JP6938156B2 - 外部バッフルを有するノズルアセンブリ - Google Patents

外部バッフルを有するノズルアセンブリ Download PDF

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Description

ノズルアセンブリは、スプレー装置のための関連システムおよび方法と共に提供される。より詳細には、提供されるノズルアセンブリは、スプレーガン、スプレーガンプラットフォーム、およびスプレーヘッドアセンブリにおいて使用される。
手持ち式スプレーガンは、流体粒子の霧状ミストを、基材に向けて空気中に発射する装置である。流体粒子を霧状にして方向付けるために、加圧されたガス(例えば、空気など)が使用される。大容量低圧スプレーガンは、例えば、スプレーしぶきおよび材料消費の減少という利点を有するので、様々な商業的および工業的用途において好ましい。用途は、多種多様なコーティング媒体、例えば、プライマー、塗料、クリアーコート、スラリー、微粉末、およびその他のスプレー可能な塗液のいずれかを含むことができる。スプレーガンの重要な用途としては、壁および天井などの建築表面の塗装およびテクスチャライジング、家具の仕上げ、化粧料、並びに船舶および自動車の外装の塗装およびボデーリペアが挙げられる。
スプレーガンの一種は、圧縮空気供給源、およびスプレーノズルと連通する液体通路と接続されるガンプラットフォームを使用する。空気および液体は、一般に、それぞれの流路内に方向付けられ、隣接する噴霧開口部および流体開口部からそれぞれ放出される。速く動く空気は、減圧領域を通って噴霧開口部から流出し、続いて流出した空気は、塗液を流体開口部から引き出してこれを霧状にして、指向性流体液滴流を形成するのを支援する。
スプレーガンを広い面積にわたって素早く移動させたときのスプレーカバー範囲を拡張するために、スプレーガンは通常、スプレーガンに供給される圧縮空気の一部を受容する一対のエアホーンを組み込んでいる。これらエアホーンは、流体の流れがスプレーノズルから離れるときに流体の流れの両側に位置付けられ、流体の流れの形状を平たくするために、空気ジェットを反対方向から方向付ける開口部(ファン制御開口部と呼ばれる)を有し、これにより、達成されるスプレーパターンを変更する。
ノズルから放出される流体の流れを平たくするためにエアホーンを使用するスプレーガンに付随する技術的な問題の1つは、噴霧密度に関係する。基材上に均一なコーティングを得るためには、噴霧密度の突然の変化を防止しながら、スプレーパターンの長さに沿って予測可能な噴霧密度を維持することが有利である。互いに対してまたは流体の流れに対してエアホーンから提供される成形空気ジェットにわずかでも不整合が存在すると、「縞の形成」が生じる可能性があり、この縞の形成は、スプレーパターンの長さに沿った急激な密度遷移により明らかになる。縞の形成は、スプレーガンを複数回通過させた後でさえも、基材上に均一な被覆を得るという問題を非常に複雑なものにする。
縞の形成に関する問題は、スプレーノズルの、概ね、噴霧開口部とエアホーンのファン制御開口部との間の位置に、補助開口部を組み込むことによって、実質的に軽減させることができる。こうした補助開口部は、エアホーンによって提供される成形空気ジェットに対して二次空気ジェットを方向付け、これにより、成形空気ジェットを拡散または他の方法で変更し、より予測可能な安定したスプレーパターンを提供する。補助開口部は多くの恩恵をもたらすが、成形空気ジェットを操作する能力に限界がある、スプレーガンの空気利用効率が低下する、および製造が困難であるといった欠点も有している。
上記トレードオフの影響を受けない、縞の形成に対する代替的な解決策は、成形空気ジェットを変更する1つ以上のバッフルを、ファン制御開口部と霧化された流体の流れとの間に配置することによって実現することができる。こうしたバッフルは、成形空気ジェットを最適に調節する多種多様な構成のいずれかをとることができ、スプレーガンからの如何なる空気を激減させず、また、成形または他のポリマー加工法によって容易に製造することができる。さらに、バッフルは、ファン制御開口部からの空気の流れを部分的に、またはさらには完全に偏向させるまたは遮断することが可能な外部装置を提供する。したがって、バッフル付きスプレーガンノズルは、成形空気流を調節するため、スプレーガンプラットフォーム内に配置される別個の空気通路を排除する可能性を可能にする。これが次に、従来技術のスプレーガンと比べて簡略化され、軽量で、空気力学的に有効なシステム構成を有するスプレーガンを得る機会を提供する。
一態様では、ノスプレー装置用ノズルアセンブリが提供される。ノズルアセンブリは、流体軸線に沿って長手方向に延在し、流体開口部で終端する液体通路を画定する流体側壁と、流体側壁の周囲に延在し、流体開口部に隣接する噴霧開口部で終端する第1の空気通路を部分的に画定するエアキャップ側壁と、エアキャップ側壁から流体開口部を越えて突出し、第2の空気通路と連通する個々のエアホーン空洞を画定する、径方向に対向する一対のエアホーンであって、該エアホーンの各々は、外面と、ファン制御軸線に沿って外面を貫通して延在し、流体開口部から放出される流体の流れに対して空気を流すファン制御開口部と、を有し、該ファン制御開口部の各々は、ファン制御軸線に垂直な基準面に沿って画定される特定の開口形状を有する、一対の直エアホーンと、特定の開口形状をファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される体積形状内に突出するバッフルと、を含む。
別の態様では、流体軸線に沿って長手方向に延在し、流体開口部で終端する液体通路を画定する流体側壁と、流体側壁の周囲に延在し、流体開口部に隣接する噴霧開口部で終端する第1の空気通路を部分的に画定するエアキャップ側壁と、エアキャップ側壁から流体開口部を越えて突出し、第2の空気通路と連通する個々のエアホーン空洞を画定する、径方向に対向する一対のエアホーンであって、該エアホーンの各々は、外面と、ファン制御軸線に沿って外面を貫通して延在し、流体開口部から放出される流体の流れに対して空気を流すファン制御開口部と、を有し、該ファン制御開口部の各々は、ファン制御軸線に垂直な基準面に沿って画定される開口形状を有する、一対のエアホーンと、エアキャップ側壁に回転可能に連結され、一対の体積形状内に突出する環状バッフルであって、体積形状の各々は、それぞれのファン制御軸線に沿って各々の開口形状を外方へ押し出すことによって、画定される、環状バッフルと、を備える、スプレー装置用ノズルアセンブリが提供される。
さらに別の態様では、スプレー装置のスプレーパターンを調節する方法であって、該スプレー装置は、流体開口部と、該流体開口部を越えて突出し、径方向に対向する一対のエアホーンと、を有し、エアホーンの各々は、ファン制御開口部を有し、該方法は、それぞれのエアホーンから外方へ延在する一対のバッフルを提供するステップであって、バッフルの各々は、体積形状内まで延在し、該体積形状は、それぞれのファン制御開口部の形状をファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される、ステップと、流体開口部から流体を放出するのと同時に、ファン制御開口部から流体の流れに対して反対方向から空気を流すステップであって、一対のバッフルは、空気が流体の流れに衝突する前に空気の流れを変更し、これにより、変更されたスプレーパターンを生成する、ステップと、を備える。
上記の要約は、本明細書で記述されるリザーバおよび関連するベントアセンブリの各実施形態またはあらゆる実現形態を記述することを意図したものではない。むしろ本発明に対する一層の理解は、添付図面と共に以下の発明を実施するための形態および特許請求の範囲を参照することによって明らかとなり、かつ認識されるであろう。
