JP6937591B2 - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置における外光反射の低減技術に関するものである。
表示装置の新しい表示方式として、有機EL素子を用いた表示方式が注目されている。有機EL表示装置では、2次元状に配置された有機EL画素がそれぞれ独立して発光するため、コントラスト比を高めることができる。また、角度依存性を有する液晶等の材料を用いないため視野角特性に優れる。
一般的な有機EL表示装置では、有機ELパネル内部のTFT(薄膜トランジスタ素子)や回路配線により反射される外光を低減するための円偏光板が表示面の側に設けられている。例えば、特許文献1には、位相差フィルムを有する円偏光板を用いて外光反射を低減する技術が記載されており、特に、広角からの外光反射を低減するための、位相差フィルムの厚さ方向の位相差条件について記載されている。
特開2012−226996号公報 特開平5−273602号公報 特開平11−160538号公報
しかしながら、特許文献1に記載された円偏光板を用いることで、外光反射を低減することはできるものの、円偏光板内の偏光層によって、有機EL素子が発する光の概ね60%近くが吸収されてしてしまう。この結果、表示の明るさが低下してしまうという課題があった。そこで本発明は、外光反射を抑えつつ、明るい表示が得られる表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、発光層を有する基板と、基板の表示面の側に配置された円偏光板及び位相差層と、を備え、位相差層は、光吸収率の大きい軸方向が表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む表示装置が提供される。
また、本発明の別観点によれば、基板に発光層を形成するステップと、光吸収率の大きい軸方向が垂直配向した二色性色素を含む位相差層を、基板の表示面の側に形成するステップと、円偏光板を、基板の表示面の側に配置するステップと、を有する表示装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、外光反射を抑えつつ、明るい表示が得られる表示装置及びその製造方法を提供することができる。
第1実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る表示装置に用いた二色性色素の二色性を説明するための図である。 第1実施形態に係る表示装置の表示面を斜めから見たときの直線偏光層の偏光能を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る表示装置に用いた二色性色素の光透過特性を示す図である。 第1実施形態に係る表示装置における位相差層の膜厚方向の位相差と視野角特性との関係を示す図である。 第1実施形態に係る表示装置の視野角特性を示す図である。 第2実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る表示装置におけるλ/4層の分散特性を示す図である。 第2実施形態に係る表示装置の視野角特性を示す図である。 第3実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。 第3実施形態に係る表示装置の視野角特性を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、各図において同一、又は相当する機能を有するものは、同一符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る表示装置について、図1〜図6を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。本実施形態の表示装置は、円偏光板1、基板2a、2b、及び有機EL素子3を備えて構成される。なお、以下の説明では、有機EL素子を用いた表示装置を想定するが、本実施形態の表示装置は、独立して発光し得る発光層33を有していればよく、例えば有機EL素子の代わりに半導体LEDを用いた表示装置であってもよい。
有機EL素子3は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極31(Anode)、正孔輸送層32(HTL)、白色の発光層33(EL)、電子輸送層34(ETL)、及び金属電極35(Cathode)を有している。ここで、正孔輸送層32(HTL)は、正孔注入層(HIL)等を含み、電子輸送層34(ETL)は、電子注入層(EIL)等を含んでいる。金属電極35としては、例えばMgAgやAl等を主材料とする金属が用いられ得る。
基板2a、2bは、有機EL素子3の両面に貼り合わされて、発光層33を水分や酸素等から保護している。基板2a、2bのうち、基板2bは、接着層4を介して有機EL素子3と貼り合わされている。基板2a、2bとしては、典型的にはガラス基板が用いられるが、ポリイミドなどのフレキシブル基材であってもよい。表示面の側の基板2aには、発光素子を駆動するための、不図示の薄膜トランジスタ素子(TFT)、発光素子の陰極、その他回路配線等が存在する。表示面の側の基板2aと有機EL素子3との間には、R(赤)/G(緑)/B(青)の3原色からなるカラーフィルタ5が設けられている。
