JP6940726B1 - 無線端末用カバー - Google Patents

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Abstract

無線端末を収容してもアンテナ性能の低下を抑制可能な無線端末用カバーを提供する。本無線端末用カバーは、板状に形成された無線端末に装着される無線端末用カバーであって、装着された無線端末の背面を覆うように背面と接触し、比誘電率が1から10の範囲内である誘電体で形成される底部と、装着された無線端末の側面を囲むように側面と接触し、誘電体で形成される壁部と、底部及び壁部の少なくとも一方に並んで配置される複数の導体素子と、を備え、導体素子は、前記導体素子上の任意の二点間を結んで前記導体素子上に形成される線分のうち最も長い最長線分の長さが無線端末が無線通信に使用する電波の誘電体内における実効波長の長さの0.1倍から0.4倍の範囲内となるように形成される。

Description

本発明は、無線端末用カバーに関する。
近年、スマートフォン等の無線端末が広く利用されている。このような無線端末では、アンテナ性能の向上を図る様々な技術が提案されている。
例えば、スマートフォンのハウジングに浮動パッチを設けることで、パッチアンテナを広帯域化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。電子装置のハウジングの一部に非導電性物質を含むベース上に金属物質を含むアイランドを互いに隔離して配置することで電子装置のハウジングを金属材料で製造してもアンテナ性能が確保可能な技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。スマートフォンのカバーにアンテナを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特表2019−536377号公報 特開2014−179614号公報 特開2020−065245号公報
スマートフォン等の無線端末では、端末の保護や装飾等のために、カバーが使用されることが多い。無線端末がカバーに収容されると、無線端末のアンテナ性能が低下する虞がある。
開示の技術の1つの側面は、無線端末を収容してもアンテナ性能の低下を抑制可能な無線端末用カバーを提供することを目的とする。
開示の技術の1つの側面は、次のような無線端末用カバーによって例示される。本無線端末用カバーは、板状に形成された無線端末に装着される無線端末用カバーであって、装着された無線端末の背面を覆うように前記背面と接触し、比誘電率が1から10の範囲内である誘電体で形成される底部と、装着された無線端末の側面を囲むように前記側面と接触し、誘電体で形成される壁部と、底部及び壁部の少なくとも一方に並んで配置される複数の導体素子と、を備え、導体素子は、前記導体素子上の任意の二点間を結んで前記導体素子上に形成される線分のうち最も長い最長線分の長さが無線端末が無線通信に使用する電波の誘電体内における実効波長の長さの0.1倍から0.4倍の範囲内となるように形成される。
本無線端末用カバーは、無線端末を収容してもアンテナ性能の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るスマートフォンカバーの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るスマートフォンカバーが保護対象とするスマートフォンの正面視の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るスマートフォンカバーの導体素子とスマートフォンのアンテナの位置関係を模式的に示す図である。 図4は、第1シミュレーションで使用した第1モデルの一例を示す図である。 図5は、第1シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。 図6は、第2シミュレーションで使用したモデルの一例を示す第1の図である。 図7は、第2シミュレーションで使用したモデルの一例を示す第2の図である。 図8は、第2シミュレーションで使用したモデルの一例を示す第3の図である。 図9は、第2シミュレーションで使用したモデルの一例を示す第4の図である。 図10は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する第1の図である。 図11は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する第2の図である。 