例示的な一実施形態によるバッフル付きノズルアセンブリを含むスプレーガンの斜視図であり、アセンブリの後面および側面を示している。 図1のスプレーガンのノズルアセンブリの正面斜視図であり、その右側面、前面、および上面を示している。 図1および図2のノズルアセンブリの正面図であり、その前面を示している。 図1〜図3のノズルアセンブリの断面的な側断面図である。 図1〜図4のノズルアセンブリの断面的な拡大側断面図であり、構成要素間の幾何的関係を示している。 図1〜図5のバッフル付きノズルアセンブリを含む種々のノズルアセンブリを使用して得られたスプレーパターンの比較である。 別の例示的な実施形態によるバッフル付きノズルアセンブリの正面斜視図であり、その前面および側面を示している。 図7のノズルアセンブリで使用可能な、交換可能なバッフル付きノズルプラットフォームの正面斜視図であり、前面および側面を示している。 異なるバッフル構成を有するノズルアセンブリを使用して得られたスプレーパターンの比較である。 図7〜図8のノズルアセンブリを異なるスプレーガン入口圧力で使用して得られたスプレーパターンの比較である。 図7〜図8のノズルアセンブリを異なるスプレーガン入口圧力で使用して得られたスプレーパターンの比較である。 さらに別の例示的な実施形態によるノズルアセンブリ用のバッフル付きノズルプラットフォームの正面図である。 さらに別の例示的な実施形態によるノズルアセンブリの斜視図である。 図12に一般的に示されているノズルアセンブリを使用し、ただし様々なバッフル構成を用いて得られたスプレーパターンの比較である。 測定したスプレーパターン密度を試験基板に沿った横方向位置の関数として示すグラフである。 さらに別の例示的な実施形態による交換可能なバッフル付きノズルプラットフォームの斜視図であり、その前面および側面を示している。
用語の定義
「重心」とは、全形状にわたるすべての点までのユークリッド距離の二乗の総和が最小になる、形状の幾何学的な中心点を指す。
「圧縮ガス」とは、大気圧を超える圧力下にあるガスを指す。
本明細書において使用される場合、「好ましい」および「好ましくは」という用語は、特定の状況下で特定の利点をもたらし得る本明細書に記載の実施形態を指す。しかしながら、同じまたは他の状況において他の実施形態が好ましい場合もある。さらに、1つ以上の好ましい実施形態の記述は、他の実施形態が有用でないことを示唆するものではなく、また、他の実施形態を本発明の範囲から除外しようとするものではない。
本明細書および添付の「特許請求の範囲」において使用される場合、文脈上特に明記されないかぎり、単数形「a」、「an」および「the」は複数の指示物を含むものとする。したがって、例えば、「1つの(a)」または「該(the)」構成要素への言及は、構成要素および当業者に既知のその等価物の1つ以上を含み得る。さらに、「および/または」という用語は、列記される要素もしくは列記される要素の任意の2つ以上の組み合わせのうちの1つ、またはすべてを意味する。
「含む(comprises)」という用語およびその変形は、これらの用語が添付の説明で使用される場合、限定的な意味を有しないことに留意されたい。その上、「a」、「an」、「the」、「少なくとも1つ」および「1つ以上」は、本明細書では交換可能に使用される。
左、右、前方、後方、上部、底部、側、上方、下方、水平、垂直等の相対語が、本明細書において使用される場合があり、その場合、特定の図面において見られる視点からである。これらの用語は、説明を簡単にするためだけに使用されるが、しかしながら、本発明の範囲を決して制限しない。
本明細書全体で「一実施形態」、「特定の実施形態」、「1つ以上の実施形態」または「ある実施形態」とは、その実施形態に関して記載される特定の特徴、構造、材料、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。したがって、本明細書全体の様々な場所に「1つ以上の実施形態では」、「特定の実施形態では」、「一実施形態では」または「ある実施形態では」などの表現が出てくるが、必ずしも本発明の同一の実施形態に言及しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、材料、または特性は、任意の好適な方法で1つまたは複数の実施形態に組み合わされてもよい。
例示的な一実施形態によるスプレー装置が図1に示されており、番号50によって広く指定されている。スプレー装置50は、ノズルアセンブリ100に動作可能に連結されるスプレーガンプラットフォーム52を含む。任意追加的に、ノズルアセンブリ100は、スプレーガンプラットフォーム52に取り外し可能に接続されることにより、ノズルアセンブリ100を好都合に取り外して洗浄することを可能にする。好ましい実施形態では、ノズルアセンブリ100はプラスチックで作製され、スプレー作業が終わったら廃棄されてもよく、または再利用されてもよい。
ノズルアセンブリ100の上面からは流体入口54が外方へ延出しており、この流体入口54は流体容器(図示せず)に動作可能に接続される。図示されているスプレー装置50は重力供給式スプレーガンであり、流体容器は、スプレーガンプラットフォーム52内への流体の流れを促進するように、スプレーガンプラットフォーム52の上方に配置される。スプレー装置50は、重力供給式である必要はない。例えば、流体を下方から供給することができるように、流体入口54は加圧下で流体源に接続されてもよい。高容量の用途では、流体入口54は、外部の加圧ポットから流体を運搬するホースに接続されてもよい。様々な種類の流体容器およびそれらの使用モードは、例えば、米国特許第6,588,681号(Rothrumら)、同第6,663,018号(Rothrumら)、同第7,188,785号(Josephら)、同第7,815,130号(Josephら)、および2014年11月24日に出願された同時係属中の国際公開第2014/067058号(Nyariboら)に既に記載されている。
図1において、および公開された国際公開第2010/085801号(Escotoら)に記載されているように、流体入口54自体はノズルアセンブリ100に組み込まれ、流体がスプレーガンプラットフォーム52を通るように方向付けられるのを回避する。スプレーされる流体はスプレーガンプラットフォーム52を通過しないため、スプレーガンプラットフォーム52の洗浄は不要となり、作業者の時間および労力を削減する。更なる利点として、スプレー装置50は、必要に応じて、異なる流体容器が取り付けられている別のノズルアセンブリとノズルアセンブリを取り換えることによって、異なる流体を分配するように変更され得る。
ノズルアセンブリ100とスプレーガンプラットフォーム52との間のスプレーガン境界面60における接続により、ノズルアセンブリ100の内部空洞とスプレーガンプラットフォーム52の内部空洞との間の流体連通が可能となり、この流体連通は、当該技術分野において既知の任意の取付機構を用いて達成することができる。図示の実施形態では、スプレーガンプラットフォーム52は、スプレーガン境界面60においてノズルアセンブリ100に機械的に連結する嵌合接続機構を含んでいるので、これら構成要素の内部チャンバの間に気密シールを得ることができる取り外し可能な接続をもたらす。
いくつかの実施形態では、スプレーガンプラットフォーム52およびノズルアセンブリ100は、締まりばめによって相互連結される。これを達成するために、スプレーガンプラットフォーム52は、それぞれの開口部64を有する一対の可撓性接続タブ62を含む。スプレーガンプラットフォーム52およびノズルアセンブリ100が互いに係合し合うとき、接続タブ62は外方へ屈曲して、ノズルアセンブリ100上に位置する整合保持突起部66を覆ってスナップ嵌めする。このプロセスを容易にするために、作業者はボタン65を互いに近付く方向につまんで突起部66を押し下げることもできる。開口部64と保持突起部66との間の嵌合係合は、ノズルアセンブリ100が意図せず取り外されるのを防止する。あるいは、または組み合わされて、差し込み式取り付け具、クランプ、カラー、磁石、およびネジ接続などの、他の機構が使用され得る。
