JP2020065245A - スマートフォンケース - Google Patents

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隆賢 水沼
Takamasa Mizunuma
隆賢 水沼
田中 聡
Satoshi Tanaka
聡 田中
英樹 上田
Hideki Ueda
英樹 上田
靖久 山本
Yasuhisa Yamamoto
靖久 山本
板橋 明子
Akiko Itabashi
明子 板橋
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Abstract

【課題】接続の安定性に対してロバストなミリ波帯通信を実現することを可能とするスマートフォンケースを提供する。【解決手段】スマートフォンケース2は、スマートフォン1に着脱可能であり、ミリ波帯通信を行うための通信回路4のミリ波帯通信用アンテナ3を1つ以上備える。【選択図】図4

Description

本発明は、スマートフォンケースに関する。
携帯電話や携帯情報端末等の携帯通信端末、無線LAN端末などの通信装置において、GSM(登録商標)(Global System fоr Mobile communications)規格、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)規格、LTE(Long Term Evolution)規格、Bluetooth(登録商標)規格など、通信規格がそれぞれ異なる第2世代移動通信システム(以下、単に「2G」とも称する)、第3世代移動通信システム(以下、単に「3G」とも称する)、及び第4世代移動通信システム(以下、単に「4G」とも称する)にそれぞれ対応した複数の通信システムを備え、複数の通信規格(マルチモード)による通信に対応した通信装置が提供されている。また、複数の通信システムを備えることによりマルチモードに対応した通信装置では、各通信システムのそれぞれに対して所定の周波数帯域が割り当てられており、複数の周波数帯域(マルチバンド)を利用して通信が行われる。このような通信装置として、例えば、スマートフォン等の電子装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
近年、携帯端末の新たな通信規格として、第5世代移動通信システム(以下、単に「5G」とも称する)が導入されようとしている。5Gは、6GHz以下の帯域を使う「sub−6」と、24.25GHz以上の高い周波数帯を使う準ミリ波帯とミリ波帯に分類される。特に、準ミリ波帯とミリ波帯では、通信回路の消費電力も大きくなるため、限られた条件での使用となる。
特開2013−114306号公報
スマートフォン等の通信装置において5Gに対応するためには、2G、3G、及び4Gに対応した各通信回路や、WiFi通信を行う通信回路に加えて、5Gのsub−6やミリ波帯に対応した通信回路を搭載する必要がある。しかしながら、2G、3G、及び4Gに対応した各通信回路や、WiFi通信を行う通信回路を具備した構成に対し、5Gに対応した通信回路やミリ波帯通信用のアンテナを配置するための十分なスペースを確保できない場合がある。このため、通信装置内の部品配置や外乱要素に影響され、安定した接続性が得られない可能性がある。すなわち、接続の安定性に対するロバストなミリ波帯通信を実現することが難しいという課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接続の安定性に対してロバストなミリ波帯通信を実現することを目的とする。
本発明の一側面のスマートフォンケースは、スマートフォンに着脱可能なスマートフォンケースであって、ミリ波帯通信を行うための通信回路のミリ波帯通信用アンテナを1つ以上備える。
この構成では、ミリ波帯通信用アンテナの配置の自由度が大きくなり、5G通信システムの性能を十分に活かせることができる。
本発明によれば、接続の安定性に対してロバストなミリ波帯通信を実現することができるスマートフォンケースを提供することができる。
5Gに対応した通信システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路の第1例を示すブロック図である。 実施形態1に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路の第2例を示すブロック図である。 ミリ波帯通信用アンテナとRFICとの位置関係を示す平面図である。 図2Aに示すミリ波帯通信用アンテナとRFICとの位置関係をA矢示方向から見た図である。 実施形態1に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第1例を示す平面図である。 図4に示すスマートフォンケースを背面から見た平面図である。 図4に示すA−A線断面図である。 図4に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。 実施形態1に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第2例を示す平面図である。 図8に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。 実施形態2に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路を示すブロック図である。 RFモジュールの一例を示す図である。 図11Aに示すRFモジュールをB矢示方向から見た図である。 実施形態2に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた例を示す平面図である。 図12に示すB−B線断面図である。 実施形態3に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路を示すブロック図である。 実施形態3に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第1例を示す平面図である。 実施形態3に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第2例を示す平面図である。 図16に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。 実施形態4に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路を示すブロック図である。 実施形態4に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた例を示す平面図である。 図19に示すC−C線断面図である。 実施形態5に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた例を示す平面図である。 図21に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。 実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの一例を示す斜視図である。 実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第1配置例を示す図である。 