JP6938311B2 - エンジン構造 - Google Patents

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この発明は、エンジン構造に関し、特に、吸気管を通して空気を吸入し、排気管を通して燃焼ガスを排出するエンジン本体と、吸気管および排気管を跨ぐようにエンジン本体の外側に配されたターボチャージャとを備える、エンジン構造に関する。
この種のエンジン構造の一例が、特許文献1に開示されている。この文献は、ウォータージャケットの形状や壁の厚さを部位によって異ならせるようにした水冷タービンハウジング構造を開示している。水冷タービンハウジングはウォータージャケットを流れる冷却水によって耐熱性を発揮するところ、排気ガス温度の過剰な低下は、ウォータージャケットの形状や壁の厚さを部位によって異ならせることで防止される。
特開2015−165102号公報
しかし、特許文献1の構造では、冷却水は、エンジンからの受熱だけでなく水冷タービンハウジングからの受熱によっても高温となる。このため、特許文献1の構造を採用しようとすると、ラジエータの冷却能力の強化が必要となり、ひいてはラジエータの大型化やシーリングファンの高出力化が必要となる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ラジエータの小型化・軽量化を実現することができる、エンジン構造を提供することである。
この発明に係るエンジン構造は、吸気管を通して空気を吸入し、排気管を通して燃焼ガスを排出するエンジン本体、ウォータージャケットが形成された水冷ベアリングタービン一体ハウジングを有し、吸気管および排気管を跨ぐようにエンジン本体の外側に配されたターボチャージャ、および走行風を導入する開口を有し、水冷ベアリングタービン一体ハウジングを覆うカバー体を備え、ターボチャージャは、主軸によって互いに結合されたコンプレッサホイールおよびタービンホイールを有し、主軸の周りにはベアリングが設けられており、水冷ベアリングタービン一体ハウジングは、ベアリングおよびタービンホイールを収めるハウジングであり、開口は、その高さ位置が、主軸の高さ位置に合わせて、または、主軸よりも高い位置に設けられている。
カバー体は、ターボチャージャを構成する水冷ベアリングタービン一体ハウジングを覆う。水冷ベアリングタービン一体ハウジングに形成されたウォータージャケット内の冷却水は、ターボチャージャー内を流れる燃焼ガスによって加熱されるものの、カバー体の開口から導入された走行風によって冷却される。これによって、加熱された冷却水を冷却するためにラジエータの冷却能力を必要以上に強化する必要がなくなり、ラジエータの小型化・軽量化を実現できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の車両の要部構成の一部を示す図解図である。 ターボチャージャの構造の一例を示す図解図である。 エンジンの構造の一部を或る視点で眺めて概略で示した図解図である。 エンジンの構造の一部を別の視点で眺めて概略で示した図解図である。
図1を参照して、この実施例のエンジン構造10は、3つの気筒24を有する4ストローク型のエンジン本体12を動力源として備える。吸気管14は、気筒24の上流の位置で3つに分岐する。一方、排気管38は、気筒24の下流の位置で3つから1つに集約される。各気筒24に設けられた燃焼室26は、吸気管14および排気管38と連通する。ただし、吸気管14の開口と燃焼室26との間には吸気バルブ22が設けられ、排気管38の開口と燃焼室26との間には排気バルブ36が設けられる。
吸気管14の分岐点には、空気流量を平準化するためのサージタンク18が設けられる。サージタンク18よりも上流の位置には、バルブモータ(図示せず)によって開度が調整される単一のスロットルバルブ16が設けられる。サージタンク18よりも下流の位置には、吸気管14に燃料を噴射するインジェクタ20が設けられる。
インジェクタ20から噴射された燃料は吸入空気と混合され、混合気は、吸気バルブ22が開かれたときに燃焼室26に供給される。供給された混合気は、点火プラグ28によって燃焼され、燃焼ガスは、排気バルブ36が開かれたときに燃焼室26から排出される。
本実施例ではインジェクタ20を吸気管14に設けたポート噴射式のエンジン構造を示しているが、インジェクタ20を燃焼室26に設け、燃料を直接燃焼室26に噴射する筒内直噴式のエンジンであっても良い。
コンロッド32を介してクランクシャフト34と結合されたピストン30は、混合気の燃焼によって上下動する。クランクシャフト34の回転力はドライブシャフト(図示せず)に伝達され、これによって車両(図示せず)が前進または後退する。
この実施例のエンジン構造10は、エンジン本体12の外側に設けられたターボチャージャ42をさらに備える。これに対応して、スロットルバルブ16の上流に設けられて吸入空気を冷却するインタークーラ46が設けられる。また、触媒コンバータ40は、ターボチャージャ42の下流に設けられる。
図2を参照して、ターボチャージャ42は、いわゆる水冷ターボチャージャであり、主軸423によって互いに結合されたコンプレッサホイール421およびタービンホイール422を有する。また、主軸423の周りには、ベアリング424が設けられる。コンプレッサホイール421はコンプレッサハウジング425に収められ、ベアリング424およびタービンホイール422は水冷ベアリングタービン一体ハウジング426に収められる。