図1を再度参照すると、スプレーガンプラットフォーム52は、フレーム68と、フレーム68に接続されたピストルグリップハンドル70およびトリガ72と、を含む。ハンドル70の底部から外側に延在するものは、一般的に空気である、適した圧縮ガス供給源への接続のための、ねじ付き空気入口ポート74である。本明細書において使用される場合、「圧縮ガス」とは、大気圧を超える圧力下にあるガスを指す。必要に応じて、および図示のように、トリガ72はフレーム68に枢動接続されており、その最前位置に付勢されている。ハンドル70を握った状態で、作業者はトリガ72を押して、スプレー装置50から塗液を分配することができる。
任意追加的に、中心空気調節器76aおよびファン制御調節器76bが、スプレーガンプラットフォーム52からノズルアセンブリ100に流れ込むガスの圧力を調節するためにフレーム68の背面対向面に組み込まれてもよい。この例示的な実施形態では、ファン制御調節器76bは回転可能なノブであり、これにより作業者は、スプレーパターン形状を調節するために使用される一対のエアホーンへの空気の流れを制御することができる。中心空気調節器76aは、スプレー装置50内に位置するニードル弁(可視でない)と関連する流体ニードルの長手方向移動距離を制限するように調節され得る。流体ニードルの移動は、流量および中心空気流(噴霧空気)の両方に影響を及ぼす可能性がある。これらの特徴およびその他の特徴については、国際公開第2010/085801号にさらに記載されている。有利には、後述するように、提供されるノズルアセンブリ100は、特定の用途ではファン制御調節器76bを省略することが可能であり得る。
図2および図3は、ノズルアセンブリ100の特徴をより詳細に示す拡大図を提供する。図示のように、ノズルアセンブリ100は、銃身102と、銃身102の手前に位置するエアキャップ104とを含む。必要に応じて、および図示のように、エアキャップ104は、銃身102の遠位端に包囲関係で回転可能に連結され、これら構成要素間の90度の範囲の相対回転を可能にする。簡略化された代替案では、エアキャップ104は、銃身102に対して固定されてもよく、またはさらには銃身102の一体部品として形成されてもよい。
エアキャップ104の前面の中央には、一対の同心開口部(円形の流体開口部106、および流体開口部106に隣接しかつこれを取り囲む環状の噴霧開口部108)が配置されている。開口部106、108は、略円筒形の流体側壁110によって離隔されている。この例示的実施形態では、開口部106、108の各々および流体側壁110は、図3および図4に示すように、流体軸線111の周りに同軸に配置される。開口部106、108の形状、寸法、および相対配向は、ここで図示されているものと異なっていてもよい。例えば、噴霧開口部108は環状である必要はなく、流体開口部106を部分的に取り囲むだけであってもよい。さらに、必要に応じて、2つまたは3つ以上の流体開口部106または噴霧開口部108が実現可能である。
スプレー装置50の動作の基本原理を、図4の断面図を参照して説明することができる。図に示すように、内部流体通路118(流体側壁110によって部分的に画定される)および第1の空気通路120(エアキャップ104の側壁によって部分的に画定される)は共に、流体軸線111に沿って長手方向に延在する。流体通路118および第1の空気通路120は、それぞれ、スプレーガン境界面60の位置で始まり、流体開口部106および噴霧開口部108の位置で終端する。任意追加的に、通路118、120の一方または両方は、開口部106、108付近の流体軸線111に対して略対称である構成を有する。この断面図では内部側壁119が可視となっており、内部側壁119は、流体側壁110の周囲に延在し、第1の空気通路120の周面を画定する。必要に応じて、および図示のように、内部側壁119の形状は略円筒形であるが、別の形状も可能である。
トリガ72が押圧されると、空気がスプレーガン境界面60を通って加圧注入され、噴霧開口部108から放出される前に、断面積が減少した領域に入るに従って加速する。ベンチュリー効果に基づいて、この加速によって噴霧開口部108の手前で圧力が低下し、塗液(例えば塗料)を液体通路118から流体開口部106を通して引き出すのを助けることができる。次に、塗液が移動する空気に遭遇すると、塗液は霧化される、すなわち、微細な霧状の液滴としてノズルアセンブリ100から発射される。あるいは、または組み合わされて、塗液はまた、重力によってまたは流体容器内の塗液を加圧することによって、流体開口部106を介して付勢されてもよい。
再度図2〜図4を参照すると、一対のエアホーン112は、エアキャップ104から前方向外方へ延在し、流体開口部106および噴霧開口部108の両方を越えて突出している。この実施形態では、エアホーン112はエアキャップ104の一部として一体形成されており、流体軸線111の両側で径方向に対向して位置している。エアホーン112の各々は、第2の空気通路122と連通する個々のエアホーン空洞を画定し、この第2の空気通路122は、略円形の内側ファン制御開口部114内でかつ外側ファン制御開口部116に隣接して終端する。ファン制御開口部114、116は、エアホーン112の外面を貫通し、エアキャップ104内の空洞から圧縮空気を放出する働きをする。任意追加的に、エアホーン112の各々にはファン制御開口部が1つだけ存在する。更なる選択肢として、ファン制御開口部114、116のいずれかまたは両方は、米国特許第7,201,336号(Bletteら)に記載されているように、非円形の形状をとってもよい。
流体開口部106から流体を放出する、スプレー装置50の操作中、エアホーン112は、ファン制御開口部114、116から流体の流れに対して反対方向から空気を同時に流し、空気によって運ばれた噴霧形状を平たくし、得られるスプレーパターンに対する作業者の制御を改善させることを可能にする。
いくつかの実施形態では、ファン制御開口部114、116からの空気の流れを駆動する空気圧は、スプレー装置50から分注される流体を霧化するために使用される空気圧から独立して調節される。例えば、これは、噴霧開口部108およびファン制御開口部114、116が、ノズルアセンブリ100内で互いに隔離されるときに達成され得る。これは、独立して調節される内部空気圧を有する別々の第1の空気通路120および第2の空気通路122を使用して、これら通路間の圧力差を維持することを可能にすることによって達成され得る。あるいは、同量の圧縮空気を両方の機能のために使用することができる。すなわち、例えば、第1の空気通路120と第2の空気通路122とは、ノズルアセンブリ100内で互いに連通していてもよい。例えば、第1の空気通路120および第2の空気通路122の両方が、スプレーガン境界面60に隣接した共通のプレナムと連通していてもよい。この構成により、第1の空気通路120と第2の空気通路122との間で空気が流れることができ、スプレーガンプラットフォーム52上の単一導管を使用して両方の通路を加圧することが可能となる。ノズルアセンブリ100に流入する空気の配分は、少なくとも一部には、第1の空気通路120および第2の空気通路122の形状によって制御することができる。
図1〜図4にさらに示すように、一対のバッフル130は、それぞれのエアホーン112のファン制御開口部114、116の一方または両方に面する体積空間内に位置付けられる。この例示的実施形態では、バッフル130の各々は、ファン制御空気流と平行な流体軸線111と略同一平面上にあるフィン部分132と、フィン部分132に垂直に向けられたプレート部分134とを有する。図示のように、プレート部分134は、流体軸線111から空間的にオフセットされており、ファン制御空気流に正対する。必要に応じて、および図示のように、バッフル130の各々は、それぞれのエアホーン112およびさらにはエアキャップ104の前面対向側壁の両方に連結される。ここでは、フィン部分132は、噴霧開口部108に隣接した、エアキャップ104の側壁に沿って径方向に延在している。