実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第2配置例を示す図である。 実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第3配置例を示す図である。 実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第4配置例を示す図である。 実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第5配置例を示す図である。 実施形態7に係るミリ波帯通信用アンテナの配置例を示す図である。 実施形態8に係るミリ波帯通信用アンテナの一例を示す斜視図である。 図30Aに示すミリ波帯通信用アンテナをC矢示方向から見た図である。 実施形態8に係るミリ波帯通信用アンテナの配置例を示す図である。 実施形態9に係るミリ波帯通信用アンテナの一例を示す斜視図である。 実施形態10に係るスマートフォンケースの第1例を示す平面図である。 図33に示すスマートフォンケースの背面図である。 図33に示すスマートフォンケースの側面図である。 実施形態10に係るスマートフォンケースの第2例を示す平面図である。 図36に示すスマートフォンケースの背面図である。 図36に示すスマートフォンケースの側面図である。
以下に、実施形態に係る通信装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもない。実施形態2以降では、実施形態1と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
(実施形態1)
図1は、5Gに対応した通信システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信システム1000は、2Gに対応した通信回路(RF+BB(2G))200、3Gに対応した通信回路(RF+BB(3G))300、4Gに対応した通信回路(RF+BB(4G))400、5Gのsub−6に対応した通信回路(RF+BB(5G sub−6))500、RFフロントエンド回路20、RFアンテナ21、WiFi通信の通信回路600、WiFiアンテナ22、5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路100、ミリ波帯通信用アンテナ3、センサ13、及びプロセッサ6を備える。本開示において、ミリ波帯通信において使用する周波数帯は、例えば、準ミリ波帯やミリ波帯の28GHz帯、39GHz帯、又は60GHz帯の各周波数帯に加え、IEEE方式におけるXバンド(8GHzから12GHz)、Kuバンド(12GHzから18GHz)、Kバンド(18GHzから27GHz)、Kaバンド(27GHzから40GHz)、Vバンド(40GHzから75GHz)を含む。
図2Aは、実施形態1に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路の第1例を示すブロック図である。図2Bは、実施形態1に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路の第2例を示すブロック図である。
図2A及び図2Bに示すように、通信回路100は、例えば、高周波信号処理を行うRFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)4と、ベースバンド信号処理を行うBBIC(Base Band Integrated Circuit)5と、を備えている。
図2Bに示すように、プロセッサ6とBBIC5との間の伝送経路に変換回路23を設けた構成であっても良い。例えば、プロセッサ6と通信回路100との間がシリアル伝送線路であっても良い。この場合には、変換回路23によりシリアル/パラレル変換する構成であっても良い。また、プロセッサ6と通信回路100との間を光ファイバ通信で伝送しても良い。この場合には、変換回路23により光/電気信号変換する構成であっても良い。
本実施形態に係るスマートフォンケース2は、スマートフォン1に着脱可能であり、ミリ波帯信号を送受信するミリ波帯通信用アンテナ3を搭載している。本実施形態において、スマートフォン1は、図1に示す通信システム1000のうち、ミリ波帯通信用アンテナ3を除く構成部を搭載している。
図3Aは、ミリ波帯通信用アンテナとRFICとの位置関係を示す平面図である。図3Bは、図3Aに示すミリ波帯通信用アンテナとRFICとの位置関係をA矢示方向から見た図である。
図3Aに示すように、ミリ波帯通信用アンテナ3は、複数のパッチアンテナ3aを有して構成されている。ミリ波帯通信用アンテナ3は、誘電体基板3bの表面に複数のパッチアンテナ3aを配列したアレーアンテナである。パッチアンテナ3aは、誘電体基板3bの表面に設けられた放射導体である。パッチアンテナ3aが設けられている誘電体基板3bの表面が、ミリ波帯通信用アンテナ3の放射面である。
誘電体基板3bの材料としては、例えば、低温同時焼成セラミックス多層基板(LTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics)多層基板)、エポキシ、ポリイミドなどの樹脂から構成される樹脂層を複数積層して形成された多層樹脂基板、より低い誘電率を有する液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)から構成される樹脂層を複数積層して形成された多層樹脂基板、フッ素系樹脂から構成される樹脂層を複数積層して形成された多層樹脂基板、セラミックス多層基板(低温焼成セラミック多層基板を除く)等が例示される。
誘電体基板3bの背面、すなわち、ミリ波帯通信用アンテナ3の放射面とは反対側の面に対向して、RFIC4が配置される。なお、図2A及び図2Bでは、パッチアンテナ3aの配列数が4×3の例を示したが、パッチアンテナ3aの配列数はこれに限るものではない。
図3Bに示すように、ミリ波帯通信用アンテナ3は、スマートフォンケース2に設けられ、RFIC4は、スマートフォン1に設けられる。本実施形態において、ミリ波帯通信用アンテナ3とRFIC4との間には、容量結合Cが設けられ、容量結合Cを介して、RFIC4からミリ波帯通信用アンテナ3の各パッチアンテナ3aに給電される。これにより、スマートフォン1に接点を設けることなく、ミリ波帯通信を実現することができる。
図2A及び図2Bでは、通信回路100が複数のミリ波帯通信用アンテナ3及びRFIC4を有する構成を示している。図2A及び図2Bに示す構成において、通信回路100は、複数のミリ波帯通信用アンテナ3及びRFIC4で異なるミリ波帯信号を同時に送受信することにより、通信速度の向上を図るMIMO(Multiple Input Multiple Output)方式のミリ波帯通信を実現する構成としても良い。また、図2A及び図2Bに示す構成において、通信回路100は、複数のミリ波帯通信用アンテナ3及びRFIC4で同じミリ波帯信号を同時に受信し、より受信状態が優れているミリ波帯通信用アンテナ3及びRFIC4を用いて通信を行うことにより、通信品質や信頼性の向上を図るダイバーシティ方式のミリ波帯通信を実現する構成としても良い。