図13は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する第3の図である。 図13は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する第4の図である。 図14は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する第5の図である。 図15は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する第6の図である。 図16は、第3シミュレーションで使用した第3モデルの一例を示す図である。 図17は、第3シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。 図18は、第4シミュレーションで使用したモデルの一例を示す第1の図である。 図19は、第4シミュレーションで使用したモデルの一例を示す第2の図である。 図20は、第4シミュレーションのシミュレーション結果を例示する第1の図である。 図21は、第4シミュレーションのシミュレーション結果を例示する第2の図である。 図22は、第5シミュレーションで使用した第5モデルの一例を示す図である。 図23は、第5シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。 図24は、第1変形例に係るスマートフォンカバーの一例を示す図である。 図25は、第1変形例における導体素子とパッチアンテナとの位置関係のバリエーションを示す第1の図である。 図26は、第1変形例における導体素子とパッチアンテナとの位置関係のバリエーションを示す第2の図である。 図27は、第1変形例における導体素子とパッチアンテナとの位置関係のバリエーションを示す第3の図である。 図28は、第1変形例における導体素子とパッチアンテナとの位置関係のバリエーションを示す第4の図である。 図29から図32は、矩形以外の形状を採用した導体素子の配置を例示する第1の図である。 図30は、矩形以外の形状を採用した導体素子の配置を例示する第2の図である。 図31は、矩形以外の形状を採用した導体素子の配置を例示する第3の図である。 図32は、矩形以外の形状を採用した導体素子の配置を例示する第4の図である。 図33は、パッチアンテナと導体素子間の距離を不均等とした構成を例示する図である。
<実施形態>
以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。実施形態に係る無線端末用カバーは、例えば、以下の構成を備える。本実施形態に係る無線端末用カバーは、板状に形成された無線端末に装着される無線端末用カバーである。本無線端末用カバーは、装着された無線端末の背面を覆うように背面と接触し、比誘電率が1から10の範囲内である誘電体で形成される底部と、装着された無線端末の側面を囲むように側面と接触し、上記誘電体で形成される壁部と、底部及び壁部の少なくとも一方に並んで配置される複数の導体素子と、を備える。そして、導体素子は、導体素子上の任意の二点間を結んで導体素子上に形成される線分のうち最も長い最長線分の長さが無線端末が無線通信に使用する電波の誘電体内における実効波長の長さの0.1倍から0.4倍の範囲内となるように形成される。
このような無線端末用カバーによれば、無線端末のアンテナに対して導体素子を共振器として動作させることができる。そして、本無線端末用カバーでは、複数の導体素子が並んで配置されるため、アンテナが無線端末のどこに設けられているか不明な場合でも、導体素子をアンテナの近傍に配置させる可能性を可及的に高めることができる。すなわち、本無線端末用カバーによれば、アンテナの配置位置が不明な無線端末についても、導体素子を共振器として動作させる可能性を高めることができ、ひいては、導体素子を共振器として動作させることで無線端末のアンテナの動作利得を向上させることもできる。
以下、図面を参照して上記無線端末用カバーをスマートフォンカバーに適用した実施形態についてさらに説明する。図1は、実施形態に係るスマートフォンカバーの一例を示す図である。スマートフォンカバー100は、略直方体状(板状)に形成されたスマートフォンに装着され、当該スマートフォンを保護するケースである。スマートフォンカバー100は、底部101と、底部101の縁から立設する壁部102,103とを備える。以下、底部101から収容空間110の開口へ向かう方向を上、その逆方向を下とする。