バッフル130は、ファン制御開口部114、116の各々の対の一方または両方から放出される空気の流れを実質的に変更できるようにする寸法、形状、および配向を有する。この変更の効果は、ノズルアセンブリ100が流体開口部106から流体を放出するのと同時に、ファン制御開口部114、116から流体の流れに対して反対方向から空気を流すときに現れる。バッフル130は、ファン制御空気が流体の流れに衝突する前に流体の流れを乱し、その結果、スプレー装置50から放射される噴霧形状、またはプルームが変更される。この変更された噴霧形状は、それに応じて基材上に現れるスプレーパターンを変化させる。後述するように、スプレーパターンの寸法、形状、密度(または強度)、分布、およびこれらの組み合わせを変えるために、スプレーパターンを変化させることができる。
図5は、ファン制御開口部114、116に対するバッフル130の構成をより詳細に示すための、ノズルアセンブリ100上のエアホーン112の拡大図を示す。図示のように、エアホーン112上に配置されたファン制御開口部114、116は略円筒形であり、それぞれのファン制御軸線114’、116’(すなわち円筒軸線)に沿ってエアホーン112の外面を貫通している。開口部114、116の各々はまた、それぞれのファン制御軸線114’、116’に垂直な共通基準面121に沿って画定された関連開口断面形状を有する。ここでは、開口形状は略円形である。
ファン制御軸線114’、116’と関連付けられる基準面は同一平面上にある必要はなく、またはさらには平行である必要はない点に注意されたい。
開口部114、116から放出される空気の流れの包絡線は、仮想内側体積形状115および外側体積形状117をそれぞれ画定するそれぞれの円筒形の射影によって特徴付けることができる。図5に示すように、内側体積形状115および外側体積形状117は、開口部114、116に隣接してかつ開口部114、116から下流側に位置する。体積形状115、117は、開口部114、116の断面形状を、エアホーン112の外面で始めて、それぞれのファン制御軸線114’、116’に沿って空気の流れ方向に外方へ押し出すことによって画定される。体積形状115、117の各々の一端は閉じており、ファン制御軸線114’、116’に垂直に見たときに平行な側壁を有する。体積形状115、117を形成するために用いられる押し出し演算は、例えば、SolidWorks Professional(Dassault Systemes SolidWorks Corporation(Waltham,MA)から入手可能)などの、いくつかのCAD/CAMソフトウェア・ソリューションのいずれかを使用して容易に実施することができる。
先に述べたように、開口部114、116は円形の断面を有するが、代替形状も可能である。開口部114、116の一方または両方が、楕円形、多角形(例えば矩形)、または何らかの不規則な形状である断面形状を有する場合、ファン制御軸線114’、116’は、それぞれの開口断面形状の重心を通り、かつスプレー作業中にそれぞれの開口部114、116を通過する空気の流れ方向に沿って長手方向に延びる線として、より一般的に画定されてもよい。
図示された実施形態では、エアホーン112の各々に接続されたバッフル130は、それぞれの体積形状115内に突出するが、それぞれの体積形状117内には突出しない。これは、外側ファン制御開口部116の三次元空気流パターンに干渉するのを回避しながら、内側ファン制御開口部114から放出される三次元空気流パターンを実質的に乱す効果を有する。必要に応じて、図示されていないが、バッフル130は体積形状115、117の両方の中に突出してもよい。バッフル130およびファン制御開口部114、116は流体軸線111の両側に対称的に配置されるのが一般に好ましいが、バッフル130が体積形状115、117の一方または両方と、互いに対して様々に交わってもよいことが想定される。言うまでもなく、外側ファン制御開口部116がエアホーン112から完全に省略されることも可能である。
いくつかの実施形態では、バッフル130の各々は、それぞれのファン制御軸線114’、116’に平行な方向に沿って見たときに、体積形状115、117の一方または両方の断面の少なくとも1パーセント、少なくとも2パーセント、少なくとも5パーセント、少なくとも10パーセント、または少なくとも15パーセントを閉塞する。いくつかの実施形態では、バッフル130は、それぞれのファン制御軸線114’、116’に平行な方向に沿って見たときに、体積形状115、117の一方または両方の断面の最大100パーセント、最大75パーセント、最大50パーセント、最大40パーセント、最大30パーセント、または最大20パーセントを閉塞する。
別の方法で測定すると、バッフル130は、それぞれのファン制御開口部114、116の直径の少なくとも1パーセント、少なくとも2パーセント、少なくとも5パーセント、少なくとも10パーセント、または少なくとも15パーセントの量だけ、それぞれの体積形状115、117内に突出してもよい。同一または他の実施形態では、バッフル130は、それぞれのファン制御開口部114、116の直径の最大100パーセント、最大75パーセント、最大50パーセント、最大40パーセント、または最大30パーセントの量だけ、体積形状115、117内に突出してもよい。いくつかの実施形態では、突出の程度は、ファン制御軸線114’の各々がそれぞれのバッフル130と交わるようなものである。
図6は、異なるスプレーガン入口圧力で得られた、基材上の一連の例示的スプレーパターンを示し、この入口圧力は、成形空気ジェットおよび霧化空気ジェットの両方に影響を及ぼす。この図では、描かれているスプレーパターンの各々は、ファン制御空気流を操作することによって平たく/細長くされており、ガン入口圧力に対するコーティング分布の感受性を示している。第1のパターンは、例えば、中程度の入口圧力で得られたスプレーパターンの一様分布を示しており、上から下までの噴霧密度の変動は比較的小さい。第2のパターンは、急激な密度遷移を有する「中心が濃い」噴霧分布を示す。第3のパターンは、低い入口圧力で得られた「中心が濃い」スプレーパターンを示す。最後に、第4のパターンは、高い入口圧力で得られた、滑らかな密度遷移を有する「分裂した」スプレーパターンを示す。
バッフル130は、ファン制御開口部114、116と、流体開口部106から放出される流体の流れとの間に物理構造を介在させることによって、スプレーパターンにおける制御されていない密度遷移の問題に対する解決法を提供する。バッフル130は、流体の流れに衝突することによって、成形空気ジェットの断面形状と相互作用し、成形ジェットが霧化流体の円錐包絡線に衝突したときに、包絡線が均一に広がり、スプレーパターンを急激に変化する噴霧密度の縞に分ける傾向が低減するように、成形空気ジェットの断面形状を変化させる。より一般的には、バッフル130は、一対以上のファン制御開口部114、116からの成形空気ジェットと係合しかつこれを操作することによって、パターン寸法、パターン形状、密度、および密度分布に対する作業者による制御を改善することができる。さらに、補助開口部と異なり、バッフル130は、エアキャップ104の内部空洞からの空気を抽気せず、したがって、作業者が入口空気圧を調節する必要性を低減させることができる。
図7は、一対のバッフル230が、エアキャップ204の外部側壁に取り外し可能に連結されたプラットフォーム240に一体的に取り付けられている実施形態を示す。図8も同様に、わずかに異なる構成を有する一対のバッフル330が、プラットフォーム340に一体的に連結されている実施形態を示す。プラットフォーム240、340は、エアキャップ204に対する確実だが依然として解放可能な連結を可能にする構成を有する。エアキャップ204は、同様にして、図1〜図5に例示したエアキャップ104と交換可能に使用することができる。バッフル230は、プラットフォーム上に配置される代わりに、エアキャップ104の側壁に直接連結されるか、または側壁と一体成形され得る。手近な用途に応じて、バッフル230とノズルアセンブリ100の残りの部分との間の連結は、解放可能であってもよく、または恒久的であってもよい。