円偏光板1は、有機EL素子3の表示面の側に配置されて外光反射を低減する。円偏光板1は、直線偏光層11、λ/4層12、及び位相差層13を有している。直線偏光層11は、表示面から入射した光を直線偏光させる。λ/4層12は、直線偏光層11と組み合わされることで、表示面の側の正面から入射して有機EL素子3内の透明電極31や金属電極35等の回路配線により反射される外光を低減する。また、位相差層13は、直線偏光層11及びλ/4層12と組み合わされることで、表示面の側の広角から入射して有機EL素子3内の回路配線等により反射される外光を低減する。
円偏光板1の位相差層13としては、例えば膜厚方向に位相差を示すC−plateが用いられる。膜厚方向に位相差を示すC−plateについては、例えば特許文献1に、C−plateを用いて表示面の側の広角から入射する外光反射を吸収する方法について記載されているので、ここでは詳しい説明は省略する。
従来の表示装置では、外光反射を効果的に吸収するために、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を99%以上としていた。ここで、直線偏光層11の偏光度Pは、2つの偏光層をその吸収軸が互いに平行になるように重ね合わせ時の透過率をT//とし、2つの偏光層をその吸収軸が互いに垂直になるように重ね合わせた時の透過率をTとするとき、下式(1)で表される。
Figure 0006937591
この結果、前述のように、表示装置の発光層33が発する光の概ね60%が、直線偏光層11によって吸収されてしまっていた。このように、従来の表示装置の構成では、円偏光板1による外光反射の吸収能力と、表示装置の明るさとを両立することが困難であった。すなわち、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を上げて、円偏光板1による外光反射の吸収能力を高めると、表示装置の表示が暗くなってしまう。反対に、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を下げて、表示装置の表示を明るくすると、円偏光板1による外光反射の吸収能力が低下してしまう。
そこで、本実施形態では、外光反射の中でも特に目立つ広角からの外光反射を優先して抑えつつ、明るい表示を得ることを考える。このために、本実施形態の円偏光板1の位相差層13は、図1に示すように、広角からの外光を吸収するための二色性色素を含んでいる。
具体的には、本実施形態の表示装置は、表示面に対して垂直配向した高分子液晶を含むC−plateを、円偏光板1の位相差層13として用いている。位相差層13内の高分子液晶には、二色性色素が約2.0重量%添加されており、二色性色素の光吸収率の大きい軸方向が高分子液晶に沿って垂直配向している。本実施形態の表示装置では、このような表示装置の表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層13を有することで、広角からの外光反射を吸収することができる。
また、円偏光板1の位相差層13が広角からの外光反射を吸収するので、代わりに、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を下げて、表示装置の表示を明るくすることができる。例えば、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を97.9%にまで下げると、正面発光の透過率は43.2%まで向上する。
表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層13が、広角からの外光反射を吸収する仕組みについて、図2を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る表示装置に用いた二色性色素の二色性を説明するための図である。図2(a)は、二色性色素をその長軸方向(以下、「正面」という)から見たときの、二色性色素の吸収率楕円体の見かけの形状を示している。一方、図2(b)は、二色性色素をその長軸に対して角度を有する方向(以下、「広角」という)から見たときの、二色性色素の吸収率楕円体の見かけの形状を示している。
図2(a)に示すように、二色性色素を正面から見た場合には、吸収率楕円体は概ね円形状で等方的であるが、図2(b)に示すように、二色性色素を広角から見た場合には、吸収率楕円体に異方性が生じる。二色性色素は、その長軸方向と短軸方向とで分子の光吸収率が異なるため、図2(b)に示すように、二色性色素の広角から入射した光は大きく吸収するが、図2(a)に示すように、正面から入射した光は殆ど吸収しない。すなわち、二色性色素は異方性(二色性)を示すことになる。したがって、表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層13を円偏光板1に有することで、広角からの外光反射を吸収することができる。
また、円偏光板1の直線偏光層11は、広角から入射する光に対して偏光能が低下するという性質を有している。したがって、表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層13を有することで、広角から入射する外光に対する直線偏光層11の偏光能の低下を補完することもできる。