底部101は、スマートフォンカバー100が保護対象とするスマートフォンの底面を覆うとともに、スマートフォンの底面と接触する部材である。底部101は、スマートフォンカバー100が保護対象とするスマートフォンの底面に合わせて略長方形の板状に形成される。
壁部102,103は、スマートフォンカバー100が保護対象とするスマートフォンの側面を囲むとともに、スマートフォンの側面と接触する部材である。壁部102,103は、底部101の縁から立設するように設けられる。壁部102は、略長方形に形成された底部101の短辺から立設するように設けられる。壁部103は、略長方形に形成された底部101の長辺から立設するように設けられる。すなわち、壁部102は、壁部103よりも短く形成される。
底部101及び壁部102,103は、誘電体で形成される。底部101及び壁部102,103を形成する誘電体の比誘電率は、1から10程度のものが好ましい。このような誘電体としては、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーンゴム、熱可塑性ポリウレタンエラストマー等を挙げることができる。
底部101及び壁部102,103によって、保護対象とするスマートフォンを収容する収容空間110が形成される。収容空間110は、収容するスマートフォンの外形と略等しい形状に形成される。スマートフォンカバー100は、収容空間110に収容された(はめ込まれた)スマートフォンを外部からの衝撃等から保護する。
底部101及び壁部102,103には、複数の導体素子120が並んで配置される。導体素子120は、金属等の導体を板状に加工した素子である。導体素子120は、底部101及び壁部102,103の収容空間110側の面(内側の面)に設けられてもよい。導体素子120は、底部101及び壁部102,103の収容空間110とは反対側の面(外側の面)に設けられてもよい。また、導体素子120は、底部101及び壁部102,103の内部に設けられてもよい。
導体素子120の大きさは、スマートフォンカバー100に収容するスマートフォンが無線通信に使用する電波の波長及びスマートフォンカバー100を形成する誘電体の誘電率に応じて決定される。導体素子120は、例えば、スマートフォンカバー100を形成する誘電体内におけるスマートフォンの電波の実効波長をλとすると、対角線の長さが0.1λから0.4λである板状の多角形、または、直径の長さが0.1λから0.4λである円板である。また、隣り合った導体素子120のピッチ間隔は、0.5λとすることが好ましい。
例えば、スマートフォンカバー100が保護対象とするスマートフォンがミリ波帯(周波数24から300GHz)の電波を用いて無線通信をする場合、比誘電率1から10の範囲の素材から選択されるスマートフォンカバー100内における実効波長λは、以下の式(1)によって決定できる。
Figure 0006940726
上記式(1)において、cは光速、fは周波数、εは比誘電率である。式(1)により、実効波長λは0.32mm以上、12.5mm以下となる。そのため、スマートフォンがミリ波帯の電波を用いて無線通信をする場合、導体素子120は、対角線の長さが0.032から5mmの板状の多角形、または、直径の長さが0.032から5mmの円板とすることができる。また、隣り合った導体素子120のピッチ間隔は、0.16から6.25mmの範囲内とすることが好ましい。
図2は、実施形態に係るスマートフォンカバーが保護対象とするスマートフォンの正面視の一例を示す図である。保護対象とするスマートフォン500は、スマートフォンカバー100が収容するスマートフォンということができる。図2では、スマートフォン500が実装するアンテナの位置が点線で例示される。スマートフォン500は、全体視矩形の板状に形成される。スマートフォン500は、4つのミリ波アンテナモジュール501,502,503,504を備える。ミリ波アンテナモジュール501,502,503,504は、ミリ波帯の電波を用いて無線通信を行うアンテナである。ミリ波アンテナモジュール501,502,503,504の夫々は、4つのパッチアンテナを有する4素子パッチアレーアンテナである。ミリ波アンテナモジュール501,503は、スマートフォン500の短辺を形成する側面512に電波の送受信の方向が向くように設けられる。ミリ波アンテナモジュール502は、スマートフォン500の長辺を形成する側面511に電波の送受信の方向が向くように設けられる。ミリ波アンテナモジュール504は、スマートフォン500の底面に電波の送受信方向が向くように設けられる。