図7および図8を再度参照すると、バッフル230、330は、それぞれのプラットフォーム240、340と一体成形されており、プラットフォーム240、340の各々は、それぞれのエアホーン212の外部表面と嵌合可能に係合してこれら構成要素を互いに固定する、対向する一対のノッチ242、342を含んでいる。必要に応じて、および両方の実施形態に示されるように、プラットフォーム240、340は、噴霧開口部に近接したエアキャップ204の前面対向側壁の突出する遠位端246と嵌合可能に係合する孔244、344をさらに含む。いくつかの実施形態では、プラットフォーム240、340は、これら構成要素を相互に固定するための圧入、締まりばめ、またはラッチ部材を用いて、エアキャップ204に対して保持される。適切に装着されると、ノッチ242、342は、図7に示すようにエアキャップ204の側壁に対して位置合わせし、そうすることで、上述したように、スプレー作業中に成形空気ジェットを操作するために、バッフル230、330と、ファン制御開口部214、216の各々の対の一方または両方とを整列させる。
プラットフォーム240、340は実質的に同一であるが、これらに接続されるバッフル230、330は、わずかに異なる構成を有している。図示されるように、バッフル230の各々は、(図2および図3に描かれたフィン部分132と類似した)フィン部材のみを含んでいる。これに対し、バッフル330の各々は、(図2および図3のプレート部分134と類似した)プレート部材をさらに含んでおり、このプレート部材は、バッフル330がファン制御空気流パターンに与える影響を増幅させるための拡張された表面積を呈する。
任意追加的に、バッフル130、230、330は、ファン制御開口部114、116、214、216から放出される成形空気ジェットを操作する際に、一対以上の補助空気ジェットと協働して作用してもよい。こうした補助空気ジェットは、典型的には、エアキャップの前面の、例えば、図2〜図4の噴霧開口部108とエアホーン112との間の位置に、小さな補助オリフィスを形成することによって提供される。補助空気ジェットは、スプレー装置50から放出されるときの霧化流体の形状制御を強化し、かつ得られるスプレーパターンにおける急激な密度遷移を緩和するために、ファン制御開口部からの成形空気ジェットとも相互作用する。いくつかの実施形態では、バッフル130、230、330と、エアキャップの前側の補助オリフィスとを組み合わせて用いるスプレー装置50は、バッフル130、230、330または補助オリフィスが単独で作用したときに提供し得るものよりもより滑らかな密度遷移をもたらした。
ノズルアセンブリ100の更なる変形例として、例えば、エアキャップ側壁は、第1の空気通路120と連通する一対の補助空気開口部を含んでもよく、この補助空気開口部の各々は、それぞれのファン制御開口部114、116からの空気の流れと交差する補助軸線に沿って空気の流れを方向付ける。任意追加的に、補助軸線の各々は、それぞれのファン制御開口部114、116と関連した体積形状と交わり、これにより、バッフル130および補助空気流の両方が相乗的に作用して、ファン制御開口部114、116から放出される空気の流れを成形する。有利には、補助空気開口部から流れ出る空気は、スプレー作業中に塗液がエアキャップ104の上に堆積するのを防ぐことができる。
図9は、図1に示されたスプレー装置50の商業用実施形態を使用して得られた、基材上の一連の実際の塗料スプレーパターンを示す。パターン450はバッフルの介在なしで得た一方で、パターン452、パターン454、パターン456、およびパターン458は、図7のバッフル230と同様であるが、異なる相対的高さを有する一連の対をなすバッフルを使用して得た。この比較の結果は、得られるスプレーパターンに対するバッフルの影響が有意であることを示している。図示のように、パターン452は、垂直方向に沿った有意な密度変化を示した。バッフルの高さが高くなるにつれて、密度変化は低減するが、それと同時にスプレーパターンの全体的な高さ(または寸法)(図6に「H」として定義されている)も低下する。用途にもよるが、例えばパターン454によって表わされている中程度のバッフル高さは、スプレーパターンの高さと均一性の望ましい組み合わせを提供することができる。
図10Aは別の一連の塗料スプレーパターンを示しており、今度は、得られるスプレーパターンに対するファン制御開口部を通る空気の流れの増加の影響を比較している。図10Aのパターン460、462、464は、それぞれ、ガン入口空気圧15psi、20psi、および25psi(103kPa、138kPa、および172kPa)に対応しており、パターンはそれぞれ露出構成を用いて(バッフルを使用せずに)得た。この比較により有意差が示された。第1に、スプレーパターン460、462、464の高さは、空気圧の上昇と共にわずかに増加した。第2に、スプレーパターンの均一性は、空気圧の上昇と共に実質的に低下し、大幅な縞の形成はパターン462、464で発生した。
図10Bは上記の比較の繰り返しであるが、図9のパターン454を得るために使用したバッフル構成を組み込んでいる。パターン466、468、470は、スプレーパターンの高さおよび均一性に対するファン制御空気圧の増加の影響を示し、かつスプレーガン構成におけるバッフルの使用の更なる利益を例示している。図10Aのスプレーパターン460、462、464と比較すると、パターン466、468、470は、より高い空気圧ではるかに均一であった。最も高い圧力ではごくわずかな縞の形成が現れたが、バッフルを組み込むことで、縞の形成の問題が有意に軽減するように見えた。
図11は、さらに別の実施形態によるノズルアセンブリ500を示し、このノズルアセンブリ500は、エアキャップ504と、エアキャップ504の外面に取り外し可能に連結される個別の分離可能なノズルプラットフォーム540とを有している。図示のように、ノズルプラットフォーム540は、エアキャップ504の前面の、互いに90度回転オフセットされた2つの異なる位置に取り付けられ得る。さらに、ノズルプラットフォーム540は、第1のバッフル対530と、第1のバッフル対530とは構造的に異なる第2のバッフル対531とを含む。ノズルプラットフォーム540は、エアキャップ504に取り付けられると固定位置をとる。しかしながら、作業者は、スプレー作業の合間に、第1のバッフル530、531対または第2のバッフル530、531対を交換可能に選択して、エアホーン512上のそれぞれのファン制御開口部514、516から方向付けられる空気の流れを変更する選択肢を有する。
ファン制御空気に対する迅速な調節を可能にするために、ノズルプラットフォーム500は、さらに修正されてもよく、これにより、第1のバッフル530、531対または第2のバッフル530、531対は、ノズルプラットフォーム500を、それぞれ第1の位置と第2の位置との間でエアキャップ側壁に対して流体軸線の周りに回転させるだけで、選択可能であり得る。例えば、図11のノズルプラットフォーム540およびエアキャップ504は、互いに対して90度インクリメントで回転するように適合されてもよく、また、ノズルプラットフォーム540とエアキャップ504とが互いに適切に位置合わせされたときに所定の位置に「スナップ嵌め」する、それぞれの嵌合構造を含んでもよい。ノズルプラットフォーム上に十分なスペースがある場合には、同じノズルプラットフォーム上に3つ以上のバッフル対が配置されてもよい。
ノズルアセンブリ500の他の特徴は既に説明したものと概ね類似しているので繰り返さない。
