JP6937651B2 - 溶接ロボットの操作端末及び溶接ロボットシステム - Google Patents

溶接ロボットの操作端末及び溶接ロボットシステム Download PDF

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本発明は、溶接ロボットの操作端末及び溶接ロボットシステムに関する。
従来、溶接ロボットの溶接条件は、ティーチペンダント等と称される溶接ロボットの操作端末を用いて設定されることがある。操作端末は、溶接条件を表示する表示部及び溶接条件の入力を受け付ける入力部を有する。
溶接条件は、アークの状態に応じて設定されることがある。しかし、アーク放電に伴って強い光(以下、「溶接光」という。)が発せられるため、肉眼によりアークの状態を確認することは難しい。そこで、溶接面に設けられている遮光板を通してアークの状態を確認することがある。遮光板は、溶接光をほとんど遮るように構成されており、遮光板を用いることによりアークの形状や態様を安全に確認できる。
特許文献1には、溶接光の有無に応じて遮光板の透過率を自動で切り替える溶接面を備えた溶接ヘルメットが記載されている。これにより、溶接時と非溶接時に溶接面の着脱を繰り返す必要がなくなる。
特開2009−507580号公報
溶接時に溶接ロボットの溶接条件を設定する場合に、例えば特許文献1に記載の溶接ヘルメットを装着すると、暗くなった遮光板により視界が遮られるため、アークの状態を確認できても操作端末に表示される溶接条件を確認し難い。そのため、溶接条件の確認を行うために溶接ヘルメットの着脱を繰り返さなければならず、溶接条件の確認作業が煩雑となる。一方、溶接ヘルメットを装着しなければ、操作端末に表示される溶接条件の確認を行うことができるが、アークの状態の確認が困難となる。
そこで、本発明は、アークの状態と溶接条件を同時に確認しつつ、溶接条件の設定を行える溶接ロボットの操作端末を提供する。
本発明の一態様に係る溶接ロボットの操作端末は、溶接ロボットの溶接条件を表示する表示面を有し、表示面の一方側から入射した可視光の少なくとも一部を表示面の他方側に透過する表示部と、溶接ロボットの溶接条件の入力を受け付ける入力部と、表示部に重なるように位置し、溶接光の一部を遮る遮光板と、を備える。
この態様によれば、操作端末が備える遮光板により溶接光が遮られるため、作業者は操作端末を通してアークの状態を確認することができる。また、操作端末には、溶接条件を表示する表示部と、溶接条件の入力を受け付ける入力部と、が設けられている。そのため、作業者は、アークの状態と溶接条件を同時に確認しつつ、入力部を介して溶接条件の設定を行うことができる。
上記態様において、入力部は、タッチパネルを含み、表示部は、遮光板とタッチパネルに挟まれるように設けられてもよい。
この態様によれば、操作端末に直接触れて溶接条件の入力を行うことができるため、操作端末の操作を直感的に行うことができる。また、物理ボタンの代わりにタッチパネルを設けることで、物理ボタンを設置するスペースを削減することができ、操作端末のコンパクト化を図ることができる。
上記態様において、遮光板は、溶接光の入射の有無に応じて透過率が変化するように構成されており、透過率は、溶接光が入射しない場合よりも、溶接光が入射する場合に低くなってもよい。
この態様によれば、遮光板の透過率は、溶接時か否かに応じて自動で変化するため、作業者が遮光板の透過率を調整する必要がなく、溶接作業の効率が向上する。
本発明の他の態様に係る溶接ロボットシステムは、溶接を行う溶接ロボットと、溶接ロボットの溶接条件を表示する表示面を有し、表示面の一方側から入射した可視光の少なくとも一部を表示面の他方側に透過する表示部、溶接ロボットの溶接条件の入力を受け付ける入力部及び表示部に重なるように位置し、溶接光の一部を遮る遮光板を有する溶接ロボットの操作端末と、を備える。
この態様によれば、操作端末が備える遮光板により溶接光が遮られるため、作業者は操作端末を通してアークの状態を確認することができる。また、操作端末には、溶接条件を表示する表示部と、溶接条件の入力を受け付ける入力部と、が設けられている。そのため、作業者は、アークの状態と溶接条件を同時に確認しつつ、入力部を介して溶接条件の設定を行うことができる。
本発明によれば、アークの状態と溶接条件を同時に確認しつつ、溶接条件の設定を行える溶接ロボットの操作端末を提供することができる。