図3は、第1実施形態に係る表示装置の表示面を斜めから見たときの直線偏光層11の偏光能7a〜7dを模式的に示す図である。以下の説明では、表示装置の表示面を正面から見たときに、直線偏光層11の偏光軸(吸収軸)7が、図3の中央に示すように左右方向を向いているものと仮定する。図3の上下左右には、直線偏光層11を上下左右の斜め方向から見たときの、直線偏光層11の偏光能7a〜7dをそれぞれ模式的に示している。
直線偏光層11を斜め上や斜め下から見たときは、偏光能7a、7bに示すように、直線偏光層11の偏光能に変化は生じない。一方、直線偏光層11を斜め左や斜め右から見たときは、偏光能7c、7dに示すように、直線偏光層11の偏光能は低下する。したがって、表示装置の表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層13を有することで、広角から入射する外光に対する直線偏光層11の偏光能の低下を補完することができる。
図4は、第1実施形態に係る表示装置に用いた二色性色素の光透過特性T1、T2を示す図である。光透過特性T1は、二色性色素の長軸と平行な方向に偏光した光を、本実施形態の二色性色素に照射したときの光透過率の実測値を示している。一方、光透過特性T2は、二色性色素の長軸と垂直な方向に偏光した光を、本実施形態の二色性色素に照射したときの光透過率の実測値を示している。
図4に示す光透過特性T1、T2は、次の方法により測定した。まず、高分子液晶(ネマティック液晶E7)中に、2.0重量%の濃度で二色性色素を添加して平行配向セル(セルギャップ2.0μm)を作製した。そして、この平行配向セルに1枚の直線偏光板(G1220Du、日東電工製)を重ねたときの分光スペクトルを測定した。
図4に示すように、本実施形態の表示装置に用いた二色性色素は、分子の長軸と平行な方向に偏光した光に対する光透過率が概ね10%であるのに対し、分子の長軸と垂直な方向に偏光した光に対する光透過率が概ね30%であった。すなわち、本実施形態の二色性色素は、長軸方向に偏光した光を相対的に大きく吸収し、短軸方向に偏光した光を相対的に小さく吸収する異方性(二色性)を示すことが分かる。
また、本実施形態の表示装置に用いた二色性色素は、図4に示すように、可視光領域における光を概ね均一に吸収する。このようなNeutral Colorの特性を有する位相差層13は、可視光領域における吸収波長が異なる二色性色素を少なくとも2種類以上混合させることによって得られる。例えば、特許文献2の[化9]に示す材料を少なくとも2種類以上混合すればよい。或いは、特許文献3の[図4]に示す材料を少なくとも2種類以上混合してもよい。
また、二色性色素の分子の長軸方向を、位相差層13の面に対して垂直に配向させるためには、二色性色素を添加した高分子液晶(液晶ポリマー)を、例えば垂直配向性ポリイミド等を用いて垂直配向させればよい。高分子液晶としては、例えば、特許文献2の[化1]〜[化4]に示す材料を用いることができる。或いは、特許文献3の[図3]に示す材料を用いてもよい。
また、本実施形態では、表示面の広角からの外光反射がより低減されるように、円偏光板1の位相差層13に含まれる高分子液晶の膜厚方向の(波長589nmにおける)位相差Rthを、Rth=−50nmとした。ここで、位相差Rthは、位相差層13の膜厚d、位相差層13の膜厚方向zの屈折率n、膜厚方向zと直交する方向x、yの屈折率n、n、を用いて下式(2)で表される。
Rth={(n+n)/2−n}×d (2)
図5は、第1実施形態に係る表示装置における位相差層13の膜厚方向の位相差Rthと視野角特性との関係を示す図である。図5には、位相差層13の位相差Rthを、−100nm≦Rth≦−5nmの範囲で20通りに変化させた場合の、外光反射の視野角特性の実測値を示している。図5では、位相差層13の位相差Rthを−65nm≦Rth≦−30nmとした場合に、表示装置の外光反射が全視野角において3%未満に低減された。また、位相差層13の位相差Rthを、Rth=−50nmとした場合に、表示装置の外光反射の視野角特性が最も向上した。そこで、本実施形態では、円偏光板1の位相差層13に含まれる高分子液晶の膜厚方向の位相差Rthを、Rth=−50nmとした。
次に、本実施形態の位相差層13の製造方法の一例を説明する。まず、所定の高分子液晶の溶剤に、2.0重量%の濃度で二色性色素を添加して溶解し、高分子液晶層を形成するための溶液を調整する。次に、トリアセチルセルロースやノルボルネン系フィルム等の等方的で位相差のないフィルムに対して、垂直配向性ポリイミドの配向膜を成膜し、位相差層13のベースフィルムを得る。
続いて、垂直配向性ポリイミドの配向膜が形成されたベースフィルムに対して、調整した溶液をコーティングし、高分子液晶及び二色性色素を含むコーティング膜を形成する。その後、高分子液晶及び二色性色素を含むコーティング膜に対して、所定波長の紫外光を照射してコーティング膜を硬化させる。この結果、高分子液晶の分子がベースフィルムに対して垂直に配向すると共に、二色性色素の分子がベースフィルムに対して垂直に配向する。
なお、上述の方法は、本実施形態に係る位相差層13の製造方法の一例であって、二色性色素をベースフィルムに対して垂直に配向させることが可能な方法であれば、上述の方法以外の製造方法を用いてもよい。例えば、垂直配向性ポリイミド等を用いる代わりに、自発的に垂直配向性を示す高分子液晶を用いてもよい。