図12は、ファン制御空気流の流路に多孔質バッフルを介在させた実施形態によるノズルアセンブリ600を示す。前述のアセンブリと同様に、ノズルアセンブリ600は、それぞれの流体開口部606および噴霧開口部608を有するエアキャップ604と、エアキャップ604から遠位に突出する一対のエアホーン612と、エアホーン612上に位置するそれぞれのファン制御開口部614、616とを含む。図示のように、多孔性材料を含む一対のバッフル630は、それぞれのエアホーンに取り外し可能に連結されて、ファン制御開口部614、616から放出された後であるが、流体開口部606および噴霧開口部608から放出された流体の流れに衝突する前のファン制御空気を制限する。必要に応じて、および図示のように、バッフル630は、ファン制御開口部614、616と本質的に同一面になるように配置される。バッフル630は、締まりばめ、ラッチ、または任意の他の連結機構によって、エアキャップ604に対して定位置に保持され得る。
バッフル630は、ファン制御空気流を減衰させるおよび/または再分配するのに適した多数の多孔性材料のいずれかから作製することができる。そのような材料の例としては、不織布、メッシュ、連続気泡発泡体、およびこれらの組み合わせが挙げられる。バッフル630で使用される多孔性材料は、ポリマーから製造される場合が多いが、金属、セラミック、または複合材料で作製されてもよい。特に好ましい実施形態では、多孔性材料としては、ナイロンメッシュまたは多数の穿孔を有するフィルムを挙げることができる。
さらに、バッフル630で使用する多孔性材料は、任意の広範囲の多孔率を有することができる。いくつかの実施形態では、多孔性材料は、少なくとも0パーセント、少なくとも15パーセント、少なくとも30パーセント、少なくとも50パーセント、または少なくとも70パーセントの開放面積を有する。さらに、多孔性材料は、最大で99パーセント、最大で90パーセント、最大で85パーセント、最大で80パーセント、または最大で75パーセントの開放面積を有することができる。
図12に示すように、ファン制御空気が多孔質バッフルを通して流されると、空気流は減衰する。ファン制御空気流が減衰した結果として得られるスプレーパターンが、図13の塗料スプレーパターンで示されており、これらパターンは、バッフルを有しない(パターン672)、一対の高度に延伸された微細複製有孔フィルムを有する(パターン674)、および一対の125μの織布ナイロンメッシュを有する(パターン676)ノズルアセンブリを使用して得た。図13に示すように、多孔質バッフルの使用は、スプレーパターン寸法を低減する上で非常に有効であり得る。有利には、このスプレーパターンの変更は、スプレーガンプラットフォーム上のファン制御調節器(図1のファン制御調節器76bなど)の独立した調節を必要とせずに達成することができる。このことは、より一般的には、上述したバッフル130、230を使用することの利点である。
図15に示すように、提供されるノズルアセンブリは、ファン制御開口部からの空気流を減衰させるまたはその方向を変えるために、複数のバッフルを有する必要はない。図の変形例は、前述したように対向するエアホーンとそれぞれのファン制御開口部とを有する好適なエアキャップ(図7のエアキャップ204など)に回転可能に連結されることができるノズルプラットフォーム740を含んでいる。取り付けられると、プラットフォーム740は、(図5に示し、上述したような方法で)それぞれのファン制御開口部によって画定される押し出された体積形状内に突出する、単一の環状バッフル730を有する。ユーザは、任意のタブ741を使用して、プラットフォーム740を、エアホーンに対してノズルアセンブリ全体の流体軸線の周りに手動で回転させることができる。有利には、環状バッフル730の末端縁の高さは周囲に沿って変化し、環状バッフルが体積形状の各々内に突出する程度をユーザが調節するのを可能にする。必要に応じて、図示されていないが、環状バッフル730は、平らなまたは階段状のプロファイルを有してもよい。バッフル730の動作原理は、その他の点では前述のバッフルの動作原理と同様である。
提供されるノズルアセンブリおよび関連方法を、以下に列挙する実施形態A〜ARによってさらに例示することができる。
A.スプレー装置用ノズルアセンブリであって、流体軸線に沿って長手方向に延在し、流体開口部で終端する液体通路を画定する流体側壁と、前記流体側壁の周囲に延在し、前記流体開口部に隣接する噴霧開口部で終端する第1の空気通路を部分的に画定するエアキャップ側壁と、前記エアキャップ側壁から前記流体開口部を越えて突出し、第2の空気通路と連通する個々のエアホーン空洞を画定する、径方向に対向する一対のエアホーンであって、該エアホーンの各々は、外面と、ファン制御軸線に沿って前記外面を貫通して延在し、前記流体開口部から放出される流体の流れに対して空気を流すファン制御開口部と、を有し、該ファン制御開口部の各々は、前記ファン制御軸線に垂直な基準面に沿って画定される開口形状を有する、一対のエアホーンと、前記エアキャップ側壁に連結され、体積形状内に突出する、前記エアホーンの各々に関するバッフルであって、前記体積形状は、前記開口形状を前記ファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される、バッフルと、を備える、スプレー装置用ノズルアセンブリ。
B.前記開口形状が円形であり、前記体積形状が円筒状である、実施形態Aに記載のノズルアセンブリ。
C.前記噴霧開口部が、前記流体開口部と同心円をなす環状開口部である、実施形態AまたはBに記載のノズルアセンブリ。
D.前記ノズルアセンブリをスプレーガンプラットフォームに取り外し可能に連結する構成を有するスプレーガン境界面をさらに備え、前記第1および第2の空気通路が前記スプレーガン境界面で始まる、実施形態A〜Cのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
E.前記第1の空気通路と前記第2の空気通路は、前記第1の空気通路と前記第2の空気通路との間の圧力差を維持できるように、互いに隔離されている、実施形態Dに記載のノズルアセンブリ。
F.前記第1の空気通路と前記第2の空気通路は、互いに連通している、実施形態Dに記載のノズルアセンブリ。
G.前記バッフルの各々は、それぞれの前記エアホーンの前記外面に取り外し可能に連結される、実施形態A〜Fのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
H.前記バッフルの各々は、前記エアキャップ側壁に取り外し可能に連結される、実施形態A〜Fのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
I.前記バッフルの各々は、それぞれの前記エアホーンの一体部品である、実施形態A〜Fのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
J.前記バッフルの各々は、前記エアキャップ側壁の一体部品である、実施形態A〜Fのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
K.前記エアキャップ側壁に取り外し可能に連結されるノズルプラットフォームをされに備え、前記バッフルの各々は、前記ノズルプラットフォームに連結される、実施形態A〜Fのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
L.前記ノズルプラットフォームは、対向する一対のノッチを含み、該ノッチの各々は、それぞれの前記エアホーンの前記外面に係合して、前記ノズルプラットフォームを前記エアキャップ側壁に対して固定する、実施形態Kに記載のノズルアセンブリ。
M.前記バッフルは、第1のバッフル対を表し、前記ノズルプラットフォームに連結される第2のバッフル対をさらに有し、前記第1のバッフル対および前記第2のバッフル対は、前記ファン制御開口部からの空気の流れを変更するように互いに交換可能である、実施形態KまたはLに記載のノズルアセンブリ。
N.前記ノズルプラットフォームは、前記エアキャップ側壁に回転可能に連結され、前記第1のバッフル対または前記第2のバッフル対は、前記ノズルプラットフォームを第1の位置と第2の位置との間で前記エアキャップ側壁に対して前記流体軸線の周りに回転させることによって、選択可能である、実施形態Mに記載のノズルアセンブリ。