本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの概要を示す図である。 溶接時における本発明の実施形態に係る溶接ロボットの操作端末を示す図である。 本発明の実施形態に係る操作端末の表示領域の断面を示す図である。 非溶接時における本発明の実施形態に係る溶接ロボットの操作端末を示す図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットの操作端末により実行される処理のフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステム100の概要を示す図である。溶接ロボットシステム100には、溶接ロボット30の操作端末10、コントローラ20及び溶接ロボット30が含まれ、溶接ロボット30は、溶接トーチ31を備える。
溶接ロボット30は、アーク溶接を行う機器である。溶接ロボット30は、アーム先端部に溶接トーチ31を備える。溶接トーチ31は、溶接ワイヤを送給する送給機構を備える。アーク溶接は、溶接トーチ31に備えられた送給機構により溶接ワイヤを送給し、溶接対象となる金属材料との間にアークを発生させることにより行う。アーク溶接は、作業者が溶接ロボット30の動作を指定したプログラムを作成し、当該プログラムを溶接ロボット30で実行することにより行われることもある。ここで、作業者とは、溶接作業を実施する者であり、より具体的には、アークの状態を確認しつつ溶接ロボット30の溶接条件を設定する者である。
溶接ロボット30による溶接では、溶接ロボット30の溶接条件を予め設定する必要がある。ここで、溶接条件とは、溶接ロボット30により行われる溶接の条件であり、溶接ロボット30のアームの動きや溶接トーチ31が備える溶接ワイヤ(不図示)に印加される電圧(以下、「溶接電圧」という。)や溶接ワイヤを流れる電流の値(以下、「溶接電流」という。)等が含まれる。作業者は、アークの状態を確認しつつ、最適な溶接条件の設定を行う。また、溶接ロボット30は、ケーブルを介してコントローラ20と接続されており、コントローラ20から動作指令を取得することができる。さらに、溶接トーチ31は、ケーブルを介して溶接電源40と接続されており、溶接ワイヤへの溶接電圧や溶接電流の供給を受ける。
アーク溶接では、溶接ワイヤを溶接対象に瞬間的に接触させて通電させると、溶接ワイヤと金属材料の間にアーク放電が発生し、発生したアークの熱により溶接ワイヤと金属材料を溶解させることで、溶接が行われる。
溶接電源40は、ケーブルを介して溶接トーチ31へ電力を送電する。また、溶接電源40は、内部に電圧計及び電流計を備えている。溶接電源40が備える電圧計は溶接電圧の値を測定し、電流計は溶接電流の値を測定する。測定された溶接電圧及び溶接電流の値は、ケーブルを介してコントローラ20へと伝達される。
溶接ロボット30の操作端末10は、溶接ロボット30の溶接条件の入力を受け付ける。溶接条件の調整は、作業者がアークの状態を確認しつつ溶接ロボット30の操作端末10に溶接条件を入力することで行われる。図1に示す溶接ロボット30の操作端末10は、ケーブルを介してコントローラ20と接続されているが、ワイヤレスで接続されていてもよい。すなわち、操作端末10とコントローラ20は、無線通信を行う通信部を備えていてもよい。コントローラ20と操作端末10がワイヤレスに接続されることで、作業者はケーブルの存在に煩わされたり、ケーブルの長さによる移動範囲の制限を受けたりすることなく、自由に移動をしながら溶接条件の設定を行うことができる。
コントローラ20は、溶接ロボット30の制御を行う機器である。コントローラ20は、上述の通り、溶接ロボット30の操作端末10に接続されており、当該操作端末10に入力された溶接条件を取得することができる。また、コントローラ20は、溶接ロボット30とケーブルを介して接続されており、操作端末10から取得した溶接条件を溶接ロボット30へ伝達することができる。
コントローラ20は、溶接電源40から取得した実測値を溶接ロボット30の操作端末10へ伝達する。ここで、実測値とは、溶接に関して実際に測定された値であり、溶接電源40が備える電圧計が測定した溶接電圧の測定値や、電流計が測定した溶接電流の測定値等が含まれる。また、操作端末10は取得した実測値を画面表示する。そのため、作業者は溶接ロボット30の操作端末10により実測値を確認することができる。
図2は、溶接時における本発明の実施形態に係る溶接ロボット30の操作端末10を示す図である。溶接ロボット30の操作端末10は、表示領域11及び物理ボタン17を含む。
表示領域11は、作業者が溶接ロボット30の溶接条件15を設定する際に確認する情報が表示される領域である。表示領域11は、溶接条件15及び実測値16を表示し、入射した溶接光18の一部を透過する。また、表示領域11の右下にはタッチパネル12が設けられている。表示領域11の構成については、後に図3を用いて詳細に説明する。
