JP6940437B2 - 電磁流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、測定管と協働して流体通路を形成する継手を備えた電磁流量計に関する。
従来の電磁流量計としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、上流側の配管や下流側の配管を接続するために継手を備えたものがある。この継手は、流体通路を形成する筒状部と、この筒状部から径方向の外側に向けて突出して電磁流量計の筐体に固定されるフランジ部とを備えている。筒状部の一端部には、測定管の先端部を挿入して接続するための円形孔が形成されているとともに、この円形孔と測定管の外周面との間をシールするためのシール部材が設けられている。
筒状部の他端部には、配管がねじ込まれる雌ねじと、工具を掛けるための八角形の突起部とが設けられている。電磁流量計の筐体は、金属やプラスチックによって形成されている。測定管は、セラミックやプラスチックによって形成され、継手は金属によって形成されている。
ところで、測定管が継手に接続される構造の電磁流量計においては、組立終了後に測定管と継手との接続部分についてシール性の検査が行われる。この検査は、測定管と継手とからなる流体通路を検査用の流体で満たし、この流体通路に圧力を加えて行われる。この検査が実施されることにより、測定管と筒状部の円形孔との間に設けられているOリングに流体通路側から流体の圧力が加えられる。Oリングのシール性が所定の基準に達していない場合は、流体が漏洩するから、シール性が低いことを判別することができる。
特許第5887683号公報 特許第6250580号公報
測定管が継手を介して配管に接続されている電磁流量計においては、測定管に過大な曲げ荷重や圧縮荷重が加えられて測定管が破損するおそれがあった。
この曲げ荷重は、電磁流量計を配管に接続するときに測定管に加えられることが多い。電磁流量計を配管に接続するにあたっては、通常は、継手を固定した状態でこの継手に配管がねじ込まれる。
しかし、作業者が継手ではなく筐体を固定した状態で継手に配管をねじ込むと、この継手から筐体に捩り方向の荷重や曲げ方向の荷重が加えられる。このように荷重が加えられると、筐体の固定部分と継手との間において筐体が弾性変形し、これに伴って継手が変位する。このとき、測定管の先端が継手に突き合わせられていると、測定管が継手と一体に変位するようになって破損してしまう。
このような筐体の変形は、上流側の配管と下流側の配管とが軸ずれを起こしているような場合にも生じる。このように軸ずれを起こしている上流側配管と下流側配管との間に電磁流量計が取付けられると、配管が接続された筐体両側の一対の継手から筐体に曲げ荷重が加えられ、筐体が弾性変形する。このような場合であっても、筐体の変形量が多くなると測定管が変形に耐えられずに破損してしまう。
一方、測定管に過大な圧縮荷重が加えられる原因は、配管や各部品(筐体、継手、測定管等)が熱膨張するからである。配管は、流体の温度や、電磁流量計の周囲の温度が上昇することにより熱膨張によって伸びる。上流側の配管と下流側の配管とがそれぞれ伸びることにより、測定管には圧縮荷重が加えられる。また、各部品の熱膨張率は部品毎に異なるために、熱膨張差に起因して圧縮荷重が測定管に加えられることがある。測定管は、このような圧縮荷重が過大であると、変形に耐えられずに破損する。
このような測定管の破損を防ぐためには、測定管の先端面と継手との間にリング状のゴム部品を挿入し、測定管の先端がゴム部品を介して継手に突き合わせられるようにすることが考えられる。この構成を採ることにより、測定管を継手で保持しながら、ゴム部品が弾性変形する分だけ継手が測定管に対して変位可能になる。
しかしながら、このようにゴム部品を測定管と継手との間に設けると、ゴム部品が流体のシール部材としても機能するために問題が生じる。すなわち、測定管と継手の円形孔との間に設けられているOリングに流体が到達できなくなり、Oリングのシール性を検査することができなくなってしまう。