O.前記バッフルの各々は、前記エアキャップ側壁に沿って径方向に延在し、前記流体軸線と略同一平面上にあるフィン部分を有する、実施形態A〜Nのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
P.前記バッフルの各々は、前記フィン部分に接続されるプレート部分をさらに有し、前記プレート部分は、それぞれの前記ファン制御開口部からの空気の流れに面する、実施形態Oに記載のノズルアセンブリ。
Q.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御軸線に平行な方向に沿って見たときに、前記体積形状の断面の1パーセント〜100パーセントを閉塞する、実施形態A〜Pのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
R.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御軸線に平行な方向に沿って見たときに、前記体積形状の断面の1パーセント〜40パーセントを閉塞する、実施形態Qに記載のノズルアセンブリ。
S.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御軸線に平行な方向に沿って見たときに、前記体積形状の断面の1パーセント〜20パーセントを閉塞する、実施形態Rに記載のノズルアセンブリ。
T.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御開口部の直径の1パーセント〜100パーセントの範囲の量だけ、それぞれの前記体積形状内に突出する、実施形態A〜Pのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
U.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御開口部の直径の1パーセント〜50パーセントの範囲の量だけ、それぞれの体積形状内に突出する、実施形態Tに記載のノズルアセンブリ。
V.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御開口部の直径の1パーセント〜30パーセントの範囲の量だけ、それぞれの体積形状内に突出する、実施形態Uに記載のノズルアセンブリ。
W.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御開口部からの空気の流を少なくとも部分的に制限する多孔性材料を有する、実施形態A〜Nのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
X.前記多孔性材料は、不織布材料を含む、実施形態Wに記載のノズルアセンブリ。
Y.前記多孔性材料は、連続気泡発泡体を含む、実施形態Wに記載のノズルアセンブリ。
Z.前記多孔性材料は、0パーセント〜99パーセントの範囲の開放面積を有する、実施形態W〜Yのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
AA.前記多孔性材料は、50パーセント〜99パーセントの範囲の開放面積を有する、実施形態Zに記載のノズルアセンブリ。
AB.前記多孔性材料は、70パーセント〜99パーセントの範囲の開放面積を有する、実施形態AAに記載のノズルアセンブリ。
AC.前記ファン制御軸線の各々は、それぞれのバッフルと交わる、実施形態A〜ABのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
AD.前記ファン制御開口部の各々は、内側ファン制御開口部であり、前記エアホーンの各々は、前記内側ファン制御開口部に隣接しかつ外側ファン制御軸線に沿って延在する外側ファン制御開口部をさらに有する、実施形態A〜ACのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
AE.前記基準面の各々は、第1の基準面であり、前記外側ファン制御開口部の各々は、その外側ファン制御軸線に垂直な第2の基準面に沿って画定される第2の開口形状を有し、前記第2の開口形状をその外側ファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される体積形状内に突出する前記エアホーンの各々に関しするバッフルはない、実施形態ADに記載のノズルアセンブリ。
AF.前記第1の基準面と前記第2の基準面とは、概ね同一平面上にある、実施形態AEに記載のノズルアセンブリ。
AG.前記エアキャップ側壁は、前記第2の空気通路と連通する一対の補助空気開口部を有し、前記一対の補助空気開口部の各々は、それぞれのファン制御開口部からの空気の流れと交差する補助軸線に沿って空気の流れを方向付ける、実施形態A〜AFのいずれか1つに記載のノズルアセンブリ。
AH.前記補助軸線の各々は、前記ファン制御開口部の1つと関連する体積形状と交わる、実施形態AGに記載のノズルアセンブリ。
AI.流体軸線に沿って長手方向に延在し、流体開口部内で終端する液体通路を画定する流体側壁と、前記流体側壁の周囲に延在し、前記流体開口部に隣接する噴霧開口部で終端する第1の空気通路を部分的に画定するエアキャップ側壁と、前記エアキャップ側壁から前記流体開口部を越えて突出し、第2の空気通路と連通する個々エアホーン空洞を画定する、径方向に対向する一対のエアホーンであって、該エアホーンの各々は、外面と、ファン制御軸線に沿って前記外面を貫通して延在し、前記流体開口部から放出される流体の流れに対して空気を流すファン制御開口部と、を有し、該ファン制御開口部の各々は、前記ファン制御軸線に垂直な基準面に沿って画定される開口形状を有する、一対のエアホーンと、前記エアキャップ側壁に回転可能に連結され、一対の体積形状内に突出する環状バッフルであって、前記体積形状の各々は、それぞれのファン制御軸線に沿って各々の開口形状を外方へ押し出すことによって、画定される、環状バッフルと、を備える、スプレー装置用ノズルアセンブリ。
AJ.前記環状バッフルは、前記エアホーンに対して前記流体軸線の周りに回転されるにつれて変化する程度に、各々の前記体積形状内に突出する、実施形態ALに記載のノズルアセンブリ。
AK.スプレー装置のスプレーパターンを調節する方法であって、前記スプレー装置は、流体開口部と、該流体開口部を越えて突出し、径方向に対向する一対のエアホーンと、を有し、で前記エアホーンの各々は、ファン制御開口部を有し、前記方法は、それぞれのエアホーンに隣接する前記スプレー装置から外方へ延在する一対のバッフルを提供するステップであって、前記バッフルの各々は、体積形状内まで延在し、該体積形状は、それぞれのファン制御開口部の形状をファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される、ステップと、前記流体開口部から流体を放出するのと同時に、前記ファン制御開口部からの前記流体の流れに対して反対方向から空気を流すステップであって、前記一対のバッフルは、前記空気が前記流体の流れに衝突する前に前記前記空気の流れを変更し、これにより、変更されたスプレーパターンを生成する、ステップと、を備える、方法。
AL.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御開口部からの空気の流れに平行に延在するフィン部分を有する、実施形態AKに記載の方法。
AM.前記バッフルの各々は、前記フィン部分に接続されるプレート部分をさらに有し、前記プレート部分は、それぞれのファン制御開口部からの空気の流れに面する、実施形態ALに記載の方法。
AN.前記変更されたスプレーパターンは、変更されていないスプレーパターンと比べて、低減した密度変化を有するスプレーパターンを有する、実施形態AK〜AMのいずれか1つに記載の方法。
AO.前記変更されたスプレーパターンは、より大きなまたはより小さな寸法を有するスプレーパターンを有する、実施形態AK〜ANのいずれか1つに記載の方法。
