JP6940554B2 - 撮影用スタビライザ - Google Patents

Description

本発明は、撮影用スタンド分野に関し、具体的には、ジョイント装置及び撮影用スタビライザに関する。

撮影用スタビライザは、携帯電話、カメラ等の撮影機器を支持し撮影を行うものである。通常、撮影用スタビライザは、１軸、２軸又は３軸により構成され、各軸のそれぞれに、対応する回転位置を調整するためのモータが設けられている。撮影機器がバランス位置からずれると、ＣＰＵは、スタビライザにおけるジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ等からのフィードバック信号を解析し、対応する修正アルゴリズムを利用して修正信号を形成することによって、バランス位置を修正するように上記のモータを制御する。

従来の撮影用スタビライザは、ハンドル、ハンドルの上端に取り付ける雲台及び雲台に取り付ける挟持装置等を備え、その全長がハンドルと雲台との合計長さであるので、持ち運ぶときには大きなスペースが必要となり、不便である。さらに、このような撮影用スタビライザは、自立させて使用されることが不可能である。

本発明は、上記従来技術の欠陥を鑑みてなされたものであり、従来の撮影用スタビライザを持ち運ぶときに大きなスペースが必要となり、不便であるという欠点を解決できるジョイント装置及び撮影用スタビライザを提供する。

本発明に係るジョイント装置は、チャンバを有する本体を備え、前記本体が、頂部に位置し雲台と接続するための雲台接続部と、側部に位置しハンドルと回転可能に接続するためのハンドル接続部と、を備える。

前記本体には、ハンドルをロックするためのロック機構が設けられていることが好ましい。

前記ロック機構は、本体のチャンバ内に可動に設置されたタングと、本体の底部に設置され、ハンドルの施錠及び解錠を行うようにタングを駆動するタングスイッチと、を備えることが好ましい。

本発明に係る撮影用スタビライザは、ハンドルと雲台とを備え、前記雲台が上記の何れか１項の前記ジョイント装置を介して前記ハンドルに回転可能に接続されている。

前記撮影用スタビライザは、ハンドルとジョイント装置との間に設けられ、ハンドルが回転するときに回転位置を位置決めする回転位置決め機構をさらに備えることが好ましい。

前記回転位置決め機構は、前記ハンドル接続部に固定設置されている少なくとも１つのスプリングボールを備えることが好ましい。

前記回転位置決め機構は、前記ハンドルに固定設置され、前記スプリングボールと協働する少なくとも１つの凹孔が設けられている摩擦片をさらに備えることが好ましい。

前記ハンドルは、ハンドル本体と、前記ハンドル本体の上端に設置されている取り付け座と、を備え、前記ジョイント装置が、回転軸を介して前記取り付け座の側部と回転可能に接続され、前記取り付け座の頂部にボタンが設けられていることが好ましい。

前記ハンドル本体は、中空に構成され、前記ハンドル本体内に電池収納室が設けられていることが好ましい。

前記ハンドル本体は、ヒンジ接続部と、前記ヒンジ接続部の下端にヒンジ接続される複数の弧形ハンドル部と、を備え、前記電池収納室の一端が前記ヒンジ接続部内に固定的に取り付けられていることが好ましい。

本発明の有益な効果は、以下のようである。

本発明に係るジョイント装置は、ジョイント装置の雲台接続部により頂部に雲台が接続され、ハンドル接続部により側部にハンドルが回転可能に接続されることによって、撮影用スタビライザを収納する際に、雲台を回転させてハンドルに平行になるように折り畳むことができる。これによって、撮影用スタビライザの全長を大幅に縮小させて、体積を減少させることができるので、持ち運び及び収納が便利になる。

以下、図面及び実施例を参照しながら本発明を詳しく説明する。

本発明に係るジョイント装置の構成模式図である。 本発明に係るジョイント装置の他方向からの構成模式図である。 本発明に係る撮影用スタビライザの一部の構成の分解模式図である。 本発明に係る撮影用スタビライザの他方向からの一部の構成の分解模式図である。 本発明に係る撮影用スタビライザの使用状態の構成模式図である。 本発明に係る撮影用スタビライザの他方向からの使用状態の構成模式図である。 本発明に係る撮影用スタビライザの折畳み状態の構成模式図である。 本発明に係る撮影用スタビライザの他方向からの折畳み状態の構成模式図である。