このような問題を解消するためには、Oリングに流体が到達できるようにゴム部品をリング状ではなくC字状に形成することが考えられる。しかし、このようなC字状のゴム部品は、形状が不安定であるために、先端側の一部が変形して測定管内に突出するおそれがある。このようにゴム部品の一部が測定管内に突出すると、この突出部分が測定管内を流れる測定流体の流れを乱し、電磁流量計において流量測定を正確に行うことできなくなってしまう。
本発明の目的は、流量測定やシール性の検査を正しく行うことが可能な構成を採りながら、測定管の破損を防ぐことである。
この目的を達成するために、本発明に係る電磁流量計は、測定対象の流体が流れる測定管と、前記測定管を収容し、収容された前記測定管の端部と対向する位置に接続口を有する筐体と、前記測定管の端部が挿入される通路孔および前記通路孔に挿入された前記測定管の先端面と対向する平坦面を有し、前記筐体の前記接続口に挿入されて前記筐体に固定された筒状の継手と、前記測定管の外面と前記通路孔の孔壁面との間に設けられたシール部材と、前記測定管の先端面と前記平坦面との間に設けられた環状の弾性部材とを備え、前記弾性部材は、前記測定管の先端面と前記平坦面との間に、前記測定管および前記継手によって規定され、前記流体が流れる内部空間と、前記測定管の外面と前記通路孔の孔壁面と前記平坦面と前記シール部材とによって規定される空間とを連通する導圧経路を形成するものである。
本発明は、前記電磁流量計において、前記弾性部材は、前記測定管の先端面に接触する第1の接触部と、前記継手の前記平坦面に接触する第2の接触部とが周方向において交互に並ぶワッシャーによって形成されていてもよい。
本発明は、前記電磁流量計において、前記弾性部材は、皿ばねによって形成されていてもよい。
本発明は、前記電磁流量計において、前記皿ばねは、その外周縁および内周縁の少なくとも一方に切欠きを有していてもよい。
本発明は、前記電磁流量計において、前記弾性部材は、前記測定管と同軸上に位置する圧縮コイルばねによって形成されていてもよい。
本発明は、前記電磁流量計において、前記弾性部材は、金属材料によって形成されていてもよい。
本発明においては、継手から測定管に伝達される荷重は、弾性部材が弾性変形することにより緩和される。また、通路孔内の流体が導圧経路を通ってシール部材に到達するから、シール部材のシール性の検査を正しく行うことができる。さらに、弾性部材は環状に形成されており、通路孔内に突出することはないから、流量測定を正しく行うことができる。
したがって、本発明によれば、流量測定やシール性の検査を正しく行うことが可能な構成を採りながら、測定管の破損を防ぐことが可能な電磁流量計を提供することができる。
第1の実施の形態による電磁流量計の筐体部分の断面図である。 筐体部分の平面図である。 電磁流量計の筐体側の分解斜視図である。 筐体の一端側を拡大して示す断面図である。 要部を拡大して示す断面図である。 弾性部材の正面図である。 弾性部材の斜視図である。 第2の実施の形態による電磁流量計の筐体部分の断面図である。 弾性部材の変形例を示す断面図である。 弾性部材の変形例を示す正面図である。 弾性部材の変形例を示す正面図である。 弾性部材の変形例を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る電磁流量計の一実施の形態を図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1に示す電磁流量計1は、容量式のもので、図1の下側に位置する箱状の筐体2と、この筐体2の開口部2aを塞ぐカバー3とを用いて構成されている。図1は、筐体部分の平面図である図2におけるI−I線断面図である。
筐体2は、図2および図3に示すように、開口側(図3においては上側)から見て長方形状に形成され、長方形の底壁4と、底壁4の長手方向に延びる第1および第2の側壁5,6と、底壁4の短手方向に延びる第3および第4の側壁7,8とを有している。第1の側壁5と第2の側壁6は互いに平行に形成されている。第3の側壁7と第4の側壁8は、互いに平行に形成されている。この実施の形態による筐体2は絶縁材料であるプラスチックを材料として所定の形状に成形されている。このため、底壁4と、第1および第2の側壁5,6と、第3および第4の側壁7,8は、一体成形により一体に形成されている。