図3は、実施形態に係るスマートフォンカバーの導体素子とスマートフォンのアンテナの位置関係を模式的に示す図である。スマートフォンカバー100の底部101、壁部102,103には、複数の導体素子120が並んで配置されている。そのため、スマートフォン500がスマートフォンカバー100の収容空間110に収容されると、いずれかの導体素子120が、スマートフォン500のミリ波アンテナモジュール501,502,503,504の電波の出射方向付近に位置することになる。図3では、ミリ波アンテナモジュール502のパッチアンテナ5021の出射方向に導体素子120が位置する状態を例示する。導体素子120は実効波長λの電波で共振するため、図3のように、パッチアンテナ5021の電波の出射方向付近に位置する導体素子120は、共振器(いわゆるスタックドパッチ)として動作するようになる。導体素子120がスタックドパッチとして動作することで、スマートフォンカバー100は、収容したスマートフォン500のミリ波アンテナモジュール501,502,503,504の動作利得を向上させることができる。
<シミュレーション>
スマートフォンカバー100の効果について、シミュレーションで検証したので以下説明する。
(第1シミュレーション)
第1シミュレーションでは、スタックドパッチ1004夫々の一辺の長さを変動させるとともに、パッチアンテナ1003とスタックドパッチ1004との間の距離を変動させて、動作利得を検証した。
図4は、第1シミュレーションで使用した第1モデルの一例を示す図である。図4に例示する第1モデルでは、グランド1001上に比誘電率12の基板1002が設けられる。基板1002上には、矩形に形成された4つのパッチアンテナ1003が一列に並んで配置される。4つのパッチアンテナ1003夫々の出射方向には、矩形に形成されたスタックドパッチ1004が配置される。
図5は、第1シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。図5の縦軸は動作利得(dBi)を例示し、横軸はスタックドパッチ1004の一辺の長さを例示する。パッチアンテナ1003とスタックドパッチ1004との間の距離よりも、スタックドパッチ1004の一辺の長さの方が動作利得への影響が大きいことが、図5を参照すると理解できる。また、スタックドパッチ1004の一辺の長さが、0.1λから0.4λの範囲であれば、動作利得向上の効果が大きいことが理解できる。なお、実効波長が0.32mmの場合、0.1λは0.032mm、0.4λは0.0128mmとなる。また、実効波長が12.5mmの場合、0.1λは1.25mm、0.4λは5mmとなる。
(第2シミュレーション)
第2シミュレーションでは、正面視においてスタックドパッチとパッチアンテナとの位置がずれていても効果があるか否かを検証した。また、第2シミュレーションでは、スタックドパッチの数を増加させても効果があるか否かを検証した。なお、第2シミュレーションでは、実効波長λを11.1mm、スタックドパッチ1004のピッチ間隔を0.51λとした。
図6から図9は、第2シミュレーションで使用したモデルの一例を示す図である。図6では、第2−1モデルを例示する。第2−1モデルは、パッチアンテナ1003の正面にスタックドパッチ1004が配置されたモデルである。第2−1モデルでは、パッチアンテナ1003とその正面に配置されたスタックドパッチ1004とは、正面視において中心位置が一致する。
図7は、第2−2モデルを例示する。第2−2モデルでは、第2−1モデルからスタックドパッチ1004の位置を図面に向かって右方向に0.17λ(略1.7mm)移動させた状態である。そのため、第2−2モデルでは、正面視において、複数並んだスタックドパッチ1004の間にパッチアンテナ1003の左側の一部が見える状態となる。
図8は、第2−3モデルを例示する。第2−3モデルでは、第2−1モデルからスタックドパッチ1004の位置を図面に向かって右方向に0.256λ(略2.85mm)移動させた状態である。そのため、第2−3モデルでは、正面視において、複数並んだスタックドパッチ1004の間にパッチアンテナ1003が見える状態となる。
図9は、第2−4モデルを例示する。第2−4モデルでは、第2−1モデルからスタックドパッチ1004の位置を図面に向かって右方向に0.34λ(略3.8mm)移動させた状態である。そのため、第2−4モデルでは、正面視において、複数並んだスタックドパッチ1004の間にパッチアンテナ1003の右側の一部が見える状態となる。