図6は、第1実施形態に係る表示装置における外光反射の視野角特性のシミュレーション結果を示す図である。図6の実施例1は、本実施形態の表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性を示している。また、図6の比較例1〜4は、本実施形態とは異なる表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性を比較例として示している。図6では、λ/4層12の面内位相差値R0を137nmとした。また、λ/4層12の波長分散Δn(450nm)/Δn(589nm)を1.01(正分散)とした。
比較例1、2は、位相差層13を有しない表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性である。比較例1、2のうち、比較例1では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を99.9%と高くし、比較例2では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を97.9%と低くした。比較例1、2は、円偏光板1の位相差層13を有しないために、広角からの外光反射が大きくなってしまっている。
比較例3、4は、二色性色素が含まれない位相差層13を有する表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性である。比較例3、4のうち、比較例3では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を99.9%と高くし、比較例4では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を97.9%と低くした。位相差層13の位相差Rthは、共にRth=−50nmとした。
比較例3、4は、円偏光板1の位相差層13を有することによって、比較例1、2と比較して、広角からの外光反射が低減されている。しかし、比較例3は、外光反射の視野角特性に優れるが、正面透過率で大きく劣っている。一方、比較例4は、正面透過率に優れるが、外光反射の視野角特性で大きく劣っている。すなわち、二色性色素が含まれない位相差層13を用いた構成では、円偏光板1による外光反射の吸収能力と表示装置の明るさとが両立されないことが分かる。
実施例1は、二色性色素が2.0重量%含まれた位相差層13を有する表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性である。実施例1では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を97.9%と低くした。位相差層13の位相差Rthは、Rth=−50nmとした。
実施例1では、どの比較例1〜4よりも、外光反射の視野角特性が向上していることが分かる。また、実施例1の正面透過率は、比較例4より若干劣るものの概ね比較例4と同じ水準を維持していることが分かる。すなわち、実施例1では、表示装置の表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層13を有することによって、円偏光板1による外光反射の吸収能力と、表示装置の明るさとが両立されていることが分かる。
以上のように、本実施形態の表示装置は、発光層を有する基板の表示面の側に配置された円偏光板を備え、円偏光板の位相差層は、光吸収率の大きい軸方向が表示面に対して垂直配向した二色性色素を含んでいる。また、円偏光板は、直線偏光層、λ/4層、及び位相差層を有し、位相差層が、直線偏光層及びλ/4層よりも基板の側に配置されている。このような構成によれば、発光層が出射する光については殆ど吸収されることなく、広角からの外光反射のみを低減することができる。すなわち、広角からの外光反射を抑えつつ、明るい表示が得られる表示装置及びその製造方法を提供することができる。
また、本実施形態では、円偏光板の直線偏光層の偏光度を98%以下とすることで、明るい表示が得られる。また、位相差層が、膜厚方向に−65nmから−30nmの位相差を有することで、外光反射の視野角特性を更に向上させることができる。
本実施形態の円偏光板1は、直線偏光層11、λ/4層12、及び位相差層13の全てを有していることが望ましいが、このような構成に限定されない。本実施形態の円偏光板1は、少なくとも位相差層13を有していればよい。例えば、後の第3実施形態で説明するように、本実施形態の位相差層13に相当する層が、円偏光板1の外部に独立して配置された構成であっても、外光反射の視野角特性は低下するものの、概ね同様の効果を得ることができる。
また、表示装置の表示面には、更にアンチリフレクション(AR)処理を施してもよい。アンチリフレクション処理によって、表示最表面の外光反射をより抑えることができる。アンチリフレクション処理は屈折率の異なる材料を積層した構造であり、コーティングや真空蒸着で形成することができる。
また、本実施形態の表示装置に用いた二色性色素は、長軸方向に偏光した光を相対的に大きく吸収し、短軸方向に偏光した光を相対的に小さく吸収する性質を有するものとしたが、これに限定されない。二色性色素は、光吸収係数が異なる少なくとも2つの軸を有していればよく、例えば、長軸方向に偏光した光を相対的に小さく吸収し、短軸方向に偏光した光を相対的に大きく吸収するものであってもよい。