以下においては、便宜上、底壁4と開口部2aとが並ぶ方向を上下方向とし、底壁4の長手方向を左右方向とし、底壁4の短手方向を前後方向として説明する。筐体2の左側には、図1に示すように、第3の側壁7が位置し、筐体2の右側には、第4の側壁8が位置している。また、筐体2の前側には、図2に示すように、第1の側壁5が位置し、筐体2の後側には、第2の側壁6が位置している。さらに、筐体2の下端部には底壁4が位置し、筐体2の上端部には開口部2aが位置している。
筐体2の底壁4には、ヨーク11が取付けられている。このヨーク11の前端部と後端部とにはそれぞれ励磁コイル12が設けられている。この励磁コイル12が励磁されることにより、ヨーク11の前端部と後端部との間に磁界が生じる。ヨーク11は、図1に示すように、励磁コイル12が後述する測定管13と同じ高さとなるように底壁4から所定の高さだけ開口部2a側に位置付けられている。このため、励磁コイル12から発生した磁界は、測定管13を前後方向に横切る。
筐体2の第1および第2の側壁5,6には、第1のプリント基板14と第2のプリント基板15とがそれぞれ取付けられている。第1のプリント基板14は、前後方向と上下方向とに延びる状態で第3の側壁7の近傍に位置し、第2のプリント基板15は、前後方向と上下方向とに延びる状態で第4の側壁8の近傍に位置している。
これらの第1および第2のプリント基板14,15は、それぞれ四角形の板状に形成されている。これらの第1および第2のプリント基板14,15の中央部には、それぞれ円形の貫通孔16が穿設されている。この貫通孔16には測定管13が通されている。
測定管13は、図示していない測定対象の流体が流れる管で、セラミックまたはプラスチックによって円筒状に形成されており、第1および第2のプリント基板14,15の貫通孔16に圧入されている。測定対象の流体は、図1において左側から右側に流れる。測定管13の材質は、電気絶縁材料であれば適宜変更することができ、例えばプラスチックでもよい。第1および第2のプリント基板14,15は、この測定管13の両端部に設けられている。なお、図示してはいないが、第1のプリント基板14と第2のプリント基板15との間には、測定管13を覆うシールドケースを設けることができる。
測定管13には流量測定用の第1および第2の電極21,22が設けられているとともに、導電率測定用の第3の電極23が設けられている。第1および第2の電極21,22は、測定管13を上下方向から挟む位置に配置されており、第2のプリント基板15に設けられている流量測定用の回路24に接続されている。
第1〜第3の電極21〜23は、薄膜状の金属材料(例えば、銅箔)からなり、測定管13に接着剤によって接着されている。
第1の電極21および第2の電極22は、励磁コイル12から発生した磁界に対して垂直な方向に互いに対向して配設されている。
第3の電極23は、測定管13の左側の一部を全周にわたって覆う形状に形成されており、第1のプリント基板14に設けられている導電率測定用の回路25に接続されている。
第1および第2のプリント基板14,15は、測定管13の両端部に固定された状態で前後方向の両端部が筐体2の第1および第2の側壁5,6に取付けられている。このように第1および第2のプリント基板14,15が筐体2に取付けられることにより、第1および第2のプリント基板14,15と測定管13とが筐体2に収容される。
第1および第2のプリント基板14,15を筐体2に取付ける取付構造は、筐体2の第1および第2の側壁5,6に設けられたガイド溝26に第1および第2のプリント基板14,15の前後方向の両端部を挿入する構造である。ガイド溝26は、上下方向に延びる一対の突条27,27どうしの間に形成されている。この取付構造は、第1および第2のプリント基板14,15が筐体2に対して、摩擦抵抗に抗して前後方向、左右方向および上下方向に移動可能となるように構成されている。