図4は、実施形態1に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第1例を示す平面図である。図5は、図4に示すスマートフォンケースを背面から見た平面図である。図6は、図4に示すA−A線断面図である。図4から図6において、スマートフォン1は、ディスプレイが設けられた表示面1Bと、当該表示面1Bの反対側の面、すなわちディスプレイが設けられていない背面1Aとを有している。本実施形態に係るスマートフォンケース2は、図4から図6に示すように、スマートフォン1の背面1Aを取り付ける背面部2Aと、スマートフォン1の表示面1Bを保護する表面部2Bとを有し、天然皮革や合成皮革、又は樹脂等の単一素材や、これら各素材を組み合わせて構成された、いわゆる手帳型のケースを想定している。
図4から図6では、スマートフォンケース2の背面部2Aにミリ波帯通信用アンテナ3を設けた例を示している。本実施形態において、RFIC4は、上述したように、スマートフォン1の背面1Aに設けられている。
図4から図6では、スマートフォンケース2の背面部2Aに1つのミリ波帯通信用アンテナ3を設けた例を示したが、スマートフォンケース2の背面部2Aに複数のミリ波帯通信用アンテナ3を配置することもできる。この場合には、複数のミリ波帯通信用アンテナ3に対応して、それぞれRFIC4がスマートフォン1の背面1Aに設けられる。
本実施形態において、スマートフォン1は、2G、3G、4G、5Gのsub−6に対応した各通信回路200,300,400,500や、WiFi通信を行う通信回路600を搭載しているため、5Gのミリ波帯に対応するための構成部を配置するスペースが制限される。このため、接続の安定性に対してロバストなミリ波帯通信を実現することが難しい。その理由として、5Gのミリ波帯通信で用いられる周波数は、伝搬距離が短いため、アレーアンテナを複数配置して、ビームフォーミング技術を適用し、伝搬距離を長くする必要があることから、従来の周波数のアンテナに比べて、まとまったアレーアンテナを配置させることは、非常に難しい。
本実施形態では、スマートフォンケース2の背面部2Aにミリ波帯通信用アンテナ3を設けた構成としている。このため、ミリ波帯通信用アンテナ3の配置の自由度が大きくなる。また、ミリ波帯通信用アンテナ3を構成するパッチアンテナ3aの配列の自由度が大きくなるので、詳細なビームフォーミングを実現することができる。また、上述したように、複数のミリ波帯通信用アンテナ3及びRFIC4を有する構成とし、MIMO方式のミリ波帯通信やダイバーシティ方式のミリ波帯通信を実現することで、ミリ波帯通信の通信速度の向上や通信品質、及び信頼性の向上を実現することができる。
図7は、図4に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。以下、図7に示すように、スマートフォン1の表示面1Bとスマートフォンケース2の表面部2Bとが対向して閉じられた状態を、スマートフォンケース2が「閉じた状態」とも称する。
また、図4から図7に示す構成において、スマートフォン1は、図1に示すように、スマートフォンケース2が閉じた状態であることを検出するセンサ13を備えている。
図4から図7に示す構成において、センサ13は、スマートフォン1の表示面1Bに組み込まれた近接センサである。センサ13は、図7に示すように、スマートフォンケース2が閉じた状態において、スマートフォンケース2の表面部2Bの接近を検知して、スマートフォンケース2が閉じた状態であることを検出する。
図8は、実施形態1に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第2例を示す平面図である。図9は、図8に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。
図8及び図9に示す構成において、センサ13は、スマートフォン1の表示面1Bに組み込まれた磁気センサである。センサ13は、図9に示すように、スマートフォンケース2が閉じた状態において、スマートフォンケース2の表面部2Bに組み込まれた磁石15の磁気を検知して、スマートフォンケース2が閉じた状態であることを検出する。
なお、センサ13は、スマートフォンケース2が閉じた状態であることを検出できれば良く、近接センサや磁気センサに限るものではない。
スマートフォン1は、センサ13によりスマートフォンケース2が閉じた状態であることを検出した場合に、通信回路200,300,400,500及び600による通信を継続させつつ、5Gに対応した通信回路100によるミリ波帯通信を停止する。これにより、スマートフォン1は、ミリ波帯通信が必要な状態、すなわち、利用者によってスマートフォンケース2が開かれた状態でのみミリ波帯通信を行うので、消費電力を抑制することができ、バッテリーのライフタイムを長くすることができる。
(実施形態2)
図10は、実施形態2に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路を示すブロック図である。なお、上述した実施形態1と同様に、プロセッサ6とBBIC5との間の伝送経路に変換回路23を設けた構成であっても良い。
図10に示すように、本実施形態において、RFIC4は、ミリ波帯通信用アンテナ3と一体化されてRFモジュール7を構成している。本実施形態において、スマートフォンケース2aは、ミリ波帯通信用アンテナ3とRFIC4とが一体化されたRFモジュール7を搭載している。
また、本実施形態において、スマートフォン1aとスマートフォンケース2aとの間は、コネクタ8を介して電気的に接続される。
図11Aは、RFモジュールの一例を示す図である。図11Bは、図11Aに示すRFモジュールをB矢示方向から見た図である。
図11A及び図11Bに示すように、パッチアンテナ3aが設けられた誘電体基板3bの背面、すなわち、ミリ波帯通信用アンテナ3の放射面とは反対側の面に、RFIC4が設けられ、RFモジュール7が構成される。
なお、図11A及び図11Bでは、パッチアンテナ3aの配列数が4×3の例を示したが、実施形態1と同様に、パッチアンテナ3aの配列数はこれに限るものではない。
図12は、実施形態2に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた例を示す平面図である。図13は、図12に示すB−B線断面図である。
図12及び図13では、スマートフォンケース2aの背面部2Aに2つのRFモジュール7を設け、スマートフォンケース2aの表面部2Bに2つのRFモジュール7を設けた例を示している。コネクタ8と各RFモジュール7との間は、それぞれ配線で接続される。なお、スマートフォンケース2aの背面部2A及び表面部2Bに設けるRFモジュール7の数はこれに限るものではない。
図12では、コネクタ8と各RFモジュール7との間がそれぞれ配線で接続された例を示したが、スマートフォンケース2aにRFモジュール7を選択するスイッチを設けても良い。このようにすれば、コネクタ8の結線数を減らすことができる。