また、以上の説明では、高分子液晶中に、二色性色素を2.0重量%の濃度で添加したが、高分子液晶中に添加する二色性色素の濃度は少なくとも2.0重量%以上であればよい。但し、高分子液晶中の二色性色素の濃度を大きくし過ぎると液晶表示の明るさが減少する。
また、図1では、駆動用のTFT形成基板側にEL発光を取り出すボトムエミッション構造としたが、TFT形成基板と反対側にEL発光を取り出すトップエミッション構造であっても同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る表示装置について、図7〜図9を用いて説明する。図7は、第2実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。本実施形態では、円偏光板1のλ/4層12bが、逆分散の波長分散を有している点が先の第1実施形態と異なっている。その他については先の第1実施形態と同じであるため説明は省略する。
図8は、第2実施形態に係る表示装置におけるλ/4層12bの分散特性を示す図である。先の第1実施形態では、λ/4層12の波長分散Δn(450nm)/Δn(589nm)を、分散特性D1に示すように、1.01(正分散)とした。これに対し、本実施形態では、λ/4層12bの波長分散Δn(450nm)/Δn(589nm)を、分散特性D2に示すように、0.75(逆分散)とする。λ/4層12bの逆分散性によって、光の波長が長くなるとそれに伴い位相差も大きくなるので、可視光(380−780nm)の全波長領域において概ね円偏光を実現することができる。
図9は、第2実施形態に係る表示装置における外光反射の視野角特性のシミュレーション結果を示す図である。図9の実施例2は、本実施形態の表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性を示している。比較例4及び実施例1については、先の第1実施形態の図6に示したものと同じである。図9では、λ/4層12bの面内位相差値R0を137nmとした。
比較例4及び実施例1は、λ/4層12の波長分散Δn(450nm)/Δn(589nm)を1.01(正分散)として測定した外光反射の視野角特性である。比較例4及び実施例1のうち、比較例4は、位相差層13に二色性色素が含まれていない構成で測定し、実施例1は、位相差層13に二色性色素が含まれる構成で測定した。
一方、実施例2は、λ/4層12bの波長分散Δn(450nm)/Δn(589nm)を、0.75(逆分散)として測定した外光反射の視野角特性である。実施例2では、比較例4及び実施例1と比較して、外光反射の視野角特性が向上していることが分かる。すなわち、円偏光板1のλ/4層12bの波長分散を逆分散とすることで、外光反射の視野角特性をより向上させることができる。
以上のように、本実施形態の円偏光板は、λ/4層が逆分散の波長分散を有している。これにより、第1実施形態と同様の効果に加えて、更に、外光反射の視野角特性を向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る表示装置について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、第3実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。本実施形態では、円偏光板1に位相差層13を設けずに、代わりに、位相差層6を円偏光板1よりも表示面の側に配置している点が先の第1実施形態と主に異なっている。また、白色の発光層33の代わりに、赤色発光層(R)、緑色発光層(G)、青色発光層(B)の各3原色の発光層33(EL)をそれぞれ設けている点が第1実施形態と異なっている。これに伴いカラーフィルタ5は取り除かれている。その他については先の第1実施形態と同じであるため説明は省略する。
図11は、第3実施形態に係る表示装置における外光反射の視野角特性のシミュレーション結果を示す図である。図11の実施例3は、本実施形態の表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性を示している。また、図11の比較例5、6は、本実施形態とは異なる表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性を比較例として示している。図11では、λ/4層12の面内位相差値R0を137nmとした。また、λ/4層12の波長分散Δn(450nm)/Δn(589nm)を1.01(正分散)とした。
比較例5、6は、表示面側の位相差層6を有しない表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性である。比較例5、6のうち、比較例5では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を99.9%と高くし、比較例6では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を97.9%と低くした。比較例5、6は、表示面側の位相差層6を有しないために、広角からの外光反射が大きくなってしまっている。