(ビームフォーミングの検証)
図10から図15は、ビームフォーミングについて検証したシミュレーション結果を例示する図である。図10は、スタックドパッチ1004が無い状態、すなわち、スマートフォン500をスマートフォンカバー100に収容しない状態でビームフォーミングについてシミュレーションした結果を例示する。図11は、第1モデルのビームフォーミングについてシミュレーションした結果を例示する。図12は、第2−1モデルのビームフォーミングについてシミュレーションした結果を例示する。図13は、第2−2モデルのビームフォーミングについてシミュレーションした結果を例示する。図14は、第2−3モデルのビームフォーミングについてシミュレーションした結果を例示する。図15は、第2−4モデルのビームフォーミングについてシミュレーションした結果を例示する。
図11を参照すると、第1モデル、すなわち、スタックドパッチ1004を4つ設けることで、2dB程度の動作利得向上が期待できることが理解できる。また、図11を参照すると、スタックドパッチ1004を4つ設けてもビームフォーミング可能であることが理解できる。図12から図15を参照すると、スタックドパッチ1004を4つより多い数設けても、ビームフォーミングが可能であることが理解できる。また、図12から図15を参照すると、パッチアンテナ1003とスタックドパッチ1004とが横方向にずれていても、当該ずれによる動作利得への影響は低いことが理解できる。これらのことから、スマートフォンカバー100に多数の導体素子120を配置することで、スマートフォン500の動作利得向上に資するものと考えられる。
(第3シミュレーション)
第2シミュレーションではパッチアンテナ1003とスタックドパッチ1004の横方向における位置ずれについて検証したので、第3シミュレーションではパッチアンテナ1003とスタックドパッチ1004を縦横にずらした場合についても検証する。
図16は、第3シミュレーションで使用した第3モデルの一例を示す図である。第3モデルでは、パッチアンテナ1003のビッチは、5.7mmである。また、スタックドパッチ1004のピッチは、5.7mmである。縦方向のシフト量Hは、パッチアンテナ1003の中心とスタックドパッチ1004の中心間における上下の差である。図16においてスタックドパッチ1004の方がパッチアンテナ1003よりも上の場合には正の値、スタックドパッチ1004の方がパッチアンテナ1003よりも下の場合には負の値とする。また、横方向のシフト量Wは、パッチアンテナ1003の中心とスタックドパッチ1004の中心間における左右の差である。図16においてスタックドパッチ1004の方がパッチアンテナ1003よりも右の場合には正の値、スタックドパッチ1004の方がパッチアンテナ1003よりも左の場合には負の値とする。
図17は、第3シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。図17では、縦方向及び横方向のシフト量(mm)と、動作利得(dBi)とが対応付けて例示される。図17において、縦方向のシフト量0mmかつ横方向のシフト量0mmは、パッチアンテナ1003の中心とスタックドパッチ1004の中心とが、正面視において一致していることを例示する。なお、参考値として、スタックドパッチ1004が無い状態におけるパッチアンテナ1003の動作利得は8.8dBiである。
図17を参照すると、縦方向のシフト量が+1.46mmから−1.46mmの範囲であれば、横方向のシフト量が−3.8mmから+3.8mmの範囲で動作利得を10dBiとすることができる。また、図17を参照すると、スタックドパッチ1004を採用した場合におけるパッチアンテナ1003の動作利得は、シミュレーションで検証した範囲において縦横のシフト量がいずれであっても、スタックドパッチ1004が無い状態におけるパッチアンテナ1003の動作利得8.8dBiよりも高い値とすることができる。
(第4シミュレーション)
第4シミュレーションでは、スタックドパッチ1004を上下方向2列に並べた場合についてシミュレーションで検証する。図18及び図19は、第4シミュレーションで使用したモデルの一例を示す図である。図18は、上下2列のスタックドパッチ1004の中心位置が左右方向にシフトしていない第4−1モデルを例示する。また、図19は、上下2列のスタックドパッチ1004の中心位置を左右方向にシフトしたい第4−2モデルを例示する。第4−2モデルは、千鳥配列とも称する。なお、モデル4−1及びモデル4−2いずれにおいても、上下2列のスタックドパッチ1004のピッチ間隔は0.55mm(0.05λ)である。