また、本実施形態では、スマートフォンケース2aが開かれた状態、すなわち、図12及び図13に示す状態において、スマートフォンケース2aの背面部2Aに設けたミリ波帯通信用アンテナ3とスマートフォンケース2aの表面部2Bに設けたミリ波帯通信用アンテナ3とで放射面の向きを異ならせている。具体的には、スマートフォンケース2aが開かれた状態で、スマートフォンケース2aの背面部2Aに設けたミリ波帯通信用アンテナ3は、放射面が図12において後方向きに配置され、スマートフォンケース2aの表面部2Bに設けたミリ波帯通信用アンテナ3は、放射面が図12において前方向きに配置されている。これにより、スマートフォン1は、ミリ波帯通信が必要な状態、すなわち、利用者によってスマートフォンケース2aが開かれた状態で、好適なミリ波帯通信を実現することができる。
本実施形態では、上述したように、スマートフォンケース2aの背面部2A及び表面部2Bにミリ波帯通信用アンテナ3を設けることができる。これにより、実施形態1よりもミリ波帯通信用アンテナ3の配置の自由度が大きくなる。また、複数のRFモジュール7を有する構成とし、MIMO方式のミリ波帯通信やダイバーシティ方式のミリ波帯通信を実現することで、実施形態1と同様に、ミリ波帯通信の通信速度の向上や通信品質、及び信頼性の向上を実現することができる。
また、本実施形態では、上述したように、実施形態1とは異なり、ミリ波帯通信用アンテナ3とRFIC4とが一体化されてRFモジュール7が構成される。これにより、ミリ波帯通信用アンテナ3とRFIC4との間が低損失で接続されるため、実施形態1よりもアンテナ利得が向上する。
さらに、図10に示すように、スマートフォンケース2aが閉じた状態であることを検出可能なセンサ13をスマートフォン1aに設け、センサ13によりスマートフォンケース2aが閉じた状態であることを検出した場合に、5Gに対応した通信回路100によるミリ波帯通信を停止する。これにより、スマートフォン1aは、ミリ波帯通信が必要な状態、すなわち、利用者によってスマートフォンケース2aが開かれた状態でのみミリ波帯通信を行うので、消費電力を抑制することができ、バッテリーのライフタイムを長くすることができる。
(実施形態3)
図14は、実施形態3に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路を示すブロック図である。本実施形態では、5Gに対応していないスマートフォン1bに対し、本実施形態に係るスマートフォンケース2bを装着することを想定している。なお、本実施形態において、センサ13は、スマートフォンケース2bに設けられている。
本実施形態において、スマートフォンケース2bは、ミリ波帯通信用アンテナ3とRFIC4とが一体化されたRFモジュール7及びBBIC5を搭載している。また、本実施形態において、スマートフォン1bとスマートフォンケース2bとの間は、例えば、USB(Universal Serial Bus)やサンダーボルト(Thunderbolt)等の高速シリアルインターフェース9で接続されている。スマートフォン1bには、USBやサンダーボルト等の高速シリアルインターフェース9に対応した汎用ポート10が設けられている。
図15は、実施形態3に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第1例を示す平面図である。
図15では、スマートフォンケース2bの背面部2Aに2つのRFモジュール7を設け、スマートフォンケース2bの表面部2Bに2つのRFモジュール7を設けた例を示している。また、本実施形態では、スマートフォンケース2bの背面部2AにBBIC5が設けられている。BBIC5とスマートフォン1bの汎用ポート10との間は、高速シリアルインターフェース9で接続される。BBIC5と各RFモジュール7との間は、それぞれ配線で接続される。なお、スマートフォンケース2bの背面部2A及び表面部2Bに設けるRFモジュール7の数はこれに限るものではない。
本実施形態では、上述したように、スマートフォンケース2bにRFモジュール7とBBIC5とを含む通信回路100bを搭載し、スマートフォン1bに設けられた、例えば、USBやサンダーボルト等の高速シリアルインターフェース9に対応した汎用ポート10に接続する構成である。これにより、5Gに対応していないスマートフォン1bでミリ波帯通信を実現することができる。
また、実施形態2と同様に、複数のRFモジュール7を有する構成とし、MIMO方式のミリ波帯通信やダイバーシティ方式のミリ波帯通信を実現することで、ミリ波帯通信の通信速度の向上や通信品質、及び信頼性の向上を実現することができる。
図16は、実施形態3に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた第2例を示す平面図である。図17は、図16に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。図16及び図17では、RFモジュール7及びBBIC5を含む各構成部を省略している。
図16及び図17に示す構成において、スマートフォンケース2bは、スマートフォンケース2bを閉じた状態で保持するためのベルト16を備えている。ベルト16は、スマートフォンケース2bの背面部2Aに設けられている。
図16及び図17に示す構成において、センサ13は、スマートフォンケース2bの表面部2Bに組み込まれた磁気センサである。センサ13は、図17に示すように、ベルト16によってスマートフォンケース2bが閉じた状態で保持され、ベルト16に組み込まれた磁石15の磁気を検知して、スマートフォンケース2bが閉じた状態であることを検出する。
なお、センサ13は、スマートフォンケース2bが閉じた状態であることを検出できれば良く、磁気センサに限るものではない。例えば、実施形態1において説明した近接センサをスマートフォンケース2bに設け、スマートフォンケース2bが閉じた状態であることを検出する構成であっても良い。
スマートフォンケース2bは、センサ13によりスマートフォンケース2bが閉じた状態であることを検出した場合に、5Gに対応した通信回路100bによるミリ波帯通信を停止する。これにより、スマートフォンケース2bの通信回路100bは、ミリ波帯通信が必要な状態、すなわち、利用者によってスマートフォンケース2bが開かれた状態でのみミリ波帯通信を行うので、スマートフォン1bの消費電力を抑制することができ、スマートフォン1bのバッテリーのライフタイムを長くすることができる。
(実施形態4)
図18は、実施形態4に係る5Gのミリ波帯通信に対応した通信回路を示すブロック図である。なお、本実施形態において、センサ13は、実施形態3と同様に、スマートフォンケース2cに設けられている。
本実施形態において、スマートフォンケース2cは、図14に示す実施形態3の構成に加え、バッテリー11及びメモリー12を含み搭載している。
バッテリー11は、通信回路100cの各構成部に電源を供給する。バッテリー11は、スマートフォン1cに搭載されたバッテリーを充電する、いわゆるモバイルバッテリー機能を有する構成であっても良い。
メモリー12は、BBIC5の入出力の最大速度よりも高速シリアルインターフェース9の伝送速度が遅い場合にバッファリングしてBBIC5の入出力の調整を行うバッファメモリーである。
図19は、実施形態4に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた例を示す平面図である。図20は、図19に示すC−C線断面図である。