一方、実施例3は、二色性色素が2.0重量%含まれた位相差層6を有する表示装置を用いて測定した外光反射の視野角特性である。実施例3では、円偏光板1の直線偏光層11の偏光度を97.9%と低くした。
実施例3では、比較例5、6よりも、外光反射の視野角特性が向上していることが分かる。また、実施例3の正面透過率は、比較例6より若干劣るものの概ね比較例6と同じ水準を維持していることが分かる。すなわち、実施例3では、表示装置の表示面に対して垂直配向した二色性色素を含む位相差層6を有することによって、外光反射の吸収能力と、表示装置の明るさとが両立されていることが分かる。但し、実施例3では、位相差Rthが最適化されたC−plateを円偏光板1に有さないため、先の第1実施形態の実施例1と比較すると、外光反射の視野角特性は悪くなっているが、それでも、概ね先の第1実施形態と同様の効果が得られていることが分かる。
以上のように、本実施形態の表示装置は、発光層を有する基板の表示面の側に配置された円偏光板及び位相差層を備え、位相差層は、光吸収率の大きい軸方向が表示面に対して垂直配向した二色性色素を含んでいる。また、位相差層は、円偏光板よりも表示面の側に配置されている。このような構成によっても、外光反射の視野角特性は第1実施形態と比べて低下するものの、概ね第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上の説明では、円偏光板1が位相差層13を有さない構成としたが、円偏光板1に、膜厚方向に位相差を示すC−plate等の位相差層13を配置してもよい。更に、第1実施形態と本実施形態とを組み合わせて、円偏光板1の内部と表示面の側の両方に、二色性色素が垂直に配向している位相差層6、13を配置する構成としてもよい。この場合でも同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上述の各実施形態は、組み合わせて適用することも可能である。
1 :円偏光板
2a、2b :基板
3 :有機EL素子
4 :接着層
5 :カラーフィルタ
6 :位相差層
11 :直線偏光層
12 :λ/4層
13 :位相差層
31 :透明電極
32 :正孔輸送層(HTL/HIL)
33 :発光層(EL)
34 :電子輸送層(ETL/EIL)
35 :金属電極

Claims (10)

  1. 第1の表面の上に白色発光層を有する基板と、
    前記基板の第2の表面である前記基板の表示面のに配置された円偏光板と
    前記円偏光板よりも前記表示面の側に配置された位相差層と、
    前記白色発光層と前記基板との間に配置されたカラーフィルタと、
    を備え、
    前記位相差層は、光吸収率の大きい軸方向が表示面に対して垂直配向した複数の種類の二色性色素を含み、
    前記複数の種類の二色性色素のそれぞれは、可視光領域において互いに異なる吸収波長を有する
    表示装置。
  2. 前記発光層は有機EL素子であり、
    前記基板は、前記有機EL素子を駆動するための金属電極を有する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記円偏光板は、直線偏光層、及びλ/4層を
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記直線偏光層の偏光度が98%以下である
    請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記λ/4層は、逆分散の波長分散を有する
    請求項3又は4に記載の表示装置。
  6. 前記位相差層は、膜厚方向に−65nmから−30nmの位相差を有する
    請求項3から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記位相差層は前記表示面に対して垂直配向した高分子液晶を含み、前記二色性色素は前記高分子液晶に添加されている
    請求項1からのいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記高分子液晶に添加された前記二色性色素の濃度が2.0重量%以上である
    請求項に記載の表示装置。
  9. 基板の第1の表面にカラーフィルタを形成するステップと、
    前記カラーフィルタ白色発光層を形成するステップと、
    光吸収率の大きい軸方向が垂直配向した複数の種類の二色性色素を含む位相差層を、前記基板の第2の表面である前記基板の表示面の側に形成するステップと、
    前記位相差層上に円偏光板を形成するステップと、
    を有し、
    前記複数の種類の二色性色素のそれぞれは、可視光領域において互いに異なる吸収波長を有する表示装置の製造方法。
  10. 前記位相差層を形成するステップは、
    垂直配向性ポリイミドの配向膜をベースフィルムに形成するステップと、
    前記二色性色素を添加した高分子液晶の溶液を前記配向膜にコーティングして、前記ベースフィルムにコーティング膜を形成するステップと、
    前記コーティング膜に紫外光を照射して前記コーティング膜を硬化させるステップと、
    を有する請求項に記載の表示装置の製造方法。
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