筐体2の第3の側壁7と第4の側壁8とには、図1に示すように、測定管13の端部と対向する位置に接続口31,32が形成されている。これらの接続口31,32は、第3および第4の側壁7,8をそれぞれ左右方向に貫通するように形成されている。これらの接続口31,32にはそれぞれ後述する継手41の筒状部42が挿入されている。
継手41は、図示していない配管を接続するためのもので、筐体2の左右方向の両端部に固定されている。
筐体2の左側端部に位置する継手41と、筐体2の右側端部に位置する継手41とは、互いに同一の構造である。この実施の形態による継手41は、筒状に形成され、測定管13と協働して流体通路43を形成する筒状部42と、この筒状部42から上下方向と前後方向とに突出するフランジ部44とによって構成されている。また、この継手41は、測定対象の流体に対して耐腐食性を有する金属材料によって形成されている。
筒状部42の中空部は、図4に示すように、通路孔45によって形成されている。この実施の形態による通路孔45は、筐体2内に開口して測定管13が挿入される第1の孔46と、筐体2の外に開口するねじ孔47と、これらの第1の孔46とねじ孔47とを連通する第2の孔48とによって形成されている。第1の孔46と第2の孔48の開口形状は円形である。ねじ孔47には、配管接続用の雌ねじ47aが形成されている。
第2の孔48の孔径は、第1の孔46とねじ孔47の孔径より小さく、測定管13の内径と略等しい。第1の孔46と第2の孔48との境界部分には、筒状部42の軸線Cとは直交する第1の平坦面49が形成されている。この第1の平坦面49は、筒状部42の軸線方向から見て円環状に形成されている。
第1の孔46の孔径は、図5に示すように、測定管13の両端部の外径より僅かに大きい。このため、測定管13は、第1の孔46に遊嵌状態で嵌合している。測定管13の外周面13aと第1の孔46の孔壁面46aとの間には、隙間dが形成されている。
第1の孔46の孔壁面46aには、環状の溝51が形成されている。この環状の溝51の中には、Oリング52が装着されている。このOリング52は、測定管13の外周面13aと第1の孔46との間を液密にシールしている。この実施の形態においては、このOリング52が本発明でいう「シール部材」に相当する。
測定管13が第1の孔46の中に挿入されることにより、上述した環状の第1の平坦面49が測定管13の先端面13bと対向する。これらの第1の平坦面49と測定管13の先端面13bとの間には、環状の弾性部材53が設けられている。この実施の形態による弾性部材53の外径は、第1の孔46に嵌合する外径である。また、弾性部材53の内径は、測定管13の内径と略等しい外径である。
この実施の形態による弾性部材53は、金属材料によって形成されたウェーブワッシャー54によって形成されている。このウェーブワッシャー54を形成する金属材料は、測定対象の流体に対して耐腐食性を有する材料である。
この実施の形態においては、このウェーブワッシャー54が請求項2記載の発明でいう「ワッシャー」に相当する。
ウェーブワッシャー54は、図5に示すように、測定管13の先端面13bに接触する第1の接触部54aと、筒状部42の第1の平坦面49に接触する第2の接触部54bとを有しており、先端面13bと第1の平坦面49とによって挟まれて僅かに圧縮されている。第1の接触部54aと第2の接触部54bは、図6および図7に示すように、ウェーブワッシャー54の周方向において交互に並んでいる。なお、ウェーブワッシャー54の形状は、この実施の形態に示す形状に限定されることはない。例えば、ウェーブワッシャー54は、波状に形成された素線がコイル状に巻回された形状のものでもよい。
このウェーブワッシャー54は、図5に示すように、測定管13の先端面13bと筒状部42の第1の平坦面49との間に導圧経路55を形成する。導圧経路55は、測定対象の流体が流れる内部空間56と、Oリング52に至る空間57とを連通している。内部空間56は、測定管13および継手41によって規定され、測定対象の流体が流れる空間である。
空間57は、測定管13の外周面13aと、第1の孔46の孔壁面46aと、筒状部42の第1の平坦面49と、Oリング52とによって規定される空間である。