図19及び図20では、スマートフォンケース2cの背面部2Aに2つのRFモジュール7を設け、スマートフォンケース2cの表面部2Bに2つのRFモジュール7を設けた例を示している。また、本実施形態では、スマートフォンケース2cの背面部2AにBBIC5、バッテリー11、及びメモリー12が設けられている。BBIC5とスマートフォン1cの汎用ポート10との間は、高速シリアルインターフェース9で接続される。BBIC5と各RFモジュール7との間は、それぞれ配線で接続される。BBIC5とメモリー12との間は、例えば専用のメモリバスで接続される。なお、スマートフォンケース2cの背面部2A及び表面部2Bに設けるRFモジュール7の数はこれに限るものではない。また、図18から図20では、通信回路100cがバッテリー11及びメモリー12の双方を含む構成を示したが、バッテリー11又はメモリー12を含まない構成であっても良い。
スマートフォンケース2cにバッテリー11を搭載することにより、スマートフォン1cのバッテリーの消耗を抑制しつつ、ミリ波帯通信を実現することができる。また、モバイルバッテリー機能を有する構成とすることで、スマートフォン1cのバッテリーのライフタイムを延長することができる。
また、メモリー12を設けることにより、高速シリアルインターフェース9の伝送速度に依らず安定したミリ波帯通信を実現することができる。
また、実施形態2及び実施形態3と同様に、複数のRFモジュール7を有する構成とし、MIMO方式のミリ波帯通信やダイバーシティ方式のミリ波帯通信を実現することで、ミリ波帯通信の通信速度の向上や通信品質、及び信頼性の向上を実現することができる。
さらに、図18に示すように、スマートフォンケース2cが閉じた状態であることを検出可能なセンサ13を設け、センサ13によりスマートフォンケース2cが閉じた状態であることを検出した場合に、5Gに対応した通信回路100cによるミリ波帯通信を停止する。これにより、スマートフォンケース2cの通信回路100cは、ミリ波帯通信が必要な状態、すなわち、利用者によってスマートフォンケース2cが開かれた状態でのみミリ波帯通信を行うので、バッテリー11の消費電力を抑制することができ、バッテリーのライフタイムを長くすることができる。
(実施形態5)
図21は、実施形態5に係るスマートフォンケースとスマートフォンとを組み合わせた例を示す平面図である。図22は、図21に示すスマートフォンケースを閉じた平面図である。
図21及び図22では、スマートフォンケース2dの背面部2Aに1つのミリ波帯通信用アンテナ3を設け、スマートフォンケース2dの表面部2Bに1つのミリ波帯通信用アンテナ3を設けた例を示している。また、本実施形態では、スマートフォンケース2dを閉じた状態において、スマートフォン1dの表示面1Bに対応して、スマートフォンケース2dの表面部2Bに開口部2Cを設けている。これにより、スマートフォンケース2dを閉じた状態で、ミリ波帯通信を行うことができる。
本実施形態では、スマートフォンケース2dが閉じた状態、すなわち、図22に示す状態において、スマートフォンケース2dの背面部2Aに設けたミリ波帯通信用アンテナ3とスマートフォンケース2dの表面部2Bに設けたミリ波帯通信用アンテナ3とで放射面の向きを異ならせている。具体的には、スマートフォンケース2dが閉じた状態で、スマートフォンケース2dの背面部2Aに設けたミリ波帯通信用アンテナ3は、放射面が図22において後方向きに配置され、スマートフォンケース2dの表面部2Bに設けたミリ波帯通信用アンテナ3は、放射面が図22において前方向きに配置されている。これにより、スマートフォン1dは、図22に示すように、スマートフォンケース2dを閉じた状態であっても、好適なミリ波帯通信を実現することができる。
(実施形態6)
図23は、実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの一例を示す斜視図である。
図23に示すように、本実施形態において、ミリ波帯通信用アンテナ3cは、フレキシブル基板3dの表面に複数のパッチアンテナ3aを配列したアレーアンテナである。パッチアンテナ3aは、可撓性を有し、所望に曲げることが可能なフレキシブル基板3dの表面に設けられた放射導体である。
RFモジュールを構成する場合、フレキシブル基板3dの背面、すなわち、パッチアンテナ3aが設けられた面とは反対側の面にRFIC4が設けられる。
なお、図23では、パッチアンテナ3aの配列数が4×4の例を示したが、パッチアンテナ3aの配列数はこれに限るものではなく、例えば、2×4の配列が2セットあっても良い。
以下、ミリ波帯通信用アンテナ3cの配置例について、図24から図28に示す。
図24は、実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第1配置例を示す図である。図24では、スマートフォンケース2eの背面部2A、側面部2D、及び表面部2Bに跨り1つのミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
図25は、実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第2配置例を示す図である。図25では、スマートフォンケース2eの背面部2A、側面部2D、及び表面部2Bに跨り2つのミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
図26は、実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第3配置例を示す図である。図26では、スマートフォンケース2eの側面部2D及び表面部2Bに跨り1つのミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
図27は、実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第4配置例を示す図である。図27では、スマートフォンケース2eの背面部2A及び側面部2Dに跨り1つのミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
図28は、実施形態6に係るミリ波帯通信用アンテナの第5配置例を示す図である。図28では、スマートフォンケース2eの側面部2Dに1つのミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
ミリ波帯通信用アンテナ3cを配置する位置及び数は、図24から図28に示す例に限るものではなく、例えば、3つ以上のミリ波帯通信用アンテナ3cを配置することもできる。
(実施形態7)
図29は、実施形態7に係るミリ波帯通信用アンテナの配置例を示す図である。図29では、スマートフォンケース2fの背面部2Aの端部に折り返しを設け、この背面部2Aを折り返した角部2Eに1つのミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
ミリ波帯通信用アンテナ3cを配置する位置及び数は、図29に示す例に限るものではなく、例えば、2つ以上のミリ波帯通信用アンテナ3cを配置することもできる。また、例えば、スマートフォンケース2fの表面部2Bの端部に折り返しを設け、この表面部2Bを折り返した角部にミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した構成であっても良い。