溶接条件15は、上述の通り、溶接ロボット30により行われる溶接の条件である。溶接条件15には、溶接ロボット30のアームの動きや溶接電圧の値、溶接電流の値等が含まれる。図2に示す溶接条件15は、溶接条件の一例であり、溶接電流の値、溶接電圧の値及び溶接ロボット30が行う溶接工程が含まれる。同図に示す溶接条件15より、溶接ロボット30は、溶接電流が「200A」、溶接電圧が「18.0V」の状態で「STEP5」の溶接工程を行うよう設定されていることがわかる。
操作端末10に表示される溶接条件15は、必ずしも溶接電流の値、溶接電圧の値及び溶接工程を含まなくともよく、これらのうち一部のみを含んでもよいし、これら以外の条件を含んでもよい。なお、溶接条件15は、必ずしも文字で出力されなくともよく、グラフによる表示等、作業者が溶接条件15の内容を確認することができればどのような態様で出力されていてもよい。
実測値16は、上述の通り、溶接ロボット30により行われる溶接に関して実際に測定して得られた値である。例えば、実測値16には、溶接電流及び溶接電圧の測定値等が含まれる。図2に示す実測値16は、実測値の一例である。同図に示す実測値16より、実際の溶接は、溶接電流が「200A」、溶接電圧が「17.9V」で行われていることがわかる。
溶接光18は、アーク放電に伴って生じる光である。溶接光18には、可視光、紫外線及び赤外線が含まれることがある。中でも、溶接光18に含まれる強い可視光及び紫外線を直視することは避けるべきであるため、作業者は溶接光18を肉眼では視認し難い。そのため、作業者は、表示領域11を通して溶接光18の一部を遮りつつアークの状態を確認する。
タッチパネル12は、溶接ロボット30の溶接条件15の入力を受け付ける入力部である。タッチパネル12での溶接条件15の入力は、作業者が、指先やペンでタッチパネル12に触れることにより行われる。より具体的には、表示領域11のうちタッチパネル12の部分には、作業者が視認できるアイコン等を一つ又は複数表示することができる。また、タッチパネル12は、作業者の指先が触れた位置を検出でき、表示された複数のアイコンのうち、作業者によって選択されたアイコンを特定することができる。タッチパネル12は、作業者によって特定されたアイコンの情報を操作端末10が備える制御部やコントローラ20等へ伝達することができる。なお、本例のタッチパネル12は、表示領域11の右下に設けられているが、タッチパネル12が設けられる位置は限定されないし、表示領域11全体を覆うように設けられてもよい。
本実施形態に係る溶接ロボット30の操作端末10によれば、作業者は、操作端末10に直接触れて溶接条件15の入力を行うことができるため、操作端末10の操作を直感的に行うことができる。また、操作端末10にアイコン等を表示して、アイコン等に直接触れる簡単な操作で溶接条件15の入力を行うことができるため、操作端末10の誤操作を防止することができる。また、物理ボタン17の代わりにタッチパネル12を設けることで、物理ボタン17を設置するスペースを削減することができ、操作端末10のコンパクト化を図ることができる。
物理ボタン17は、溶接ロボット30の溶接条件15の入力を受け付ける入力部である。物理ボタン17での溶接条件15の入力は、作業者が、物理ボタン17を押下することにより行われる。なお、図2に示す物理ボタン17の形状は、上面視において正方形であるが、物理ボタン17の形状は任意である。例えば、物理ボタン17の形状は、上面視において長方形や円形等であってもよい。また、物理ボタン17の個数についても任意である。
なお、溶接ロボット30の操作端末10が備える入力部は、図2に示すタッチパネル12及び物理ボタン17に限らない。例えば、操作端末10は、レバーやダイヤルといった任意の入力手段を入力部として備えることができる。
図3は、本発明の実施形態に係る操作端末10の表示領域11の断面を示す図であり、図2に示すIII−III線における断面図である。図3を参照して、表示領域11の構成について説明する。表示領域11は、タッチパネル12、表示部13及び遮光板14が重なるようにして構成されている。操作端末10の使用時において作業者側にタッチパネル12が位置し、溶接ロボット30側に遮光板14が位置し、タッチパネル12と遮光板14に挟まれるように表示部13が位置する。なお、タッチパネル12、表示部13及び遮光板14は、必ずしも全体が重なって配置されていなくともよい。
