理方法及び通信システム
JP2018157520A (ja) 同期方法、移動通信システム及びノード装置
JP5896080B2 (ja) 通信システム
Fang et al. An improved DV-Hop algorithm with Jaccard coefficient based on optimization of distance correction
JP6605695B2 (ja) 通信端末、通信方法及び通信システム
WO2023248662A1 (ja) 基地局装置および端末装置
JP6456896B2 (ja) 通信端末、通信方法及び通信システム
WO2015145952A1 (ja) 端末、通信システム、データ共有方法及びプログラムを格納する記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6940744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150