(実施形態8)
図30Aは、実施形態8に係るミリ波帯通信用アンテナの一例を示す斜視図である。図30Bは、図30Aに示すミリ波帯通信用アンテナをC矢示方向から見た図である。
図30Aに示すように、本実施形態において、ミリ波帯通信用アンテナ3cは、実施形態6,7において説明したミリ波帯通信用アンテナ3cと同様に、フレキシブル基板3dの表面に複数のパッチアンテナ3aを配列したアレーアンテナである。図30Bに示すように、本実施形態に係るミリ波帯通信用アンテナ3cは、図30Aに示すC矢示方向から見て略U字型に曲げられている。
RFモジュールを構成する場合、図30Bに示すように、フレキシブル基板3dの背面、すなわち、パッチアンテナ3aが設けられた面とは反対側の面にRFIC4が設けられる。
なお、図23では、パッチアンテナ3aの配列数が5×4の例を示し、U字型に曲げられた3面にパッチアンテナ3aを設けた例を示したが、パッチアンテナ3aの配列数はこれに限るものではなく、例えば、U字型に曲げられた対向する2面にそれぞれ2×4の配列を設けても良い。
以下、ミリ波帯通信用アンテナ3cの配置例について、図31に示す。図31は、実施形態8に係るミリ波帯通信用アンテナの配置例を示す図である。図31では、スマートフォンケース2eの表面部2Bの基材(不図示)を挟むようにミリ波帯通信用アンテナ3cを配置した例を示している。
ミリ波帯通信用アンテナ3cを配置する位置及び数は、図31に示す例に限るものではなく、例えば、2つ以上のミリ波帯通信用アンテナ3cを配置することもできる。
(実施形態9)
図32は、実施形態9に係るミリ波帯通信用アンテナの一例を示す斜視図である。
図32に示すように、本実施形態において、ミリ波帯通信用アンテナ3cは、フレキシブル基板3dの表面に複数のパッチアンテナ3aを配列したアレーアンテナである。パッチアンテナ3aは、可撓性を有し、所望に曲げることが可能なフレキシブル基板3dの表面に設けられた放射導体である。
RFモジュールを構成する場合、フレキシブル基板3dの背面、すなわち、パッチアンテナ3aが設けられた面とは反対側の面には、RFIC4が設けられる。
また、本実施形態では、パッチアンテナ3aが設けられた面に障害物検知センサ14が設けられている。
障害物検知センサ14は、例えば、超音波センサである。また、障害物検知センサ14は、例えば、赤外線センサである。あるいは、障害物検知センサ14として、超音波センサ及び赤外線センサや電波センサのいずれか一方もしくは、それぞれのうち2つ以上を設けた態様であっても良い。なお、電波センサとは、アンテナの入力ポートのV.S.W.R(電圧定在波比)が閾値を超えた場合や超えない場合をセンサとして使用する。この場合、ミリ波帯通信用アンテナ3cを兼用してもよいし、センサ用のアンテナを新たに設けてもよい。
障害物検知センサ14は、ミリ波帯通信用アンテナ3cの放射方向に位置する障害物(例えば、机や人の手等)を検知する。RFIC4は、障害物検知センサ14が障害物を検知した場合に、ミリ波帯通信用アンテナ3cから電波を放射しない。すなわち、ミリ波帯通信を停止する。これにより、無駄な消費電力を削減することができる。
なお、図32では、パッチアンテナ3aの配列数が2×4の例を示したが、パッチアンテナ3aの配列数はこれに限るものではない。また、図32では、パッチアンテナ3aがフレキシブル基板3dの表面に設けられた例を示したが、実施形態1において説明した誘電体基板3bの表面に複数のパッチアンテナ3aを配列した態様に障害物検知センサ14を設けた構成であっても良い。
(実施形態10)
図33は、実施形態10に係るスマートフォンケースの第1例を示す平面図である。図34は、図33に示すスマートフォンケースの背面図である。図35は、図33に示すスマートフォンケースの側面図である。
図33から図35に示すように、実施形態10の第1例に係るスマートフォンケース2gは、背面1Aにバンド状の把持部17aを備えている。
図33から図35に示すように、実施形態10の第1例において、ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)は、バンド状の把持部17aの内部に設けられている。ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)を設ける位置は、図34に示す斜線部の任意の位置に設けても良いが、長手方向の中央部に設けられていることが好ましい。
図33から図35に示す実施形態10の第1例では、スマートフォンケース2gの背面1Aとバンド状の把持部17aとの間に掌を差し入れてスマートフォンケース2gを把持することを想定している。
このような態様において、ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)は、図34に示すバンド状の把持部17aの斜線部の任意の位置に設けることができる。これにより、スマートフォンケース2gをユーザーが手に持ったとき、ユーザーの手が障害物となってミリ波帯通信の通信品質が低下することを防ぐことができる。なお、ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)は、図33から図34に示すように、バンド状の把持部17aの長手方向の中央部に設けられていることが好ましい。また、図33から図35では、バンド状の把持部17aの長手方向の中央部に1つのミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)を備える例を示したが、バンド状の把持部17aの長手方向に複数のミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)が並べて設けられていても良い。
図36は、実施形態10に係るスマートフォンケースの第2例を示す平面図である。図37は、図36に示すスマートフォンケースの背面図である。図38は、図36に示すスマートフォンケースの側面図である。
図36から図38に示すように、実施形態10の第2例に係るスマートフォンケース2hは、背面1Aにリング状の把持部17bを備えている。
図36から図38に示すように、実施形態10の第2例において、ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)は、リング状の把持部17bの内部に設けられている。
図36から図38に示す実施形態10の第2例では、スマートフォンケース2hの背面1Aに設けられたリング状の把持部17bに指を差し入れてスマートフォンケース2hを把持することを想定している。
このような態様において、ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)は、図38に示すリング状の把持部17bの斜線部内に設けられていることができる。これにより、スマートフォンケース2hをユーザーが手に持ったとき、ユーザーの手が障害物となってミリ波帯通信の通信品質が低下することを防ぐことができる。なお、ミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)は、図38に示すリング状の把持部17bの斜線部内の周方向の中央部に設けられていることが好ましい。また、図36から図38では、リング状の把持部17bの斜線部内の周方向の中央部に1つのミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)を備える例を示したが、リング状の把持部17bの斜線部内の周方向に複数のミリ波帯通信用アンテナ3,3c(又はRFモジュール7)が並べて設けられていても良い。