継手41のフランジ部44は、図3に示すように四角形の板状に形成されており、図示していない固定用ボルトによって筐体2の第3および第4の側壁7,8に固定されている。筒状部42の筐体2外に突出する部分は、図3に示すように、工具(図示せず)を掛けることができるように八角形の係合凸部42aを有している。
筒状部42の筐体2内に位置する先端には、図4に示すように、筒状部42の軸線Cとは直交する第2の平坦面61が形成されている。
この第2の平坦面61は、筒状部42の軸線方向から見て円環状に形成されている。この第2の平坦面61は、継手41が筐体2に取付けられた状態で第1および第2のプリント基板14,15の一方の主面14a,15aと対向する。
この第2の平坦面61と第1および第2のプリント基板14,15との間には、それぞれウェーブワッシャーからなる接続部材62が設けられている。この接続部材62は、測定管13を挿入可能な中空部63を有するリング状に形成されている。
上述したように構成された電磁流量計1を組み立てるためには、先ず、筐体2にヨーク11と励磁コイル12とからなる組立体を取付け、次に、測定管13と第1および第2のプリント基板14,15とからなる組立体を取付ける。そして、接続部材62の中空部63に測定管13の端部を通して接続部材62を測定管13の両端部にそれぞれ保持させる。しかる後、継手41の筒状部42を筐体2の接続口31,32に挿入して一対の継手41を筐体2の左右方向の両端部に取付ける。筒状部42の内部には、継手41を筐体2に接続する以前にOリング52と弾性部材53とを予め装着しておく。
継手41は、フランジ部44が筐体2の第3および第4の側壁7,8に固定用ボルト(図示せず)により締結されることによって、筐体2に固定される。このように継手41が筐体2に固定されることにより、筒状部42内の弾性部材53が筒状部42内の第1の平坦面49と測定管13の先端面13bとによって挟まれるとともに、筒状部42の先端に位置する第2の平坦面61と第1および第2のプリント基板14,15との間に接続部材62が挟まれる。
この組立工程において、弾性部材53は、筐体2の左右方向に僅かに弾性変形して圧縮される。
この電磁流量計1の組立作業が完了した後、Oリング52のシール性の検査が行われる。この検査は、両方の継手41にそれぞれ検査器(図示せず)を接続し、流体通路43に検査用の液体を充填して行われる。この液体は、測定管13の先端面13bと筒状部42の第1の平坦面49との間の内部空間56から導圧経路55と、測定管13の外周面13a、第1の孔46の孔壁面46a、筒状部42の第1の平坦面49およびOリング52によって規定される空間57とを通ってOリング52に達する。このため、流体通路43内の圧力が液体を介してOリング52に伝播されてシール性の検査を正しく行うことができる。
電磁流量計1を配管(図示せず)に接続するときは、継手41を固定した状態で配管が継手41にねじ込まれる。このとき、誤って筐体2を固定した状態で継手41に配管をねじ込むと、筐体2の弾性変形に伴って継手41が測定管13に対して傾くように変位することがある。このように継手41が測定管13に対して変位すると、弾性部材53が測定管13の先端面13bと継手41の第1の平坦面49とに挟まれて弾性変形する。このため、弾性部材53が継手41の変位を吸収して測定管13に加えられる荷重が緩和される。
また、電磁流量計1を取付ける上流側の配管(図示せず)と下流側の配管(図示せず)とが軸ずれを起こしている場合は、これらの配管に電磁流量計1を取付けると継手41から測定管13に曲げ荷重が加えられるようになる。しかし、この場合も弾性部材53が弾性変形することにより継手41から測定管13に加えられる曲げ荷重が緩和される。
さらに、筐体2、測定管13、継手41、配管などの熱膨張に起因して測定管13に圧縮荷重が加えられるような場合であっても、弾性部材53が弾性変形することによって圧縮荷重が緩和される。
弾性部材53は環状に形成されており、その一部が通路孔45内に突出することはない。このため、弾性部材53が電磁流量計1による流量測定を妨げるようなことはない。