水冷ベアリングタービン一体ハウジング426は熱伝導性が高い例えばアルミ等の素材で形成され、冷却水が流れる配水管48と結合されたウォータージャケット(図示せず)が形成されており、水冷により、表面温度は100℃近傍に抑えられる。冷却水は、エンジンからの受熱に加えて水冷ベアリングタービン一体ハウジング426からの受熱を受け、図示しないラジエータにより冷却されて循環する。
図3および図4を参照して、コンプレッサハウジング425は、X軸方向に延在する上流側の吸気管14とZ軸方向に延在する下流側の吸気管14との間に介在する。また、水冷ベアリングタービン一体ハウジング426は、エンジン本体12の内部をY軸方向に延在する上流側の排気管38と、X軸方向からZ軸方向に湾曲する下流側の排気管38との間に介在する。
下流側の排気管38とZ軸方向に延在するさらに下流側の排気管38との間には、触媒コンバータ40が介在する。配水管48は、Z軸方向に延在して水冷ベアリングタービン一体ハウジング426内のウォータージャケットと結合され、冷却水は、Z軸方向の負側(=下側)からZ軸方向の正側(=上側)に流れる。
カバー体50は、水冷ベアリングタービン一体ハウジング426および触媒コンバータ40に取り付けられ、エンジン本体2の前側面と協働して水冷ベアリングタービン一体ハウジング426および触媒コンバータ40を覆う。カバー体50にはまた、開口OP1が形成される。開口OP1は、Y軸方向の負側(=車両の前方)に向かって開く。したがって、車両が走行すると、走行風が開口OP1からカバー体50の内側に導入され、触媒コンバータ40の下側に設けられた開口OP2から排出される。ベアリングタービン一体ハウジング426内で温められた冷却水および触媒コンバータ40内の触媒(図示せず)は、開口OP1から導入される走行風によって冷却される。
以上の説明から分かるように、エンジン本体12は、吸気管14を通して空気を吸入し、排気管38を通して燃焼ガスを排出する。ターボチャージャ42は、ウォータージャケットが形成された水冷ベアリングタービン一体ハウジング426を有し、吸気管14および排気管38を跨ぐようにエンジン本体12の外側に配される。カバー体50は、走行風を導入する開口OP1を有し、エンジン本体12の側面と協働して水冷ベアリングタービン一体ハウジング426を覆う。あるいは、エンジン本体12側にもカバー体50を配置し、裏表から水冷ベアリングタービン一体ハウジング426を覆うようにしても良い。
水冷ベアリングタービン一体ハウジング426に形成されたウォータージャケット内の冷却水は、排気管38を流れる燃焼ガスによって加熱されるものの、カバー体50の開口OP1から導入された走行風によって冷却される。これによって、加熱された冷却水を冷却するためにラジエータの冷却能力を必要以上に強化する必要がなくなり、ラジエータの小型化・軽量化を実現できる。
また、開口OP1から導入された空気は触媒コンバータ40も冷却するため、触媒の溶損リスクを低減することができる。さらに、車両停止時は走行風が発生しないため、カバー体50によって触媒コンバータ40が保温され、触媒活性が維持される。
なお、この実施例では、カバー体50に設けられた開口OP1は常に開状態であるが、運転モードに応じて開閉できるフラップを開口OP1に設けるようにしてもよい。この場合、コールドスタート時等にカバー体50の内側を保温することで、オイルや冷却水を早期に温めることができ、さらには触媒を早期に活性化できる。
また、この実施例では、開口OP1の高さ位置は、主軸423の高さ位置に合わせられる。しかし、開口OP1は、主軸423よりも高い位置に設けるようにしてもよい。これによって、冷却水の温度が最も高くなる位置で冷却水を重点的に冷却することができる。
さらに、この実施例では、水冷ベアリングタービン一体ハウジング426の表面が平坦とされるが、ベアリングタービン一体ハウジング426の表面には導風ガイドを兼ねた放熱フィンを設けるようにしてもよい。これによって、冷却水の温度の低減能力を上げることができるとともに、カバー体50内の整流効果による導入空気量の増大が期待できる。
10 …エンジン構造
12 …エンジン本体
14 …吸気管
38 …排気管
42 …ターボチャージャ
426 …水冷ベアリングタービン一体ハウジング
50 …カバー体

Claims (1)

  1. 吸気管を通して空気を吸入し、排気管を通して燃焼ガスを排出するエンジン本体、
    ウォータージャケットが形成された水冷ベアリングタービン一体ハウジングを有し、前記吸気管および前記排気管を跨ぐように前記エンジン本体の外側に配されたターボチャージャ、および
    走行風を導入する開口を有し、前記水冷ベアリングタービン一体ハウジングを覆うカバー体を備え
    前記ターボチャージャは、主軸によって互いに結合されたコンプレッサホイールおよびタービンホイールを有し、前記主軸の周りにはベアリングが設けられており、
    前記水冷ベアリングタービン一体ハウジングは、前記ベアリングおよび前記タービンホイールを収めるハウジングであり、
    前記開口は、その高さ位置が、前記主軸の高さ位置に合わせて、または、前記主軸よりも高い位置に設けられている、エンジン構造。
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