ミリ波帯通信用アンテナ3,3cを把持部17a,17bに設ける場合、実施形態1において説明したように、スマートフォン1e,1fとスマートフォンケース2g,2hとの間に容量結合Cを設け、容量結合Cを介して、RFIC4からミリ波帯通信用アンテナ3の各パッチアンテナ3aに給電される構成とすることで実現できる(図2A,2B参照)。具体的には、例えば、スマートフォン1e,1fの背面1Aとスマートフォンケース2g,2hの背面部2Aとの間に容量結合Cを設け、把持部17a,17bに設けたミリ波帯通信用アンテナ3,3cの各パッチアンテナ3aに給電にする配線を設ければ良い。
また、RFモジュール7を把持部17a,17bに設ける場合、実施形態2において説明したように、スマートフォン1e,1fとスマートフォンケース2g,2hとの間は、コネクタ8を介して電気的に接続する構成とすることで実現できる(図10参照)。具体的には、例えば、スマートフォン1e,1fに設けたBBIC5から、コネクタ8を介して、把持部17a,17bに設けたRFモジュール7と電気的に接続する配線を設ければ良い。
また、RFモジュール7を把持部17a,17bに設ける場合、実施形態3において説明したように、スマートフォン1e,1fとスマートフォンケース2g,2hとの間は、高速シリアルインターフェース9で接続する構成とすることで実現できる(図14参照)。具体的には、例えば、スマートフォンケース2g,2hに設けたBBIC5と把持部17a,17bに設けたRFモジュール7とを電気的に接続する配線を設ければ良い。
なお、本実施形態における把持部の形状は、図33から図35に示す実施形態10の第1例に示したバンド状の把持部17aや、図36から図38に示す実施形態10の第2例において示したリング状の把持部17bに限らない。例えば、スマートフォンケースの背面から突き出すように設けられたノブ状の把持部を備える構成であっても良い。
上記した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、上述した各実施形態では、パッチアンテナを配列したミリ波帯通信用アンテナを一例として示したが、ミリ波帯通信用アンテナは、ダイポールアンテナやスロットアンテナでも良く、さらには、それらの組み合わせた構成であっても良い。
また、本開示は、上述したように、あるいは、上述に代えて、以下の構成をとることができる。
(1)本発明の一側面のスマートフォンケースは、スマートフォンに着脱可能なスマートフォンケースであって、ミリ波帯通信を行うための通信回路のミリ波帯通信用アンテナを1つ以上備える。
この構成では、ミリ波帯通信用アンテナの配置の自由度が大きくなる。また、ミリ波帯通信用アンテナを構成するパッチアンテナの配列の自由度が大きくなるので、詳細なビームフォーミングを実現することができる。従って、5G通信システムの性能を十分に活かせることができる。
(2)上記(1)のスマートフォンケースにおいて、前記ミリ波帯通信用アンテナは、高周波信号処理を行うRFICから容量結合を介して給電されると良い。
この構成では、スマートフォンに接点を設けることなく、ミリ波帯通信を実現することができる。
(3)上記(1)のスマートフォンケースにおいて、1つの前記ミリ波帯通信用アンテナと一体化されて高周波信号処理を行う1つ以上のRFICを備え、前記RFICは、前記ミリ波帯通信用アンテナと一体化されてRFモジュールを構成すると良い。
この構成では、ミリ波帯通信用アンテナとRFICとの間が低損失で接続されるため、アンテナ利得が向上する。
(4)上記(3)のスマートフォンケースにおいて、前記RFモジュールと接続されてベースバンド信号処理を行うBBICを備え、前記BBICは、前記RFモジュールと共に前記通信回路を構成すると良い。
この構成では、5Gに対応していないスマートフォンでミリ波帯通信を実現することができる。
(5)上記(4)のスマートフォンケースにおいて、少なくとも前記通信回路に電源を供給するバッテリーを備えると良い。
この構成では、スマートフォンのバッテリーの消耗を抑制しつつ、ミリ波帯通信を実現することができる。
(6)上記(4)又は(5)のスマートフォンケースにおいて、前記BBICの入出力をバッファリングするメモリーを備えると良い。
この構成では、安定したミリ波帯通信を実現することができる。
(7)上記(1)から(6)の何れかのスマートフォンケースにおいて、前記スマートフォンの背面を取り付ける背面部と、前記スマートフォンの表示面を保護する表面部と、を有すると良い。
この構成では、下記(8)及び(9)に示すように、ミリ波帯通信用アンテナの配置や数の自由度が大きくなる。また、ミリ波帯通信用アンテナを構成するパッチアンテナの配列の自由度が大きくなるので、詳細なビームフォーミングを実現することができる。従って、5G通信システムの性能を十分に活かせることができる。
(8)上記(7)のスマートフォンケースにおいて、前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記背面部に設けられていると良い。
(9)上記(7)又は(8)のスマートフォンにおいて、前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記表面部に設けられていると良い。
(10)上記(7)から(9)の何れかのスマートフォンにおいて、前記背面部又は前記表面部の端部に折り返しが設けられ、前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記背面部又は前記表面部を折り返した角部に設けられていると良い。
(11)上記(7)から(10)のスマートフォンにおいて、前記ミリ波帯通信用アンテナの放射方向に位置する障害物を検知する障害物検知センサを備え、前記通信回路は、前記障害物検知センサが障害物を検知した場合に、前記ミリ波帯通信を停止すると良い。
この構成では、無駄な消費電力を削減することができる。
(12)上記(7)から(11)の何れかのスマートフォンにおいて、通信回路は、前記スマートフォンの表示面と前記表面部とが対向して閉じられた状態である場合に、前記ミリ波帯通信を停止すると良い。
この構成では、ミリ波帯通信が必要な状態、すなわち、利用者によってスマートフォンケースが開かれた状態でのみミリ波帯通信を行うので、消費電力を抑制することができる。
(13)上記(7)から(11)の何れかのスマートフォンにおいて、前記表面部は、前記スマートフォンの表示部に対応する開口部が設けられていると良い。
この構成では、スマートフォンケースを閉じた状態で、ミリ波帯通信を行うことができる。
(14)上記(13)のスマートフォンにおいて、前記スマートフォンの表示面と前記表面部とが対向して閉じられた状態において、前記背面部に設けられたミリ波帯通信用アンテナの放射面の向きと前記表面部に設けられたミリ波帯通信用アンテナの放射面向きとが異なっていると良い。
この構成では、スマートフォンケースを閉じた状態であっても、好適なミリ波帯通信を実現することができる。