したがって、この実施の形態によれば、流量測定やシール性の検査を正しく行うことが可能な構成を採りながら、測定管13の破損を防ぐことが可能な電磁流量計を提供することができる。
この実施の形態においては、測定管13の先端面13bを弾性部材53で押すことが可能になるから、弾性部材53のばね力で測定管13を弾性支持することが可能になる。このため、弾性部材53のばね力を測定管13に対して適切なばね力となるように設定することにより、測定管13を適切な荷重で固定することが可能になる。
この実施の形態による弾性部材53は、測定管13の先端面13bに接触する第1の接触部54aと、継手41の第1の平坦面49に接触する第2の接触部54bとが周方向において交互に並ぶ金属製のウェーブワッシャー54によって形成されている。
このため、この実施の形態によれば、既製品のウェーブワッシャーを弾性部材53として使用することができるから、本発明を安価に実現することが可能になる。
(第2の実施の形態)
上述した実施の形態においては、測定管13が一対のプリント基板14,15を介して筐体2に支持されている電磁流量計1に本発明を適用する一例を示した。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることなく、図8に示すように、プリント基板を用いることなく測定管が支持された電磁流量計にも適用することができる。図8において、図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図8に示す電磁流量計71においては、測定管13の両端部が継手41の第1の孔46に遊嵌状態で挿入されている。測定管13の両端部には、それぞれ円環状の鍔部72が設けられている。この鍔部72より測定管13の先端側にOリング52が装着されている。このOリング52は、測定管13の外周面13aと第1の孔46との間をシールしている。
測定管13の先端面13bと継手41の第1の平坦面49との間に弾性部材53が設けられている。この弾性部材53は、第1の実施の形態を採るときに用いたものと同等のウェーブワッシャー54によって形成されている。
測定管13は、両端部が継手41の筒状部42内に嵌合するとともに、弾性部材53のばね力で両側から押された状態で一対の継手41によって支持されている。
測定管13の中央部に設けられた第1の電極21と第2の電極22は、筐体2の開口側に位置する流量測定回路部73に図示していないリード線によって接続されている。
このように測定管13が一対の継手41のみによって支持される構造であっても、第1の実施の形態を採るときと同様に弾性部材53の弾性変形により測定管13に対する継手41の変位が吸収される。したがって、この実施の形態においても、流量測定やシール性の検査を正しく行うことが可能な構成を採りながら、測定管13の破損を防ぐことが可能な電磁流量計を提供することができる。
(弾性部材の変形例)
弾性部材53は、上述したウェーブワッシャー54に限定されることはなく、適宜変更することができる。
弾性部材53は、例えば図9〜12に示すように形成することができる。
図9〜図12において、図1〜図8によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図9に示す弾性部材53は、金属製の皿ばね81によって形成されている。この皿ばね81を形成する金属材料は、測定対象の流体に対して耐腐食性を有する材料である。この皿ばね81は、外周縁81aと内周縁81bとがそれぞれ円形に形成されたものである。外周縁81aと内周縁81bには、図示してはいないが、皿ばね81を形成するに当たって設定されている公差の範囲内で微小な凹凸が形成されている。このような皿ばね81が測定管13の先端面13bと筒状部42の第1の平坦面49とにそれぞれ密着したとしても、皿ばね81とこれらの先端面13bや第1の平坦面49との間をシールすることはできない。すなわち、図9に示す皿ばね81においては、外周縁81aや内周縁81bに形成されている微小な凹部が導圧経路55の一部を構成する。