図20及び図21は、第4シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。図20は、第4−1モデルについてのシミュレーション結果を例示する。また、図21は、第4−2モデルについてのシミュレーション結果を例示する。第4−1モデルでシミュレーションを行った結果、パッチアンテナ1003の動作利得は、9.991dBiとなった。また、第4−2モデルでシミュレーションを行った結果、パッチアンテナ1003の動作利得は、10.03dBiとなった。
第4−1モデル及び第4−2モデルのいずれも、第2シミュレーションで検証した各モデルと比較すると、動作利得が低下してしまっている。しかしながら、スマートフォンにおけるミリ波アンテナモジュールの配置位置は、メーカー毎、製品毎に異なっている。そのため、動作利得が多少低下するとしても、スマートフォンカバー100の壁部102,103等に導体素子120を上下方向2列に配置することで、導体素子120とスマートフォンのパッチアンテナとの位置ずれを可及的に抑制することは有効であると考えられる。
(第5シミュレーション)
第5シミュレーションでは、パッチアンテナ1003の法線方向にスタックドパッチ1004を2列積層させて配置するモデルについてシミュレーションを行った。図22は、第5シミュレーションで使用した第5モデルの一例を示す図である。第5モデルでは、第1モデルに対して、さらに、パッチアンテナ1003の法線方向に距離Lだけ離れた位置にもスタックドパッチ1004を配置した。第5シミュレーションでは、2列積層させたスタックドパッチ1004間の距離Lを様々に変えてシミュレーションを行った。
図23は、第5シミュレーションのシミュレーション結果を例示する図である。図23では、パッチアンテナ1003が放射する電波が27GHzであるとしてシミュレーションを行った。図23を参照すると、スタックドパッチ1004間の距離Lが0.4mmのときに動作利得が最大になることが理解できる。ここで、スタックドパッチ1004を積層させていないモデル1における動作利得が11.05dBiであることから、距離Lを1.5mm以上とすると、スタックドパッチ1004を積層させることによる動作利得の向上は期待できなくなることが理解できる。ここで、1.5mmという距離は、周波数27GHzの電波の波長の0.135倍となる。すなわち、電波の波長の0.135倍が距離Lの上限と考えられる。
ミリ波帯における実効波長λの最大値は、上記の通り、12.5mmである。λが12.5mmの場合には、距離Lは12.5mmの0.135倍である1.7mm以下とすることで動作利得の向上が期待できると考えられる。
<実施形態の作用効果>
スマートフォンを誘電体で形成されるスマートフォンカバーに収容すると、スマートフォンの動作利得が低下することがある。このような問題は、ミリ波帯の電波を活用する5Gに適合するスマートフォンにおいて顕著に生じるようになる。
本実施形態では、スマートフォンカバー100に導体素子120を配置し、導体素子120をスタックドパッチとして動作させることで、スマートフォンカバーをスマートフォンに収容してもスマートフォンの動作利得低下を抑制することができる。
本実施形態では、導体素子120の形状をミリ波帯の電波に対して最適化する。すなわち、矩形に形成される導体素子120の一辺を0.1λから0.4λ(0.032から5mm)とすることで、導体素子120がミリ波帯の電波に対し好適な共振器として動作させることができる。その結果、本実施形態によれば、スマートフォンカバー100に収容したスマートフォンの動作利得向上が期待できる。
本実施形態では、複数並んで配置した導体素子120間の距離をミリ波帯の電波に対して最適化する。すなわち、導体素子120のピッチ間隔を0.5λ(0.16から6.25mm)とすることで、導体素子120とスマートフォン500のミリ波アンテナモジュール501,502,503,504が備えるパッチアンテナとの間に位置ずれが生じても、導体素子120をミリ波帯の電波に対し好適な共振器として動作させることができる。
また、本実施形態では、第5シミュレーションでも例示したように、壁部102,103や底部101の厚さ方向に導体素子120を並べてもよい。導体素子120間の厚み方向における距離を0.135(1.7mm)以下とすることで、スマートフォンの動作利得のさらなる向上を期待できる。