(15)上記(1)から(6)の何れかのスマートフォンケースにおいて、前記スマートフォンの背面を取り付ける背面部に把持部が設けられ、前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記把持部に設けられていると良い。
この構成では、ユーザーの手が障害物となってミリ波帯通信の通信品質が低下することを防ぐことができる。
(16)上記(7)から(15)の何れかのスマートフォンにおいて、前記通信回路は、複数の前記ミリ波帯通信用アンテナを用いたMIMO方式の通信を行うと良い。
この構成では、ミリ波帯通信の通信速度の向上を実現することができる。
(17)上記(7)から(15)の何れかのスマートフォンにおいて、前記通信回路は、複数の前記ミリ波帯通信用アンテナを用いたダイバーシティ方式の通信を行うと良い。
この構成では、ミリ波帯通信の通信品質や信頼性の向上を実現することができる。
本開示により、接続の安定性に対してロバストなミリ波帯通信を実現することができる。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f スマートフォン
1A 背面
1B 表示面
2,2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h スマートフォンケース
2A 背面部
2B 表面部
2C 開口部
2D 側面部
2E 角部
3,3c ミリ波帯通信用アンテナ
3a パッチアンテナ
3b 誘電体基板
3d フレキシブル基板
4 RFIC
5 BBIC
6 プロセッサ
7 RFモジュール
8 コネクタ
9 高速シリアルインターフェース
10 汎用ポート
11 バッテリー
12 メモリー
13 センサ
14 障害物検知センサ
15 磁石
16 ベルト
17a 把持部(バンド)
17b 把持部(リング)
20 RFフロントエンド回路
21 RFアンテナ
22 WiFiアンテナ
23 変換回路
100,100a,100b,100c,100d 通信回路(5G ミリ波帯)
200 通信回路(2G)
300 通信回路(3G)
400 通信回路(4G)
500 通信回路(5G sub−6)
600 通信回路(WiFi)
1000 通信システム

Claims (17)

  1. スマートフォンに着脱可能なスマートフォンケースであって、
    ミリ波帯通信を行うための通信回路のミリ波帯通信用アンテナを1つ以上備える
    スマートフォンケース。
  2. 請求項1に記載のスマートフォンケースであって、
    前記ミリ波帯通信用アンテナは、高周波信号処理を行うRFICから容量結合を介して給電される、
    スマートフォンケース。
  3. 請求項1に記載のスマートフォンケースであって、
    1つの前記ミリ波帯通信用アンテナと一体化されて高周波信号処理を行う1つ以上のRFICを備え、
    前記RFICは、前記ミリ波帯通信用アンテナと一体化されてRFモジュールを構成する、
    スマートフォンケース。
  4. 請求項3に記載のスマートフォンケースであって、
    前記RFモジュールと接続されてベースバンド信号処理を行うBBICを備え、
    前記BBICは、前記RFモジュールと共に前記通信回路を構成する、
    スマートフォンケース。
  5. 請求項4に記載のスマートフォンケースであって、
    少なくとも前記通信回路に電源を供給するバッテリーを備える、
    スマートフォンケース。
  6. 請求項4又は5に記載のスマートフォンケースであって、
    前記BBICの入出力をバッファリングするメモリーを備える、
    スマートフォンケース。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記スマートフォンの背面を取り付ける背面部と、
    前記スマートフォンの表示面を保護する表面部と、
    を有する、
    スマートフォンケース。
  8. 請求項7に記載のスマートフォンケースであって、
    前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記背面部に設けられている、
    スマートフォンケース。
  9. 請求項7又は8に記載のスマートフォンケースであって、
    前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記表面部に設けられている、
    スマートフォンケース。
  10. 請求項7から9の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記背面部又は前記表面部の端部に折り返しが設けられ、前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記背面部又は前記表面部を折り返した角部に設けられている、
    スマートフォンケース。
  11. 請求項7から10の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記ミリ波帯通信用アンテナの放射方向に位置する障害物を検知する障害物検知センサを備え、
    前記通信回路は、前記障害物検知センサが障害物を検知した場合に、前記ミリ波帯通信を停止する、
    スマートフォンケース。
  12. 請求項7から11の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記通信回路は、前記スマートフォンの表示面と前記表面部とが対向して閉じられた状態である場合に、前記ミリ波帯通信を停止する、
    スマートフォンケース。
  13. 請求項7から11の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記表面部は、前記スマートフォンの表示部に対応する開口部が設けられている、
    スマートフォンケース。
  14. 請求項13に記載のスマートフォンケースであって、
    前記スマートフォンの表示面と前記表面部とが対向して閉じられた状態において、前記背面部に設けられた前記ミリ波帯通信用アンテナの放射面の向きと前記表面部に設けられた前記ミリ波帯通信用アンテナの放射面向きとが異なっている、
    スマートフォンケース。
  15. 請求項1から6の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記スマートフォンの背面を取り付ける背面部に把持部が設けられ、
    前記ミリ波帯通信用アンテナの少なくとも1つは、前記把持部に設けられている、
    スマートフォンケース。
  16. 請求項7から15の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記通信回路は、複数の前記ミリ波帯通信用アンテナを用いたMIMO方式の通信を行う、
    スマートフォンケース。
  17. 請求項7から15の何れか一項に記載のスマートフォンケースであって、
    前記通信回路は、複数の前記ミリ波帯通信用アンテナを用いたダイバーシティ方式の通信を行う、
    スマートフォンケース。
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