図10に示す弾性部材53は、外周部に多数の切欠き82を有する金属製の皿ばね83によって形成されている。図10に示す皿ばね83においては、外周部の切欠き82が導圧経路の一部を構成する。
図11に示す弾性部材53は、内周部に多数の切欠き84を有する金属製の皿ばね85によって形成されている。図11に示す皿ばね85においては、内周部の切欠き84が導圧経路の一部を構成する。皿ばね81および皿ばね85を形成する金属材料は、測定対象の流体に対して耐腐食性を有する材料である。
図9〜図11に示す構成を採ることにより、既製品の皿ばね81,83,85を弾性部材53として使用することができるから、安価な弾性部材53を使用して電磁流量計の価格を下げることが可能になる。
図12に示す弾性部材53は、測定管13と同軸上に位置する金属製の圧縮コイルばね86によって形成されている。圧縮コイルばね86を形成する金属材料は、測定対象の流体に対して耐腐食性を有する材料である。
図12に示す圧縮コイルばね86においては、素線どうしの間に導圧経路55が形成される。この構成を採ることにより、既製品の圧縮コイルばね76を弾性部材53として使用することができるから、安価な弾性部材53を使用して電磁流量計の価格を下げることが可能になる。
上述した各実施の形態で示した弾性部材53は、いずれも測定対象の流体に対して耐腐食性を有する金属材料によって形成されている。このため、電磁流量計1,71を長期間にわたって使用したとしても弾性部材53の性能が低下することがないから、長期間の使用後にメンテナンスを行うために電磁流量計1,71が配管(図示せず)に対して着脱されたときに、測定管13が破損することがない。
1,71…電磁流量計、2…筐体、13…測定管、13b…先端面、31,32…接続口、41…継手、42…筒状部、45…通路孔、46a…孔壁面、49…第1の平坦面(平坦面)、52…Oリング(シール部材)、53…弾性部材、54…ウェーブワッシャー、54a…第1の接触部、54b…第2の接触部、55…導圧経路、56…内部空間、57…空間、81,83,85…皿ばね、82,84…切欠き、86…圧縮コイルばね、d…隙間。

Claims (6)

  1. 測定対象の流体が流れる測定管と、
    前記測定管を収容し、収容された前記測定管の端部と対向する位置に接続口を有する筐体と、
    前記測定管の端部が挿入される通路孔および前記通路孔に挿入された前記測定管の先端面と対向する平坦面を有し、前記筐体の前記接続口に挿入されて前記筐体に固定された筒状の継手と、
    前記測定管の外面と前記通路孔の孔壁面との間に設けられたシール部材と、
    前記測定管の先端面と前記平坦面との間に設けられた環状の弾性部材とを備え、
    前記弾性部材は、前記測定管の先端面と前記平坦面との間に、
    前記測定管および前記継手によって規定され、前記流体が流れる内部空間と、
    前記測定管の外面と前記通路孔の孔壁面と前記平坦面と前記シール部材とによって規定される空間とを連通する導圧経路を形成することを特徴とする電磁流量計。
  2. 請求項1記載の電磁流量計において、前記弾性部材は、前記測定管の先端面に接触する第1の接触部と、前記継手の前記平坦面に接触する第2の接触部とが周方向において交互に並ぶワッシャーによって形成されていることを特徴とする電磁流量計。
  3. 請求項1記載の電磁流量計において、前記弾性部材は、皿ばねによって形成されていることを特徴する電磁流量計。
  4. 請求項3記載の電磁流量計において、前記皿ばねは、その外周縁および内周縁の少なくとも一方に切欠きを有することを特徴とする電磁流量計。
  5. 請求項1記載の電磁流量計において、前記弾性部材は、前記測定管と同軸上に位置する圧縮コイルばねによって形成されていることを特徴とする電磁流量計。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちいずれか一つに記載の電磁流量計において、前記弾性部材は、金属材料によって形成されていることを特徴とする電磁流量計。
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