また、本実施形態では、壁部102,103や底部101の全体に複数の導体素子120を配置した。このように導体素子120が配置されることで、スマートフォン内におけるミリ波アンテナモジュールの位置が不明であっても、いずれかの導体素子120がミリ波アンテナモジュールのパッチアンテナ近傍に位置することになる。そのため、本実施形態によれば、スマートフォン内におけるミリ波アンテナモジュールの位置が不明な場合であっても、スマートフォンの動作利得向上を期待できる。
<変形例>
図24は、第1変形例に係るスマートフォンカバーの一例を示す図である。実施形態では、導体素子120のピッチ間隔は0.5λ(0.16から6.25mm)とされたが、導体素子120のピッチ間隔が等間隔に限定されるわけではない。図24に例示するように導体素子120は上記の間隔(0.16から6.25mm)内で不均等に設けられてもよい。不均等に設けられた導体素子120のうち、第1のピッチ間隔で配置された導体素子120の組は、「第1のピッチ間隔で配置される導体素子の組」の一例である。不均等に設けられた導体素子120のうち、第2のピッチ間隔で配置された導体素子120の組は、「第2のピッチ間隔で配置される導体素子の組」の一例である。第1のピッチ間隔及び第2のピッチ間隔は、いずもれ0.5λ(0.16から6.25mm)の範囲内から選択されることが好ましい。導体素子120は、例えば、スマートフォンカバー100Aの全体に配置されなくとも、保護対象とするスマートフォンにおいてミリ波アンテナモジュールが存在する蓋然性が高い位置に複数配置されてもよい。すなわち、導体素子120は、図24に例示するように、スマートフォンカバー100Aの一部の領域に複数配置されてもよい。
図25から図28は、第1変形例における導体素子とパッチアンテナとの位置関係のバリエーションを示す図である。スマートフォン100Aでは、ミリ波アンテナモジュールが存在する蓋然性が高い位置に導体素子120が複数配置される。そのため、配置された複数の導体素子120のいずれかは、ミリ波アンテナモジュールに設けられたパッチアンテナの正面またはその近傍に配置される蓋然性が高い。そのため、第1変形例によっても、スマートフォンの動作利得向上を期待できる。また、導体素子120の数とパッチアンテナ1003の数とは、同じであってもよいし異なっていてもよい。
実施形態では、導体素子120の形状は矩形とされたが、導体素子120の形状は矩形に限定されるわけではない。導体素子120は、円形や矩形以外の多角形であってもよい。図29から図32は、矩形以外の形状を採用した導体素子の配置を例示する図である。図29では、楕円形に形成された導体素子120が例示される。導体素子120が楕円形の場合、その長径が0.1λから0.4λ(0.032から5mm)とされればよい。また、導体素子120が正円形の場合、その直径が0.1λから0.4λ(0.032から5mm)とされればよい。また、図30は五角形に形成された導体素子120を例示し、図31は長方形に形成された導体素子120を例示する。導体素子120が長方形を含む多角形の場合、その一辺または対角線のうち最も長い線分が0.1λから0.4λ(0.032から5mm)とされればよい。すなわち、導体素子120は、板状に形成されるとともに、その正面視における形状は様々に形成可能である。そして、様々な形状に形成された導体素子120は、導体素子120の任意の2点を結んで導体素子120上に形成される線分のうち、最も長い線分(最長線分とも称する)の長さが、0.1λから0.4λ(0.032から5mm)とされればよい。
図32は、様々な形状の導体素子が配置された状態を例示する図である。図32に例示するように、スマートフォンカバー100では、円形や楕円形の導体素子120と多角形の導体素子120の夫々が混在して設けられてもよい。すなわち、スマートフォンカバー100では、複数の異なる形状の導体素子120が設けられてもよい。
図22では、2列積層させたスタックドパッチ1004間の距離Lは12.5mmの0.135倍である1.7mm以下とした上で距離Lを一定としたが、距離Lは1.7mm以下であれば不均等であってもよい。図33は、パッチアンテナと導体素子間の距離を不均等とした構成を例示する図である。図33では、スタックドパッチ1004間の距離が、距離L1、距離L2、距離L3、距離L4と夫々異なっている。なお、距離L1、距離L2、距離L3、距離L4は、いずれも1.7mm以下となっている。このようにスタックドパッチ1004間の距離が互いにスタックドパッチの組夫々で異なっていても、スタックドパッチ1004間の距離が1.7mm以下となっていれば、スマートフォンの動作利得向上を期待できる。