タッチパネル12は、上述の通り、溶接ロボット30の溶接条件の入力を受け付ける入力部である。タッチパネル12は、タッチパネル12の一方側から入射した可視光の少なくとも一部をタッチパネル12の他方側に透過する。
表示部13は、溶接ロボット30の溶接条件を表示する。表示部13は、表示面を有し、当該表示面に溶接ロボット30の溶接条件を表示する。表示面には、実測値16等の溶接条件15以外の情報を表示してもよい。表示面は、表示領域11の一部又は全域を占める大きさで構成されている。なお、表示部13は、表示部13の外縁にフレーム領域を有するものであってよく、表示制御回路等をフレーム領域に内蔵するものであってよい。
表示部13は、透明な基板及び透明電極を含む液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであってよい。表示部13は、表示面の一方側から入射した可視光の少なくとも一部を表示面の他方側に透過するように構成されている。具体的には、溶接ロボット30側から入射した可視光の少なくとも一部を、作業者側に透過するように構成されている。なお、表示部13は、表示面において可視光を透過するように構成されていればよく、フレーム領域は必ずしも可視光を透過するように構成されていなくともよい。
遮光板14は、溶接により生じる溶接光18の一部を遮る。遮光板14は、液晶、偏光子等の溶接光18を遮ることができる任意の部材によって構成される。また、遮光板14は、溶接光18の入射の有無に応じて透過率が変化するように構成されており、その透過率は、溶接光18が入射しない場合よりも、溶接光18が入射する場合に低くなるように構成されている。本実施形態に係る遮光板14は、溶接時には溶接光18の一部を遮る程度に透過率が低下し、非溶接時には遮光板14を通して溶接ロボット30を視認できる程度に透過率が上昇する。
遮光板14の透過率の制御は、コントローラ20によって行われてもよく、溶接ロボット30によって溶接が開始される際に遮光板14の透過率を下げて溶接光18の一部を遮るように制御されてよい。また、コントローラ20は、溶接ロボット30による溶接が終了する際に遮光板14の透過率を上げて、可視光を透過するように制御してよい。なお、操作端末10に受光センサを設けて、受光センサによって受光された光量に応じて、遮光板14の透過率を制御することとしてもよい。なお、非溶接時における遮光板14の透過率は、遮光板14を通して溶接ロボット30を視認できる程度にまで高くなる必要はなく、溶接時の場合と同程度に透過率が低いままでもよい。また、遮光板14は、透過率が変化しない構成であってもよく、入射した光を常にほとんど遮るものであってもよい。
上述のように、タッチパネル12及び表示部13が透明な部材で構成されており、遮光板14を透過した光がタッチパネル12及び表示部13によって遮られないため、作業者は、表示領域11を通してアークの状態を確認することができる。
図4は、非溶接時における本発明の実施形態に係る溶接ロボット30の操作端末10を示す図である。図4には、操作端末10の表示領域11を通して溶接ロボット30を視認できる様子が示されている。図4に示す操作端末10は、図2に示す操作端末10と同一のものであり、表示領域11及び物理ボタン17を備える。また、表示領域11には、タッチパネル12が設けられる。
表示領域11は、非溶接時において、入射した可視光のほとんどを透過させる。表示領域11を構成する遮光板14が遮光を行わないためである。また、タッチパネル12及び表示部13が可視光を透過する透明な部材からなり、遮光板14を通過した可視光を遮らないためである。また、図4に示すのは、非溶接時における操作端末10であるため、表示領域11には溶接条件15のみが表示され、実測値16は表示されていない。
このように、非溶接時には遮光板14によって遮光を行わず、タッチパネル12及び表示部13が透明であることで、作業者が表示領域11の先を見通すことができるようになる。
なお、表示領域11は、非溶接時に遮光板14による遮光の有無を切り替えられる構成であってもよい。これにより、仮に表示領域11に表示された文字等が視認しづらい状況である場合に、遮光板14による遮光を行い、表示領域11を黒地として文字等を視認し易くすることができる。
図5は、本発明の実施形態に係る溶接ロボット30の操作端末10により実行される処理のフローチャートである。溶接ロボット30の操作端末10の処理は、溶接が開始されたか否かを判断し、溶接が開始されたと判断した場合には遮光板14により遮光を開始した後、入力された溶接条件15に応じて溶接ロボット30の溶接条件15を調整する処理である。