図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。

本発明の好ましい実施例により提供されたジョイント装置は、図１乃至図４に示すように、チャンバ１０を有する本体１を備え、前記本体１が、頂部に位置し雲台と接続するための雲台接続部１１と、側部に位置しハンドルと回転可能に接続するためのハンドル接続部１２と、を備える。本発明は、ジョイント装置の雲台接続部により頂部に雲台が接続され、ハンドル接続部により側部にハンドルが回転可能に接続されることによって、撮影用スタビライザを収納する際に、雲台を回転させてハンドルに平行になるように折り畳むことができる。これによって、撮影用スタビライザの全長を大幅に縮小させて、体積を減少させることができるので、持ち運び及び収納が便利になる。

さらに、本実施例において、図１乃至図４に示すように、前記本体１には、ハンドルをロックするためのロック機構が設けられている。好ましくは、前記ロック機構は、本体１のチャンバ１０内に可動に設置されたタング１３と、本体１に底部に設置され、ハンドルの施錠及び解錠を行うようにタング１３を駆動するタングスイッチ１４と、を備える。タングスイッチの摺動によりタングを上下運動させ、さらに回転可能に接続されたハンドルとハンドル接続部との回転軸との協働で、ハンドルをロックすることが可能になる。つまりハンドル接続部に対して回転できないようにハンドルの位置をロックすることができる。例えば、撮影用スタビライザが図５乃至図８の何れか１つの状態になるとき、ロック機構によるハンドルのロックで、ハンドル接続部に対するハンドルの回転を制限することができる。無論、その他の実施例において、タングが押し上げられると直接にハンドルをロックすることができるように、タングを長くすることが可能である。

さらに、図５乃至図８に示すように、本実施例は、撮影用スタビライザをさらに提供する。撮影用スタビライザは、ハンドル４と、ジョイント装置９を介して前記ハンドル４と回転可能に接続される雲台５と、を備える。なお、雲台接続部の上端に雲台が接続され、ハンドル接続部にハンドルが接続されている。前記撮影用スタビライザは、さらに雲台５に取り付ける挟持装置６を備えることが好ましい。

さらに、本実施例において、図３、図４に示すように、前記撮影用スタビライザは、ハンドル４とジョイント装置９との間に設けられ、ハンドル４が回転するときに回転位置を位置決めする回転位置決め機構をさらに備える。前記回転位置決め機構は、９０°の回転位置決めを行うことができるように、前記ハンドル接続部１２に固定設置されている２つのスプリングボール７１を備える。無論、その他の実施例において、例えば、３つ、４つ等のその他の個数のスプリングボールを設けることが可能である。具体的には、スプリングボール７１は、ボール７１１とスプリング７１２とを備える。前記回転位置決め機構は、さらに、前記ハンドル４に固定設置され、前記スプリングボール７１と協働する４つの凹孔７３が設けられている摩擦片７２を備えることが好ましい。前記摩擦片は、回転の抵抗を増大させるとともに摩耗に強いので、ハンドルが頻繁に回転されることによる破壊を避けられ、撮影用スタビライザの長寿命化を図ることができる。無論、その他の実施例において、スプリングボールと対応するその他の個数の凹孔を設置してもよい。ここではその説明を省略する。

さらに、本実施例において、図３、図４、図６に示すように、前記ハンドル４は、ハンドル本体２と、前記ハンドル本体２の上端に設置されている取り付け座３と、を備え、前記ジョイント装置９は、回転軸を介して前記取り付け座３の側部に回転可能に接続されている。本実施例において、前記回転軸は、ボルト７９１、ナット７９２及びワッシャ７９３を有するボルトユニットであることが好ましい。図４、図５に示すように、前記取り付け座３の頂部にボタン３１が設置されている。