導体素子120は、壁部102,103や底部101の収容空間110側の表面に設けられてもよい。この場合、導体素子120は、真空蒸着や印刷、はめ込み等によってスマートフォンカバー100に設けられてもよい。
導体素子120は、壁部102,103や底部101を形成する誘電体の内部に埋め込まれてもよい。このように導体素子120が設けられると、導体素子120に入射する電波の実効波長を短くすることができることから、導体素子120の小型化が可能となる。
なお、実施形態において、ミリ波アンテナモジュール501,502,503,504の夫々は、4つのパッチアンテナを有する4素子パッチアレーアンテナであったが、スマートフォンカバー100が保護対象とするスマートフォンのミリ波アンテナモジュールに限定はない。ミリ波アンテナモジュールは、例えば、パッチアンテナ以外のアンテナ(例えば、ダイポールアレーアンテナ)を有してもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせることができる。
100:スマートフォンカバー
1001:グランド
1002:基板
1003:パッチアンテナ
1004:スタックドパッチ
101:底部
102,103:壁部
110:収容空間
120:導体素子
500:スマートフォン
501,502,503,504:ミリ波アンテナモジュール
5021:パッチアンテナ
511,512:側面

Claims (9)

  1. 板状に形成された無線端末に装着される無線端末用カバーであって
    記無線端末の背面を覆うように配置され、比誘電率が1から10の範囲内である誘電体で形成される底部と、
    記無線端末の側面を囲むように配置され、前記誘電体で形成される壁部と、
    前記底部及び前記壁部の少なくとも一方に並んで配置される複数の無給電の導体素子と、を備え、
    前記導体素子は、前記導体素子上の任意の二点間を結んで前記導体素子上に形成される線分のうち最も長い最長線分の長さが前記無線端末が無線通信に使用する電波の前記誘電体内における実効波長の長さの0.1倍から0.4倍の範囲内となるように形成される、
    無線端末用カバー。
  2. 前記複数の導体素子は、正面視において多角形に形成された導体素子を含み、
    前記最長線分は、前記多角形に形成された導体素子の一辺の長さ、または、前記多角形に形成された導体素子の対角線のうち最も長い線分である、
    請求項1に記載の無線端末用カバー。
  3. 前記複数の導体素子は、正面視において円形に形成された導体素子を含み、
    前記最長線分は、前記円形に形成された導体素子の直径である、
    請求項1または2に記載の無線端末用カバー。
  4. 前記複数の導体素子は、等間隔で配置される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の無線端末用カバー。
  5. 前記複数の導体素子は、隣り合った導体素子が第1のピッチ間隔で配置される導体素子の組と、隣り合った導体素子が前記第1のピッチ間隔とは異なる第2のピッチ間隔で配置される導体素子の組と、を含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の無線端末用カバー。
  6. 前記複数の導体素子の夫々は、前記誘電体内に設けられる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の無線端末用カバー。
  7. 前記複数の導体素子は、隣り合った導体素子のピッチ間隔が前記実効波長の0.5倍である、
    請求項4に記載の無線端末用カバー。
  8. 前記電波はミリ波帯の電波であり、
    前記ピッチ間隔は、0.16mmから6.25mmの範囲内である、
    請求項7に記載の無線端末用カバー。
  9. 前記電波はミリ波帯の電波であり、
    前記最長線分の長さは、0.032mmから5mmの範囲内である、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の無線端末用カバー。
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