AP.前記バッフルの各々は、それぞれのファン制御開口部からの空気の流れを少なくとも部分的に制限する多孔性材料を有する、実施形態AK、AN、またはAOに記載の方法。
AQ.前記変更されたスプレーパターンは、如何なる空気入口圧力の調節から独立して得られる、実施形態AK〜APのいずれか1つに記載の方法。
AR.前記流体の流れは、前記ファン制御開口部のそれぞれと連通する空気通路を通る空気の流れによって霧化される、実施形態AK〜AQのいずれか1つに記載の方法。
特に指定がないかぎり、それぞれの商品名および部材番号に従って記載される以下の構成要素および材料は、3M Company(St.Paul,Minnesota)から入手した。
下記の略号を用いて実施例を説明する。
Figure 0006938156
比較
200μmのフィルタ、蓋、およびライナーアセンブリ(部品番号16300)を備えた「PPS」600mL塗料ガンカップ(部品番号16122)に、水性黒色塗料(PPG Industries,Inc.(Pittsburgh,Pennsylvania)から商品名「ENVIROBASE T407」で入手)を充填した。ATOMIZING HEAD(部品番号16611)を有するモデル「ACCUSPRAY HG18 SPRAY GUN(部品番号16570)」をガンカップアセンブリに接続し、次にこれを自動スプレー塗装機、モデル「310940」(Spraymation,Inc.(Fort Lauderdale,Florida))に取り付けた。次に、スプレーパターン(約12×20インチ(30.5×50.8cm))を、以下の条件下で、板紙基材、型番「WHITE TANGO C1S」(MeadWestvaco Corporation(Richmond,Virginia)から入手)に塗布した。
Figure 0006938156
(実施例1)
図8に示すような、径方向頂点50ミル(1.27mm)、幅100ミル(2.54mm)、および高さ190ミル(4.83mm)の矩形バッフルプレートを有する本発明の代表的なバッフルプラットフォームを、エアホーンの周囲に、スプレーガンノズルのスプレーアウトレットオリフィスとぴったりと重ねて圧入した。次に、比較例に概ね記載されている通りにスプレーパターンを生成した。
(実施例2)
次に、実施例1に記載のプロセスを繰り返したが、代表的なバッフルプレートは、バッフルプレート高さが210ミル(5.33mm)のものに置き換えた。
モデル「OPTIO E90」デジタルカメラ(Pentax Corporation)を使用してスプレーパターンのデジタル画像を撮像し、「jpeg」ファイルとして保存した。続いて、画像処理ソフトウェア「IMAGEJ」を使用して、画素濃淡値(pgv)をスプレーパターンの各々の幅にわたって測定した。パターン寸法は、pgv≦200のスプレーパターンに対応する。中心部分の外側境界は、スプレーパターンの縁部から近付いたときにpgvが極小値に概ね達した場所に対応する。中心部分内の最小および最大pgvを記録して、pgv範囲の標準偏差を求めた。結果を図14にグラフで示し、データを表1に記載する。
Figure 0006938156
上記特許および特許出願のすべては、本明細書において参照により明示的に援用される。本明細書において、特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、これらの実施形態は、本発明の原理および適用の単なる説明にすぎないことを理解されたい。本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、本発明の方法および装置に対して様々な修正や変更が可能であることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびその等価物内にある修正および変更を含むことを意図とする。

Claims (6)

  1. 流体軸線に沿って長手方向に延在し、流体開口部で終端する液体通路を画定する流体側壁と、
    前記流体側壁の周囲に延在し、前記流体開口部に隣接する噴霧開口部で終端する第1の空気通路を部分的に画定するエアキャップ側壁と、
    前記エアキャップ側壁から前記流体開口部を越えて突出し、第2の空気通路と連通する個々のエアホーン空洞を画定する、径方向に対向する一対のエアホーンであって、該エアホーンの各々は、外面と、ファン制御軸線に沿って前記外面を貫通して延在し、前記流体開口部から放出される流体の流れに対して前記流体の流れを平たくするための空気を流すファン制御開口部と、を有し、該ファン制御開口部の各々は、前記ファン制御軸線に垂直な基準面に沿って画定される開口形状を有する、一対のエアホーンと、
    前記エアキャップ側壁に連結され、体積形状内に突出し、前記ファン制御開口部から離間して配置される、前記エアホーンの各々に関するバッフルであって、前記体積形状は、前記開口形状を前記ファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される、バッフルと、を備える、スプレー装置用ノズルアセンブリ。
  2. 前記バッフルの各々は、それぞれの前記エアホーンの前記外面に取り外し可能に連結される、請求項1に記載のノズルアセンブリ。
  3. 前記バッフルの各々は、前記エアキャップ側壁に取り外し可能に連結される、請求項1に記載のノズルアセンブリ。
  4. 流体軸線に沿って長手方向に延在し、流体開口部で終端する液体通路を画定する流体側壁と、
    前記流体側壁の周囲に延在し、前記流体開口部に隣接する噴霧開口部で終端する第1の空気通路を部分的に画定するエアキャップ側壁と、
    前記エアキャップ側壁から前記流体開口部を越えて突出し、第2の空気通路と連通する個々のエアホーン空洞を画定する、径方向に対向する一対のエアホーンであって、該エアホーンの各々は、外面と、ファン制御軸線に沿って前記外面を貫通して延在し、前記流体開口部から放出される流体の流れに対して前記流体の流れを平たくするための空気を流すファン制御開口部と、を有し、該ファン制御開口部の各々は、前記ファン制御軸線に垂直な基準面に沿って画定される開口形状を有する、一対のエアホーンと、
    前記エアキャップ側壁に回転可能に連結され、一対の体積形状内に突出し、前記ファン制御開口部から離間して配置される環状バッフルであって、前記体積形状の各々は、それぞれのファン制御軸線に沿って各々の開口形状を外方へ押し出すことによって、画定される、環状バッフルと、を備える、スプレー装置用ノズルアセンブリ。
  5. 前記環状バッフルは、前記エアホーンに対して前記流体軸線の周りに回転されるにつれて変化する程度に、各々の前記体積形状内に突出する、請求項4に記載のノズルアセンブリ。
  6. スプレー装置のスプレーパターンを調節する方法であって、
    前記スプレー装置は、流体開口部と、該流体開口部を越えて突出し、径方向に対向する一対のエアホーンと、を有し、
    前記エアホーンの各々は、前記流体開口部から放出される流体の流れに対して前記流体の流れを平たくするための空気を流すファン制御開口部を有し、
    前記方法は、
    それぞれのエアホーンに隣接する前記スプレー装置から外方へ延在する一対のバッフルを提供するステップであって、前記バッフルの各々は、体積形状内まで延在し、前記ファン制御開口部から離間して配置され、該体積形状は、それぞれのファン制御開口部の形状をファン制御軸線に沿って外方へ押し出すことによって画定される、ステップと、
    前記流体開口部から流体を放出するのと同時に、前記ファン制御開口部から前記流体の流れに対して各方向から空気を流すステップであって、前記一対のバッフルは、前記空気が前記流体の流れに衝突する前に前記空気の流れを変更し、これにより、変更されたスプレーパターンを生成する、ステップと、を備える、方法。
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