さらに、本実施例において、図４、図５に示すように、前記ハンドル本体２は、中空に構成され、前記ハンドル本体２内に電池収納室８が設けられている。図４、図５に示すように、前記ハンドル本体２は、ヒンジ接続部２１と、前記ヒンジ接続部２１の下端にヒンジ接続され且つ等分されてなる３つの弧形ハンドル部２２と、を有し、前記電池収納室８の一端が前記ヒンジ接続部２１内に固定的に取り付けられていることが好ましい。無論、その他の実施例において、前記弧形ハンドル部が、例えば４つ等のその他の個数で設けられてもよい。前記電池収納室は、電池装着用のみならず、弧形ハンドル部が展開されて三角スタンドになると、支持の役割も果たすので、撮影用スタビライザを自立させて使用することができるようになる。

さらに、本発明の前記雲台は、１軸雲台、２軸雲台又は３軸雲台であってもよく、対応するモータにより回転方向を制御する。例えば、３軸雲台は、対応する３つのモータにより撮影機器をＸ軸方向、Ｙ軸方向及びＺ軸方向に回転させることができる。ここではその説明を省略する。

上記の実施例は、本発明の技術案を説明するためのものに過ぎず限定するためのものではないと理解すべきである。当業者にとって、上記各実施例に記載された技術案を変更し、又はその一部或いは全部の技術的特徴に対して均等置換を行うこともできる。これらの変更又は置換は、いずれも本発明の特許請求の範囲内に属する。

Claims (9)

1. ハンドル、ジョイント装置、雲台、及び挟持装置を備える撮影用スタビライザであって、
   前記雲台が前記ジョイント装置を介して前記ハンドルに回転可能に接続され、
   前記挟持装置が前記雲台に取り付けられ、
   前記ジョイント装置は、チャンバを有する本体を備え、
   
   前記本体が、頂部に位置し雲台と接続するための雲台接続部と、側部に位置しハンドルと回転可能に接続するためのハンドル接続部と、を備え、
   前記雲台接続部により前記雲台を回転させるとともに、前記ハンドル接続部により前記ハンドルを１８０度回転させることにより、前記雲台を前記ハンドルに平行になるように折り畳み、
   折り畳まれた状態で、前記挟持装置は撮影機器を挟持する面が外向きにあることを特徴とする撮影用スタビライザ。
2. 前記本体には、ハンドルをロックするためのロック機構が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の撮影用スタビライザ。
3. 前記ロック機構は、本体のチャンバ内に可動に設置されたタングと、本体の底部に設置され、ハンドルの施錠及び解錠を行うようにタングを駆動するタングスイッチと、を備えることを特徴とする請求項２に記載の撮影用スタビライザ。
4. ハンドルとジョイント装置との間に設けられ、ハンドルが回転するときに回転位置を位置決めする回転位置決め機構をさらに備えることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の撮影用スタビライザ。
5. 前記回転位置決め機構は、前記ハンドル接続部に固定設置されている少なくとも１つのスプリングボールを備えることを特徴とする請求項４に記載の撮影用スタビライザ。
6. 前記回転位置決め機構は、前記ハンドルに固定設置され、前記スプリングボールと協働する少なくとも１つの凹孔が設けられている摩擦片をさらに備えることを特徴とする請求項５に記載の撮影用スタビライザ。
7. 前記ハンドルは、ハンドル本体と、前記ハンドル本体の上端に設置されている取り付け座と、を備え、
   前記ジョイント装置が、回転軸を介して前記取り付け座の側部と回転可能に接続され、前記取り付け座の頂部にボタンが設けられていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の撮影用スタビライザ。
8. 前記ハンドル本体は、中空に構成され、前記ハンドル本体内に電池収納室が設けられていることを特徴とする請求項７に記載の撮影用スタビライザ。
9. 前記ハンドル本体は、ヒンジ接続部と、前記ヒンジ接続部の下端にヒンジ接続される複数の弧形ハンドル部と、を備え、前記電池収納室の一端が前記ヒンジ接続部内に固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項８に記載の撮影用スタビライザ。

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