操作端末10は、表示部13に溶接ロボット30の溶接条件15を表示する(S10)。その後、溶接が開始されたか否かを判断する(S11)。ここで、溶接が開始されたか否かの判断は、溶接ロボット30の操作端末10に溶接光18を検出する受光センサを設け、当該受光センサが溶接光18を検出したか否かによって行ってもよい。また、溶接が開始されたか否かの判断は、溶接ロボット30の操作端末10が、コントローラ20から溶接開始の情報を受信することにより行ってもよい。
溶接が開始されていないと判断した場合(S11:NO)、表示部13に溶接条件15を表示し続け(S10)、再度、溶接が開始されたか否かの判断を行う(S11)。
溶接が開始されたと判断した場合(S11:YES)、遮光板14による遮光を開始する(S12)。その後、コントローラ20から溶接に関する実測値16を取得し、表示部13に表示する(S13)。
次に、入力部が溶接条件15の入力を受け付けたか否かを判断する(S14)。入力部が溶接条件15の入力を受け付けた場合(S14:YES)、入力された溶接条件15の内容に従って溶接ロボット30の溶接条件15を調整する(S15)。溶接条件15の調整を行った後、溶接ロボット30による溶接が終了したか否かを判断する(S16)。ここで、溶接が終了したか否かの判断は、溶接開始の判断と同様に、受光センサを操作端末10に設けて溶接光18を検出することにより行ってもよいし、コントローラ20から溶接終了の情報を受信することにより行ってもよい。
操作端末10の入力部が溶接条件15の入力を受け付けていないと判断した場合は(S14:NO)、溶接条件15の調整(S15)を行うことなく、溶接が終了したか否かの判断が行われる(S16)。
溶接ロボット30による溶接が終了していないと判断した場合には(S16:NO)、再度、入力部が溶接条件15の入力を受け付けたか否かの判断を行う(S14)。
一方、溶接ロボット30による溶接が終了したと判断した場合には(S16:YES)、遮光板14による遮光を終了する(S17)。以上により、溶接ロボット30の操作端末10による処理が終了する。
本実施形態に係る溶接ロボット30の操作端末10及び溶接ロボットシステム100によれば、操作端末10が備える遮光板14により溶接光18が遮られるため、作業者は操作端末10を通してアークの状態を確認することができる。また、操作端末10には、溶接条件15を表示する表示部13と、溶接条件15の入力を受け付ける入力部と、が設けられている。そのため、作業者は、アークの状態と溶接条件15を同時に確認しつつ、入力部を介して溶接条件15の設定を行うことができる。
本実施形態に係る溶接ロボット30の操作端末10によれば、遮光板14の透過率は、溶接時か否かに応じて自動で変化するため、作業者が遮光板14の透過率を調整する必要がなく、溶接作業の効率が向上する。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10…操作端末、11…表示領域、12…タッチパネル、13…表示部、14…遮光板、15…溶接条件、16…実測値、17…物理ボタン、18…溶接光、20…コントローラ、30…溶接ロボット、31…溶接トーチ、40…溶接電源、100…溶接ロボットシステム

Claims (3)

  1. 溶接ロボットの溶接条件を表示する表示面を有し、前記表示面の一方側から入射した可視光の少なくとも一部を前記表示面の他方側に透過する表示部と、
    前記溶接ロボットの溶接条件の入力を受け付ける入力部と、
    前記表示部に重なるように位置し、溶接光の一部を遮る遮光板と、
    を備え
    前記入力部は、タッチパネルを含み、
    前記表示部は、前記遮光板と前記タッチパネルに挟まれるように設けられている、
    溶接ロボットの操作端末。
  2. 前記遮光板は、溶接光の入射の有無に応じて透過率が変化するように構成されており、
    前記透過率は、溶接光が入射しない場合よりも、溶接光が入射する場合に低くなる、
    請求項1に記載の溶接ロボットの操作端末。
  3. 溶接を行う溶接ロボットと、
    前記溶接ロボットの溶接条件を表示する表示面を有し、前記表示面の一方側から入射した可視光の少なくとも一部を前記表示面の他方側に透過する表示部、前記溶接ロボットの溶接条件の入力を受け付ける入力部及び前記表示部に重なるように位置し、溶接光の一部を遮る遮光板を有する溶接ロボットの操作端末と、
    を備える溶接ロボットシステム。
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